JP2006145755A - レンズ位置確認チャート、標識位置検出方法、及び標識位置検出プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 単一のチャートを用いてカメラのピント位置及び焦点距離の初期調整を行う。
【解決手段】 レンズ位置確認チャートは模様51及び標識52を有する。標識52は第2方向D2に平行な直線を有する。レンズ位置確認チャートを撮影する。レンズ位置確認チャートを撮影した画像から標識52が写ると考えられる大体の範囲を第1抽出領域S1として抜出す。第1抽出領域の列毎の平均輝度を求める。求めた平均輝度の中の最大値MXBを検出する。最大の平均輝度MXBに基づいて第1閾値PB1を求める。第1方向D1に沿った両方の外側から中央に向かって最初に第1閾値PB1を超える平均輝度の列dα、dβを検出する。dαとdβの列によって挟まれる列の中で平均輝度が最小となる列dγを検出する。dγに基づいて焦点距離のズレを測定する。
【選択図】 図10
【解決手段】 レンズ位置確認チャートは模様51及び標識52を有する。標識52は第2方向D2に平行な直線を有する。レンズ位置確認チャートを撮影する。レンズ位置確認チャートを撮影した画像から標識52が写ると考えられる大体の範囲を第1抽出領域S1として抜出す。第1抽出領域の列毎の平均輝度を求める。求めた平均輝度の中の最大値MXBを検出する。最大の平均輝度MXBに基づいて第1閾値PB1を求める。第1方向D1に沿った両方の外側から中央に向かって最初に第1閾値PB1を超える平均輝度の列dα、dβを検出する。dαとdβの列によって挟まれる列の中で平均輝度が最小となる列dγを検出する。dγに基づいて焦点距離のズレを測定する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、撮影光学系を構成するレンズ群の位置の確認及び調整に用いるチャート及びチャートを用いた標識位置検出方法、標識位置検出プログラムに関する。
個々のレンズの加工誤差や組立て誤差の補正、及び全体の小型化を可能にする撮影光学系が従来知られている(特許文献1)。この撮影光学系は、それぞれ独立して駆動する変倍レンズ群とフォーカスレンズ群とによって構成される。所定のズーム段階とするために移動させる変倍レンズ群の位置が計算により求められる。
更に複数のズーム段階において、無限遠の被写体に合焦するフォーカスレンズ群の位置(無限遠ピント位置)、及び無限遠ピント位置を基準として被写体までの距離に応じて合焦させるフォーカスレンズ群の相対的位置が計算によって求められ、そのデータが予めROM等に格納される。
しかし、この撮影光学系は、加工誤差、組立て誤差、或いは温度変化等によって、変倍レンズ群或いはフォーカスレンズ群が設計位置からずれ、無限遠ピント位置のズレ及び所定のズーム段階にするための焦点距離の設計値からのズレが生じていた。
このようなレンズ群の位置の精度は、チャートによる無限遠ピント位置の精度、及び焦点距離の精度を介して、従来確認されていた。無限遠ピント位置の精度の確認のために用いられるチャートは、撮影するチャート画像のコントラストを測定するのに適するように形成されていた。一方、焦点距離の精度の確認のためのチャートは、被写体像の間隔を自動で測定するのに適するように形成されていた。
焦点距離の制度の確認のためのチャートを用いて、画像の中から2つの標識の場所を検出する方法について図18を用いて概略的に説明する。図18(a)は焦点距離の精度の確認のためのチャートの画像を示し、図18(b)は図18(a)の画像を縦に分割した列毎の平均輝度を示している。
画像を縦に分割した列毎に平均輝度を測定すると、標識52’、52’がある位置の平均輝度は他の列に比べて低くなる(符号M1、M2参照)。従って、平均輝度が最小となる位置を標識のある位置として検出することが可能である。
一方、無限遠ピント位置の精度の確認のためのコリメータをそのままチャートとカメラの間に置いて焦点距離の精度の確認を行う場合には、図19(a)に示すようにコリメータ鏡筒の内壁61が画像に写るため、前述の方法によると、平均輝度が最小となる位置は、内壁61がある位置として検出され、正確な標識の位置の検出が難しい(図19(b)参照)。
前述のように無限遠ピント位置精度確認のためのチャート、或いは焦点距離精度確認のためのチャートは、目的に適した形態であり、一体型のチャートにすることは難しかった。特に、焦点距離の精度の確認のための被写体像の間隔の測定のためには、間隔を測定する基準となる2つの標識の場所を画像から検出する必要があるが、輝度等により検出する場合、間隔を測定する基準となる標識以外の像が写る画像から標識の位置を検出することが難しかった。
特開平11−30740号公報
したがって、本発明では、無限遠ピント位置の精度及び焦点距離の精度の確認を同時に行うことを可能にする単一のチャートの提供、及び単一のチャートから無限遠ピント位置の精度の確認及び画像から間隔を測定する基準となる標識を検出する方法の提供を目的とする。
本発明のレンズ位置確認チャートは、撮影光学系の無限遠ピント位置確認のために輝度の異なる2色により形成される模様と、撮影光学系の焦点距離ズレ測定のために第1の方向に予め定める間隔に離して並べられる2つの標識とを同一の面である検定面上に備えることを特徴としている。
また、2色の一方が白色、他方が黒色であることが好ましい。更に、模様が検定面の中央に設けられることが好ましい。また、模様が中央の1点から放射状に延びる2色の線であることが好ましい。
また、標識は第1方向に略垂直な第2方向に延びる直線を有する十字型であることが好ましい。また、標識の周囲が標識の色と輝度の異なる色である標識下地色であることが好ましい。
また、標識下地色であって2つの標識を有する単一の領域が検定面において予め定められる位置である単一領域位置に設けられること、或いは標識下地色であって2つの標識の一方を有する第1領域と標識下地色であって2つの標識の他方を有する第2領域とが、模様を第1方向に沿って挟むように検定面において予め定められる位置である第1領域位置と第2領域位置に設けられることが好ましい。
また、本発明の標識位置検出方法は、撮影光学系に対して予め定められた位置にあるレンズ位置確認チャートの検定面を撮影する撮影ステップと、撮影ステップで撮影した検定面の画像の中から標識を有する領域としてレンズ位置確認チャートにおいて予め定められた位置に、画像において相当する位置を含む周辺の領域を抽出領域として抜出す抽出ステップと、抽出領域を第1方向に沿って分割した領域である列領域毎の平均輝度に基づいて2つの標識があるそれぞれの列領域を検出する位置検出ステップとを有することを特徴としている。
また、標識の色の輝度が標識下地色の輝度より小さい場合に位置検出ステップが、列領域毎の平均輝度の中から最大輝度を検出する輝度検出ステップと、最大輝度に応じて第1閾値を求める閾値算出ステップと、第1閾値を超える平均輝度である列領域の中から第1方向に沿った一方の方向に向けて最も外側の列領域である第1検出列と第1方向の一方と反対の方向に向けて最も外側の列領域である第2検出列とを検出する列検出ステップと、第1検出列と第2検出列とによって挟まれる列領域の中で平均輝度が最小となる列領域を標識がある列領域として認識して検出する認識ステップを有することが好ましい。
