JP2006141850A - 背上げ機構付きベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的簡単な機構で、背下げ時の挟み込みに対する安全性と同時に手すり使用時の安定性を確保できる背上げ機構付きベッドを提供する。
【解決手段】 背上げ機構を有する背上げ機構付きベッドにおいて、背上げ角度が設定角度に満たない間は角度増加方向にのみで、背上げ角度が設定角度以上になると角度増加方向だけでなく角度減少方向にも強制的に背上げフレーム3を駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えた。
【選択図】 図8

Description

本願発明は、一般家庭や病院・施設などで使用する背上げ機構付きベッドに関するものである。
近年、高齢者、病弱者等の使用するベッドには背上げ機構が付いており、自力によって上半身を起こす事が困難な利用者の場合、アクチュエータによって背上げ機構を駆動させる事により上半身を起こしている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
また、それらのベッドにはベッドからの転落防止等の為にベッドのサイドフレームにサイドレールや、立ち上がりの補助の為の手すりが設置されることがある(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2004−444号公報 特開2004−129709号公報 特開2003−52765号公報
しかしながら、背上げ状態時に背上げフレーム下に誤って何らかの障害物、または人間が入ってしまう可能性が考えれられ、背上げ状態を元へ戻す場合(背下げ時)に挟み込まれる危険が生じていた。この問題を解決するため、背上げ機構に使用するアクチュエータの電力制御装置(例えば、特開2004−48824号公報参照)や背上げフレーム下リミットスイッチ(例えば、特許文献1参照)等を設置し挟み込みを防止していた。しかし、このような制御には常に不作動や誤動作の虞があるので、安全性の確保に不安が残る。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、比較的簡単な機構で、背下げ時の挟み込みに対する安全性を確保できる背上げ機構付きベッドを提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、背上げ機構を有する背上げ機構付きベッドにおいて、最小角度から最大角度まで回動可能な背上げフレームと、角度増加方向にのみ強制的に前記背上げフレームを駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えたことを特徴とするものである。
また、背上げ機構を有する背上げ機構付きベッドにおいて、最小角度から最大角度まで回動可能な背上げフレームと、背上げ角度が設定角度に満たない間は角度増加方向にのみ強制的に前記背上げフレームを駆動可能で、かつ背上げ角度が設定角度以上になると角度増加方向だけでなく角度減少方向にも強制的に前記背上げフレームを駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えたことを特徴とするものである。
本願の請求項1記載の発明によれば、背上げ角度が増加する背上げ時には背上げフレーム駆動機構の駆動力により背上げフレームが強制的に背上げ駆動されるが、背下げ時には背上げフレーム駆動機構の駆動力によらず利用者やマットレスや背上げフレームの自重により背下げが行われるので、背下げ時の挟み込みに対する安全性が確保される。
また、請求項2記載の発明によれば、背上げ角度が設定角度に満たない間は角度増加方向にのみで、背上げ角度が設定角度以上になると角度増加方向だけでなく角度減少方向にも強制的に背上げフレームを駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えることによって、背下げ時の挟み込みに対する安全性が確保されると共に、手すり使用時の安定性を実現することができる。すなわち、背下げ時に背上げ角度が設定角度より小さくなると、背上げフレーム駆動機構の駆動力によらず利用者やマットレスや背上げフレームの自重により背下げが行われるので、背下げ時の挟み込みに対する安全性が確保され、背上げ角度が設定角度以上になると、角度増加方向だけでなく角度減少方向にも強制的に背上げフレームを駆動可能になって背上げフレーム駆動機構と背上げフレームが一体状態となるので、手すり使用時の安定性を実現できる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明の背上げ機構付きベッドの一実施形態の概略構成を示す側面図、図2はその平面図、図3(a〕,(b)は要部構成及び作用を示す要部側面図、図4(a)〜(c)は全体動作説明図、図5は背上げ角度と大腿部支え上げ角度の連動関係をグラフ化して示す図である。
