JP2006137549A - 後処理装置 - Google Patents

後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006137549A
JP2006137549A JP2004328690A JP2004328690A JP2006137549A JP 2006137549 A JP2006137549 A JP 2006137549A JP 2004328690 A JP2004328690 A JP 2004328690A JP 2004328690 A JP2004328690 A JP 2004328690A JP 2006137549 A JP2006137549 A JP 2006137549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tray
processing
unit
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004328690A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Fuchi
昌巳 淵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004328690A priority Critical patent/JP2006137549A/ja
Publication of JP2006137549A publication Critical patent/JP2006137549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】 シートのカール方向に関係なく、シートを処理トレイ部の所定位置にセットできるようにしたシート処理手段を有する後処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 搬送されてくるシートの先端が載置されるシート先端受け部51と、シートが積載されるトレイ52を有する処理トレイ部5と、トレイ52に積載されたシートに所定の処理を施すシート処理手段4と、を備える後処理装置において、処理トレイ部5に搬送されてくるシートをトレイ52方向に付勢するとともに、シートをトレイ52上に積載するシート付勢手段6を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置、特に画像形成装置本体から出力された画像形成後のシートに、ステイプル処理などのシート処理手段を有する後処理装置に関する。
一般的に、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においては、画像形成装置本体より排出された画像形成後のシートに対して、ステイプル処理や所望位置に綴じ込み用の孔などを穿孔(パンチ)する穿孔処理、二つ折り(中折り)処理などのシート処理手段を有する後処理装置をオプション機能として付加したものが種々提案されている。
このようなシート処理手段では,所定の処理トレイ部のトレイに順次搬送されてくるシートを積載させて,積載したシートにステイプル処理などの処理を施すよう構成されている。ところが、画像形成部から搬送される画像形成後のシートが、シートの搬送方向においてトレイの反対側へカール(湾曲)している場合、シートの先端がシート先端受け部のシートの受け幅より外側にはみ出してしまい、シート先端受け部で受け止めることができないという問題があった。
この対策として、従来では、例えば、画像形成部から搬送される画像形成後のシートの先端および該シートの一方の面それぞれを、所定のシート先端受け部および傾斜して設けられたトレイで受けるよう構成された処理トレイ部に、積載されるシートの先端付近を該シートの両面それぞれから略対向して付勢する第1および第2の弾性フィルム部材を設けたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特許2004−91191号公報
しかし、上述の特許文献記載の構成では、シートのカール方向が、シートの搬送方向においてトレイの反対側へカール、即ち、トレイの傾斜に対してシ−トの端部が浮き上がる場合には、効果的に対応することができ、都合が良い。しかしながら、図10に示すように、シートPのカール方向が逆で、トレイ52側へカール、即ち、トレイ52の傾斜に対してシ−トP(2点鎖線)の中央部分が浮き上がる場合には、次に受け入れられるシートP(点線)の先端が、先に受け入れられたシートPの浮き上がた部分A付近で当たる。この結果、このような場合には、対応することができず、シートPを処理トレイ部5の所定位置にセットできないといった不都合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シートのカール方向に関係なく、シートを処理トレイ部の所定位置にセットできるようにしたシート処理手段を有する後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、搬送されてくるシートの先端が載置されるシート先端受け部と、シートが積載されるトレイを有する処理トレイ部と、トレイに積載されたシートに所定の処理を施すシート処理手段と、を備える後処理装置において処理トレイ部に搬送されてくるシートをトレイ方向に付勢するとともに、シートをトレイ上に積載するシート付勢手段を備える。
請求項2記載の発明では、シート付勢手段は、処理トレイ部に対するシートの搬送方向に対して直交するように配設され、かつ、シートの搬送方向に回転可能な回転軸と、回転軸に設けられ、回転軸の回転に伴ってシートに当接してシートをトレイ方向に付勢する押圧片とから形成されている。
請求項3記載の発明では、押圧片は、シートに当接する先端に、シートの搬送方向に対して直交する方向に移動可能なコロを有し、処理トレイ部に積載されたシートを搬送方向に直交する方向にスライドする際、コロによりシートをトレイ側に押圧するように形成する。
請求項4記載の発明では、押圧片は、回転軸の周方向に複数個設けられている。
請求項5記載の発明では、押圧片は、前記回転軸の幅方向に複数個設けられている。
請求項6記載の発明では、シート処理手段は、処理トレイ部に前記シートを搬入するシート搬入手段を有しており、シート搬入手段は、シートを搬入する際、シートを搬入方向に沿って波形状にして、シートに腰を付与する。
請求項7記載の発明では、シート搬入手段は、シートを処理トレイ部へ搬送する複数の搬送ローラ対と、搬送ローラ対間であって、搬送ローラ対の従動ローラと同軸上に配設され、かつ、従動ローラより大径のローラとから形成されている。
請求項8記載の発明では、シート処理手段は、処理トレイ部に搬送されたシートの後端を揃える後端揃え手段を有し、後端揃え手段は、処理トレイ部にシートが搬送される度に、シートの後端を揃える。
請求項1記載の発明の構成によれば、処理トレイ部に搬送されてくるシートは、シート付勢手段により、トレイ方向に付勢し、シートを押さえてトレイ上に積載するようにしている。従って、処理トレイ部に搬送されるシートのカールは、是正されるので、シートは、確実に処理トレイ部の所定位置にセットすることができる。
請求項2記載の発明の構成によれば、シート付勢手段は、処理トレイ部に対するシートの搬送方向に対して直交するように配設され、かつ、シートの搬送方向に回転可能な回転軸と、回転軸に設けられ、回転軸の回転に伴ってシートに当接してシートをトレイ方向に付勢する押圧片を設ければよい。従って、その構成がきわめて簡単なものとなり、都合が良い。
請求項3記載の発明の構成によれば、押圧片は、シートに当接する先端に、シートの搬送方向に対して直交する方向に移動可能なコロを有し、処理トレイ部に積載されたシートを搬送方向に直交する方向にスライドする際、コロによりシートをトレイ側に押さえるように形成している。従って、シートが積載されたシート束を処理トレイ部内で、シートの搬送方向に直交する横方向に移動する際にも、シート束がコロによりトレイ側に付勢された状態で移動するので、シート束が崩れることなく横方向の移動が可能となり、都合が良い。
請求項4記載の発明の構成によれば、押圧片は、回転軸の周方向に複数個設けているので、シートを付勢する際、回転軸の回転角度が小さくでき、都合が良い。
請求項5記載の発明の構成によれば、押圧片は、回転軸の幅方向に複数個設けられているので、幅広のシートに対応することができ、都合が良い。
請求項6記載の発明の構成によれば、処理トレイ部に、シートを搬入する際、シートは、シート搬入手段により、シートを搬入方向に沿って波形状に形付けられ、シートに腰が付与されている。従って、処理トレイ部に搬入される際のシートは、トレイへの進入角度が浅くなり、トレイの傾斜面に沿って確実に積載することができ、都合が良い。
請求項7記載の発明の構成によれば、シート搬入手段は、シートを処理トレイ部へ搬送する複数の搬送ローラ対と、搬送ローラ対間であって、搬送ローラ対の従動ローラと同軸上に配設され、かつ、従動ローラより大径のローラとから形成されている。従って、搬送ローラ対を備えたシート搬入手段に、従動ローラより大径のローラを、搬送ローラ対間に位置するように、従動ローラと同軸上に配設すれば良く、きわめて簡単な構成とすることができる。また、既存のシート搬入手段に、腰付け機能を簡単に付設することもでき、都合が良い。
請求項8記載の発明の構成によれば、シート処理手段は、処理トレイ部にシートが搬送される度に、シートの後端を後端揃え手段により揃えるようにしているので、トレイ上に積載されるシート束は、規則正しく整えることができ、都合が良い。
(第1実施形態)
以下に、本発明の具体的な一実施形態について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るシート処理手段を有する後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、画像形成装置である複写機1は、装置本体2と、装置本体2の下流側に配置され、装置本体2より排紙される画像形成後のシートPを後処理する後処理装置3とを備えている。
装置本体2は、原稿を自動的に画像読取手段21に搬送する原稿搬送手段22と、画像読取手段21により読取った画像をシートPに形成する画像形成手段23と、定着手段24と、シートPが収納された給紙部25を備えている。また、シートPを画像形成手段23、定着手段24を介して排出部26に搬送する用紙搬送手段27と、各種入力スイッチなどとして機能する操作表示部(不図示)と、複写機1全体の制御を司る制御手段(不図示)を備えている。
画像読取手段21は、周知の通り、コンタクトガラス221上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、反射鏡を介してその反射光をCCDセンサなどからなる光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取る。
原稿搬送手段22は、原稿を載置するための原稿給紙用トレイ222と、原稿給紙用トレイ222に積載された原稿を給紙する原稿給紙ローラと、給紙された原稿を搬送するための原稿給紙用搬送路223と、読み終えた原稿を、排出する原稿排出部などを備えている。
画像形成手段23は、画像読取手段21の下方に配設され、電子写真プロセスによって、シートP上に所定のトナー像を形成するもので、回転可能に軸支された光導電性を有する、例えば、図1に示す矢印の方向に回転するドラム状の感光体231と、この感光体231の周囲に、その回転方向に沿って作像プロセス順に、帯電装置、光走査装置、現像装置、転写部、クリーニング装置と除電ユニットとから構成されている。
定着手段24は、画像形成手段23のシートPの搬送方向の下流側に配置され、画像形成手段23においてトナー像が転写されたシートPを、回転する加熱ローラ241と、この加熱ローラ241と共同して押圧回転する加圧ローラ242とを備えている。これら一対の加熱ローラ241と、加圧ローラ242との間に、未定着トナー像を担持したシートPを挟持搬送し、加熱、加圧し、未定着トナー像をシートP上に定着させる。
給紙部25は、複数の給紙カセット251を有しており、給紙カセット251に積層されたシートPの束を、給紙ローラ253の回転動作によって最上位のシートPから1枚ずつ用紙搬送手段27に給紙する。
用紙搬送手段27は、給紙部25から給紙されたシートPを、上下一対のレジストローラ271および各種ローラ対やガイド板によって画像形成手段23に搬送する。上下一対のレジストローラ271は、画像形成手段23の感光体231に形成されたトナー像と同期を取りながら搬送するように制御手段により制御されている。更に、画像形成手段23において画像形成がなされ、未定着トナー像を担持したシートPは、用紙搬送手段27により定着手段24に搬送され、定着後、排紙ローラなどによって排出部26から装置本体2の外部に排出されるとともに、後処理装置3に搬送される。
図示しない操作表示部は、印刷指示入力用のプリントキー、印刷枚数などの入力用のテンキーなどからなる操作部と、複写機1で操作可能な各機能、用紙詰まりなどのトラブル状況などを表示する液晶パネルなどの表示装置とを備えている。
また、図示しない制御手段には、主演算機能を行う演算部および装置本体2の動作制御用のプログラムなどが記憶されたROMや、各プログラムの作業領域などとして一時的にデータを保管および画像読取手段21で得られた原稿の画像データを一時的に記憶するRAMなどからなる記憶部が内蔵されたマイクロコンピュータなどにより構成されている。そして、操作表示部のスタートキーが押されると、複写動作を行わせる制御信号を画像読取手段21、原稿搬送手段22、画像形成手段23、定着手段24、給紙部25、排出部26、用紙搬送手段27などの各ブロックに出力してその動作を制御する。
この装置本体2の基本的な作動状態を簡単に説明すると、帯電装置により感光体231が一様に帯電され、画像読取手段21で読み取られた画像情報に基づいて、例えば、レーザー走査装置などからなる光走査装置28からのレーザービームなどの光ビームにより感光体231上に静電潜像が形成され、現像装置により静電潜像に現像剤が付着されてトナー像が形成される。
上記のようにしてトナー像が形成された感光体231に向けて、給紙部25からシートPが画像形成手段23に搬送される。このとき、シートPは、レジストローラ271により、感光体231に形成されたトナー像と同期を取りながら用紙搬送手段27により搬送される。その後、画像形成手段23において感光体231の表面におけるトナー像がシートPに転写される。そして、未定着トナー像を担持したシートPは、定着手段24に搬送されてトナー像が定着される。定着手段24を通過したシートPは、排紙ローラを経て排出部26から装置本体2の外部へ排出される。そして、転写部による転写後に感光体231は、クリーニング装置および除電装置で残留トナー、残留電荷を除去して、必要に応じて再び帯電装置で帯電される。
後処理装置3は、装置本体2の下流側に配置され、装置本体2より排紙される画像形成後のシートPに所定の処理を施すシート処理手段および各種処理を終えたシートPを排出するメイントレイ31、サブトレイ32、中折用トレイ33などを備えている。本実施形態では、シート処理手段として、例えば、シートPに穿孔処理を行う穿孔処理手段34と、ステイプル処理を行うステイプル処理手段35と、中折処理を行う中折処理手段36などを備えている。
