JP2011227767A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回答者に適したフォーマットのアンケートを容易に生成できる情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付ける情報受付手段と、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するアンケート生成手段と、複数のアンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断する判断手段と、選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて格納する履歴記憶手段とを含む。アンケート生成手段は、新たな入力情報が受付けられた場合に、履歴記憶手段を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する。
【選択図】図11
【解決手段】少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付ける情報受付手段と、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するアンケート生成手段と、複数のアンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断する判断手段と、選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて格納する履歴記憶手段とを含む。アンケート生成手段は、新たな入力情報が受付けられた場合に、履歴記憶手段を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する。
【選択図】図11
Description
本発明は、回答者に適したフォーマットのアンケートを提供可能な情報処理装置および情報処理方法に関する。
近年、ユーザの嗜好は多様化しており、このような多様化したユーザに合わせて各種サービスを提供することが要求されている。すなわち、個別に異なるユーザの嗜好に適合させてサービスを提供しなければ、ユーザにそのサービスを受入れてもらえないケースが増加するばかりか、ユーザの嗜好や意志を取込むことも困難となってしまうという悪循環が生じてしまうおそれがある。
たとえば、ユーザに対してアンケートを行なうような状況を考えると、そのアンケートを受入れるユーザの嗜好に適合していなければ、ユーザからの回答を十分に引き出すことができなかったり、そもそも回答してもらえなかったりする場合もある。
より具体的には、アンケートの回答者ごとに、興味のある分野が異なっていたり、回答しやすいフォーマット(たとえば、複数の選択肢から選ぶような選択式の回答形式、または、意見を直接記載するような記述式など)が異なっていたりする。
そのため、アンケートの主催者は、各回答者の嗜好に合わせて、適切なフォーマットでアンケートを提供したいと考えるが、対象のユーザが多数存在する場合には、このようなフォーマット変更は非常に煩わしくなる。
たとえば、特開2008−4028号公報(特許文献1)には、提案書色調、記載順番、レイアウト等に顧客嗜好を反映した提案書フォーマットに、過去の提案内容と比較照合した表現形式を盛り込んだ提案書の作成を容易にできる提案書の作成システムが開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示される提案書の作成システムでは、ユーザに対し、どのようなフォーマットがよいかという要望を直接ヒアリングすること、および、その要望を過去に作成したフォーマットに反映させることで、提案書のフォーマットを作成するものであり、ユーザの嗜好に応じたフォーマットの提案書を自動的に生成するものではない。
そのため、上述しように、ユーザの多様化する嗜好に合わせて様々なフォーマットのアンケートを作成するのは、非常に手間と時間を要する作業である。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、回答者に適したフォーマットのアンケートを容易に生成できる情報処理装置および情報処理方法を提供することである。
本発明のある局面に従う情報処理装置は、少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付ける情報受付手段と、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するアンケート生成手段と、複数のアンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断する判断手段と、選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて格納する履歴記憶手段とを含む。アンケート生成手段は、新たな入力情報が受付けられた場合に、履歴記憶手段を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する。
好ましくは、アンケート生成手段は、入力情報を構文解析して各設問を特定する手段と、特定した各設問についての構文解析の結果に基づいて、それぞれのフォーマットに含まれる質問項目を生成する手段とを含む。
好ましくは、異なるフォーマットは、選択式の回答形式、および、記述式の回答形式を含む。
