JP2006141166A - モータ装置及びその制御方法 - Google Patents
モータ装置及びその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006141166A JP2006141166A JP2004330062A JP2004330062A JP2006141166A JP 2006141166 A JP2006141166 A JP 2006141166A JP 2004330062 A JP2004330062 A JP 2004330062A JP 2004330062 A JP2004330062 A JP 2004330062A JP 2006141166 A JP2006141166 A JP 2006141166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- phase
- current
- rotor
- advance angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 進角を固定値にして運用することで、モータ消費電流の増大を防ぐことができる。また、一定速度でモータ回転を行なうとき、制御入力に基づいて進角を動的に制御することで、消費電力のさらなる節減(つまりモータの効率向上)を実現することができる。また、ロボット装置のように、回転子がストップ・アンド・ゴーを繰り返すようなとき、モータの消費電力に基づいて進角を動的に制御することで、発生トルクの最大化を実現することができる。
【選択図】 図17
Description
(2)不連続接地による選択的接地や移動
(3)踏み変え動作による接地状態の自在な変更
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を、所定のモータ入力電流が与えられたときの最適な進角に基づいて決定する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置である。
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を電気角に基づいて制御する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置である。ここで、前記モータ制御論理手段に対し、一定の負荷が加えられている状態で前記回転子を定速で回転させるための回転速度指令が入力されている。
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記モータの消費電流を検出するモータ消費電流検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を前記モータの消費電流に基づいて制御する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置である。ここで、前記モータ制御論理手段に対し、前記回転子の回転角度を指示する回転位置指令が入力されている。
図1には、本発明の実施に供されるDCブラシレス・モータ10の軸方向の断面構成を示している。
上述したように、メイン・マグネットに同軸状に取り付けられたセンサ・マグネットの磁界の変化により回転子の挙動を高精度に検出するためには、メイン・マグネットとセンサ・マグネット間で極の位相が同一(若しくはある特定の角度)になるように組み合わせる必要がある。また、先述したように、脚式移動ロボットの関節アクチュエータなど、より厳密なサーボ制御が要求される用途に使用される場合には、メイン・マグネットとセンサ・マグネット間の極位相を高精度に位置合わせしなければならない。メイン・マグネットとセンサ・マグネット間の位相差は、進角制御にも影響を及ぼす。
(2)入力電流の絶対値が同じ場合、モータ消費電力はCW/CCWのどちらの回転方向でも同じ値をとる。
ホール素子などを用いて回転子の磁束を矩形波状に検出して各相コイルへの通電タイミングを決定する方法では、モータ負荷が定負荷、定速回転、位置方向回転である場合には有効である。ところが、ロボット用アクチュエータに適用された場合には、負荷や回転速度の変化が大きく、モーション実行時には正逆回転を繰り返すため、よい特性が得られず、効率もよくない。
最適な進角では、より小さなモータ電流でより高い回転速度を得ることができる。
前項から判るように、DCブラシレス・モータにおいては、モータ負荷を変動させてもモータ電流が最小となる進角が大きく変化しないことと、進角に応じて発生トルクが変化するということが判る。
図16には、図13に示した無負荷の状態でのDCブラシレス・モータの進角と回転速度及び消費電流との関係に関するグラフについて、モータ電流Io軸の縮尺を変えて示している。図中の矢印で示すΔIは、モータへの入力電流の相違による効率最大点の電流差を示している。
一定速度でモータ回転を行なうとき、制御入力に基づいて進角を動的に制御することで、E−1で説明した実施形態と比較しても、消費電力のさらなる節減(つまりモータの効率向上)を実現することができる。このような特性は、例えば図13に示したような実験結果に基づいて導出することができる。
例えば、DCブラシレス・モータがロボット装置の関節駆動用アクチュエータとして適用された場合のように、回転子がストップ・アンド・ゴーを繰り返すようなとき、モータの消費電力に基づいて進角を動的に制御することで、発生トルクの最大化を実現することができる。このような特性は、例えば図15に示したような実験結果に基づいて導出することができる。
Claims (16)
- 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を、所定のモータ入力電流が与えられたときの最適な進角に基づいて決定する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置。 - 前記進角制御手段は、より小さなモータ電流でより高い回転速度が得られる進角を最適な進角とする、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。 - 前記進角制御手段は、最大のモータ入力電流が与えられたときに得られる最適な進角をすべてのモータ入力電流に対する固定の進角として決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。 - 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を電気角に基づいて制御する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置。 - 前記モータ制御論理手段に対し、一定の負荷が加えられている状態で前記回転子を定速で回転させるための回転速度指令が入力されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ装置。 - 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出手段と、
前記モータの消費電流を検出するモータ消費電流検出手段と、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を前記モータの消費電流に基づいて制御する進角制御手段と、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理手段と、
を具備することを特徴とするモータ装置。 - 前記モータ制御論理手段に対し、前記回転子の回転角度を指示する回転位置指令が入力されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。 - 前記3相コイルはデルタ型の結線構造を持ち、
前記モータ消費電流検出手段は、各相コイルのコモン電流を前記モータの消費電流として取り出す、
ことを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。 - 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置の制御方法であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出ステップと、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を、所定のモータ入力電流が与えられたときの最適な進角に基づいて決定する進角制御ステップと、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理ステップと、
を具備することを特徴とするモータ装置の制御方法。 - 前記進角制御ステップでは、より小さなモータ電流でより高い回転速度が得られる進角を最適な進角とする、
ことを特徴とする請求項9に記載のモータ装置の制御方法。 - 前記進角制御ステップでは、最大のモータ入力電流が与えられたときに得られる最適な進角をすべてのモータ入力電流に対する固定の進角として決定する、
ことを特徴とする請求項9に記載のモータ装置の制御方法。 - 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置の制御方法であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出ステップと、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を電気角に基づいて制御する進角制御ステップと、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理ステップと、
を具備することを特徴とするモータ装置の制御方法。 - 前記モータ制御論理ステップに対し、一定の負荷が加えられている状態で前記回転子を定速で回転させるための回転速度指令が入力されている、
ことを特徴とする請求項12に記載のモータ装置の制御方法。 - 回転子側に主極マグネットを配置するとともに、固定子側に3相コイルを配置し、各相のコイルに120度ずつ位相の異なるコイル電流を供給して磁束分布に変化を与えることにより前記回転子にトルクを発生させるモータ装置の制御方法であって、
前記回転子の電気角を検出する電気角検出ステップと、
前記モータの消費電流を検出するモータ消費電流検出ステップと、
前記回転子の回転位相に対しコイル電流の位相を進めるための進角を前記モータの消費電流に基づいて制御する進角制御ステップと、
前記モータに対する入力電流と前記回転子の電気角に進角を加算した位相に基づいて各相のコイルへの供給電流を制御するモータ制御論理ステップと、
を具備することを特徴とするモータ装置の制御方法。 - 前記モータ制御論理ステップに対し、前記回転子の回転角度を指示する回転位置指令が入力されている、
ことを特徴とする請求項14に記載のモータ装置の制御方法。 - 前記3相コイルはデルタ型の結線構造を持ち、
前記モータ消費電流検出ステップでは、各相コイルのコモン電流をモータ消費電流として取り出す、
ことを特徴とする請求項15に記載のモータ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004330062A JP2006141166A (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | モータ装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004330062A JP2006141166A (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | モータ装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006141166A true JP2006141166A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36621550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004330062A Pending JP2006141166A (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | モータ装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006141166A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189225A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05300791A (ja) * | 1992-04-15 | 1993-11-12 | Fanuc Ltd | 交流電動機の電流制御方式 |
JP2000134978A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-05-12 | Calsonic Corp | ブラシレスモ―タ |
JP2000218086A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Sharp Corp | インバータ洗濯機 |
JP2003200363A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-15 | Makita Corp | バッテリ式電動工具 |
JP2003348873A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-05 | Oriental Motor Co Ltd | ブラシレスモータの速度制御装置 |
-
2004
- 2004-11-15 JP JP2004330062A patent/JP2006141166A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05300791A (ja) * | 1992-04-15 | 1993-11-12 | Fanuc Ltd | 交流電動機の電流制御方式 |
JP2000134978A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-05-12 | Calsonic Corp | ブラシレスモ―タ |
JP2000218086A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Sharp Corp | インバータ洗濯機 |
JP2003200363A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-15 | Makita Corp | バッテリ式電動工具 |
JP2003348873A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-12-05 | Oriental Motor Co Ltd | ブラシレスモータの速度制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189225A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4552353B2 (ja) | サーボ・アクチュエータ並びにその位置検出装置 | |
RU2454774C1 (ru) | Электродвигатель | |
US9391481B2 (en) | Spherical wheel motor | |
JPWO2018142836A1 (ja) | モータ制御装置、ブラシレスモータ、送風装置及びモータ制御方法 | |
JP4987119B2 (ja) | ブラシレスモータ装置及び制御装置 | |
US8766578B2 (en) | Method and apparatus for high velocity ripple suppression of brushless DC motors having limited drive/amplifier bandwidth | |
US6934468B2 (en) | Brushless DC motor and circuit for controlling the same | |
Al-Fiky et al. | Speed control modeling for in-wheel permanent magnet brushless DC motors for electric vehicles | |
Bhuiyan et al. | Design, code generation and simulation of a bldc motor controller usuuing pic microcontroller | |
JP2003070284A (ja) | サーボ・アクチュエータ並びにその位置検出装置 | |
CN109075633B (zh) | 马达和电动助力转向装置 | |
US20040155616A1 (en) | Motor, actuator and controller thereof | |
JP2006141166A (ja) | モータ装置及びその制御方法 | |
JP2004194490A (ja) | ブラシレスモータ制御方法 | |
JP5325513B2 (ja) | スイッチトリラクタンスモータ及びスイッチトリラクタンスモータ装置 | |
JP2006149041A (ja) | モータ装置、モータの制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム | |
Lee et al. | Implementation of a novel brushless DC motor controller | |
JP2020120433A (ja) | モータ制御装置 | |
JP2016103912A (ja) | 電力変換装置 | |
JPH03285595A (ja) | 回転駆動装置 | |
JP2002354750A (ja) | モータ装置 | |
JP5343259B2 (ja) | ブラシレスモータ制御装置およびブラシレスモータのステップ制御方法 | |
Kumari | MODELLING, SIMULATION AND HARDWARE IMPLEMENTAION OF SPEED CONTROL OF BRUSHLESS DC MOTOR | |
JPH07322683A (ja) | 同期モータの駆動装置 | |
JP7056583B2 (ja) | モータ制御装置、センサレスブラシレスモータ、送風装置及びモータ制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |