JP2006144291A - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006144291A
JP2006144291A JP2004333005A JP2004333005A JP2006144291A JP 2006144291 A JP2006144291 A JP 2006144291A JP 2004333005 A JP2004333005 A JP 2004333005A JP 2004333005 A JP2004333005 A JP 2004333005A JP 2006144291 A JP2006144291 A JP 2006144291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
human body
operation unit
detection means
body detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004333005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4501645B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Fukuda
充浩 福田
Yuji Yamamoto
融士 山本
Noboru Okui
昇 奥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004333005A priority Critical patent/JP4501645B2/ja
Publication of JP2006144291A publication Critical patent/JP2006144291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4501645B2 publication Critical patent/JP4501645B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】トイレの広さやドアの位置による影響を受けずにトイレ内の人の有無の検知するトイレ装置を提供する。
【解決手段】人体の有無を検知する人体検知手段7を、トイレ本体2とは別にトイレ室6内に配設できる操作ユニット5、またはトイレ本体2に有線12にて接続し、その人体検知手段7をトイレ入り口付近へ配設することにより、トイレ室内の大きさや形状によらず、また、使用者に違和感を与えることなく、最適のタイミングで人体の有無を検知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明はトイレ室の便器に設置して使用するトイレ装置に関するものである。
近年、便座に設置され用便後の人体局部を洗浄するトイレ装置としての局部温水洗浄装置が広く用いられており、機能も増加している。従来のトイレ装置としては、トイレ装置トイレ本体に人体検知センサを備え、トイレ室における人の有無を検知し、それに追従し便蓋の開閉や便座の閉止を行うものがあった(例えば、特許文献1参照)。図14は、特許文献1に記載された従来のトイレ装置を示すものである。
図14において、タンク装置30における前面上部のコーナー部には、人体検知手段である人体感知センサ31が設けられており、人体感知センサ31は、タンク装置30前方に赤外線を発光し、その反射光の受光に基づいてタンク装置30の前方における人体の有無を検知する測定距離式センサ(以下、測距式センサという)を採用している。
特許第3201715号公報(第8〜12ページ 図2)
通常、トイレの広さ・ドアの開き方・トイレ室におけるドアの位置などトイレ空間の間取りは様々であり、あらゆるトイレでも使い勝手が良いことをトイレ装置の目標とすると、人体検知手段はトイレ装置の中央部もしくは、トイレ装置の上部で、さらに便蓋の開閉によっても人体検知手段が隠れない位置に配置することが望ましい。しかしながら、機能やデザイン性の制限から、トイレ装置の中央部もしくはトイレ装置の上部への人体検知手段の配置が困難なことも多い。
また、トイレ装置の操作部は、右利きの利用者が多いためトイレ装置の右側(トイレ装置に着座した時の右側)に配置することがほとんどであり、人体検知手段も操作部と同位置に設置するものが多い。このため、ドアがトイレ装置の左側にあった場合、トイレ装置本体の影となり、人がトイレに入室した時、人体の検知が遅れ、機能が損なわれるという問題を有していた。
仮に機能やデザイン性を悪化させる事なく、人体検知手段をトイレ装置本体に搭載する事が可能であったとしても、前記従来技術のように人体検知手段に測定距離式センサを用いる場合、測定距離式センサでの人体の検知範囲に何らかの反射物があるときに検知ON状態となるため、広さが様々であるトイレ室では、設定距離を長くできないという問題を有していた。
すなわち、検知距離を長く設定するとトイレ室の壁を人体と誤検知してしまい、常に検知ON状態になってしまう。そのため、検知範囲は最も狭いトイレ室(便座の先端から30cmがトイレ室内の壁面の場合など)を前提に設定する必要があった。すなわち、トイレ室内への入り口から、トイレ装置までの距離が長い場合においては、人がトイレ装置のすぐ手前に立たない限り人体の検知ができないという問題を有していた。
