JP2006136502A - 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な操作性およびメンテナンス性を確保できる床ブラシを提供する。
【解決手段】床ブラシ9のケース体11を床面上で前後に進退させると、ケース体11が前方向に走行している際には、毛の方向が後方向に沿っている起毛布56が床面に接地し、ケース体11が後方向に走行している際には、毛の方向が前方向に沿っている起毛布59が床面に接地することで、起毛布56,59による床面との接触負荷の増加を抑制できるとともに、シーソー式車輪13が回転しないことで、塵埃が揺動軸33などに絡み付くこともなく、シーソー式車輪13がロックして揺動しなくなることもないので、床ブラシ9の良好な操作性を確保できるとともに、絡み付いた塵埃を作業者が手で除去する必要がないので、良好なメンテナンス性を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、掃除機本体に収容された電動送風機の吸込側に連通する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機の吸込口体としての床ブラシは、横長のケース体を備えている。このケース体には、下面に吸込口が開口形成され、この吸込口には、回転ブラシが回転可能に取り付けられている。また、ケース体の後部には、基端部が吸込口に連通する連通管が突設されている。さらに、ケース体の下側の連通管の両側方には、ケース体を床面上で前後方向に走行可能にする車輪がそれぞれ回転自在に設けられている。そして、作業者は、電気掃除機の電動送風機の吸込側に連通されたホース体の先端部の手元操作部を把持して、この手元操作部の先端に連通接続された延長管とともに、この延長管の先端に連通管が接続された床ブラシを床面上で前後に走行させて掃除をする(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−346968号公報(第3−4頁、図3)
しかしながら、上述の電気掃除機の吸込口体では、例えば人髪、あるいはペットの毛などの毛ごみが床面上にあると、床ブラシを前後に走行させた際に、車輪の回転軸に毛ごみが絡み付き、車輪の回転が悪化して、床ブラシの操作性が良好でなくなるという問題点を有している。
また、車輪の回転軸に絡み付いた毛ごみは、この回転軸から除去することが容易でなく、メンテナンス性も良好でないという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、良好な操作性およびメンテナンス性を確保できる電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、被掃除面に接地可能にケース体に設けられ、このケース体の進退方向に沿ってそれぞれ設けられた複数の起毛布を備えた接地部が、ケース体の進行方向に対応するいずれかの起毛布が選択的に被掃除面に接地するものである。
本発明によれば、ケース体を被掃除面上で進退させると、ケース体の進行方向に対応する接地部のいずれかの起毛布が被掃除面に選択的に接地するので、起毛布による被掃除面との接触負荷の増加を抑制できるとともに、塵埃が接地部に絡み付くこともなく、良好な操作性およびメンテナンス性を確保できる。
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図3において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、図示しない集塵パックにて集塵する。
また、この掃除機本体1には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部5が設けられている。この手元操作部5には、掃除機本体1内の電動送風機2などを複数の駆動モードに設定する複数の設定ボタン6が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部7が基端側に向けて突設されている。
さらに、この手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。またさらに、この延長管8の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む電気掃除機の吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。
そして、この床ブラシ9は、ケース体11と、このケース体11内に回動可能に設けられた回転清掃体としての回転ブラシ12と、ケース体11に取り付けられた接地体としてのシーソー式車輪13とを備えている。
