JP2006135799A - ターゲット監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動きの早いターゲットを追跡できるようにする。
【解決手段】ターゲットをビジョンカメラ101で撮影する。ビジョンカメラ101は、重心取得部を備える。重心取得部は、行列配置された複数の処理要素を備えたセンサ部と演算処理部とを備える。各処理要素は、光電変換素子を備えるだけでなく、行加算機能も備える。そして、センサ部は、0次モーメント量と1次モーメント量とを示す信号を出力し、演算処理部は、センサ部の出力信号に基づいて重心位置を求める。このため、重心取得部は、より高速にターゲット画像の重心位置を取得する。追跡制御装置106は、重心取得部から、ターゲット画像の重心位置を取得して、ターゲット画像の重心位置が変化すると、ターゲットに追従するように、ビジョンカメラ101、ビデオカメラ102、旋回台制御装置105を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターゲット監視装置に関するものである。
従来より、監視カメラを用いて、侵入者をターゲットとして監視し、侵入者の動きに追従して、監視カメラの撮影方向を制御するようにしたターゲット監視装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、跳躍競技において、ビデオカメラで踏切板をターゲットとして監視するようにしたターゲット監視装置もある(例えば、特許文献2参照)。このターゲット監視装置は、圧力センサを踏切板に組み込み、ビデオカメラと圧力センサとの信号をモニタして画像を監視し、踏み切り時のファールの有無を判定する。
特開平10−188145号公報(第4頁、図1) 特開平8−229178号公報(第3−4頁、図1)
しかし、このようなターゲット監視装置が備える監視カメラには、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)が用いられている。
近年、監視カメラに用いられる撮像素子の能力は向上し、ビデオカメラとして、200万画素の撮像素子を備えたものもある。このように高解像度を有するビデオカメラになると、画像処理時間も増大する。
画像処理時間が増大すると、上記特許文献1のものでは、ターゲットの動きに追従できなくなり、ターゲットを見失う可能性も出てくる。また、特許文献2のものでも、画像処理時間が増大すると、踏み切り時のファールの有無判定を即座に行えなくなってしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、どのようなターゲットにも追従可能なターゲット監視装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るターゲット監視装置は、
監視対象物としてのターゲットを撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された前記ターゲットの画像の重心位置を取得する重心取得部と、
前記重心取得部が取得した前記重心位置の変化を監視する重心位置変化監視部と、を備え、
前記重心取得部は、
受光した光の強度に対応する信号レベルの光検出信号に変換する複数の光電変換素子が行列配置されて、前記ターゲットからの光を、前記光電変換素子で受光して前記画像を生成するとともに、前記光電変換素子が出力した光検出信号を2値化して加算演算するセンサ部と、
前記センサ部の前記光電変換素子を選択し、選択した前記光電変換素子の光検出信号の2値化信号を前記センサ部が加算演算して前記画像の0次モーメント量と1次モーメント量とを示す信号を出力するように前記センサ部を制御して、前記センサ部の出力信号に基づいて前記ターゲット画像の重心位置を取得する演算処理部と、備えたものであることを特徴とする。
前記重心位置変化監視部は、前記重心位置が変化したと判定した場合に、前記重心取得部が取得した前記重心位置に基づいて前記ターゲット画像を追跡するようにしてもよい。
供給された撮影方向制御情報に基づいて前記撮影部の撮影方向を制御する撮影制御部を備え、
前記重心位置変化監視部は、前記画像の監視領域を設定し、前記重心取得部が取得した前記重心位置が前記監視領域外になった場合、前記重心位置の変化方向に基づいて前記重心位置を予測し、予測した位置の情報を前記撮影方向制御情報として前記撮影制御部に供給するようにしてもよい。
画像を表示する表示部を備え、
前記重心位置変化監視部は、前記重心取得部が取得した前記重心位置に基づいて前記画像の切り出し領域を設定して、前記表示部に前記切り出し領域の前記画像を表示させるようにしてもよい。
前記撮影部は、前記ターゲットとして、競技における競技線を撮影し、
前記重心取得部は、前記撮影部によって撮影された前記競技線の画像の重心位置を取得し、
前記重心位置変化監視部は、前記重心取得部が取得した前記競技線画像の重心位置が変化したと判定した場合に前記競技線への競技者による踏み込み有りと判定するようにしてもよい。
前記重心位置変化監視部は、前記競技者による前記競技線の踏み込み有りと判定した場合に、前記競技線の画像の重心位置の変化量に基づいて踏み込み位置を特定し、前記競技者による前記競技線の踏み込み位置を拡大撮影するように、前記撮影部を制御するようにしてもよい。
本発明によれば、短時間で画像処理を行うことができ、どのようなターゲットにも追従できる。
