JP2006145732A - 選択現像防止方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 特定の粒度のトナーから優先消費される現象である選択現像を防止する。
【解決装置】 複数の現像剤担持体を用い、各現像剤担持体と像担持体により形成される現像領域における現像電界を異ならせて現像を行う。
【選択図】 図2
【解決装置】 複数の現像剤担持体を用い、各現像剤担持体と像担持体により形成される現像領域における現像電界を異ならせて現像を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は電子写真法により画像を形成する技術、特に、選択現像を防止する技術に関する。
電子写真法では、感光体や誘電体等の像担持体上に静電潜像を形成し、トナーを用いた現像により像担持体上にトナー像を形成し、転写体に転写することが行われる。
現像工程においては、帯電したトナー粒子が静電気力により像担持体に引きつけられ、付着してトナー像が形成されるが、現像工程においてトナーを構成している粒子のうちの特定の粒度のものが現像において優先消費され、その結果として現像装置内のトナーの性質が変化するという選択現像の問題がある。選択現像により、カブリ、細線の再現性の低下、中間調画像のガサツキ、最高濃度の低下等の画質低下が発生するようになる。
このために、選択現像に対する対策が従来から研究されてきた。
特許文献1〜9では主としてトナー粒子を調整することにより選択現像を防止している。その主たる手段は重合トナーを用いるものである。重合トナーは粒度分布が狭く、選択現像を発生し難くしている。
特許文献10では、磁気ブラシを形成するマグネトロールにおける現像磁極の磁束密度及び該磁極の角度を適切に設定することにより選択現像を防止している。
特許文献11には、2本の現像ローラを用いて、現像及びクリーニングを行う画像形成装置が開示されている。
特開平5−88416号公報
特開平5−94054号公報
特開平6−348057号公報
特開2000−147835号公報
特開2001−5208号公報
特開2002−304010号公報
特開2002−304014号公報
特開2002−304015号公報
特開2003−345136号公報
特開平5−88407号公報
特開2000−338782号公報
特許文献1〜9の手段では、トナーの粒度分布を狭くすることにより、選択現像がかなりの程度抑制されるが、限界がある。即ち、粒度分布を狭くした場合でも、粒度の幅の範囲内で選択現像が起こることは避けられない。
特許文献10の手段についても同様であり、マグネットロールの改良により改善出来る程度には限界がある。
特許文献11には2本の現像ローラを用いた現像装置が開示されているが、特許文献11はクリーニング性能の改良を目的としており、選択現像の防止に関しては、何ら示唆がない。本発明は、選択現像防止のための従来技術における問題を解決することを目的とする。
前記目的は、下記の(請求項)に記載した発明のいずれかにより達成される。
(請求項1)
a.像担持体上に静電潜像を形成し次に、
b.該像担持体に対して対向して配置された現像剤担持体を用いて前記静電潜像の現像を行って、トナー像を形成し次に、
c.該トナー像を転写体に転写し次に、
d.転写後の前記像担持体をクリーニングする、
前記a〜dからなる工程を繰り返すことにより、画像を形成する画像形成工程における選択現像防止方法において、
複数の前記現像剤担持体を用い、前記像担持体の移動方向に対して上流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E1と、前記像担持体の移動方向に対して下流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E2とがE1<E2を満たすように設定された現像電界で前記トナー像を現像することを特徴とする選択現像防止方法。
(請求項2)
上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の選択現像防止方法。
(請求項3)
上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の選択現像防止方法。
(請求項4)
前記現像電界E1は直流電源により形成され、前記現像電界E2は直流電源及び交流電源により形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
(請求項5)
前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
(請求項6)
像担持体、
該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、
静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像手段、
トナー像を転写体に転写する転写手段及び、
転写後の前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段を有し、
静電潜像形成、現像、転写及びクリーニングをこの順に行う画像形成工程を繰り返す画像形成装置において、