さらに好ましくは、アンケート生成手段は、選択式の回答形式として、同一の設問について、選択肢の数を異ならせた複数種類の質問項目を生成する手段と、記述式の回答形式として、同一の設問について、記述欄の大きさ、および/または、回答要求数を異ならせた複数種類の質問項目を生成する手段とを含む。
さらに好ましくは、履歴記憶手段は、選択されたフォーマットを特定するための情報、および、選択したユーザを特定するための情報に加えて、対象のアンケートに含まれるキーワードを対応付けて格納する。アンケート生成手段は、入力情報に含まれるキーワードを抽出する手段と、抽出したキーワードに対応するユーザの履歴を履歴記憶手段から探索することで、当該ユーザの対象のキーワードに対する興味レベルを評価する手段と、評価した興味レベルに基づいて、複数のフォーマットのうち生成すべきアンケートのフォーマットを決定する手段とを含む。
好ましくは、情報処理装置は、アンケートについての回答を受付けるとともに、受付けた回答と対応する質問項目とを対応付けて記憶する回答収集手段をさらに含む。
さらに好ましくは、アンケート生成手段は、入力情報に含まれる設問に対する記述式での回答内容が回答収集手段に記憶されているか否かを判断する手段と、回答収集手段に記述式での回答内容が記憶されている場合に、当該設問に対する選択式の回答形式として、当該記憶されている回答内容に基づく選択肢を生成する手段とをさらに含む。
あるいは、さらに好ましくは、情報処理装置は、回答することが予定されているユーザの別に、生成したアンケートを提供するアンケート提供手段をさらに含む。
さらに好ましくは、アンケート提供手段は、回答収集手段を参照して、アンケートの提供先のユーザが未回答である質問項目を再度提供する。
好ましくは、アンケート生成手段は、生成すべき質問項目の種類をフォーマット別に規定したテーブルに従って、アンケートを生成する。
この発明の別の局面に従えば、情報処理装置が実行する情報処理方法を提供する。情報処理装置は、少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付けるステップと、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するステップと、複数のアンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断するステップと、選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて履歴情報として格納するステップと、新たな入力情報が受付けられた場合に、履歴情報を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成するステップとを含む。
本発明によれば、回答者に適したフォーマットのアンケートを容易に生成できる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.全体概要>
図1は、本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムの一例を示す図である。図1に示すアンケート提供システムは、インターネットなどの広域ネットワーク1を介して、2つのローカルネットワーク2および3が接続されている。ローカルネットワーク2には、情報処理装置の一例である、複合機(Multi Function Peripheral;以下「MFP」とも称す。)11およびパーソナルコンピュータ(Personal Computer;以下「PC」とも称す。)21が接続されている。同様に、ローカルネットワーク3には、MFP12およびパーソナルコンピュータ22とが接続されている。
図1は、本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムの一例を示す図である。図1に示すアンケート提供システムは、インターネットなどの広域ネットワーク1を介して、2つのローカルネットワーク2および3が接続されている。ローカルネットワーク2には、情報処理装置の一例である、複合機(Multi Function Peripheral;以下「MFP」とも称す。)11およびパーソナルコンピュータ(Personal Computer;以下「PC」とも称す。)21が接続されている。同様に、ローカルネットワーク3には、MFP12およびパーソナルコンピュータ22とが接続されている。
アンケートの主催者は、MFP11または12を操作して、回答者に応じたフォーマットでアンケートを生成する。図1には、アンケートの主催者が回答を求めたいと思っている(アンケートしたいと思っている)設問を少なくとも1つ含む入力情報100をMFP11に与える例を示す。この入力情報100は、電子データの形式で与えられてもよいし、あるいは、設問が印字された紙媒体の形式で与えられてもよい。後者の場合には、MFPに搭載されているスキャナ機能およびOCR(Optical Character Reader)機能を用いて、設問が文字データとして取り出される。
MFP11は、与えられた入力情報100から、異なる複数のフォーマットのアンケートを生成することが可能である。各フォーマットのアンケートには、入力情報100内の設問に基づく質問項目が含まれることになる。
