JP2006133826A - 質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Yoshihiro Masuda
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Abstract

【課題】 応答者側における的確な応答対象の質問選択や、質問者側における回答期待度の把握等を可能とした質問応答システムを提供する。
【解決手段】 質問応答システムにおいて、質問者からの質問内容の解析を実行するとともに、応答者情報に基づいて質問の回答を行なう選択応答者の決定処理を実行する。さらに、質問者や選択応答者に対して、選択応答者の総数情報、選択応答者各々の回答可能性情報を応答状況情報として提示する。本構成により、応答者側では、自分以外の応答者の人数や応答可能性を把握することが可能となり、質問者側では、自己の提示した質問に対する回答の取得可能性を的確に判断することができる。結果として、応答者の提供する回答の有効活用率が高まり効率的な質問応答システムが実現される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、例えばWebサイトを利用した質問応答システムなど、不特定多数のユーザによって多数の質問が提示され、これらの質問に対してさらに不特定多数のユーザが応答するシステムにおいて、質問者における応答状況の確認、および応答者における応答すべき質問の選択を的確にかつ効率的に行なうことを可能とした質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
昨今、インターネットあるいはイントラネットなどのネットワークを利用したデータ通信が盛んになり、例えばインターネットのWebサイトでは、様々な情報提供サービスや、検索サービスが提供されている。このようなデータ提供サービスの1つのとして質問応答システムがある。
質問応答システムは、例えば質問応答システムを提供するWebサイトの登録ユーザが質問を作成し、質問をサイトに提供することで、質問がWebサイトに提示され、提示された質問を見た他の登録ユーザがその質問に対する回答を提供するシステムである。このような質問応答システムでは、サイトに寄せられる質問内容は、様々なカテゴリ、様々なレベルのものが混在することになる。従って、質問の中には、誰でも答えられる簡単な質問も含まれ、また、相当レベルの専門的知識を要する難解な質問も含まれる。
このような質問応答システムにおいて、誰でも答えられる簡単な質問に対しては、多数の応答者から類似する回答が多数寄せられることになる。一方、難解な質問に対しては、ほとんど回答が得られないといった状況も発生する。質問者は、基本的には自分の質問に対する的確な回答がいくつかあれば十分であり、類似する回答が多数寄せられても、それらを見ることは無駄な労力を発生させるのみとなってしまう。一方、回答を行なう応答者においても、他のユーザから回答が多く提供されている質問に対してさらに回答を行なった場合、閲覧される可能性も低くなり回答の重要性は低下することになる。
すでにWebサイトにおいて提供されている質問応答システムとしては、例えば非特許文献1のシステムがある。非特許文献1のシステムでは、質問各々の応答状況を提示する構成を採用している。すなわち、ある質問に対して、既に提供された回答の数を提示する。質問に対して回答を行おうとする応答者は、サイトに提示された質問に対応付けられた回答数の数値を見ることで、その質問に対して既に行われた回答の数を確認することができ、新たな回答を行なう必要性があるか否かを判断する目安として利用することができる。
しかし、このような回答数の提示構成は、質問に対して既に行われた回答の数を提供するに過ぎず、質問がサイトに登録、提示されてから、ある程度の時間が経過して複数の回答が行われた場合にのみ、応答状況を判定することが可能となるに過ぎない。
回答を行なおうとするユーザは、多数の質問の中から、自分の回答可能な質問を選択して、その中から自分の時間の許容する範囲で回答を提供することになるが、他の多数のユーザによって回答可能な質問に対して回答を提供するより、他に回答可能なユーザが少ない質問に対して回答を提供するほうが、自分の回答が役に立つことになり、応答にかけたコストが無駄になることがなく提供した回答の重みが増すことになる。このように、応答者の回答の有効性をいかに高めるかが、質問応答システムの効率的な運用における1つの重要な課題となっている。
しかしながら、上述の非特許文献1のシステムも含めた従来構成では、質問に対する回答状況の提示を行なう構成を開示しているのみであり、回答状況が提示される以前に、応答者に対して自己の回答の有効性を判定することはできない。従って、多くの場合、回答を行おうとする応答者は、多数の質問から自己の回答する質問を自己の判断で選択して、回答を行なうこととなり、その結果、ある特定の質問Aに対しては多数の応答が寄せられるがある特定の質問Bに対しては応答が寄せられないといった結果を起こし、応答者が提供した回答が有効に活用される割合が低下してしまう傾向があった。
Webサイト「はてな」http://www.hatena.ne.jp
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、質問応答システムにおいて、質問に対する回答状況が提示される以前に、応答者に対して自己の回答の有効性を判定する情報を提示可能とし、応答者が提供する回答が有効に活用される割合を向上させて、質問応答処理の効率的な運用を実現する質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおいて、
質問に対する回答を行なう応答者に関する応答者情報を登録した応答者情報データベースと、