前記現像手段は、前記像担持体の移動方向に前後して配置された複数の現像剤担持体及び該複数の現像剤担持体のそれぞれに現像バイアスを印加する電源を有し、該電源は、上流側の前記現像剤担持体による現像電界E1が下流側の前記現像剤担持体による現像電界E2よりも低くなるように前記現像バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
(請求項7)
上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
(請求項8)
上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
(請求項9)
前記上流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源からなり、前記下流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源及び交流電源からなることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(請求項10)
前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(請求項1)
a.像担持体上に静電潜像を形成し次に、
b.該像担持体に対して対向して配置された現像剤担持体を用いて前記静電潜像の現像を行って、トナー像を形成し次に、
c.該トナー像を転写体に転写し次に、
d.転写後の前記像担持体をクリーニングする、
前記a〜dからなる工程を繰り返すことにより、画像を形成する画像形成工程における選択現像防止方法において、
複数の前記現像剤担持体を用い、前記像担持体の移動方向に対して上流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E1と、前記像担持体の移動方向に対して下流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E2とがE1<E2を満たすように設定された現像電界で前記トナー像を現像することを特徴とする選択現像防止方法。
(請求項2)
上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の選択現像防止方法。
(請求項3)
上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の選択現像防止方法。
(請求項4)
前記現像電界E1は直流電源により形成され、前記現像電界E2は直流電源及び交流電源により形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
(請求項5)
前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
(請求項6)
像担持体、
該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、
静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像手段、
トナー像を転写体に転写する転写手段及び、
転写後の前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段を有し、
静電潜像形成、現像、転写及びクリーニングをこの順に行う画像形成工程を繰り返す画像形成装置において、
前記現像手段は、前記像担持体の移動方向に前後して配置された複数の現像剤担持体及び該複数の現像剤担持体のそれぞれに現像バイアスを印加する電源を有し、該電源は、上流側の前記現像剤担持体による現像電界E1が下流側の前記現像剤担持体による現像電界E2よりも低くなるように前記現像バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
(請求項7)
上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
(請求項8)
上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
(請求項9)
前記上流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源からなり、前記下流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源及び交流電源からなることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(請求項10)
前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
請求項1〜10のいずれかの発明により、複数の現像剤担持体により行われる現像が、現像剤担持体毎に異なる流度の粒子が優先消費されるので、全体としてバランスのよい粒子消費のもとに現像が行われ、選択現像が良好に防止される。
その結果、選択現像により発生するカブリ、中間調画像におけるガサツキ、濃度の低下等が良好に防止され、高い画質の画像が形成される。
また、各現像剤担持体により形成される現像電界を個々に調整することが出来るので、現像条件を広い範囲で、しかも、微細に調整することが可能となり、高画質の画像を形成することが可能となる。
