JP2006134405A - プレーヤの扉開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 組み立てが容易で組み立てミスも生じにくいプレーヤの扉開閉装置を提供する。
【構成】 各可動ラック12,13には、互いに異なる態様で凸部12d,13dが形成されると共に、上マウンティング10の収容部のラック収容箇所には互いに異なる態様で凸部10d・10dが形成されており、前記可動ラック12,13をそれに対応しないラック収容箇所に装着して規定位置に位置させようとしたときには、可動ラック12,13の凹部と収容箇所の凸部との嵌合が行えないので、これらが正しく組付けられたかどうかを簡単に認識できることになる。
【選択図】 図23

Description

この発明は、プレーヤの扉開閉装置に関する。
記録ディスクを着脱することができるプレーヤには、開閉扉を備えるものがある(特許文献1参照)。また、プレーヤの扉開閉装置として、比較的大きな扉(ドア)を移動させる機構が知られている。このような扉開閉装置においては、一つの扉の片側においてのみ駆動力を与えると、扉支持のがたつきや扉ガイドのこじれによって扉の開閉動作が不安定になることが多い。このような不具合を解決するには、一つの扉の両側に駆動力を与えることが必要である。また、一つの扉ではなく、二つの扉を左右に移動させる扉開閉装置も考えられ、この場合も、各扉において同様の問題が生じる。
特開2002−3345669号公報
一つの扉の両側に駆動力を与えるには、両側駆動力の同期を取るために同期ギアが用いられることが多い。この同期ギアは、例えば、駆動側ラック移動機構から駆動力を得て従動側ラック移動機構に駆動力を伝える構成となる。しかしながら、このような扉開閉装置においては、ギア部などにクリアランス等があり、噛み合いがずれていても判らないことが多い。更に、ギアの噛み合いのずれが1歯程度であれば、組立途中の動作検査でも異常が発見できないことが多く、この場合、扉取付け後の完成間際において、扉が完全に閉まらないといった事象により噛み合い異常を発見するなど、組み立て不備の発見が遅れ、再組み立てのために時間を大きくロスすることがある。また、噛み合いの目印を付けることも考えられるが、目印は小さく、作業者の目視に頼ることになりミスが生じやすい。
また、前記の駆動側ラック移動機構を構成している部品と従動側ラック移動機構を構成している部品は類似の形状を有していることがあり、このよう場合、組込み間違いをしやすい。各部品に番号や記号をつけて間違いを防ぐことも考えられるが、この場合も作業者の目視に頼ることになり、ミスが生じやすい。
この発明は、上記の事情に鑑み、組み立てが容易で組み立てミスも生じにくいプレーヤのドア開閉装置を提供することを目的とする。
この発明のプレーヤのドア開閉装置は、上記の課題を解決するために、ギアが歯合される可動ラックを収容部材内で移動可能に収容して成るラック移動機構を複数備え、これらラック移動機構によって扉を開閉移動させるプレーヤの扉開閉装置において、各可動ラックには、互いに異なる態様で凹部(又は、凸部)が形成されると共に、各収容部材には、互いに異なる態様で凸部(又は、凹部)が形成されており、前記可動ラックをそれに対応しない収容部材に装着して規定位置に位置させようとしたときには、可動ラックの凹部(又は、凸部)と収容部材の凸部(又は、凹部)との嵌合が行えないように構成されていることを特徴とする。
上記の構成であれば、特定の可動ラックは特定の収容部材内にのみ収容することができ、類似形状の可動ラックや類似形状の収容部材が複数存在する場合でもミスなく組み立てることができる。
上記構成のプレーヤの扉開閉装置において、前記可動ラック及び収容部材にはそれぞれ孔が形成されており、前記可動ラックをそれに対応する収容部材に装着して規定位置に位置させたときには、前記凹部(又は、凸部)と凸部(又は、凹部)との嵌合が行われ、且つ、前記両孔の位置が一致してピンが当該孔に装着できるように構成されているのがよい。更に、前記ピンが前記孔に装着された状態で可動ラックの移動がロックされるように構成されているのがよい。かかる構成であれば、前記ピンを孔に挿入できないときには、組み立てミスが生じたことを認識でき、また、正しく組み立てた状態では前記ピンを挿入でき、この状態で可動ラックの移動を阻止(ロック)することができ、組み立てが容易になる。
これら構成のプレーヤの扉開閉装置において、前記ギアには山部が低くされた低山部(又は、谷が浅くされた浅谷部)が一つ又は複数形成されており、前記可動ラックには、浅谷部(又は、低山部)が前記ギアの低山部(又は、浅谷部)の形成周期に対応して形成されているのがよい。かかる構成であれば、ギアと可動ラックとの歯合においてずれが生じたときには、ギア回転はできないものとなり、歯合ずれが容易に判断できる。
また、この発明のプレーヤの扉開閉装置は、ギアが歯合される可動ラックを収容部材内で移動可能に収容して成るラック移動機構を複数備え、これらラック移動機構によって扉を開閉移動させるプレーヤの扉開閉装置において、前記ギアには山部が低くされた低山部(又は、谷が浅くされた浅谷部)が一つ又は複数形成されており、前記可動ラックには、浅谷部(又は、低山部)が前記ギアの低山部(又は、浅谷部)の形成周期に対応して形成されていることを特徴とする。かかる構成であれば、ギアと可動ラックとの歯合においてずれが生じたときには、ギア回転はできないものとなり、歯合ずれが容易に判断できる。
これら構成のプレーヤの扉開閉装置において、二つの扉が四つのラック移動機構に支持されて開閉されるように構成されていてもよい。また、この構成において、二つのラック移動機構が一体的に設けられると共に一つのギアによって二つの可動ラックが同時に駆動され、他の二つのラック移動機構も一体的に設けられると共に前記ギアから駆動力が伝達される他の一つのギアから駆動力を受け取って二つの可動ラックが同時に駆動されるように構成されていてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、組み立てが容易で組み立てミスも生じにくいという効果を奏する。
以下、この発明の実施形態のプレーヤのドア開閉装置を図1乃至図32に基づいて説明する。
[概要]
図2乃至図8にプレーヤ100の外観を示す。このプレーヤ100は左扉1と右扉2を備える。図3乃至図6に示すように、扉開動作においては、左扉1は左方向にスライドし、右扉2は右方向にスライドする。扉開状態において、ディスク101をピックアップ部(光ピックアップ、ピックアップ駆動モータ、ディスク回転モータ等からなる)100aのディスク保持部にセットすることができる。また、図7及び図8に示すように、プレーヤ100は支持台30によって支持される。
図1にプレーヤの扉開閉装置110を示す。扉開閉装置110は、フロントパネル29(図27、図28、図31、及び図32参照)に取り付けられている。扉開閉装置110を構成している左上アーム5、左下アーム6、右上アーム7、右下アーム8の各々の一端側は、フロントパネル29に形成された水平長穴29b・29b(図4、図5参照)からフロントパネル29の前面側に出ている。図9、図10、及び図11に示すように、左プレート3は、前記左上アーム5及び左下アーム6の一端側にビス留めされ、右プレート4は、前記右上アーム7及び右下アーム8の一端側にビス留めされる。そして、左扉1は左プレート3にビス留めされ、右扉2は右プレート4にビス留めされる。扉開閉装置110によってアーム5,6,7,8が移動されることで扉1,2が開閉する。
[扉開閉装置の詳細構造]
図1等に示したように、前記左上アーム5の他端側及び前記右上アーム7の他端側は、上マウンティング10の上面側に位置する。また、前記左下アーム6の他端側及び前記右下アーム8の他端側は、下マウンティング11の下面側に位置する。前記各アーム5,6,7,8の他端側には、図12に示しているように、それぞれ二つずつの凸部9がかしめによって固定されている。図13及び図14に示すように、上マウンティング10及び下マウンティング11にはそれぞれ曲線形状の二つのガイド穴10a・10a,11a・11aが形成されており、前記上アーム5,7の凸部9は、上マウンティング10のガイド穴10a・10aに係合貫通しており、前記下アーム6,8の凸部9は、下マウンティング11のガイド穴11a・11aに係合貫通している。前記ガイド穴10a,11aに前記アーム5,6,7,8が案内され、前記扉1,2は前記ガイド穴10a,11aの曲線形状に沿った非直線動作で左右に開閉する。
上マウンティング10及び下マウンティング11は、図13及び図14に示しているように、浅い箱状を成しており、箱内長手方向に中央仕切り壁を有することでそれぞれ二つガイド溝が形成されたものとなっている。各ガイド溝の底壁に前記ガイド穴10a・10a,11a・11aが形成される。そして、上マウンティング10の二つのガイド溝内には、図17及び図18に示したように、左上可動ラック12と右上可動ラック13とが嵌め入れられ、下マウンティング11の二つのガイド溝内には、左下可動ラック14と右下可動ラック15とが嵌め入れられている。
図14に示すように、上マウンティング10の外周の壁部の上端部には返し部(引っかかり部)10b…が形成されており、前記中央仕切り壁の上端部にも返し部(引っかかり部)10c…が形成されている。返し部10bが形成されている箇所の壁部は肉取りがなされているため、返し部10bは弾性を持ち撓みやすくなっている。同様に、図13に示すように、下マウンティング11の外周の壁部の上端部には返し部(引っかかり部)11b…が形成されており、前記中央仕切り壁の上端部にも返し部(引っかかり部)11c…が形成されている。返し部11bが形成されている箇所の壁部は肉取りがなされているため、返し部11bは弾性を持ち撓みやすくなっている。返し部10b・11bを撓ませて可動ラック12,13,14,15を前記ガイド溝に嵌め入れることができる。嵌め入れた後は、前記返し部10b・10c,11b・11cが可動ラック12,13,14,15に対する外れ防止ストッパとなる。
図13及び図14に示したように、上マウンティング10の中央仕切り壁の中程は切り取られており、この切取り箇所には、テーパ状(略円錐状、断面台形状)突起10fが形成されている。また、下マウンティング11の中央仕切り壁の中程も切り取られており、この切取り箇所には、テーパ状(略円錐状、断面台形状)突起11fが形成されている。そして、図1及び図28に示すように、上マウンティング10の前記切取り箇所には同期ギア16Aが設けられ、この同期ギア16Aはテーパ状突起10fに嵌合して回転支持される。また、下マウンティング11の前記切取り箇所には同期ギア16Bが設けられ、この同期ギア16Bはテーパ状突起10fに嵌合して回転支持される。
図23に示すように、左上可動ラック12が嵌め入れられる上マウンティング10のガイド溝の端部(扉が閉じるときに左上可動ラック12が接近する側)には、突起10dが形成されており、右上可動ラック13が嵌め入れられる上マウンティング10のガイド溝の端部(扉が閉じるときに右上可動ラック13が接近する側)には、突起10eが形成されている。また、図24に示すように、左下可動ラック14が嵌め入れられる下マウンティング11のガイド溝の端部(扉が閉じるときに左下可動ラック14が接近する側)には、突起11dが形成されており、右下可動ラック15が嵌め入れられる下マウンティング11のガイド溝の端部(扉が閉じるときに右下可動ラック15が接近する側)には、突起11eが形成されている。
また、図17に示したように、上マウンティング10には二つの位置確認穴10g・10gが形成されており、図24に示したように、下マウンティング11には二つの位置確認穴11g・11gが形成されている。
図15及び図16に示すように、左上可動ラック12には、カム形状係合穴12a・12aが形成されており、これらカム形状係合穴12a・12aに左上アーム5の凸部9・9が係合する。右上可動ラック13には、カム形状係合穴13a・13aが形成されており、これらカム形状係合穴13a・13aに右上アーム7の凸部9・9が係合する。左下可動ラック14には、カム形状係合穴14a・14aが形成されており、これらカム形状係合穴14a・14aに左下アーム6の凸部9・9が係合する。右下可動ラック15には、カム形状係合穴15a・15aが形成されており、これらカム形状係合穴15a・15aに右下アーム8の凸部9・9が係合する。カム形状係合穴と凸部との係合により、可動ラックがスライド移動するとアームが移動し、扉が開閉されることになる。
図15及び図16に示すように、左上可動ラック12の端部(扉が閉じるときに前記突起10dに接近する側)には、凹部12bが形成されている。突起10dと凹部12bとは、位置的、大きさ的、形状的に、両者のみが嵌まり合う関係になっている(図23参照)。右上可動ラック13の端部(扉が閉じるときに前記突起10eに接近する側)には、凹部13bが形成されている。突起部10eと凹部13bとは、位置的、大きさ的、形状的に、両者のみが嵌まり合う関係になっている(図23参照)。左下可動ラック14の端部(扉が閉じるときに前記突起11dに接近する側)には、凹部14bが形成されている。突起11dと凹部14bとは、位置的、大きさ的、形状的に、両者のみが嵌まり合う関係になっている(図24参照)。右下可動ラック15の端部(扉が閉じるときに前記突起11eに接近する側)には、凹部15bが形成されている。突起部11eと凹部15bとは、位置的、大きさ的、形状的に、両者のみが嵌まり合う関係になっている(図24参照)。
図15に示すように、左上可動ラック12の端部には、位置確認穴12cが形成されており、右上可動ラック13の端部には、位置確認穴13cが形成されている。扉閉状態に対応した可動ラック12,13の位置において、前記位置確認穴12c,13cは、上マウンティング10の二つの位置確認穴10g・10gの位置に一致する。これら位置確認穴は全て円形であり、径は同じとしている。この一致状態において、図26に示すように、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができる。図16に示すように、左下可動ラック14の端部には、位置確認穴14cが形成されており、右下可動ラック15の端部には、位置確認穴13cが形成されている。扉閉状態に対応した可動ラック14,15の位置において、前記位置確認穴14c,15cは、下マウンティング11の二つの位置確認穴11g・11gの位置に一致する。この一致状態において、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができる。
図15及び図16に示すように、左上可動ラック12のラック部12d(山部と谷部とが交互に形成されて成る)には、他の谷部よりも浅い浅谷部12e…が一定周期で形成されている。右上可動ラック13のラック部13dにも、他の谷部よりも浅い浅谷部13e…が一定周期で形成されている。左下可動ラック14のラック部14dにも、他の谷部よりも浅い浅谷部14e…が一定周期で形成されている。右下可動ラック15のラック部15dにも、他の谷部よりも浅い浅谷部15e…が一定周期で形成されている。
上マウンティング10にアーム5,7及び可動ラック12,13を取り付けた状態の構造物(ラック移動機構)を上サブアッセンブリ24とする。下マウンティング11にアーム6,8及び可動ラック14,15を取り付け、更にラック移動検出回路32(図10参照)を取り付けた状態の構造物(ラック移動機構)を下サブアッセンブリ25とする。上サブアッセンブリ24と下サブアッセンブリ25とは上下に離間してフロントパネル29に取り付けられる。フロントパネル29には、図32に示すように、取り付けのためのボスねじ部29a…が形成されている。
上サブアッセンブリ24側には、同期ギア16Aが位置し、下サブアッセンブリ25側には同期ギア16Bが位置する。両同期ギア16A・16Bは同じ形状を有している(以下、単に同期ギア16という場合がある)。同期ギア16には、図19に示すように、大ギア部16aと、小ギア部16bと、Dカット穴部16cと、テーパ状軸穴16dと、が形成されている。テーパ状軸穴16dはテーパ状突起10f,11fに嵌合され、同期ギアの回転支軸となる。
小ギア部16bには2ヶ所(180 °相対するところ)に半分の高さでカットされた低山部16eが形成されている。Dカット穴部16cにギアシャフト17が圧入される。ギアシャフト17の両端には、図20に示すように、Dカット部17aが加工してあり、このDカット部17aを2個の同期ギア16A・16BのDカット穴部16cに圧入することで、2個の小ギア部16bの歯の位置(位相)が合致したものになる。図21に示すように、ギアシャフト17に同期ギア16A及び同期ギア16Bを圧入したものを同期ギアアッセンブリ27という。同期ギア16Aの小ギア部16bは、上サブアッセンブリ24の可動ラック12,13のラック部に歯合し、同期ギア16Bの小ギア部16bは、下サブアッセンブリ25の可動ラック14,15のラック部に歯合する。この場合、前記低山部16eにラック部12d,13d,14d,15dの浅谷部12e,13e,14e,15eが歯合させられる。
上サブアッセンブリ24にはモータアッセンブリ26が装着される。モータアッセンブリ26は、図22にも示すように、モータマウンティング18、プーリー19、モータ20、駆動ベルト22、プーリーギア21、及び減速ギア23から成る。具体的には、モータマウンティング18には、プーリー19が圧入されたモータ20がビス(図示せず)にて取り付けられており、更に、プーリーギア21、及び減速ギア22が回転自在に取り付けられている。プーリ19とプーリーギア21は、駆動ベルト22で連結されており、プーリーギア21と減速ギア23はお互いにギア部が噛み合っているので、モータ20が回転すると減速ギア23も回転する。そして、減速ギア23の小ギア部に同期ギア16Aの大ギア部16aが歯合しており、モータ20の回転によって可動ラック12,13がスライド移動する。また、同期ギア16Aにはシャフト17を介して同期ギア16Bが連結されているので、同期ギア16Aが回転するときには、同期ギア16Bも回転し、可動ラック14,15がスライド移動する。このように、上サブアッセンブリ24と下サブアッセンブリ25の両方にて扉1,2は各々両側支持駆動されるので、扉1,2の開閉がスムーズに行われる。
図10に示したように、ラック移動検出回路32が下サブアッセンブリ25に取り付けられる。ラック移動検出回路32は、図25に示すように、扉開完了検出スイッチ30、扉閉完了検出スイッチ31等が基板上に設けられて成る。左下可動ラック14が左に移動(扉開)したときに左下可動ラック14の左端側の面14f(図15参照)がスイッチ30の作動片30aを押してスイッチ30がONする。右下可動ラック15が左に移動(扉閉)したときに右下可動ラック15の左端側の面15f(図15参照)がスイッチ31の作動片31aを押してスイッチ31がONする。
<組立順序>
1.上サブアッセンブリ24
上マウンティング10にアーム5,7及び可動ラック12,13を取り付ける。図15及び図16に示したように、可動ラック12の右端外周部に凹部(U字状)12bが形成されており、可動ラック13の左端外周部に凹部(V字状)13bが形成されている。また、図18に示したように、上マウンティング10には凸部(U字状の凹部12bに対応)10dと、凸部(V字状の凹部13bに対応)10eが形成されている。従って、上マウンティング10に可動ラック12,13が適切に組み込まれたなら、上サブアッセンブリ24の状態で、可動ラック12,13を扉閉状態に対応する位置としたとき、図23に示すごとく、それぞれの凹凸部が嵌まり合うことになるから、上サブアッセンブリ24が正しく組み立てられたことを認識することができる。
扉閉状態に対応した可動ラック12・13の位置において、位置確認穴12c・13cは、上マウンティング10の二つの位置確認穴10g・10gの位置に一致する。この一致状態において、図26に示すように、治具であるロックピン28・28を位置確認穴に差し込む(貫通させる)ことができる。従って、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができなかったなら、上サブアッセンブリ24において組み立て誤りを生じたことを認識することができる。一方、正しく組み立てられたときには、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができ、このロックピン28・28によって扉閉状態に対応した可動ラック12・13の位置保持(ロック)を実現することができる。
2.下サブアッセンブリ25
下マウンティング11にアーム6,8及び可動ラック14,15を取り付ける。図15及び図16に示したように、可動ラック14の右端外周部に凹部(コ字状)14bが形成されており、可動ラック15の左端外周部に凹部(コ字状)15bが形成されている。また、図18に示したように、上マウンティング10には凸部(コ字状の凹部14bに対応)10dと、凸部(コ字状の凹部15bに対応)10eが形成されている。そして、凹部14bと凸部10dは共にガイド溝の底から上面側にかけて長尺の形で存在しており、凹部15bと凸部10eは共にガイド溝の底側で短尺の形で存在している。従って、下マウンティング11に可動ラック14,15が適切に組み込まれたなら、下サブアッセンブリ25の状態で、可動ラック14,15を扉閉状態に対応する位置としたとき、それぞれの凹凸部が嵌まり合うことになるから、下サブアッセンブリ25が正しく組み立てられたことを認識することができる。
扉閉状態に対応した可動ラック14・15の位置において、位置確認穴14c・15cは、下マウンティング11の二つの位置確認穴11g・11gの位置に一致する。この一致状態において、図30に示すように、治具であるロックピン28・28を位置確認穴に差し込む(貫通させる)ことができる。従って、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができなかったなら、下サブアッセンブリ25において組み立て誤りを生じたことを認識することができる。一方、正しく組み立てられたときには、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込むことができ、このロックピン28・28によって扉閉状態に対応した可動ラック14・15の位置保持(ロック)を実現することができる。
3.同期ギアアッセンブリ27
図21に示したように、2 個の同期ギア16A,16Bにシャフト17を圧入することで同期ギアアッセンブリ27の状態にする。
4.メインアッセンブリ
図26に示すように、上サブアッセンブリ24において、可動ラック12,13を扉閉の位置に移動させた状態でロックピン28を位置確認穴に通して、可動ラック12,13が移動しないようにする。次に、図27に示すように、上サブアッセンブリ24をフロントパネル29にビス(図示せず)にて固定する。そして、上マウンティング10のテーパ状突起10fに同期ギアアッセンブリ27における同期ギア16Aのテーパ状軸穴16dに嵌め合せる。このとき、2 ヶ所の低山部16eと可動ラック12,13のそれぞれのラック部12d,13dに設けた浅谷部12e,13eとが噛み合う用に同期ギア16Aを入れる。
そして、図28に示すように、フロントパネル29にモータアッセンブリ26をビス(図示せず)にて固定する。このとき、同期ギア16Aに減速ギア23を噛み合わせる。前述のごとく、上マウンティング10のテーパ状突起10fに同期ギア16Bのテーパ状軸穴16dが嵌まっているため、同期ギアアッセンブリ27は、図29に示すように、ギアの噛み合いが外れない範囲で上下方向(図のAの範囲)にがたついてくれることになる。このように、同期ギアアッセンブリ27がギアの噛み合いが外れない範囲で上下方向にがたついてくれることにより、同期ギア16Bは図のBの範囲で動いてくれる(同期ギアアッセンブリ27を傾けることができる)ことになる。
下サブアッセンブリ25においては、下マウンティング11の二つの位置確認穴11g・11gの位置に可動ラック14,15の位置確認穴14c・15cを一致させ、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込み、可動ラック14,15が移動しないようにする。同期ギアアッセンブリ27の同期ギア16B側を持ち上げ、この同期ギア16Bのテーパ状軸穴16dを下マウンティング11のテーパ状突起11fに嵌合させる。このとき、2ヶ所の低山部16eと可動ラック14,15のそれぞれのラック部14d,15dに設けた浅谷部14e,15eとが噛み合うように同期ギア16Bを入れる。
そして、フロントパネル29に下サブアッセンブリ25をビス(図示せず)にて固定し、ロックピン28を取り外し、図31の状態とする。その後、スタンド30を取り付ける。
以上説明したように、上サブアッセンブリ24と下サブアッセンブリ25とを離間させて同期ギアアッセンブリ27を連結させる構成において、同期ギア16A及び同期ギア16Bにはテーパ状軸穴16dが形成され、上下マウンティング10,11にはテーパ状突起10f,11fが形成されており、前記同期ギアアッセンブリ27がギアの噛み合いが外れない範囲で上下方向にがたつき、同期ギアアッセンブリ27を傾けることができるので、これら、上サブアッセンブリ24と下サブアッセンブリ25と同期ギアアッセンブリ27との組み付けが簡単に行えるようになる。
また、同期ギア16A,16Bの低山部16eにラック部12d,13d,14d,15dの浅谷部12e,13e,14e,15eが歯合させられる。このため、お互いに噛み合い位置が合わないところで組み合わせると、同期ギア16が半回転以内にラック部の浅谷部が同期ギア16き通常の歯部と当たって回転できなくなるため、容易に異常が発見できる。また、浅谷部や低山部は噛み合わせの位置の目印としても役立つ。なお、浅谷部や低山部は歯幅全体でなく、半分幅で形成してもよい。また、同期ギアに浅谷部を形成し、ラック部に低山部を形成してもよい。
また、各可動ラック12,13,14,15には、互いに異なる態様で凸部12d,13d,14d,15dが形成されると共に、上マウンティング10の収容部及び下マウンティング11のラック収容箇所には互いに異なる態様で凸部10d・10d,11d・11dが形成されており、前記可動ラックをそれに対応しないラック収容箇所に装着して規定位置に位置させようとしたときには、可動ラックの凹部と収容箇所の凸部との嵌合が行えないので、これらが正しく組付けられたかどうかを簡単に認識できることになる。なお、可動ラックの凹部と収容箇所の凸部との凹凸関係を逆にしてもよい。
可動ラック12,13,14,15の位置確認穴12c,13c,14c,15c及びマウンティング10,11の位置確認穴10g・10g,11g・11gにより、ロックピン28・28を位置確認穴に差し込む(貫通させる)ことができないときには、これら部品が正しく組付けられなかったこと簡単に認識できると共に、これら部品が正しく組付けられたときには、ロックピン28・28の差し込みが可能となり、且つ、これら部品の位置保持(ロック)が行え、組み付けに際して可動ラックが位置ずれするといった不都合を防止できる。
この発明の実施形態のプレーヤの扉開閉装置の主要部を示した斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの外観斜視図である。 プレーヤの内部構造図である。 プレーヤの扉開閉装置の斜視図である。 プレーヤの扉開閉装置の斜視図である。 アームの斜視図である。 上マウンティング及び下マウンティングの斜視図である。 上マウンティング及び下マウンティングの斜視図であ。 可動ラックの斜視図である。 可動ラックの斜視図である。 各マウンティングに可動ラックが嵌め入れられた状態の斜視図である。 各マウンティングに可動ラックが嵌め入れられた状態の斜視図である。 同期ギアの斜視図である。 シャフトが挿入された同期ギアの斜視図である。 同期ギアアッセンブリの斜視図である。 モータアッセンブリの斜視図である。 上マウンティングに可動ラックが嵌め入れられた状態の斜視図である。 下マウンティングの斜視図である。 可動ラックとスイッチとの関係を示した斜視図である。 ロックピンの挿入の様子を示した斜視図である。 フロントパネルへのサブアッセンブリの装着の様子を示した斜視図である。 フロントパネルへのサブアッセンブリの装着の様子を示した斜視図である。 フロントパネルへのサブアッセンブリの装着の様子を示した断面図である。 ロックピンの挿入の様子を示した斜視図である。 フロントパネルへのサブアッセンブリの装着の様子を示した斜視図である。 フロントパネルの斜視図である。
符号の説明
1 左扉
2 右扉
10 上マウンティング
11 下マウンティング
12 左上ラック
13 右上ラック
14 左下ラック
15 右下ラック
16 同期ギア

Claims (7)

  1. ギアが歯合される可動ラックを収容部材内で移動可能に収容して成るラック移動機構を複数備え、これらラック移動機構によって扉を開閉移動させるプレーヤの扉開閉装置において、各可動ラックには、互いに異なる態様で凹部(又は、凸部)が形成されると共に、各収容部材には、互いに異なる態様で凸部(又は、凹部)が形成されており、前記可動ラックをそれに対応しない収容部材に装着して規定位置に位置させようとしたときには、可動ラックの凹部(又は、凸部)と収容部材の凸部(又は、凹部)との嵌合が行えないように構成されていることを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  2. 請求項1に記載のプレーヤの扉開閉装置において、前記可動ラック及び収容部材にはそれぞれ孔が形成されており、前記可動ラックをそれに対応する収容部材に装着して規定位置に位置させたときには、前記凹部(又は、凸部)と凸部(又は、凹部)との嵌合が行われ、且つ、前記両孔の位置が一致してピンが当該孔に装着できるように構成されていることを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  3. 請求項2に記載のプレーヤの扉開閉装置において、前記ピンが前記孔に装着された状態で可動ラックの移動がロックされるように構成されたことを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプレーヤの扉開閉装置において、前記ギアには山部が低くされた低山部(又は、谷が浅くされた浅谷部)が一つ又は複数形成されており、前記可動ラックには、浅谷部(又は、低山部)が前記ギアの低山部(又は、浅谷部)の形成周期に対応して形成されていることを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  5. ギアが歯合される可動ラックを収容部材内で移動可能に収容して成るラック移動機構を複数備え、これらラック移動機構によって扉を開閉移動させるプレーヤの扉開閉装置において、前記ギアには山部が低くされた低山部(又は、谷が浅くされた浅谷部)が一つ又は複数形成されており、前記可動ラックには、浅谷部(又は、低山部)が前記ギアの低山部(又は、浅谷部)の形成周期に対応して形成されていることを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプレーヤの扉開閉装置において、二つの扉が四つのラック移動機構に支持されて開閉されるように構成されたことを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
  7. 請求項6に記載のプレーヤの扉開閉装置において、二つのラック移動機構が一体的に設けられると共に一つのギアによって二つの可動ラックが同時に駆動され、他の二つのラック移動機構も一体的に設けられると共に前記ギアから駆動力が伝達される他の一つのギアから駆動力を受け取って二つの可動ラックが同時に駆動されるように構成されたことを特徴とするプレーヤの扉開閉装置。
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