JP2006137404A - 上下２層構造船形 - Google Patents

Abstract

【課題】船の造波抵抗をなくすために、水中翼船、ホバークラフト等があるが、大形船に対応するアイデアがなかった。
【解決手段】船の船体を水中で浮力を得る部分と、海面上の荷客を収容する部分に分けた。
【選択図】図２

Description

造波抵抗の少ない船形を作る。

技術背景

高速を出すため、或いは、動力を接約するには造波抵抗を減す工夫が必要である。

発明が解決しようとする課題

現在、造波抵抗を少なくして、高速を出す船形として、水中翼船、ホバークラフトなどがあるが、いづれも大形船には向いていない。又、大形船用としては、最近３胴船などが出現したが、船体を３体造ることはコスト的にみて、あまり利点にならない。

課題を解決するための手段

浮力を得る為の船体を板状にして海水中に全没すると、造波抵抗は無くなる。そして、側壁、中壁を支柱として、その上に海面上数ｍ以上の位置に別船体を乗せると、大形船に対応する、安価な船体が出来ると考えた。
例えば、海水中に没する船体を簡単に長さ１００ｍ、巾２０ｍ、タテ８ｍとすると、
１００×２０×８＝１６，０００，−トン
の浮力を得る。
この海中船体に、原動機、燃料等を積み、且つ、隔壁を細かく造り、海水を出入させて浮力を調節する。
この際、水中船体の上面が海水面から数ｍ下になるとすると、この上面の海水が重しとなって、船に安定を与える。
もちろん中壁の数は自由に変えられる。
万一、海中船体が損傷しても、上部船体は安全。

上部船体を海面上数ｍの位置に保持するために、海中船体に海水を出入させ、かつ側壁、中壁の海水面までの浮力を利用して上部船体の海面上の位置を保つようにして、波に対抗する。

発明の効果

船のゆれを防ぎ、高速化と動力節約、及びその船体構造より、安価に船を建造できる様になる。

上部船体を取除いた、海中船体と側壁、中壁、の平面図 側面図（上部船体は取除く） 正面図（上部船体も記入）

Claims (1)

1. 造波抵抗の少ない船を安価に造り、動力を接約し、少しでも高速を出し、且つ安全面を考慮し、又荷客を収容するに便利な船形として、水中に没する板状の前後を流線形にした船体と、その上に船の前後方向に向けて付けた側壁及び中壁に支えられて、海上数メートル以上から上に建造された、荷客・船員・等を収容する上部船体との２層構造の船形。

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