ケース体11は、横長に形成され、上側が開放された下ケース21と、この下ケース21の上側に取り付けられる上ケース22と、下ケース21と上ケース22との間に挟持されるバンパ23および連通管24とを備えている。
下ケース21には、図1に示すように、床面に対向する下面に吸込口26が前側となる図1の下側寄りの位置に、横長に開口形成されている。また、下ケース21の下面の前側の両側部に、それぞれ起毛布部27,27が設けられている。さらに、下ケース21の後部の幅方向の中心部には、連通管24の下部に位置する突出部28が突設されている。すなわち、下ケース21は、平面視で略凸字状に形成されている。
そして、この突出部28の先端部には、連通管24の下部に臨む切欠部31が凹状に切り欠き形成されている。また、この切欠部31の両側部である側壁部32,32には、図示しない軸支孔が一直線上に位置するようにそれぞれ穿設されている。そして、これら軸支孔には、シーソー式車輪13を軸支する揺動軸33の両端部が揺動可能に挿通されて抜け止めされている。
また、上ケース22は、下ケース21の上側を閉塞するものである。
さらに、バンパ23は、床ブラシ9が障害物などに衝突した際などの緩衝部材であり、ケース体11の一側部から他側部へとケース体11の前側を経由して連続して設けられている。
そして、連通管24は、基端部が吸込口26に連通して下ケース21と上ケース22との間に回動可能に軸支され、先端部がケース体11から後方に突出して延長管8に着脱可能に連通接続される。
また、回転ブラシ12は、細長円筒状の軸体としてのブラシ台35と、このブラシ台35の周囲に取り付けられた複数の清掃部材36とを有し、吸込口26に臨んでケース体11内に収容され、かつ、ケース体11内に設けられた図示しないモータにより回転駆動される。このモータは、ケース体11内に収容された図示しない制御回路により駆動を制御される。
ブラシ台35は、軸受37が両端部にそれぞれ取り付けられ、これら軸受37が下ケース21内の左右両端部に回転可能に軸支されている。
また、清掃部材36は、床面に接地して床面の塵埃を掻き出したり、床面を磨いたりするもので、基端部がブラシ台35の外周面に軸方向に沿って係合され、先端部がブラシ台35の径方向に突出している。
さらに、シーソー式車輪13は、図1および図2に示すように、本体部41と、この本体部41に設けられた起毛布部42,43とを有し、後側が切欠部31に嵌合するとともに、前端部がケース体11の突出部28の下面に対向している。そして、シーソー式車輪13、側壁部32,32および揺動軸33などにより、接地部44が構成されている。
本体部41は、平面視で床ブラシ9の前後方向に長手状の四角形状に形成され、両側部となる一対の側枠部45,45と、両端部となる一対の端枠部46,46と、これら側枠部45,45および端枠部46に周囲を枠状に囲まれた屈曲平面部47とを有し、この屈曲平面部47の上下に、上側空間部48と下側空間部49とが区画形成されている。
各側枠部45は、例えば四角形板状の部材で形成されており、床ブラシ9の前側である図2に示す左側に位置した前側枠部45aと、この前側枠部45aの後側である図2に示す右側に連続した後側枠部45bとを備えている。また、各側枠部45は、前後方向の中心線に対して互いに線対称に設けられている。さらに、各側枠部45には、前側枠部45aと後側枠部45bとに亘って、揺動軸33が揺動可能に挿通された軸支穴51がそれぞれ穿設されている。
前側枠部45aは、床ブラシ9の前後方向に沿って平面視で直線状に設けられ、厚み方向がシーソー式車輪13の左右方向となるように配設されている。そして、これら前側枠部45aは、下端部が略直線状となるように形成されている。
また、後側枠部45bは、前側枠部45aに対して相対的に上側に屈曲している。そして、これら後側枠部45bは、前側枠部45aと同様に、下端部が略直線状となるように形成されている。
このため、側枠部45は、各前側枠部45aと各後側枠部45bとの下端部を含めて、側面視で下側に凸となる略V字状に形成されている。
さらに、軸支穴51は、床ブラシ9の前後方向に沿って長孔状に形成され、前側枠部45a側と後側枠部45b側とのそれぞれの部分にて揺動軸33を保持可能に設けられているとともに、これらの部分の中間部にて、側枠部45に沿って略V字状に屈曲している。すなわち、軸支穴51内で、揺動軸33は前後方向に移動可能となっている。そして、これら軸支穴51は、揺動軸33の外径寸法と略等しい上下方向寸法を有しており、揺動軸33が軸支穴51内で上下方向に振動しにくくなっている。
この結果、シーソー式車輪13は、床ブラシ9の前後方向への進退に従って、揺動軸33を中心としてシーソー状に前後に揺動可能に設けられ、この揺動状態で、起毛布部42,43のいずれか一方が選択的に床面に接地可能となっている。