次に、装置本体2に接続され、装置本体2から搬送される画像形成後のシートPを受け入れるように形成された処理トレイ部を備え、処理トレイ部に積載されたシートPに所定の処理を行うシート処理手段について、図2乃至図6および上述した図1を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るステイプル処理手段であるシート処理手段の要部構成を示す概略斜視図、図3は、図2を上方から見た概略上面図、図4は、本実施形態に用いられるシート搬入手段の一例を示す概略上面図である。図5および図6は、何れも本実施形態によるシート処理手段を模式的に示した概略側面図である。尚、ステイプル処理手段は、周知の構成を用いることができるので、以下の説明では、ステイプル処理手段の構成については、説明および図示を省略する。
本実施形態におけるシート処理手段4は、ステイプル処理を行うステイプル処理手段35に適用したものであり、搬送されてくるシートPを順次積載する処理トレイ部5と、処理トレイ部5にシートPを搬送するために、処理トレイ部5の上流側に配設されたシート搬入手段7と、処理トレイ部5に受け入れたシートPの後端部を揃える後端揃え手段8とを備えている。また、処理トレイ部5には、例えば、シートPが搬送される度に、シートPの他方の面P2(図6参照)をトレイ52方向に付勢し、シートPをトレイ52上に積載するシート付勢手段6を備えている。
処理トレイ部5は、シート搬入手段7から搬送されてくるシートPの先端およびシートPの一方の面P1(図6参照)それぞれを、所定のシート先端受け部51および傾斜して設けられたトレイ52で受けるよう形成されている。シート先端受け部51は、無端ベルト(不図示)に取付けられており、当該無端ベルトの正転および逆転によって傾斜方向に沿って上下に移動するよう構成されている。トレイ52は、左右に設けられた断面L字状のカーソル53a、53bと、シート案内部材54a、54bと、カーソル53a、53bをシートPの幅方向である左右に移動するためのモータ55a、55bと、このモータ55a、55bからの駆動力をカーソル53a、53bに伝達するラック56a、56bなどから構成されている。
シート付勢手段6は、シートPの搬送方向(図5、図6の矢印Y方向)に対して直交するように配設され、かつ、シートPの搬送方向に回転可能な回転軸61と、回転軸61に設けられ、回転軸61の回転に伴ってシートPの他方の面P2に当接してシートPをトレイ52方向に付勢する押圧片62とから形成されている。本実施形態では、押圧片62は、回転軸61の幅方向に、図3に示すように2個併設されている。このシート付勢手段6は、シート搬入手段7の下流側近傍に設けられたセンサー9により、シートPの受け入れを検知することにより、所定のタイミングで図示しない駆動モータなどにより回転軸61が駆動され、押圧片62によりシートPをトレイ52上に積載するように付勢する。
本実施形態によるシート搬入手段7は、シートPを搬入する際、シートPを搬入方向に沿って波形状(図4参照)にして、シートPに腰を付与するものである。このシート搬入手段7は、例えば、処理トレイ部5にシートPを搬送する駆動ローラ71と従動ローラ72とからなる搬送ローラ対73と、複数の搬送ローラ対73間であって、搬送ローラ対73の従動ローラ72と同じ従動軸74上に配設され、かつ、従動ローラ72より大径の、例えば、弾性体などからなるローラ75とから形成されている。駆動ローラ71は、図示しない駆動モータにより駆動される駆動軸76に装着されている。
また、後端揃え手段8は、例えば、シート後端押さえ部材81を無端ベルト82に取付けられており、当該無端ベルト82の正転および逆転によって、シート後端押さえ部材81は、トレイ52の傾斜方向に沿って上下に移動する。この移動により、処理トレイ部5にシートPが搬送される度に、シートPの後端を揃えるように構成されている。この後端揃え手段8は、センサー9により、シートPの受け入れを検知することにより、所定のタイミング、即ち、シートPがトレイ52上に着地した時点で図示しない駆動モータなどにより無端ベルト82が駆動され、シート後端押さえ部材81によりシートPの後端を、例えば、軽く叩くようにして揃える。
処理トレイ部5と、シート付勢手段6と、シート搬入手段7および後端揃え手段8との配置関係は、シートPの先端が、後端揃え手段8とシート付勢手段6との間の2/3以上下流側に着地するように構成すると、シートPがよりスムースにトレイ52の上に着地するので望ましい。
次に、上述の構成により、シートPをシート処理手段4に受け入れる手順について説明する。先ず、図5に示すようにシートPをシート搬入手段7により搬入方向に沿って波形状(図4参照)に腰を付与しながら処理トレイ部5に搬入する。その後、シートPの後端がセンサー9を通過した後、所定のタイミング、例えば、シートPの先端がトレイ52に当接する直前または当接後に、シート付勢手段6を駆動し、図6に示すように、押圧片62を矢印方向に回転し、押圧片62の先端部をシートPの他方の面P2に当接する。これにより、シートPは、点線で示すようにトレイ52方向に付勢されながら、トレイ52に沿うように処理トレイ部5に受け入れられる。
