JP2006136069A - 分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】分電盤において、カバーとケースの嵌合状態を良好にする。
【解決手段】この分電盤は、複数の分岐ブレーカ6を列設すると共に、主幹ブレーカ5を金具4を介して固定しブレーカユニットを構成する分岐ブレーカ取付板6と;リミッタ取付木板9と、主幹ブレーカ5を固定するための固定台15と、分岐ブレーカ取付板6を取り付けるための固定台11とを順に配置したケース1と;このケース1の固定台11と分岐ブレーカ取付板6に設けられ、分岐ブレーカ取付板6を固定台11に係止する係止手段(引掛爪8の引掛孔8aと引掛突起12)と;を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば住宅に家屋等で使用される分電盤に関する。
例えば住宅用の分電盤は、宅内の壁面等に取り付けた合成樹脂製のベースに、主幹ブレーカと、リミッタ取付用の木板(以下、リミッタ取付木板という)と、分岐ブレーカを固定した金属製の分岐ブレーカ取付板とを、それぞれにネジ止めして取り付け、その上にカバーをかぶせ取り付ける構造とされている(例えば特許文献1参照)。なお、リミッタ取付木板に取り付けるリミッタについては、電力会社によって取り付ける場合と取り付けない場合がある。
分電盤は、上記のように、ベースに内蔵する主要部品としては、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ取付板、リミッタ取付木板があり、リミッタ取付木板にリミッタを取り付けない場合には、そのスペースが空くため、空いたスペースに分岐ブレーカを多く取り付けることができる。
特開2003−284211号公報(図10等)
ところで、主幹ブレーカの一次側の端子には、壁面からベース内に引き込んだ引込線をほぼ垂直方向に曲げて接続する。引込線は、太く硬い電線であることから、引き込み線の張力が主幹ブレーカに加わり、主幹ブレーカを含む分岐ブレーカ取付板全体が押し上げられる。これは、例えばベースの肉厚が薄肉であることと、ベースに引込線取込用の開口が形成されていること、及び分岐ブレーカ取付板が長手方向の端部のみで固定する構造であること、等に起因する。
この結果、分岐ブレーカ取付板が浮き、カバーとベースの係合状態が悪くなるという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、壁面等へ配設した際にカバーとベースとの嵌合状態を良好にすることのできる分電盤を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の分電盤は、壁面または壁内から引込線を内部に引き込むための開口が設けられたベースと;前記ベースの開口からベース内部に引き込まれた引込線を接続する一次側端子を有する主幹ブレーカと;上部に複数の分岐ブレーカを着脱自在に取り付けると共に、側部に前記主幹ブレーカが設けられる分岐ブレーカ取付板と;前記ベース内底部に設けられた主幹ブレーカ固定部と;前記ベース内底部の前記主幹ブレーカ固定部側方に配置された分岐ブレーカ取付板固定部と;前記分岐ブレーカ取付板の長手方向に沿った縁部と前記ベースの分岐ブレーカ取付板固定部の対応する縁部に設けられ、前記分岐ブレーカ取付板を前記分岐ブレーカ取付板固定部に係止する係止手段と;を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の分電盤は、請求項1記載の分電盤において、前記ベース内底部の前記主幹ブレーカ固定部側方に、リミッタを固定するためのリミッタ取着部を有するリミッタ取付板を配置し、前記分岐ブレーカ取付板固定部は、前記主幹ブレーカを前記リミッタ取付板のリミッタ取着部に取着したときに、前記分岐ブレーカ取付板の長手方向における主幹ブレーカと反対側の端部を取着可能な位置に分岐ブレーカ取付板取着部が形成されており、前記リミッタを省略したとき、前記主幹ブレーカを前記リミッタ取付板に、前記分岐ブレーカ取付板を前記分岐ブレーカ取付板固定部の前記分岐ブレーカ取付板取着部に、それぞれ取着可能とする一方、前記係止手段は、前記主幹ブレーカを、前記リミッタ取付板固定部または主幹ブレーカ固定部に固定した場合でも係止可能な構造としたことを特徴とする。