一方、各端枠部46は、それぞれ前側枠部45a,45aの前端部の間と、後側枠部45b,45bの後端部とを左右に連結して設けられている。
さらに、屈曲平面部47は、シーソー式車輪13の前側に位置する平面部53と、この平面部53の後側に隣り合って連続しシーソー式車輪13の後側に位置する平面部54とを有している。
平面部53は、前側枠部45aの下端部と略平行になるように各前側枠部45aおよび前側の端枠部46の上下方向の略中心域に形成され、起毛布部42が取り付けられる取付孔53aが前後方向の中心部に穿設されている。この取付孔53aは、下端側の内縁部が、曲面状に湾曲している。
また、平面部54は、後側枠部45bの下端部と略平行になるように各後側枠部45bおよび後側の端枠部46の上下方向の略中心域に形成されている。したがって、この平面部54は、平面部53に対して相対的に上方向に屈曲して形成され、平面部53との連続部が下側に凸となっている。さらに、この平面部54には、起毛布部43が取り付けられる取付孔54aが前後方向の中心部に穿設されている。この取付孔54aは、下端側の内縁部が、曲面状に湾曲している。
そして、上側空間部48は、軸支穴51に挿通された揺動軸33が位置する空間部であり、前側の部分がケース体11の突出部28の下方に位置している。このため、シーソー式車輪13が所定の位置まで揺動すると、突出部28が前端部のストッパとなり、連通管24が後端部のストッパとなることで、シーソー式車輪13が揺動軸33の周囲に回転しないようになっている。
また、下側空間部49は、各起毛布部42,43が収容される空間部であり、床面に対向している。
さらに、起毛布部42は、被取付部としての取付台55と、この取付台55に貼着された起毛布56とを備えている。
取付台55は、起毛布56が下側に貼着される台本体部55aと、この台本体部55aから上方に突設された一対の係止部55bとを有している。
台本体部55aは、平面部53の形状に沿った四角形状に形成されている。
また、係止部55b,55bは、取付孔53aに挿通されて取付台55を平面部53に係止固定するもので、取付孔53aの前後方向の寸法分、取付台55の前後に互いに離間されている。そして、これら係止部55b,55bの先端部には、取付孔53aの上側空間部48側の内縁部に係合可能な爪部としての係止凸部55c,55cがそれぞれ突設されている。
さらに、起毛布56は、台本体部55aの下面を覆ってこの台本体部55aに取り付けられ、両端部および両側部が、台本体部55aの上面側にそれぞれ折り返されて係止部55b,55bの基端部近傍に固定されている。すなわち、起毛布56は、台本体部55aを下側から包むようにこの台本体部55aに取り付けられている。
そして、起毛布部42は、起毛布56の毛の方向が、床ブラシ9が前進する方向に対応するように、すなわち、起毛布56の毛の先端部が基端部に対して後方向に向けて傾斜するように平面部53に取り付けられている。この状態で、起毛布56は、下端部が前側枠部45aの下端部から平面状に突出しているとともに、上側の端部が平面部53と台本体部55aの上面部との間に挟持される。
また、起毛布部43は、起毛布部42と同様に、被取付部としての取付台58と、この取付台58に貼着された起毛布59とを備えている。
取付台58は、取付台55と同様の構成を有している。すなわち、この取付台58は、起毛布59が貼着される台本体部58aと、この台本体部58aから上方に突設された一対の係止部58bとを有し、台本体部58aは、平面部54の形状に沿った四角形状に形成され、係止部58b,58bは、取付孔54aに挿通されて取付台58を平面部54に係止固定するもので、取付孔54aの前後方向の寸法分、取付台58の前後に互いに離間され、取付孔54aの上側空間部48側の内縁部に係合可能な爪部としての係止凸部58c,58cが先端部に突設されている。
また、起毛布59は、起毛布56と同様に、台本体部58aの下面を覆ってこの台本体部58aに取り付けられ、両端部および両側部が、台本体部58aの上面側にそれぞれ折り返されて係止部58b,58bの基端部近傍に固定されて、台本体部58aを下側から包むようにこの台本体部58aに取り付けられている。
さらに、起毛布部43は、起毛布59の毛の方向が起毛布56の毛の方向と反対方向となるように、すなわち、起毛布59の毛の方向が、床ブラシ9が後退する方向に対応するように、換言すれば、起毛布59の毛の先端部が基端部に対して前方向に向けて傾斜するように、平面部54に取り付けられている。この状態で、起毛布59は、下端部が後側枠部45bの下端部から平面状に突出しているとともに、上側の端部が平面部54と台本体部58aの上面部との間に挟持される。