或いは、標識の色の輝度が標識下地色の輝度より大きい場合に位置検出ステップが、列領域毎の平均輝度の中から最小輝度を検出する輝度検出ステップと、最小輝度に応じて第2閾値を求める閾値算出ステップと、第2閾値を下回る平均輝度である列領域の中から第1方向に沿った一方の方向に向けて最も外側の列領域である第3検出列と第1方向の一方と反対の方向に向けて最も外側の列領域である第4検出列とを検出する列検出ステップと、第3検出列と第4検出列とによって挟まれる列領域の中で平均輝度が最大となる領域を標識がある列領域として認識して検出する認識ステップを有することが好ましい。
また、本発明の標識位置検出プログラムは、カメラに対して予め定められた位置にあるレンズ位置確認チャートの検定面を撮影するための撮影信号をカメラに出力する撮影ステップと、撮影ステップで撮影した検定面の画像の中から標識を有する領域としてレンズ位置確認チャートにおいて予め定められた位置に画像において略相当する一周辺の領域を抽出領域として抜出す抽出ステップと、抽出領域を構成する第1方向に略垂直な第2方向に沿った複数の列領域の平均輝度に基づいて2つの標識があるそれぞれの列領域を検出する位置検出ステップとをコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明によれば、単一のチャートによって無限遠ピント位置の精度及び焦点距離の精度の確認が可能となる。また、単一のチャートによって、無限遠ピント位置の精度、及び/或いは焦点距離の精度を向上させるためのレンズ群の位置の調整を行うことも可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートの斜視図である。
レンズ位置確認チャート50の一面である検定面Sには、無限遠ピント位置の確認又は調整のための模様51と、焦点距離ズレ測定用の標識52、52とが描かれる。模様51は検定面Sの中央に描かれ、模様51の左右には、それぞれ標識52、52が描かれる第1領域A1と第2領域A2とが設けられる。
模様51は、白色を地色として中央点Cから放射状に延びる黒色の直線53、53、53、…を描くことにより形成される。従って、模様51には、中央点Cから放射状に延びる複数の黒色の直線53、53、53、…と複数の白色の直線とが形成される。黒色の直線53、53、53、…は中央点Cから延びるにつれて線の幅が大きくなるように描かれる。
第1領域A1、第2領域A2は、模様51を左右(第1方向D1)に挟む予め定められた位置(第1領域位置、第2領域位置)に設けられる。第1領域A1及び第2領域A2の地色は白色であり、黒色の十字型の標識52がそれぞれの領域A1、A2に描かれる。標識52、52の十字型はそれぞれ、第1方向D1に平行な直線と第1方向D1に垂直な第2方向D2に平行な直線とによって形成される。十字型の交差する点C1と点C2との間隔により測定される標識52、52の間隔は、αmmに予め定められる。また、点C1と点C2は第1方向D1に沿って並ぶように描かれる。
次に第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートについて図2を用いて説明する。図2は本発明の第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートの斜視図である。なお、第2の実施形態はレンズ位置確認チャート500の検定面Sにおける模様と標識の配置が第1の実施形態と異なる。以下の説明で、第1の実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を付している。
検定面Sには、模様510と、標識520、520が描かれる単一の領域ASとが第2方向D2に沿って並べられる。単一の領域ASの検定面Sにおける位置(単一領域位置)は、所定の範囲に定められる。なお、模様510が下側である状態を正位置とする。
標識520、520は第1の実施形態と同様に、第2方向D2に平行な直線を有する十字型であって、互いに予め定められた間隔で第1方向に沿って並べられる。単一の領域ASの地色は白色であり、標識520、520は黒色で描かれる。
模様510の形状は、第1の実施形態と原則として同様に、模様510の描かれる領域の中央から放射状に延びる直線530、530、530、…によって描かれる。
以上のように、第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートによれば、後述するカメラの無限遠ピント位置調整と焦点距離ズレ調整をそれぞれ別のチャートを用いることなく行うことが可能である。
なお、第1、第2の実施形態において、模様を白色と黒色により描いているが、撮像した画像において1以外のコントラスト値を得られる2色、即ち輝度の異なる2色であればいずれの色であってもよい。また、第1の実施形態において、標識を黒色、第1、第2標識領域の地色を白色としているが、標識を白色、第1、第2領域が黒色であってもよく、輝度の異なる色であれば何色であってもよい。同様に第2の実施形態において、標識を白色、単一の領域を黒色としてもよく、輝度の異なる色であれば何色であってもよい。
また、第1、第2の実施形態において、標識は左右に並んでいるが、上下に並んでもよいし、何れの方向に並んであってもよい。予め定められるレンズ位置確認チャートにおける標識間の間隔に対して、後述するカメラの撮像面における2つの標識像の間の長さが各ズーム段階において計算されていればよい。
また、第1領域、第2領域、単一の領域の検定面における位置は、予め決められていれば、何れであってもよい。後述する標識位置検出時に、定められた位置に応じて画像から抜出す領域が設定されれば、本実施形態の効果が得られる。
また、検定面における模様が、第1実施形態において検定面の中央に、第2実施形態において検定面の下半分の中央に設けられているが、予め定められる位置に配置されていればよい。後述する無限遠ピント位置確認時に、定められた位置に応じて模様が写る範囲として抜出す領域を設定すればよい。
なお、第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートは、後述するように倍率の調節範囲の狭い撮影光学系のレンズ位置確認に用いられる。また、倍率の調節範囲の広い撮影光学系に対してテレ端及びワイド端のレンズ位置確認をする場合は、それぞれ別のレンズ位置確認チャートが用いられる。両者は、テレ端及びワイド端における画角により、標識の間隔及び模様の大きさが異なる。
なお、単一のレンズ位置確認チャートを用いて倍率の調節範囲の広い撮影光学系に対してテレ端及びワイド端の両方のレンズ位置確認を行う場合は、レンズ位置確認チャートに2組の標識が設けることが好ましい。例えば、第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートにおいて、前述の領域に描かれた標識を1組目の標識の組とし、模様51、510の下方に1組目の標識とは異なる間隔で2組目の標識が描かれる構成とすることが好ましい。