請求項3記載の分電盤は、請求項1または2いずれか記載の分電盤において、前記係止手段は、前記分岐ブレーカ取付板に形成された引掛部と前記分岐ブレーカ取付板固定部に突設された引掛突起とで構成されることを特徴とする。
請求項4記載の分電盤は、請求項3載の分電盤において、前記引掛部には、前記リミッタ取付板固定部と主幹ブレーカ固定部との間のピッチと複数の分岐ブレーカの列設ピッチとの相違を吸収する幅で前記引掛突起と係合する角孔が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明では、ベースにブレーカユニットを取り付ける際に、数箇所で取着する以外に、分岐ブレーカ取付板の縁部と分岐ブレーカ取付板固定部の縁部とに設けた係止手段が、分岐ブレーカ取付板を分岐ブレーカ取付板固定部に係止する。
このように分岐ブレーカ取付板の長手方向に沿った縁部、つまり分岐ブレーカ取付板の中間部位において分岐ブレーカ取付板固定部との係止手段を設けることで、分岐ブレーカ取付板の長手方向に対する剛性が増し、ベースの歪みに対して分岐ブレーカ取付板が歪まなくなる。言い換えれば、ベースの歪みを抑制することで、分岐ブレーカ取付板も押し上げられなくなる。
請求項2記載の発明では、ベース内底部の主幹ブレーカ固定部側方に、リミッタを固定するためのビス挿通孔を有するリミッタ取付板を取り付けるためのリミッタ取付板固定部を配置し、分岐ブレーカ取付板固定部の、主幹ブレーカの取付金具をリミッタ取付板にビス止めしたときの分岐ブレーカ取付板のビス挿通孔の位置に第2のビス挿通孔を形成し、リミッタを省略したとき、主幹ブレーカをリミッタ取付板のビス挿通孔に、分岐ブレーカ取付板を分岐ブレーカ取付板固定部の第2のビス挿通孔に、それぞれビス止め可能とする一方、係止手段は、主幹ブレーカの取付金具を、リミッタ取付板固定部または主幹ブレーカ固定部に固定した場合でも係止可能な構造としたことで、リミッタを取り付ける場合と取り付けない場合で主幹ブレーカの取り付け位置が変わった場合でも分岐ブレーカ取付板を分岐ブレーカ取付板固定部に係止できる。
請求項3記載の発明では、係止手段を、分岐ブレーカ取付板に形成された引掛部と分岐ブレーカ取付板固定部に突設された引掛突起とで構成することで、分岐ブレーカ取付板をブレーカ取付板固定部にスライドさせて係止できる。
請求項4記載の発明では、リミッタ取付板固定部と主幹ブレーカ固定部との間のピッチと複数の分岐ブレーカの列設ピッチとの相違を吸収する幅で引掛突起と係合する角孔が少なくとも1つ設けたことで、主幹ブレーカの取り付け位置が変わった場合でも分岐ブレーカ取付板を分岐ブレーカ取付板固定部に係止できる。
以上説明したように本発明によれば、壁面等へ配設した際にカバーとベースとの嵌合状態を良好にすることができる分電盤を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施形態の分電盤の構成を示す平面図、図2は図1の分電盤の斜視図、図3はこの分電盤の係止構造を示す図である。
図1、図2に示すように、この分電盤は、壁面に取れ付けられるボックス状のベースとしてのケース1と、このケース1に係合させて着脱自在に取り付けられるカバー2と、ケース1内に設けた固定部(リミッタ取付板としてのリミッタ取付木板9、主幹ブレーカ固定部としての固定台15、分岐ブレーカ取付板固定部としての固定台11)に取り付け、ビス等で固定される配電機器とから構成されている。