そして、シーソー式車輪13の組み立てに際しては、起毛布56を取り付けた取付台55を、各係止部55b,55bを取付孔53aに押し込むことで、この取付孔53aの内縁部の下端の曲面に沿って各係止凸部55c,55cが当接することにより各係止部55b,55bが互いに接近するように可撓変形した後、係止凸部55c,55cが上側空間部48に挿通されると復帰変形して取付孔53aの上端の縁部に係合し、起毛布部42が本体部41に固定される。さらに、同様の作用により、起毛布部43が本体部41に固定される。
この状態で、起毛布部42,43は、起毛布56の前端部が前側の端枠部46の後端部に隙間なく当接し、起毛布59の後端部が後側の端枠部46の前端部に隙間なく当接するとともに、各起毛布56,59が床ブラシ9の前後方向に互いに略隙間なく隣接するように設けられている。
次に、上記一実施の形態による掃除動作を説明する。
まず、作業者は、掃除機本体1の本体吸込口3に、ホース体4、延長管8および床ブラシ9を順次連通接続する。
さらに、作業者が、掃除機本体1から電源コードを引き出して図示しないコンセントに接続した後、把持部7を把持して所定の設定ボタン6を操作すると、この設定ボタン6により設定された動作モードに応じて電動送風機2が駆動される。
そして、作業者は、把持部7を把持して床面上で床ブラシ9を前後に走行させ、吸込口26から床面の塵埃を吸い込む。
このとき、床ブラシ9を前進させている際には、図2(a)に示すように、床ブラシ9とともに軸支穴51内で前方向にスライドした揺動軸33を中心として、シーソー式車輪13が前方向に倒れるようにシーソー状に揺動し、毛の方向が後方向に沿っている起毛布56が床面に接地して床面上の塵埃を掻き取る。
一方、床ブラシ9を後進させている際には、図2(b)に示すように、床ブラシ9とともに軸支穴51内で後方向にスライドした揺動軸33を中心として、シーソー式車輪13が後方向に倒れるようにシーソー状に揺動し、毛の方向が前方向に沿っている起毛布59が床面に接地して床面上の塵埃を掻き取る。
さらに、作業者は、床面の種類に応じて所定の設定ボタン6を適宜操作し、回転ブラシ12が回転駆動させる。例えば床面が絨毯などの場合には、回転ブラシ12の清掃部材36が床面の塵埃を掻き出し、床面がフローリングなどの場合には、回転ブラシ12の清掃部材36が床面を磨く。
そして、床ブラシ9の吸込口26から空気とともに吸い込まれた塵埃は、床ブラシ9から延長管8およびホース体4を順次通過した後、掃除機本体1の本体吸込口3へと導かれて、この掃除機本体1内に収容された図示しない集塵パックに捕集される。
この後、塵埃が捕集された空気は、電動送風機2へと吸気されて排気風となり、掃除機本体1の図示しない排気口から外部へと排気される。
上述したように、上記一実施の形態では、掃除の際などに、床ブラシ9のケース体11を進退させると、このケース体11の進行方向に対応する起毛布56,59のいずれか一方が選択的に床面に接地する構成とした。
具体的には、床ブラシ9のケース体11を床面上で前後に進退させると、ケース体11が前方向に走行している際には、毛の方向が後方向に沿っている起毛布56が床面に接地し、ケース体11が後方向に走行している際には、毛の方向が前方向に沿っている起毛布59が床面に接地する構成とした。
この結果、起毛布56,59による床面との接触負荷の増加を抑制できるとともに、シーソー式車輪13が回転しないことで、例えば回転自在の車輪を設ける従来の場合のように、毛ごみなどの塵埃が揺動軸33などに絡み付くこともなく、シーソー式車輪13がロックして揺動しなくなることもないので、床ブラシ9の操作時の荷重が重くならず、床ブラシ9の良好な操作性を確保でき、優れた操作性を維持できるとともに、絡み付いた塵埃を作業者が手で除去する必要がないので、良好なメンテナンス性を確保でき、かつ、衛生的となる。
また、シーソー式車輪13を揺動可能に設け、この揺動に従い起毛布56,59が選択的に床面に接地するようにすることで、比較的簡単な構成で、ケース体11の進行方向に対応して起毛布56,59を円滑に切り換えできる。
具体的には、シーソー式車輪13のケース体11の前後方向に隣り合う平面部53,54にそれぞれ起毛布56,59を設け、軸支穴51を前後方向に長孔状とすることで、ケース体11の前後方向の進退に対応して揺動軸33が相対的に前後方向に移動するので、この揺動軸33の軸支位置のずれがきっかけとなってシーソー式車輪13が前後に揺動し易くなるから、ケース体11の進行方向の切り換えに対応して起毛布56,59を円滑に切り換えできる。
さらに、軸支穴51の下端部を、前後方向の中心が下方向に突出した略V字状とすることにより、この軸支穴51に挿通された揺動軸33が軸支穴51の下端部の形状に沿って前側および後側に移動し易くなり、シーソー式車輪13がより揺動し易くなる。