質問者から受領する質問の内容解析を実行し、前記応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定手段と、
質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定手段の決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示手段と、
を有することを特徴とする質問応答システムにある。
さらに、本発明の質問応答システムの一実施態様において、前記応答状況提示手段は、前記選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を生成し提示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の質問応答システムの一実施態様において、前記応答状況提示手段は、前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者各々の回答可能性を算出する構成であり、前記応答者状況データから取得可能な応答者の回答可能質問数を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の質問応答システムの一実施態様において、前記応答状況提示手段は、前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者の回答可能性を算出する構成であり、前記応答者プロファイルに基づいて、応答者の質問に対する適合度を考慮した値である応答者リソース値を算出し、算出した応答者リソース値を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の質問応答システムの一実施態様において、前記応答状況提示手段は、質問に対する応答の有無を示す情報を生成して提示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおける情報処理方法であり、
ネットワークを介して質問者からの質問を受領するステップと、
受領した前記質問の質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定ステップと、
質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定ステップにおいて決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記応答状況提示ステップは、前記選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を生成し提示する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記応答状況提示ステップは、前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者各々の回答可能性を算出するステップを含み、前記応答者状況データから取得可能な応答者の回答可能質問数を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なうことを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記応答状況提示ステップは、前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者の回答可能性を算出するステップを含み、前記応答者プロファイルに基づいて、応答者の質問に対する適合度を考慮した値である応答者リソース値を算出し、算出した応答者リソース値を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なうことを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記応答状況提示ステップは、質問に対する応答の有無を示す情報を生成して提示する処理を実行するステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおける情報処理をコンピュータ上で実行させるコンピュータ・プログラムであり、
ネットワークを介して質問者からの質問を受領するステップと、
受領した前記質問の質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定ステップと、
質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定ステップにおいて決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータシステムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータシステム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、ネットワークを介して質問者から受領する質問の提示処理を行い、ネットワークを介して応答者から受領する質問に対する回答の提供処理を実行する質問応答システムにおいて、質問者からの質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行するとともに、質問に対応する質問者や選択応答者に対して、選択応答者の総数情報や、選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を応答状況情報として生成し提示する構成としたので、応答者側では、自分以外の応答者の人数や応答可能性を把握することが可能となり、自分の応答の有効性を推定することが可能となり、回答が質問者によって閲覧される可能性の向上、無駄な応答を減少させることが可能となる。また質問者側においても、自己の提示した質問に対する回答の取得可能性を的確に判断することができる。結果として、応答者の提供する回答の有効活用率が高められることになり、無駄な応答を減少させた効率的な質問応答システムが実現される。
以下、図面を参照しながら本発明の質問応答システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。まず、図1を参照して、本発明の質問応答システムの構成について説明する。図1に示す質問応答システム100は、例えば、インターネットを介してアクセス可能なWebサイトを提供し、Webサイトに寄せられるユーザ(質問者)からの質問を提示し、提示質問に対してユーザ(応答者)から寄せられる回答を提示するシステムである。
この質問応答システム100は、例えばインターネット等のネットワークに接続され、ネットワークを介した通信の実行可能な機器、例えばPC、PDA、携帯端末などを利用する多数のユーザによってアクセスされ、各ユーザ機器との相互通信を実行する。図1には、ユーザとして質問者151と応答者152とをそれぞれ1つずつ示してあるが、図示されない多くのユーザ(質問者および応答者)がネットワークを介して質問応答システム100に対してアクセスし通信が可能な構成となっている。
図1に示す質問応答システム100において、質問者151は、質問応答システム100の提供するWebサイトにアクセスし、質問を生成して提供する。一方、応答者152は、Webサイトに提示された質問を閲覧し、回答を提供する。本システムにおいて、少なくとも応答者152は質問応答システム100においてユーザ登録されたユーザである。なお、質問者151と応答者152はいずれか一方のみに属するという設定も可能であるが、登録ユーザがすべて質問者151、応答者152のいずれにもなり得る設定としてもよい。
応答者に関するユーザ登録情報は、応答者情報データベース(DB)104に格納される。応答者152は、質問応答システム100のプロファイル登録手段111を介してユーザプロファイルの登録処理を実行し、状況登録手段112を介してユーザ状況の登録を行なう。プロファイル登録手段111を介して登録されたユーザプロファイルは応答者情報データベース(DB)104に応答者プロファイル121として登録され、状況登録手段112を介して登録されたユーザ状況は応答者情報データベース(DB)104に応答者状況データ122として登録される。
応答者プロファイル121は、応答者152の専門カテゴリや得意とするカテゴリに関する情報、回答可能な情報分野、得意とするトピックなどの情報、得意とする分野、カテゴリに対応するキーワード情報などをユーザ識別子(ユーザID)に対応付けたデータであり、各応答者が回答を提供できそうな質問を選択するために適用されるデータである。このデータに基づいて応答者の質問に対する適合度が算出可能であり、後述する応答者の回答可能性の値の算出に適用する応答者リソース値、またはその算出パラメータとして利用される。
この応答者プロファイル情報は、応答者152自身がプロファイル登録手段111に提供し、プロファイル登録手段111が受領情報をユーザ識別子(ユーザID)に対応付けて応答者プロファイル121を生成して、応答者情報データベース(DB)104に格納する。あるいは、質問応答システム100を利用して実行された応答者152からの応答内容を解析し、解析データに基づいて各応答者のプロファイルを生成また更新する構成としてもよい。この場合、プロファイル登録手段111は、応答者152が質問応答システム100に提供した各回答についての解析を実行し、応答者152の専門カテゴリや得意とするカテゴリに関する情報、回答可能な情報分野、得意とするトピックなどの情報、得意とする分野、カテゴリに対応するキーワード情報などを抽出し、抽出情報をユーザ識別子(ユーザID)に対応付けて応答者プロファイル121を生成して応答者情報データベース(DB)104に格納する。
応答者状況データ122は、応答者152の回答の意思の有無、回答可能時期(納期)、コスト、回答可能質問数などの応答者152側の状況を示すデータであり、応答者152自身が状況登録手段112に提供し、状況登録手段112が受領情報をユーザ識別子(ユーザID)に対応付けて応答者状況データ122を生成して、応答者情報データベース(DB)104に格納する。
このように、応答者情報データベース(DB)104には、上述したように、応答者プロファイル121と、応答者状況データ122が格納される。これらの情報は、応答者からの新たな通知、あるいは質問応答システム100において実行された応答者152からの回答の解析処理などに応じて、適宜、更新される。
次に、図1を参照して、質問者151からの質問の処理に際して質問応答システム100が実行する処理について説明する。まず、質問者151は、質問応答システム100の質問登録手段101に質問を登録する。質問応答システム100は、登録ユーザあるいは不特定のユーザにWebサイトを公開し、質問者は、質問応答システム100の提供するWebサイトに設定された質問書き込み欄に質問およびユーザ名、アドレスなどの必要情報を書き込み、質問応答システム100に送信する。
質問応答システム100の質問登録手段101は、質問者151からの質問を受領すると、質問応答情報データベース(DB)102に質問内容および質問者151の送信してきたユーザ名、アドレスなどの情報を登録する。次に、応答者決定手段103が、質問応答情報データベース(DB)102に登録された質問の内容解析を実行するとともに、応答者情報データベース(DB)104に格納された応答者プロファイル121と、応答者状況データ122とを利用して、質問に対して最適な回答を提供できると判定される応答者を選択決定する。