以下、本発明の実施の形態に係る装置を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係るターゲット監視装置の構成を図1に示す。
実施形態1に係るターゲット監視装置は、ターゲットAを追跡するものであり、ビジョンカメラ101と、ビデオカメラ102と、映像モニタ103と、旋回台104と、旋回台制御装置105と、追跡制御装置106と、を備える。
ビジョンカメラ101は、監視対象物としてのターゲットAを一定の撮影間隔で撮影するものであり、図2に示すように、光学部111と、重心取得部112を備える。このビジョンカメラ101は、撮影部に対応するものである。光学部111は、ターゲットAからの光を重心取得部112に導くためのものである。
重心取得部112は、ターゲットAからの光を受光して、受光した光によるターゲット画像の重心位置を取得するものである。重心取得部112は、0次モーメント量と1次モーメント量とを取得し、取得した0次モーメント量と1次モーメント量とに基づいて、画像の重心位置を取得する。
この原理について説明する。一般に、モーメント量mijは、次の数1によって表される。
Figure 2006135799

0次モーメント量m00は、次の数2によって表される。
Figure 2006135799

0次モーメント量m00は、この数2に示すように、画像データI(x,y)の総和を示す。
また、1次モーメント量m10,m01は、次の数3によって表される。
Figure 2006135799
画像データI(x,y)の重心位置を(xg,yg)として、重心位置(xg,yg)は、0次モーメント量m00と1次モーメント量m10,m01とから、次の数4に従って求められる。
Figure 2006135799

ここで、整数xを2進数で表すと、整数xは、次の数5によって表される。
Figure 2006135799

1次モーメント量m10は、この数5を用いて、数6によって求められる。
Figure 2006135799
重心取得部112は、この数4,数6に従って重心位置を取得するため、センサ部113と、演算処理部114と、を備える。センサ部113は、ターゲットAからの光を受光し、受光した光の強度に対応する光検出信号を2値化し、2値化した2値画像の0次モーメント量と1次モーメント量とを示す信号を出力するものである。
センサ部113は、図3に示すように、画像処理部1と、列加算部2と、ロウデコーダ3と、カラムデコーダ4と、を備える。
画像処理部1は、N×N個の画像検出処理要素(以後、単に「処理要素」と記す。)1_xyからなる。本実施形態では、N=8とする(x=1〜8,y=1〜8)。
ロウデコーダ3は、演算処理部114から信号ROW(y)が供給され、信号ROW(y)に従って処理要素1_xyのいずれかの列を選択するものである。ロウデコーダ3は、供給された信号ROW(y)を、処理要素1_xyの列を選択するため列選択信号yj(j=1〜8)に変換して処理要素1_xyに出力し、処理要素1_xyのいずれかの列を選択する。
カラムデコーダ4は、演算処理部114から信号COL(x)が供給され、信号COL(x)に従って処理要素1_xyのいずれかの行を選択するものである。カラムデコーダ4は、供給された信号COL(x)を、処理要素1_xyの行を選択するための行選択信号xi(i=1〜8)に変換して処理要素1_xyに出力し、処理要素1_xyのいずれかの行を選択する。
各処理要素1_xyは、取得した画像からの反射光を受光して光検出信号に変換し、変換した光検出信号に対して、それぞれ、画像処理を行うものである。各処理要素1_xyは、図4に示すように、光電変換器(図中、「PD」と記す。)11と、トラッキング部12と、マスク部13と、行加算部14と、を備える。
光電変換器11は、受光した光を、その光強度に対応する信号レベルの光検出信号S1に変換するものである。
トラッキング部12は、演算処理部114から輝度閾値が供給されて光電変換器11からの光検出信号S1を2値画像に変換し、セルフウィンドウ法に基づいてターゲットトラッキングを行うものである。セルフウィンドウ法は、隣接する処理要素と自らの処理要素において、ターゲットとした前フレームのトラッキング画像からウィンドウ画像を生成し、生成したウィンドウ画像の領域内の2値画像を新たなトラッキング画像として生成する方法である。
即ち、前回のトラッキング画像が図5(a)に示すような画像211である場合に、トラッキング部12は、隣接する処理要素と自らの処理要素において生成したトラッキング画像から、図5(b)に示すようなウィンドウ画像212を生成する。今回の2値画像が図5(c)に示すような画像213であった場合、トラッキング部12は、図5(b)に示すウィンドウ画像212と図5(c)に示す2値画像213との論理和を演算して、図5(d)に示すような今回のトラッキング画像214を生成する。
言い換えれば、トラッキング部12は、生成したウィンドウ画像の領域外の画像を除外してトラッキング画像を生成する。
トラッキング部12は、このようなターゲットトラッキングを行うため、光電変換器11によって変換された光検出信号S1の信号レベルと輝度閾値とを比較することにより、2値信号に変換する。
トラッキング部12は、隣接する処理要素1_(x-1)y,1_(x+1)y,1_x(y-1),1_x(y+1)のトラッキング部12から、それぞれ、トラッキング信号S2が供給される。トラッキング部12は、変換した2値信号と隣接する処理要素1_(x-1)y,1_(x+1)y,1_x(y-1),1_x(y+1)のトラッキング部12から供給されたトラッキング信号S2との論理積を演算することにより、トラッキング画像信号S3を生成する。
新たにウィンドウ画像信号S2を生成する。
トラッキング部12は、生成したトラッキング画像信号S3をマスク部13に出力する。尚、トラッキング部12は、生成したトラッキング画像信号S3を新たなウィンドウ画像信号S2として、隣接する処理要素1_(x-1)y,1_(x+1)y,1_x(y-1),1_x(y+1)のトラッキング部12に供給するとともに、自らのトラッキング部12にも出力する。
マスク部13は、トラッキング部12と行加算部14とを初期化するとともに、トラッキング画像信号S3をビットマスクするためのものである。マスク部13は、カラムデコーダ4から行選択信号xi及びロウデコーダ3から列選択信号yjが供給された場合に、トラッキング画像信号S3をビットマスクする。
行加算部14は、行方向のSUM信号を累積加算するためのものであり、トラッキング画像信号S3と、隣接する処理要素1_(x-1)yの行加算部から出力されたSUM信号と、を加算する。
列加算部2は、処理要素1_18〜1_88からそれぞれ出力されたSUM信号を、順次、列方向に加算するものであり、加算部2_1〜2_8からなる。
列加算部2は、加算部2_8が出力したSUM信号を、列加算部2の信号SOUTとして、図2の演算処理部114に出力する。演算処理部114が座標選択を行うことにより、この信号SOUTが0次モーメント量又は1次モーメント量を示す信号になる。
演算処理部114は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、前述のようにセンサ部113に、各種信号を出力してセンサ部113を制御する。
演算処理部114は、まず、センサ部113に初期化のための信号を出力してセンサ部113を初期化する。
初期化後、演算処理部114は、センサ部113に、処理要素1_xyを1行毎又は1列毎に選択するような信号ROW(y),COL(x)を出力して、センサ部113から、取得した画像の0次モーメント量と1次モーメント量を示す信号SOUTを出力させる。
そして、演算処理部114は、信号SOUTに基づいて取得した0次モーメント量と1次モーメント量から数4に従い、取得した画像の重心位置(xg,yg)を行毎又は列毎に取得する。演算処理部114は、取得した重心位置(xg,yg)を追跡制御装置106に出力する。
次に、従来のCCDの処理時間とセンサ部113の処理時間とを比較する。従来のCCDの処理時間は、通常、30ms程度である。これに対して、センサ部113が重心位置を取得する場合、(4n2+2n+1)サイクルを要する。
具体的に、N=64として0次モーメント量を取得する場合、センサ部113は、13サイクル数を要し、信号CLOCK2のクロック周波数を約8MHzとして、処理時間は、1.6μs程度である。また、1次モーメント量を取得する場合、センサ部113は、72サイクルを要し、処理時間は、9.2μs程度である。
そして、重心を取得する場合、センサ部113は、157サイクルを要し、処理時間は、20μsである。このようにCCDと比較して、重心取得部112は、短時間でターゲット画像aの重心位置を検出することができる。
図1に戻り、ビデオカメラ102は、ターゲットAを撮影するものである。尚、ビジョンカメラ101とビデオカメラ102とは、図6に示すように、監視エリアArea2が同じになるように、旋回台104に載置される。
ビデオカメラ102は、追跡制御装置106から、ターゲット画像aを囲む切り出しエリアArea1の情報が供給されて、切り出しエリアArea1の画像の取り込み処理を行う。映像モニタ103は、ビデオカメラ102の撮影によって得られた切り出しエリアArea1内の画像を表示するためのものである。映像モニタ103は、表示部に対応する。
旋回台104と旋回台制御装置105とは、供給された撮影方向制御情報に基づいてビジョンカメラ101の撮影方向を制御するものであり、撮影制御部に対応する。旋回台104は、ビデオカメラ102とビジョンカメラ101とを載置する。この旋回台104は、地面に対して垂直な線と水平な線とを軸として一定の旋回範囲内で回転可能なものである。
旋回台制御装置105は、追跡制御装置106からターゲットAの予測位置が供給されて旋回台104を回転制御するものである。旋回台制御装置105は、図6に示す追跡可能旋回エリアArea3をカバーするように、旋回台104を回転制御する。
追跡制御装置106は、ビジョンカメラ101の重心取得部112が取得したターゲット画像aの重心位置の変化を監視するものである。そして、追跡制御装置106は、ターゲット画像aの重心位置が変化したと判定した場合に、重心取得部112が取得したターゲット画像aの重心位置に基づいてターゲット画像aを追跡する。この追跡制御装置106は、重心位置変化監視部に対応する。追跡制御装置106は、重心取得部112の演算処理部114と同様に、CPU、ROM、RAM等を備える。
追跡制御装置106は、重心取得部112が取得したターゲット画像aの重心位置に基づいてターゲット画像aの切り出しエリアArea1を設定して、映像モニタ103に切り出しエリアArea1の画像を表示させる。
追跡制御装置106は、ターゲット画像aの重心位置が切り出しエリアArea1の中心となるように切り出しエリアArea1を設定する。追跡制御装置106は、このように設定した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給して、切り出しエリアArea1の画像取り込み処理を行わせる。
