JP2006136385A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】手動のスイッチ操作を何ら必要とせず、術者が意図した期間においてのみ、音声認識を有効にすることができる内視鏡装置を、提供する。
【解決手段】音声認識回路40は、マイク30からの音声信号が入力されると、その音声信号を文字コードに変換する。音声認識回路40は、文字コードが示す文字列が所定のキーワードに一致すると、それ以後に変換される文字列がコマンド表中に定義されている何れかのコマンドに対応した文字列に一致するか否かをチェックし、前者が後者に一致した場合には、後者に対応付けられているコマンドをシステムコントロール回路42に入力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、体腔内を観察するための内視鏡装置に関する。
周知のように、内視鏡は、光源プロセッサ装置に接続された状態で使用される。光源プロセッサ装置は、内視鏡の挿入部内に引き通されたライトガイドに照明光を供給する光源装置としての機能や、内視鏡の挿入部先端に対向した被写体を内視鏡の撮像部が撮像することよって得られた画像データに処理を施してモニタ上に画像表示するプロセッサ装置としての機能や、その他の機能を有する内視鏡装置である。
また、光源プロセッサ装置は、通常、その筐体の前面に、多数のスイッチからなる操作盤を備えている。そして、術者は、被検者に対する施術中に、照明光の点灯及び消灯,表示装置に映し出された画像の色合いの変更,等の制御を光源プロセッサ装置に行わせる必要が生じたときには、その制御を光源プロセッサ装置中の制御回路に実行させるためのコマンドを、そのコマンドに対応した操作盤上のスイッチを押下することによって、当該制御回路に入力するのである。
但し、光源プロセッサ装置が多機能化する事に因り、術中に光源プロセッサ装置に入力すべきコマンドの数も膨大となっているので、その全てに夫々対応したスイッチを操作盤に組み込むことは、機械設計上難しい。しかも、スイッチの数が多くなればなるほど、スイッチの操作ミス(目的とするコマンドを入力しようとして、そのコマンドに対応するスイッチではないスイッチを押してしまうという誤操作)をしてしまう危険が、増加してしまう。
そこで、音声認識の技術を利用して、コマンドを音声として入力可能とする事が、考えられる。但し、音声認識装置は、コマンドとして意図されて発声された音声と、その他の音声とを識別することはできないので、マイクに捉えられた全ての音声に対して音声認識の処理を施し、予め設定された多数のコマンドのうちの何れかに相当する音声が含まれていれば、コマンドの入力であると認識して、直ちに、制御回路に対してそのコマンドを入力してしまうのである。従って、コマンドとして意図されずに発声された会話中に、たまたま、何れかのコマンドに相当する言葉が含まれていた場合であっても、音声認識装置は、コマンドであると認識してしまう。そのため、音声認識装置は、却って、施術中の術者とスタッフとの会話の障害となるという問題を生じてしまうのである。
そのため、従来提案されている音声認識装置を組み込んだ内視鏡プロセッサ装置では、例えば、音声認識によるコマンド入力を有効とする期間を区切ったり、音声認識装置が認識した言葉をコマンドとして制御回路に入力して良いかどうかを術者に確認させることによって、コマンドの音声入力及び術者とスタッフとの会話とを両立できるように、工夫されている。例えば、特許文献1に記載された内視鏡システムは、前者の一例であり、「始動用スイッチ」を設け、この「始動用スイッチ」が押下されてから一定期間内においてのみ音声認識回路31による音声認識を有効としている。また、特許文献2に記載された内視鏡システムは、後者の一例であり、操作のためのコマンド(音声操作コマンド)を認識した後に、その音声操作コマンドを承認するかどうかを問い合わせる趣旨のフィードバックメッセージを再生し、その後で「はい」との音声を認識したときに始めて、その音声操作コマンドを有効としている。
特許第3379236号公報 特開2002−336184号公報
しかしながら、音声認識によるコマンド入力を有効とする期間を区切る方式においては、施術中の術者とスタッフとの会話を確保するために、音声認識によるコマンド入力を有効とする期間を極短く設定する必要があるが、特許文献1に記載された構成のように、スイッチ押下をトリガとしてかかる期間を開始するのであると、術者は、コマンドを入力する毎に一々スイッチを押下しなければならなくなるので、音声認識装置を用いた利点がスポイルされる。他方、音声認識装置が認識した言葉をコマンドとして制御回路に入力して良いかどうかを術者に確認する方式を採用する場合には、特許文献2に記載されたもののようにスイッチを不要とすることも可能であるが、常時音声認識を継続しているために、施術中の術者とスタッフとの会話からコマンド相当の言葉を認識して、それを一々術者に問い合わてくるという煩わしさがある。このように、何れの方式を採用したとしても、コマンドの音声入力及び施術中の術者とスタッフとの会話をスムーズに両立させることはできない。
