JP2006141792A - 遊技媒体貸出管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技店による取引金額の間引きなどの不正を防止するとともに、各遊技店の売上状況を中央管理センタ600により確実に管理することができる遊技媒体貸出管理システムを提供する。
【解決手段】玉貸出処理機200は、遊技客が玉貸出処理機200に投入(入金)した紙幣による投入金額を投入金額記憶データベース280に記憶するとともに、売上金額情報として、カードIDに関連付けて管理サーバ500に送信し、管理サーバ500は、この売上金額を売上金額管理データベース560に記憶し、玉貸出処理機200による累積投入金額と、この玉貸出処理機200から管理サーバ500に送信し、算出された累積売上金額とを累積売上金額判定テーブル590により照合し、両者の累積売上金額に差異がある場合、中央管理センタ600に警報を報知する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、貨幣(有価媒体)の受け入れにより、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出管理システムに関し、特に、貸出処理機に投入された紙幣による累積投入金額と、管理サーバにより算出された累積売上金額とを照合することにより、中央管理センタ(カード会社センタ)によって、遊技店の売上状況を確実に把握/管理することができる遊技媒体貸出管理システムに関する。
現在、パチンコ機やパチスロ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技をおこなう場合には、カード発行機などから、一旦プリペイドカードなどの磁気カード(記録媒体)を購入し、このプリペイドカードに関連付けられた識別IDに基づく、有価価値に応じてパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を借り受ける遊技媒体貸出システム(プリペイドカードシステム)が一般的に採用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような遊技媒体貸出システムによると、例えば、カード発行機により、1000円分の有価価値があるプリペイドカードを購入し、このプリペイドカードをパチンコ機に隣接されたカード処理機(貸出処理機)に挿入することで1000円分の遊技媒体(パチンコ玉など)を借り受け遊技をおこなうことができ、このプリペイドカードに予め記録(付与)された識別IDに対応する1000円がカード処理機に対する投入金額情報となる。そして、カード発行機によるカードの売上情報とカード処理機によるカードの利用情報とを管理装置で収集することにより売上金額を管理するシステムが構築されている。
このような従来のプリペイドカードなどを利用した遊技媒体貸出システム(プリペイドカードシステム)によるとプリペイドカードの識別IDと売上金額とを関連付けることにより、カード毎の売上金額情報、残高情報を正確に把握することができ、これによって、各遊技店毎の総売上金額を正確に算出し管理することができる。
具体的に説明すると、管理装置は、各カード処理機から送信される投入金額情報を売上金額情報として収集し管理するとともに、この売上金額情報を中央管理センタ(カード会社)の中央管理コンピュータに送信するようにしている。このように、各遊技店毎の(遊技店内に設置されたカード処理機)売上金額情報を遊技店以外の中央管理センタ(カード会社)により統括的に管理することで、各遊技店の売上を明朗化とするINのクリアシステムが構築されている。また、中央管理センタ(カード会社)では、各遊技店から収集された売上情報(売上実績)に基づいて、カードの使用料(システムの使用料金)を、遊技店から徴収するようにしている。
また、近年では、プリペイドカードなどのカード媒体を使用することなく遊技媒体の貸し出しをおこなう紙幣対応の貸出処理機が普及している。このような紙幣対応のCR機では、遊技客が投入した紙幣による有価価値分の遊技媒体を貸し出すことができる。この紙幣対応の貸出処理機の場合、投入された紙幣の有価価値は、貸出処理機の内部に装着したメモリカード(カード媒体)のカードIDに関連付けて記憶されるとともに、貸出処理機の本体ID(識別符号)およびカードIDに対応付けられ、売上金額として管理装置に送信され、この売上金額の累積金額が管理装置(管理サーバ)により管理されている。
特開2003−103015号公報
ところが、上述した従来の遊技媒体貸出管理システムでは、以下に示すような問題がある。すなわち、前述したように、従来では貸出処理機の売上金額を管理サーバに送信し、管理サーバは、貸出処理機から送信された売上金額を累積(合計)することにより遊技店の売上実績を管理している。
また、中央管理センタは、管理サーバによって遊技店から売上金額情報(売上実績)の累積値(合計値)を収集し、この売上実績に基づいて、カードの使用料(システムの使用料金)を、遊技店から徴収するようにしている。
ところが、例えば、遊技店内部において、不正に売上金額を間引くなどの目的で、第三者機関が設置した管理装置ではなく、別の管理装置が接続された場合には、中央管理センタによって正確に遊技店による売上金額を把握することができなくなるという問題がある
さらに前述したように、中央管理センタは、管理サーバから送信さる売上金額情報に応じて、システムの使用料を徴収しているため、不正により正確なシステムの使用料を徴収できなくなるという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたものであり、第三者機関である中央管理センタ(カード会社)により、遊技店に備えた貸出処理機による売上実績を正確に把握することができるうえ、各遊技店による売上金額の明朗化の向上を図ることができる遊技媒体貸出管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技客によって投入された貨幣の有価価値に基づいて、遊技機に遊技媒体を貸し出す貸出処理機と、前記貨幣による投入金額情報を売上金額情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出管理システムであって、前記貸出処理機は、前記遊技客により投入される貨幣を受け入れ可能な貨幣挿入手段と、前記紙幣挿入手段から挿入された紙幣の有価価値を識別する有価価値識別手段と、前記有価価値識別手段により識別された有価価値に応じて、遊技機に対して遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理手段と、前記貨幣による有価価値を投入金額として記憶する投入金額記憶手段と、前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けた累積投入金額として算出する累積投入金額算出手段と、前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を売上金額情報として、前記管理装置に送信するとともに、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額を前記管理装置へ送信する送信手段とを備え、前記管理装置は、前記貸出処理機から送信される売上金額情報を記憶する売上金額記憶手段と、前記売上金額記憶手段により記憶された売上金額を、貸出処理機の識別符号に関連付けた累積売上金額として算出する累積売上金額算出手段と、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額との差異を判定する累積売上金額判定手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記管理装置により累積される売上金額情報を管理する中央管理センタを備え、前記管理装置は、前記累積売上金額判定手段により、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額とに所定以上の差異があると判定された場合に、前記中央管理センタに対して、警報を報知する警報手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記貸出処理機は、前記投入金額記憶手段により記憶される投入金額を格納する投入金額記憶データベースを備え、前記投入金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、投入金額記憶データベースに格納されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明において、前記貸出処理機は、前記累積投入金額記憶手段により記憶される累積投入金額を格納する累積投入金額記憶データベースを備え、前記累積投入金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積投入金額記憶データベースに格納されことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一つに記載の発明において、前記管理装置は、前記売上金額記憶手段により記憶される売上金額を格納する売上金額記憶データベースを備え、前記売上金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、売上金額記憶データベースに格納されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一つに記載の発明において、前記管理装置は、前記累積売上金額記憶手段により記憶される累積売上金額を格納する累積売上金額データベースを備え、前記累積売上金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積売上金額記憶データベースに格納されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一つに記載の発明において、前記貸出処理機から前記管理装置に対する投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一つに記載の発明において、前記貸出処理機から前記管理装置に対する累積投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一つに記載の発明において、前記累積売上金額判定手段による判定処理は、遊技店の閉店時間経過後におこなうことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、遊技客によって投入された貨幣の有価価値に基づいて、遊技機に遊技媒体を貸し出す貸出処理機と、前記貨幣による投入金額情報を売上金額情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出管理システムであって、前記貸出処理機は、前記遊技客により投入される貨幣を受け入れ可能な貨幣挿入手段と、前記貨幣挿入手段から挿入された紙幣の有価価値を識別する有価価値識別手段と、前記有価価値識別手段により識別された有価価値に応じて、遊技機に対して遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理手段と、前記紙幣による有価価値を投入金額として記憶する投入金額記憶手段と、前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けた累積投入金額として算出する累積投入金額算出手段と、前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を売上金額情報として、前記管理装置に送信するとともに、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額を前記管理装置へ送信する送信手段とを備え、前記管理装置は、前記貸出処理機から送信される売上金額情報を記憶する売上金額記憶手段と、前記売上金額記憶手段により記憶された売上金額を、貸出処理機の識別符号に関連付けた累積売上金額として算出する累積売上金額算出手段と、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額との差異を判定する累積売上金額判定手段と、を備えるので、遊技店に設置された貸出処理機による売上状況を中央管理センタ(カード会社)で確実に把握(管理)することができるという効果を奏する。
また、管理装置からの警報の報知に基づいて、実際に遊技客により投入された投入金額の累積値(合計値)と、貸出処理機から管理装置に送信された売上金額情報との累計値(合計値)とに差異が発生したことを迅速に把握することができ、これによって、遊技店の不正(取引情報の間引き)を確実に発見できるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記管理装置により累積される売上金額情報を管理する中央管理センタを備え、前記管理装置は、前記累積売上金額判定手段により、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額とに所定以上の差異があると判定された場合に、前記中央管理センタに対して、警報を報知する警報手段を備えるので、遊技店の不正(取引情報の間引き)を確実に発見できるうえ、遊技店に設置された貸出処理機による売上状況を中央管理センタで確実に把握(管理)することができるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記貸出処理機は、前記投入金額記憶手段により記憶される投入金額を格納する投入金額記憶データベースを備え、前記投入金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、投入金額記憶データベースに格納されるので、この投入金額記憶データベースにより遊技客から投入される紙幣の投入金額情報を正確に記憶することができるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記貸出処理機は、前記累積投入金額記憶手段により記憶される累積投入金額を格納する累積投入金額記憶データベースを備え、前記累積投入金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積投入金額記憶データベースに格納されるので、この累積売上金額記憶データベースにより各貸出処理機別の累積売上金額を正確に記憶することができるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記管理装置は、前記売上金額記憶手段により記憶される売上金額を格納する売上金額記憶データベースを備え、前記売上金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、売上金額記憶データベースに格納されるので、この売上金額管理データベースにより、各貸出処理機から送信された売上金額を正確に記憶するとともに、効率良く管理できるという効果を奏する。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記管理装置は、前記累積売上金額記憶手段により記憶される累積売上金額を格納する累積売上金額データベースを備え、前記累積売上金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積売上金額記憶データベースに格納されるので、この累積売上金額記憶データベースにより累積売上金額を正確に管理できるという効果を奏する。
また、請求項7に記載の発明によれば、前記貸出処理機から前記管理装置に対する投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであるので、常に最新の投入金額を管理装置に送信することができることから、各貸出処理機別の投入金額を効率良く正確に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明によれば、前記貸出処理機から前記管理装置に対する累積投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであるので、常に最新の累積売上金額を管理装置に送信することができることから、各貸出処理機別
の累積売上金額を効率良く正確に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項9に記載の発明によれば、前記累積売上金額判定手段による判定処理は、遊技店の閉店時間経過後におこなうので、最終的に算出された累積売上金額を管理装置で判定することができ、これによって、遊技店の不正(取引情報の間引き)を確実に発見できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る遊技媒体貸出管理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、本発明に係る遊技媒体貸出管理システムをパチンコ遊技に適用した場合を示すこととする。なお、以下では、本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの概要および特徴を説明し、これに続いて、この遊技媒体貸出管理システムの構成および機能の詳細を説明し、その後、遊技媒体貸出管理システムによる全体処理に関する処理手順を説明することとする。