また、追跡制御装置106は、ビジョンカメラ101の重心取得部112から取得したターゲット画像aの重心位置の情報に基づいて重心位置の変化を判定する。重心位置の変化を判定するため、追跡制御装置106は、RAMにビジョンカメラ101の重心取得部112から取得したターゲット画像aの重心位置を記憶する。
追跡制御装置106は、記憶した重心位置を前回値として、前回値と新たに取得した重心位置とを比較し、一致すれば、重心位置に変化はないと判定し、不一致であれば、重心位置は変化したと判定する。
重心位置が変化したと判定した場合、ターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2内であれば、追跡制御装置106は、切り出しエリアArea1だけを補正する。追跡制御装置106は、補正した切り出しエリアArea1の情報をビジョンカメラ101とビデオカメラ102とに供給する。
追跡制御装置106は、ターゲット画像aの監視エリアArea2を設定し、重心取得部112が取得したターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2外になった場合、ターゲット画像aの重心位置の変化方向に基づいてターゲット画像aの重心位置を予測し、予測した位置の情報を撮影方向制御情報として旋回台制御装置105に供給する。
即ち、ターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2外になった場合、追跡制御装置106は、追跡可能旋回エリアArea3内であれば、旋回台104を回転するように旋回台制御装置105を制御する。
この場合、RAMに記憶した前回値と新たな重心位置とから、次のターゲットAの位置を予測する。追跡制御装置106は、このような旋回台104の予測制御を行って、ターゲットAの予測位置の情報を旋回台制御装置105に供給する。
さらに、ターゲット画像aの重心位置が追跡可能旋回エリアArea3外になった場合、追跡制御装置106は、ターゲット画像aの重心位置が追跡可能旋回エリアArea3内になるまで待機する。そして、予め設定された時間が経過しても、ターゲット画像aの重心位置が追跡可能旋回エリアArea3内にならなければ、追跡制御装置106は、画像追跡処理を終了させる。
予め設定された時間が経過したか否かを判定するため、追跡制御装置106は、タイマを備え、RAMにタイマのカウント値を記憶する。
次に実施形態1に係るターゲット監視装置の動作を説明する。
追跡制御装置106は、図7に示すフローチャートに従って、画像追跡処理を実行する。
追跡制御装置106は、重心取得部112から、ターゲット画像aの重心位置を取得する(ステップS11)。
追跡制御装置106は、取得した重心位置をRAMに記憶する(ステップS12)。
追跡制御装置106は、新たに取得した重心位置とRAMに既に記憶した前回値とを比較して、比較結果に基づいて、ターゲット画像aの重心位置が変化したか否かを判定する(ステップS13)。
ターゲット画像aの重心位置が変化していないと判定した場合(ステップS13においてNo)、追跡制御装置106は、ビデオカメラ102に監視エリアArea2内の画像の取り込み処理を行わせる(ステップS14)。
一方、画像の重心位置が変化したと判定した場合(ステップS13においてYes)、追跡制御装置106は、画像の重心位置がビデオカメラ102の監視エリアArea2内か否かを判定する(ステップS15)。
ターゲット画像aの重心位置がビデオカメラ102の監視エリアArea2内と判定した場合(ステップS15においてYes)、追跡制御装置106は、切り出しエリアArea1の補正を行う(ステップS16)。そして、追跡制御装置106は、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給し、ビデオカメラ102に監視エリアArea2内の画像の取り込み処理を行わせる(ステップS14)。
画像の重心位置がビデオカメラ102の監視エリアArea2外と判定した場合(ステップS15においてNo)、追跡制御装置106は、タイマを起動する(ステップS17)。追跡制御装置106は、旋回台104の予測制御を行う(ステップS18)。
追跡制御装置106は、重心取得部112が取得した重心位置に基づいて、ターゲット画像aが監視エリアArea2内か否かを判定する(ステップS19)。ターゲット画像aが監視エリアArea2内と判定した場合(ステップS19においてYes)、追跡制御装置106は、ステップS11〜S16の処理を実行する。
ターゲット画像aが監視エリアArea2外と判定した場合(ステップS19においてNo)、追跡制御装置106は、タイマをカウントアップ又はカウントダウンする(ステップS20)。
追跡制御装置106は、タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS21)。
タイムアウトしていないと判定した場合(ステップS21においてNo)、ステップS18〜S20の処理を実行する。
タイムアウトしたと判定した場合(ステップS21においてYes)、追跡制御装置106は、この画像追跡処理を終了させる。
次に、ターゲット監視装置の具体的な動作について説明する。
図1に示すように、ターゲット監視装置のビジョンカメラ101とビデオカメラ102とは、監視エリアArea2内のターゲットAを撮影する。