本発明は、従来におけるかかる問題に鑑みて案出されたものであり、その課題は、手動のスイッチ操作を何ら必要とせず、術者が意図した期間においてのみ、音声認識を有効にすることができる内視鏡装置を、提供することである。
上記の課題を解決するために案出された本発明による内視鏡装置は、内視鏡に接続され、この内視鏡に関する制御を実行する電子回路を内蔵する内視鏡装置であって、音声を電気信号に変換するマイクと、前記マイクによって音声から変換された電気信号である音声信号を文字コードに変換する変換手段と、前記変換手段によって音声信号から変換された文字コードが示す文字列が所定の開始キーワードと一致するか否かを判定する第1判定手段と、前記文字列が前記所定の開始キーワードと一致したと前記第1判定手段が判定した後に、前記変換手段によって音声信号から変換された文字コードが示す文字列が、前記電子回路に対するコマンドに予め対応付けられた文字列であるコマンド文字列と一致するか否かを判定する第2判定手段と、前記文字列が前記コマンド文字列と一致したと前記第2判定手段が判定した時に、当該コマンド文字列に対応付けられたコマンドを前記電子回路に入力するコマンド入力手段とを、備えることを特徴とする。
このように構成された内視鏡装置によると、マイク及び変換手段によって音声から変換された文字列が所定の開始キーワードと一致したと第1判定手段が判定するまでは、第2判定手段は判定を行わない。従って、それまでの間に、術者やスタッフがコマンドに対応した言葉を発声したとしても、その音声に対応したコマンドが電子回路に誤入力されることはない。そして、マイク及び変換手段によって音声から変換された文字列が所定の開始キーワードと一致したと第1判定手段が判定した場合に、初めて、第2判定手段は、文字列がコマンド文字列に一致するか否かの判定を行う。そして、前者が後者に一致したときには、コマンド入力手段が、このコマンド文字列に対応するコマンドを電子回路に入力するのである。このように、本発明によると、実質的な音声認識装置である第2判定手段が機能する期間が限定されるが、この期間の開始は、第1判定手段による判定結果によるので、術者は、機械的なスイッチを何ら操作する必要がなく、専ら、発声を行うだけで良い。従って、術者が内視鏡装置の操作の煩わしさから解放される。
本発明において、前記第2判定手段は、前記コマンド入力手段が前記電子回路にコマンドを入力した後は、前記文字列が前記所定の開始キーワードと一致したと前記第1判定手段が再度判定するまで、前記文字列が前記コマンド文字列と一致するか否かの判定を行わないように、構成されても良い。そのように構成されると、マイク及び変換手段によって音声から変換された文字列が所定の開始キーワードと一致したと第1判定手段が判定した後、第2判定手段は、前記文字列が前記コマンド文字列と一致したとの判定を一回しか行えない。よって、コマンド入力手段が電子回路にコマンドを入力した後においても、術者やスタッフがコマンドに対応した言葉を発声したとしても、その音声に対応したコマンドが電子回路に誤入力されることがない。
本発明によると、手動のスイッチ操作を何ら必要とせず、術者が意図した期間においてのみ、音声認識を有効にすることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための形態を、説明する。
図1は、本発明による内視鏡装置の実施の形態である内視鏡システムの概略外観図であり、図2はその内部構造を示す概略構成図である。図1に示されるように、この内視鏡システムは、内視鏡10,光源プロセッサ装置20,マイク30及びモニター60から、構成されている。
内視鏡10は、通常の電子内視鏡に蛍光観察用の改変を加えたものであり、体腔内に挿入されるために細長く形成されている体腔内挿入部10a,その体腔内挿入部10aの先端部分を湾曲操作するためのアングルノブ10fや各種スイッチ10eを有する操作部10b,操作部10bと光源プロセッサ装置20とを接続するためのライトガイド可撓管10c,及び、このライトガイド可撓管10cの基端に設けられたコネクタ10dを、備えている。
図2の概略図に示すように、体腔内挿入部10aの先端面には、配光レンズ11及び対物レンズ12が夫々嵌め込まれた照明窓及び撮影窓が形成されている。そして、この体腔内挿入部10aの内部には、対物レンズ(対物光学系)12によって形成された被写体の像を撮影する撮像素子(カラーCCD)13,対物レンズ12から射出された光から後述する蛍光励起用のレーザー光に相当する波長成分を除去するためのレーザー光カットフィルター14が、組み込まれている。
撮像素子13から出力された画像信号を伝送するための画像信号ケーブル18は、体腔内挿入部10a,操作部10b及びライトガイド可撓管10c内を引き通されて、コネクタ10dの端面に設けられた電気コネクタ(図示略)に接続されている。この信号ケーブル18と並行して、体腔内挿入部10a,操作部10b及びライトガイド可撓管10c内には、石英ファイバからなるライトガイドファイババンドル16が引き通されている。このライトガイドファイババンドル16の先端は、体腔内挿入部10aの先端部内において配光レンズ11に対向し、その基端は、コネクタ10dの端面から突出した金属製のパイプ19内に挿入されて固定されている。
光源プロセッサ装置20は、内視鏡10のライトガイドファイババンドル16の端面に照明光(白色光)又はレーザー光を選択的に導入するとともに、内視鏡10の電気コネクタ(図示略)を通じて撮像素子13から入力された画像信号に対して画像処理を行うことによって、ビデオ信号を生成してモニタ60や他の外部装置(図2に示されたプリンタ61,外部記憶媒体62,VTR63)へ出力する装置である。
この光源プロセッサ装置20の筐体の正面のパネルには、内視鏡10のパイプ19がその外面側から挿入される筒であるソケット(図示略)が、設けられている。光源プロセッサ装置20の内部空間内には、この図示せぬソケットの中心軸(即ち、ソケットに挿入されたパイプ19内のライトガイドファイババンドル16の中心軸)の延長線に沿って順番に、集光レンズ28,ビームスプリッタ29,ロータリーシャッタ32及びランプ33が、配置されている。
集光レンズ28は、その光軸に沿ってビームスプリッタ29側から入射してきた平行光を、図示せぬソケットに挿入されたパイプ19内のライトガイドファイババンドル16の基端面に集光するレンズである。
ランプ33は、ランプ用電源38によって電源電流が供給されて白色光を発光する電球(図示略)と、この電球から発散光として発した白色光を平行光にするためのレンズ又はリフレクター(図示略)とを、備えている。その結果として、ランプ33は、白色光を、集光レンズ28の光軸に沿った平行光として、ビームスプリッタ29を通して集光レンズ28に向けて射出する。
ビームスプリッタ29は、集光レンズ28の光軸に対して45度傾けて配置されている。このビームスプリッタ29は、ランプ33からの白色光を透過するとともに、集光レンズ28の光軸に対して垂直な方向からの光を、集光レンズ28の光軸に沿って反射して当該集光レンズ28に入射させるハーフミラーである。
これらランプ33とビームスプリッタ29との間に介在しているロータリーシャッタ32は、円形の板からなり、システムコントロール回路42に制御される第1モータ34によって、回転自在に保持されている。図示は省略するが、このロータリーシャッタ32には、中心角が180度である扇状(1/2の円環状)の開口が穿たれており、モータ34によってロータリーシャッタ32が回転している間中、集光レンズ28の光軸に沿って進行する白色光を1/2周期づつ遮断する。
一方、ビームスプリッタ29によって90度折り曲げられた集光レンズ28の光軸上には、順番に、コリメータレンズ39及びレーザー光源40が配置されている。レーザー光源40には、システムコントロール回路42に制御されることによって特定波長帯域(紫外〜青)のレーザー光を射出するレーザーダイオードが内蔵されている。このレーザー光の波長帯域は、励起光カットフィルタ14の透過波長帯域の外にあり、このレーザー光によって励起される生体組織が発する蛍光の波長帯域が励起光カットフィルタ14の透過波長帯域に含まれている。
以上の光学構成により、ロータリーシャッタ32がその開口を白色光の光路に侵入させた状態で停止している時には、ランプ33から射出された白色光は、常に、ビームスプリッタ29を透過して、集光レンズ28に入射し、更にライドガイド16に入射する。このとき、後述するシステムコントロール回路42の制御により、レーザー光源40からのレーザー光の射出は停止されている(この状態を、以下「通常観察モード」という)。
一方、ロータリーシャッタ32がその開口が形成されていない部分を白色光の光路に侵入させた状態で停止している時には、レーザー光源40から射出されたレーザー光は、常に、ビームスプリッタ29で反射して、集光レンズ28に入射し、更にライドガイド16に入射する。(この状態を、以下「蛍光観察モード」という)。