次に、第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いて、変倍レンズ群の位置の確認及び調整、及びフォーカスレンズ群の位置の確認と調整が行われるカメラの構成について説明する。
図3は、本発明の第1及び第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いて、本発明のレンズ位置の確認及び調整が行われるカメラの斜視図である。カメラ40は、撮影光学系10とカメラ本体20とによって構成される。撮影光学系10はカメラ本体20と着脱自在である。
カメラ本体20には、電源ボタン21、レリーズボタン22、ズームボタン23、モード切替ボタン24、及びLCDモニタ25が設けられる。電源ボタン21を押すことによりカメラ全体の動作のオン/オフが切替えられる。モード切替ボタン24の操作により、撮影モード、再生モード、或いは画像編集モードに切替えが可能である。
撮影モードにおいて被写体(図示せず)の撮影が可能であり、再生モードにおいて撮影した画像がLCDモニタ25に表示され、画像編集モードにおいてカメラの設定や画像の編集が可能である。
撮影モードにおいて、被写体像が撮影光学系10を介して撮像素子(図示せず)により受光される。撮像素子は例えばCCDである。ズームボタン23を操作することにより撮影する画像のズームアップ及びズームダウンが可能である。撮影者の操作により決定したズーム段で受光した被写体像がLCDモニタ25に表示される。レリーズボタン22を全押しすることによりレリーズ動作が実行される。
次にカメラの内部構成について、図4を用いて説明する。図4はカメラの内部構成を示すブロック図である。カメラ本体20は、撮像素子26、AFE27、DSP28、画像メモリ29、CPU30、第1ステッピングモータ31a、及び第2ステッピングモータ31bによって構成される。撮像素子26は、AFE27を介してDSP28に接続される。画像メモリ29とLCDモニタ25とが、DSP28に接続される。
撮影モードにおけるレリーズ動作の実行により、撮像素子26において画像信号が生成する。生成した画像信号は、AFE27及びDSP28においてA/D変換、ホワイトバランス等の所定の処理が行われ、1つの画像に対して1つの画像データに変換される。画像データは画像メモリ29に格納可能である。
CPU30は、DSP28、第1ステッピングモータ31a、第2ステッピングモータ31b、メインスイッチSw1、レリーズスイッチSw2、ズームスイッチSw3、及びモードスイッチSw4に接続される。カメラ40全体の動作はCPU30によって制御される。
電源ボタン21、レリーズボタン22、ズームボタン23、及びモード切替ボタン24のそれぞれの操作により、メインスイッチSw1、レリーズスイッチSw2、ズームスイッチSw3、及びモードスイッチSw4の切替えが行われる。
撮影光学系10は、変倍レンズ群11、フォーカスレンズ群12、レンズ情報メモリ13、第1レンズ位置調整機構14a、及び第2レンズ位置調整機構14bによって構成される。撮影光学系10をカメラ本体20に接続すると、変倍レンズ群11及びフォーカスレンズ群12が撮像素子26と光学的に接続され、レンズ情報メモリ13とCPU30とが電気的に接族され、第1ステッピングモータ31aと第1レンズ位置調整機構14aと、第2ステッピングモータ31bと第2レンズ位置調整機構14bとが機械的に接続される。
被写体像は変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12を通過して、撮像素子26の撮像面において結像する。変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12は、従来公知のヘリコイド機構やラック&ピニオン機構を備える第1レンズ位置調整機構14a、及び第2レンズ位置調整機構14bにより光軸に沿ってそれぞれ独立に移動自在に支持される。
変倍レンズ群11を光軸に沿って移動させることにより撮影光学系全体の焦点距離が調整され、被写体像のズームアップ、或いはズームダウンが実行される。フォーカスレンズ群12を光軸に沿って移動させることにより、被写体像の撮像面における合焦が実行される。
変倍レンズ群11の移動範囲内の任意の位置が設計上の基準位置として定められる。また、フォーカスレンズ群12の基準位置は、変倍レンズ群11の基準位置に対して無限遠の被写体像に合焦する位置に定められる。
変倍レンズ群11、及びフォーカスレンズ群12の基準位置には基準位置検出手段としてフォトセンサ(図示せず)が設けられる。変倍レンズ群11、及びフォーカスレンズ群12の位置はフォトセンサにより検出される基準位置からの第1、第2ステッピングモータ31a、31bのパルス数によって規定され、また測定される。レンズ情報メモリ13には、変倍レンズ群11及びフォーカスレンズ群12の初期の位置として基準位置に対する原点位置に相当する原点情報が格納される。
ズームには複数の段階、例えば10の段階が、画角を最大にするワイド端から、画角を最小にするテレ端まで設定される。これらの設定されるズーム段階毎に撮影光学系10全体の焦点距離が定められる。レンズ情報メモリ13には、撮影光学系10全体の焦点距離を定められた焦点距離にさせる変倍レンズ群11の原点位置からの設計上の距離に相当する第1位置情報も格納される。
第1位置情報は設計により計算された位置についての情報である。従って、実際の製品毎の加工誤差や組立て誤差等により、定められる焦点距離を実際に与える変倍レンズ群11の位置と第1位置情報に相当する位置との間にはズレ(焦点距離ズレ)が発生する。レンズ情報メモリ13には、焦点距離ズレを補正するための移動量に相当する第2位置情報も格納される。
第1位置情報はズーム段階毎に計算された位置に相当する情報であり、第2位置情報はワイド端、及びテレ端において実測された焦点位置ズレをそれぞれ補正するための情報である。
また、無限遠以外の被写体に合焦するためのフォーカスレンズ群12の位置は、無限遠の被写体に合焦するためのフォーカスレンズ群12の変倍レンズ群11に対する相対的位置を基準として被写体距離毎に計算によって求められており、第3位置情報としてレンズ情報メモリ13に格納される。
カメラ40の撮影モードにおいて、レンズ情報メモリ13に格納された第1〜第3位置情報が必要に応じてCPU30に読込まれる。レリーズボタン22を半押しにする時、測距センサ(図示せず)によって被写体までの距離が検出されると同時に第3位置情報がCPU30に読込まれ、測定された距離における被写体像を撮像面上で合焦させるフォーカスレンズ群12の変倍レンズ群11に対する相対的位置が、第3位置情報に基づいて求められる。
また、ズームボタン23を操作した場合は、原点情報、及び第1、第2位置情報がCPU30に読込まれ、ズーム段階毎に定められた焦点距離となるように変倍レンズ群11の位置が、原点情報、及び第1、第2位置情報に基づいて求められる。