図1、図2において、この背上げ機構付きベッド本体1の角パイプ製のベッドフレーム2は、腰部より下側の下半身(図の左側略半分)に対応するフロントフレーム2aと、腰部より上側の上半身(図の右側略半分)に対応するリアフレーム2bとがピン結合等により組み立て自在に構成されており、前後と中央部に脚部2cが形成されている。
上記リアフレーム2b側には、腰部側がピン結合等により最小角度から最大角度まで回動可能に取り付けられて背上げを行う角パイプ製の背上げフレーム3と、この背上げフレーム3の回動軸3a側の中央部に設けられた背上げ駆動ブラケット4と、この背上げ駆動ブラケット4に駆動源としてのモータ5からの駆動力を伝達する機構として軸方向に進退駆動されるリニアアクチュエータ6とが備えられている。上記モータ5は、リモコン7による操作でマイコン8及び図示しないモータドライブユニット等を介して駆動制御されるようになっている。また、上記背上げフレーム3のサイドフレームには図示しない手すり等を取り付けることができるようになっている。
上記背上げ駆動ブラケット4には、図3(a)に示すように、背上げフレーム3の回動軸3a近傍の下面に当接して、モータ5によりリニアアクチュエータ6を介して駆動される背上げ駆動ブラケット4の駆動力を背上げフレーム3に伝達する駆動フレーム4aが一体に固定されている。これらにより、角度増加方向にのみ強制的に背上げフレーム3を駆動可能な背上げフレーム駆動機構が実現されている。
一方、上記フロントフレーム2a側には、腰部側がピン結合等による回動軸9aを介して回動可能に取り付けられて、背上げ連動時には車いす等のアンカーのように脚の付け根側の大腿部のみを支え上げる角パイプ製の大腿部支え上げフレーム9と、一端側が前記背上げ駆動ブラケット4にピン結合等により回動自在に取り付けられ、他端側が上記大腿部支え上げフレーム9の下面側中央部に設けられたローラ10に当接する大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11と、下端側がベッドフレーム2側から下方に突設された突出片2dにピン結合等により回動自在に取り付けられ、上端側が上記大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11の略中央部にピン結合等により回動自在に取り付けられたロッド支持プレート12とが備えられている。
なお、使用時には、上記背上げフレーム3や大腿部支え上げフレーム9及びその他のベッドフレーム2上に、背上げフレーム3や大腿部支え上げフレーム9の動作に支障をきたさないように樹脂製等のプレートが張られ、その上にベッドマットレスが載置されて使用される。
次に、このように構成された本実施形態の背上げ機構付きベッドの動作について、図3、図4、図5を参照して説明する。なお、図4の(a)は背上げフレーム3及び大腿部支え上げフレーム9が共に最小角度の平坦(フラット)な状態、(b)はモータ5をリニアアクチュエータ6が縮む方向に作動させて、背上げフレーム3を約35度の傾斜角度に上げたとき大腿部支え上げフレーム9が約25度の傾斜角度の状態、(c)はモータ5をリニアアクチュエータ6がさらに縮む方向に作動させて、背上げフレーム3を約70度の最大傾斜角度に上げたとき大腿部支え上げフレーム9が約0度の角度(フラット)の状態を示している。また、本実施形態における大腿部支え上げフレーム9の傾斜角度の増減の推移は、図5に実線で示す背上げ角度に対して太い破線で示す大腿部支え上げ角度Aのようになる。