また、測定距離式センサでは赤外線を出力し、その反射光の有無において人体を検出すると言う原理から、人体を検知するためには定期的に赤外線を出し続ける必要があり、電源手段として電池を用いた場合、すぐに電池が消耗してしまうという問題も有していた。一般には、測定距離式センサにて人体を検知する場合には、測定距離式センサへの電源を常に供給できる様にトイレ装置本体に内蔵する場合が多い。
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、トイレ室内の大きさに応じて人体に違和感を与えることなく、最適のタイミングで人体の有無を検知できるトイレ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のトイレ装置は、便器上に設置され、トイレ室内の人の存在情報に基づきトイレ機能を制御する制御回路を有するトイレ本体と、前記トイレ本体と回動自在に装着してなる便蓋及び便座と、前記トイレ本体を遠隔操作するための操作ユニットと、トイレ室内の人の有無を検知する焦電式センサの人体検知手段を備え、前記人体検知手段は前記操作ユニット、または前記トイレ本体に有線にて接続したものである。これによって、大きさが様々であるトイレ室内であっても、使用者がトイレ室内に入った時点を感度良く検知することができる。
本発明のトイレ装置は、人体の有無を検知する人体検知手段を任意の位置に配設でき、大きさが様々であるトイレ室内における人体の有無の検知感度を向上させることができる。
第1の発明は、便器上に設置され、トイレ室内の人の存在情報に基づきトイレ機能等を制御する制御回路を有するトイレ本体と、前記トイレ本体と回動自在に装着した便蓋及び便座と、トイレ本体のトイレ機能を遠隔操作するための操作ユニットと、トイレ室内の人の有無を検知する焦電式センサの人体検知手段を備え、人体検知手段は前記操作ユニット、または前記トイレ本体に有線にて接続したものである。これにより、人体の有無を検知する人体検知手段を任意の位置に配設でき、例えば大きさが様々であるトイレ室内の入り口付近に人体検知手段を設置することが可能になり、操作ユニットによるトイレ本体への通信、及び直接トイレ本体に送信することにより、使用者がトイレ室に入った時点を確実に検知することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の人体検知手段を操作ユニットに接続したときには、前記人体検知手段の人体検知信号処理を操作ユニットにて行い、人体の有無を操作ユニットからトイレ本体へ通信するもので、人体の有無を検知する人体検知手段を任意の位置に配設できるため、大きさや形状が様々であるトイレ室内であっても、使用者がトイレ室内に入った時点を確実に検知して信号をトイレ本体へ送信することができる。
第3の発明は、特に第1の発明または第2の発明の人体検知手段の人体検知範囲を変化させる検知範囲変化部を設けたもので、人体検知手段の取り付け位置においても人体検知範囲の設定が可能となるため、トイレ室に人がいない時に人を検出する誤検出を防止することができる。
第4の発明は、特に第1の発明〜第3の発明における人体検知手段は、トイレ壁面へ取り付ける外郭等の取付体を有し、前記取付体に対して人体検知手段を上下、及び左右の方向へ回転自在とする調整手段を設けたことにより、使用者が人体検知手段を設置した場所が固定であっても前記調整手段の作用で人体検知手段の向きが上下および左右の方向に変えられ、トイレ室の形状が様々であっても、その環境に順応した人体の検知範囲に調整をすることができる。
第5の発明は、特に第5の発明の調整手段において、取付体に対する人体検知手段の位置を固定させる固定部を設けることにより、外的作用が加わっても人体検知手段の位置が変動することなく、また使用者が容易に調整をすることができ、確実に人体を検出することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5の発明のいずれかの操作ユニットに、他ユニットとも接続可能にするため複数の接続部を設けることで、複数の接続部を利用して人体検知手段の検知信号を操作ユニットで行なえるだけでなく、トイレ本体及びコンセントなどから電源の供給、充電を行なうことができる。さらに、人知検知と他ユニットを操作ユニットに接続することにより、人体検知の確認によりトイレ本体への通信と同時に他ユニットでの通信も行なうことのできる設定が可能となる。
第7の発明は、操作ユニットをトイレ壁面に取り付ける際の取付体を有し、前記取付体には前記取付体から前記操作ユニットを取り外す際に有線が外れないように固定する有線固定手段を設け、前記有線は操作ユニットを前記取付体に取り付けた時のみ通電することで、操作ユニットを取り外す際に有線が邪魔にならず、また、使用者がいる状態での操作ユニットの取り外し時は、人体検知の通電がなくなるため、操作ユニットの消費電力を抑制することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって発明が限定されるものではない。また、各実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるトイレ装置の構成図を示すものである。トイレ装置は、便器1の後端部上に載置された横長状のケース等で構成し、内部に複数のトイレ機能を達成する装置(図示せず)を有するトイレ本体2と、トイレ本体2の両側に後端部を回動自在に装着して便器1上に配置した便蓋3及び便座4と、トイレ本体2のトイレ機能を遠隔操作するための操作ユニット5と、トイレ室6内の人の有無を検知して便蓋3を自動的に開閉させるための人体検知手段7を備えている。
さらに、トイレ本体2内には、トイレ機能、例えば便座4を暖める暖房機能、便座4に着座して用便した後の局部を洗浄ノズルから噴出させた温水で洗う洗浄機能、濡れた局部を温風で乾燥させる機能、便器1内の臭いを吸収する脱臭機能等を動作させるための制御回路8と便蓋3の開閉を行うための開閉装置9を有している。操作ユニット5は、人体検知手段7の検知信号の送信、トイレ本体2のトイレ機能及び便蓋3の開閉を行うため、例えば無線通信の送信手段10を有し、一方のトイレ本体2は、その制御回路8の一部に、トイレ機能の制御及び便蓋3の開閉を行う操作ユニット5の無線通信を受信する受信手段11を形成している。
人体検知手段7は、大小、及び種々の形状のトイレ室6でも、このトイレ室6に入ってきた人体を検知するため任意の位置に設置できるようにするため、操作ユニット5とケーブル等の有線12にて接続しているが、またトイレ本体2の制御回路8に有線にて直接接続しても良い。
人体検知手段7としては焦電式センサ13を使用し、焦電式センサ13は、物体が持つ熱量に比例して発せられる赤外線の変化量に応じて電気信号を発生する焦電効果を利用した物体の熱量変化検知センサで、人体が非検知状態の場合は雰囲気温度に比例した赤外線を発するが、人体の検知状態の場合は、雰囲気温度よりも高い人体表面温度に比例した赤外線を発するため、この雰囲気温度と人体表面温度との差分だけの電気信号により人体の有無を検知することができるものである。
焦電式センサ13にはレンズ14が取付けられており、このレンズ14によって焦電式センサ13前方の壁などの雰囲気温度から発せられた赤外線や、焦電式センサ13前方を横切った人体の表面から発せられる赤外線を最も効率よく集光することができるようになっている。図中、15は人体検知手段7をトイレ室の壁等に取り付けるため、焦電式センサ13、レンズ14等を覆うケース等の取付体である。
また、一般的に赤外線とは可視光線よりも波長が長く、マイクロ波よりも波長が短い0.7〜1000μmの波長領域の電磁波であり、このうち人体から発せられる赤外線の周波数は5〜20μmの波長である。この人体からの波長の赤外線のみを有効に利用し、その他の波長の赤外線を減衰させるような光学的処理をレンズ14及び焦電式センサ13には施されている。
さらに、焦電式センサ13から出力される電気信号は、雰囲気温度と人体表面温度の差分に比例した赤外線量を変換したものであるが、数10〜数100mV程度と非常に微小な信号であるため、人体検知手段7にて数100〜数1000倍に電気信号を増幅して人体の有無を検知している。また、人体検知手段7での電気信号の増幅の際には、人体の移動速度よりも短い周波数や長い周波数は人体以外の外乱であると判定し、約1Hzで最大増幅率となるようなバンドパスフィルターを構成している。
図3にバンドパスフィルターの特性グラフを示す。人体検知手段7では、数100〜数1000倍に増幅された電気信号がある値以上(一般的には0.3〜0.7V程度)の変化があった場合に人体有りと判定している。このバンドパスフィルターを構成する際、一般的には電源投入からバンドパスフィルターを構成しているコンデンサ(図示せず)などへの充電時間が必要であり、約10秒間程度は人体検知手段7での人体検知可能までの立ち上がり時間を要している。
図4の配置図に示すように、トイレ室6の便器1上に設置したトイレ本体2に対して操作ユニット5は、便器1に近接した脇のトイレ室壁に配置しているので、使用者が着座中に操作ユニット5を容易に操作することができる。一方、人体検知手段7は有線12にて操作ユニット5に接続しているので、トイレ室6に入ってきた人体の有無の検知を最優先に設置できる。
すなわち、トイレ室6のドア16を開けて入り口に立った人体17を検知できるように、ドア16に相対向するトイレ室壁に焦電式センサ13である人体検知手段7を設置する。従って、人体17が焦電式センサ13の検知範囲(赤外線の放射範囲ともいう)18を横切ったときに、焦電式センサ13にて人体有りを検知し、この検知信号が有線12を介して受けた操作ユニット5より無線通信でトイレ本体2に人体有り信号を送信することで、人体有り状態を検知できる。トイレ本体4では、この人体有り状態によって、便蓋3を開状態とさせて使い勝手を向上させたり、トイレ本体4での暖房便座(便座にヒータを配設して便座を暖めるもの。図示せず)の設定温度を変えて、人体無し時の暖房便座の通電率を下げたり通電停止などを行い省エネルギー性の向上など、様々な効果をあげることができる。