更に詳細に説明すると、変倍レンズ群11の位置はテレ端以外の段階に設定された場合は原点情報、第1位置情報、及びワイド端における第2位置情報とに基づいて求められ、テレ端の段階に設定された場合は、原点情報、第1位置情報、及びテレ端における第2位置情報に基づいて求められる。
全ズーム段階においてそれぞれ焦点距離ズレは異なる。しかし、それぞれのズーム段階における焦点距離ズレはワイド端における焦点距離ズレと略等しく、それぞれのズーム段階においてワイド端における焦点距離ズレを用いて変倍レンズ群11の位置が求められる。このようにして求めた変倍レンズ群11の位置は、それぞれのズーム段階で定められた焦点距離を与える実際の位置に対して許容誤差の範囲内にある。ただし、テレ端は使用頻度が高いため、ワイド端における焦点距離ズレから更に微調整を行ったテレ端における焦点距離ズレを用いて変倍レンズ群11の位置が求められる。
フォーカスレンズ群12、或いは変倍レンズ群11の位置が求められると、CPU30により第1ステッピングモータ31a及び第2ステッピングモータ31bが駆動される。第1、第2ステッピングモータ31a、31bの駆動力はレンズ位置調整機構14a、14bを介してフォーカスレンズ群12、或いは変倍レンズ群11に伝達される。フォーカスレンズ群12、或いは変倍レンズ群11を、求められたそれぞれの位置に移動させるように、第1、第2ステッピングモータ31a、31bはCPU30により駆動される。
次に原点情報に相当する初期の変倍レンズ群11、及びフォーカスレンズ群12の位置、及び第2位置情報に相当する焦点距離ズレを求めてレンズ情報メモリ13に格納する方法について説明する。実際に組立てられた個々のカメラ40は所定の性能チェック、及び微調整が行われる。レンズ群11、12の原点位置、及び焦点距離ズレの算出とレンズ情報メモリ13への格納とは所定の微調整として行われる。
図5はレンズ群の原点位置と焦点距離ズレとの算出、及びレンズ情報メモリへの格納作業を説明するための図である。算出及び格納作業は、CPU30、及びDSP28にズームボタン23やモード切替ボタン24等の入力手段への入力よりにより所定の処理を行わせることにより実行される。或いは、算出及び格納作業はカメラ40に接続されるレンズ位置調整用のコンピュータ(図示せず)の操作によりを行われることも可能である。
カメラ40、レンズ位置確認チャート50、及びコリメータ60が所定の位置に配置される。カメラ40とレンズ位置確認チャート50との間の距離は予め定められる。レンズ位置確認チャート50はコリメータ60の焦点位置に配置される。コリメータ60は、カメラ40とレンズ位置確認チャート50とによって挟まれる。カメラ40の光軸LXと検定面Sの中心が大体重なるように配置される。
まず、原点位置の算出が行われる。原点位置の調整を行うことにより無限遠ピント位置の精度が高まり、その結果各ズーム段階における被写体に対する合焦の精度が高められる。このように原点位置の調整を先に行うことにより、後述する焦点距離ズレ補正のために撮影されるレンズ位置確認チャート50の標識52を正確に検出することが可能になる。
原点位置の算出は、後述する無限遠ピント位置確認によって求められるピントズレ測定方法を利用して行われる。CPU30により第1、第2ステッピングモータ31a、31bを駆動させて、変倍レンズ群11及びフォーカスレンズ群12が、カメラ40の組立て時の基準位置から、第1位置情報に基づいてワイド端に移動させられる。
この状態において、検定面S(図1、図2参照)が第1の画像として撮影される。第1の画像は画像メモリ29に一旦記憶される。次にCPU30により第1、第2ステッピングモータ31a、31bを駆動させて変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12を光軸LX方向に移動させた後、検定面Sが第2の画像として撮影される。第2の画像は、第1の画像と同様に画像メモリ29に一旦記憶される。
次に画像メモリ29に記憶された第1の画像と第2の画像から、模様51の画像が含まれる範囲がそれぞれ第1画像抽出領域、第2画像抽出領域として抜出される。第1、第2の画像において模様51の画像が含まれる範囲は、ズームの段階、レンズ位置確認チャートにおける模様の位置、及びカメラ40とレンズ位置確認チャート50との予め定められた間隔に基づいて設定され、レンズ情報メモリ13に記憶されている。
図6に示すように、第1、第2の画像Pは、x行y列のマトリックス状に配列された画素PXの集合により形成され、それぞれの画素PX毎のデータが画像メモリ29に記憶される。第1の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートにおける模様51の位置、ワイド端のズーム段階、及び予め定めた間隔でカメラとレンズ位置確認チャートを撮影した場合において、a1行〜ak行、b1列〜bL列の画素に囲まれる領域である画像抽出領域(符号SC参照)が第1画像抽出領域、及び第2画像抽出領域として抜出される。
同様にして、第3の画像、第4の画像、…と複数の画像が撮影され、それぞれの画像において第3画像抽出領域、第4画像抽出領域、…が抜出される。次にそれぞれの画像抽出領域(第1画像抽出領域、第2画像抽出領域、第3画像抽出領域、第4画像抽出領域、…)のコントラスト値が求められる。
求められた複数のコントラスト値の中からコントラストのピーク、即ち最大のコントラスト値である画像を撮影したレンズ群11、12の位置が無限遠ピント位置と認識される。無限遠ピント位置と第1情報に基づくワイド端におけるレンズ群11、12の位置との差がピントズレ量として算出される。なお、コントラストのピーク検出のために撮影される画像が多いほど無限遠ピンと位置を正確に求められるが、少なくとも2以上の画像を撮影することが求められる。
このようなピントズレ測定方法によれば、検定面にピントズレ測定のための模様以外の形状が描かれている場合であっても、正確にピントズレ量を検出することが可能になる。なお、第1の画像の撮影後、レンズ群11、12を移動させて第2の画像を撮影したが、レンズ群11、12を移動させずにレンズ位置確認チャート50を光軸方向に移動させて、第2の画像を撮影してもよい。
レンズ位置確認チャート50を移動させる場合は、最大のコントラスト値である画像を撮影したレンズ位置確認チャートの位置と、第1の画像を撮影した時のレンズ位置確認チャートの位置とに基づいて、ピントズレ量が算出される。何れにせよ第1画像抽出領域と第2画像抽出領域とに基づいてピントズレ量が求められる。
なお、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いる場合は、第1、第2画像抽出領域として抜出す画像の範囲は、画像を第2方向D2に沿って2分割した下側部分の中央近辺、例えばam行〜an行、b1列〜bL列に囲まれる画素の範囲(符号SC参照)にすればよい(図7参照)。また、第1、第2の実施形態以外の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いる場合は、予め模様が描かれる位置をレンズ情報メモリ13に記憶させ、撮影される画像において描かれる模様が略含まれる範囲を第1、第2画像抽出領域として抜出す構成にすればよい。
