JP2006137573A - 高所作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業車の車両レイアウトを大幅に変更することなく、荷台又は作業台の予期せぬ下降を防止する。
【解決手段】リフトトラックのガイドレール15のウェブ15wに、その軌道内に通じる開口Aを形成すると共に、開口Aを経て外部から軌道内に進入しコンテナの降下にかかるリンク機構に設けたローラの移動を停止させるストッパ20を設ける。ストッパ20は、ピン部材P5を介して側面15wに揺動可能に保持固定されるカバー部材21と、このカバー部材21の内側面に一体に形成され側面15wに向かう揺動によりその開口Aを経て軌道S内に進入し、ガイドレール15の側面15wから遠ざかる揺動により開口Aを介して軌道S内から離脱するベース22と、このベース21の揺動を生起させるアクチュエータ23bと、ベース22の先端に設けられ前記ローラが当接する当接部24とからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、台車に対して荷台又は作業台を昇降自在に保持する昇降装置を備える高所作業車であって、特に、荷台等が予期せぬ状態から下降した場合を想定した安全対策に関するものである。
高所作業車の昇降装置には、例えば、台車上に固定保持される下部ガイドレールと、荷台又は作業台の下部に固定保持される上部ガイドレールと、一端を台車に対して揺動自在に保持され他端を上部ガイドレールで移動可能に保持される第一の棒状部材と、一端を荷台又は作業台に対して揺動自在に保持され他端を下部ガイドレールで移動可能に保持される第二の棒状部材とを備え、第一の棒状部材と第二の棒状部材とを交差させてなるクロスリンク機構がある。
かかる昇降装置は、油圧式アクチュエータを用いて荷台の昇降及び位置決めを行うため、アクチュエータに何らかの障害が生じた場合、荷台等が下降してしまうことも考慮される。このため、従来は、複数の当たり面を有するラックと、このラックの当たり面に間欠的に嵌合する爪とを有するラチェット機構からなる安全装置を設けていた(例えば、特許文献1参照。)
実開平2−49280号公報
しかしながら、上記昇降装置は、台車上に一定の配置スペースが必要となるため、比較的小型の車両に採用した場合、車両全体のレイアウトを変更する必要が生じることもあり得る。
本発明の解決しようとする課題は、高所作業車の車両レイアウトを大幅に変更することなく、荷台又は作業台の予期せぬ下降を防止することにある。
本発明は、台車に対して荷台又は作業台を昇降自在に保持する昇降装置を備える高所作業車であって、前記昇降装置は、側面に溝形の軌道を有するガイドレールと、このガイドレールの軌道内に移動可能に保持される部位を有し当該部位のレール位置に応じて台車に対して荷台又は作業台を昇降させるリンク機構とを備え、前記ガイドレールの側壁に前記軌道内に通じる開口を形成すると共に、この開口を経て外部から前記軌道内に進入し前記荷台又は前記作業台の降下にかかる前記部位の移動を停止させるストッパを設けたことを特徴とするものである。
本発明において、前記ストッパは、前記ガイドレールの側面に揺動可能に保持固定され当該側面に向かう揺動により前記開口を経て前記軌道内に進入し前記側面から遠ざかる揺動により前記開口を介して前記軌道内から離脱するベースと、このベースの揺動を生起させる駆動手段と、前記ベースの先端に設けられ前記部位が当接する当接部とからなることが好ましい。但し、この場合は、前記ベースと前記当接部とは一体又は別体を問わない。
更に、本発明は、前記ベースの後端に、前記荷台又は前記作業台の上昇にかかる前記部位の移動において当該部位の乗り上げを許容する傾斜面を設けることが好ましい。また、本発明は、前記当接部に、前記部位の形状に合致する接触面を設けることが好ましい。加えて、本発明において、前記台車は、エンジン等の駆動源と運転室とを備えることが好ましい。