次いで、シートPの先端がシート先端受け部51に入った後、後端揃え手段8が駆動され、無端ベルト82が正転および逆転され、これに伴って、シート後端押さえ部材81は、トレイ52の傾斜方向に沿って上下に移動して、シートPの後端が揃えられる。また、この後端揃えと同時に、モータ55a、55bを駆動し、トレイ52の左右のカーソル53a、53bをシートサイズ幅方向の位置まで移動する。このカーソル53a、53bの移動により、シートPの幅方向の両端が揃えられる。その後、カーソル53a、53bは、シートPの受け入れ幅まで広がるとともに、押圧片62およびシート後端押さえ部材81が、トレイ52上に積載されたシートPから、離れた待機位置に移動する。全部のシートPのストックが終了するまで、上述の動作が繰り返され、ストックが終了すると、押圧片62が待機位置に移動した状態で、図示しないステイプル処理手段により後処理が行われ、処理後、シート処理手段4から排出される。
以上の構成による本実施形態によれば、シート付勢手段6により、処理トレイ部5にシートPが搬送される度に、シートPの他方の面P2をトレイ52方向に付勢し、シートPを押さえてトレイ52上に積載するようにしている。従って、処理トレイ部5に搬送されるシートPのカールは、是正されるので、シートPは、確実に処理トレイ部5の所定位置にセットすることができる。
また、シート付勢手段6は、シートPの搬送方向に対して直交するように配設され、かつ、シートPの挿入方向に回転可能な回転軸61に、回転軸61の回転に伴ってシートPの他方の面P2に当接してシートPをトレイ52方向に付勢する押圧片62を設ければよい。従って、その構成がきわめて簡単なものとなり、都合が良い。また、押圧片62は、回転軸61の幅方向に複数個設けられているので、幅広のシートPに対応することができ、都合が良い。
また、処理トレイ部5に、シートPを搬入する際、シートPは、シート搬入手段7により、シートPを搬入方向に沿って波形状に形付けられ、シートPに腰が付与されている。従って、処理トレイ部5に搬入される際のシートは、トレイ52への進入角度が浅くなり、トレイ52の傾斜面に沿って確実に積載することができ、都合が良い。
また、シート搬入手段7は、シートPを処理トレイ部5に搬入する複数の搬送ローラ対73と、搬送ローラ対73間であって、搬送ローラ対73の従動ローラ72と同軸上に配設され、かつ、従動ローラ72より大径のローラ75とから形成されている。従って、搬送ローラ対73を備えたシート搬入手段7に、従動ローラ72より大径のローラ75を、搬送ローラ対73間に位置するように、従動ローラ72と同軸上に配設すれば良く、きわめて簡単な構成とすることができる。また、既存のシート搬入手段に、腰付け機能を簡単に付設することもでき、都合が良い。
更に、シート処理手段4は、処理トレイ部5にシートPが搬送される度に、シートPの後端を後端揃え手段8により揃えるようにしているので、トレイ52上に積載されるシート束は、規則正しく整えることができ、都合が良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7乃至図9を参照しながら説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るシート処理手段を模式的に示した概略側面図、図8は、図7に示す実施形態に用いられるシート付勢手段の他の例を示す概略即面図である。図9は、図7に示す実施形態に用いられるシート付勢手段の更に他の例を示す概略即面図である。なお、図7乃至図9において、上述した図1乃至図6と同じ符号を付した部分は、略同一のものを示すため、ここでは詳細な説明は省略する。以下、上述した実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、シート付勢手段6は、図8に示すようにシートPに当接する押圧片62の先端に、シートPの搬送方向(図7の矢印Y方向)に直交する方向(シートPの幅方向)に移動可能なコロ63が設けられている。そして、処理トレイ部5に積載されたシートPを、例えば、所定位置にステイプル処理を施すため、搬送方向Yに直交する方向にスライドする際、コロ63によりシートPをトレイ52方向に押さえるように形成されている。
また、シート付勢手段6は、図9に示すように、押圧片62を、回転軸61の周方向に複数個、例えば、図示例では周方向に4個設けてある。このように、押圧片62を、回転軸61の周方向に複数個設けると、シートPを付勢する際、回転軸61の回転角度が小さくでき、都合が良い。
また、シート付勢手段6と、シート先端受け部51との間に、回転ローラ11に、例えば、合成樹脂フィルムなどからなり、弾力性を有する可撓性シート12が設けられたスクロールロール10が配設されている。このスクロールロール10を回転することにより、積載されたシートPは、積載方向(ストック方向)に押し圧される。