配電機器は、導電バー3、金具4、主幹回路遮断器である主幹ブレーカ5、分岐ブレーカ取付板6、分岐回路遮断器である複数の分岐ブレーカ7、電流制限器であるリミッタ9aである。つまり、この分電盤は、リミッタ9aを取り付ける必要があるものである。
リミッタ9aには、ビス挿通用のビス挿通孔29が形成されている。リミッタ9aは、取り付けの際にビス26等によりリミッタ取付木板9に固定される。ビス26による固定は一例にしか過ぎず、この他、例えば外形を押さえる等、リミッタ取付木板9とリミッタ9aとの嵌合構造で固定される場合もある。
主幹ブレーカ5の一次側の端子5aには、開口17a乃至開口17dのうちのいずれかよりケース1内に引き込まれた引込線(図示せず)が壁面とほぼ平行になるように屈曲されて接続される。主幹ブレーカ5の二次側の端子5bは導電バー3に直結されている。主幹ブレーカ5の両側面には、ビス挿通孔28を有する取付金具27が突設されている。
分岐ブレーカ取付板6には、長手方向の隅部にビス挿通孔22が設けられている。分岐ブレーカ取付板6の上には、少なくとも1つの分岐ブレーカ7が着脱自在に列設されている。つまり分岐ブレーカ取付板6は、上部に複数の分岐ブレーカ7を着脱自在に取り付けると共に、側部に主幹ブレーカ5を固定してブレーカユニットを構成したものである。この分岐ブレーカ取付板6に分岐ブレーカ7が列設される間隔は、例えば18mmピッチ等である。
分岐ブレーカ取付板6の長手方向側部には、主幹ブレーカ5が金具4によってビスで固定されている。また、主幹ブレーカ5と複数の分岐ブレーカ7とは金属製の導電バー3によって機械的に支持され、また電気的に接続されている。すなわち、複数の分岐ブレーカ7を取り付けた分岐ブレーカ取付板6と主幹ブレーカ5とは一体的なブレーカユニットを構成し、このユニット単位でケース1に取り付けられる。
ケース1は、合成樹脂製(プラスチック等の成型品)である。リミッタ取付木板9は、ケース1とは別個のスペーサであり、ケース底面に設けられたビス挿通孔16aにケース1の裏面よりビス(図示せず)で固定されている。リミッタ取付木板9には、リミッタ9aに対応するビス挿通孔29が形成されている。このビス挿通孔29は、リミッタ9aを固定するためのリミッタ取着部である。固定台15には、主幹ブレーカ5の取付金具27のビス挿通孔28に対応するビス挿通孔15aが形成されている。固定台15は、主幹ブレーカ5の側部に突設された取付金具27のビス挿通孔28でブレーカユニットの一端をビス止めし支持するためのものである。
固定台15のビス挿通孔15aは、リミッタ取付木板9のビス挿通孔29と孔の間隔を対応させて形成されている。リミッタ取付木板9よりも幅が狭い主幹ブレーカ5の側部に取付金具27を突設し取り付け幅をビス挿通孔15aの間隔と合わせることで、主幹ブレーカ5を固定台15またはリミッタ取付木板9のいずれかに取付可能としている。
固定台11は、ケース1から立ち上げられた台座であり、下方に空間、つまり開口17c、17dが設けられている。この他、ケース1には、開口17a、17b等が設けられている。これらの開口17a〜17dは、引込線が引き出される壁面の位置に対応するためのものであり、壁面または壁内から引き出された引込線がいずれかの開口17a〜17dよりケース1内に引き込まれる。
固定台11には、分岐ブレーカ取付板6のビス挿通孔22に対応する幅のビス挿通孔13、ビス挿通孔14が形成されている。ビス挿通孔13は第1のビス挿通孔であり、ビス挿通孔14は第2のビス挿通孔である。固定台11は、分岐ブレーカ取付板6に設けたビス挿通孔22にてブレーカユニットの一端をビス止め支持するためのビス挿通孔13,14を有している。すなわち、固定台11には、主幹ブレーカ5をリミッタ取付木板9のビス挿通孔29に取着したときに、分岐ブレーカ取付板6の長手方向における主幹ブレーカ5と反対側の端部を取着可能な位置に分岐ブレーカ取付板取着部としてのビス挿通孔14が形成されている。
ビス挿通孔13は、ブレーカユニットの主幹ブレーカ5の取付金具27が固定台15に固定された位置に対応して固定台11に形成されている。
ビス挿通孔14は、ブレーカユニットの主幹ブレーカ5の取付金具27がリミッタ取付木板9に固定された位置に対応して固定台11に形成されている。これらの固定台11、固定台15およびリミッタ取付木板9は、それぞれケース1の底面に長手方向に沿って突き出る形で設けられている。
リミッタ9aを取り付けることが不要な配電盤では、上記ブレーカユニットは、固定台11のビス挿通孔14とリミッタ取付木板9のビス挿通孔29にそれぞれビス止めされる。リミッタ9aを取り付けることが必要な配電盤では、上記ブレーカユニットは、固定台11のビス挿通孔13と固定台15のビス挿通孔15aにそれぞれビス止めされる。
つまり、この分電盤は、リミッタ9aを取り付けるときに、リミッタ9aをリミッタ取付木板9に、主幹ブレーカ5を固定台15に、分岐ブレーカ取付板6を固定台11に、それぞれビス止めする一方、リミッタ9aを省略したときには、主幹ブレーカ5をリミッタ取付木板9に、分岐ブレーカ取付板6を固定台11に、それぞれビス止めし、ブレーカユニットを支持する構造とされている。
図3に示すように、分岐ブレーカ取付板6の長手方向に沿った縁部には、下方にほぼ直角に屈曲されてL字状とされた引掛爪8が設けられている。この引掛爪8には、複数の引掛孔8aが所定間隔で設けられている。引掛孔8aは矩形の角孔である。リミッタ9aが有る場合と無い場合とで取り付けピッチが異なるため、角孔は、それを考慮し、位置がずらせるような幅で形成されている。
つまり、引掛爪8には、リミッタ取付板固定部である固定台11と主幹ブレーカ固定部である固定台15との間のピッチと複数の分岐ブレーカ7の列設ピッチとの相違を吸収する幅で各引掛突起12と係合するよう引掛孔8aが少なくとも1つ設けられている。
一方、固定台11の端部には、分岐ブレーカ取付板6の面とほぼ平行に複数の引掛突起12が所定間隔で突設されている。
この分電盤では、リミッタ9aの有無の場合でもケース1を共用するため、リミッタ9aの有無によって主幹ブレーカ5の取付位置を変えるが、リミッタ取付木板9と主幹ブレーカ5との固定部の間隔が、分岐ブレーカ7の列設方向(横方向)の間隔(列設ピッチ)の倍数に一致するとは必ずしも言えない。
そこで、リミッタ取付木板9と主幹ブレーカ5との固定部の間隔が分岐ブレーカ7の取付ピッチの倍数にならない場合を想定し、分岐ブレーカ取付板6の長手方向の縁部に設けた引掛爪8に形成する引掛孔8aの大きさ(幅)を上記ピッチのずれをある程度許容できるように広げてある。これにより、リミッタ9aの有無によって分岐ブレーカ取付板6の取付位置が異なった場合でも、ケース1の固定台11の複数の引掛突起12と、複数の引掛孔8aそれぞれが嵌合するようになっている。
この例のリミッタ9aが有る構成では、分岐ブレーカ取付板6は、ケース1の固定台11に対して、向かって左の方向へ寄せて取り付けられ、ビス挿通孔22と第3のビス挿通孔13とでビス止めされるため、引掛突起12は、引掛孔8aの右縁の側に寄った状態になる。この場合、分岐ブレーカ取付板6には、例えば8個程度までの分岐ブレーカ7が取り付けられる。この例では、分岐ブレーカ取付板6に6個の分岐ブレーカ7が取り付けられている。
引掛突起12と引掛孔8aとは、分岐ブレーカ取付板6を固定台11に取り付ける際に係合され、これらにより係止手段が構成され、ビス21,25による固定だけでなく、縁の部分(中央部)でも分岐ブレーカ取付板6への引き込み線の付勢力(張力)を抑止することができる。つまり、係止手段は、分岐ブレーカ取付板6の長手方向に沿った縁部とケース1の固定台11の対応する縁部に設けられており、分岐ブレーカ取付板6を固定台11に係止するものである。