なお、前述のピントズレ測定方法において、第1の画像と第2の画像が撮影されて画像メモリ29に記憶させた後に、第1、第2画像抽出領域が抜出されるが、撮影された第1の画像から第1画像抽出領域が抜出されて画像メモリ29に記憶され、その後に撮影された第2の画像から第2画像抽出領域が抜出されて画像メモリ29に記憶される構成であってもよい。
前述のピントズレ測定方法によりワイド端において無限遠の被写体像を撮像面において結像させる無限遠合焦位置に対するピントズレ量が第1ズレ量として計算される。
次に第1ズレ量の分だけ、変倍レンズ群11、及びフォーカスレンズ群12を基準位置から移動させ仮の原点位置とする。さらに第1位置情報に基づいて、変倍レンズ群11を最小倍率となるテレ端側に移動させる。また、第3位置情報と変倍レンズ群11の位置に基づきフォーカスレンズ群12を移動させる。
この状態において、再び前述のピントズレ測定方法によりテレ端における実際の無限遠合焦位置に対する第2ズレ量が計算される。
次に第1、第2ズレ量に応じて、変倍レンズ群11、及びフォーカスレンズ群12を仮の原点位置を調整して最終原点位置が求められる。求められた最終原点位置に相当する位置情報が原点情報としてレンズ情報メモリ13に格納される。
次に焦点距離ズレの算出が行われる。予め定められる標識52、52の間隔に基づいて、コリメータ60を通して組立誤差や加工誤差等が無いカメラで撮影した場合の撮像面に写る標識の間隔が計算され、レンズ情報メモリ13に記憶されている。レンズ位置確認チャート50における標識52、52の所定の間隔αmmから、ワイド端に変倍レンズ群がある場合の撮像面における標識52、52の写像の間隔βmmが、テレ端に変倍レンズ群11がある場合の撮像面における標識52、52の写像の間隔γmmが予め算出される(図8参照)。
前述の原点位置調整において求められた最終原点位置に相当する原点情報と第1位置情報とに基づいて、CPU30により第1、第2ステッピングモータ31a、31bを駆動させて変倍レンズ群11をワイド端に移動させる。また、フォーカスレンズ群12も無限遠の被写体像を合焦させるように変倍レンズ群11に対して相対的な位置を維持するように移動させる。
次に標識52、52の間隔の測定が行われる。標識52、52の間隔の測定は、撮影された画像における標識52、52それぞれの位置の検出が行われ、検出された標識52、52の位置に基づいて間隔が測定される。
撮影された画像における標識52、52それぞれの位置の検出は、本発明の一実施形態を適用した標識位置検出方法により行われる。図9〜図11を用いて本発明の一実施形態を適用した標識位置検出方法について説明する。
まず、変倍レンズ群11をワイド端に移動させた状態において検定面Sが撮影される。撮影された画像から、レンズ位置確認チャート50における第1領域位置、及び第2領域位置に、画像において相当する範囲が、抽出領域として抜出される。レンズ位置確認チャート50における第1領域位置、第2領域位置に、画像において相当する範囲を、それぞれ第1抽出領域S1、第2抽出領域S2とする。
第1、第2抽出領域S1、S2は、ズームの段階、レンズ位置確認チャート50における第1領域位置、第2領域位置、及びカメラ40とレンズ位置確認チャート50との予め定められた間隔によって定められており、レンズ情報メモリ13に記憶されている。
第1の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いる場合は、前述の第1或いは第2画像抽出領域SCを第1方向D1に沿って挟む範囲であるc1行〜co行、d1列〜dp列の画素によって囲まれる領域が第1抽出領域S1として、c1行〜co行、e1列〜ep列の画素によって囲まれる領域が第2抽出領域S2として抜出される(図9参照)。
次に図10を用いて、第1抽出領域S1から標識52の位置を検出する方法について説明する。なお、第2抽出領域S2からの標識52の位置の検出も同様に行われる。図10は、第1抽出領域S1に写る画像(図10(a))と、各列における平均輝度(図10(b))の関係を示す図である。なお、図10(b)に示された平均輝度は、図10(a)の画像の対応する列毎の平均輝度を示すものである。
なお、図10(a)に示す第1抽出領域S1の画像には、模様51、標識52、コリメータ60の鏡筒の内壁61が含まれる。
c1行〜co行、d1列〜dp列の画素を第1方向D1に沿って画素毎の列(列領域)に分割して、各列の画素の輝度の平均値が算出される。即ち、d1列に含まれる画素(c1、d1)〜(co、d1)の輝度の平均値が平均輝度として算出される。同様にd2列に含まれる画素(c1、d2)〜(co、d2)の平均輝度、…、dp列に含まれる画素(c1、dp)〜(co、dp)の平均輝度がそれぞれ算出される。
次に、算出された各列の平均輝度の最大値が検出される(図10(b)MXB参照)。検出された最大の平均輝度(最大輝度)に0.9を乗じることにより第1閾値(PB1参照)が求められる。次に第1方向D1に沿った両側、即ちd1列及びdp列から中央に向かって、始めて第1閾値を超える平均輝度である列がそれぞれ検出される。
図10(b)において、第1方向D1に沿ってd1列から平均輝度を検出すると、dα列(第1検出列)の平均輝度が始めて第1閾値を超える。また第1方向D1に沿ってdo列から平均輝度を検出すると、dβ列(第2検出列)の平均輝度が始めて第1閾値を超える。従って、dα、dβ列が第1閾値を超える列として検出される。
次に検出されたそれぞれの列の間に挟まれる列の中から平均輝度が最小となる列が検出される。図10(b)では、dα列〜dβ列の間の列の中で、平均輝度が最低となるdγ列が検出される。dγ列が標識52のある列として認識される。同様に第2抽出領域においても標識52のある列が認識される。
第1抽出領域S1で検出された標識52の列と第2抽出領域S2で検出された標識52の列との間隔が画素数として検出される。隣合う画素間の距離に基づいて、画素数として検出される標識52、52の間隔は長さに変換されて測定される。
また、本実施形態の標識位置検出方法の変形例について図11を用いて説明する。なお、本変形例において、使用するレンズ位置確認チャートに描かれる標識が白色、標識の周囲が黒色であり、列領域毎の平均輝度に基づいて標識の位置を検出する点が本実施形態と異なっている。
レンズ位置確認チャートを撮影して、抽出領域を構成する画素の各列の平均輝度を求めるところまでは、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態においては、各列の平均輝度が算出された次に、平均輝度の最小値が検出される(MNB’参照)。検出された最小の平均輝度(最小輝度)に2を乗じることにより第2閾値(PB2参照)が求められる。次に第1方向D1に沿った両側、即ちd1列及びdp列から中央に向かって、初めて第2閾値を下回る平均輝度である列がそれぞれ検出される。