ここで、人体検知信号がどのように伝わっているのかを簡易的に図5に示す。また図5は、図4を斜視図として示したものである。人体検知手段7は、ドア16を開けて入り口から人体17が入ってきたことを検知し、操作ユニット5へ有線12を経由して信号を伝える。操作ユニット5が受け取った信号を操作ユニット5の送信手段10でトイレ本体2の受信手段11へ伝える。ここで、操作ユニット5においては、トイレ本体2から使用者が使用できる範囲(壁に操作ユニット5が配置されており、トイレ本体2に着座している使用者が着座したまま操作ユニット5を操作することができる範囲、すなわち、人体の腕の長さの範囲に操作ユニット5があることとなる)にあるので、確実に人体検知信号をトイレ本体2に伝えることができる。
また、送信手段10からの送信信号はテレビやエアコンなどの家庭電化製品の赤外線リモコンでの送信コードに則している。この送信コードは家庭電化製品を製造販売している各メーカ間での共通フォーマットとして誤送信を防止するために家庭電化製品協会フォーマットとして制定され、メーカ、機器ごとにコードを割り当てられている。
操作ユニット5の送信手段10は、人体検知手段7がトイレ室6に入室した人体17を検知すると、人体有り信号をトイレ本体2へ送信を行う。操作ユニット5をトイレ本体2とは別設にすることで、トイレ本体2のデザインや機能を劣化させることなく人体の検知を行うことができる。また、操作ユニット5は取付位置の選択範囲が広く、便座に着座中に手が届く範囲で、さらにドア16に近く、誤作動の要因となる太陽光等の影響が少ない位置に取り付ければよい。
次に、トイレ室6の壁面に凹部及び凸部6aがある場合について、図4を元に図6に示す。このような場合、トイレ本体2周辺に人体検知手段7が設置された場合、壁面の凸部6aにより、検知範囲18が遮られ人体17を検知しにくいため、人体検知手段7をトイレ入り口付近に相対向したトイレ室壁面に設置し、人体検知手段7の向きなどを使用者が任意の位置に調整することで人体を検出させる事が可能となる。
また、図7は、図6を斜視図にて示したもので、人体検知手段7で検知範囲18に入る人体17を検出して操作ユニット5へ有線12を介して伝え、そして操作ユニット5の送信手段10よりトイレ本体2の受信手段11へ人体検知信号を伝えることができる。もちろん、人体検知手段7を有線12にてトイレ本体2に直接接続する際は、人体検知手段7が検知した信号を直接、トイレ本体2へ送信するため、同じく凹部6a、凸部6aがあるトイレ室6にても使用できる(ここには図示をしていない)。
図8は、人体検知手段7を操作ユニット5に接続している有線12を伸縮可能にした構成図を示す。有線12は、伸縮自在な伸縮部12aとする事で、操作ユニット5の近傍に人体検知手段7を設置するときは、収縮して邪魔にならず、また、操作ユニット5から人体検知手段7を離して設置するときは、有線12が伸長して、人体検知手段7と操作ユニット5を接続できる。
なお、本実施の形態ではトイレ装置のトイレ機能として、便座4を暖める暖房機能、人体局部を洗浄ノズルからの温水で洗う洗浄機能、濡れた局部を温風で乾燥させる機能、便器1内の臭いを吸収する脱臭機能を説明したが、これに限定されるものではなく、人体検知手段7による人体有無の検知信号をトイレ本体2の制御回路8が受けて用便前後における便蓋3の開閉制御と、さらに今後追加される機能の制御も含むものである。
(実施の形態2)
図9(a)は、実施の形態2におけるトイレ装置で使用される人体検知手段の全体構成図で、図9(b)は同じく人体検知手段の上面図で、図9(c)は同じく人体検知手段の下面図を示し、トイレ装置の基本的な構成は図1〜図8に示す実施の形態1のトイレ装置と同じなので省略している。
人体検知手段7は、図2(a)で説明したようにトイレ室壁に取り付けるために取付体15に内臓してあり、有線12を導出した上部のみを図9(b)に矢印で示すように前後にスライドできるように構成している。従って、人体検知手段7は、図9(c)において人体検知手段7の下部を中心軸固定での設置をさせることで、上部を前後にスライドさせることにより、図9(d)(e)に示すように焦電式センサ13の向きを上下の方向へ変更することができ、そして、人体検知手段3は図9(d)(e)に示すように検知範囲18を上下に変化させることができる。
また、人体検知手段7は図9(c)に示すように回転式として下部に調節手段19により中心軸固定での設置をさせ、焦電式センサ13の向きを左右の方向へ変更することができるように構成している。これには、調節手段19に複数の突起部(図示せず)を設け、所望の位置で下部を固定することができる。
このように人体検知手段7は、上下及び左右の方向へ回転自在とさせることで、人体検知手段7をトイレ室壁の同じ場所に取り付けた場合であっても、人体の検知範囲18を使用者の所望の人体検知範囲に変更することができる。
(実施の形態3)
図10(a)は、実施の形態3におけるトイレ装置で使用される人体検知手段の検知範囲変化部の概略正面斜視図で、図10(b)は同じく人体検知手段の検知範囲変化部の概略側断面図を示し、トイレ装置の基本的な構成は図1〜図8に示す実施の形態1のトイレ装置と同じなので省略している。
人体検知手段7は、検知範囲変化部20を設け、図10(a)(b)のように検知範囲の設定を可能にすることで、環境に応じた人体検知に最適な検知範囲を自在に設定できるようにして人体検出への誤作動を極力無くすようにしている。すなわち、図10(a)において、人体検知手段3はレンズ14の両側に設けたフィルタからなる検知範囲変化部20を有し、両側のフィルタをスライドさせることで、検知範囲を変化させることができる。
なお、上記実施の形態ではフィルタからなる検知範囲変化部20を設けたが、渦巻状で、カメラのシャッターのように的を絞ることで検知範囲を設定する構成(図示せず)でも本実施の形態と同様の作用効果が得られることは言うまでも無い。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4におけるトイレ装置の構成図を示す。本実施の形態は、操作ユニット5に複数の有線12を着脱自在に接続できる複数の接続部21を設けた点で実施の形態1の発明と異なり、それ以外の構成並びに作用効果は同じである。
操作ユニット5は外郭をなす長方形のケースの下部角部における底面と側面に、トイレ本体2の制御回路8から導出した有線12と人体検知手段7から導出した有線12を接続できる接続部21をそれぞれ設けている。
従って、操作ユニット5は人体検知手段7とトイレ本体2を同時に接続することができる。さらに、図には記載していないが、照明など他ユニットを同時に接続した場合、人がいることでのみ使用する製品機能や使用させたい製品機能を、人体検知手段7で検知し操作ユニット5から実行させることができる。さらに、2本の有線6の端子具を互いに接続できるように(図示せず)しておくことで、操作ユニット5が故障しても、人体検知手段7とトイレ本体2を接続することで、人体検知を直接トイレ本体2で行なうことができる。
また、操作ユニット5は有線12でトイレ本体2に接続しているので、有線12を介して操作ユニット5の電源をトイレ本体2、または直接、コンセントなどから供給したり、トイレ本体2と人体検知手段7との接続を行なう事で、人体検知の有無を確実にトイレ本体2に伝えることができる。さらに、トイレ本体2と操作ユニット5を接続した場合は、万が一操作ユニット5の送信手段10が故障したとしても、有線12を介して操作ユニット5の操作信号をトイレ本体2へ伝えることができる。
(実施の形態5)
図12は、実施の形態5におけるトイレ装置で使用される操作ユニットの取付体と有線の取付関係を示す概略正面斜視図で、図13(a)は同じく、操作ユニットの取付体に有線を差し込む前の概略構成図で、図13(b)は同じく、操作ユニットの取付体に有線を差し込んだ後の概略構成図であり、トイレ装置の基本的な構成は図1〜図8に示す実施の形態1のトイレ装置と同じなので省略している。
操作ユニット5は、トイレ室壁などに設置する際に、予め枠状の取付体22をトイレ室壁などに設けておき、この取付体22に着脱自在に嵌めて設けている。従って、取付体22は、操作ユニット5に有線12を着脱自在に接続した際に、その有線12を固定する有線固定手段23を設けている。この構成により、操作ユニット5をトイレ室壁などの取付体22から取り外して使用する際に有線6は有線固定手段23に固定されて邪魔にならず、また、操作ユニット5を取付体22から取り外した拍子に有線6が外れてしまうということを回避できる。
また、有線固定手段23には弾力を持たせることで、有線6を挿入した際に容易に抜けなくできる。図13(a)は有線12を有線固定手段23に差し込む前、図13(b)は有線12を有線固定手段23に差し込んだ後の状態である。また、有線固定手段22に有線12が固定され、かつ人体検知手段7が接続されている場合に、取付体22から操作ユニット5が取り外されたときは既に使用者がいる場合なので通電を停止し、余分な通信を行なう必要がなく省エネにも繋がり、また、電源コンセントやトイレ本体2との接続の際は、電源供給ができるため、操作ユニット5への充電を行なうことも可能である。
なお、上記実施の形態において、人体検知手段にスピーカー機能を設け、床面に温度センサを設置することで、人体検知手段による人体検知信号を確認後、温度センサ、スピーカーを連動させて、音声によりトイレ室に入ってからトイレ本体までの距離などを知ることができ、視覚が不自由な人にも問題なく使用してもらうことができる。
以上のように本発明にかかるトイレ装置は、人体検知手段を人体検知の最適な位置に設定可能であり、人を検知してON/OFFを必要とする照明器具などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるトイレ装置の斜視図 (a)同実施の形態1におけるトイレ装置の人体検知手段の構成図(b)同じく人体検知手段の横断面の構成図 同実施の形態1におけるトイレ装置のバンドパスフィルターの特性図 同実施の形態1におけるトイレ装置を設置したトイレ室の上面図 同実施の形態1における図4のトイレ室の立体構成図 同実施の形態1におけるトイレ装置を設置した他のトイレ室の上面図 同実施の形態1における図6のトイレ室の立体構成図 本発明の実施の形態1におけるトイレ装置の人体検知手段と操作ユニットの接続構成図 (a)本発明の実施の形態2におけるトイレ装置の人体検知手段の斜視図(b)同じく人体検知手段の上面図(c)同じく人体検知手段の下面図(d)同じく人体検知手段を下へスライドさせた時の側面図(e)同じく人体検知手段を上へスライドさせた時の側面図 (a)本発明の実施の形態3におけるトイレ装置の人体検知手段の断面からみた検知範囲変化部の構成図(b)同実施の形態3におけるトイレ装置の人体検知手段の側断面からみた検知範囲変化部の構成図 本発明の実施の形態4におけるトイレ装置で、操作ユニットへの人体検知手段とトイレ本体の接続図 本発明の実施の形態5におけるトイレ装置の操作ユニットの取付体に有線を設置する時の構成図 (a)本発明の実施の形態5におけるトイレ装置の操作ユニットの取付体の有線固定手段に有線を差し込む前の概略図(b)同じく操作ユニットの取付体の有線固定手段に有線を差し込んだ後の概略図 従来のトイレ装置を示す斜視図