さて、背上げ時には、利用者本人やその介護者がリモコン7を操作して、モータ5をリニアアクチュエータ6が縮む方向に作動させると、リニアアクチュエータ6の先端が連結された背上げ駆動ブラケット4が図3,図4の反時計廻りの回動方向で下がる方向に動き、背上げ駆動ブラケット4の駆動フレーム4aが下面に当接する背上げフレーム3が上がる方向に動く。それと共に、大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11が引っ張られて、その略中央部に上端側が回動自在に取り付けられたロッド支持プレート12が下端側の固定回動軸を中心に時計廻りの回動方向で上がる方向に動く(図4(a)→(b)参照)。これにより、大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11に背上げ駆動ブラケット4とロッド支持プレート12の逆方向の動作が作用してそれらの僅かな上下動でも大きな傾斜角度がつき、大腿部支え上げフレーム9がその下面に取り付けられたローラ10を介して効率良く持ち上げられる。
そして、背上げ駆動ブラケット4が回動方向の円周上の最下点を過ぎると今度は上がる方向に変わる。同じく、ロッド支持プレート12は回動方向の円周上の最上点を過ぎると下がる方向になり、大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11は徐々に傾斜角度が小さくなって行き、大腿部支え上げフレーム9の傾斜角度も小さくなり、背上げフレーム3が最大傾斜角度の約70度に達すると大腿部支え上げフレーム9がフラット(平坦)な状態に復帰する(図4の(b)→(c)参照)。この背上げ状態から逆に背下げを行うときは上記の逆の動作となる。
この背下げ時に、図3(b)に示すように背上げフレーム3とベッドフレーム2(リアフレーム2a)の間に障害物Mが入ってしまった場合には、背上げフレーム3と駆動フレーム4aは当接しているだけなので、背上げフレーム3にはリニアアクチュエータ6からの背下げ方向の駆動力は伝わらず、利用者やマットレスや背上げフレームの自重により背下げが行われるので、背下げ方向に強制駆動されることはない。これにより、比較的簡単な機構で、背下げ時の背上げフレーム3による挟み込みに対する安全性が確保される。
また、本実施形態によれば、背上げフレーム3に連動した大腿部支え上げフレーム9により背上げ時の身体のずり落ちを効率良く防ぐことができると共に、脚の付け根側の大腿部のみで膝まで上げなくてもよいので、背上げ時に窮屈な姿勢となることなく端座位や離床動作も行いやすく、また大腿部のみを支え上げればよいので軽量化や低コスト化が図りやすくなる。従って、背上げ時の身体のずり落ちを防ぎ、背上げ時に窮屈な姿勢となることなく端座位や離床動作も行いやすい軽量で安価な背上げ機構付きベッドを提供することができる。
さらに、大腿部支え上げフレーム9は、ベッドフレーム2の幅より狭幅でベッドフレーム2の幅方向中央部のみに設けられて成るものであるから、背上げ時に窮屈な姿勢となることなく、端座位や離床動作も行いやすく、軽量化や低コスト化が更に図りやすくなる。
また、背上げ動作に連動して大腿部支え上げ動作を行うと共に、背上げ動作の途中から大腿部下げ動作を行うので、いっそう背上げ時に窮屈な姿勢となることなく端座位や離床動作も更に行いやすくなる。
また、機構的に、回動部材であるロッド支持プレート12で略中央部を支持された大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11を介して間接的に連動させて大腿部支え上げ動作を行っているので、連結部に掛かる力が急に逆転しないため、ガタつきの発生を防ぐことができ、また低床のベッドへの適用も容易となる。
本実施形態のものは、このような優れた特性を有するものであるから、特に、一般家庭や病院・施設などでの介護用ベッドとして好適な背上げ機構付きベッドとなる。
図6は、本願発明の他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドの概略構成及び作用を示す図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。なお、背上げフレーム駆動機構は前記図3に示したものと同様であるので、図示は省略する。
本実施形態では、大腿部支え上げフレーム9の下面のローラ10に当接する大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11の当接面の形状を変えることにより、大腿部支え上げフレーム9の動作角度や動作タイミングを調節可能に設定できるようにしたものである。この例では、大腿部支え上げフレーム駆動ロッド11のローラ当接面に両側が山形状となる調節部材11aを取り付けて、ロッド支持プレート12の最上点付近での上下動を相殺するような作用を持たせて、大腿部支え上げフレーム9の傾斜角度の増減の推移が、図5に実線で示す背上げ角度に対して細い破線で示す台形状の大腿部支え上げ角度Bのようになるように構成している。
これにより、前記実施形態と同様な作用効果が得られると共に、利用者の要望等に合わせて大腿部支え上げフレーム9の動作角度や動作タイミングを容易かつ安価に設定することができる。
図7は、本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドの概略構成及び作用を示す図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。なお、背上げフレーム駆動機構は前記図3に示したものと同様であるので、図示は省略する。
本実施形態では、大腿部支え上げフレーム9側の駆動機構を変えたもので、大腿部支え上げフレーム9の回動軸9a側に固定された大腿部支え上げ駆動アーム13と、この大腿部支え上げ駆動アーム13に駆動源としてのモータ14からの駆動力を伝達する機構として軸方向に進退駆動されるリニアアクチュエータ15を備えたものであり、前記図1に示したマイコン8により両モータ5,14を前述したものと同様な作用を有するように連動させることにより、前述した実施形態とほぼ同様な作用効果が得られる。
図8は、本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドにおける背上げフレーム駆動機構の要部構成及び作用を示す要部側面図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
前述してきた実施形態の背上げフレーム駆動機構では、背上げフレーム3に手すりを設置した場合、背上げフレーム3はその下面が駆動フレーム4aに当接しているだけなので、手すり使用時に安定性が無く、利用者に不安を与える可能性がある。
そこで、本実施形態では、前述した背上げフレーム駆動機構に加えて、直角よりもやや鈍角に折り曲げられて折曲部近傍が駆動フレーム4aの端部(図の右端部)に設けられた回動軸4bに回動可能に取り付けられた規制金具4cと、その下方にメインフレーム(ベッドフレーム2のリアフレーム2b)から突設されたメインフレームピン4dと、背上げフレーム3の基部に上記規制金具4cの立ち上がり片4eに向けて突設されたストッパーピン4fと、上記規制金具4cの回動軸4bに取り付けられて当該規制金具4cの下片4gを下方に付勢する捻りバネ4hとを備え、規制金具4cの下片4gの裏面側には上記メインフレームピン4dに当接する急勾配と緩勾配から成る三角形状のガイド部4iが形成され、他方の立ち上がり片4eには上記ストッパーピン4fが嵌合する孔4jが形成されている。
以上の構成において、背上げを行うと、駆動フレーム4aに押し上げられるようにして背上げフレーム3が背上げを行う方向に動き、駆動フレーム4aに取り付けられた規制金具4cは背上げフレーム3のストッパーピン4fとの関係が図8(a)の状態で移動する。すなわち、設定角度であるロック開始角度までは規制部材4cのガイド部4iがメインフレームピン4dの配置により捻りバネ4hの付勢力に抗して図8(a)の状態を維持するので、規制金具4cの孔4jとストッパーピン4fは離れた状態に維持される。この角度状態では、背下げを行っても背上げフレーム3を背下げ方向に強制駆動することはなく、前記実施形態と同様に、背下げ時の背上げフレーム3による挟み込みに対する安全性が確保される。
一方、図8(b)に示すように、設定角度であるロック開始角度に達すると、規制部材4cのガイド部4iとメインフレームピン4dと捻りバネ4hの付勢力により規制部材4cが回動して、その孔4jが背上げフレーム3のストッパーピン4fに嵌合し、駆動フレーム4aと背上げフレーム3がロックされた状態になる。この状態では、背上げフレーム3に手すりを設置した場合でも、背上げフレーム3は駆動フレーム4aと一体状態となっているので、手すり使用時の安定性が向上する。なお、設定角度であるロック開始角度は、ガイド部4iの形状とメインフレームピン4dの配置位置によって所望の角度に変更することができる。
図9は、本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドにおける背上げフレーム駆動機構の要部構成及び作用を示す要部側面図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施形態では、前述したとほぼ同様な背上げフレーム駆動機構に加えて、背上げフレーム3の基部上端に回動軸3bを介して回動可能に取り付けられたロックパーツ3cを備え、その下端にはメインフレーム(ベッドフレーム2のリアフレーム2a)上へ突設されて摺接するスライドピン3dが設けられ、中間部位には駆動フレーム4aの端部4kに係合する段部3eが形成されている。
以上の構成において、図9(a)に示すように、背上げ開始時から設定角度であるロック開始角度までは、ロックパーツ3cのスライドピン3dがメインフレーム(ベッドフレーム2のリアフレーム2a)上をスライドすることにより、ロックパーツ3cと駆動フレーム4aは離れた状態にあり、背下げを行っても背上げフレーム3を背下げ方向に強制駆動することはなく、前記実施形態と同様に、背下げ時の背上げフレーム3による挟み込みに対する安全性が確保される。
一方、背上げ角度を設定角度であるロック開始角度以上に増加させると、図9(b)に示すように、ロックパーツ3cのスライドピン3dがメインフレーム(ベッドフレーム2のリアフレーム2a)上を離れ、ロックパーツ3cの中間段部3eが駆動フレーム4aの端部4kに係合して背上げフレーム3と駆動フレーム4aをロックする。この状態では、背上げフレーム3に手すりを設置した場合でも、背上げフレーム3は駆動フレーム4aと一体状態となっているので、手すり使用時の安定性が向上する。なお、設定角度であるロック開始角度は、ロックパーツ3cの長さによって所望の角度に変更することができる。
以上のように、上記図8,図9に示した実施形態によれば、比較的簡単な機構で、背下げ時の背上げフレームによる挟み込みに対する安全性を確保しつつ、安定性のある手すりを使用した離床動作を安全かつ快適に行うことができ、要介護高齢者の離床を促すことで自立支援となり、介護度の重度化を抑制することができる。
本願発明の一実施形態に係る背上げ機構付きベッドの概略構成を示す側面図。 同じく、その平面図。 その要部構成及び作用を示す要部側面図。 その全体動作説明図。 背上げ角度と大腿部支え上げ角度の連動関係をグラフ化して示す図。 本願発明の他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドの概略構成及び作用を示す図。 本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドの概略構成及び作用を示す図。 本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドにおける背上げフレーム駆動機構の要部構成及び作用を示す要部側面図。 本願発明の更に他の実施形態に係る背上げ機構付きベッドにおける背上げフレーム駆動機構の要部構成及び作用を示す要部側面図。
符号の説明
1 背上げ機構付きベッド本体
2 ベッドフレーム
2a フロントフレーム
2b リアフレーム
2c 脚部
2d 突出片
3 背上げフレーム
3a 回動軸
3b 回動軸
3c ロックパーツ
3d スライドピン
3e 段部
4 背上げ駆動ブラケット
4a 駆動フレーム
4b 回動軸
4c 規制金具
4d メインフレームピン
4e 立ち上がり片
4f ストッパーピン
4g 下片
4h 捻りバネ
4i ガイド部
4j 孔
5 モータ
6 リニアアクチュエータ
7 リモコン
8 マイコン
9 大腿部支え上げフレーム
9a 回動軸
10 ローラ
11 大腿部支え上げフレーム駆動ロッド
11a 調節部材
12 ロッド支持プレート
13 大腿部支え上げフレーム駆動アーム
14 モータ
15 リニアアクチュエータ

































Claims (2)

  1. 背上げ機構を有する背上げ機構付きベッドにおいて、最小角度から最大角度まで回動可能な背上げフレームと、角度増加方向にのみ強制的に前記背上げフレームを駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えたことを特徴とする背上げ機構付きベッド。
  2. 背上げ機構を有する背上げ機構付きベッドにおいて、最小角度から最大角度まで回動可能な背上げフレームと、背上げ角度が設定角度に満たない間は角度増加方向にのみ強制的に前記背上げフレームを駆動可能で、かつ背上げ角度が設定角度以上になると角度増加方向だけでなく角度減少方向にも強制的に前記背上げフレームを駆動可能な背上げフレーム駆動機構を備えたことを特徴とする背上げ機構付きベッド。






































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