通常観察モード下での白色光照射時に被検部に照射された白色光は、この被検部の表面において乱反射され、その一部が対物レンズ11に入射することによって、撮像素子13の撮像面に被検部の像を結ぶ。撮像素子13は、この白色光による被検部の像を撮像し、画像信号に変換して、画像信号ケーブル18を介して内視鏡光源プロセッサ装置20(映像信号処理回路43)に入力する。一方蛍光観察モード下での励起光照射時に被検部に照射された励起光は、被検部の表面にて一部乱反射されるとともに、被検部内部の生体組織を励起して蛍光を発散させる。この蛍光の一部は、励起光の反射光の一部と共に対物レンズ11に入射され、レーザー光カットフィルタ14によって励起光成分から分離された上で、撮像素子13の撮像面に被検部の像を結ぶ。撮像素子13は、この蛍光による被検部の像を撮像し、画像信号に変換して、画像信号ケーブル18を介して内視鏡光源プロセッサ装置20(映像信号処理回路43)に入力する。
光源プロセッサ装置20の筐体の正面側パネルには、パイプ19が図示せぬソケットに挿入された状態において図示せぬ電気コネクタを構成する各端子と夫々導通するとともに映像信号処理回路43に接続された多数の電極からなる電気ソケット(図示せぬ)とともに、外部から操作される複数のスイッチを有する操作パネル23が、設けられている。そして、操作パネル23上の各スイッチは、夫々、システムコントロール回路42に接続されている。その結果、操作パネル23上の各スイッチに対する操作によって生じた信号(コマンド)は、夫々、システムコントロール回路42に入力され、システムコントロール回路42の各種動作を制御する(例えば、白色光や励起光の照射を開始させる,白色光の光量目標値を上下させる,等の制御を行う)。
さらに、システムコントロール回路42は、上述したモータ34,ランプ用電源38,レーザー光源40に接続され、これら装置34,38,40を制御するとともに、映像信号処理回路43や、上記外部装置(プリンタ61,外部記憶媒体62,VTR63)にも接続されて、これら回路43や外部装置61〜63を制御する。
映像信号処理回路43は、撮像素子13から入力された画像信号に対して各種処理を実行することによって、モニター60上に画面を表示させたり外部装置61〜63に出力するための画像信号を合成する。例えば、通常観察モード時及び蛍光観察モード時においては、撮像素子13からの画像信号に基づく画像(通常観察画像)と被験者に関する文字情報とを並べて表示させるための画像信号を合成する。
さらに、システムコントローラ42には、音声認識回路44が接続されている。この音声認識回路44には、マイク30が接続され、このマイクが音声を電気信号に変換することによって生成された音声信号が入力される。この音声認識回路44の基本的機能は、受信した音声信号を分析し、音声の信号パターンに合致する部分を当該音声に相当する文字(文字コード)に置き換え、このように置き換えられた文字からなる文字列をコマンド表(図4に示す共通機能コマンド表,及び、図5に示す通常観察コマンド表又は図6に示す自家蛍光観察コマンド表)と比較し、後者に列挙された何れかの文字列に該当する部分を前者の中に見出すと、コマンド表において当該文字列に対応付けられているコマンドを、システムコントロール回路42に入力することである。このようにして音声認識回路44からシステムコントロール回路42に入力され得るコマンドは、操作パネル23の各スイッチによってシステムコントロール回路42に入力されるコマンド及びそれ以外のコマンドを含む。本実施形態の音声認識回路44は、具体的には、以上のような基本的機能の発動期間を、以下に説明するようにして制限している。
図3は、この音声認識回路44の動作を示すフローチャートである。このフローチャートが示す処理は、光源プロセッサ装置20に主電源が投入されることによってスタートする。そして、スタート後最初のS01では、音声認識回路44は、システムコントロール回路42から通知された現時点での動作モードが、通常観察モードであるか蛍光観察モードであるかを、チェックする。そして、現時点での動作モードが通常観察モードであれば、S02において、図4に示す共通機能コマンド表及び図5に示す通常観察コマンド表を参照対象コマンド表として特定して、処理をS04へ進める。これに対して、現時点での動作モードが蛍光観察モードであれば、S03において、図4に示す共通機能コマンド表及び図6に示す自家蛍光観察コマンド表を参照対象コマンド表として特定して、処理をS04へ進める。なお、各コマンド表は、図4〜図6に示されるように、各コマンド毎に、そのコマンドの内容を示す「コマンド」フィールド,そのコマンドに対応付けられた文字列を示す「音声」フィールド,そのコマンドの入力によって光源プロセッサ装置20が実行する処理を示す「処理」フィールドからなるレコードを定義することによって、構成されている。