第1方向D1に沿ってd1列から平均輝度を検出すると、dα’列(第3検出列)の平均輝度が始めて第2閾値を下回る。また第1方向に沿ってdn列から平均輝度を検出すると、dβ’列(第4検出列)の平均輝度が始めて第2閾値を下回る。従って、dα’、dβ’列が第2閾値を下回る列として検出される。次にdα’列〜dβ’列の間に挟まれる列の中で、平均輝度が最大となるdγ’列が検出される。dγ’列が標識52のある列として認識される。
以上のように本実施形態を適用した標識位置検出方法によれば、標識のみが描かれるチャートでなく、標識以外の模様等が描かれたチャートを用いる場合であっても、正確に標識の位置を検出可能となる。従って、第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートのみを用いて、無限遠ピント位置確認と焦点距離確認を行うことが可能である。
また、標識52、52を確実に抽出するために第1抽出領域S1の範囲を広くするとコリメータの鏡筒の内壁61(図10参照)が第1抽出領域S1に含まれるが、このような場合であっても確実に標識の位置を検出することが可能である。
さらに、標識以外の像となる模様を含むレンズ位置確認チャートがわずかに傾いた状態であっても、標識の位置を正確に検出することが可能となる。単に画像全体の列毎の輝度平均の中から最小輝度を検出する場合、図12に示すように標識の位置の列dγ、dγ以外の列dfの平均輝度が最小輝度となることがあり、正確な標識の位置の検出が難しい。しかし、第1、第2の実施形態を適用した標識位置検出方法によれば、レンズ位置確認チャートが傾いた場合であっても標識の位置を正確に検出することが可能である。
また、前述した本実施形態の標識位置検出方法では、第1の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いたが、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いても、同様の効果が得られる。第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートを用いた場合は、レンズ位置確認チャート50における単一領域位置に、画像において相当する範囲が、抽出領域として抜出される。
なお、本実施形態の標識位置検出方法において、第1閾値、第2閾値を求めるのに、最大輝度に0.9を乗じ、最小輝度に2を乗じたが、他の方法によって求めてもよい。抽出領域に含まれると考えられる画像から標識周辺を抜出すのに適当な方法によって定めることが好ましい。
次に検出された間隔と計算上の間隔βmmとのズレに基づいて、ワイド端における焦点距離ズレが算出される。ワイド端における焦点距離ズレを補正するための移動量に相当する第2位置情報がレンズ情報メモリ13に格納される。
次に原点情報、第1位置情報、及びワイド端における焦点距離ズレに相当する第2位置情報に基づいて変倍レンズ群11をテレ端に移動させる。また、フォーカスレンズ群12も同様に無限遠の被写体像を合焦させるように変倍レンズ群11に対して相対的な位置に移動させる。
変倍レンズ群11をテレ端に移動させた状態においてレンズ位置確認チャート50上に描かれた標識52、52が撮影される。ワイド端における作業と同様にして、標識52、52の中心の間隔が検出される。この検出された間隔と計算上の間隔γmmとのズレに基づいてワイド端における焦点距離ズレを微調整することにより、テレ端における焦点距離ズレが算出される。算出されたテレ端における焦点距離ズレを補正するための移動量に相当する第2位置情報がレンズ情報メモリ13に格納される。
前述のピントズレ測定方法、及び本発明の一実施形態を適用した標識位置検出方法を利用した焦点距離ズレ算出方法を、撮影光学系の変倍レンズ群、及びフォーカスレンズ群の位置の調整に用いたが、単に組立てられた撮影光学系の組立て精度を確認するために用いてもよい。なお、変倍レンズ群、及びフォーカスレンズ群の位置調整においてもレンズ群の位置を確認した上で調整が行われており、本発明の第1、第2の実施形態を適用したレンズ位置確認チャートをレンズ位置調整に使用することが可能である。
なお、上述の焦点距離ズレの算出方法は、倍率の調節範囲の狭い撮影光学系に適用される。倍率の調節範囲の広い撮影光学系のワイド端及びテレ端の両方におけるレンズ位置確認は、前述のようにワイド端における確認のためのレンズ位置確認チャート、及びテレ端における確認のためのレンズ位置確認チャートが用いられる。
または、2組の標識が設けられるレンズ位置確認チャートを用い、ワイド端の焦点距離ズレの算出は一方の組の標識の間隔に基づいて行い、テレ端の焦点距離ズレの算出は他方の組の標識の間隔に基づいて行うことも可能である。
なお、2組の標識が設けられるレンズ位置確認チャートを用いる場合は、ワイド端における焦点距離ズレ算出のための標識の抽出領域(ワイド抽出領域)と、テレ端における焦点距離ズレ算出のための標識の抽出領域(テレ抽出領域)が別々に作業用メモリに格納される。それぞれの焦点距離ズレの時にそれぞれの抽出領域に基づいて標識の位置が検出される。
次に、上述のカメラにおける撮影の際のズーミングと合焦、及びレンズ群の位置についての初期調整の処理について図13〜図17を用いて説明する。
図13はカメラのCPU30、及びDSP28において行われるレンズ群位置調整、或いは初期調整処理を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS100ではカメラ40のモードがテストモードであるか否かについて確認される。
カメラ40がテストモードでない場合は、ステップS101に進み、撮像素子26に受光した被写体像をLCDモニタ25に表示する。次にステップS102において、ズームボタン23による操作が行われているか、レリーズボタン22が半押しされているかについて確認する。
レリーズボタン22が半押しされている場合はステップS103に進み、合焦の処理を行う。即ち、ステップS103において、CPU30は変倍レンズ群11の位置、第3位置情報、及び測距センサにより検出された被写体までの距離に基づきフォーカスレンズ群12の変倍レンズ群11に対する相対的位置を求め、求めた位置にフォーカスレンズ群12を移動させる。その後、ステップS105に進む。
ステップS102において、ズームボタン23による操作が行われている場合はステップS104に進み、ズーム段階の切替えを行う。ズームボタン23の操作により、テレ端以外の段階に設定入力された場合は、第1位置情報とワイド端における第2位置情報とに基づいて、変倍レンズ群11の位置を求め、求めた位置に変倍レンズ群11を移動させ、同時にフォーカスレンズ群12を変倍レンズ群11に対する相対的位置が維持されるように移動させる。