符号の説明
1 便器
2 トイレ本体
3 便蓋
4 便座
5 操作ユニット
6 トイレ室
7 人体検知手段
8 制御回路
9 開閉装置
12 有線
13 焦電式センサ
15、22 取付体
18 検知範囲
19 調節手段
20 検知範囲変化部
21 接続部
23 有線固定手段

Claims (7)

  1. 便器上に設置され、トイレ室内の人の存在情報に基づきトイレ機能等を制御する制御回路を有するトイレ本体と、前記トイレ本体と回動自在に装着した便蓋及び便座と、前記トイレ本体のトイレ機能等を遠隔操作するための操作ユニットと、トイレ室内の人体の有無を検知する焦電式センサの人体検知手段を備え、前記人体検知手段は前記操作ユニット、または前記トイレ本体と有線にて接続してなるトイレ装置。
  2. 人体検知手段は、操作ユニットと接続したときには、人体検知手段の人体検知信号処理を前記操作ユニットにて行い、人体の有無を前記操作ユニットからトイレ本体へ通信する請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 人体検知手段は、人体の検知範囲を変化させる検知範囲変化部を設けてなる請求項1または請求項2に記載のトイレ装置。
  4. 人体検知手段は、トイレ壁面などへ取り付ける外郭等の取付体を有し、取付体に対して前記人体検知手段を上下、及び左右の方向へ回転自在にする調整手段を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載のトイレ装置。
  5. 調整手段は、人体検知手段の取付体に対する位置を固定させる固定部を有してなる請求項4に記載のトイレ装置。
  6. 操作ユニットは、他ユニットとも接続可能にするため複数の接続部を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載のトイレ装置。
  7. 操作ユニットはトイレ壁面に取り付ける際の取付体を有し、前記取付体には前記取付体から前記操作ユニットを取り外す際に有線が外れないように固定する有線固定手段を設け、前記有線は操作ユニットを前記取付体に取り付けた時のみ通電するようにしてなる請求項1〜6のいずれかに記載のトイレ装置。
JP2004333005A 2004-11-17 2004-11-17 トイレ装置 Expired - Fee Related JP4501645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333005A JP4501645B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 トイレ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333005A JP4501645B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 トイレ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006144291A true JP2006144291A (ja) 2006-06-08
JP4501645B2 JP4501645B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=36624302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004333005A Expired - Fee Related JP4501645B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 トイレ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4501645B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020130861A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 Toto株式会社 トイレ用音声案内装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7253836B1 (en) 1998-06-30 2007-08-07 Nikon Corporation Digital camera, storage medium for image signal processing, carrier wave and electronic camera