以上の構成による本実施形態によれば、上述した実施形態と同様、処理トレイ部5に搬送されるシートPのカールは、是正されるので、シートPは、確実に処理トレイ部5の所定位置にセットすることができる。しかも、押圧片62は、シートPに当接する先端に、シートPの搬送方向に直交する方向に移動可能なコロ63を有し、処理トレイ部5に積載されたシートPを搬送方向に直交する方向にスライドする際、コロ63によりシートPをトレイ52側に押さえるように形成している。従って、シートPが積載されたシート束を処理トレイ部5内で、シートPの搬送方向に直交する横方向に移動する際にも、シート束がコロ63によりトレイ52側に付勢された状態で移動するので、シート束が崩れることなく横方向の移動が可能となり、都合が良い。
なお、上述した各実施形態は、本発明の好適な実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
例えば、上述した各実施形態では、複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、例えばプリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、そしてコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などの各種機能を兼ね備えた複合機などに対しても適用可能である。
また、上述した第1実施形態では、シートPに腰を付与するためのシート付勢手段6として、従動ローラ72と同軸上に従動ローラ72より大径のローラ75を設けたが、これに換えて、駆動ローラ71と同軸上に駆動ローラ71より大径のローラを設けても良いのは勿論である。
本発明の活用例としては、画像形成後のシートに所定の処理を施すシート処理手段を有する後処理装置を備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明の一実施形態に係るシート処理手段を有する後処理装置を備えた画像形成装置としての複写機の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るステイプル処理手段であるシート処理手段の要部構成を示す概略斜視図である。 図2を上方から見た概略上面図である。 本実施形態に用いられるシート搬入手段の一例を示す概略上面図である。 本実施形態によるシート処理手段を模式的に示した概略側面図である。 本実施形態によるシート処理手段を模式的に示した概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係るシート処理手段を模式的に示した概略側面図である。 図7に示す実施形態に用いられるシート付勢手段の他の例を示す概略即面図である。 図7に示す実施形態に用いられるシート付勢手段の更に他の例を示す概略即面図である。 従来例のシート搬入手段を模式的に示した概略側面図である。
符号の説明
P…シート、Y…搬送方向、3…後処理装置、4…シート処理手段、5…処理トレイ部、6…シート付勢手段、7…シート搬入手段、8…後端揃え手段、51…シート先端受け部、52…トレイ、61…回転軸、62…押圧片、63…コロ、72…従動ローラ、73…搬送ローラ対、75…ローラ

Claims (8)

  1. 搬送されてくるシートの先端が載置されるシート先端受け部と、前記シートが積載されるトレイを有する処理トレイ部と、前記トレイに積載された前記シートに所定の処理を施すシート処理手段と、を備える後処理装置において、
    前記処理トレイ部に搬送されてくる前記シートを前記トレイ方向に付勢するとともに、前記シートを前記トレイ上に積載するシート付勢手段を備えたことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記シート付勢手段は、前記処理トレイ部に対する前記シートの搬送方向に対して直交するように配設され、かつ、前記シートの搬送方向に回転可能な回転軸と、前記回転軸に設けられ、前記回転軸の回転に伴って前記シートに当接して前記シートを前記トレイ方向に付勢する押圧片とから形成されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記押圧片は、前記シートに当接する先端に、前記シートの搬送方向に対して直交する方向に移動可能なコロを有し、前記処理トレイ部に積載された前記シートを前記搬送方向に直交する方向にスライドする際、前記コロにより前記シートを前記トレイ側に押圧することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記押圧片は、前記回転軸の周方向に複数個設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の後処理装置。
  5. 前記押圧片は、前記回転軸の幅方向に複数個設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の後処理装置。