テレ端の段階に設定された場合は第1位置情報とテレ端における第2位置情報とに基づいて、変倍レンズ群11の位置を求め、求めた位置に変倍レンズ群11を移動させ、同時にフォーカスレンズ群12を変倍レンズ群11に対する相対的位置が維持されるように移動させる。ズーム段階切替えのためのレンズ群11、12の移動が終わるとステップS105に進む。
ステップS105においては、レリーズボタン22が全押しされるか否か確認される。全押しされない場合はステップS101に戻り、全押しされるまでステップS101〜ステップS105の処理を繰返す。レリーズボタン23が全押しされる場合はステップS106に進み、撮影動作を実行して、終了する。
一方、ステップS100において、テストモードである場合はステップS107に進む。ステップS107において、カメラ40に設定される所定の設定値を初期化する。その後ステップS200に進み、後述するピント調整を行う。
ステップS200においてピント調整を行った後にステップS300に進み、後述する焦点距離の調整を行う。ステップS300において焦点距離の調整終了後ステップS108に進み、ステップS200、及びステップS300において求められた調整値をレンズ情報メモリ13に格納して、終了する。
ステップS200におけるピント調整について図14を用いて説明する。ステップS107の終了後、ステップS201に進み、第1位置情報に基づいて変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12とを基準位置を原点としてワイド端に移動させる。
次にステップS210においてレンズ位置確認チャート50を用いて、第1位置情報に基づくワイド端のレンズ群の位置とワイド端における無限遠の被写体像を合焦させる位置との差である第1ズレ量を求め、更にステップS202において第1ズレ量をレンズ情報メモリ13に記憶する。
その後ステップS203に進み、変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12とを第1位置情報に基づいて、テレ端に移動させる。次にステップS220において、第一位置情報に基づくテレ端のレンズ群の位置とテレ端における無限遠の被写体像を合焦させる位置との差である第2ズレ量を求め、更にステップS204において第2ズレ量をレンズ情報メモリ13に記憶する。
次のステップS205では、基準位置、及び作業用メモリに格納された第1ズレ量と第2ズレ量とに基づいて基準位置に対して最終原点位置を演算して、算出された最終原点位置をレンズ情報メモリ13に記憶させる。その後ステップS206に進み、ステップS201〜ステップS205の処理が1回目であるか否か確認する。
1回目である場合は、ステップS201に戻り、再びステップS201〜ステップS206の処理を繰返す。ただし、ステップS201では、基準位置の代わりにステップS205において求めた最終原点位置を原点として変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12をワイド端に移動させる。ステップS206において、ステップS201〜ステップS205の処理が1回目でない場合は、ピント調整の処理を終了してステップS300に進む。
ステップS210において行われる処理について図15(a)を用いて詳細に説明する。前述のステップS201終了後、ステップS211に進み、第1位置情報に基づくワイド端におけるレンズ群11、12の位置で第1の画像を撮影し、第1の画像のデータを画像メモリ29に格納する。
次にステップS212において、レンズ群11、12を光軸方向に移動させるように第1、第2ステッピングモータ31a、31bを駆動する。その後、ステップS213では、レンズ群11、12を移動させた状態で第2の画像を撮影して、第2の画像のデータを画像メモリ29に格納する。
第2の画像のデータの格納後、ステップS214に進み、第1、第2の画像から第1画像抽出領域、第2画像抽出領域を抜出して、ステップS215に進む。ステップS215では、第1、第2画像抽出領域それぞれのコントラスト値を算出し、いずれのコントラスト値が大きいか比較する。
次のステップS216においては、コントラスト値の比較によって無限遠ピント位置の判断を行う。更にステップS217に進み、無限遠ピント位置と第1の画像を撮影した時のレンズ群の位置との差を求めることによりピントズレを検出する。ステップS217の終了後ピントズレ測定の処理を終了して、ステップS202に戻る。なお、ステップS220において行うピントズレ測定の処理も同様に行う(図15(b)参照)。
ステップS300における焦点距離の調整について図16を用いて説明する。ステップS206の処理の終了後、ステップS301において、変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12とを第1位置情報に基づいてワイド端に移動させる。ここで、ワイド端に移動させる基準となる原点位置はステップS205において記憶された最終原点位置である。
次のステップS310では、後述する標識間の距離測定の処理を行う。次のステップS302では測定された直線の間隔とレンズ情報メモリ13に記憶されたワイド端における標識52、52の間隔とに基づいて、ワイド端における焦点距離ズレを求め、この焦点距離ズレを補正するための移動量をレンズ情報メモリ13に記憶する。また、焦点距離ズレを補正するように変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12とを移動させる。
なお、レンズ情報メモリ13には組立誤差や加工誤差がない場合の標識52、52のワイド端及びテレ端における間隔が予め記憶されている。ステップS302において、レンズ群11、12を移動させると、次にステップS303に進み、レンズ群11、12を第1位置情報とステップS302において求められたワイド端における焦点距離ズレとに基づいてテレ端に移動させる。
次のステップS320においては、ステップS310と同様の処理を行い、標識間の距離を測定する。ステップS304に進み、ステップS302と同様にして、テレ端における焦点距離ズレを求め、この焦点距離ズレを補正するための移動量をレンズ情報メモリ13に記憶する。また、テレ端における焦点距離ズレを補正するように変倍レンズ群11とフォーカスレンズ群12とを移動させる。
ステップS304の処理の次にステップS305に進み、ステップS301〜ステップS304の処理が1回目であるか否かを確認する。1回目である場合はステップS301に戻り、ステップS301〜ステップS305の処理を繰返す。1回目でない場合は、焦点距離調整の処理を終了して、ステップS108に戻る。
ステップS310において行われる処理について図17(a)を用いて詳細に説明する。ステップS301の終了後、ステップS311に進み、レンズ位置確認チャート50の検定面Sを撮影して、撮影した画像のデータを画像メモリ29に格納する。
次にステップS312において、撮影した画像のデータから第1領域位置、或いは第2領域位置に相当する抽出領域を抜出して、ステップS313に進む。ステップS313では、抽出領域を第1方向D1で分割した列毎の平均輝度を求める。