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60156831A (ja) * 1984-01-25 1985-08-17 松下電器産業株式会社 トイレ用衛生洗浄システム
JP2001311200A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Toto Ltd 衛生洗浄装置
JP2002233475A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Inax Corp 洋風便器装置
JP2003138628A (ja) * 2001-11-06 2003-05-14 Inax Corp 便器電装品
JP2003278222A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Toto Ltd 脱臭装置の制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60156831A (ja) * 1984-01-25 1985-08-17 松下電器産業株式会社 トイレ用衛生洗浄システム
JP2001311200A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Toto Ltd 衛生洗浄装置
JP2002233475A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Inax Corp 洋風便器装置
JP2003138628A (ja) * 2001-11-06 2003-05-14 Inax Corp 便器電装品
JP2003278222A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Toto Ltd 脱臭装置の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020130861A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 Toto株式会社 トイレ用音声案内装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4501645B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9345110B2 (en) Motion actuated fixture illuminator
US6522078B1 (en) Remotely controlled power supply switching system
CN115019455A (zh) 智能门铃中的热管理
KR101649836B1 (ko) 전력 제어 장치 및 그것을 구비한 기기
EP3398409A1 (en) Built-in electromechanical equipment for controlling devices in a building
KR20170022819A (ko) 홈 네트워크 시스템
ES2330720T3 (es) Mando a distancia de detectores de movimiento y/o de presencia.
JP4501645B2 (ja) トイレ装置
KR20080037639A (ko) 다용도 욕실공조모듈 제어장치
JP2005177223A (ja) トイレ装置
KR100702829B1 (ko) 전원 자동 스위치
JP2012072994A (ja) 光検出装置及びこれを備えた電気機器
JP2006320747A (ja) 暖房便座
JP4517631B2 (ja) トイレ装置
JP2006320747A5 (ja)
JP2010181369A (ja) 人体検知センサ
JP2020159090A (ja) リモコン装置及びトイレシステム
JP2010185214A (ja) 衛生洗浄装置
JP3083893U (ja) 電気コタツ用消し忘れ防止センサー付アダプター
JP6775762B2 (ja) トイレ装置
KR102396495B1 (ko) 초음파 도플러 방식 기반의 재실감지 센서
JP4671423B2 (ja) 人体検知ユニット及び衛生洗浄装置
KR101203364B1 (ko) 전자감응식 샤워장치
JP5903561B2 (ja) 便座装置
JP2580619B2 (ja) 人体局部洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070718

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070820

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100412

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees