JP2006140946A - 情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラム - Google Patents

情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置側でサービス同士の連携を図ることができる情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 情報処理装置20Aであって、クライアント10からの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段26,28に依頼して実行すると共に、他のサービス手段26,28からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造のフレームワーク21を利用したサービス手段27を有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラムに係り、特にサービス同士の連携を図る情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラムに関する。
例えば情報処理装置の一例としてのMFP(マルチファンクションプリンタ)が提供するプリントサービス,スキャンサービス等、様々なサービス(機能)をクライアント側から利用する場合は、クライアント側からMFP側の単一又は複数のサービスとやり取りを行うことでクライアントの要求を実現している(例えば特許文献1参照)。
クライアントの要求が複数のサービスを利用して実現できるものであった場合は、クライアント側でサービスの検索,機能や状態の確認などを行い、サービス利用手順を決定していた。
図1は、サービス連携システムの一例の構成図である。サービス連携システムは、クライアント1,MFP2A,MFP2Bが、ネットワーク3を介して接続されている。MFP2Aは、スキャンサービス4,プリントサービス5を有する。MFP2Bは、プリントサービス5,ファックスサービス6を有する。ここでは、ScanToFax要求を例に説明する。
従来、クライアント1はサービスの機能や状態の確認を行って、ScanToFax要求を実現する為のサービス利用手順を構築する。次に、クライアント1はサービス利用手順に従って、MFP2Aのスキャンサービス4に文書のスキャンを依頼する。そして、クライアント1はサービス利用手順に従って、MFP2Bのファックスサービス6にMFP2Aのスキャンサービス4でスキャンした文書のFAXを依頼する。
特開2004−133923号公報
従来、MFPが提供するサービスをクライアント側から利用する場合は、クライアント側で様々な手続きを行う必要があった。その為、従来のサービス連携システムに含まれるクライアントにはサービス検索機能,サービス状態確認機能,サービス利用手順構築機能などの機能が必要である。このように、従来のサービス連携システムに含まれるクライアントはサービス検索機能,サービス状態確認機能,サービス利用手順構築機能などの機能を持った専用のアプリケーション(アプリ)を用意しておく必要があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、情報処理装置側でサービス同士の連携を図ることができる情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、1つ以上のサービス手段を備えた情報処理装置であって、クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行すると共に、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造のフレームワークを利用したサービス手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、1つ以上のクラスを含む構造のフレームワークを利用する1つ以上のサービス手段を備えた情報処理装置のサービス連携方法であって、一のサービス手段が、クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行すると共に、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行する段階と、前記一のサービス手段が、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行する段階とを有することを特徴とする。
さらに、本発明は、1つ以上のサービス手段を備えたコンピュータを、クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行すると共に、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造のフレームワークを利用したサービス手段として機能させる為のサービス連携プログラムであることを特徴とする。
本発明は、情報処理装置のサービス手段でサービス同士の連携が可能なフレームワークを利用している。このフレームワークは、クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行すると共に、他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造である。
したがって、本発明ではクライアントからの要求が複数のサービス手段を利用して実現できるものであっても、情報処理装置側でサービス手段を連携させることによりクライアントからの要求を実現することができる。この結果、クライアント側で行う必要のある手続き及びクライアント側で必要な機能を著しく減少させることができる。
本発明によれば、情報処理装置側でサービス同士の連携を図ることができる情報処理装置、サービス連携方法およびサービス連携プログラムを提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では、情報処理装置の一例としてMFPを例に説明しているが、1つ以上のサービス(機能)を備えた如何なる情報処理装置であってもよい。
本発明によるMFPは1つ以上のサービスを備えており、そのサービス同士の連携を可能にするフレームワークを利用している。このフレームワークは、クライアントからの要求を実現する為のサービス利用手順(以下、単に手順という)をMFP側で構築できる仕組みを有している。フレームワークは、上記の仕組みを簡単に提供可能なソフトウェア部品である。
フレームワークは、MFPやサーバPC等が提供する各サービスに搭載され、同一機器内やネットワークを介して接続されている他の機器内のサービス同士の連携を可能にしている。
フレームワークを利用することで、本発明によるサービス連携システムはクライアントの処理を減らせる為、ブラウザ等のような最小限の機能しか持たないクライアントを利用できる。また、本発明によるサービス連携システムはクライアントとMFPとのインタラクション(interaction)が必要最小限になる為、処理速度の向上が期待できる。また、本発明によるサービス連携システムはエラー発生時の代替処理が容易に実現できる。
さらに、本発明によるサービス連携システムは、機器やサービスに依存する部分を変動部として開発するだけで、フレームワークを用いたサービスの連携が可能となり、開発時間の縮小,コストの削減が期待できる。このように、本発明のMFPではフレームワークを利用することにより、クライアントからの要求が複数のサービスを利用して実現するものであっても、サービス同士を連携させて達成することができる。
図2は、フレームワークの搭載形態を表す一例の構成図である。図2に示すように、フレームワーク(FW)21はMFPやサーバPC等の何らかのサービスを提供する機器に搭載される。フレームワーク21は、各サービスで共通に利用される。フレームワーク21は、各サービス毎に存在する。図2の場合、プリントサービス26,スキャンサービス27,ファックスサービス28,ストレージサービス29毎に、フレームワーク21が存在する。
フレームワーク21と各サービス26〜29とは、機器やサービスに依存する変動部22〜25により結合される。この変動部22〜25は、各サービス26〜29の持つインターフェースなどに依存する形で開発する。
図2の場合、プリントサービス26は変動部22によりフレームワーク21と結合される。スキャンサービス27は、変動部23によりフレームワーク21と結合される。ファックスサービス28は、変動部24によりフレームワーク21と結合される。また、ストレージサービス29は、変動部25によりフレームワーク21と結合される。なお、変動部22〜25によりフレームワークと結合された各サービス26〜29を、以下の説明ではフレームワーク21を搭載したサービスと呼ぶ。
図3は、本発明によるサービス連携システムの一実施例の構成図である。サービス連携システムは、クライアント10,MFP20A,MFP20Bが、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等のネットワーク30を介して接続されている。MFP20Aは、フレームワーク21を搭載したプリントサービス26,スキャンサービス27を有する。MFP20Bは、フレームワーク21を搭載したプリントサービス26,ファックスサービス28を有する。
フレームワーク21を搭載したMFP20Aのプリントサービス26,スキャンサービス27およびMFP20Bのプリントサービス26,ファックスサービス28は、同一機器内またはネットワーク30を介して接続されている他の機器内のフレームワーク21を搭載した各サービス26〜29との連携を行うことができる。
フレームワーク21は、変動部22〜25により結合される自サービス26〜29を利用する為の手順構築機能と、同一機器内またはネットワーク30を介して接続されている他の機器内の他サービス26〜29を利用する為の手順構築機能と、他サービス26〜29に処理の実行を依頼する為のクライアント機能とを有する。また、他サービス26〜29の機能や利用状況などを問い合わせる為のクライアント機能と、自サービス26〜29の機能や利用状況を他サービス26〜29に通知するサーバ機能とを有する。
図4は、フレームワークを搭載したサービスの基本動作を表したアクティビティ図である。ここでは、フレームワーク21を搭載したスキャンサービス27の基本動作を一例として説明していく。ステップS1に進み、スキャンサービス27はクライアント10からの要求を受付ける。
ステップS2に進み、スキャンサービス27はクライアント10からの要求を実現する為の手順を作成する。ステップS3に進み、スキャンサービス27は作成された手順通りに処理を実行する。ステップS4に進み、スキャンサービス27は処理の実行結果を評価して、クライアント10からの要求が全て満たされているか否かを判定する。
クライアント10からの要求が全て満たされていると判定すれば、スキャンサービス27はステップS5に進み、処理を完了する。クライアント10からの要求が満たされていないと判定すれば、スキャンサービス27はステップS6に進み、残りの処理を実行可能な他サービスを探す。
残りの処理を実行可能な他サービスが無いと判定すれば、スキャンサービス27はステップS10に進み、残りの処理を実行不可とする。残りの処理を実行可能な他サービスが有ると判定すれば、スキャンサービス27はステップS7に進み、他サービスに処理を依頼する為の手順を追加する。
ステップS8に進み、スキャンサービス27は他サービスへ処理を依頼して、追加した手順通りに処理を実行させる。ステップS9に進み、スキャンサービス27はステップS4と同様に処理の実行結果を評価して、クライアント10からの要求が全て満たされているか否かを判定する。
クライアント10からの要求が全て満たされていると判定すれば、スキャンサービス27はステップS5に進み、処理を完了する。クライアント10からの要求が満たされていないと判定すれば、スキャンサービス27はステップS6に戻る。
図4の基本動作によれば、フレームワークを搭載したサービスはクライアント10からの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービスに依頼して実行させることができる。
図5は、フレームワークを搭載したサービス同士が連携するときの動作を表したアクティビティ図である。ここでは、フレームワーク21を搭載したスキャンサービス27及びファックスサービス28が連携するときの動作を一例として説明していく。
ステップS21に進み、クライアント10はMFP20Aのスキャンサービス27にScanToFax要求を行う。ステップS22に進み、スキャンサービス27はクライアント10からのScanToFax要求を受付ける。
ステップS23に進み、スキャンサービス27はクライアント10からのScanToFax要求を実現する為の手順を作成する。ステップS24に進み、スキャンサービス27は作成された手順通りに処理を実行する。ここでは、スキャン処理が実行される。ステップS25に進み、スキャンサービス27は処理の実行結果を評価して、クライアント10からのScanToFax要求が全て満たされているか否かを判定する。ここでは、FAX処理が残っていると判定する。
ステップS26に進み、スキャンサービス27はFAX処理を実行可能な他サービスを探す為に、FAX処理を実行可能か否かを他サービスに問い合わせる。ここでは、FAX処理を実行可能な他サービスとして、MFP20Bのファックスサービス28が見つけ出される。
ステップS27に進み、スキャンサービス27は見つかったFAX処理を実行可能なファックスサービス28にFAX処理を依頼する為の手順を追加する。ステップS28に進み、スキャンサービス27はMFP20Bのファックスサービス28に、追加した手順通りにFAX処理を依頼する。
ステップS29に進み、ファックスサービス28はMFP20Aのスキャンサービス27からFAX要求を受付ける。ステップS30に進み、ファックスサービス28は受付けたFAX要求を実現する為の手順を作成する。ステップS31に進み、ファックスサービス28は作成された手順通りにFAX処理を実行する。
ステップS32に進み、ファックスサービス28は処理の実行結果を評価して、受付けたFAX要求が全て満たされているか否かを判定する。ここでは、受付けたFAX要求が全て満たされていると判定する。ステップS33に進み、ファックスサービス28はFAX要求の実行完了を依頼元であるMFP20Aのスキャンサービス27に通知する。
ステップS34に進み、スキャンサービス27はMFP20Bのファックスサービス28から実行結果を受け取る。ステップS35に進み、スキャンサービス27は受け取った実行結果を評価して、クライアント10からのScanToFax要求が全て満たされているか否かを判定する。ここでは、ScanToFax要求が全て満たされていると判定する。
ステップS36に進み、スキャンサービス27はScanToFax要求の実行完了を依頼元であるクライアント10に通知する。ステップS37に進み、クライアント10はMFP20Aのスキャンサービス27から実行結果を受け取る。
図5の動作によれば、フレームワークを搭載したサービス同士が連携して、クライアント10からの要求を実行できる。なお、前述したようなサービス同士の連携を前提としたフレームワークの構造は、図6のようなクラス図で表すことができる。
図6は、フレームワークの構造を表すクラス図である。図6のクラス図は、受付クラス41,要求クラス42,手順書管理者クラス43,手順書クラス44,手順決定仕様クラス45,実行結果評価クラス46,実行ステップクラス47,手順作成クラス48,受付け可否問い合わせクラス49,機能実行者クラス50を含む。
受付クラス41は、外部からのメッセージを受付ける。要求クラス42は、サービスで実行する要求を表す。サービスは、この要求の実現に対して責任を持つ。手順書管理者クラス43は、サービスで実行中の手順書を管理する。手順書管理者クラス43は、手順書と手順書の中身とを記述するクラス(手順決定仕様クラス45)を生成する。
手順書クラス44は、要求を実現するために必要な手順が書かれた手順書である。手順書クラス44は、書かれた手順を実行する。手順決定仕様クラス45は、要求実現のための手順を決定するための仕様である。手順決定仕様クラス45は、手順書の中身を記述する。実行結果評価クラス46は、手順の実行結果や、失敗理由などを見て、クライアント10の要求を満たしているか否かを評価する。
実行ステップクラス47は、手順書に書かれた各手順を表す。実行ステップクラス47は、一つの手順に対して責任を持つ。手順作成クラス48は、要求実行のための手順を作成する。受付け可否問い合わせクラス49は、要求を受付けられるかどうかを他のサービス(実行者)に問い合わせる。機能実行者クラス50は、機器の持つサービス(機能)を表す。機能実行者クラス50は、サービス(機能)とのインターフェースとなる。
以下、図6のクラス図で表されるフレームワーク21の動作について説明していく。図7は、フレームワークの起動時の動作を表すシーケンス図である。フレームワーク21では、起動時に、常駐インスタンスが生成される。ステップS41〜S43では、起動プロセス60が、受付クラス41,手順書管理者クラス43,自サービスとのやり取りを行う機能実行者クラス50−1のインスタンスを生成する。
図8及び図9は、フレームワークの要求実行時の動作を表すシーケンス図である。ここでは、自サービスと他サービスとで要求が実現できる場合のシーケンス図を示す。ステップS51に進み、受付クラス41のインスタンスはクライアント10からの要求を受け付ける。ステップS52に進み、受付クラス41のインスタンスは要求クラス42のインスタンスを生成する。
ステップS53に進み、受付クラス41のインスタンスは要求クラス42のインスタンスに実行を依頼する。ステップS54に進み、要求クラス42のインスタンスは手順書管理者クラス43のインスタンスに手順書作成を依頼する。ステップS55及びステップS56に進み、手順書管理者クラス43のインスタンスは要求を実現するための手順書クラス44のインスタンスと、要求に応じた手順を決定するための責務を持った手順決定仕様クラス45のインスタンスとをペアで生成する。ステップS57〜S59に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは手順作成クラス48,実行結果評価クラス46及び受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスを生成する。
次に、要求を実現するための手順を決定する。ステップS60に進み、要求クラス42のインスタンスは手順書クラス44のインスタンスに開始を依頼する。ステップS61に進み、手順書クラス44のインスタンスは手順決定仕様クラス45のインスタンスに手順決定を依頼する。ステップS62に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは手順作成クラス48のインスタンスに手順作成を依頼する。このとき、手順決定仕様クラス45のインスタンスはステップS51で受け付けた要求の識別情報を手順作成クラス48のインスタンスに渡す。
ステップS63に進み、手順作成クラス48のインスタンスは要求を実現する為に、どのサービスを利用すれば良いかを判定し、そのサービスを利用する為の手順(自サービス利用の実行ステップクラス47−1のインスタンス)を生成する。ステップS63で生成する手順は、複数あってもかまわない。
ステップS64に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスはステップS62で生成した手順の追加を手順書クラス44のインスタンスに依頼する。そして、ステップS65に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスはステップS62で生成した手順の追加完了を手順書クラス44のインスタンスに依頼する。
ステップS66に進み、手順書クラス44のインスタンスはステップS63で生成した実行ステップクラス47−1のインスタンスにステップ実行を依頼する。ステップS67に進み、実行ステップクラス47−1のインスタンスは自サービスの機能実行者クラス50−1のインスタンスに機能実行を依頼することで、機能実行者クラス50−1のインスタンスを通じて機器の機能を利用する。
ステップS68に進み、機能実行者クラス50−1のインスタンスは実行結果を実行ステップクラス47−1に通知する。ステップS69に進み、実行ステップクラス47−1のインスタンスは実行結果を手順書クラス44のインスタンスに通知する。手順書クラス44のインスタンスは、次の手順(実行ステップクラス47−1のインスタンス)がある場合、次のステップ実行を依頼する。
手順書クラス44のインスタンスは、全ての手順の実行が完了するとステップS70に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスに全手順完了を通知する。このとき、手順書クラス44のインスタンスは、実行結果を手順決定仕様クラス45のインスタンスに通知する。
ステップS71に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは実行結果を実行結果評価クラス46のインスタンスに通知し、クライアント10からの要求が全て満たされているか否かの確認を行う評価実行を依頼する。ここで、実行結果評価クラス46のインスタンスはクライアント10からの要求が残っていると判定する。
ステップS72に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスに、要求を全て満たす為に必要な残りの処理を実行可能な他サービスの検索を依頼する。ここで、受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスは同一機器内の他サービス、及びネットワーク30を介して接続されている他の機器内の他サービスに対し、残りの処理を実行可能か否かを後述する図10のシーケンス図で表すように問い合わせる。
問い合わせた結果、残りの処理を実行可能なサービスが見つかった場合、手順書クラス44のインスタンスはステップS73に進み、手順作成クラス48のインスタンスに問い合わせ結果を通知し、手順作成を依頼する。ステップS74に進み、手順作成クラス48のインスタンスは他サービスの機能実行者クラス50−2のインスタンスを生成する。ステップS75に進み、他サービスを使って要求実現のための残りの処理を実行するための手順(他サービス利用の実行ステップクラス47−2のインスタンス)を生成する。実行可能なサービスが複数見つかった場合、混雑状況などから適切なサービスを選択する。
ステップS76に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは生成した手順の追加を手順書クラス44のインスタンスに依頼する。そして、ステップS77に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは生成した手順の追加完了を手順書クラス44のインスタンスに依頼する。
ステップS78に進み、手順書クラス44のインスタンスは生成した実行ステップクラス47−2のインスタンスにステップ実行を依頼する。ステップS79に進み、実行ステップクラス47−2のインスタンスは他サービスの機能実行者クラス50−2のインスタンスに機能実行を依頼することで、機能実行者クラス50−2のインスタンスを通じて機器の機能を利用する。
ステップS80に進み、機能実行者クラス50−2のインスタンスは実行結果を実行ステップクラス47−2に通知する。ステップS81に進み、実行ステップクラス47−2のインスタンスは実行結果を手順書クラス44のインスタンスに通知する。手順書クラス44のインスタンスは、次の手順(実行ステップクラス47−2のインスタンス)がある場合、次のステップ実行を依頼する。
手順書クラス44のインスタンスは、全ての手順の実行が完了するとステップS82に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスに全手順完了を通知する。このとき、手順書クラス44のインスタンスは、実行結果を手順決定仕様クラス45のインスタンスに通知する。
ステップS83に進み、手順決定仕様クラス45のインスタンスは実行結果を実行結果評価クラス46のインスタンスに通知し、クライアント10からの要求が全て満たされているか否かの確認を行う評価実行を依頼する。ここで、実行結果評価クラス46のインスタンスはクライアント10からの要求が全て満たされていると判定する。
ステップS84に進み、手順書クラス44のインスタンスは要求クラス42のインスタンスに正常終了を通知する。ステップS85に進み、要求クラス42のインスタンスは手順書管理者クラス43のインスタンスに手順書破棄を依頼する。ステップS86〜S90に進み、手順書管理者クラス43,手順書クラス44,手順決定仕様クラス45,手順作成クラス48,実行結果評価クラス46,受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスが破棄される。
ステップS91に進み、要求クラス42のインスタンスは実行結果を受付クラス41のインスタンスに通知する。ステップS92に進み、要求クラス42のインスタンスが破棄される。そして、ステップS93に進み、受付クラス41のインスタンスはクライアント10に実行完了を通知する。
図10は、他サービスに残りの処理を実行可能か問い合わせる動作を表すシーケンス図である。ステップS100に進み、問い合わせ元としての受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスは同一機器内の他サービス、及びネットワーク30を介して接続されている他の機器内の他サービスに対し、残りの処理を実行可能か問い合わせる受付け可否問い合わせを行う。
予め他サービスが登録されている場合、受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスは登録されている全ての他サービスに問い合わせる。予め他サービスが登録されていない場合、受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスは全ての他サービスに対してブロードキャストにて問い合わせる。
受付け可否問い合わせを受けると、各サービスの受付クラス41のインスタンスはステップS101に進み、残りの処理を実行可能か否かを判定する。残りの処理を実行可能と判定した場合、各サービスの受付クラス41のインスタンスは手順書管理者クラス43のインスタンスに手順書状態確認を依頼する。
ステップS102に進み、手順書管理者クラス43のインスタンスは自サービスが現在実行中の手順書クラス44Aのインスタンスに状況確認を問い合わせる。ステップS103に進み、手順書クラス44Aのインスタンスは状態確認結果を手順書管理者クラス43のインスタンスに通知する。同様に、ステップS104及びS105では、手順書管理者クラス43のインスタンスが、手順書クラス44Bのインスタンスに状況確認を問い合わせ、状態確認結果を通知される。
ステップS106に進み、手順書管理者クラス43のインスタンスはサービスの利用状況を表す情報を作成し、問い合わせ結果通知として受付クラス41のインスタンスに通知する。ステップS107に進み、受付クラス41のインスタンスは問い合わせ結果通知を問い合わせ元の受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスに通知する。
即ち、サービス利用状況を表す情報は、各手順書クラス44のインスタンスに問い合わせることで取得できる。サービス利用状況を表す情報は、手順書クラス44の属性である状態に相当する。
図11は、サービス利用状況の情報を表した説明図である。図11では、問い合わせ元としてのスキャンサービス27が、ファックスサービス28,プリントサービス26A及び26Bに対し、印刷処理を実行可能か問い合わせる受付可否問い合わせを行う。
ファックスサービス28は印刷処理を実行不可能と判定し、サービスの利用状況を表す情報を作成し、問い合わせ結果としてスキャンサービス27に通知する。サービスの利用状況を表す情報には、「要求受付NG」が含まれる。
プリントサービス26Aは印刷処理を実行可能と判定し、手順書数「0」及び実行待ちの手順書数「0」などの手順書状態を確認したあと、サービスの利用状況を表す情報を作成し、問い合わせ結果としてスキャンサービス27に通知する。サービスの利用状況を表す情報には、「要求受付OK」、「手順書数0」,「実行待ち0」が含まれる。
プリントサービス26Bは印刷処理を実行可能と判定し、手順書数「3」及び実行待ちの手順書数「2」などの手順書状態を確認したあと、サービスの利用状況を表す情報を作成し、問い合わせ結果としてスキャンサービス27に通知する。サービスの利用状況を表す情報には、「要求受付OK」、「手順書数3」,「実行待ち2」が含まれる。
各サービスは、同一機器内の他サービス、及びネットワーク30を介して接続されている他の機器内の他サービスから、サービスの利用状況を表す情報を取得することができるので、各サービスの要求受付OK/NG,手順書数及び実行待ちの手順書数を考慮して他サービスに処理の実行を依頼できる。
図12は、クライアントに表示される画面の一例のイメージ図である。例えばクライアント10を操作するユーザは図12のような画面を表示させ、利用するサービスの要求をを行う。図12の画面では、文書をスキャンしたあと、FAXで送信し、文書データをPDFに変換してHDDに保存する例を表している。このように、複数のサービスを利用する場合であっても、クライアント10側で複雑な処理は必要ない。図12の例では、スキャンサービス,ファックスサービス,画面編集サービス(PDF変換),ストレージサービスの連携が行われ、クライアント10からの要求が実行される。
ここでは、同一機器内に複数のサービスがあり、そのサービス同士の連携により一つのScanToFax要求を実現する例を説明する。ScanToFax要求は、文書をスキャンし、文書データをFAXで送信するものである。
図13は、ScanToFax要求を実現するサービス連携システムの一例の構成図である。例えばユーザは、図12のような画面からScanToFax要求を行う。クライアント10は、ネットワーク30を介してMFP20のスキャンサービス27にScanToFax要求を行う。フレームワーク21を搭載したスキャンサービス27は、クライアント10からのScanToFax要求を受付ける
スキャンサービス27は、文書のスキャンを実行するための手順を構築し、スキャンを実行する。その後、スキャンサービス27はクライアント10からの要求(ScanToFax要求)と実行結果(文書のスキャン)とを比較し、残りのFAX処理を実行できる他サービスを探す。ここでは、FAX処理を実行できる他サービスとして同一機器内のファックスサービス28を探し出す。スキャンサービス27は、ファックスサービス28に対してスキャンした文書データのFAX処理を依頼する。
依頼を受けたファックスサービス28は文書データのFAXを実行するための手順を構築し、FAX送信を実行したあと、実行結果をスキャンサービス27に通知する。実行結果を受け取ったスキャンサービス27は、クライアント10の要求(ScanToFax要求)が全て満たされたことを確認し、クライアント10に実行結果を通知する。
図13のScanToFax要求を実現する場合、スキャンサービス27に搭載されているフレームワーク21内で生成されるインスタンス(オブジェクト図)は図14に示すようになる。図14は、スキャンサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図14には、自サービス(スキャンサービス27)利用及び他サービス(ファックスサービス28)利用の実行ステップクラス47及び機能実行者クラス50のインスタンスが含まれる。
また、図13のScanToFax要求を実現する場合、ファックスサービス28に搭載されているフレームワーク21内で生成されるインスタンス(オブジェクト図)は図15に示すようになる。図15は、ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図15には、自サービス(ファックスサービス28)利用の実行ステップクラス47及び機能実行者クラス50のインスタンスが含まれている。
実施例1のサービス連携システムでは、同一機器内のサービス同士の連携により一つの要求を実現することができる。
ここでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスが連携し、一つのScanToPrint要求を実現する例を説明する。ScanToPrint要求は、文書をスキャンし、文書データを印刷するものである。
図16は、ScanToPrint要求を実現するサービス連携システムの一例の構成図である。例えばユーザは、図12の画面からScanToPrint要求を行う。クライアント10は、ネットワーク30を介してMFP20Aのスキャンサービス27にScanToPrint要求を行う。
フレームワーク21を搭載したスキャンサービス27は、クライアント10からのScanToPrint要求を受付ける。スキャンサービス27は、文書のスキャンを実行するための手順を構築し、スキャンを実行する。その後、スキャンサービス27はクライアント10からの要求(ScanToPrint要求)と実行結果(文書のスキャン)とを比較し、残りの印刷処理を実行できる他サービスを探す。ここでは、印刷処理を実行できる他サービスとして他のMFP20Bのプリントサービス26を探し出す。
MFP20Aのスキャンサービス27は、MFP20Bのプリントサービス26に対してスキャンした文書データの印刷処理を依頼する。印刷処理の依頼には、MFP20A,20Bのネットファイルプロトコルを用いても良いし、Webサービス(SOAP)の形式を用いても構わない。
依頼を受けたMFP20Bのプリントサービス26は文書データの印刷を実行するための手順を構築し、印刷を実行したあと、実行結果をMFP20Aのスキャンサービス27に通知する。実行結果を受け取ったスキャンサービス27は、クライアント10の要求(ScanToPrint要求)が全て満たされたことを確認したあと、クライアント10に実行結果を通知する。
図16のScanToPrint要求を実現する場合、スキャンサービス27に搭載されているフレームワーク21内で生成されるインスタンス(オブジェクト図)は図17に示すようになる。図17は、スキャンサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図17には、自サービス(スキャンサービス27)利用及び他サービス(プリントサービス26)利用の実行ステップクラス47及び機能実行者クラス50のインスタンスが含まれる。
また、図16のScanToPrint要求を実現する場合、プリントサービス26に搭載されているフレームワーク21内で生成されるインスタンス(オブジェクト図)は図18に示すようになる。
図18は、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図18には、自サービス(プリントサービス26)利用の実行ステップクラス47及び機能実行者クラス50のインスタンスが含まれている。
実施例2のサービス連携システムでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスが連携し、一つの要求を実現することができる。
ここでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスが連携し、エラー発生時の代替処理を実現する例を説明する。図19は、エラー発生時のサービス連携システムの動作を表す説明図である。例えばユーザは、図12のような画面から5文書の印刷要求を行う。クライアント10は、ネットワーク30を介してMFP20Aのプリントサービス26に印刷要求を行う。
フレームワーク21を搭載したプリントサービス26は、クライアント10からの5文書の印刷要求を受付ける。プリントサービス26は、5文書の印刷を実行するための手順を構築し、印刷を実行する。ここで、3文書の印刷は正常に終了し、4文書目の印刷中にジャム等のエラーが発生したとする。
このとき、プリントサービス26に搭載されているフレームワーク21内で生成されているインスタンス(オブジェクト図)は図20に示すようになる。図20は、4文書目の印刷中にエラーが発生したとき、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図20には、5文書に対応する5つの実行ステップクラス47のインスタンスが含まれており、4文書目及び5文書目に対応する実行ステップクラス47のインスタンスに実行不可の情報が対応付けられている。
その後、プリントサービス26はクライアント10からの要求(5文書の印刷要求)と実行結果(3文書の印刷完了)とを比較し、残りの印刷処理(4,5文書目の印刷)を実行できる他サービスを探す。ここでは、印刷処理を実行できる他サービスとして他のMFP20Bのプリントサービス26を探し出す。
MFP20Aのプリントサービス26は、MFP20Bのプリントサービス26に対して残りの印刷処理(4,5文書目の印刷)を依頼する。図21は、エラー発生時に代替処理を依頼する動作を表す説明図である。
このとき、MFP20Aのプリントサービス26に搭載されているフレームワーク21内で生成されているインスタンス(オブジェクト図)は図22に示すようになる。図22は、他サービスに代替処理を依頼したあと、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図22には、4文書目及び5文書目に対応する他サービスの実行ステップクラス47のインスタンスが含まれている。代替処理の依頼には、MFPのネットファイルプロトコルを用いても良いし、Webサービス(SOAP)の形式を用いても構わない。
依頼を受けたMFP20Bのプリントサービス26は、4文書目および5文書目の文書データの印刷を実行するための手順を構築し、印刷を実行したあと、実行結果をMFP20Aのプリントサービス26に通知する。このとき、MFP20Bのプリントサービス26に搭載されているフレームワーク21内で生成されているインスタンス(オブジェクト図)は図23に示すようになる。図23は、代替処理を依頼された、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。図23には、4文書目及び5文書目に対応する自サービスの実行ステップクラス47のインスタンスが含まれている。
実行結果を受け取ったMFP20Aのプリントサービス26は、クライアント10の要求(5文書の印刷要求)が全て満たされたことを確認したあと、クライアント10に実行結果を通知する。図24は、代替処理により5文書の印刷要求を全て満たす動作を表す説明図である。
実施例3のサービス連携システムでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスが連携し、エラー発生時の代替処理を実現することができる。
ここでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスに、受付け可否問い合わせを行う例を説明する。図25は、受付け可否問い合わせを行うサービス連携システムの動作を表す説明図である。例えばMFP20Aのファックスサービス28はクライアント10A,10B,10CからFAX要求を順番に受付けたとする。
このとき、ファックスサービス28に搭載されているフレームワーク21内で生成されているインスタンス(オブジェクト図)は図26のようになる。図26は、複数のクライアントからFAX要求を受付けたときに、ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。
なお、図26は、手順決定仕様クラス45,実行結果評価クラス46,手順作成クラス48,受付け可否問い合わせクラス49のインスタンスを省略している。図26では、クライアント10A,10B,10CからのFAX要求に対応する要求クラス42,手順書クラス44,実行ステップクラス47のインスタンスが生成されている。生成される順番は、FAX要求を受付けた順番,クライアント10A,10B,10Cとなる。これらインスタンスの生成は、クライアント10A,10B,10CからのFAX要求が受付けられていることを示すものである。
また、図27に示すように、手順書クラス44のインスタンスは、常駐インスタンスである手順書管理者クラス43のインスタンスにより管理されている。図27は、手順書クラスのインスタンスが手順書管理者クラス43のインスタンスにより管理されていることを表す説明図である。
ここで、MFP20Bのスキャンサービス27からMFP20Aのファックスサービス28に受付け可否問い合わせがあったとする。図28は、他サービスから受付け可否問い合わせを受付ける動作を表す説明図である。
このとき、受付け可否問い合わせを受付けたMFP20Aのファックスサービス28は受付クラス41のインスタンスを通じて、手順書管理者クラス43のインスタンスに各手順書の手順書状態を確認する。各手順書クラス44のインスタンスは、今の手順書状態を確認し、その結果を手順書管理者クラス43のインスタンスに通知する。
手順書管理者クラス43のインスタンスは、各手順書クラス44のインスタンスから受付けた通知をまとめ、現在のサービスの利用状況(受付中の手順書数、実行待ちの手順書数等)として、受付クラス41のインスタンスを通じて問い合わせ元のMFP20Bのスキャンサービス27に通知する。
このとき、ファックスサービス28に搭載されているフレームワーク21内で生成されているインスタンス(オブジェクト図)は図29に示すようになる。図29は、他サービスから受付け可否問い合わせを受付け、実行結果を通知したとき、ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。
実施例4のサービス連携システムでは、ネットワーク30を介して接続された複数の機器内のサービスに、受付け可否問い合わせを行うことができる。
以上、実施例1〜4で説明した各サービスは、受付けた要求を実現する為の手順を動的に作成しながら、他サービスからの受付け可否問い合わせに対して動的に手順書状態を通知することで、連携する側および連携される側として動作可能である。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
サービス連携システムの一例の構成図である。 フレームワークの搭載形態を表す一例の構成図である。 本発明によるサービス連携システムの一実施例の構成図である。 フレームワークを搭載したサービスの基本動作を表したアクティビティ図である。 フレームワークを搭載したサービス同士が連携するときの動作を表したアクティビティ図である。 フレームワークの構造を表すクラス図である。 フレームワークの起動時の動作を表すシーケンス図である。 フレームワークの要求実行時の動作を表すシーケンス図(1/2)である。 フレームワークの要求実行時の動作を表すシーケンス図(2/2)である。 他サービスに残りの処理を実行可能か問い合わせる動作を表すシーケンス図である。 サービス利用状況の情報を表した説明図である。 クライアントに表示される画面の一例のイメージ図である。 ScanToFax要求を実現するサービス連携システムの一例の構成図である。 スキャンサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 ScanToPrint要求を実現するサービス連携システムの一例の構成図である。 スキャンサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 エラー発生時のサービス連携システムの動作を表す説明図である。 4文書目の印刷中にエラーが発生したとき、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 エラー発生時に代替処理を依頼する動作を表す説明図である。 他サービスに代替処理を依頼したあと、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 代替処理を依頼された、プリントサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 代替処理により5文書の印刷要求を全て満たす動作を表す説明図である。 受付け可否問い合わせを行うサービス連携システムの動作を表す説明図である。 複数のクライアントからFAX要求を受付けたときに、ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。 手順書クラスのインスタンスが手順書管理者クラスのインスタンスにより管理されていることを表す説明図である。 他サービスから受付け可否問い合わせを受付ける動作を表す説明図である。 他サービスから受付け可否問い合わせを受付け、実行結果を通知したとき、ファックスサービスに搭載されているフレームワークで生成されるインスタンスの一例である。
符号の説明
10,10A〜10C クライアント
20,20A,20B MFP
21 フレームワーク
22〜25 変動部
26 プリントサービス
27 スキャンサービス
28 ファックスサービス
29 ストレージサービス
30 ネットワーク
41 受付クラス
42 要求クラス
43 手順書管理者クラス
44 手順書クラス
45 手順決定仕様クラス
46 実行結果評価クラス
47 実行ステップクラス
48 手順作成クラス
49 受付け可否問い合わせクラス
50 機能実行者クラス
60 起動プロセス

Claims (20)

  1. 1つ以上のサービス手段を備えた情報処理装置であって、
    クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行すると共に、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造のフレームワークを利用したサービス手段を有する情報処理装置。
  2. 前記サービス手段が利用する前記フレームワークは共通であり、機器又は前記サービス手段に依存する変動手段により各サービス手段と結合されることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を、同一機器内の他のサービス手段に依頼して実行することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を、ネットワークを介して接続されている他の機器内の他のサービス手段に依頼して実行することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  5. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行している途中でエラーが発生したときに、残りの処理を他のサービス手段に依頼して実行することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  6. 前記サービス手段は、前記処理を他のサービス手段に依頼する前に、前記処理を実行可能か否かを他のサービス手段に問い合わせて、前記処理を依頼する他のサービス手段を検索することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理装置。
  7. 前記サービス手段は、前記他のサービス手段の利用状況を表す情報を前記問い合わせ結果として前記他のサービス手段から通知されると、前記他のサービス手段の利用状況を表す情報に応じて、前記処理を依頼する他のサービス手段を決定することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記サービス手段は、前記他のサービス手段から前記処理を実行可能か否かの問い合わせを受け付けると、前記利用状況を表す情報を前記問い合わせ結果として前記他のサービス手段に通知することを特徴とする請求項1乃至7何れか一項記載の情報処理装置。
  9. 前記サービス手段は、前記利用状況を表す情報として、要求受付け可否,処理数および実行待ちの処理数を、前記問い合わせ結果として通知することを特徴とする請求項7又は8記載の情報処理装置。
  10. 前記サービス手段は、前記クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行すると共に、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行する為のサービス利用手順を前記フレームワークで構築することを特徴とする請求項1乃至9何れか一項記載の情報処理装置。
  11. 前記サービス手段は、前記他のサービス手段からの要求を受け付けると、前記要求を実行する為のサービス利用手順を前記フレームワークで構築することを特徴とする請求項1乃至10何れか一項記載の情報処理装置。
  12. 前記サービス手段は、外部からのメッセージを受け付ける受付クラス,実行する要求を表す要求クラス,実行中のサービス利用手順を表す手順書管理者クラス,要求を実現するために必要な手順が書かれた手順書クラス,要求を実現するための手順を決定するための仕様を表す手順決定仕様クラス,実行結果が要求を満たしているか否かを評価する実行結果評価クラス,手順書に書かれた各手順を表す実行ステップクラス,要求実行のための手順を作成する手順作成クラス,要求を受付けられるかどうかを他のサービス手段に問い合わせる受付け可否問い合わせクラス,機器の持つ機能を表す機器実行者クラスを含む構造のフレームワークを利用する請求項1乃至11何れか一項記載の情報処理装置。
  13. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を、同一機器内の他のサービス手段に依頼して実行するときに、自ら実行する処理および他のサービス手段に依頼して実行する処理の実行ステップクラスおよび機能実行者クラスをそれぞれ生成することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  14. 前記サービス手段は、前記他のサービス手段から受け付けた要求を実行するときに、前記要求を実行する処理の実行ステップクラスおよび機能実行者クラスを生成することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  15. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を、ネットワークを介して接続されている機器内の他のサービス手段に依頼して実行するときに、自ら実行する処理および他のサービス手段に依頼して実行する処理の実行ステップクラスおよび機能実行者クラスをそれぞれ生成することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  16. 前記サービス手段は、自ら実行可能な処理を実行している途中でエラーが発生したときに、残りの処理を他のサービス手段に依頼して実行する処理の実行ステップクラスおよび機能実行者クラスを生成することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  17. 前記サービス手段は、前記処理を他のサービス手段に依頼する前に、前記他のサービス手段の利用状況を表す情報を前記他のサービス手段の手順書管理者クラスに問い合わせることを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
  18. 前記サービス手段は、画像形成に掛かる処理を行うことを特徴とする請求項1乃至17何れか一項記載の情報処理装置。
  19. 1つ以上のクラスを含む構造のフレームワークを利用する1つ以上のサービス手段を備えた情報処理装置のサービス連携方法であって、
    一のサービス手段が、クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行すると共に、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行する段階と、
    前記一のサービス手段が、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行する段階と
    を有するサービス連携方法。
  20. 1つ以上のサービス手段を備えたコンピュータを、
    クライアントからの要求のうち自ら実行可能な処理を実行し、自ら実行不可能な処理を他のサービス手段に依頼して実行すると共に、前記他のサービス手段からの依頼に基づく処理を実行するクラスを含む構造のフレームワークを利用したサービス手段
    として機能させる為のサービス連携プログラム。
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