この処理は、応答者状況データ122に基づいて応答可能と判定される応答者を選択し、選択応答者の応答者プロファイル121に記録された得意分野カテゴリ、キーワードと、質問の構成文章の解析結果として取得される質問内容に対応するカテゴリ、キーワードなどとのマッチング処理を実行し、ユーザプロファイルが、質問にマッチングする応答者を選別する処理として実行される。なお、質問文に対する文書解析としては構文解析、形態素解析等の既存の文書解析処理手法が適用可能である。
応答者決定手段103は、上記手法によって選択決定した応答者152に対して、通知手段105を介してある特定の質問に対する応答者として選択されたことを知らせる通知処理を実行する。この通知処理は、ユーザに対するメール、あるいは質問応答システム100の提供するWebサイトに用意された登録ユーザ毎のページを利用した通知処理として実行される。なお、図1には、応答者152を1つのみ示してあるが、多くの場合、1つの質問に対して、複数の応答者が選択され、選択された複数応答者に対する通知処理が実行される。
質問応答システム100の通知手段105から、応答者として選定されたことの通知を受領した応答者152は、次に、質問応答システム100の応答状況提示手段107を介して、質問に対応した状況情報を取得する。応答状況提示手段107が、応答者152に提供する情報の例について、図2を参照して説明する。応答状況提示手段107は、応答者152に対して、図2(A1)、または(A2)に示す情報を提供する。
図2(A1)(A2)とも、ある1人の登録応答者に対して提供される情報を示している。すなわち、応答者決定手段103が応答者として決定した応答者に個別に提供される情報である。
図2(A1)は、応答者152が、応答者決定手段103によって応答者として選択された「質問の番号」と、「質問の内容」と、応答者決定手段103によって応答者として選択された応答者の総数である「該当応答者数」とを対応付けたデータである。「該当応答者数」は、この情報の通知を受けた応答者も含まれる数値が提示される。
応答状況提示手段107から図2(A1)に示す応答状況情報を受領した応答者は、自分の他に何人の応答者が選択されたかを各質問項目毎に把握することができる。例えば、図2(A1)の例において、No.123の質問に対して応答者決定手段103が応答者として選択した応答者は、自分を含めて20名であることが分かる。さらに、No.234の質問に対して選択された応答者は自分を含めて3名であり、No.345の質問に対して選択された応答者は自分を含めて11名であることが分かる。
例えば応答者152は、これらの状況データに基づいて、該等応答者数の少ない質問を選択して応答すれば、閲覧可能性も高くなり、質問に対する貢献度が高くなるという判断ができる。従って、例えば、応答者の時間の都合などで、1つの質問のみについて回答可能である場合、質問番号[No.234]を選択して応答することで、より貢献度の高い応答処理を実現することができる。このように、各応答者は、自己の応答の優先順位を該等応答者数の少ない質問の順に設定することが可能となり、結果として、質問応答システムにおいて提供される回答が質問者によって閲覧される可能性を向上させ、回答の有効性を高めることが可能となり、無駄な応答を減少させることが可能となり質問応答システムの効率的な運用を実現することができる。
図2(A2)は、応答者152が、応答者決定手段103によって応答者として選択された「質問の番号」と、「質問の内容」と、応答者決定手段103によって応答者として選択された応答者の質問に対する回答状況と、応答者の質問に対する回答可能性を含む「応答者情報」を提示した例である。「応答者情報」には、この情報の通知を受けた応答者の情報も含まれる。
「応答者情報」中、星印(☆)は、既に提供された回答数を示している。例えば、質問番号No.123の質問に対しては、3人の応答者に対応する3つの回答がすでにシステムに提供されたことを示している。この情報を提供されている応答者は、この星印(☆)をクリックすることで、各応答の内容を閲覧することができる。
星印に続いて、未回答の応答者各々の質問に対する回答可能性が提示される。左側が質問に対する回答可能性が高い応答者を示し、右側が質問に対する回答可能性が低い応答者を示している。各四角(□)が、各応答者を示し、二重丸(◎)は、この情報が提示されている応答者自身に対応する。星印(☆)と四角(□)と二重丸(◎)の総数が、各質問に対して選択された応答者の総数に対応する。
応答者各々の質問に対する回答可能性は、応答状況提示手段107が、応答者情報データベース(DB)104に格納された応答者プロファイル121と、応答者状況データ122とを利用して、応答者決定手段103が決定した応答者各々に対して算出する。
前述したように、応答者状況データ122は、応答者152の回答の意思の有無、回答可能時期(納期)、コストなどの応答者152側の状況を示すデータであり、応答者152自身が状況登録手段112に提供して応答者情報データベース(DB)104に登録されたデータである。また、応答者プロファイル121は、応答者152の専門カテゴリや得意とするカテゴリに関する情報、回答可能な情報分野、得意とするトピックなどの情報、得意とする分野、カテゴリに対応するキーワード情報などをユーザ識別子(ユーザID)に対応付けたデータである。
応答状況提示手段107は、これらの情報を適用し、質問に対して選択された応答者個別の回答可能性を算出する。回答可能性の算出処理としては、例えば、下式が適用される。
ある質問に対するある応答者の回答可能性=(応答者のリソース/回答可能質問数)
最も簡単な例では、[応答者のリソース]の値を固定値、例えば[1]として設定し、[回答可能質問数]の数値として、応答者状況データ122から取得される応答者の回答可能数、例えば1、5などの数値を適用することができる。ある応答者aの回答可能数が[1]である場合、回答可能性は、[1=1/1]となり、ある応答者bの回答可能数が[5]である場合、回答可能性は、[1/5]となる。