  6. 前記シート処理手段は、前記処理トレイ部に前記シートを搬入するシート搬入手段を有しており、前記シート搬入手段は、前記シートを搬入する際、前記シートを搬入方向に沿って波形状にして、前記シートに腰を付与することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  7. 前記シート搬入手段は、前記シートを前記処理トレイ部へ搬送する複数の搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対間であって、前記搬送ローラ対の従動ローラと同軸上に配設され、かつ、前記従動ローラより大径のローラとから形成されていることを特徴とする請求項6に記載の後処理装置。
  8. 前記シート処理手段は、前記処理トレイ部に搬送された前記シートの後端を揃える後端揃え手段を有し、前記後端揃え手段は、前記処理トレイ部に前記シートが搬送される度に、前記シートの後端を揃えることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
JP2004328690A 2004-11-12 2004-11-12 後処理装置 Pending JP2006137549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328690A JP2006137549A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 後処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328690A JP2006137549A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 後処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006137549A true JP2006137549A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36618605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004328690A Pending JP2006137549A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006137549A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7794381B2 (en) Z-folding apparatus and sheet processing apparatus
JP2017128411A (ja) 後処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP5726130B2 (ja) 折り装置、後処理装置及び画像形成装置
JP2004271633A (ja) シート処理装置
JP2008044689A (ja) シート束折り装置と画像形成装置
JP2006036493A (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2010006530A (ja) 後処理装置および画像処理装置
JP4833806B2 (ja) 転写紙カール除去装置及び画像形成装置
JP7404698B2 (ja) シート後処理装置およびそれを備えた画像形成システム
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3931544B2 (ja) 後処理装置
JP2006062803A (ja) 紙折り装置および画像形成装置
JP3662508B2 (ja) 記録材後処理装置及び画像形成装置
JP2007076850A (ja) シート挿入装置を備えた画像形成システム
JP6699431B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2006137549A (ja) 後処理装置
US11274011B2 (en) Sheet post-processing device and image forming system provided therewith
JP5709798B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP4416674B2 (ja) 端面折り装置
JP2008050146A (ja) 用紙後処理装置
JP2007076851A (ja) 画像形成システム
JP6805656B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JPH07146593A (ja) 画像形成装置の両面ユニット
JP4239889B2 (ja) 用紙後処理装置
JP5748703B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置