S04では、音声認識回路44は、音声入力があったか否かをチェックする。即ち、音声認識回路44は、図3に示す処理と並行して、上述したようにして、マイク30受信した音声信号を分析し、音声の信号パターンに合致する部分を当該音声に相当する文字(文字コード)に置き換える変換処理を間断なく行っているが(変換手段に相当)、この変換処理によって何らかの文字列が変換できたかどうかが、S04においてチェックされるのである。そして、音声認識回路44は、音声入力がない場合(即ち、何ら文字列が変換できない場合)には、このS04の処理を繰り返し、音声入力があった場合(即ち、何らかの文字列が変換できた場合)には、処理をS05へ進める。
S05では、音声認識回路44は、音声認識を実行する。即ち、音声認識回路44は、予め設定されたキーワードを、音声入力された文字列(変換された文字列)の中から探し出す。このキーワードとしては、例えば、「音声入力」,「音声開始」のように、施術中の術者とスタッフとの間の会話に用いられる蓋然性が低い言葉が、設定される。
次のS06では、S05での音声認識の結果、予め設定された開始キーワードが、音声入力された文字列(変換された文字列)の中に含まれていたかどうかをチェックし、開始キーワードが含まれていなければ処理をS04に戻し、開始キーワードが含まれていれば処理をS07へ進める(第1判定手段に相当)。
S07では、音声認識回路44は、新たに音声入力があったか否かをチェックする。そして、音声認識回路44は、音声入力がない場合(即ち、何ら文字列が変換できない場合)には、このS07の処理を繰り返し、音声入力があった場合(即ち、何らかの文字列が変換できた場合)には、処理をS08へ進める。
S08では、音声認識回路44は、音声認識を実行する。即ち、音声認識回路44は、S02又はS03にて特定した参照対象コマンド表の「音声」フィールドに定義されている各文字列を、音声入力された文字列(変換された文字列)の中から探し出す。
次のS09では、S08での音声認識の結果、S02又はS03にて特定した参照対象コマンド表の「音声」フィールドに定義されている何れかの文字列が、音声入力された文字列(変換された文字列)の中に含まれていたかどうかをチェックする(第2判定手段に相当)。そして、S02又はS03にて特定した参照対象コマンド表の「音声」フィールドに定義されている何れの文字列も音声入力された文字列(変換された文字列)の中に含まれていなければ処理をS07に戻し、含まれていれば処理をS10へ進める。
S10では、音声入力された文字列の中に含まれているものとしてS09にて判断された文字列に対して、参照対象コマンド表上で同じレコードの「コマンド」フィールドに定義されているコマンドを、システムコントロール回路42に入力し、同レコードの「処理」フィールドに定義されている処理を実行させる(コマンド入力手段に相当)。
次のS11では、S10にてシステムコントロール回路42に実行させた処理が一瞬の動作(フリーズ等)であるか継続的動作(アップ,ダウン等)であるかをチェックし、一瞬の動作の処理であれば処理をS01に戻し、継続的動作であれば、処理をS12に進める。
S12では、音声認識回路44は、新たに音声入力があったか否かをチェックする。そして、音声認識回路44は、音声入力がない場合(即ち、何ら文字列が変換できない場合)には、このS12の処理を繰り返し、音声入力があった場合(即ち、何らかの文字列が変換できた場合)には、処理をS13へ進める。
S13では、音声認識回路44は、音声認識を実行する。即ち、音声認識回路44は、予め設定された終了キーワード(オーケー,キャンセル等)を、音声入力された文字列(変換された文字列)の中から探し出す。
次のS14では、音声認識回路44は、S13での音声認識の結果として予め設定された終了キーワードが音声入力された文字列(変換された文字列)の中に含まれていたかどうかをチェックし、終了キーワードが含まれていなければ処理をS16に進め、S11での継続的動作かどうかをチェックする。そして、継続的動作で無ければ処理をS12に戻し、継続的動作ならば処理をS17へ進める。
S17では、音声入力された文字列の中に含まれているものとしてS16にて判断された文字列に対して、参照対象コマンド表上で同じレコードの「コマンド」フィールドに定義されているコマンドを、システムコントロール回路42に入力し、同レコードの「処理」フィールドに定義されている処理を実行させ、処理をS12に戻す。
S14で終了キーワードが含まれていれば、S15において、音声認識回路44に対してS10にて入力したコマンドに対応する処理の終了を命じた後に、処理をS01へ戻す。
