JP2006143436A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の画像形成処理の効率を向上する。
【解決手段】画像形成装置110は、記録紙501を格納する記録紙格納部500を備える。画像形成装置110は、記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータを無線通信により読み出す無線タグ読出部116を備える。画像形成装置110は、記録紙501中のRFIDタグ400にIDデータを無線通信により書き込む無線タグ書込部126を備える。画像形成装置110は、無線タグ読出部116が読み出すIDデータに基づいて、記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の枚数を判断する記録紙枚数判断部207を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
ICタグは、RFID(=無線を用いた自動認証)技術を利用して非接触で通信を行い、内部に搭載されたICメモリー内のデジタル情報のやり取りを通して、物品管理や自動識別を行うデジタルメディアである。バーコードなどと比較して情報の追記、書き換えが自由にできるなど、これまでにない優れた特徴がある。循環型社会において、限りある資源の再利用を効果的に実現するためのツールとして、また、情報ネットワークに適合した物品管理システムや、コミュニケーションサポートのためのメディアとして、今後広範囲な普及が見込まれる。最近では、チケット等に埋め込まれたり、紙幣への採用も検討されている。さらに安価になることで、記録紙や原稿にも埋め込まれ利用されると考えられる。
従来の複写機としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された複写機を図10に示す。この複写機1001は、特定の周波数を発生させる送信部1201と、原稿載置箇所に対し電波を発信する送信アンテナ1202とを有している。さらに、電波発信時には、原稿載置箇所における電波を受信する受信アンテナ1203と、受信した電波を解析する受信部1204および演算部1205とを有している。共振タグ1010は、共振回路を備えており、原稿載置箇所にある原稿に貼付されている。複写機1001は、受信した電波に基づいて、原稿載置箇所にある共振タグ1010の種類を識別する。その識別結果により、コピー許可等の動作を決定する。
特許文献1によれば、このため、操作者に容易に気付かれることなく原稿を識別し、その種類に応じてコピー許可等の管理ができる画像複写装置および画像複写システムが提供される。
特開2003−37694号公報
しかしながら、特許文献1には、記録紙に無線タグ(ICタグ)を付け、そのタグ情報を読み取って記録紙枚数(残量)を検出することは記載されていない。したがって、特許文献1の画像複写装置の利用者にとっては、記録紙カセット内の記録紙の枚数を正確に把握することが困難である。このため、記録紙の残りが少ない状態で、少し多めの枚数の原稿を印刷しようとした時など、印刷スタートボタンを押した後、利用者が画像複写装置の前を離れて適当な時間を経てから印刷物を取りに戻ったとき、紙欠で画像複写装置の印刷処理が止まっている場合がある。その結果、利用者は、再度印刷のやりなおしをするために時間を要することがあった。
本発明によれば、
記録紙を格納する記録紙格納手段と、
前記記録紙中のRFIDタグのIDデータを無線通信により読み出すRFID読出手段と、
前記記録紙中のRFIDタグにIDデータを無線通信により書き込むRFID書込手段と、
前記RFID読出手段が読み出す前記IDデータに基づいて、前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の枚数を判断する記録紙枚数判断手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
この構成によれば、画像形成処理の効率を向上することができる。すなわち、情報が書込めるRFIDタグ付き記録紙を用いることにより、記録紙が補充された際に個々の記録紙に新たなIDを書込むことができる。そして、IDの書き込まれたRFIDタグからIDを読み出すことにより、記録紙の残量を検出することができる。このため、画像形成処理を行う前の段階で、記録紙格納手段中における記録紙の残量をあらかじめ知ることができる。その結果、画像形成処理の効率を向上することができる。
本発明によれば、RFID書込手段が書き込むIDデータをRFID読出手段が読み出すことにより、記録紙の枚数を判断するため、画像形成処理の効率を向上することができる。
本発明に係る画像形成装置において、RFID書込手段は、RFID読出手段が読み出すIDデータの書込可能領域に、記録紙ごとに互いに異なるIDを書き込むように構成することができる。
この構成によれば、RFIDタグのIDデータの書込可能領域内のIDが記録紙ごとに異なるため、RFID読出手段がそれぞれの記録紙のIDデータ読み出すことにより、記録紙の残量を容易に判断することができる。
本発明に係る画像形成装置において、RFID書込手段は、RFID読出手段が読み出すIDデータの書込可能領域に未だIDが書き込まれていない場合に、書込可能領域にIDを書き込むように構成することができる。
この構成によれば、既にIDデータが書き込まれているRFIDタグにはIDを書き込まなくて済む。このため、RFIDタグへのIDの書込処理の効率が向上する。
本発明に係る画像形成装置において、RFID書込手段は、RFID読出手段が読み出すIDデータの書込可能領域に、連番からなるIDを書き込むように構成することができる。
この構成によれば、RFID書込手段により書き込まれるIDが連番であるため、IDの値が所定の範囲内におさまる。このため、RFID読出手段によるIDの読取処理の効率が向上する。
本発明に係る画像形成装置において、RFID読出手段は、書込可能領域に書き込まれているIDを読み出すように構成することができる。
この構成によれば、枚数検出に好適なIDを書込可能領域に書込み、そのIDを使って枚数検出を効率よく行うことができる。
本発明に係る画像形成装置において、RFID読出手段は、書込可能領域に、IDデータの固有領域に記憶されているIDよりも小さい桁数のIDを書き込むように構成することができる。
この構成によれば、枚数検出処理を効率よく行うことができる。
本発明に係る画像形成装置において、IDデータの固有領域に記憶されているIDと、書込可能領域に書き込まれているIDとの対応関係を管理する対応管理手段をさらに備えてもよい。
この構成によれば、対応管理手段(対応テーブルなどを作成する手段)により、固有領域および書込可能領域のID同士を対応付けることができるため、枚数検出処理を効率よく行うことができる。
本発明に係る画像形成装置において、RFID書込手段は、RFID読出手段によるIDデータの読出に伴って作動するように構成することができる。
この構成によれば、RFID読出手段とRFID書込手段とが連動するため、画像形成装置の動作の整合性がとれる。このため、画像形成装置による画像形成処理の効率が向上する。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置への主電源からの電力供給を制御する主電源スイッチをさらに備えてもよい。また、この場合、RFID読出手段は、主電源スイッチの電力供給状態への切換に伴って作動するように構成することができる。
この構成によれば、主電源スイッチの電力供給状態への切換に伴ってRFID読出手段が作動するため、主電源スイッチをON状態(電力供給状態)にするたびに記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置は、記録紙に画像を形成する画像形成手段をさらに備えてもよい。この場合、RFID読出手段は、画像形成手段による画像形成処理の終了に伴って作動するように構成することができる。
この構成によれば、画像形成処理の終了に伴ってRFID読出手段が作動するため、画像形成処理が終了するたびに記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置は、記録紙格納手段の開閉を検知する開閉検知手段をさらに備えてもよい。この場合、RFID読出手段は、開閉検知手段による記録紙格納手段の開閉の検知に伴って作動するように構成することができる。
この構成によれば、記録紙格納手段の開閉の検知に伴ってRFID読出手段が作動するため、記録紙格納手段が開閉するたびに記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置において、記録紙枚数判断手段は、開閉検知手段による記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、未だIDが書き込まれていない書込可能領域の有無を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在する場合には、書込可能領域の枚数を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、書込可能領域の枚数を判断しないように構成することができる。
この構成によれば、記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、記録紙枚数判断手段が未だIDが書き込まれていない書込可能領域の有無を判断するため、記録紙格納手段が開閉するたびに記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置において、記録紙枚数判断手段は、開閉検知手段による記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、未だIDが書き込まれていない書込可能領域の有無を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、記録紙の取り除かれた枚数を判断するように構成することができる。
この構成によれば、記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、記録紙枚数判断手段が未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、記録紙の取り除かれた枚数を判断するため、記録紙格納手段が開閉するたびに記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置において、RFID書込手段は、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在する場合には、未だIDが書き込まれていない書込可能領域にIDを書き込むように構成することができる。
この構成によれば、記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、RFID書込手段が未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、未だIDが書き込まれていない書込可能領域にIDを書き込むため、次回の記録紙格納手段の開閉の際に記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置は、記録紙格納手段から記録紙を搬出する記録紙搬送手段をさらに備えてもよい。この場合、記録紙枚数判断手段は、RFID読出手段が読み出したIDデータおよび記録紙搬送手段が搬出した記録紙の枚数に基づいて、記録紙格納手段中に格納されている記録紙の枚数を判断するように構成することができる。
この構成によれば、RFID読出手段が読み出したIDデータに基づいて算出した記録紙の初期枚数から記録紙搬送手段が搬出した記録紙の枚数を引くことにより、記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置は、記録紙格納手段中に格納されている記録紙の概数を検知するセンサをさらに備えてもよい。この場合、RFID読出手段は、センサにより検知される記録紙の概数が所定の値以下となると作動するように構成することができる。
この構成によれば、センサにより記録紙格納手段中に格納されている記録紙の概数を検知することができ、検知される記録紙の概数が所定の値以下となるとRFID読出手段が作動して、記録紙の枚数を正確に検知する。このため、記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置において、上記センサは、光電式センサまたは機械式センサであってもよい。
このように光電式センサまたは機械式センサ(メカニカルセンサ)などと組み合わせることにより、記録紙格納手段中の記録紙の概数を容易に検知できるため、RFIDタグの読出手段を正確な枚数把握が必要な場合のみ作動させることができる。このため、RFIDタグの読出手段の作動回数を減らすことができ、記録紙格納手段中の記録紙の枚数を効率よく算出できる。
本発明に係る画像形成装置は、原稿を載置する原稿載置手段と、原稿中の第二のRFIDタグの第二のIDデータを無線通信により読み出す第二のRFID読出手段と、原稿のコピー部数の入力を受け付けるコピー部数受付手段と、第二のRFID読出手段が読み出す第二のIDデータおよびコピー部数受付手段にて受け付けたコピー部数に基づいて、原稿をコピー部数コピーするのに必要な記録紙の枚数を判断する必要枚数判断手段と、必要枚数判断手段から取得する記録紙の必要な枚数と、記録紙枚数判断手段から取得する記録紙格納手段中に格納されている記録紙の枚数とを比較して、記録紙が不足する場合には記録紙が不足している旨の警告を出力可能に構成されている警告出力部と、をさらに備えてもよい。
この構成によれば、必要枚数判断手段により、第二のRFID読出手段が読み出す第二のIDデータおよびコピー部数受付手段にて受け付けたコピー部数に基づいて、原稿をコピー部数分だけコピーするのに必要な記録紙の枚数を判断することができる。このため、この必要な記録紙の枚数と、記録紙枚数判断手段から取得する記録紙格納手段中に格納されている記録紙の枚数とを比較することにより、コピー開始前(読取開始前)に記録紙の不足の有無を判定できる。そして、記録紙が不足している場合には、記録紙が不足している旨の警告を出力することにより、利用者に記録紙の補充を促すことができる。このため、画像形成装置の利用者の作業効率を向上することができる。
本発明に係る画像形成装置は、外部端末に接続し、外部端末からデータを取得する通信部と、通信部が取得するデータに基づいて、データを出力するのに必要な記録紙の枚数を判断する必要枚数判断手段と、必要枚数判断手段から取得する記録紙の必要な枚数と、記録紙枚数判断手段から取得する記録紙格納手段中に格納されている記録紙の枚数とを比較して、記録紙が不足する場合には記録紙が不足している旨の警告を出力可能に構成されている警告出力部と、をさらに備えてもよい。
この構成によれば、必要枚数判断手段により、通信部が取得するデータを記録紙に出力する際のページ数および部数に基づいて、原稿をこの部数分だけ出力するのに必要な記録紙の枚数を判断することができる。このため、この必要な記録紙の枚数と、記録紙枚数判断手段から取得する記録紙格納手段中に格納されている記録紙の枚数とを比較することにより、出力開始前に記録紙の不足の有無を判定できる。そして、記録紙が不足している場合には、記録紙が不足している旨の警告を出力することにより、利用者に記録紙の補充を促すことができる。このため、画像形成装置の利用者の作業効率を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<実施形態1>
図1は、実施の形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示した機能ブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置110は、記録紙501を格納する記録紙格納部500(記録紙カセットまたは記録紙収容部)を備える。画像形成装置110は、記録紙501中のRFIDタグ400(RFIDタグまたはICタグ)のIDデータを無線通信により読み出す無線タグ読出部116(RFID読出部またはRFIDリーダ)を備える。画像形成装置110は、記録紙501中のRFIDタグ400にIDデータを無線通信により書き込む無線タグ書込部126(RFID書込部またはRFIDライタ)を備える。画像形成装置110は、無線タグ読出部116が読み出すIDデータに基づいて、記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の枚数を判断する記録紙枚数判断部207を備える。
画像形成装置110は、原稿301を格納する原稿載置部123(原稿セットトレイ)を備える。画像形成装置110は、原稿301中のRFIDタグ400のIDデータを無線通信により読み出す無線タグ読出部116を備える。画像形成装置110は、原稿301中のRFIDタグ400にIDデータを無線通信により書き込む無線タグ書込部126を備える。画像形成装置110は、無線タグ読出部116が読み出したIDデータに基づいて、原稿載置部123中に格納されている原稿301の枚数を判断する原稿枚数判断部509を備える。
画像形成装置110の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には、いろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。すなわち、本明細書において説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
画像形成装置110は、例えばネットワークファクシミリ装置、MFP(Multi Functional Peripheral)などである。画像形成装置110は、ネットワーク141を介してサーバ143に接続される。なお、ネットワークとは、LAN、インターネット、公衆回線(PSTN)などのすべてを含む概念である。
画像形成装置110は、他の通信端末装置と複数の通信方式で通信が可能である。画像形成装置110は、例えばFAX(ファックスあるいはファクシミリ)端末131、E−mail(Eメールまたは電子メール)端末133、I−FAX(インターネットファックス)端末135およびPC(パーソナルコンピュータ)端末137との通信が可能である。FAX端末131は、PSTN(公衆交換電話網)を通じて通信する他のG3ファックス端末である。E−mail端末133およびI−FAX端末135は、インターネットなどのネットワークを介して通信する他のコンピュータおよび他のインターネットファックス端末などである。また、画像形成装置110とPC端末137とは、USBなどのインターフェースで接続することもできる。PC端末137は、ネットワーク141を介して画像形成装置110に画像データおよび付属情報を送信してPCプリントを行う端末などである。画像形成装置110は、サーバ143(ファイルサーバ)、ネットワーク141、FAX端末131、E−mail端末133、I−FAX端末135などとともに、画像形成システム100を構築している。