図8(a)に示すように、ターゲット画像aが監視エリアArea2内に位置している場合、ビジョンカメラ101の重心取得部112は、ターゲット画像aの重心位置を取得する。追跡制御装置106は、その重心位置を重心取得部112から取得する(ステップS11の処理)
ターゲット画像aが移動しなければ、RAMに記憶した前回値と新たに取得した重心位置とは、一致する。このため、追跡制御装置106は、重心位置に変化はないと判定し、ビデオカメラ102に切り出しエリアArea1内のターゲット画像aの取り込み処理を行わせる(ステップS14の処理)。
図8(b)に示すように、ターゲット画像aが左上に移動した場合、その重心位置も変化する。ターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2内であれば、追跡制御装置106は、ターゲット画像aを囲むように切り出しエリアArea1を補正して、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給する。そして、追跡制御装置106は、ビデオカメラ102に切り出しエリアArea1の画像の取り込み処理を行わせる(ステップS16の処理)。
同様に、ターゲット画像aが、図8(c)に示すように右下に移動した場合、ターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2内であれば、追跡制御装置106は、ターゲット画像aを囲むように切り出しエリアArea1を右下に補正して、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給する。
ターゲット画像aが図9(a)に示す位置から、図9(b)に示す位置に移動して、ターゲット画像aの重心位置が監視エリアArea2外に移動した場合、追跡制御装置106は、旋回台104の予測制御を行い、旋回台制御装置105に予測位置の情報を供給する(ステップS18の処理)。
予測制御の結果、図9(c)に示すように監視エリアArea2が変化した場合、追跡制御装置106は、再び、ターゲット画像aの重心位置を取得する(ステップS11の処理)。追跡制御装置106は、ターゲット画像aを囲むように、監視エリアArea2内の切り出しエリアArea1を補正して、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給する。
ターゲット画像aが図9(d)に示す位置に移動した場合、追跡制御装置106は、ターゲット画像aを囲むように、監視エリアArea2内の切り出しエリアArea1を補正して、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給する。
次に、ターゲット画像aが図9(e)に示すように監視エリアArea2外に移動した場合、ターゲット画像aの重心位置も監視エリアArea2外になる。この場合、追跡制御装置106は、旋回台104の予測制御を行い、旋回台制御装置105に予測位置の情報を供給する(ステップS18の処理)。
監視エリアArea2が図9(f)に示す位置に変化した場合、追跡制御装置106は、再び、ターゲット画像aの重心位置を取得する(ステップS11の処理)。追跡制御装置106は、ターゲット画像aを囲むように、監視エリアArea2内の切り出しエリアArea1を補正して、補正した切り出しエリアArea1の情報をビデオカメラ102に供給する。
このように追跡制御装置106は、ターゲットAを追跡し、切り出したターゲット画像aを映像モニタ103に出力する。映像モニタ103は、ビデオカメラ102が撮影した監視エリアArea2の画像を表示する。映像モニタ103には、ターゲットAが移動しても、ターゲット画像aの重心がモニタ中心となるように切り出されたターゲット画像aが表示される。
以上説明したように、本実施形態1によれば、ビジョンカメラ101の重心取得部112は、ターゲット画像aの重心位置を取得し、追跡制御装置106が重心取得部112からターゲット画像aの重心位置を取得して、この重心位置に基づいて、ターゲット画像aを追跡するようにした。
従って、重心取得部112がターゲット画像aの重心位置を短時間で取得できるので、動きの早いターゲットAを追跡することができ、高速でターゲット画像aのみを取り出すことができる。
(実施形態2)
実施形態2に係るターゲット監視装置は、陸上競技におけるスタートライン(競技線)をターゲットとして監視し、このスタートラインにおける踏み越し判定を行うようにしたものである。
実施形態2に係るターゲット監視装置は、図10に示すように、ビジョンカメラ101と、ハンドフリーマイク201と、スタートピストル202と、スタート信号発生装置203と、ヘッドセット204と、信号灯205と、画像判定装置206と、を備える。
ビジョンカメラ101は、実施形態1と同様のものである。但し、実施形態2におけるビジョンカメラ101は、陸上競技におけるスタートラインBをターゲットとして撮影する。
例えば、スタンディングスタートによる1500m走、10000m走のように、オープンコースを走る陸上競技では、スタート地点のスタートラインBが曲線になっている。
陸上競技が、例えば、1500m競争の場合、スタートラインBは、図11に示すように1〜8レーンまでを横切るように、地面に描かれている。この場合、ビジョンカメラ101は、インからの4レーンと、アウトからの4レーンと、に分けて撮影を行い、重心取得部112は、それぞれのスタートライン画像bの重心位置を取得する。
また、陸上競技が、10000m競争の場合、スタートラインBは、図12に示すように、インからの4レーンと、アウトからの4レーンと、に分かれている。この場合、ビジョンカメラ101は、インからの4レーンと、アウトからの4レーンと、に分けて撮影を行い、重心取得部112は、そのスタートライン画像bの重心位置を取得する。
ハンドフリーマイク201は、スタータ210の「位置について」といった音声を集音するものであり、スタータ210の口の近傍に配置されて音声を集音する。ハンドフリーマイク201は、スタータ210の音声を集音すると、集音した音声を音声信号に変換して画像判定装置206に供給する。
スタートピストル202は、競技者に対して音等を発してスタートの合図を行うものであり、スタータ210によって操作される。スタートピストル202は、スタート信号発生装置203に接続され、スタートの合図を行ったときの発射信号をスタート信号発生装置203に出力する。
スタート信号発生装置203は、スタートピストル202から発射信号が供給されて、スタート信号を発生させるものであり、発生させたスタート信号を画像判定装置206に供給する。
ヘッドセット204は、スタータ210に音声で踏み越しがあった旨の通知を行うためのものであり、画像判定装置206に接続される。信号灯205は、踏み越しがあったときに点灯して踏み越しがあったことを知らせるためのものであり、画像判定装置206に接続される。
画像判定装置206は、重心取得部112が取得したスタートライン画像bの重心位置が変化したと判定した場合にスタートラインBへの競技者による踏み込み有りと判定するものである。
画像判定装置206は、ハンドフリーマイク201から、スタータ210の音声「位置について」を示す音声信号が供給される前に、後述する踏越判定処理を実行し、スタート信号発生装置203からスタート信号が供給されて踏越判定処理を終了させる。
画像判定装置206は、踏越判定処理において、ハンドフリーマイク201から、スタータ210の音声「位置について」を示す音声信号が供給されると、ビジョンカメラ101の重心取得部112からスタートライン画像bの重心位置の初期値を取得する。
1500m走、10000m走のような陸上競技においては、少しでもスタートラインBに競技者の靴がかかると、フライングとなる。位置につく前、競技者がスタートラインBを踏むことはなく、ビジョンカメラ101で撮影したスタートライン画像bは、図13(a)に示すような形状を有する。このときのスタートライン画像bの重心位置を初期値(xg0、yg0)とする。
初期値を取得した後、競技者の靴がスタートラインBを踏み越えた場合、スタートライン画像bは、図13(b)に示すように、競技者の踏み越えた靴跡fの分だけ変化し、重心位置も(xg0、yg0)から(xg1、yg1)に変化する。
画像判定装置206は、スタートライン画像bの重心位置がこのように変化すると、踏み越しありと判定し、ヘッドセット204に音声で踏み越しがあった旨の通知を行い、信号灯205を点灯する。
次に実施形態2に係るターゲット監視装置の動作を説明する。
画像判定装置206は、図14に示すフローチャートに従って、踏越判定処理を実行する。
画像判定装置206は、初期値を入力する(ステップS31)。
画像判定装置206は、スタート信号が供給されたか否かを判定する(ステップS32)。スタート信号が供給されなかったと判定した場合(ステップS32においてNo)、画像判定装置206は、ビジョンカメラ101の重心取得部112から、スタートライン画像bの重心位置を取得する(ステップS33)。
画像判定装置206は、取得した重心位置とその初期値とを比較して、重心位置に変化があるか否かを判定する(ステップS34)。
重心位置に変化がないと判定した場合(ステップS34においてNo)、画像判定装置206は、再度、スタート信号が供給されたか否かを判定する(ステップS32)。
重心位置に変化があったと判定した場合(ステップS34においてYes)、画像判定装置206は、踏み越しがあった旨の通知を音声でヘッドセット204に行い、信号灯205を点灯する(ステップS35)。
一方、スタート信号が供給されたと判定した場合(ステップS32においてYes)、画像判定装置206は、この踏越判定処理を終了させる。
次に、この踏越判定処理を具体的に説明する。
図15(a)に示すように、時刻t10において、スタータ210の「位置について」の合図があると、画像判定装置206は、スタートライン画像bの初期値をビジョンカメラ101の重心取得部112から取得する(ステップS31の処理)。
初期値を取得した後、競技者の靴がスタートラインBを踏み越えずに、時刻t11になった場合、画像判定装置206は、この踏越判定処理を終了させる。
図15(b)に示すように、時刻t12において、競技者の靴がスタートラインBを踏み越えた場合、画像判定装置206は、重心位置に変化があったと判定し、踏み越しがあった旨の通知を音声でヘッドセット204に行い、信号灯205を点灯する(ステップS35の処理)。
以上説明したように、本実施形態2によれば、ビジョンカメラ101は、スタートラインBを撮影し、重心取得部112は、スタートライン画像bの重心位置を取得する。そして、画像判定装置206がスタートライン画像bの重心位置が変化したと判定した場合、踏み越しがあった旨の通知を行うようにした。
従って、高速で踏越判定を行うことができる。また、スタンディングスタートによる1500m走、10000m走のように、オープンコースを走る陸上競技のように、スタートラインBが曲線になっている場合でも、正確に踏越判定を行うことができる。
(実施形態3)
実施形態3に係るターゲット監視装置は、跳躍競技における踏み切り板をターゲットとして監視し、この踏み切り板における踏み切り判定を行うようにしたものである。
実施形態3に係るターゲット監視装置の構成を図16に示す。
実施形態3に係るターゲット監視装置はビジョンカメラ101と、ビデオカメラ102と、映像モニタ103と、ビデオレコーダ207と、を備える。
ビジョンカメラ101とビデオカメラ102と映像モニタ103とは、実施形態1のものと同様のものである。但し、実施形態2におけるビジョンカメラ101とビデオカメラ102とは、跳躍競技における踏切板Cをターゲットとして撮影する。
ビデオレコーダ207は、ビデオカメラ102で撮影された画像を判定用として記録するためのものである。
実施形態3の画像判定装置206は、重心取得部112が取得した踏切板画像cの重心位置が変化したと判定した場合に踏切板Cへの競技者による踏み切り有りと判定する。
画像判定装置206は、競技が始まる直前から、後述する踏み切り判定処理の実行を開始し、予め設定された時間が経過すると、この踏み切り判定処理を終了させる。画像判定装置206は、踏み切り判定処理において、競技者の跳躍前に、重心取得部112から、踏切板画像cの重心位置の初期値を取得する。
跳躍競技においては、実施形態2と同様、少しでも競技者の靴が踏切板Cをはみ出して踏み切ると、ファールとなる。競技者の跳躍前であれば、競技者の靴は、踏切板Cには入らず、踏切板画像cは、図17(a)に示すような画像になる。このときの踏切板画像cの重心位置を(xg0,yg0)とする。
初期値を取得した後、競技者の靴が踏切板Cに足がかかった場合、スタートライン画像bは、図17(b)に示すように、競技者の踏み越えた靴跡fの分だけ変化し、重心位置も(xg0、yg0)から(xg0+Δx、yg1+Δy)に変化する。
また、画像判定装置206は、競技者による踏切板Cの踏み込み有りと判定した場合に、踏切板画像cの重心位置の変化量に基づいて踏み込み位置を特定し、競技者による踏切板Cの踏み込み位置を拡大撮影するように、ビデオカメラ102を制御する。
即ち、画像判定装置206は、踏切板画像cの重心位置がこのように変化すると、踏み切りありと判定し、取得した重心位置に基づいて競技者の靴fが認識された位置を算出し、監視エリアを算出する。画像判定装置206は、ビデオカメラ102を制御して、図18に示すように、踏切時に撮影された映像から踏切判定を行うために、算出した監視エリアを撮影させ、競技者の靴Fを拡大撮影させる。
次に実施形態3に係るターゲット監視装置の動作を説明する。
画像判定装置206は、図19に示すフローチャートに従って踏切判定処理を実行する。
画像判定装置206は、競技者が跳躍する前の踏切板画像cの重心位置の初期値を重心取得部112から取得する(ステップS41)。
画像判定装置206は、予め設定された判定時間が経過したか否かを判定する(ステップS42)。
判定時間が経過していないと判定した場合(ステップS42においてNo)、画像判定装置206は、踏切板画像cの重心位置を重心取得部112から取得する(ステップS43)。
画像判定装置206は、取得した踏切板画像cの重心位置とその初期値とを比較して重心位置が変化したか否かを判定する(ステップS44)。
重心位置が変化していないと判定した場合(ステップS44においてNo)、画像判定装置206は、再び、判定時間が経過したか否かを判定し、判定時間が経過していないと判定した場合、踏切板画像cの重心位置を取得する(ステップS42〜S43)。
重心位置が変化したと判定した場合(ステップS44においてYes)、画像判定装置206は、取得した重心位置に基づいて競技者の靴fが認識された位置を算出し、監視エリアを算出する。そして、画像判定装置206は、切り出し領域を設定する(ステップS45)。
画像判定装置206は、設定した切り出し領域の撮影対象を拡大撮影するようにビデオカメラ102を制御して、映像モニタ103にその画像を表示させる(ステップS46)。
そして、判定時間が経過したと判定した場合(ステップS42においてYes)、画像判定装置206は、この処理を終了させる。
画像判定装置206がこのような踏切判定処理を実行することにより、踏み切り板に競技者の靴がかかった場合、ビデオカメラ102は、図18に示すように、競技者の靴Fを拡大撮影する。そして、映像モニタ103は、この競技者の靴の画像fを拡大表示し、踏切板Cに競技者の靴Fがかかったことが視認される。
以上説明したように、本実施形態3によれば、ビジョンカメラ101は、踏切板Cを撮影し、重心取得部112は、踏切板画像cの重心位置を取得する。そして、画像判定装置206が踏切板画像cの重心位置が変化したと判定した場合、競技者の靴の画像fを拡大撮影するように制御した。
従って、高速で踏切判定を行うことができる。また、踏切板画像cの重心位置に基づいて監視エリアを算出し、その監視エリアを撮影するようにビデオカメラ102を制御することによって、この踏切の有無を分かり易く表示させることができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態1,3では、ビジョンカメラ101とビデオカメラ102とを備えるようにした。しかし、カメラを1つにして、カメラ内で光軸を2つに分けて、一方の光を、センサ部113に導き、もう一方の光を映像モニタ103への表示用にしてもよい。
また、上記実施形態2においても、ビデオカメラ102を備えるようにしてもよい。
上記実施形態2では、スタートラインBが曲線になっている場合について説明した。しかし、これに限られるものではなく、スタートラインBが直線の場合でも、実施形態2を適用できる。
本発明の実施形態1に係るターゲット監視装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すビジョンカメラの構成を示す図である。 図2に示すセンサ部の構成を示す図である。 図3に示す処理要素の構成を示す図である。 図4に示すトラッキング部の動作を示す図である。 切り出しエリアと監視エリアと追跡可能旋回エリアを示す図である。 図1に示す追跡制御装置が実行する画像追跡処理を示すフローチャートである。 実施形態1に係るターゲット監視装置の具体的な動作(1)を示す図である。 実施形態1に係るターゲット監視装置の具体的な動作(2)を示す図である。 本発明の実施形態2に係るターゲット監視装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係るスタートラインの例として、1500m走のスタートラインを示す図である。 実施形態2に係るスタートラインの例として、10000m走のスタートラインを示す図である。 図10に示す画像判定装置の踏越判定の方法を示す図である。 図10に示す画像判定装置が実行する踏越判定処理を示すフローチャートである。 図10に示す画像判定装置が実行する踏越判定処理を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態3に係るターゲット監視装置の構成を示すブロック図である。 図16に示す画像判定装置が実行する踏み切り判定の方法を示す図である。 図16に示す画像判定装置の踏み切り判定後のビデオカメラの撮影エリアを示す図である。 図16に示す画像判定装置が実行する踏み切り判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 ビジョンカメラ
102 ビデオカメラ
103 映像モニタ
104 旋回台
105 旋回台制御装置
106 追跡制御装置
112 重心取得部
113 センサ部
114 演算処理部
206 画像判定装置

Claims (6)

  1. 監視対象物としてのターゲットを撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された前記ターゲットの画像の重心位置を取得する重心取得部と、
    前記重心取得部が取得した前記重心位置の変化を監視する重心位置変化監視部と、を備え、
    前記重心取得部は、
    受光した光の強度に対応する信号レベルの光検出信号に変換する複数の光電変換素子が行列配置されて、前記ターゲットからの光を、前記光電変換素子で受光して前記画像を生成するとともに、前記光電変換素子が出力した光検出信号を2値化して加算演算するセンサ部と、
    前記センサ部の前記光電変換素子を選択し、選択した前記光電変換素子の光検出信号の2値化信号を前記センサ部が加算演算して前記画像の0次モーメント量と1次モーメント量とを示す信号を出力するように前記センサ部を制御して、前記センサ部の出力信号に基づいて前記ターゲット画像の重心位置を取得する演算処理部と、備えたものである、
    ことを特徴とするターゲット監視装置。
  2. 前記重心位置変化監視部は、前記重心位置が変化したと判定した場合に、前記重心取得部が取得した前記重心位置に基づいて前記ターゲット画像を追跡する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のターゲット監視装置。
  3. 供給された撮影方向制御情報に基づいて前記撮影部の撮影方向を制御する撮影制御部を備え、
    前記重心位置変化監視部は、前記画像の監視領域を設定し、前記重心取得部が取得した前記重心位置が前記監視領域外になった場合、前記重心位置の変化方向に基づいて前記重心位置を予測し、予測した位置の情報を前記撮影方向制御情報として前記撮影制御部に供給する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のターゲット監視装置。
  4. 画像を表示する表示部を備え、
    前記重心位置変化監視部は、前記重心取得部が取得した前記重心位置に基づいて前記画像の切り出し領域を設定して、前記表示部に前記切り出し領域の前記画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のターゲット監視装置。
  5. 前記撮影部は、前記ターゲットとして、競技における競技線を撮影し、
    前記重心取得部は、前記撮影部によって撮影された前記競技線の画像の重心位置を取得し、
    前記重心位置変化監視部は、前記重心取得部が取得した前記競技線画像の重心位置が変化したと判定した場合に前記競技線への競技者による踏み込み有りと判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のターゲット監視装置。
  6. 前記重心位置変化監視部は、前記競技者による前記競技線の踏み込み有りと判定した場合に、前記競技線の画像の重心位置の変化量に基づいて踏み込み位置を特定し、前記競技者による前記競技線の踏み込み位置を拡大撮影するように、前記撮影部を制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のターゲット監視装置。
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