さらに、上記式において、[応答者のリソース]の数値として、例えば、応答者プロファイル121に基づいて算出される応答者と質問との適合度が適用可能である。具体的には、応答者プロファイル121に記録された各応答者の得意分野カテゴリ、キーワードなどと、質問の構成文章の解析結果として取得される質問内容に対応するカテゴリ、キーワードなどとのマッチング処理の結果として、よりマッチング度の高い応答者を質問に対する適合度の高い質問者と判定し、マッチング度の低い応答者を質問に対する適合度の低い質問者として判定する。適合度が高い場合は、応答者のリソースは高い値に設定され、適合度が低い場合は、応答者のリソースは低い値に設定される。このプロファイル情報を適用することにより、各応答者の回答可能性をより正確に算出することができる。
応答状況提示手段107は、上述した算出処理により、各質問に対する各応答者の回答可能性を算出し、図2(A2)に示す応答者情報を生成して、各応答者に提示する。
応答状況提示手段107から図2(A2)に示す応答状況情報を受領した応答者は、自分の他に何人の応答者が選択されたかを各質問項目毎に把握できるとともに、「応答者情報」に提示された星印(☆)のクリックにより提供済みの回答を閲覧可能となる。さらに、各応答者は、質問に対する回答可能性の高い応答者の数や、回答可能性の低い応答者の数を知ることができ、質問に対して的確な回答が提供される可能性を推測することが可能となる。さらに、この情報が提示されている応答者自身を示す二重丸(◎)の位置に基づいて、自分より質問に対する回答可能性(適合度)の高い応答者の数や、低い応答者の数を知ることができる。
例えば、図2(A2)の例において、No.123の質問に対して応答者決定手段103が応答者として選択した応答者は、星印(☆)と四角(□)と二重丸(◎)の総数に基づいて、自分を含めて20名であることが分かる。さらに、質問に対する回答可能性(適合度)が高い応答者も相当数存在し、自分の応答がない場合でも、的確な回答が提示される可能性があると推測できる。
また、No.234の質問に対して選択された応答者は自分を含めて3名であり、質問に対する適合度が高い応答者は多くはないが、他の2人は、自分よりも質問に対する回答可能性、例えば質問に対する適合度が高く、自分の回答より他の2人が的確な回答を行なう可能性が高いことを把握できる。さらに、No.345の質問に対して選択された応答者は自分を含めて11名であり、質問に対する適合度が高い応答者は多いが、その中で、自分が最も質問に対する適合度が高く、他の応答者より的確な回答を自分が提供できる可能性が高いと判定することができる。
このような場合、応答者は、応答優先度として、質問番号345の質問に対する応答の優先度を最も高めるという判断を行なうことが可能となる。従って、例えば、応答者の時間の都合などで、1つの質問のみについて回答可能である場合、質問番号[No.345]を選択して応答することで、より貢献度の高い応答処理を実現することができる。
このように、各応答者は、自己の応答の優先順位を「応答者情報」に基づいて決定することが可能となり、結果として、質問応答システムにおいて提供される回答が質問者によって閲覧される可能性を向上させ、回答の有効性を高めることが可能となり、無駄な応答を減少させることが可能となり質問応答システムの効率的な運用を実現することができる。
さらに、応答者は、図2(A1)、(A2)に示す状況情報を受領することにより、自分以外の応答者が選定されていることを知ることができるので、例えばある質問に対する回答権を予約し、予約したことを他の応答者に通知することも可能であり、通知を受けた他の応答者は、回答することを止め、その他の質問の回答に専念するなどの処理が可能となり、重複した応答処理を事前に防止することが可能となる。
応答状況提示手段107は、上述したように、応答者152に対して、図2(A1)、または(A2)に示す情報を提供し、さらに、質問者151に対しても、ほぼ同様の情報提供を行なう。応答状況提示手段107が、質問者151に提供する情報の例について、図3を参照して説明する。応答状況提示手段107は、質問者151に対して、図3(B1)、または(B2)に示す情報を提供する。
図3(B1)(B2)とも、ある1人の質問者に対して提供される情報を示している。すなわち、図3(B1)は、質問者151が、質問応答システム100に提示した質問の「質問の番号」と、「質問の内容」と、各質問に対して応答者決定手段103が選択した応答者の総数である「該当応答者数」とを対応付けたデータから構成される情報表示例を示している。
応答状況提示手段107から図3(B1)に示す応答状況情報を受領した質問者は、自分の質問に対して、何人の応答者が選択されたかを各質問項目毎に把握することができる。例えば、図3(B1)の例において、No.123の質問に対して応答者決定手段103が応答者として選択した応答者は20名であることが分かる。さらに、No.567の質問に対して選択された応答者は4名であることが分かる。
例えば質問者151は、これらの状況データに基づいて、自分の登録した質問に対する応答可能性を把握することが可能となる。例えば、質問番号[No.123]の質問に対しては、応答者が20名選択されており、何らかの応答が短時間で取得できるであろうことを推定することができる。一方、質問番号[No.567]の質問に対しては、応答者が4名のみ選択されており、応答が短時間で取得できる可能性は小さいであろうことを推定することができ、例えば質問をキヤンセルして新たな質問を再提示するなどの対応が可能となる。
図3(B2)は、図2(A2)に対応しており、質問者151が、質問応答システム100に提示した質問の「質問の番号」と、「質問の内容」と、各質問に対して応答者決定手段103が選択した応答者の質問に対する回答状況と、応答者の質問に対する回答可能性(適合度)を含む「応答者情報」を提示した例である。