以下に図示の実施の形態を用いて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す図、図2は現像手段を示す図である。
<画像形成装置>
1は像担持体としてのドラム状の感光体、2は感光体1を一様に帯電する帯電手段、3は帯電された感光体1を像露光する露光手段、4は露光され静電潜像が形成された感光体1を現像してトナー像を形成する現像手段、5は感光体1上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する転写手段、6は感光体1をクリーニングするクリーニング手段、7は記録材P上のトナー像を定着する定着手段である。
<画像形成装置>
1は像担持体としてのドラム状の感光体、2は感光体1を一様に帯電する帯電手段、3は帯電された感光体1を像露光する露光手段、4は露光され静電潜像が形成された感光体1を現像してトナー像を形成する現像手段、5は感光体1上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する転写手段、6は感光体1をクリーニングするクリーニング手段、7は記録材P上のトナー像を定着する定着手段である。
感光体1が矢印で示すように、時計方向に回転し、帯電、露光及び現像により感光体1上にトナー像が形成され、像形成と同期して移動する転写体としての記録材Pにトナー像が転写され、転写されたトナー像が定着されて記録材P上に画像が形成される。像転写後の感光体1はクリーニング手段6によりクリーニングされる。
記録材Pはカセット又はトレイからなるシート収納部8から搬送される。転写手段5においてトナー像が転写された記録材Pは定着手段7を通過して定着処理され、排紙部9に排紙される。
<現像手段>
図2において、41、42は現像領域に現像剤を搬送し、現像領域において現像剤の層を支持する現像剤担持体としての現像スリーブであり、それぞれ矢印W2、W3で示すように回転して、現像領域において矢印W1で示すように回転する感光体1と同方向に移動する。43、44はそれぞれ現像スリーブ41、42内に固定配置されたマグネットロールであり、図示のように、N、S極を有する。45、46は現像剤を搬送する羽車であり、羽車としては種々の形態のものがあるが、たとえば、回転軸方向に平行に伸びた等角度間隔に設けられた複数枚の羽を有するものが用いられる。47は現像スリーブ41上の現像剤の量を規制するドクターブレードである。現像手段内は室A、Bに区画されており、室Aにトナー補給部(図示せず)からトナーが補給される。室A、Bにはトナー及びキャリアを主成分とする二成分現像剤が収容される。
<現像手段>
図2において、41、42は現像領域に現像剤を搬送し、現像領域において現像剤の層を支持する現像剤担持体としての現像スリーブであり、それぞれ矢印W2、W3で示すように回転して、現像領域において矢印W1で示すように回転する感光体1と同方向に移動する。43、44はそれぞれ現像スリーブ41、42内に固定配置されたマグネットロールであり、図示のように、N、S極を有する。45、46は現像剤を搬送する羽車であり、羽車としては種々の形態のものがあるが、たとえば、回転軸方向に平行に伸びた等角度間隔に設けられた複数枚の羽を有するものが用いられる。47は現像スリーブ41上の現像剤の量を規制するドクターブレードである。現像手段内は室A、Bに区画されており、室Aにトナー補給部(図示せず)からトナーが補給される。室A、Bにはトナー及びキャリアを主成分とする二成分現像剤が収容される。
現像に際しては、感光体1、現像スリーブ41、42及び羽車45、46がそれぞれ矢印W1〜W5で示すように回転して、現像が行われる。即ち、羽車45から現像スリーブ41に現像剤が供給され、ドクターブレード47により規制されて現像スリーブ41上に均一な厚さの現像剤層が形成される。
感光体1と現像スリーブ41とが対向する現像領域において、現像が行われた後に、現像スリーブ41上の現像剤は、対向するマグネットロール43のNI極とマグネットロール44のS2極との作用で、現像スリーブ42上に受け渡され、現像スリーブ42により搬送されて、感光体1と現像スリーブ42とが対向する現像領域において現像が行われる。
現像領域を通過した現像剤はN2極とN3極により形成される反発磁界の作用で、現像スリーブ42から離脱して室Bに落下する。室B内の現像剤はハウジング40の仕切40aに設けられた開口(図示せず)を通って室Aに環流する。
現像スリーブ41には、直流電源Edc1により又は直流電源Edc1び交流電源Eac1により、直流電圧からなる現像バイアス又は直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。なお、本実施の形態においては、負帯電トナーを用いた反転現像が行われ、直流電源Edc1は負の現像バイアスを印加する。
現像スリーブ42には、直流電源Edc2により又は直流電源Edc2及び交流電源Eac2により、直流電圧からなる現像バイアス又は直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。なお、直流電源Edc2も負の現像バイアスを印加する。
<選択現像の防止>
次に、図2及び図3を用いて選択現像の防止について説明する。図3は現像電界を説明する図である。
<選択現像の防止>
次に、図2及び図3を用いて選択現像の防止について説明する。図3は現像電界を説明する図である。
現像電界は像担持体Kの表面電位V1と 現像剤担持体Mの表面電位V2との差を像担持体Kと現像剤担持体Mとの最近接距離Lで除したもの、即ち、(V1−V2)/Lである。現像電界の大小に応じて、像担持体Kに付着するトナーの量が変化し、像担持体Kの表面電位、即ち、露光により減衰度の異なる位置に異なる量のトナーが付着して現像が行われる。
一方選択現像の観点で行った実験によれば、高い現像電界の元では、小粒径トナーが優先消費されて、像担持体Kに付着し、低い現像電界の元では、大粒径トナーが優先消費されて像担持体Kに付着することが分かっている。
本発明においては、上流側の現像剤担持体により低現像電界下で現像を行い、下流側の現像剤担持体により高現像電界下で現像を行うことにより、幅を持った粒度分布のトナーを用いた現像における選択現像を防止した。
このような手段により、幅を持った粒度分布のトナーが小粒径粒子から大粒径粒子までバランスよく消費されるので、選択現像が良好に防止され、カブリ、中間調画像のガサツキ、濃度低下等の画質低下が良好に防止される。また、複数の現像剤担持体に現像バイアスを印加する電源を個々に調整することにより、現像条件が広い範囲に亘って、微細に調整され、各現像剤担持体に常に最適の現像バイアスを印加することが可能となり、高画質の画像形成が可能となる。
現像電界は、直流電源により形成される場合には、直流電圧を最近接距離で除したものであり、直流電源及び交流電源により現像電界が形成される場合には、直流電圧の絶対値+交流電圧の波高値を最近接距離で除したものである。
複数の現像剤担持体の各々において優先消費されるトナー粒子を異ならせるという意味では、上流の現像剤担持体により高現像電界下で現像を行い、下流の現像剤担持体で低現像電解したで現像を行っても良いが、この場合、高現像電界下の現像により影響を受けたトナー層を用いて低現像電界下で現像を行うと十分な選択現像防止効果を得ることが困難になる。
図2の実施の形態においては、直流電源Edc1の電圧Vdc1、交流電源Eac1の波高値Vac1、直流電源Edc2の電圧Vdc2及び交流電源Eac2の波高値Vac2が次の条件を満たすように設定される。
E1=(│Vdc1│+Vac1/2)/L1<E2=(│Vdc2│+Vac2/2)/L2
L1は感光体1と現像スリーブ41との最近接距離、L2は感光体1と現像スリーブ42との最近接距離である。
E1=(│Vdc1│+Vac1/2)/L1<E2=(│Vdc2│+Vac2/2)/L2
L1は感光体1と現像スリーブ41との最近接距離、L2は感光体1と現像スリーブ42との最近接距離である。
前記式から明らかなように、現像バイアスの直流成分電圧Vdc、交流成分の波高値Vac及び最近接距離Lの少なくともいずれかを制御することにより、前記式を満足する条件を設定することができる。なお、Vac1、Vac2の少なくともいずれか一方を0とする、即ち、交流電圧を印加しない実施の形態も可能である。
また、最近接距離Lを制御する選択現像防止においては、上流側の現像スリーブ41による現像を非接触現像により行い、下流側の現像スリーブ42による現像を接触現像により行うことができる。
図4は現像手段の他の例を示す図である。
本例では、2本の現像スリーブ41、42を用いて現像が行われるが、現像スリーブ41は矢印W2のように反時計方向に回転し、現像領域において感光体1と同方向に移動して現像が行われるが、現像スリーブ42は矢印W3’で示すように時計方向に回転し、現像領域において、感光体1と反対方向に移動して現像が行われる。現像手段4は仕切40a、40bにより室A、B、Cに区画される。室Aに羽車45A、室Bに羽車45Bが、室Cに羽車45Cがそれぞれ配置され現像剤を搬送する。
羽車45A、45B、45Cがそれぞれ図示のように回転して、現像剤は羽車45Aから現像スリーブ41に、羽車45Cから現像スリーブ42にそれぞれ供給されて現像が行われる。現像後の現像剤は、室Bに落下した後、仕切A、40Bに設けられた穴(図示せず)を通って室A、Cに環流する。
現像に際しては、直流電源Edc1、Edc2及び交流電源Eac1、Eac2により
、電界条件、E1=(│Vdc1│+Vac1/2)/L1<E2=(│Vdc2│+Vac2/2)/L2
を満たす現像バイアスが印加される。
、電界条件、E1=(│Vdc1│+Vac1/2)/L1<E2=(│Vdc2│+Vac2/2)/L2
を満たす現像バイアスが印加される。
図1、2に示す画像形成装置を用い、次の共通条件及び表1に示す条件で画像を形成し、2000枚の画像形成を行い画質を評価した。
<共通条件>
現像剤:体積平均粒径6.5μmの負帯電トナー及び体積平均粒径35μmのフェライトキャリア
現像バイアス:Vdc=−400V
帯電電位(未露光部電位):−550V
露光部電位:−100V
なお、表1におけるカブリはH−rite濃度計を用いて、紙との相対濃度測定により得られた結果であり、画像濃度はH−rite濃度計を用いて、ベタ画像の濃度を測定した結果である。
<共通条件>
現像剤:体積平均粒径6.5μmの負帯電トナー及び体積平均粒径35μmのフェライトキャリア
現像バイアス:Vdc=−400V