すなわち、この分電盤は、ケース1内低部の固定台15側方に、リミッタ9aを固定するためのビス挿通孔29を有するリミッタ取付木板9を配置し、固定台11の、主幹ブレーカ5の取付金具27をリミッタ取付木板9にビス止めしたときの分岐ブレーカ取付板6のビス挿通孔22の位置に第2のビス挿通孔であるビス挿通孔14を形成し、リミッタ9aを省略したとき、主幹ブレーカ5をリミッタ取付木板9のビス挿通孔29に、分岐ブレーカ取付板6を分岐ブレーカ取付板固定部のビス挿通孔14に、それぞれビス止め可能とする一方、係止手段は、主幹ブレーカ5の取付金具27を、リミッタ取付木板9または固定台15に固定した場合でも係止可能な構造としたものである。
続いて、図4,図5を参照してリミッタ9aを取り付ける必要のない場合の分電盤の構成(リミッタ無し構成)について説明する。
図4に示すように、このリミッタ無し構成の場合、ケース1は、上記実施の形態で使われたもの同じものであり、分岐ブレーカ7を搭載した分岐ブレーカ取付板6と主幹ブレーカ5とで構成されるブレーカユニットをケース1へ取り付け位置が異なる。
すなわち、この分電盤は、両側面にビス挿通孔28を有する取付金具27を突設させた主幹ブレーカ5と、隅部にビス挿通孔22を有する分岐ブレーカ取付板6上に配設された複数の分岐ブレーカ7とを導電バー3により電気的に接続してなるブレーカユニットを、ビス挿通孔16aをベース1の底面に設けると共に、主幹ブレーカ5の取付金具27のビス挿通孔28に対応するビス挿通孔15aを形成した固定台15及び分岐ブレーカ取付板6のビス挿通孔22に対応するビス挿通孔13、ビス挿通孔14を形成した固定台11をそれぞれケース1の底面に順に突設させて、固定台11、15とリミッタ取付木板9に、それぞれビス21、25で固定してなるものであるである。
リミッタ9a無し構成の分電盤では、図5に示すように、リミッタ9aの空きスペースを利用する分、分岐ブレーカ取付板6は、ケース1の固定台11に対して、向かって右の方向へ寄せて取り付けられ、ビス挿通孔22とビス挿通孔14とでビス止めされるので、引掛突起12は、引掛孔8aの左縁の側に寄った状態になり、固定台11の端縁より、分岐ブレーカ取付板6の一端がはみ出した形となる。この場合、分岐ブレーカ取付板6には、例えば12個程度までの分岐ブレーカ7が取り付けられる。この例では、分岐ブレーカ取付板6に8個の分岐ブレーカ7が取り付けられている。
このようにこの実施形態の分電盤によれば、分岐ブレーカ取付板6の長手方向に沿った縁部にL字状に設けた引掛爪8に複数の引掛孔8aを所定間隔で設ける一方、固定台11の端部に分岐ブレーカ取付板6の面とほぼ平行に引掛突起12を突設させ、ブレーカユニットを取り付ける際に各引掛突起12と引掛孔8aとを係止する構造としたことで、リミッタ9aの有無でケース1内の分岐ブレーカ取付板6の取り付け位置を変える構造をとる上で、ケース1に対する分岐ブレーカ取付板6の固定強度を向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、分岐ブレーカ取付板6の長手方向に沿った縁部にL字上に設けた引掛爪8に複数の引掛孔8aを所定間隔に設け、各引掛孔8aに、固定台11の端部に分岐ブレーカ取付板6の面とほぼ平行に突設した引掛突起12を係止する構成としたが、この他、例えば分岐ブレーカ取付板6の長手方向の縁部にコの字状に設けた引掛爪8に、固定台11の端部に分岐ブレーカ取付板6の面とほぼ平行にフランジ状に突設した引掛突起12を嵌合させても良い。
また、上記実施形態では、固定台11の片方の縁部に引掛突起12を設けたが、他方の縁部にも係止手段を設けても良い。
この場合、図6に示すように、ケース1側の固定台11の縁部を上方に向けて突出させた壁31を設け、その壁31の側面に引掛突起32を出すようにする。
これにより、分岐ブレーカ取付板6とケース1側の固定台11とは固定台11の両縁で係止されるようになるので、固定台11に対する分岐ブレーカ取付板6の固定強度をさらに向上することができる。
なお、本実施形態において、金属製の導電バー3とそれに対して垂直方向に取り付けられる複数の分岐ブレーカ7が設けられているブレーカユニットと係止手段との構成が組み合わせられることで、分岐ブレーカ取付板6全体の剛性が向上し、ケース1の歪むことを抑制している。
本発明の一つの実施形態の分電盤の構成を示す平面図。 図1の分電盤において、リミッタ有りの場合の斜視図。 図1の分電盤において、リミッタ有りの場合の係止手段を示す斜視図。 図1の分電盤において、リミッタ無しの場合の斜視図。 図1の分電盤において、リミッタ無しの場合の係止手段を示す斜視図。 図1の分電盤において、固定台の両縁に係止手段を設けた例を示す図。
符号の説明
1…ケース、2…カバー、3…導電バー、4…金具、5…主幹ブレーカ、6…分岐ブレーカ取付板、7…分岐ブレーカ、8…引掛爪8a…引掛孔、9…リミッタ取付木板、9a…リミッタ、12…引掛突起、13,14,15a,16a,22,28,29…ビス挿通孔、11,15…固定台、26,25…ビス、27…取付金具、31…壁、32…引掛突起。

Claims (4)

  1. 壁面または壁内から引込線を内部に引き込むための開口が設けられたベースと;
    前記ベースの開口からベース内部に引き込まれた引込線を接続する一次側端子を有する主幹ブレーカと;
    上部に複数の分岐ブレーカを着脱自在に取り付けると共に、側部に前記主幹ブレーカが設けられる分岐ブレーカ取付板と;
    前記ベース内底部に設けられた主幹ブレーカ固定部と;
    前記ベース内底部の前記主幹ブレーカ固定部側方に配置された分岐ブレーカ取付板固定部と;
    前記分岐ブレーカ取付板の長手方向に沿った縁部と前記ベースの分岐ブレーカ取付板固定部の対応する縁部に設けられ、前記分岐ブレーカ取付板を前記分岐ブレーカ取付板固定部に係止する係止手段と;
    を具備したことを特徴とする分電盤。
  2. 前記ベース内底部の前記主幹ブレーカ固定部側方に、リミッタを固定するためのリミッタ取着部を有するリミッタ取付板を配置し、
    前記分岐ブレーカ取付板固定部は、前記主幹ブレーカを前記リミッタ取付板のリミッタ取着部に取着したときに、前記分岐ブレーカ取付板の長手方向における主幹ブレーカと反対側の端部を取着可能な位置に分岐ブレーカ取付板取着部が形成されており、
    前記リミッタを省略したとき、前記主幹ブレーカを前記リミッタ取付板に、前記分岐ブレーカ取付板を前記分岐ブレーカ取付板固定部の前記分岐ブレーカ取付板取着部に、それぞれ取着可能とする一方、
    前記係止手段は、前記主幹ブレーカを、前記リミッタ取付板固定部または主幹ブレーカ固定部に固定した場合でも係止可能な構造としたことを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 前記係止手段は、前記分岐ブレーカ取付板に形成された引掛部と前記分岐ブレーカ取付板固定部に突設された引掛突起とで構成されることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の分電盤。
  4. 前記引掛部には、
    前記リミッタ取付板固定部と主幹ブレーカ固定部との間のピッチと複数の分岐ブレーカの列設ピッチとの相違を吸収する幅で前記引掛突起と係合する角孔が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする請求項3記載の分電盤。
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