「応答者情報」中、星印(☆)は、既に提供された回答数を示している。例えば、質問番号No.123の質問に対しては、3人の応答者に対応する3つの回答がすでにシステムに提供されたことを示している。この情報を提供されている質問者は、この星印をクリックすることで、各応答の内容を閲覧することができる。
星印に続いて、未回答の応答者各々の質問に対する回答可能性(適合度)が提示される。左側が質問に対する回答可能性(適合度)が高い応答者を示し、右側が質問に対する回答可能性(適合度)が低い応答者を示している。各四角(□)が、各応答者を示している。星印(☆)と四角(□)の総数が、各質問に対して選択された応答者の総数に対応する。
応答者各々の質問に対する回答可能性(適合度)は、先に、図2(A2)を参照して説明したと同様、例えば、下式、
ある質問に対するある応答者の回答可能性=(応答者のリソース/回答可能質問数)
に基づいて算出した値である。
すなわち、最も簡単な例では、[応答者のリソース]の値を固定値、例えば[1]とし、応答者状況データ122から取得される応答者の[回答可能質問数]の数値を適用して回答可能性を算出する。あるいは、[応答者のリソース]の数値として、応答者プロファイル121に基づいて算出される応答者と質問との適合度を利用し、応答者プロファイル121に記録された各応答者の得意分野カテゴリ、キーワードなどと、質問の構成文章の解析結果として取得される質問内容に対応するカテゴリ、キーワードなどとのマッチング処理の結果、マッチング度の高い応答者を質問に対する適合度が高いと判定して応答者のリソース値を高い値に設定し、適合度が低い場合は、応答者のリソース値を低い値に設定することによって各応答者の回答可能性を算出するなどの処理が適用される。応答状況提示手段107は、このような処理によって算出した各応答者の質問に対する回答可能性を利用して、図3(B2)に示す応答者情報を生成して、各質問者に提示する。
応答状況提示手段107から図3(B2)に示す応答状況情報を受領した質問者は、自分が提示した質問に対して、何人の応答者が選択されたかを各質問項目毎に把握できるとともに、「応答者情報」に提示された星印(☆)のクリックにより提供済みの回答を閲覧可能となる。さらに、各質問者は、質問に対する回答可能性(適合度)の高い応答者の数や、適合度の低い応答者の数を知ることができ、質問に対して的確な回答が提供される可能性を推測することが可能となる。すなわち、質問に対する各応答者の回答可能性の積算により、各質問に対する回答可能性を見積もることが可能となる。
例えば、図3(B2)の例において、No.123の質問に対して応答者決定手段103が応答者として選択した応答者は、星印(☆)と四角(□)の総数に基づいて20名であることが分かる。さらに、質問に対する回答可能性が高い応答者も相当数存在し、的確な回答が提示される可能性があると推測できる。
また、No.567の質問に対して選択された応答者は4名であり、質問に対する回答可能性(適合度)が高い応答者も多くなく、応答が短時間で取得できる可能性は小さいであろうことを推定することができ、例えば質問をキヤンセルして新たな質問を再提示するなどの対応が可能となる。
このように、各質問者は、自己の質問に対する回答可能性を把握することが可能となり、この把握結果に基づいて、無駄な回答が行われる以前に、質問の内容を変更するなどの対応が可能となり、質問応答システムにおいて提供される回答の有効性を高めることが可能となり、無駄な応答を減少させ質問応答システムの効率的な運用を実現することができる。
図1に示す回答登録手段106は、応答者152からの回答を受領して質問応答情報データベース102に対して質問に対応付けて回答を登録する。回答提示手段108は、質問に対する回答を質問者151に提示する処理を実行する。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、本発明の質問応答システム100において実行する処理の手順について説明する。各ステップの処理について、順次、説明する。まず、質問応答システム100は、ステップS101において、ユーザ(質問者)から質問を受領する。これは、図1に示す質問登録手段101において実行され、質問登録手段101は質問者から受領した質問をユーザ情報とともに質問応答データベース102に格納する。
次に、ステップS102において質問内容の解析処理を実行し、ステップS103において、質問解析結果と、ユーザプロファイル等に基づいて応答者を選択する。このステップS102,S103の処理は、応答者決定手段103において実行される処理であり、まず、応答者情報データベース104に格納された応答者状況データ122に基づいて応答可能と判定される応答者を選択し、選択応答者の応答者プロファイル121に記録された得意分野カテゴリ、キーワードと、質問の構成文章の解析結果として取得される質問内容に対応するカテゴリ、キーワードなどとのマッチング処理を実行し、ユーザプロファイルが、質問にマッチングする応答者を選別する処理として実行される。
ステップS104では、ステップS103において選択された質問に対する応答者に対して、選択された旨を通知する。この通知処理は、通知手段105を介して行われる。ステップS105では、選択された応答者の情報を含む状況情報を生成する。この情報は、図2を参照して説明した応答者提示用の情報(図2(A1)または(A2))と、図3を参照して説明した質問者提示用の情報(図3(B1)または(B2))とを含む情報であり、応答者決定手段103の生成情報を利用して応答状況提示手段107が表示情報を生成する。