帯電電位(未露光部電位):−550V
露光部電位:−100V
なお、表1におけるカブリはH−rite濃度計を用いて、紙との相対濃度測定により得られた結果であり、画像濃度はH−rite濃度計を用いて、ベタ画像の濃度を測定した結果である。
図から明らかなように、2本の現像スリーブにおいて、等しい現像電界で現像した比較例では、カブリ、ハーフトーンのきめ及び画像濃度に問題があったが、現像バイアスの直流成分電圧、交流成分波高値及び最近接距離のいずれかを変えて現像電界を現像ズリーブ間で変えた実施例では、良好な画像が形成された。
1 感光体
4 現像手段
41、42 現像スリーブ
Edc1、Edc2 直流電源
Eac1、Eac2 交流電源
L 最近接距離
M 像担持体
N 現像剤担持体
4 現像手段
41、42 現像スリーブ
Edc1、Edc2 直流電源
Eac1、Eac2 交流電源
L 最近接距離
M 像担持体
N 現像剤担持体
Claims (10)
- a.像担持体上に静電潜像を形成し次に、
b.該像担持体に対して対向して配置された現像剤担持体を用いて前記静電潜像の現像を行って、トナー像を形成し次に、
c.該トナー像を転写体に転写し次に、
d.転写後の前記像担持体をクリーニングする、
前記a〜dからなる工程を繰り返すことにより、画像を形成する画像形成工程における選択現像防止方法において、
複数の前記現像剤担持体を用い、前記像担持体の移動方向に対して上流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E1と、前記像担持体の移動方向に対して下流側に配置された前記現像剤担持体により形成される現像電界E2とがE1<E2を満たすように設定された現像電界で前記トナー像を現像することを特徴とする選択現像防止方法。 - 上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の選択現像防止方法。
- 上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の選択現像防止方法。
- 前記現像電界E1は直流電源により形成され、前記現像電界E2は直流電源及び交流電源により形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
- 前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の選択現像防止方法。
- 像担持体、
該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、
静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像手段、
トナー像を転写体に転写する転写手段及び、
転写後の前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段を有し、
静電潜像形成、現像、転写及びクリーニングをこの順に行う画像形成工程を繰り返す画像形成装置において、
前記現像手段は、前記像担持体の移動方向に前後して配置された複数の現像剤担持体及び該複数の現像剤担持体のそれぞれに現像バイアスを印加する電源を有し、該電源は、上流側の前記現像剤担持体による現像電界E1が下流側の前記現像剤担持体による現像電界E2よりも低くなるように前記現像バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。 - 上流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離が下流側の前記現像剤担持体と前記像担持体間の最近接距離よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 上流側の前記現像剤担持体による現像が非接触現像であり、下流側の前記現像剤担持体による現像が接触現像であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記上流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源からなり、前記下流側の前記現像剤担持体に前記現像バイアスを印加する前記電源が直流電源及び交流電源からなることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記現像電界E1及びE2が直流電源及び交流電源により形成され、前記現像電界E1の交流成分の波高値Vac1p−pが前記現像電界E2の交流成分の波高値Vac2p−pよりも低いことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2010211015A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
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2004
- 2004-11-18 JP JP2004334382A patent/JP2006145732A/ja active Pending
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