本発明によれば、荷台又は作業台の下降を指令してないにも関わらず、荷台等が下降し始めたときは、ガイドレールの側壁に形成した軌道内に通じる開口を経て外部からその軌道内に進入したストッパにより荷台等の降下にかかるリンク機構の部位の移動を停止させることができる。しかも、本発明に係るストッパは、ガイドレールの側壁に配置されるから、台車上に別途ストッパを設けることによりストッパの配置スペースを確保するために車両のレイアウトを大きく変更する必要がないことに加えて、ガイドレールの上部や下部にストッパを設ける場合に比べて荷台等の下降時高さが高くならずに済み昇降装置の上昇ストロークも長く確保できる。従って本発明によれば、荷台等の予期せぬ下降を防止するための対策が施されたリフトトラックのコンパクト化を図ることができる。
また本発明において、前記ストッパが、ガイドレールの側面に揺動可能に保持固定されたベースと、このベースの揺動を生起させる駆動手段と、前記ベースの先端に設けられ前記部位が当接する当接部とからなれば、ストッパの進入及び離脱が簡単な構成で実現できるため、製造コストの軽減を図ることができる。従って本発明によれば、荷台等の予期せぬ下降を防止するための対策が施された高所作業車を安価に提供することができる。
また、本発明にあっては、前記ベースの後端に、前記荷台又は前記作業台の上昇にかかる前記部位の移動において当該部位の乗り上げを許容する傾斜面を設ければ、何らかの障害によってストッパをガイドレールの軌道内から離脱させることができない場合においても、リンク機構の部位は前記ストッパを乗り越えることができる。従って本発明によれば、ストッパが何らかの障害でガイドレールの軌道内から離脱できない状態にあっても、荷台等を確実に上昇させることができる。
また、本発明にあっては、前記当接部に、前記部位の形状に合致する接触面を設ければ、ストッパがリンク機構の部位と当接する場合、その接触が線接触ではなく、面接触になるため、ストッパ及びリンク機構の部位に生じる応力集中が緩和されて耐久性が向上する。
更に、本発明において、台車に対して一体又は別体に、エンジン等の駆動源と運転室とを設ければ、高所作業車としての機動力が向上するため、作業性の向上が図れる。
図1は、航空機内に荷物や機内食等を搭載するために用いられる本発明の一形態であるリフトトラック1を示す側面図であって、このリフトトラック1を用いて荷物等を搭載する際の作業状態を示す。また、図2は、図1をD1方向から示す要部平面図であり、図3,4はそれぞれ、図2をD2方向から示す要部平面図及びD3方向から示す要部平面図である。
リフトトラック1は、図1に示す如く、車両本体(台車)2に運転室2aと図示せぬエンジン等の駆動源を一体に備えた自走式の高所作業車であって、車両本体2に対してコンテナ(荷台)3を昇降自在に保持する昇降機構10を備える。
昇降装置10は、車両本体2上に第一のガイドレール11を固定すると共にコンテナ3の下部に第二のガイドレール12を固定し、車両本体2とコンテナ3との相互間に、2つの棒状部材13,14を交差させたクロスリンクと、車両本体2上に前記第一のガイドレール11と並行に第一のガイドレール15を固定すると共にコンテナ3の下部に前記第二のガイドレール12と並行に第二のガイドレール16を固定し、車両本体2とコンテナ3との相互間に、2つの棒状部材17,18を交差させたクロスリンクとを車幅方向に並置したクロスリンク機構を備える。
具体的には、第二の棒状部材14,18は、図1に示す如く、その一端14a,18aがそれぞれピン部材P2を介してコンテナ3の下部に揺動自在に取り付けられている一方、その他端14b,18bには、図2に示す如く、シャフト部材10aが掛け渡してあり、このシャフト部材10aの両端にはそれぞれ、フランジ付きのローラ(部位)10rが回転自在に取り付けられている。更に、第一のガイドレール11,15はそれぞれ、図2のX−X断面及びY−Y断面に示す如く、上壁11U(15U)と下壁11L(15L)との相互間を側壁(ウェブ)11w(15w)で繋いだ溝形断面であって、その溝Sがガイドレール11,15の内側面に開いた溝形の軌道Sを形成し、図3に示す如く、この軌道S内で下壁11L,15Lにより各ローラRを移動可能に保持する。一方、第一の棒状部材13,17も、第二の棒状部材14,18と同様、その一端13a,17aがそれぞれピン部材P1を介して車両本体2に揺動自在に取り付けられている一方、その他端13b,17bにも、図2に示すと同様の梁部材10aが掛け渡してあり、このシャフト部材10aの両端にもそれぞれ、図2に示すと同様のフランジ付きのローラ10rが回転自在に取り付けられている。更に、第二のガイドレール12,16もそれぞれ、図2のX−X断面及びY−Y断面と同様、上壁12U(16U)と下壁12L(16L)との相互間を側壁(ウェブ)12w(16w)で繋いだ溝形断面であって、その溝Sがガイドレール12,16の内側面に開いた溝形の軌道Sを形成し、図3に示すと同様、この軌道Sでそれぞれ上壁12U及び下壁12L、上壁16U及び下壁16Lにより各ローラ10rをそれぞれ移動可能に保持する。これにより、2つのクロスリンクは同期して、ローラ10rがガイドレール11,15(12,16)のレール位置に応じて伸縮する。
更に昇降装置10は、第一の棒状部材13,17の間に梁部材(図示せず。)を掛け渡し、この梁部材と車両本体2とを図1に示す如く油圧式アクチュエータ19により繋ぐ。油圧式アクチュエータ19は、前記梁部材と車両本体2とにそれぞれピン部材P3,P4で揺動自在に取り付けられ車両本体2に配置されたコントロールパネル100の上昇ボタン又は下降ボタンを作業者が操作することにより伸縮する。これにより、昇降装置10は、運転者がコンテナ3を上昇させるべくコントロールパネル100の上昇ボタンを押し操作すると、その押し操作が継続する間は油圧式アクチュエータ19を伸長させるため、第一の棒状部材13,17及び第二の棒状部材14,18はそれぞれ、ローラ10rを介して第一のガイドレール11,15及び第二のガイドレール12,16に沿って運転室2aに向かって移動し車両本体2に対してコンテナ3を昇降させることができる。同様に、運転者がコンテナ3を下降させるべくコントロールパネル100の下降ボタンを押し操作すると、その押し操作が継続する間は油圧式アクチュエータ19を収縮させるため、第一の棒状部材13,17及び第二の棒状部材14,18はそれぞれ、ローラ10rを介して第一のガイドレール11,15及び第二のガイドレール12,16に沿って運転室2aから遠ざかる向きに移動し車両本体2に対してコンテナ3を下降させることができる。
ここで、本形態においては、伸長状態のアクチュエータ19が障害等により収縮してコンテナ3を下降させることを考慮して、以下の対策を施している。なお、以下の対策は、第一のガイドレール11,15の両方に施されているが、便宜上、第一のガイドレール15側のみ説明する。
図2〜4に示す如く、第一のガイドレール15のウェブ15wには、その軌道S内に通じる開口Aが形成されていると共に、この開口Aを経て外部から軌道S内に進入しコンテナ3の降下にかかるローラ10rの移動を停止させるストッパ20が設けられている。ストッパ20は、図4に示す如く、ピン部材P5を介してガイドレール15の側面15wに揺動可能に保持固定されるカバー部材21と、このカバー部材21の内側面に一体に形成され第一のガイドレール15の側面15wに向かう揺動(図2の実線を参照。)によりその開口Aを経て軌道S内に進入しガイドレール15の側面15wから遠ざかる揺動(図2の二点鎖線を参照。)により開口Aを介して軌道S内から離脱するベース22と、このベース21の揺動を生起させる駆動手段23と、ベース22の先端に設けられローラ10rが当接する当接部24とからなる。なお、ベース22と当接部24とは一体又は別体を問わない。
駆動手段23は、コントロールパネル100の上昇ボタン及び下降ボタンの押し操作の継続により伸長する油圧式アクチュエータ23aを備え、その両端は、第一のガイドレール15のウェブ15wと、カバー部材21との相互間にピン部材P6,P7を介して揺動自在に繋がれている。
アクチュエータ23aは、カバー部材21をガイドレール15に向けて引き付ける付勢力を発生させるスプリングSpを有し、オイル給排路23a4から供給されるオイルの内部充填によってそのアーム23a1を伸長させる油圧シリンダである。図5は、油圧シリンダ23aを例示する一部断面図である。図5に示す如く、油圧シリンダ23aは、筐体23a2によりアーム23a1を移動自在に保持する。アーム23a1は筐体23a2内を摺動するピストン23a3を備える。ピストン23a3は、同心二重配置した2つのスプリングSpの付勢力によってピン部材P6側に押圧されるため、通常、アーム23a1は筐体23a2内に収納される。一方、ピストン23a3は、スプリングSpと対向する位置において筐体23a2との間にシリンダ室Rを形成する。このシリンダ室Rには、オイル給排路23a4が繋がり、当該シリンダ室R内へのオイルの供給及び排出を可能にする。これにより、油圧シリンダ23aは、作業者がコントロールパネル100の上昇ボタン又は下降ボタンの押し操作を継続する間はオイル給排路23a4からシリンダ室R内にオイルが供給されてアーム23a1を伸長させ、上昇ボタン又は下降ボタンへの押し力を解除すると、オイル給排路23a4からシリンダ室R内のオイルがドレインされてアーム23a1を収縮させる。
このため、ストッパ20は、作業者がコントロールパネルの上昇ボタン及び下降ボタンを操作しない状態では、ガイドレール11(15)に進入したまま軌道Sを封鎖するが、作業者が上昇ボタンを押し続ける間は、油圧シリンダ23a内にオイルが供給されるため、ガイドレール11(15)内の軌道Sから離脱してローラ10rの移動を規制することなく、車両本体2に対してコンテナ3を上昇させる。そして、コンテナ3が目的の高さに到達して上昇ボタンの押し力を解除すると、コンテナ3が停止すると同時に、油圧シリンダ23a内のオイルが排出されるため再度ガイドレール11(15)に進入して軌道Sを封鎖する。これにより、昇降装置10がコンテナ3の下降(アクチュエータ19の収縮)をコントローラ100cにて指令してないにも関わらず、第二の棒状部材14(18)がローラ10rを介して第一のガイドレール11(15)に沿って運転室2aから遠ざかる向きに移動したときもストッパ20がローラ10rの移動を規制することができる。
また、ストッパ20は、作業者がコンテナ3を下降させるべく下降ボタンを押し続ける間は、再び油圧シリンダ23aにオイルが供給されるため、ガイドレール11(15)内の軌道Sから離脱してローラ10rの移動を規制することなく、車両本体2に向かってコンテナ3を下降させる。そして、コンテナ3が車両本体2に着座して下降ボタンの押し力を解除すると、コンテナ3が停止すると同時に、油圧シリンダ23b内のオイルがドレインされるため再度ガイドレール11(15)に進入して軌道Sを封鎖する。
即ち、本形態によれば、作業者がコントロールパネル100を操作してコンテナ3の下降(アクチュエータ19の収縮)を指令してないにも関わらず、コンテナ3が下降し始めたときは、ガイドレール11,15のウェブ11w,15wに形成した軌道S内に通じる開口Aを経て外部からその軌道S内に進入したストッパ20によりコンテナ3の降下にかかるローラ10rの移動を停止させることができる。しかも、ストッパ20は、ガイドレール11,15のウェブ11w、15,に配置されるから、車両本体2上に別途ストッパを設けることによりストッパの配置スペースを確保するために車両のレイアウトを大きく変更する必要がない。加えて、ストッパ20は、ガイドレール11,15のウェブ11w、15,に配置されるから、上壁11U,15Uや下壁11L,15Lにストッパを設ける場合に比べてコンテナ3の下降時高さが高くならずに済み昇降装置10の上昇ストロークも長く確保できる。従って本形態によれば、コンテナ3の予期せぬ下降を防止するための対策が施されたリフトトラックのコンパクト化を図ることができる。
なお、本形態においては、コントロールパネル100の操作によりコンテナ3を昇降させる際には、まず、油圧シリンダ23a内にオイルを供給してストッパ20を解除し、このストッパ20の解除が別途設けた既存の位置センサにより確認された後に昇降装置10を動作させるべく、アクチュエータ19を伸縮させる。かかる手順でコンテナ3を昇降させれば、ストッパ20とローラ10rとの噛み込みを防止することができる。また、油圧シリンダ23aは、内部にスプリングSpを設けることなく、オイル給排路23a4からのオイルの供給及び排出のみで伸縮構造であってもよい。
また本形態において、ストッパ20は、第一のガイドレール11(15)のウェブ11w(15w)の外側面に揺動可能に保持固定されたベース22と、このベース22の揺動を生起させる駆動手段23と、ベース22の先端に設けられロータ10rが当接する当接部24とからなるから、ストッパ20の進入及び離脱が簡単な構成で実現できるため、製造コストの軽減を図ることができる。従って本形態によれば、コンテナ3の予期せぬ下降を防止するための対策が施されたリフトトラックを安価に提供することができる。
また本形態において、駆動手段23は、アクチュエータ23aをコントローラからの指令に基づいて伸縮する電制のアクチュエータとし、ローラ10rが所定のレール位置にあることを検出する位置センサ23cを設けてもよい。位置センサ23cは、ローラ10rが運転室2aから遠ざかる向きにガイドレールを移動する際に開口Aを横切る直前位置であって、その位置センサ23cの検出信号が入力されたコントローラ100がアクチュエータ23aに指令して運転室2aから遠ざかる向きに移動するローラ10rをストッパ20にて停止できる位置に配置する。かかる構成によれば、コンテナ3の下降(アクチュエータ19の収縮)をコントローラ100cにて指令してないにも関わらず、第二の棒状部材14(18)がローラ10rを介して第一のガイドレール11(15)に沿って運転室2aから遠ざかる向きに移動した(横切った)ときに位置センサ23aから位置信号が出力されると、コントロールパネルに配した上昇ボタン又は下降ボタンに対する押し操作と無関係に、アクチュエータ23bを伸長するように指令し、ストッパ20のベース22を開口Aを経てガイドレール11(15)の軌道S内に進入させることができる。
また、本形態にあっては、図3に示す如く、ベース22の後端に、コンテナ3の上昇にかかるローラ10rの移動において当該ローラ10rの乗り上げを許容する傾斜面22fが設けられている。かかる構成によれば、何らかの障害によってストッパ20を第一のガイドレール11(15)の軌道S内から離脱させることができない場合においても、クロスリンク機構のローラ10rはストッパ20を乗り越えることができる。従って本形態によれば、ストッパ20が何らかの障害で第一のガイドレール11,15の軌道S内から離脱できない状態にあっても、コンテナ3を確実に上昇させることができる。
なお、ベース22に傾斜面22fを設けた場合、コンテナ3が上昇してもローラ10rはストッパ20のベース22を乗り越え又はガイドレール11,15の軌道sから押し出すため、アクチュエータ23aはコンテナ3を下降させるときだけ動作さればよい。更にこの場合、同駆動手段23は、図3に示す如く、ベース22を軌道S内に進入させる付勢力を発生するばね部材23bを備えるとよい。かかる構成によれば、ストッパ20をガイドレール11,15の軌道S内に確実に保持しておくことができるため、ローラ10rがストッパ20のベース22を乗り越え又はガイドレール11,15の軌道sから押し出してもストッパ20を迅速にガイドレール11,15の軌道sに復帰させることができる。
更に、本形態にあっては、当接部24に、ローラ10rの形状に合致する円弧形の接触面24fが設けられている。かかる構成によれば、ストッパ20がローラ10rと当接する場合、その接触が線接触ではなく、面接触になるため、ストッパ20及びローラ10rに生じる応力集中が緩和されて耐久性が向上する。なお、接触面24fは、ローラ10r(部位)の形状に応じてその形状を変更できる。
また、本発明の他の形態として、コンテナ3が様々な高さに位置決めされた場合であってもその予期せぬ下降が防止できるよう、ストッパ20をガイドレールに沿って複数配置してもよい。
更に、本形態において、車両本体2に対して一体又は別体に、エンジン等の駆動源(図示せず)と運転室2aとが設けられている。かかる構成によれば、リフトトラックとしての機動力が向上するため、作業性の向上が図れる。
また、図6は、本発明の他の形態であって、図1をD1方向から示す要部平面図である。本形態にも、第一の棒状部材14,18の相互間に梁部材10aが掛け渡されているが、ローラ10rはそれぞれ、第一の棒状部材14(18)の他端14b(18b)に直接設けられている。なお、本形態において、図1〜5と同一部分は同一符号で示す。
図7は、ガイドレール11,15に2つのストッパ20を設けた場合の更に他の形態をガイドレールの上部から示す要部平面図である。なお、本形態において、図1〜6と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
本形態は、アクチュエータ23aのアーム23a1の先端に連動部材23dをピン部材P8を介して揺動自在に取り付けると共に、この連動部材23dに、ストッパ20のカバー部材21にピン部材P9を介して揺動自在に取り付けられた連結部材23eの他端をピン部材P10を介して揺動自在にそれぞれ連結したものである。かかる構成によれば、アクチュエータ23aの伸長により各ストッパ20は同期してガイドレール11,15の軌道s内から離脱する一方、アクチュエータ23aの収縮により各ストッパ20は同期してガイドレール11,15の軌道s内に復帰することができる。なお、本形態では、2つのストッパ20を連動させる構成で説明したが、3つ以上のストッパ20を連動させる場合も同様の構成を採用することができる。
図8(a)は、ストッパの他の形態をガイドレールの上部から示す要部平面図である。なお、本形態において、図1〜7と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
本形態にあっては、ガイドレール11,15のウェブ11w,15wに形成した開口Aから、アクチュエータ23aの伸縮によりガイドレール11,15の軌道s内に進入又は軌道s内からの離脱が可能なストッパ30を採用している。
かかる構成も、コンテナ3の下降を指令してないにも関わらず、コンテナ3が下降し始めたときは、ガイドレール11,15のウェブ11w,15wに形成した開口Aを経て外部からその軌道s内に進入したストッパ30によりコンテナ3の降下にかかるローラ10rの移動を停止させることができる。しかも、ストッパ30も、ガイドレール11,15のウェブ11w,15wに配置されるから、車両本体2上に別途ストッパを設けることによりストッパの配置スペースを確保するために車両のレイアウトを大きく変更する必要がないことに加えて、ガイドレール11,15の上壁11U,15Uや下壁11L,15Lにストッパ30を設ける場合に比べてコンテナ3の下降時高さが高くならずに済み昇降装置10の上昇ストロークも長く確保できる。従って本形態によっても、コンテナ3の予期せぬ下降を防止するための対策が施されたリフトトラックのコンパクト化を図ることができる。
なお、図8(b),(c)はそれぞれ、ストッパ30の断面形状を例示すべく、その断面形状を図1のZ−Z断面で示したものである。
ストッパ30の断面形状は、例えば図8(b)に示す如く円形とすることができ、ローラ10rとの当接部には、ローラ10rの形状に合致する半円弧形の接触面30f1が設けられている。かかる構成によれば、ストッパ30がローラ10rと当接する場合、その接触が線接触ではなく、面接触になるため、ストッパ30及びローラ10rに生じる応力集中が緩和されて耐久性が向上する。なお、この場合、アクチュエータ23aは、前記形態と同様、通常、軌道S内にストッパ30が位置するようにしておくのが好ましく、例えば、図5に示す如くの油圧シリンダを採用する場合、スプリングSpは、アーム23a1を筐体23a2から押し出す向きに付勢力を発生するものとし、オイルの給排タイミングも図4にて説明した給排タイミングと逆にする。また、ストッパ30の断面形状が図8(a)に示す如く丸形である場合は、ストッパ30にキー部材31を配し、このキー部材31を車両本体2等に固定した固着部32のキー溝に嵌合させてストッパ30の軸周りを防止することが好ましい。なお、ストッパ30の周り止めは、キー部材のみに限らずストッパ30の表面及び固着部32に形成した突条及び溝からなる凹凸嵌合等であってもよい。
同様に、ストッパ30の断面形状は、例えば図8(c)に示す如く角形にしてもよく、この場合も、応力集中の緩和を目的に、ローラ10rとの当接部には、ローラ10rの形状に合致する半円弧形の接触面30f2を設けることが好ましい。なお、かかる場合も、各接触面30f1,30f2は、ローラ10r(部位)の形状に応じてその形状を変更できる。
上述したところは、本発明の一形態を例示したに過ぎず、種々の変更を加えることが可能である。例えば、ストッパ20,30は、第一のガイドレール11,15の少なくともいずれか一方に設ければよいが、本形態の如く、ストッパ20,30の受ける力を分散させるため、両レール11,15に設けることが好ましい。更に、ストッパ20,30は、アクチュエータ23aの伸縮による操作に限らず、手動によっても操作でき、更に、第一のガイドレール11,15と共に、又は、第一のガイドレール11,15に代えて、第二のガイドレール12,16の少なくとも一方に設けることもできる。
また、昇降装置10の昇降動作を司る部位はローラ10rに限らず、棒状部材に保持固定された摩擦部材であってもよい。更に、昇降装置10は、コンテナ3等の荷台に限らず、人が乗って修理等の作業を行う作業台を昇降させてもよく、更には、フォークリフトのマスト機構であってもよい。更に、昇降装置10もクロスリンク式のみに限らず、ガイドレールの軌道内に移動可能に保持される部位を有し当該部位のレール位置に応じて車両本体2に対してコンテナ3等を昇降させるリンク機構を備えるものであれば、様々なものを採用することができる。加えて各形態に採用した要素や部材又は機構等はそれぞれ、各形態間で用途に応じて様々に置換又は組み合わせることができる。
航空機内に荷物や機内食等を搭載するために用いられる本発明の一形態であるリフトトラックを示す側面図である。 図1をD1方向から示す要部平面図である。 図2をD2方向から示す要部平面図である。 図2をD3方向から示す要部平面図である。 同形態に係るアクチュエータの一例である油圧シリンダを示す一部断面図である。 図1を参照して、本発明の他の形態であるリフトトラックをD1方向から示す要部平面図である。 ガイドレールに2つのストッパを設けた場合の更に他の形態をガイドレールの上部から示す要部平面図である。 (a)は、ストッパの他の形態をガイドレールの上部から示す要部平面図であり、(b),(c)はそれぞれ、ストッパの断面形状を例示すべく、その断面形状を図1のZ−Z断面で示したものである。
符号の説明
1 リフトトラック
2 車両本体
2a 運転室
3 コンテナ
10 昇降装置
10r ローラ
11 第一のガイドレール
12 第二のガイドレール
13 第一の棒状部材
14 第二の棒状部材
15 第一のガイドレール
16 第二のガイドレール
17 第一の棒状部材
18 第二の棒状部材
19 アクチュエータ
20 ストッパ
21 カバー部材
22 ベース
23 駆動手段
23a 位置センサ
23b アクチュエータ
24 当接部
24f 接触面
A 開口
S 軌道

Claims (5)

  1. 台車に対して荷台又は作業台を昇降自在に保持する昇降装置を備える高所作業車であって、
    前記昇降装置は、側面に溝形の軌道を有するガイドレールと、このガイドレールの軌道内に移動可能に保持される部位を有し当該部位のレール位置に応じて台車に対して荷台又は作業台を昇降させるリンク機構とを備え、
    前記ガイドレールの側壁に前記軌道内に通じる開口を形成すると共に、この開口を経て外部から前記軌道内に進入し前記荷台又は前記作業台の降下にかかる前記部位の移動を停止させるストッパを設けたことを特徴とする高所作業車。
  2. 前記ストッパは、前記ガイドレールの側面に揺動可能に保持固定され当該側面に向かう揺動により前記開口を経て前記軌道内に進入し前記側面から遠ざかる揺動により前記開口を介して前記軌道内から離脱するベースと、このベースの揺動を生起させる駆動手段と、前記ベースの先端に設けられ前記部位が当接する当接部とからなることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記ベースの後端に、前記荷台又は前記作業台の上昇にかかる前記部位の移動において当該部位の乗り上げを許容する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項2に記載の高所作業車。
  4. 前記当接部に、前記部位の形状に合致する接触面を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高所作業車。
  5. 前記台車は、エンジン等の駆動源と運転室とを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の高所作業車。
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