無線タグ書込部126は、無線タグ読出部116が読み出すIDデータのユーザフィールド(書込可能領域)に、記録紙501ごとに互いに異なるID(たとえば連番からなるID)を書き込むように構成されている。無線タグ書込部126は、無線タグ読出部116が読み出すIDデータのユーザフィールドに未だIDが書き込まれていない場合に、ユーザフィールドにIDを書き込むように構成されている。無線タグ書込部126は、無線タグ読出部116によるIDデータの読出に伴って作動するように構成されている。
画像形成装置110は、画像形成装置110への主電源163からの電力供給を制御する主電源スイッチ161を備える。無線タグ読出部116は、主電源スイッチ161の電力供給状態への切換に伴って作動するように構成されている。
画像形成装置110は、記録紙501に画像を形成するプリンタ114(画像形成部)を備える。無線タグ読出部116は、プリンタ114による画像形成処理の終了に伴って作動するように構成されている。
画像形成装置110は、記録紙格納部500の開閉を検知するカセット開閉検出部125(開閉検知部)を備える。無線タグ読出部116は、カセット開閉検出部125による記録紙格納部500の開閉の検知に伴って作動するように構成されている。
画像形成装置110は、記録紙格納部500から記録紙501を搬出する記録紙搬送部124を備える。後述する記録紙枚数判断部207は、無線タグ読出部116が読み出したIDデータおよび記録紙搬送部124が搬出した記録紙501の枚数に基づいて、記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の枚数を判断するように構成されている。
画像形成装置110は、記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の概数を検知する光電センサ165(メカニカルセンサ(機械式センサ)であってもよい)を備える。無線タグ読出部116は、光電センサ165により検知される記録紙501の概数が所定の値以下となると作動するように構成されている。
画像形成装置110は、原稿301を格納する原稿載置部123を備える。画像形成装置110は、原稿301中のRFIDタグ400(第二のRFIDタグ)のIDデータ(第二のIDデータ)を無線通信により読み出す無線タグ読出部116(第二のRFID読出部)を備える。画像形成装置110は、前記原稿301中のRFIDタグ400(第二のRFIDタグ)にIDデータ(第二のIDデータ)を無線通信により書き込む無線タグ書込部126(第二のRFID書込部)を備える。画像形成装置110は、原稿301のコピー部数の入力を受け付ける操作部113(コピー部数受付部またはコピー部数を設定す操作パネル)を備える。
より詳細に説明すると、画像形成装置110は、通信部111と、表示部115と、制御部117と、記憶装置119と、操作部113と、原稿載置部123と、原稿搬送部127と、原稿読取部112と、記録紙格納部500と、記録紙搬送部124と、プリンタ114と、カセット開閉検出部125と、主電源スイッチ161と、光電センサ165と、無線タグ検出部118と、無線タグ読出部116と、無線タグ書込部126とを備える。主電源スイッチ161は、主電源163に接続している。なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については、省略してある。
通信部111は、FAX端末131、E−mail端末133、I−FAX端末135およびPC端末137などを含む外部ネットワークに接続し、外部ネットワークから原稿画像データおよび原稿画像データを出力する際の部数を含む付属データを取得する。操作部113は、例えば操作ボタン、スイッチ、レバー、キーボード、タッチパネルなどである。表示部115は、各種情報表示、操作画面表示であり、画像形成装置110の動作や状態表示などを行う。表示部115は、例えばランプ、LED、CRTモニタ、液晶ディスプレイなどである。
制御部117は、画像形成装置110の各種要素とともに装置全体を制御する。記憶装置119は、電話帳などの情報を記憶する記憶領域を含んでもよい。インターフェース部121は、ネットワーク141を介して接続された複数のサーバ143との通信を行う。
なお、ネットワーク141は、ファクシミリ方式、電子メール方式、あるいはその他の方式のいずれによりデータ通信を行うネットワークであってもよい。すなわち、ネットワーク141は、PSTN(公衆交換電話網)、LAN、WAN、あるいは他の通信網のいずれであってもよい。
図2は、図1の画像形成装置110の制御部117を詳細に示す機能ブロック図である。
制御部117は、無線タグ読出部116が記録紙501のRFIDタグ400から読み出すIDデータおよび記録紙搬送部124が搬出した記録紙501の枚数に基づいて、記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の枚数を判断する記録紙枚数判断部207を備える。
制御部117は、無線タグ読出部116が原稿301のRFIDタグ400から読み出すIDデータおよび操作部113にて受け付けるコピー部数に基づいて、原稿301をコピー部数分だけコピーするのに必要な記録紙501の枚数を判断する必要枚数判断部502を備える。すなわち、必要枚数判断部502は、原稿ページ数とコピー部数とに基づいて、コピー枚数(記録枚数)を算出する。
必要枚数判断部502は、通信部111がFAX端末131、E−mail端末133およびI−FAX端末135などを含む外部ネットワークから取得する原稿データに基づいて、原稿データを記録紙501に出力する際のページ数を判断し、このページ数および通信部111が取得する部数に基づいて、原稿データをこの部数出力するのに必要な記録紙501の枚数を判断することもできるように構成されている。すなわち、必要枚数判断部502は、原稿ページ数と出力部数とに基づいて、出力枚数(記録枚数)を算出する。具体的には、必要枚数判断部502は、外部装置(PC端末(不図示)またはFAX端末131、E−mail端末133およびI−FAX端末135など)からプリントデータを受信してプリントを実行する機能(PCプリント機能)のために、受信したプリントデータに基づいて(解析して)、プリント枚数(ページ数×部数)を算出する。
制御部117は、必要枚数判断部502から取得する記録紙501の必要な枚数が、記録紙枚数判断部207から取得する記録紙格納部500中に格納されている記録紙501の枚数を超える場合に、記録紙501が不足している旨の警告を出力するメッセージ出力部222(警告出力部)を備える。すなわち、メッセージ出力部222は、算出した記録紙501の枚数と算出したコピー枚数または出力枚数とに基づいて(比較して)、記録紙501の枚数の不足の有無を判定する。具体的には、メッセージ出力部222は、算出したプリント枚数と算出した記録紙501の枚数とに基づいて(比較して)、記録紙501の枚数の不足の有無を判定する。
制御部117は、無線タグ読出部116が読み出すIDデータのユーザフィールドに未だIDが書き込まれていない原稿301のRFIDタグ400に書き込むIDを発生するID発生部223を備える。
より詳細に説明すると、制御部117は、無線タグ検出部118に対して2.45GHz程度の電磁波によりRFIDタグの有無の問い合わせを行うID問合部201を備える。制御部117は、無線タグ読出部116から2.45GHz程度の電磁波によりIDデータを取得するID取得部203を備える。制御部117は、無線タグ書込部126に2.45GHz程度の電磁波によりIDデータを書き込むための信号を発信させるID発生部223を備える。
制御部117は、ID取得部203と、IDデータの固有領域に記憶されているIDと、書込可能領域に書き込まれている前記IDとの対応関係についてのIDテーブルを取得するIDテーブル取得部205(対応管理部)とを備える。制御部117は、ID取得部203が取得したIDデータおよびIDテーブル取得部205が取得したIDテーブルを参照し、IDデータに対応する記録紙501または原稿301の種類やサイズや枚数などを判断するID制御部506を備える。すなわち、ID制御部506は、記録紙枚数判断部207および原稿枚数判断部508を備える。
制御部117は、原稿データ取得部507を備える。制御部117は、原稿データ取得部507から取得する原稿データを加工し、出力データを作成する画像処理部508を備える。制御部117は、必要枚数判断部502と、メッセージ出力部222とを備える。なお、図2において、本発明の本質に関わらない部分の構成については、省略してある。
図3は、本実施の形態に係る画像処理装置の原稿載置部の構成を模式的に示した概念図である。
本実施形態の画像処理装置110は、複数の原稿301(図3では、作図上1枚しか示さない)を格納可能に構成されている原稿載置部123(原稿トレイ)を備える。無線タグ検出部118は、原稿載置部123内の原稿301中のRFIDタグ400の有無を2.45GHz程度の電磁波により検出する。無線タグ読出部116は、原稿載置部123内の原稿301中のRFIDタグ400のIDデータを2.45GHz程度の電磁波により読み取る。
原稿搬送部127は、原稿載置部123内から原稿301を搬出する。原稿読取部112は、搬出された原稿301の表面をスキャンして、文字や記号や画像などを含む原稿データを取得する。RFIDタグ400は、紙媒体からなる原稿301内部に設けられており、原稿301のうちRFIDタグ400の設けられている箇所の表面には、自由に文字や図形が印刷可能である。
図4は、実施の形態に用いるRFIDタグの構成を模式的に示した機能ブロック図である。
本実施形態に用いるRFIDタグ400には、アナログ回路とデジタル回路がコンパクトに詰め込まれており、電池なしで無線信号の読み取りおよび発信を行うことができる。RFIDタグ400のサイズは、平面サイズが約0.4mm×0.4mmであり、回路構成はきわめてシンプルである。