そして、上記の接地部44を電気掃除機に用いることで、シーソー式車輪13の起毛布56,59により床面の塵埃を掻き取って掃除することが可能となる。
なお、上記一実施の形態において、図4に示すように、軸支穴51を略円形状とする構成も可能である。この場合には、軸支穴51の内縁部と揺動軸33の外周面との間に、揺動軸33が回動する際に必要となるクリアランスを充分に確保できるように軸支穴51の径寸法を適宜設定する。
また、図5、あるいは図6に示すように、シーソー式車輪13の揺動方向が切り換わる位置である軸支穴51の中間部を、この軸支穴51の前後部よりも上下に広くして、シーソー式車輪13の揺動方向の切り換えをより円滑にする構成とすることも可能である。
さらに、揺動軸33をシーソー式車輪13の本体部41から突設し、側壁部32,32に軸支穴51を穿設する構成としても、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
そして、シーソー式車輪13を床ブラシ9に複数設ける構成とすることも可能である。
また、シーソー式車輪13の細部などは、上記構成に限定されるものではない。
さらに、接地部としては、シーソー式車輪13に代えて、例えば床ブラシ9の走行方向前側に向けて設けられた起毛布と、後側に向けて設けられた起毛布とをそれぞれ別個の部材とし、これら部材を、床ブラシ9の走行方向の検知に応じて選択的に接地するように上下させる構成など、他の様々な構成が可能である。
そして、電気掃除機としては、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、床ブラシ9が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型、あるいはハンディ型などであっても対応させて用いることができる。
本発明の一実施の形態の電気掃除機の吸込口体を示す底面図である。 (a)は同上電気掃除機の吸込口体の前進時の接地部の状態を示す側面図、(b)は同上後退時の接地部の状態を示す側面図である。 同上電気掃除機の吸込口体を備えた電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機の吸込口体の他の実施の形態の接地部を示す側面図である。 同上電気掃除機の吸込口体のさらに他の実施の形態の接地部を示す側面図である。 同上電気掃除機の吸込口体のさらに他の実施の形態の接地部を示す側面図である。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
9 電気掃除機の吸込口体としての床ブラシ
11 ケース体
26 吸込口
33 揺動軸
44 接地部
53,54 平面部
56,59 起毛布

Claims (4)

  1. 掃除機本体に収容された電動送風機の吸込側に連通する電気掃除機の吸込口体であって、
    吸込口を備えたケース体と、
    被掃除面に接地可能に前記ケース体に設けられ、このケース体の進退方向に沿ってそれぞれ設けられた複数の起毛布を備えた接地部とを具備し、
    前記接地部は、前記ケース体の進行方向に対応するいずれかの前記起毛布が選択的に被掃除面に接地する
    ことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
  2. 接地部は、ケース体の進退に従って揺動可能に設けられ、この揺動に従いいずれかの起毛布が選択的に被掃除面に接地する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. 接地部は、
    ケース体の進退方向に隣り合い、この進退方向に対応する起毛布がそれぞれ設けられた二つの平面部と、
    前記ケース体の進退に対応して相対的に可動する揺動軸とを備えている
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機の吸込口体。
  4. 電動送風機を有する掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通する請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機の吸込口体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20210169292A1 (en) * 2017-02-27 2021-06-10 Koninklijke Philips N.V. Cleaning device

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