(遊技媒体貸出管理システムの概要および特徴)
まず最初に、本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの概要および特徴を説明する。1は、本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの概要を示す説明図である。図2は、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。また、図3は、管理サーバ500(T/C)の構成を、図4は、中央管理センタ600の構成を示す機能ブロック図をそれぞれ示している。
すなわち、図1、2に示すように、この遊技媒体貸出管理システムでは、遊技店内のそれぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(以下、『パチンコ機』と称する)が併設されている。そして、これらパチンコ機100にはそれぞれ1台ずつペアとなるように遊技媒体貸出処理機(以下、『玉貸出処理機』と称する)がパチンコ機100の相互間に挟まれるように据置されており、遊技客により、この玉貸出処理機200に挿入された紙幣(1000円札)による入金情報(投入金額)は売上金額情報として、島コントローラ300、中継器400を介して管理サーバ500に送信されるとともに、この管理サーバ500により各玉貸出処理機200の累積売上金額(売上実績)を個別に管理するようにしている。なお、管理サーバ500は、遊技店内に配置されているが、実際には、中央管理センタ600(カード会社)を管理する第三者機関により設置されている。
玉貸出処理機200は、紙幣の投入により、この投入された紙幣の価値(有価価値)を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。ここで、本実施例における玉貸出処理機200は、遊技客による紙幣(1000円札)の投入時に、所定数の遊技玉(パチンコ玉)を貸し出すようにパチンコ機100へ指示を与える機能とともに、この紙幣投入時の投入金額情報を投入金額記憶データベース280(図1)に記憶/格納し、この投入金額情報を売上金額情報として逐次(リアルタイム)、玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに関連付けて、管理サーバ500に通知する機能を備えている。また、後述するように、管理サーバ500からの送信指示により、累積投入金額情報を管理サーバ500に通知する機能を備えている。
島コントローラ300は、玉貸出処理機200と管理サーバ500との間における通信を制御するものである。中継器400(HUB)は、各「島」内に1基づつ据置されており、各「島」内のネットワークケーブルを束ねる集線装置(コンセントレータ)としての機能を備えている。本システムでは、それぞれの中継器400は、シリアル接続(ディジーチェーン)により構成されている。
管理サーバ500は、第三者機関によって管理される中央管理センタ(カード会社)600の中央管理コンピュータ610に接続されるとともに、最終的に管理サーバ500により集計(累積)された各玉貸出処理機200の売上金額情報を、中央管理センタ600に送信し、この中央管理センタ600の中央管理コンピュータ610により、各遊技店の売上情報が統括的に管理される遊技媒体貸出管理システムを構築している。すなわち、図2に示すように、中央管理センタ600により複数の遊技店(管理サーバ500)の管理がおこなわれている。
以上のように構成される遊技媒体貸出管理システムにおいて、本発明の特徴は、玉貸出処理機200に対して、実際に遊技客により投入された紙幣の投入金額を売上金額情報として、管理サーバ500に送信するとともに、この玉貸出処理機200で算出された累積投入金額Aと、この玉貸出処理機200から売上金額情報として管理サーバ500に送信し、累計値(合計値)として算出された累積売上金額Bとを照合することにより、遊技店の売上状況を管理サーバ500および第三者機関である中央管理センタ(カード会社)600により確実に把握(管理)することにある。
この本発明の特徴を具体的に説明すると、玉貸出処理機200には、予め個別の本体ID(A××××10〜)と、この玉貸出処理機200の内部に内蔵されたメモリカード230(図6)のカードID(C×××××10〜)とが付与されており、各玉貸出処理機200による入金金額情報(投入金額情報)は、一旦、玉貸出処理機200に備えた投入金額記憶データベース280(図7−1)に、本体IDおよびカードIDに関連付けられて記憶/格納し、以降、各玉貸出処理機200は、遊技客による紙幣の投入にともない投入金額情報を更新するとともに、この遊技客により投入された紙幣(1000円札)による投入金額情報を売上金額情報として、管理サーバ500に対して送信するようにしている。また、遊技客により投入された玉貸出処理機200における投入金額の累積値(累積投入金額A)も、上位装置(管理サーバ500)による指示などにより送信するようにしている。
一方、管理サーバ500では、玉貸出処理機200から送信される売上金額情報を受信し、各玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに関連付けて、売上金額を売上金額管理データベース560(図8−1)に記憶するとともに、逐次、更新をおこない、この更新された累積売上金額Bを累積売上金額管理データベース575(図9−1)に格納するようにしている。
また、この管理サーバ500は、実際に遊技客が玉貸出処理機200に投入した投入金額の累積値(累積投入金額A)と、この玉貸出処理機200から管理サーバ500に送信された売上金額の累積値(累積売上金額B)とに差異があるかを照合により判定する累積売上金額判定部580(図3)を備えており、この累積売上金額判定部580により両者の累積金額に所定以上の差異があると判明した場合に、中央管理センタ600に対して、売上金額に差異がある旨を示す警報を報知するようにしている。すなわち、これによって、遊技店内の玉貸出処理機200による売上金額を不正に間引くなどの不正行為を防止するようにしている。なお、この累積売上金額判定部580による累積売上情報の照合(判定)は、累積売上金額判定テーブル590(図10)に基づいておこなうようにしている。なお、上記警報を発するか否かの基準となる『所定以上の差異』については、中央管理センター側によって、予め設定されているものとする。
また、本実施例では、玉貸出処理機200から管理サーバ500に対して送信する累積投入金額Aの通知タイミングは、玉貸出処理機200によるパチンコ機100に対する玉貸処理時としている。なお、この玉貸処理時以外にも、玉貸出処理機200本体の電源ON時(遊技店の開店時、玉貸出処理機200の交換時)、上位装置である管理サーバ500からの送信要求指示がある場合を条件とすることができる。すなわち、これによって、最新の累積投入金額Aを管理サーバ500に送信することができることから、各貸出処理機別の累積投入金額Aを効率良く正確に管理することができる。また、管理サーバ500からの送信要求に応じて、各玉貸出処理機200別の累積投入金額Aを効率良く正確に管理するようにしている。
また、管理サーバ500で実行される累積投入金額Aと累積売上金額Bとの照合をおこなう累積売上情報の判定(チェック)タイミングは、累積投入金額情報の通知タイミングと同様に、玉貸出処理機200によるパチンコ機100に対する玉貸処理時としている。なお、この玉貸処理時以外にも、玉貸出処理機200本体の電源ON時(遊技店の開店時、玉貸出処理機200の交換時)、上位装置である中央管理センタ600からの累積売上金額チェック指示がある場合を条件とすることができる。すなわち、これによって、最適なタイミングで各貸出処理機別の累積売上金額の判定を効率良く正確に実行することができる。
(管理サーバ500の構成および機能の詳細)
次に、図3を参照して管理サーバ500の構成および機能の詳細について説明する。管理サーバ500は、概略的に、遊技媒体貸出管理システムを構成する各機器の制御をおこなう装置であり、各玉貸出処理機200に投入された紙幣(1000円札)による入金金額(投入金額)を個別の売上金額として取得する機能を備えている。