RFIDタグ400は、アンテナ401を備える。RFIDタグ400は、アンテナ401が受信した2.45GHz程度の電磁波(マイクロ波)のエネルギを直流電源電圧に変換する整流回路403を備える。整流回路403は、RF回路としても機能して電圧波形を電磁波に変換してアンテナ401から発信させることもできる。
RFIDタグ400は、アンテナが受信した電磁波が変換された直流電源電圧で動作する制御部407を備える。制御部407は、128ビットの識別番号(IDデータ)を格納した128bitROM417(メモリ)を内蔵している。この128bitROM417のIDデータが10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、整流回路403およびアンテナ401を介して、1ビットずつ読み取り装置(リーダ)である無線タグ検出部118および無線タグ読出部116に送信される。
他にも、RFIDタグ400は、アンテナが受信した電磁波を変換した過大な直流電源電圧の上昇を抑制してCMOSトランジスタの破壊を防ぐ電圧リミッタ405を備える。RFIDタグ400は、クロック波形を復調するためのクロック回路411を備える。RFIDタグ400は、回路動作の始まりと終わりを制御するパワーONリセット回路409を備える。
また、RFIDタグ400は、セキュリティを考慮して符号化(暗号化)した状態で無線通信を行う場合に対応するために、圧縮されたデータの復元や、暗号の解読などを行なうデコーダ415を制御部407中に備える。なお、このデコーダ415は、データを一定の規則に基づいて符号化するエンコーダとしても機能する。
さらに、電磁波エネルギを利用して動作するRFIDタグ400は、アンテナ401が受信した電磁波を変換した直流電源電圧を電荷として蓄積しておく電源用コンデンサ419(平滑コンデンサ)を備える。RFIDタグ400は、回路構成がシンプルであるため、電源用コンデンサ419の容量は約100pFである。
図5は、本実施の形態に係る画像処理装置の記録紙格納部の構成を模式的に示した概念図である。
本実施形態の画像処理装置110は、複数の記録紙501(図5では、作図上1枚しか示さない)を格納可能に構成されている記録紙格納部500(記録紙カセット)を備える。無線タグ検出部118は、記録紙格納部500内の記録紙501中のRFIDタグ400の有無を2.45GHz程度の電磁波により検出する。無線タグ読出部116は、記録紙格納部500内の記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータを2.45GHz程度の電磁波により読み取る。無線タグ書込部126は、記録紙格納部500内の記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータのユーザフィールドに2.45GHz程度の電磁波によりIDを書き込む。
記録紙搬送部124は、記録紙格納部500内から記録紙501を搬出する。プリンタ114は、搬出された記録紙501の表面にインクジェット方式またはレーザージェット方式などにより、文字や記号や画像などを含む原稿データを印刷する。RFIDタグ400は、紙媒体からなる記録紙501内部に設けられており、記録紙501のうちRFIDタグ400の設けられている箇所の表面には、自由に文字や図形が印刷可能である。なお、記録紙格納部500内には、ある程度の量の記録紙501を格納されている。この際、これらの記録紙501のRFID400のユーザフィールドには、あらかじめ互いに異なるID(たとえば連番のID)を有するが含まれていてもよい。もっとも、このユーザフィールドには未だIDが書き込まれていなくて(IDの値が0であって)もよい。この場合も、無線タグ書込部126によりユーザフィールドにIDを書込可能だからである。
以下、実施形態の画像形成装置の動作について説明する。
図6は、実施の形態に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
オペレータが画像形成装置110の原稿載置部123内に、IDデータのうちユーザフィールドが未だ書き込まれていない(たとえばユーザフィールドのIDの値が0である)RFID400を含む原稿301をセットし、主電源スイッチ161を押してON状態にすると、一連のフローがスタートする。まず、制御部117が主電源スイッチ161がONになっているか確認する(S101)。主電源スイッチ161がONである場合には、次のステップ(S103)に進む。仮に、主電源スイッチ161がOFFである場合には、一連のフローを終了する。
制御部117は、主電源スイッチがONであると確認すると、記録紙格納部500内の記録紙501の枚数Cおよび種類を検出し、必要に応じてIDを書き込む(S103)。具体的には、制御部117は、ID問合部201から無線タグ検出部118に信号を送信する。信号を受信した無線タグ検出部118は、RFIDタグ400を検出するための信号を符号化して、2.45GHz程度の電磁波を記録紙格納部500内の記録紙501に対して放出する。電磁波を放出した無線タグ検出部118は、記録紙501中のRFIDタグ400の有無を判断するために、記録紙501中のRFIDタグ400から記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号が送信されるのを待ち受ける。
なお、記録紙501に埋め込まれた各RFIDタグ400には、それぞれの固有領域(メーカーからの発送時に書き込まれており、ユーザ側で書き換えができない領域)にユニークな番号が書き込まれている。また、記録紙501に埋め込まれた各RFIDタグ400には、任意に情報(枚数算出用番号)を書き込めるユーザ書込フィールドが設けられている。すなわち、記録紙501に埋め込まれた各RFIDタグ400は、読出専用ではない。一方、後述する原稿301に埋め込まれた各RFIDタグ400は、読出専用であってもよい。なお、ユーザ書込フィールドに枚数算出用番号を書き込んだ場合でも、元々固有領域に書き込まれているユニークな番号との対応関係を、後述する対応テーブルにより管理することができる。
図9は、実施の形態に係る画像形成装置の用いるRFIDタグの有するIDデータの構造を説明するためのデータ構造図である。図9(a)は、ユーザフィールド(ユーザ書込フィールド)が書き換えられていない状態であり、ユーザフィールドには0000が書き込まれている。図9(b)は、後述する記録紙枚数Cの検出・書込により、ユーザフィールドが書き換えられた状態であり、ユーザフィールドには順に0001、0002、0003、0004、0005が書き込まれている。なお、作図の都合上、固有領域は図示していない。
記録紙501中のRFIDタグ400は、2.45GHz程度の電磁波をアンテナ401で受信すると、整流回路403により電磁波を直流電流電圧に変換し、電源用コンデンサ419に電荷を蓄積する。電源用コンデンサ419から供給される電流により起動した制御部407は、受信した電磁波を変換した電気信号の符号をデコーダ415で復号化し、記録紙501中のRFIDタグ400の有無を問い合わせる信号であると判断すると、10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号を生成し、デコーダ415(エンコーダ)により符号化する。制御部407は、この信号を整流回路403にて2.45GHz程度の電磁波に変換し、アンテナ401を介して無線タグ検出部118に送信する。
記録紙501中のRFIDタグ400から記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号を受信した無線タグ検出部118は、信号を復号化して、ID問合部201に、記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号を送信する。一定時間経過しても、記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号を受信しなかった無線タグ検出部118は、ID問合部201に記録紙501中にRFIDタグ400が存在しない旨の信号を送信する。
制御部117は、記録紙501中にRFIDタグ400が検出されない場合には、記録紙格納部500に設けられている光電センサ165により、記録紙501の概数を検出する。制御部117は、記録紙501中にRFIDタグ400が検出される場合には、ID問合部201から無線タグ読出部116に信号を送信する。信号を受信した無線タグ読出部116は、RFIDタグ400のIDデータを読み出すための信号を符号化し、2.45GHz程度の電磁波を記録紙501に対して放出する。電磁波を放出した無線タグ読出部116は、記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータを取得するため、記録紙501中のRFIDタグ400からIDデータを含む信号が送信されてくるのを待ち受ける。
記録紙501中のRFIDタグ400は、2.45GHz程度の電磁波をアンテナ401で受信すると、整流回路403により電磁波を直流電流電圧に変換し、電源用コンデンサ419に電荷を蓄積する。電源用コンデンサ419から供給される電流により起動した制御部407は、受信した電磁波を変換した電気信号の符号をデコーダ415で復号化し、記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータを問い合わせる信号であると判断すると、128bitROMのIDデータをデコーダ415(エンコーダ)で符号化し、10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、電気信号に変換する。制御部407は、この信号を整流回路403にて2.45GHz程度の電磁波に変換し、アンテナ401を介して無線タグ検出部118に送信する。
記録紙501中のRFIDタグ400から記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータを含む信号を受信した無線タグ検出部118は、IDデータを含む信号を復号化して、ID取得部203にIDデータを送信する。IDデータを取得したID取得部203は、IDデータをID制御部506に送信し、IDデータを取得した旨の信号をIDテーブル取得部205に送信する。
信号を受信したIDテーブル取得部205は、記憶装置119内を検索して、記憶装置119内にIDテーブルを見出した場合には、記憶装置119からIDテーブルを取得する。IDテーブル取得部205は、記憶装置119内にIDテーブルがみあたらないときは、インターフェース部121およびネットワーク141を介して、複数のサーバ143内を検索して、いずれかのサーバ143内にIDテーブルを見出した場合には、サーバ143からIDテーブルを取得する。IDテーブルを取得したIDテーブル取得部205は、IDテーブルをID制御部506に送信する。
IDデータおよびIDテーブルを取得したID制御部506は、IDデータおよびIDテーブルを参照して、IDテーブル中から該当するIDデータを含むレコードを検索し、該レコード中の記録紙サイズカラムや記録紙種類カラムを参照して、記録紙501のサイズや種類(たとえばA4サイズ、普通紙など)を判断する。すなわち、IDテーブルは、ユーザ書込フィールドに枚数算出用番号を書き込んだ場合でも、元々固有領域に書き込まれているユニークな番号との対応関係を管理するための対応テーブルとして機能する。
また、これらの記録紙501には、IDデータのうちユーザフィールドが未だ書き込まれていない(たとえばユーザフィールドのIDの値が0である)RFID400が含まれているため、ID制御部506の記録紙枚数判断部207は、ユーザフィールドのIDを参照しても、記録紙格納部500内の記録紙501の枚数を検知することができない。この場合でも、ID制御部506の記録紙枚数判断部207は、IDデータのうち固有フィールドに書き込まれている互いに異なるIDデータを計算することにより、記録紙格納部500内の記録紙501の枚数を検知することができる。そして、得られた判断結果は、ID判断部207からメッセージ出力部222に送信される。
さらに、ID制御部506は、ID発生部223に指示を送り、IDデータが未だ書き込まれていないユーザフィールドに書き込むための互いにことなるID(連番からなるID)を発生させる。ID発生部223は、発生したIDを無線タグ書込部126に送信する。IDを取得した無線タグ書込部126は、IDを符号化し、2.45GHz程度の電磁波を記録紙501に対して放出する。電磁波を放出した無線タグ書込部126は、記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータのユーザフィールドの書込が成功したか確認するため、記録紙501中のRFIDタグ400から書き換えが成功した旨の信号が送信されてくるのを待ち受ける。
記録紙501中のRFIDタグ400は、2.45GHz程度の電磁波をアンテナ401で受信すると、整流回路403により電磁波を直流電流電圧に変換し、電源用コンデンサ419に電荷を蓄積する。電源用コンデンサ419から供給される電流により起動した制御部407は、受信した電磁波を変換した電気信号の符号をデコーダ415で復号化し、記録紙501中のRFIDタグ400のIDデータのユーザフィールドを書き込むためのIDを含む信号であると判断すると、128bitROM417のIDデータのユーザフィールドにIDデータを書き込む。そして、制御部407は、IDデータの書込が無事完了した旨の信号をデコーダ415(エンコーダ)で符号化し、10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、電気信号に変換する。制御部407は、この信号を整流回路403にて2.45GHz程度の電磁波に変換し、アンテナ401を介して無線タグ書込部126に送信する。
次に、制御部117は、原稿載置部123(原稿トレイ)内に原稿301がセットされているか、センサなどを介して確認する(S105)。原稿載置部123内に原稿301がセットされていない場合には、一連のフローを終了する。この際、表示部115に、原稿載置部123内に原稿301をセットすることを促す表示をしてもよい。原稿載置部123内に原稿301がセットされていれば、次のステップ(S107)に進む。
続いて、制御部117は、原稿載置部123内の原稿301の枚数Aおよび原稿種類の検出を行い、必要に応じてIDを書き込む(S107)。具体的には、制御部117は、ID問合部201から無線タグ検出部118に信号を送信する。信号を受信した無線タグ検出部118は、RFIDタグ400を検出するための信号を符号化して、2.45GHz程度の電磁波を原稿載置部123内の原稿301に対して放出する。電磁波を放出した無線タグ検出部118は、原稿301中のRFIDタグ400の有無を判断するために、原稿301中のRFIDタグ400から記録紙501中のRFIDタグ400の存在を示す信号が送信されるのを待ち受ける。
原稿301中のRFIDタグ400は、2.45GHz程度の電磁波をアンテナ401で受信すると、整流回路403により電磁波を直流電流電圧に変換し、電源用コンデンサ419に電荷を蓄積する。電源用コンデンサ419から供給される電流により起動した制御部407は、受信した電磁波を変換した電気信号の符号をデコーダ415で復号化し、原稿301中のRFIDタグ400の有無を問い合わせる信号であると判断すると、10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、原稿301中のRFIDタグ400の存在を示す信号を生成し、デコーダ415(エンコーダ)により符号化する。制御部407は、この信号を整流回路403にて2.45GHz程度の電磁波に変換し、アンテナ401を介して無線タグ検出部118に送信する。
原稿301中のRFIDタグ400から原稿301中のRFIDタグ400の存在を示す信号を受信した無線タグ検出部118は、信号を復号化して、ID問合部201に、原稿301中のRFIDタグ400の存在を示す信号を送信する。一定時間経過しても、原稿301中のRFIDタグ400の存在を示す信号を受信しなかった無線タグ検出部118は、ID問合部201に原稿301中にRFIDタグ400が存在しない旨の信号を送信する。
制御部117は、原稿301中にRFIDタグ400が検出されない場合には、原稿載置部123に設けられているメカニカルセンサ(不図示)により、原稿301の概数を検出する。制御部117は、原稿301中にRFIDタグ400が検出される場合には、ID問合部201から無線タグ読出部116に信号を送信する。信号を受信した無線タグ読出部116は、RFIDタグ400のIDデータを読み出すための信号を符号化し、2.45GHz程度の電磁波を原稿301に対して放出する。電磁波を放出した無線タグ読出部116は、原稿301中のRFIDタグ400のIDデータを取得するため、原稿301中のRFIDタグ400からIDデータを含む信号が送信されてくるのを待ち受ける。
原稿301中のRFIDタグ400は、2.45GHz程度の電磁波をアンテナ401で受信すると、整流回路403により電磁波を直流電流電圧に変換し、電源用コンデンサ419に電荷を蓄積する。電源用コンデンサ419から供給される電流により起動した制御部407は、受信した電磁波を変換した電気信号の符号をデコーダ415で復号化し、原稿301中のRFIDタグ400のIDデータを問い合わせる信号であると判断すると、128bitROM417のIDデータをデコーダ415(エンコーダ)で符号化し、10bit制御レジスタ413とクロック回路411とを利用して、電気信号に変換する。制御部407は、この信号を整流回路403にて2.45GHz程度の電磁波に変換し、アンテナ401を介して無線タグ検出部118に送信する。
原稿301中のRFIDタグ400から原稿301中のRFIDタグ400のIDデータを含む信号を受信した無線タグ検出部118は、IDデータを含む信号を復号化して、ID取得部203にIDデータを送信する。IDデータを取得したID取得部203は、IDデータをID制御部506に送信し、IDデータを取得した旨の信号をIDテーブル取得部205に送信する。
信号を受信したIDテーブル取得部205は、記憶装置119内を検索して、記憶装置119内にIDテーブルを見出した場合には、記憶装置119からIDテーブルを取得する。IDテーブル取得部205は、記憶装置119内にIDテーブルがみあたらないときは、インターフェース部121およびネットワーク141を介して、複数のサーバ143内を検索して、いずれかのサーバ143内にIDテーブルを見出した場合には、サーバ143からIDテーブルを取得する。IDテーブルを取得したIDテーブル取得部205は、IDテーブルをID制御部506に送信する。
IDデータおよびIDテーブルを取得したID制御部506は、IDデータおよびIDテーブルを参照して、IDテーブル中から該当するIDデータを含むレコードを検索し、該レコード中の記録紙サイズカラムや記録紙種類カラムを参照して、原稿301のサイズや種類(たとえばA4サイズ、普通紙など)か判断する。
また、これらの原稿301には、IDデータのうちユーザフィールドが未だ書き込まれていない(たとえばユーザフィールドのIDの値が0である)RFID400が含まれているため、ID制御部506の記録紙枚数判断部207は、ユーザフィールドのIDを参照しても、原稿載置部123内の原稿301の枚数を検知することができない。この場合でも、ID制御部506の記録紙枚数判断部207は、IDデータのうち固有フィールドに書き込まれている互いに異なるIDデータを計算することにより、原稿載置部123内の原稿301の枚数を検知することができる。そして、得られた判断結果は、ID制御部506から必要枚数判断部502に送信される。
次に、制御部117は、コピー部数Bを抽出する(S109)。具体的には、制御部117の必要枚数判断部502は、操作部113において受け付けたコピー部数を取得する。
次いで、必要枚数判断部502は、(原稿枚数A×コピー部数B=必要枚数)の式により得られる記録紙501の必要枚数の情報をID制御部506を介して、メッセージ出力部222に送信する。
メッセージ出力部222は、必要枚数判断部502からID制御部506を介して取得した記録紙501の必要枚数の情報と、ID制御部506から取得した記録紙枚数の情報と、に基づいて、(原稿枚数A×コピー部数B>記録紙枚数C)の式が成立するか否か判断する(S111)。
(原稿枚数A×コピー部数B>記録紙枚数C)の式が成立する場合には、メッセージ出力部222は、表示部115に対して記録紙501が不足している旨のメッセージを出力する(S113)。たとえば、原稿枚数A×コピー部数B−記録紙枚数C=10の式が成立する場合には、「記録紙が10枚足りません。記録紙を補充して下さい。」というメッセージを表示する。そして、メッセージ表示後、制御部117は、次のステップ(S114)に進む。一方、(原稿枚数A×コピー部数B>記録紙枚数C)の式が成立しない場合には、メッセージ出力部222は、特にメッセージを出力しない。そして、制御部117は、次のステップ(S114)に進む。
次に、制御部117は、操作部113から、コピースタート指示を受け付けているか否かについての情報を取得する(S114)。コピースタート指示を受け付けている場合には、制御部117は、コピーを実行する次のステップ(S119)に進む。コピースタート指示を受け付けていない場合には、制御部117は、記録紙501が補充されているか否かについて判断する(S115)。
この際、制御部117は、カセット開閉検出部125から直近の所定の時間内に記録紙格納部500の開閉が行われたか否かについての情報を取得し、直近の所定の時間内に開閉が行われていれば、記録紙501の補充が行われたものと判断する。一方。制御部117は、直近の所定の時間内に開閉が行われていなければ、記録紙501の補充が行われなかったものと判断する。
制御部117は、記録紙501の補充が行われていれば、記録紙枚数Cを検出し、必要に応じてIDを書き込む(S117)。具体的には、既に上述の通り、記録紙格納部500内の記録紙501に含まれるRFIDタグ400のIDを検出することにより、記録紙501の枚数を検出する。また、補充された記録紙501に埋め込まれたRFIDタグ400のIDデータのユーザフィールドが未だ書き込まれていなければ、IDを書き込む。詳しくは既述のため、繰り返さない。そして、再度、メッセージ出力部222は、(原稿枚数A×コピー部数B>記録紙枚数C)の式が成立するか否か判断する(S111)。このステップも詳しくは既述のため、繰り返さない。
一方、制御部117は、記録紙501の補充が行われていなければ、メッセージ出力部222を介して、記録紙501の補充を行う旨のメッセージを表示部115に出力する(S113)。このステップも詳しくは既述のため、繰り返さない。
図7は、実施の形態に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS114において、コピースタート指示を受けていた場合には、制御部117は、コピーを実行する(S121)。具体的には、原稿搬送部127、記録紙搬送部124および原稿データ読取部112に対して信号を送信する。信号を受信した原稿搬送部127は、原稿載置部123内から原稿301を1枚ずつ搬出して、原稿読取部112に送り込む。信号を受信した原稿データ読取部112は、送り込まれた原稿301の表面を走査して原稿データを取得する。
原稿読取部112は、取得した原稿データを原稿データ取得部507に送信する。原稿データ取得部507は、取得した原稿データを画像処理部508に送信する。画像処理部508は、原稿データを処理して出力データを作成し、プリンタ114に出力する。一方、信号を受信した記録紙搬送部124は、記録紙格納部500内の記録紙501を1枚ずつプリンタ114に搬送する。プリンタ114は、搬送されてきた記録紙501に出力データを印刷する。
コピーの実行を行っている間、制御部117は、常時記録紙格納部500内の記録紙枚数Cを検出し、必要に応じてIDを書き込む(S123)。具体的には、記録紙格納部500内の記録紙501に含まれるRFIDタグ400のIDを検出することにより検出された記録紙501の初期枚数から、記録紙搬送部124により搬出された記録紙501の枚数をデクリメント(引き算)することにより、その時点の記録紙枚数Cを算出して、記録紙枚数Cを検出し、随時更新する。
そして、再度、メッセージ出力部222は、(原稿枚数A×コピー部数B>残り記録紙枚数C)の式が成立するか否か判断する。この際、(残り記録紙枚数C≦所定の警告枚数M)の式が成立するか否か判断する(S125)。なお、警告枚数Mは、たとえば50枚とする。これらの式がともに成立する場合には、メッセージ出力部222は、残り記録紙501の枚数が不足しているため、記録紙の補充が必要である旨のメッセージを表示部115に出力する(S127)。たとえば、「すべての印刷ジョブを完了するには、記録紙が10枚足りません。また、記録紙の残量が50枚しかありません。記録紙を補充して下さい。」というメッセージを表示する。この際、コピー処理を一旦停止する。一方、これらの式の一方でも成立しない場合には、そのままコピーを継続する(S133)。
メッセージを表示した後、制御部117は、操作部113から、コピースタート指示を受け付けているか否かについての情報を取得する(S129)。コピースタート指示を受け付けている場合には、制御部117は、コピーを再開し、一旦停止した箇所からコピーを継続する次のステップ(S133)に進む。コピースタート指示を受け付けていない場合には、制御部117は、記録紙501が補充されているか否かについて判断する(S131)。
この際、制御部117は、直近の所定の時間内にカセット開閉検出部125から記録紙格納部500の開閉が行われたか否かについての情報を取得し、直近の所定の時間内に開閉が行われていれば、記録紙501の補充が行われたものと判断する。一方。制御部117は、直近の所定の時間内に開閉が行われていなければ、記録紙501の補充が行われなかったものと判断する。
制御部117は、記録紙501の補充が行われていれば、記録紙枚数Cの検出、更新を行う(S123)。具体的には、既に上述の通り、記録紙格納部500内の記録紙501に含まれるRFIDタグ400のIDを検出することにより、記録紙501の枚数を検出する。また、補充された記録紙501に埋め込まれたRFIDタグ400のIDデータのユーザフィールドが未だ書き込まれていなければ、IDを書き込む。詳しくは既述のため、繰り返さない。そして、再度、メッセージ出力部222は、(原稿枚数A×コピー部数B>残り記録紙枚数C)の式が成立するか否か判断する。この際、(残り記録紙枚数C≦所定の警告枚数M)の式が成立するか否か判断する(S125)。このステップも詳しくは既述のため、繰り返さない。
一方、制御部117は、記録紙501の補充が行われていなければ、コピーを再開し、一旦停止した箇所からコピーを継続する次のステップ(S133)に進む。
コピーを継続した場合、コピーする必要がある原稿301をすべてコピーし終わるか、記録紙501をすべて使い切ってしまうかすると、制御部117は、コピーを終了する(S135)。制御部117は、コピーを終了すると、残りのコピー必要枚数があるか否か判断する(S137)。具体的には、メッセージ出力部222は、(原稿枚数A×コピー部数B)−(コピーした記録紙501の枚数)=残りコピー必要枚数であるとして、残り必要枚数を算出する。その結果、メッセージ出力部222は、残りコピー必要枚数がある場合には、その旨のメッセージを表示部115に出力する。たとえば、「まだ3枚の原稿がコピーされていません。記録紙を補充して下さい。」というメッセージを表示する。その後のステップも詳しくは既述のため、繰り返さない。
一方、メッセージ出力部222は、残りコピー必要枚数がある場合には、さらに(残り記録紙枚数C≦所定の警告枚数M)の式が成立するか否か判断する(S139)。この式が成立する場合には、メッセージ出力部222は、残り記録紙501の枚数が不足しているため、次回コピーを行う際に記録紙が不足する可能性があり、記録紙の補充が必要である旨のメッセージを表示部115に出力する(S141)。たとえば、「記録紙の残量が8枚しかありません。次回コピーを行う際に記録紙が不足する可能性があります。記録紙を補充して下さい。」というメッセージを表示する。そして、制御部117は、次回のコピーに備えて、メカニカルセンサ(不図示)などにより、原稿載置部123に原稿301がセットされたか否かを所定の時間間隔で検出する(S103)。その後のステップも詳しくは既述のため、繰り返さない。
以下、本実施形態の画像処理装置の作用効果について説明する。
本実施形態の画像処理装置110によれば、画像形成処理の効率を向上することができる。すなわち、情報が書込めるRFIDタグ400付き記録紙501を用いることにより、記録紙501が補充された際に個々の記録紙501に新たなIDを書込むことができる。そして、IDの書き込まれたRFIDタグ400からIDを読み出すことにより、記録紙501の残量を検出することができる。さらに、無線タグ読出部116が読み出すIDデータに基づいて、原稿載置部123中に格納されている原稿301の枚数を判断することができるため、画像形成処理を行う前の段階で、原稿載置部123中における原稿301の記録紙残量をあらかじめ正確に知ることができる。このため、コピー開始前(読取開始前)に記録紙501の残量の不足の有無を判定できる。したがって、必要に応じてユーザに適切に警告等を表示できる。そして、その結果、ユーザの画像形成処理の作業効率を向上することができる。
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、ID問い合わせにかかる時間を短縮できる。すなわち、記録紙格納部500のカセット内の記録紙501に付けられたRFIDタグ400に情報書込が可能な無線タグ書込部126を設けているため、この無線タグ書込部126により、カセット内の各記録紙501のRFIDタグ400に枚数検出用のID(所定範囲の値)を振り直すことができる。この際、枚数検出用のIDは、たとえば連番とすることができる。また、枚数検出用のID(枚数算出用番号)は、必要最小限の桁数とすることができる。これにより、カセット内の全記録紙501にID問い合わせを行って枚数検出する際、IDが取りうる値が所定範囲内に限定されるため、処理時間が短縮できる。そして、記録紙501の残量がたとえば50枚以下になったら、利用者に通知する。言い換えると、IDはあらかじめ決まった範囲の値であるため、ID問い合わせにかかる時間を短縮できる。
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、主電源スイッチ161をONにするたびに記録紙501の残枚数を効率よく算出できる。主電源スイッチ161のON状態への切換に伴って無線タグ読出部116が作動するため、主電源スイッチ161をONにするたびに記録紙格納部500中の記録紙501の枚数を算出できる。ここで、主電源スイッチ161のOFF状態では、後述する記録紙格納部500の開閉は検知することが困難である。しかし、主電源投入時の無線タグ読出部116の作動により、主電源スイッチ161のOFF状態に記録紙格納部500に記録紙501が補充されても、コピー前に記録紙501の枚数を検出、更新できる。さらに、枚数検出用IDの振り直し処理も、装置電源をONしたときの初期動作として行う。そして、枚数検出要求が発生したタイミングにおいて、振り直した枚数検出用IDを検出して枚数検出処理を行う。この構成によれば、主電源スイッチ161をONにするたびに記録紙501の残枚数を効率よく算出できる。
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、記録紙格納部500が開閉するたびに記録紙格納部500中の記録紙501の枚数を効率よく算出できる。すなわち、記録紙格納部500の開閉を検知するカセット開閉検出部125を備え、無線タグ読出部116は、カセット開閉検出部125による開閉検知に伴って作動する。すなわち、主電源がONしている限り、記録紙格納部500のカセットの開閉は検出できる。また、記録紙501の補充作業は、記録紙格納部500のカセットを開閉しないとできない。よって、記録紙格納部500のカセット開閉時は、記録紙501が補充された可能性がある(開閉したのみで補充していない場合もある)。さらに、枚数検出用IDの振り直し処理も、記録紙カセットの開閉が行われた場合に実行する。そして、枚数検出要求が発生したタイミングにおいて、振り直した枚数検出用IDを検出して枚数検出処理を行う。この構成によれば、記録紙格納部500が開閉するたびに記録紙格納部500中の記録紙501の枚数を効率よく算出できる
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、ID問い合わせの回数を低減し、記録紙501の残枚数を効率よく算出できる。すなわち、記録紙501にRFIDタグ400を付け、主電源投入時に無線タグ読出部116によりタグ情報の読取および枚数算出を行う。上述のようにカセット開閉を検知した場合にも無線タグ読出部116は作動し、記録紙501の残枚数を更新する。さらに、記録紙501の残枚数は、記録紙501にプリントする度にデクリメントする。この構成によれば、主電源スイッチ161がONしたときに、初期動作として、タグ情報読み取り(ID問い合わせ)による枚数検出を行い、それ以降は(電源がOFFされない限り)、記録紙501の使用枚数(実際に記録紙501を給紙して印刷を実行した回数)ずつ記録紙501の残枚数の値をデクリメントすることで、タグ情報読み取りによる枚数検出を頻繁に行うことなく、正確な記録紙501の残枚数を管理できる。このため、ID問い合わせの回数を低減し、残枚数を効率よく算出できる。
また、本実施形態の画像処理装置110によれば、画像処理装置110の動作を高度に制御することができる。すなわち、画像処理装置110は、RFIDタグ400を付けた原稿301を用いるため、コピー部数と原稿301の枚数とからコピー枚数を算出することができる。また、コピー枚数と記録紙501の枚数とを比較し、記録紙501が不足する場合には警告メッセージを出力することができる。すなわち、原稿301にもRFIDタグ400が付いており、原稿301をセットした時点で原稿301の枚数を正確に検出し、原稿301の枚数とコピー部数とに基づいて、記録紙501が足りるか否かを判断することができる。このため、原稿301および記録紙501の双方の枚数を正確に把握して、画像処理装置110の動作を高度に制御することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記の実施形態では、記録紙格納部500内の記録紙501の枚数Cは、主電源501の投入時点で予め検出、書込しておいて、記録紙格納部500のカセット開閉を検出した場合に無線タグ読出部116により検出し、無線タグ書込部126により書込することとしたが、特に限定する趣旨ではない。たとえば、毎回記録紙501を使用するジョブの終了後に無線タグ読出部116により検出し、無線タグ書込部126により書込することとしてもよい。
また、算出した記録紙501の枚数の使い方(活用方法)は、上記のようにコピー枚数やプリント枚数と比較して不足判断を実行する方法と、ユーザに認識させるために報知(表示等)する方法とがある。すなわち、後者の報知については、記録紙格納部500内の記録紙501の枚数Cが不足する場合には、たとえばコピースタート前(原稿セット時点またはコピー部数の変更時点)に、足りない旨のメッセージを出力する方法が考えられる。
あるいは、下記のタイミングでメッセージを出力することができる。なお、これらのタイミングの組合せも可である。
LCDがONのとき(省電力モードでLCDがOFFしているときを除く)常時表示する。
記録紙501の残枚数が所定枚数より少なくなれば表示する。
複合機近傍にユーザが存在するときに表示する。
何らかのアクション(キー操作またはカセット開閉等)があったときに表示する。
人感センサによりユーザの存在を検知したときに表示する。
また、たとえば記録紙カセット開閉時に、記録紙501のRFIDタグ400のIDデータのユーザ書込フィールドに書込がないものがあるかどうか確認する際に、ユーザ書込フィールドに書込がないものがある場合のみ、追加分の記録紙501の枚数を確認し、ユーザ書込フィールドに書込がないものがない場合には、追加分の記録紙501の枚数を確認しない構成とすることもできる。
あるいは、ユーザ書込フィールドに書込がないものがある場合には、IDデータの固有領域に元々から書き込まれているユニークな番号を用いて、ユーザ書込フィールドに枚数算出用の書込をおこなってもよい。また、ユーザ書込フィールドに書込がないものがある場合には、記録紙501が記録紙カセットから取り除かれていないかどうかを、ユーザ書込フィールドの枚数算出用番号を確認することもできる。
また、図3および図5において、それぞれ原稿301および記録紙501について、無線タグ読出部116を共通して用いているが、特に限定する趣旨ではなく、記録紙301用と原稿501用とで、少なくとも2つの、無線タグ読出部116をそれぞれの場所に別途設置してもよい。また、記録紙301用と原稿501用とで、異なる種類の無線タグ読出部を用いることもできる。
図8は、実施の形態に係る画像形成装置の動作の一部を説明するためのフローチャートである
このように、記録紙枚数Cを検出・書込をする際に、あらかじめ記録紙501の枚数の概数を検出し(S801)、記録紙501の枚数の概数が警告枚数であるM以下である場合に、記録紙501の枚数Cを無線タグ読出部116を用いて検出してもよい。
実施の形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示した機能ブロック図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御部を詳細に示す機能ブロック図である。 実施の形態に係る画像処理装置の原稿載置部の構成を模式的に示した概念図である。 実施の形態に用いるRFIDタグの構成を模式的に示した機能ブロック図である。 実施の形態に係る画像処理装置の記録紙格納部の構成を模式的に示した概念図である。 実施の形態に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の動作の一部を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の用いるRFIDタグの有するIDデータの構造を説明するためのデータ構造図である。 従来公知の複写機の構成を模式的に示した機能ブロック図である。
符号の説明
100 画像形成システム
110 画像形成装置
111 通信部
112 原稿読取部
113 操作部
114 プリンタ
115 表示部
116 無線タグ読出部
117 制御部
118 無線タグ検出部
119 記憶装置
121 インターフェース部
123 原稿載置部
124 記録紙搬送部
125 カセット開閉検出部
127 原稿搬送部
131 FAX端末
133 E−mail端末
135 I−FAX端末
141 ネットワーク
143 サーバ
161 主電源スイッチ
163 主電源
165 光電センサ
201 ID問合部
203 ID取得部
205 IDテーブル取得部
207 記録紙枚数判断部
222 メッセージ出力部
301 原稿
400 RFIDタグ
401 アンテナ
403 整流回路
405 電圧リミッタ
407 制御部
409 パワーONリセット回路
411 クロック回路
413 制御レジスタ
415 デコーダ
417 ROM
419 電源用コンデンサ
500 記録紙格納部
501 記録紙
502 必要枚数判断部
506 ID判断部
507 原稿データ取得部
508 画像処理部
509 原稿枚数判断部
1001 複写機
1010 共振タグ
1201 送信部
1202 送信アンテナ
1203 受信アンテナ
1204 受信部
1205 演算部

Claims (19)

  1. 記録紙を格納する記録紙格納手段と、
    前記記録紙中のRFIDタグのIDデータを無線通信により読み出すRFID読出手段と、
    前記記録紙中のRFIDタグにIDデータを無線通信により書き込むRFID書込手段と、
    前記RFID読出手段が読み出す前記IDデータに基づいて、前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の枚数を判断する記録紙枚数判断手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記RFID書込手段は、前記RFID読出手段が読み出す前記IDデータの書込可能領域に、前記記録紙ごとに互いに異なるIDを書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記RFID書込手段は、前記RFID読出手段が読み出す前記IDデータの書込可能領域に未だIDが書き込まれていない場合に、前記書込可能領域にIDを書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記RFID書込手段は、前記RFID読出手段が読み出す前記IDデータの書込可能領域に、連番からなるIDを書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2乃至4いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記RFID読出手段は、前記書込可能領域に書き込まれている前記IDを読み出すように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2乃至5いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記RFID読出手段は、前記書込可能領域に、前記IDデータの固有領域に記憶されているIDよりも小さい桁数のIDを書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2乃至6いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記IDデータの固有領域に記憶されているIDと、前記書込可能領域に書き込まれている前記IDとの対応関係を管理する対応管理手段をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記RFID書込手段は、前記RFID読出手段による前記IDデータの読出に伴って作動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置への主電源からの電力供給を制御する主電源スイッチをさらに備え、
    前記RFID読出手段は、前記主電源スイッチの電力供給状態への切換に伴って作動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録紙に画像を形成する画像形成手段をさらに備え、
    前記RFID読出手段は、前記画像形成手段による画像形成処理の終了に伴って作動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録紙格納手段の開閉を検知する開閉検知手段をさらに備え、
    前記RFID読出手段は、前記開閉検知手段による前記記録紙格納手段の開閉の検知に伴って作動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記記録紙枚数判断手段は、前記開閉検知手段による前記記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、未だIDが書き込まれていない書込可能領域の有無を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在する場合には、前記書込可能領域の枚数を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、前記書込可能領域の枚数を判断しないように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11または12に記載の画像形成装置において、
    前記記録紙枚数判断手段は、前記開閉検知手段による前記記録紙格納手段の開閉の検知に伴って、未だIDが書き込まれていない書込可能領域の有無を判断し、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在しない場合には、前記記録紙の取り除かれた枚数を判断するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至13いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記RFID書込手段は、未だIDが書き込まれていない書込可能領域が存在する場合には、前記未だIDが書き込まれていない前記書込可能領域にIDを書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1乃至14いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録紙格納手段から前記記録紙を搬出する記録紙搬送手段をさらに備え、
    前記記録紙枚数判断手段は、前記RFID読出手段が読み出した前記IDデータおよび前記記録紙搬送手段が搬出した前記記録紙の枚数に基づいて、前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の枚数を判断するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1乃至15いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の概数を検知するセンサをさらに備え、
    前記RFID読出手段は、前記センサにより検知される前記記録紙の概数が所定の値以下となると作動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置において、
    前記センサは、光電式センサまたは機械式センサであることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1乃至17いずれかに記載の画像形成装置において、
    原稿を載置する原稿載置手段と、
    前記原稿中の第二のRFIDタグの第二のIDデータを無線通信により読み出す第二のRFID読出手段と、
    前記原稿のコピー部数の入力を受け付けるコピー部数受付手段と、
    前記第二のRFID読出手段が読み出す前記第二のIDデータおよび前記コピー部数受付手段にて受け付けた前記コピー部数に基づいて、前記原稿を前記コピー部数コピーするのに必要な前記記録紙の枚数を判断する必要枚数判断手段と、
    前記必要枚数判断手段から取得する前記記録紙の必要な枚数と、前記記録紙枚数判断手段から取得する前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の枚数とを比較して、前記記録紙が不足する場合には前記記録紙が不足している旨の警告を出力可能に構成されている警告出力部と、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1乃至17いずれかに記載の画像形成装置において、
    外部端末に接続し、前記外部端末からデータを取得する通信部と、
    前記通信部が取得する前記データに基づいて、前記データを出力するのに必要な前記記録紙の枚数を判断する必要枚数判断手段と、
    前記必要枚数判断手段から取得する前記記録紙の必要な枚数と、前記記録紙枚数判断手段から取得する前記記録紙格納手段中に格納されている前記記録紙の枚数とを比較して、前記記録紙が不足する場合には前記記録紙が不足している旨の警告を出力可能に構成されている警告出力部と、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
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