次に、ステップS106において、応答状況提示手段107は、生成した状況情報をユーザである応答者および質問者に提示する。なお、提示処理は、メールによる提示、あるいは質問応答システム100の提供するWebサイトに用意された登録ユーザ毎のページを利用した提示処理として実行される。
以上の処理の後、ステップS107において応答待機状態に移行し、回答登録手段106がいずれかの応答者からの回答を受領(ステップS108:Yes)すると、受領回答を質問応答情報データベース102に登録し、ステップS109において、回答提示手段108を介して質問者に回答が提示される。なお、回答は、質問者のみならず、選択応答者や、その他の閲覧希望ユーザに提示する構成としてもよい。
次に、ステップS110において、応答状況提示手段107は、先に生成した状況情報を更新する。この更新処理は、図2(A2)、図3(B2)に示す表示態様の状況情報を適用している場合の処理であり、回答の登録に応じて、図2(A2)、図3(B2)に示す「応答者情報」の回答可能性レベル情報として表示されたマークとしての四角(□)または二重丸(◎)を、回答を提示した応答者を示す星印(☆)に変更するデータ更新を実行する。図2(A1)、図3(B1)に示す表示態様の状況情報を適用している場合には、ステップS110のデータ更新処理は省略可能である。
上述したように、本発明の質問応答システム100は、応答者および質問者に対して、各質問に対する状況情報として、「質問の番号」、「質問の内容」、さらに「該当応答者数」または「応答者情報」を提示する構成である。本構成により、応答者は、提示情報に基づいて、自分が回答すべき質問を的確に選択することが可能となり、また質問者は自己の提示した質問に対する回答取得可能性を的確に判断することが可能となる。結果として、応答者の提供する回答の有効活用率が高められることになり、無駄な応答を減少させ効率的な質問応答システムの運用が実現される。
[ハードウェア構成例]
最後に、上述した処理を実行する情報処理装置100のハードウェア構成例について、図5を参照して説明する。
CPU(Central Processing Unit)501は、OS(Operating System)、上述の実施例において説明した質問解析処理、ユーザプロファイル生成処理、状況情報生成処理等の各処理の実行シーケンスを記述した各種コンピュータ・プログラムに従った処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508、ポインティングデバイス509は、ユーザにより操作される入力デバイスである。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、図1に示す応答者情報データベース104、質問応答情報データベース102としての役割を持つことができる。さらに、各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。リムーバブル記録媒体521も、ハードディスクと同様、図1に示す応答者情報データベース104、質問応答情報データベース102としての役割を持つことができる。
接続ポート514は、外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。通信部515は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。
なお、図5に示す情報処理装置のハードウェア構成例は、基本的なPC構成を適用して構成した1つの装置例を示すものであり、本発明の情報処理装置は、図5に示す構成に限らず、上述した実施例において説明した処理を実行可能な構成であればよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、ネットワークを介して質問者から受領する質問の提示処理を行い、ネットワークを介して応答者から受領する質問に対する回答の提供処理を実行する質問応答システムにおいて、質問者からの質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行するとともに、質問に対応する質問者や選択応答者に対して、選択応答者の総数情報や、選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を応答状況情報として生成し提示する構成としたので、応答者側では、自分以外の応答者の人数や応答可能性を把握することが可能となり、自分の応答の有効性を推定することが可能となり、回答が質問者によって閲覧される可能性の向上、無駄な応答を減少させることが可能となる。また質問者側においても、自己の提示した質問に対する回答の取得可能性を的確に判断することができる。結果として、応答者の提供する回答の有効活用率が高められることになり、無駄な応答を減少させた効率的な質問応答システムが実現される。
本発明にかかる質問応答システムの構成について説明する図である。 本発明にかかる質問応答システムが応答者に提示する状況情報のデータ構成について説明する図である。 本発明にかかる質問応答システムが質問者に提示する状況情報のデータ構成について説明する図である。 本発明にかかる質問応答システムが実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明にかかる質問応答システムのハードウェア構成例について説明する図である。
符号の説明
100 質問応答システム
101 質問登録手段
102 質問応答情報データベース
103 応答者決定手段
104 応答者情報データベース
105 通知手段
106 回答登録手段
107 応答状況提示手段
108 回答提示手段
111 プロファイル登録手段
112 状況登録手段
121 応答者プロファイル
122 応答者状況データ
151 質問者
152 応答者
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (11)

  1. 質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおいて、
    質問に対する回答を行なう応答者に関する応答者情報を登録した応答者情報データベースと、
    質問者から受領する質問の内容解析を実行し、前記応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定手段と、
    質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定手段の決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示手段と、
    を有することを特徴とする質問応答システム。
  2. 前記応答状況提示手段は、
    前記選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を生成し提示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の質問応答システム。
  3. 前記応答状況提示手段は、
    前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者各々の回答可能性を算出する構成であり、
    前記応答者状況データから取得可能な応答者の回答可能質問数を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なう構成であることを特徴とする請求項2に記載の質問応答システム。
  4. 前記応答状況提示手段は、
    前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者の回答可能性を算出する構成であり、
    前記応答者プロファイルに基づいて、応答者の質問に対する適合度を考慮した値である応答者リソース値を算出し、算出した応答者リソース値を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なう構成であることを特徴とする請求項2に記載の質問応答システム。
  5. 前記応答状況提示手段は、
    質問に対する応答の有無を示す情報を生成して提示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の質問応答システム。
  6. 質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおける情報処理方法であり、
    ネットワークを介して質問者からの質問を受領するステップと、
    受領した前記質問の質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定ステップと、
    質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定ステップにおいて決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記応答状況提示ステップは、
    前記選択応答者各々の回答可能性を識別可能とした応答者情報を生成し提示する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記応答状況提示ステップは、
    前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者各々の回答可能性を算出するステップを含み、
    前記応答者状況データから取得可能な応答者の回答可能質問数を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なうことを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記応答状況提示ステップは、
    前記応答者情報データベースに格納された応答者状況データ、および応答者プロファイルに基づいて、前記選択応答者の回答可能性を算出するステップを含み、
    前記応答者プロファイルに基づいて、応答者の質問に対する適合度を考慮した値である応答者リソース値を算出し、算出した応答者リソース値を適用して、前記選択応答者各々の回答可能性の算出処理を行なうことを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  10. 前記応答状況提示ステップは、
    質問に対する応答の有無を示す情報を生成して提示する処理を実行するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  11. 質問者からの質問の受領および提示処理と、質問に対する応答者からの回答の提供処理とをネットワーク通信を利用して実行する質問応答システムにおける情報処理をコンピュータ上で実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    ネットワークを介して質問者からの質問を受領するステップと、
    受領した前記質問の質問内容の解析を実行し、応答者情報データベースに格納された応答者情報に基づいて、質問の回答を行なうに適した選択応答者の決定処理を実行する応答者決定ステップと、
    質問に対応する質問者および前記選択応答者の少なくともいずれかに対して、前記応答者決定ステップにおいて決定した選択応答者の総数を示すデータを含む応答状況情報を生成して提示する処理を実行する応答状況提示ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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