すなわち、管理サーバ500は、各玉貸出処理機200に対して、予め付与されている本体ID(識別符号)に基づいて、個々の玉貸出処理機200毎に投入された紙幣による入金金額情報(投入金額情報)を売上金額情報として取得/合計(累積)し、管理する機能を備えている。また、管理サーバ500により集計された各遊技店別の玉貸出処理機200による累積売上金額(売上実績)を中央管理センタ600に送信する機能を備えてい
る。
具体的に説明すると、管理サーバ500は、玉貸出処理機200から送信される売上金額情報を記憶する売上金額管理データベース560と累積売上金額管理データベース575とを備えており、各玉貸出処理機200から送信される売上金額情報は、リアルタイムで管理サーバ500に送信されるとともに、この管理サーバ500内に備えた売上金額管理データベース560に記憶される。そして、この売上金額管理データベース560に記憶した売上金額情報に基づいて、累積売上金額算出部570により累積売上金額を算出する。以下、この累積売上金額算出部570により算出された累積金額は、各玉貸出処理機200の本体IDに対応して累積売上金額管理データベース575(図9−1)に格納するようにしている。なお、これら売上金額管理データベース560および累積売上金額管理データベース575についての詳細は、後述する。
すなわち、図3に示すように、管理サーバ500は、管理サーバ500全体を統括的に制御する制御部510と、各種指示入力を受け付ける入力部520と、出力部530と、メニュー画面や売上情報の一覧などを表示する表示部540(モニタ)と、表示制御部545と、玉貸出処理機200と相互に通信をおこなうための通信I/F550と、売上金額管理データベース560と、累積売上金額算出部570と、累積売上金額管理データベース575と、累積売上金額判定部580と、累積売上金額判定テーブル590とを備えている。
制御部510は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部としての機能を備えている。
入力部520は、管理サーバ500により制御(指示)される各種の情報を入力するキーボード、マウス及びトラックボールなどの操作入力手段(入力用デバイス)であり、主に、遊技店の経営者などの経営に携わる者(管理者)からの操作により操作をおこなう手段として使用される。
出力部530はプリンタなどの印刷手段であり、本例では、管理者などの操作により、表示部540(モニタ)に表示される売上金額管理データベース560(図8−1)、累積売上金額管理データベース575(図9−1)、累積売上金額判定テーブル590(図10)の内容を印字(プリント)する機能を備えている。
表示部540は、表示画面を出力する出力手段であり、玉貸出処理機200から送信された売上金額情報を記憶する売上金額管理データベース560(図8−1)および累積売上金額管理データベース575(図9−1)、累積売上金額判定テーブル590(図10)内の内容を表示する機能を備えており、CRTや液晶ディスプレイなどのモニタにより構成される。表示制御部545は、表示部540による表示を制御する表示制御機能を備えている。
通信I/F550は、玉貸出処理機200の通信I/F221(図6)および中継器400を介して各玉貸出処理機200による売上情報を通信により受信する機能を備えている。
売上金額管理データベース560は、玉貸出処理機200から送信された売上金額情報を玉貸出処理機200の本体ID別のカードIDに対応させ、取引状況(取引ID)に応じて記憶/格納し、管理する機能を備えている。
累積売上金額算出部570は、売上金額管理データベース560に記憶された売上金額の累積(合計値)を、玉貸出処理機200の本体ID毎の累積売上金額として算出する機能を備えている。
累積売上金額管理データベース575は、玉貸出処理機200から送信されるとともに、売上金額管理データベース560に記憶された各玉貸出処理機200別(本体ID別)の売上金額の累積値(合計値)を累積売上金額算出部570により算出し、この算出された累積売上金額を玉貸出処理機200の本体IDに関連付けて記憶/格納する機能を備えている。
累積売上金額判定部580は、玉貸出処理機200に備えている投入金額記憶データベース280(図7−1)に記憶/格納されている累積投入金額Aと、累積売上金額管理データベース575(図8−1)に記憶/格納されている累積売上金額Bとを照合/比較して、両者の金額に差異があるかを判定する機能を備えている。なお、この累積売上金額判定部580による累積投入金額Aと累積売上金額Bとの照合および判定は、累積売上金額判定テーブル590(図10)に基づいておこなわれる。
以下、図8−1、図8−2および図9−1、図9−2を参照して、売上金額管理データベース560および累積売上金額管理データベース575の詳細について説明する。
図8−1は、売上金額管理データベース560の構成内容を示している。すなわち、図8−1に示すように、売上金額管理データベース560は、遊技店に設置された玉貸出処理機200を個別に特定する本体ID(A××××10・・・)と、玉貸出処理機200に内蔵されたメモリカード230(図5)のカードIDに関連付けて、取引時(遊技客による紙幣投入時)に設定される取引ID欄562と、玉貸出処理機200から紙幣の投入時(取引ID毎)に送信される売上金額情報が記憶される売上金額欄563と、累積売上金額欄564とにより構成されている。
図8−2は、玉貸出処理機200からの売上情報の送信にともない作成された売上金額管理データベース560の一例を示している。すなわち、図8−2に示すように、売上金額データベース560には、玉貸出処理機200からの売上金額情報の送信にともなって、取引ID(S001〜S00×)の設定とともに、送信された紙幣の売上金額情報(1000〜××××)が記憶されることとなる。また、この売上金額管理データベース560は、売上金額情報の送信にともなって、逐次、累積更新され、更新された累積売上金額は、累積売上金額欄564に記憶/格納されることとなる。本例では、取引ID(S001〜S00×)による累積投入金額が、657000円であることを示している。
図9−1は、累積売上金額管理データベース575の構成内容を示している。すなわち、図9−1に示すように、累積売上金額管理データベース575は、遊技店に設置された玉貸出処理機200を個別に特定する本体ID(A××××10、A××××11〜)と、取引期日に関連付けて、売上金額の累積値が記憶/格納される累積売上金額欄576により構成されている。
また、図9−2は、玉貸出処理機200から送信された売上金額情報に基づいて、作成された累積売上金額管理データベース575の一例を示している。すなわち、図9−1に示すように、玉貸出処理機200から送信された売上金額情報にともなって、玉貸出処理機200の本体ID別(A××××10、A××××11〜)に算出された売上金額の累積値が累積売上金額欄576に記憶/格納されることとなる。なお、累積金額欄576に記憶される累積売上金額は、累積売上金額算出部570(図3)により算出される。
累積売上金額判定テーブル590は、売上金額管理データベース560(図8−1)に記憶/格納されている累積売上金額Aと、累積売上金額管理データベース575(図8−1)に記憶/格納されている累積売上金額Bとを照合/比較して、両者の金額に差があるか否かを判定するテーブルである。
次いで、図10を参照して、累積売上金額判定テーブル590の詳細について説明する。図10は、累積売上金額判定テーブル590の一例を示す図である。すなわち、累積売上金額判定テーブル590は、各玉貸出処理機200の本体ID(識別符号)に対応して、累積投入金額Aが格納される累積投入金額欄591と累積売上金額Bが格納される累積売上金額欄592と、両者(累積投入金額Aと累積売上金額B)の照合による差異の判定結果欄593とを備えて構成されている。
すなわち、図10に示すように、累積売上金額判定テーブル590の累積売上金額Aには、玉貸出処理機200に備えた投入金額記憶データベース280により記憶された投入金額に基づいて、累積投入金額算出部281(図6)により算出された累積投入金額された売上金額が格納される。
一方、累積売上金額Bには、管理サーバ500に備えた売上金額管理データベース560により記憶された売上金額に基づいて、累積売上金額算出部570(図3)により算出された累積売上金額Bが格納される。そして、これら累積投入金額Aと累積売上金額Bとに差がある場合には、累積売上金額判定部580(図2)による判定は、NGとなり、管理サーバ500から中央管理センタ600に対して、その旨を通知する警報が報知されることとなる。具体的には、管理サーバ500から中央管理センタ600に対して、累積売上情報に差異がある旨が送信されることとなる。
そして、この図10では、本体ID(A××××10)の玉貸出処理機200の場合、累積投入金額Aが657000円であり、累積売上金額算出部570により算出された累積売上金額Bが657000円であることを示しており、この場合、両者の累積金額が一致するため、判定結果はOKとなっている。
一方、本体ID(A××××11)の玉貸出処理機200の場合、累積投入金額Aが557000円であり、累積売上金額算出部570により算出された累積売上金額Bが540000円であることを示しており、この場合、両者の累積金額が一致しないため、判定結果はNGとなっている。前述したように、両者の累積金額が一致しない場合、管理サーバ500から中央管理センタ600に対して、警報が報知されることとなる。
(中央管理センタの構成)
次に、図4を参照して、中央管理センタ600(カード会社)の構成および機能の詳細について説明する。図4に示すように、中央管理センタ600は、管理サーバ500から送信される遊技店別の類型売上金額情報を統括的に収集する中央管理コンピュータ610を備えており、この中央管理コンピュータ610は、中央管理コンピュータ610の全体制御をおこなう制御部611と、各遊技店の売上実績などを表示する表示部612と、操作をおこなう操作部613と、記憶部614と、管理サーバ500の通信I/F550と通信をおこなう通信I/F615とを備えている。この中央管理センタ600は、各遊技店に配置された管理サーバ500との間で相互に通信をおこなうことにより、管理サーバ500が取得した玉貸出処理機200の売上金額情報に基づいて、各遊技店ごとの総売上集計、各玉貸出処理機200の管理などをおこなう機能を備えている。
(玉貸出処理機200の構成)
次に、玉貸出処理機200およびパチンコ機100について説明する。図5は、本実施例で適用する玉貸出処理機200およびパチンコ機100の外観を示した正面図、図6は、玉貸出処理機200の内部構成を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、玉貸出処理機200は、外見上縦長に構成したもので、本体部210とBVユニット部250(紙幣収納ユニット)とにより構成されている。BVユニット部250は、本体部210よりも前方に向けて僅かに突出するように形成され、このBVユニット部250は、リモコンによる「解錠指示操作」により本体部210から自動的に取り出し可能に構成されている。
また、本体部210の前面パネルには、上から順に表示ランプ211と、表示部212と、リモコン用受光部213と、メモリカード確認窓218とを備えている。このメモリカード確認窓218の内部には、メモリカード230(図6)が装着されている。このメモリカード230には、予め固有のカードID(C××××10、C×××11〜)が記録されている。また、BVユニット部250は、紙幣を投入するための紙幣挿入/返却口255を備えている。
ここで、玉貸出処理機200には、予め個別の本体ID(識別符号)が付与されている。この本体ID(識別符号)とは、玉貸出処理機200が工場出荷時に付与されるユニークな識別符号(A××××10、A××××11〜)のことを示している(図7−1)。
表示ランプ211は、後述する制御部220からの制御信号に基づいて点灯し、この点灯により紙幣の受け付け可能状態を遊技客に報知する機能を備えている。表示部212は、玉貸出処理機200の状態(エラー発生、解錠可能状態)を表示(緑色/赤色のランプ表示)により報知する機能を備えている。
リモコン用受光部213は、リモコンにより送信された送信信号に基づいて、玉貸出処理機20のエラー状態をリセットするエラーリセット信号、解錠指示信号を受信する機能を具備している。電源部214は、玉貸出処理機200に対して、AC電源(100V)による電圧を供給するための電源部である。
メモリカード確認窓218は、玉貸出処理機200の内部にメモリカード(カード媒体)230が装着されていることを確認する確認窓としての機能を備えている。前述したように、このメモリカード230には、玉貸出処理機200の本体ID(A××××10、A××××11〜)に対応付けて、固有のカードID(C××××10、C××××11〜)が記録されている。
通信I/F221は、管理サーバ500の通信I/F550(図3)に対して、主に玉貸出処理機200に投入された投入金額情報を売上金額情報として送信する機能を備えている。
制御部220は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、パチンコ機100に対する玉投出機能を具備する玉貸制御部225を備えている。
カードID記憶部231は、メモリカード230を特定するカードIDを記憶/格納する機能を備えている。ここで、玉貸出処理機200の内部にメモリカード230が装着された時に、このメモリカード230には、玉貸出処理機200の本体ID(識別符号)に対応して、固有のカードIDが作成され、このカードIDは、このカードID記憶部231とメモリカード230とに記録されるものとなる。なお、玉貸出処理機200およびメモリカード230が交換された場合には、同様のカードIDが新たに内蔵されたメモリカード230に記録されることとなる。
BVユニット部250は、紙幣挿入/返却口255と、紙幣収納部251と、紙幣識別部252と、BVユニット制御部260と、BVロック機構部270とを備えている。紙幣挿入/返却口255は、紙幣(例えば、1000円札)を受け入れるとともに、不良紙幣を返却するための開口である。この紙幣挿入/返却口255から受け入れた紙幣は、BVユニット部250の紙幣収納部251に取り込まれる。
紙幣収納部251は、遊技客により紙幣挿入/返却口255から挿入された紙幣を整列状態で収納する機能を備えている。紙幣識別部252は、遊技客により紙幣挿入/返却口255から挿入された紙幣に対する金額情報の判定(識別)および金額情報を記憶する紙幣処理機能を備えており、遊技客により挿入された紙幣を受け入れて識別し、正常と判定される紙幣については、その識別結果および金額情報を主制御部220に通知する機能を備えている。一方、不良紙幣と識別した紙幣は、そのまま紙幣挿入/返却口255を通じて返却する機能を備えている。
BVユニット制御部260は、管理サーバ500より解錠を許可する旨を通知された後に、リモコンにより解錠を指示する旨を通知された場合、BVユニット部250の解錠をおこなうように制御する処理部である。
BVロック機構部270は、「係員」が所持するリモコンによる操作により解錠を指示する旨(解錠指示通知)が送信された場合に、ロックを解錠する機能を備えている。「係員」が玉貸出処理機200のリモコン用受光部213に向けて、リモコンの個別解錠ボタンをON操作するとBVユニット部250が玉貸出処理機200の前方に突出するとともに、紙幣収納部251が開口する機構となっている。これにより、紙幣収納部251に収納された紙幣を回収することができる。
投入金額記憶データベース280は、実際に遊技客により投入された紙幣の有価価値(金額)および投入金額の合計値(累積値)を、玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに関連付けて記憶/格納する機能を備えている。
累積投入金額算出部281は、投入金額記憶データベース280に記憶/格納された遊技客による投入金額の合計値(累積値)を算出する機能を備えている。
以下、図7−1、図7−2を参照して、投入金額記憶データベース280の詳細について説明する。
図7−1は、投入金額記憶データベース280の構成内容を示している。すなわち、図7−1に示すように、投入金額記憶データベース280は、遊技店に設置された玉貸出処理機200を個別に特定する本体ID(A××××10)と、玉貸出処理機200に内蔵されたメモリカード230(図6)のカードIDに関連付けて、取引時(遊技客による紙幣投入時)に設定される取引ID欄282と、遊技客が実際に玉貸出処理機200に投入した紙幣の金額が記憶される投入金額欄283と、累積投入金額欄284とにより構成されている。なお、この累積投入金額欄284に記憶/格納される累積投入金額は累計投入金額算出部281(図6)により算出される。そして、投入金額記憶データベース280には、遊技客が玉貸出処理機200に紙幣を投入する都度、記憶データとして格納され、この投入金額記憶データベース280内の投入金額情報は、売上金額情報として、リアルタイムで管理サーバ500に対して通知される。
図7−2は、遊技客による紙幣の投入にともない作成された投入金額記憶データベース280の一例を示している。すなわち、図7−2に示すように、投入金額記憶データベース280には、遊技客による紙幣の投入にともなって、取引ID(S001〜S00×)の設定とともに、投入された紙幣の金額情報(1000〜××××)が記憶されることとなる。また、この投入金額記憶データベース280は、遊技客による紙幣の投入にともなって、逐次、累積更新され、更新された累積投入金額は、累積投入金額欄284に記憶/格納される。本例では、取引ID(S001〜S00×)による累積投入金額が、657000円であることを示している。この投入金額記憶データベース280に記憶された投入金額は、売上金額情報としてリアルタイムで管理サーバ500に送信されるものとなる。
(パチンコ機100の構成および機能の詳細)
次に、図5に示したパチンコ機100の詳細について説明する。図5に示すように、パチンコ機100は遊技領域110および下方に設けた上皿120とにより構成され、その内部には玉投出機構部130が設けてある。この玉投出機構部130は、玉貸出処理機200の制御部220の玉貸制御部225から貸玉投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機100による賞玉投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機100の上皿120に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。同図に示すように、このパチンコ100の前面上部は遊技者がパチンコ遊技を行う遊技領域であり、このパチンコ機100の内部には玉投出機構部130が設けられ、また、前面下部の上皿120には度数表示部121と、貸出ボタン122と、返却ボタン123とが設けられている。
度数表示部121は、遊技客により玉貸出処理機200に投入された紙幣の有価価値および遊技にともない減算する有価価値残高を数値(度数)として表示する表示部としての機能を備えている。
貸出ボタン122は、遊技客が玉の貸し出しを受ける際に押下するボタンであり、この貸出ボタン122の押下(ON)に応じて、玉貸出処理機200からパチンコ機100に対してパチンコ玉が投出されるとともに、管理サーバ500により管理されている残度数が減算される。
玉投出機構部130は、パチンコ玉の貸出用と、パチンコ機100における入賞時の賞玉の払出し用との両方を兼用している。従って、この玉投出機構部130は、直接、あるいは、パチンコ機100のコントローラを介して間接的に、玉貸出処理機200によって制御される。なお、上述した度数表示部121なども同様に玉貸出処理機200からの指示に従ってその表示内容が更新され、上述した貸出ボタン122などの操作状況は、パチンコ機100から玉貸出処理機200へと通知される。
(遊技媒体貸出管理システムにおける基本制御手順)
図11は、本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの基本制御手順を示すフローチャートである。すなわち、本発明の遊技媒体貸出システムは、大別して(1)投入金額識別工程(ステップSA110)と、(2)投入金額記憶工程(ステップSA120)と、(3)玉貸出処理工程(ステップSA130)と、(4)累積投入金額更新工程(ステップSA140)と、(5)売上金額送信工程(ステップSA150)と、(6)売上金額記憶工程(ステップSA160)と、(7)累積売上金額記憶工程(ステップSA170)と、(8)累積売上金額判定工程(ステップSA180)との8つの処理工程により構成されている。まず、これら(1)〜(8)の各制御工程について簡単に説明する。
(1)投入金額識別工程(ステップSA110)
投入金額識別工程は、遊技客により紙幣挿入/返却口255(図5)から投入された紙幣が正常であるか否か(真偽)を判定するとともに、投入された紙幣の有価価値(金額)を識別する処理工程である。なお、投入された紙幣の真偽は、BVユニット部250の紙幣識別部252(図6)によりおこなわれる。
(2)投入金額記憶工程(ステップSA120)
投入金額記憶工程は、玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに対応付けて、遊技客から投入された投入(売上)金額を記憶する処理工程である。この投入金額記憶工程により記憶される紙幣の有価価値情報は、玉貸出処理機200に備えた投入金額記憶データベース280(図7−1)にカードIDに対応付けて取引ID毎に投入金額が記憶される。
(3)玉貸出処理工程(ステップSA130)
玉貸出処理工程は、玉貸出処理機200からパチンコ機100に対して玉の貸し出し処理をおこなう処理工程である。具体的には、遊技客によって玉貸出処理機200に対して現金(紙幣)が投入された際、この玉貸出処理機200からパチンコ機100に対して、玉を貸し出す玉貸し出し命令を通知する処理工程である。
(4)累積投入金額更新工程(ステップSA140)
累積投入金額更新工程は、投入金額記憶工程により記憶された玉貸出処理機200の本体IDおよびカードID別の累計投入金額を、遊技客による紙幣の投入にともなって更新する処理工程である。
(5)売上金額送信工程(ステップSA150)
売上金額送信工程は、玉貸出処理機200に対する遊技客からの投入金額情報を売上金額情報として、玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに対応付けて管理サーバ500に対して送信する処理工程である。具体的には、遊技客によって玉貸出処理機20に対して現金(紙幣)が投入された際、投入された紙幣による売上情報を玉貸出処理機200の本体識別IDに関連付けて管理サーバ500に対して通知する処理工程である。
(6)売上金額記憶工程(ステップSA160)
売上金額記憶工程は、玉貸出処理機200から送信された売上金額を記憶する処理工程である。
(7)累積売上金額記憶工程(ステップSA170)
累積売上金額記憶工程は、玉貸出処理機200に実際に投入された投入金額の累積値(合計値)を累積投入金額Aとして、記憶する処理工程である。なお、この累積売上金額記憶工程による累積投入金額の算出は累計投入金額算出部281(図6)によりおこなわれる。
(8)累積売上金額判定工程(ステップSA180)
累積売上金額判定工程は、玉貸出処理機200において、実際に投入された投入金額の累積値(合計値)である累積投入金額Aと、管理サーバ500の累積売上金額算出部570(図3)により算出された累積売上金額Bとの間に所定以上の差異があるかを判定する処理工程である。なお、この累積売上金額判定工程により、玉貸出処理機200に実際に投入された投入金額の累積(合計)である累積投入金額Aと、管理サーバ500により累計された累積売上金額Bとに差異があると判定された場合に、中央管理センタ600に対して累計金額に差異がある旨の警報が報知されることとなる。
(遊技媒体の貸し出し管理手順)
次に、図12のフローチャートを参照して、本実施例における遊技媒体の貸出管理手順を詳細に説明する。この図12に示すフローチャートは、遊技店に設置された玉貸出処理機200と管理サーバ500との間でおこなわれる遊技媒体(パチンコ玉)の貸出管理手順を示している。
ここで、以下の図12に示すフローチャートでは、玉貸出処理機200を特定する本体ID(識別符号)を「A××××10」とし、本体ID(識別符号)に対応するカードIDを「C×××××1」とし、遊技客により投入される紙幣による金額(有価価値)は、1000円札の紙幣を例として説明する。
また、管理サーバ500に対する売上金額および累積売上金額の送信および管理サーバ500による累積売上金額のチェック(判定)は、玉貸出処理機200による玉貸出処理時におこなうものとして説明する。
すなわち、図12のフローチャートに示すように、玉貸出処理機200は、遊技客による紙幣(貨幣)の投入待ち状態(待機状態)となっており(ステップS110)、以下、遊技客により玉貸出処理機200の紙幣挿入/返却口255(図6)に紙幣(1000円札)が投入されると(ステップS115)、次いで、この遊技客により投入された紙幣の真偽を判定する紙幣真偽判定処理に移行する(ステップS120)。このステップS120による、紙幣の真偽判定は、BVユニット部250(図6)の紙幣識別部252によりおこなう。
具体的には、遊技客により投入された紙幣が、正常な紙幣か正常でない紙幣かの判定をおこない(ステップS130)、そして、このステップS130の判定により、投入された紙幣が正常な紙幣(真)と判定された場合には(ステップS130肯定)、次いで、この投入された紙幣の金額(有価価値)の識別判定に移行する(ステップS140)。具体的には、遊技客により紙幣挿入/返却口255から投入された紙幣の有価価値(投入金額)を識別することとなる。本例では、このステップS140により判定された紙幣の有価価値は、1000円として以下、説明する。
なお、ステップS130の判定により、投入された紙幣が不良紙幣と判定された場合には(ステップS130否定)、この不良と判定された紙幣は紙幣挿入/返却口255を通じて返却され(ステップS145)、以下、処理を終了する(エンド)。
次いで、玉貸出処理機200は、紙幣の投入による投入金額を入金金額として投入金額記憶データベース280(図7−1)に、記憶/格納する(ステップS150)。具体的には、玉貸出処理機200の本体ID(A××××10〜)およびメモリカード230のカードID(C×××××1〜)に関連付けて、取引ID(S001)と入金金額情報(投入金額)である1000円が記憶される(図7−2)。
以下、この投入金額記憶データベース280において、遊技客による紙幣の投入にともなって、累積投入金額は更新(累積投入金額A)されて記憶されることとなる(ステップS160)。
以下、玉貸出処理機200は、パチンコ機100に対する遊技媒体に貸し出し処理(玉貸出処理)に移行する(ステップS170)。
具体的には、玉投出機構部130(図5)により1000円分の玉の貸し出し処理がおこなわれ、これにより、パチンコ機100の上皿120には、1000円分のパチンコ玉の投出がおこなわれ、遊技客による遊技が可能となる。
以下、玉貸出処理機200は、管理サーバ500に対して、遊技客による投入金額情報を売上金額情報として、通信I/F221(図5)を通じて管理サーバ500の通信I/F550(図3)に対して、玉貸出処理機200の本体IDおよびカードIDに関連付けた売上金額情報の送信をおこなう(ステップS180)。
本例では、玉貸出処理機200を示す本体ID(「A××××10」)およびカードID(「C×××××1」)に関連付けられて、ステップS115で投入された紙幣の有価価値情報(金額)を示す1000円が管理サーバ500に対して送信される。
一方、管理サーバ500では、玉貸出処理機200から送信された売上金額情報を受信すると(ステップS190肯定)、次いで、この受信した売上金額情報を売上金額管理データベース560(図8−1)内に格納する(ステップS200)。以下、管理サーバ500では、玉貸出処理機200から送信される売上金額情報の受信にともなって、累積売上金額算出部570により累積売上金額を更新(累積売上金額B)し、この累積売上金額Bを累積売上金額管理データベース575(図9−1)に記憶/格納する(ステップS210)。具体的には、売上金額管理データベース560(図8−2)に格納された売上金額に基づいて、累積売上金額算出部570(図3)により、売上金額の累積金額(累積売上金額B)を算出する。
次いで、管理サーバ500では、遊技店の閉店処理かの判定により(ステップS220)、このステップS220の判定により閉店処理であると判定された場合には(ステップ
S220肯定)、次いで、玉貸出処理機200に対する累積売上金額の送信依頼処理に移
行する。具体的には、玉貸出処理機200に対して、累積投入金額の送信依頼を通知する
(ステップS225)。
ここで、本例では、遊技店の閉店時に玉貸出処理機200から累積投入金額情報を送信する例として説明しているが、これに限らず、前述したように、玉貸出処理機200から管理サーバ500に対して送信する累積投入金額情報の通知タイミングは、管理サーバ500から累積売上金額情報の送信指示が通知され時に、玉貸出処理機200によるパチンコ機100に対する玉貸処理時としている。なお、この玉貸処理時以外にも、玉貸出処理機200本体の電源ON時(遊技店の開店時、玉貸出処理機200の交換時)、上位装置である管理サーバ500からの送信要求指示がある場合を条件とすることができる。
一方、玉貸出処理機200は、管理サーバ500からの「累積投入金額情報の送信依頼通知」を受信すると(ステップS221肯定)、投入金額記憶データベース280(図7−2)に記憶された投入金額に基づいて、累積投入金額算出部281(図6)により累積投入金額を算出し、この累積投入金額算出部281により算出された投入金額の合計値(累積投入金額A)を、管理サーバ500に対して送信する(ステップS222)。
以下、管理サーバ500では、玉貸出処理機200から累積投入金額Aの送信があるか否かの判定により(ステップS230)、累積投入金額Aを受信した場合(ステップS230肯定)、この累積投入金額Aを取得し(ステップS240)、以下、この累積投入金額Aと、前記ステップS210により算出された累積売上金額Bとの照合をおこなう(ステップS250)。
すなわち、次のステップS260により、累積投入金額Aと累積売上金額Bとの間で、累積金額に所定以上の差異があるか否かの判定をおこない(ステップS260)、このステップS260の判定により、両者(累積投入金額Aと累積売上金額B)の累積売上金額に所定以上の差異がないと判定された場合には(ステップS260否定)、累積売上金額Bがそのまま遊技店の売上実績金額として、中央管理センタ600に送信され(ステップS280)、この中央管理センタ600により遊技店の売上状況が統括的に管理されることとなる(エンド)。
具体的に説明すると、図10に示す累積売上金額判定テーブル590において、本体ID(A××××10)の玉貸出処理機200の場合、累積投入金額Aが657000円であり、一方、管理サーバ200で算出された累積売上金額Bも同額の657000円であるため、両者に差異は発生していない、この場合、累積売上金額Bの657000円は、そのまま売上実績金額として中央管理センタ600に送信されることとなる。
一方、ステップS260の判定により、両者(累積投入金額Aと累積売上金額B)の累積売上金額に所定以上の差異があると判定された場合には(ステップS260肯定)、この管理サーバ500から中央管理センタ600に対して、「累積売上金額に相違がある旨」が警報として通知される(ステップS270)。
具体的に説明すると、図10示す累積売上金額判定テーブル590において、本体ID(A××××11)の玉貸出処理機200の場合、累積投入金額Aが557000円であり、一方、管理サーバ500で算出された累積売上金額Bが540000円であるため、両者に差異が発生しているため、この場合、取引情報の間引きなど何らかの不正があったとして、管理サーバ500から中央管理センタ600に対して、「累積売上金額に相違がある旨」が警報として通知される。
以上説明したように、本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムによれば、貸出処理機に対して、遊技客が実際に投入(入金)した紙幣による累積投入金額Aと、玉貸出処理機200から売上金額情報として管理サーバ500に送信し、算出された累積売上金額とを照合するとともに、両者の累積売上金額に所定以上の差異がある場合には、異常として、中央管理センタ(カード会社)に対して、警報を報知するようにしているので、遊技店の売上状況を中央管理センタで確実に把握(管理)することができる。また、管理装置からの警報の報知に基づいて、実際に遊技客により投入された投入金額の累積値(合計値)と、貸出処理機から管理サーバに送信された売上金額情報との累計値(合計値)とに差異が発生したことを迅速に把握することができ、これによって、遊技店の不正(取引情報の間引き)を確実に発見することができる。
(他の実施例)
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
すなわち、本実施例では、本発明に係る遊技媒体貸出システムをパチンコ遊技に適用した場合を示しているが、本発明の遊技媒体貸出システムは、パチンコ遊技に限定することなく、例えば、パチスロ機による遊技媒体貸出システムにも好適に適用することができる。
また、玉貸出処理機200における他の構成要件としては、工場出荷以来の玉貸金額を記憶することができる『累積投入金額記憶部』を備えることとし、この累積投入金額記憶による金額情報を、遊技店の閉店処理時に、管理サーバ500に送信するシステム構成としてもよい。なお、原則として『累積投入金額記憶部』の記憶内容は階竄できないものとする。
また、管理サーバ500の他の機能としては、玉貸出処理機200から受け取った累積投入金額情報から、前回の閉店処理時に受け取った累積投入金額情報を減算して、今回の期間内(通常は1日)の売上金額を算出するようにしてもよい。この場合、算出された売上金額と、その期間内にリアルタイムで受け取った売上情報の合計金額と比較し、両者に所定以上の差異があるか否かを判定する。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
以上のように、本発明に係る遊技媒体貸出管理システムは、貸出処理機による売上金額情報を統括的に管理する中央管理センタ(カード会社)に対して、遊技店の売上金額情報を正確に管理することができる遊技媒体貸出管理システムに適している。
本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの概要を示す説明図である。 本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した中央管理センタの構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した玉貸処理機およびパチンコ機の外観正面図である。 玉貸出処理機の内部構成を示す全体機能ブロック図である。 投入金額記憶データベースの構成内容を示す図である。 同投入金額データベースによる投入金額記憶時の構成内容を示す図である。 売上金額管理データベースの構成内容を示す図である。 同売上金額データベースによる売上金額記憶時の構成内容を示す図である。 累積売上金額管理データベースの構成内容を示す図である。 同累積売上金額データベースによる累積売上金額記憶時の構成内容を示す図である。 累積売上金額判定テーブルの構成内容を示す図である。 本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの基本制御手順を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技媒体貸出管理システムの全体処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 パチンコ機
110 遊技領域
120 上皿
121 度数表示部
122 貸出ボタン
123 返却ボタン
130 玉投出機構部
200 玉貸出処理機
210 本体部
211 表示ランプ
212 表示部
213 リモコン受光部
214 電源部
218 メモリカード確認窓
220 主制御部
221、550、615 通信I/F
225 玉貸制御部
230 メモリカード
231 カードID記憶部
250 BVユニット部
251 紙幣収納部
252 紙幣識別部
255 紙幣挿入/返却口
260 BVユニット制御部
270 BVロック機構部
280 投入金額記憶データベース
281 累積投入金額算出部
282、562 取引ID欄
283 投入金額欄
284 累積投入金額欄
300 島コントローラ
400 中継器
500 管理サーバ
510 制御部
520 入力部
530 出力部
540 表示部
545 表示制御部
560 売上金額管理データベース
563 売上金額欄
564、576 累積売上金額欄
570 累積売上金額算出部
575 累積売上金額管理データベース
580 累積売上金額判定部
590 累積売上金額判定テーブル
600 中央管理センタ
610 中央管理コンピュータ

Claims (9)

  1. 遊技客によって投入された貨幣の有価価値に基づいて、遊技機に遊技媒体を貸し出す貸出処理機と、前記貨幣よる投入金額情報を売上金額情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出管理システムであって、
    前記貸出処理機は、
    前記遊技客により投入される貨幣を受け入れ可能な貨幣挿入手段と、
    前記貨幣挿入手段から挿入された貨幣の有価価値を識別する有価価値識別手段と、
    前記有価価値識別手段により識別された有価価値に応じて、遊技機に対して遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理手段と、
    前記貨幣による有価価値を投入金額として記憶する投入金額記憶手段と、
    前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けた累積投入金額として算出する累積投入金額算出手段と、
    前記投入金額記憶手段により記憶された投入金額を売上金額情報として、前記管理装置に送信するとともに、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額を前記管理装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記貸出処理機から送信される売上金額情報を記憶する売上金額記憶手段と、
    前記売上金額記憶手段により記憶された売上金額を、貸出処理機の識別符号に関連付けた累積売上金額として算出する累積売上金額算出手段と、
    前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額との差異を判定する累積売上金額判定手段と、
    を備えることを特徴とする遊技媒体貸出管理システム。
  2. 前記管理装置により累積される売上金額情報を管理する中央管理センタを備え、前記管理装置は、前記累積売上金額判定手段により、前記累積投入金額算出手段により算出された累積投入金額と、前記累積売上金額算出手段により算出された累積売上金額とに所定以上の差異があると判定された場合に、前記中央管理センタに対して、警報を報知する警報手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出管理システム。
  3. 前記貸出処理機は、前記投入金額記憶手段により記憶される投入金額を格納する投入金額記憶データベースを備え、前記投入金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、投入金額記憶データベースに格納されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技媒体貸出管理システム。
  4. 前記貸出処理機は、前記累積投入金額記憶手段により記憶される累積投入金額を格納する累積投入金額記憶データベースを備え、前記累積投入金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積投入金額記憶データベースに格納されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技媒体貸出管理システム。
  5. 前記管理装置は、前記売上金額記憶手段により記憶される売上金額を格納する売上金額記憶データベースを備え、前記売上金額は、貸出処理機に内蔵されたカード媒体のカードIDに関連付けて、売上金額記憶データベースに格納されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出管理システム。
  6. 前記管理装置は、前記累積売上金額記憶手段により記憶される累積売上金額を格納する累積売上金額データベースを備え、前記累積売上金額は、貸出処理機に付与された個別の識別符号に関連付けて累積売上金額記憶データベースに格納されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出管理システム。
  7. 前記貸出処理機から前記管理装置に対する投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出管理システム。
  8. 前記貸出処理機から前記管理装置に対する累積投入金額情報の送信タイミングは、当該貸出処理機による遊技機に対する遊技媒体の貸出処理時、貸出処理機の電源投入時、前記管理装置からの送信要求時のいずれかであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出管理システム。
  9. 前記累積売上金額判定手段による判定処理は、遊技店の閉店時間経過後におこなうことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出管理システム。

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