次のステップS314では、列毎に求められる平均輝度の中で最も大きな値を検出して、ステップS315に進む。ステップS315では、検出した最大の平均輝度に基づいて閾値を算出する。閾値の算出後、ステップS316において、抽出領域を構成する列の中で第1方向D1の両外側から始めに閾値を超える平均輝度の列を検出する。
次のステップS317では、検出された2つの列に挟まれる列の中で平均輝度が最小である列を標識52のある位置として検出する。ステップS317の処理の後、ステップS318において、2つの標識52、52の位置の検出を行っているか否か判断する。2つの標識に対して位置の検出を行っていない場合は、ステップS312に戻り、他方の標識の位置を検出するためにステップS312〜ステップS317の処理を繰返す。ステップS318において、2つの標識の位置を検出している場合は、ステップS319に進み、検出した2つの標識の位置に基づいて、標識の長さを測定する。
ステップS319の処理の終了後、標識の幅の測定の全処理を終了してステップS302に戻る。なお、ステップS320の処理は、ステップS310の処理とまったく同様の処理を行う(図17(b)参照)。
以上のように、カメラの初期処理調整に、本発明の一実施形態である標識位置検出プログラムを記録媒体に格納し、パーソナルコンピュータに読込ませて、カメラの初期処理調整用コンピュータとして機能させることにより、本発明の一実施形態である標識位置検出方法を容易に実行することが可能になる。
50、500 レンズ位置確認チャート
51、510 模様
52、520 標識
A1、A2 第1、第2領域
AS 単一の領域
MXB 最大の平均輝度
MNB’ 最小の平均輝度
PB1、PB2 第1、第2閾値
S1、S2 第1、第2抽出領域
SC 画像抽出領域
51、510 模様
52、520 標識
A1、A2 第1、第2領域
AS 単一の領域
MXB 最大の平均輝度
MNB’ 最小の平均輝度
PB1、PB2 第1、第2閾値
S1、S2 第1、第2抽出領域
SC 画像抽出領域
Claims (13)
- 撮影光学系の無限遠ピント位置確認のために輝度の異なる2色により形成される模様と、前記撮影光学系の焦点距離ズレ測定のために第1の方向に予め定める間隔に離して並べられる2つの標識とを同一の面である検定面上に備えることを特徴とするレンズ位置確認チャート。
- 前記2色の一方が白色、他方が黒色であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記模様が前記検定面の中央に設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記模様が前記模様の中央の1点から放射状に延びる前記2色の線であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記標識が前記第1方向に略垂直な第2方向に延びる直線を有する十字型であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記標識の周囲が、前記標識の色と輝度の異なる色である標識下地色であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記標識下地色であって前記2つの標識を有する単一の領域が、前記検定面において予め定められる位置である単一領域位置に設けられることを特徴とする請求項6に記載のレンズ位置確認チャート。
- 前記標識下地色であって前記2つの標識の一方を有する第1領域と、前記標識下地色であって前記2つの標識の他方を有する第2領域とが、前記模様を前記第1方向に沿って挟むように、前記検定面において予め定められる位置である第1領域位置と第2領域位置に設けられることを特徴とする請求項6に記載のレンズ位置確認チャート。
- 撮影光学系に対して予め定められた位置にある、請求項7或いは請求項8に記載のレンズ位置確認チャートの前記検定面を撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影した前記検定面の画像の中から、前記標識を有する領域として前記レンズ位置確認チャートにおいて予め定められた位置に、前記画像において相当する位置を含む周辺の領域を抽出領域として抜出す抽出ステップと、
前記抽出領域を、前記第1方向に沿って分割した領域である列領域毎の平均輝度に基づいて、前記2つの標識があるそれぞれの列領域を検出する位置検出ステップとを有する
ことを特徴とする標識位置検出方法。 - 前記標識の色の輝度が前記標識下地色の輝度より小さい場合に、前記位置検出ステップが、
前記列領域毎の平均輝度の中から最大輝度を検出する輝度検出ステップと、
前記最大輝度に応じて、第1閾値を求める閾値算出ステップと、
前記第1閾値を超える平均輝度である列領域の中から、前記第1方向に沿った一方の方向に向けて最も外側の列領域である第1検出列と、前記第1方向の一方と反対の方向に向けて最も外側の列領域である第2検出列とを検出する列検出ステップと、
前記第1検出列と前記第2検出列とによって挟まれる列領域の中で平均輝度が最小となる列領域を前記標識がある列領域として認識して検出する認識ステップを有する
ことを特徴とする請求項9に記載の標識位置検出方法。 - 前記標識の色の輝度が前記標識下地色の輝度より大きい場合に、前記位置検出ステップが、
前記列領域毎の平均輝度の中から最小輝度を検出する輝度検出ステップと、
前記最小輝度に応じて、第2閾値を求める閾値算出ステップと、
前記第2閾値を下回る平均輝度である列領域の中から、前記第1方向に沿った一方の方向に向けて最も外側の列領域である第3検出列と、前記第1方向の一方と反対の方向に向けて最も外側の列領域である第4検出列とを検出する列検出ステップと、
前記第3検出列と前記第4検出列とによって挟まれる列領域の中で平均輝度が最大となる領域を前記標識がある列領域として認識して検出する認識ステップを有する
ことを特徴とする請求項9に記載の標識位置検出方法。 - 前記標識が、前記第1方向に略垂直な第2方向に延びる直線を有することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の標識位置検出方法。
- カメラに対して予め定められた位置にある、請求項7或いは請求項8に記載のレンズ位置確認チャートの前記検定面を撮影するための撮影信号を前記カメラに出力する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影した前記検定面の画像の中から前記標識を有する領域として前記レンズ位置確認チャートにおいて予め定められた位置に、前記画像において略相当する位置周辺の領域を抽出領域として抜出す抽出ステップと、
前記抽出領域を構成する、前記第1方向に略垂直な第2方向に沿った複数の列領域の平均輝度に基づいて、前記2つの標識があるそれぞれの列領域を検出する位置検出ステップとをコンピュータに実行させる
ことを特徴とする標識位置検出プログラム。
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