以上のように、音声認識回路44は、システムコントロール回路42にコマンドを入力するための音声認識処理(S08,S09)を、予め設定された所定のキーワードが術者によって発声された時(変換した文字列中に開始キーワードが認識できた時:S06=YES)にのみ実行する。そして、音声認識処理(S08、S09)に基づいてS10にて入力されたコマンドに従ってシステムコントロール回路42が実行する処理が一瞬の動作であれば、音声認識回路44は、その後開始キーワードが再度認識されるまでの間に、術者やスタッフが何れかのコマンドに相当する言葉を発声したとしても、そのコマンド相当の言葉を無視する。また、音声認識処理(S08、S09)に基づいてS10にて入力されたコマンドに従ってシステムコントロール回路42が実行する処理が継続的動作であれば、音声認識回路44は、終了キーワードが術者によって発声された時点でその処理を終了させた後(S12〜S15)、開始キーワードが再度認識されるまでの間に、術者やスタッフが何れかのコマンドに相当する言葉を喋ったとしても、そのコマンド相当の言葉を無視する。
従って、本実施形態の内視鏡システムによると、システムコントロール回路42に対するコマンド相当文字列についての音声認識の有効期間を、術者によって発声される開始キーワードの音声認識直後に限定したので、術者とスタッフとのコミュニケーションに含まれる言葉がコマンドとして誤認識される虞はない。このように、音声識別によって開始キーワードを認識するようにしているので、術者は、スイッチを操作する煩わしさから完全に解放される。しかも、開始キーワードとしては、術者とスタッフとのコミュニケーションには通常含まれない言葉を用いるので、コマンド相当文字列についての音声認識が術者の意に反して開始してしまう虞もない。
本発明の実施形態による内視鏡システムの外観を示す外観図 内視鏡システムの内部構成を示す概略図 音声認識回路の処理を示すフローチャート 共通機能コマンド表のデータ構造を示す表 通常観察コマンド表のデータ構造を示す表 自動蛍光観察コマンド表のデータ構造を示す表
符号の説明
10 内視鏡
20 光源プロセッサ装置
30 マイク
42 システムコントロール回路
44 音声認識回路

Claims (4)

  1. 内視鏡に接続され、この内視鏡に関する制御を実行する電子回路を内蔵する内視鏡装置であって、
    音声を電気信号に変換するマイクと、
    前記マイクによって音声から変換された電気信号である音声信号を文字コードに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって音声信号から変換された文字コードが示す文字列が所定の開始キーワードと一致するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記文字列が前記所定の開始キーワードと一致したと前記第1判定手段が判定した後に、前記変換手段によって音声信号から変換された文字コードが示す文字列が、前記電子回路に対するコマンドに予め対応付けられた文字列であるコマンド文字列と一致するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記文字列が前記コマンド文字列と一致したと前記第2判定手段が判定した時に、当該コマンド文字列に対応付けられたコマンドを前記電子回路に入力するコマンド入力手段と
    を備えることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記第2判定手段は、複数のコマンドの夫々についてコマンド文字列を対応付けて定義しているテーブルを参照して、前記文字列が前記テーブルによって定義されている何れかのコマンド文字列と一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 前記第2判定手段は、前記コマンド入力手段が前記電子回路にコマンドを入力した後は、前記文字列が前記所定の開始キーワードと一致したと前記第1判定手段が再度判定するまで、前記文字列が前記コマンド文字列と一致するか否かの判定を行わない
    ことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  4. 前記第2判定手段は、前記コマンド入力手段が前記電子回路に入力したコマンドが継続的制御を開始させるものであった場合には、前記変換手段によって音声信号から変換された文字コードが示す文字列が所定の終了キーワードと一致した後、更に前記文字列が前記所定の開始キーワードと一致したと前記第1判定手段が再度判定するまで、前記文字列が前記コマンド文字列と一致するか否かの判定を行わず、
    前記コマンド入力手段は、前記文字列が前記終了キーワードと一致したと前記第2判定手段が判定した時に、前記継続的制御を終了させるためのコマンドを前記電子回路に入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
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