本明細書において、「設問」とは、主として、アンケートの主催者がユーザから回答を得たいと思っている内容を意味し、「質問項目」とは、主として、実際に回答者(ユーザ)に提供される、あるいは、回答者の目に触れる具体的な質問および回答形式を意味する。したがって、同一の「設問」であっても、「質問項目」については異なったものとなる。言い換えれば、この「質問項目」の多様性を「フォーマット」(形式)と称する。
特に、本実施の形態に従うアンケート提供システムでは、同一の設問について、複数のフォーマットでアンケートを生成可能であるとともに、過去の回答の内容(回答者別の履歴)に基づいて、回答者ごとの嗜好に合わせたフォーマットのアンケート110.1,110.2(以下、アンケート110とも記す。)を動的に生成することが可能である。このような機能により、アンケートの主催者が手間や時間をかけることなく、回答者の意見をより反映できるフォーマットのアンケートを生成することができる。なお、初回のアンケート実施時には、回答者が回答した実績が存在しないので、本システムにおいて生成可能なすべての種類のフォーマットを回答者に提示するとともに、回答者の嗜好に最も合致したフォーマットの選択を受付けることが好ましい。
このように生成されるアンケートは、回答者別に提供されることになる。このアンケートの提供方法としては、ユーザがPC21またはPC22を操作してMFP11にアクセスする形態(Webベースなど)、MFP11が各回答者(ユーザ)に対して送信する形態(電子メールなど)、および、MFPが内容を紙媒体に印字したアンケートを出力する形態などが想定される。
このようなアンケートに対する回答については、MFP11または他のサーバ装置などが回答者別に集計する。この回答の収集方法としては、ユーザがMFP11に直接的にアクセスする場合には、MFP11が回答データを格納する形態が採用でき、ユーザに電子的または物理的(紙媒体ベース)な方式でアンケートが提供される場合には、電子メールやファクシミリにてその回答内容を送信してもらうことで、回答内容を収集するような形態を採用できる。なお、ユーザが紙媒体に印字されたアンケートに対して、手書きで回答するような場合には、当該回答をファクシミリで送信または直接回収した上で、MFP11がOCR機能を用いて、その回答内容を文字データとして取込むことが実用上想定される。
<B.装置構成>
まず、本実施の形態に従うアンケート提供システムを実現するための装置構成について説明する。本実施の形態に従うアンケート提供システムでは、入力情報100からアンケート110を生成する機能を提供できる情報処理装置であれば、どのようなハードウェアを採用してもよいが、一例として、MFPを採用する場合について説明する。
まず、本実施の形態に従うアンケート提供システムを実現するための装置構成について説明する。本実施の形態に従うアンケート提供システムでは、入力情報100からアンケート110を生成する機能を提供できる情報処理装置であれば、どのようなハードウェアを採用してもよいが、一例として、MFPを採用する場合について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に従うMFP11,12の概略のハードウェア構造を示すブロック図である。図3は、本発明の実施の形態に従うPC21,22の概略のハードウェア構造を示すブロック図である。
図2を参照して、本実施の形態に従うMFP11,12は、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能といった複数の機能を搭載している。より具体的には、MFP11,12の各々は、CPU(Central Processing Unit)32を含むシステムコントローラ30と、スキャナ部34と、入力画像処理部36と、メモリ38と、出力画像処理部40と、プリンタエンジン42と、操作部44と、ネットワークインターフェイス46と、記憶装置48と、音声認識部50とを含む。
システムコントローラ30は、各部とデータ通信可能に構成されており、MFPの全体制御を司る。なお、システムコントローラ30のCPU32は、図示しない、記憶領域(典型的には、ROM(Read Only Memory))に保持される命令セットを読出して、逐次実行することで、必要な制御機能を提供する。
スキャナ部34は、MFPに提供される原稿からその中に含まれる画像情報を読み取り、その画像情報(入力画像データ)を入力画像処理部36へ出力する。入力画像処理部36は、入力画像データに対してノイズ除去処理などを施した後、その画像データをメモリ38へ格納する。メモリ38は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの記憶媒体からなる。
このメモリ38に記憶される画像データは、出力画像処理部40へ出力される。すなわち、ユーザなどからの要求に応答して、出力画像処理部40は、メモリ38からプリント対象の画像データを読み出して必要な処理を施すことで印刷データを生成する。プリンタエンジン42は、典型的には、電子写真方式の印字に必要な、作像器、転写ローラ、現像器、定着器などからなり、出力画像処理部40からの印刷データに基づいて、紙媒体上にプリントを行なう。
操作部44は、ユーザからの操作/指示の受付、および、ユーザへの情報提示などを行なう部位であり、情報を表示するためのディスプレイ、および、操作を受付けるための各種キーやタッチパネルなどを含む。ネットワークインターフェイス46は、ネットワークを介して、外部の装置との間でデータを遣り取りする。
記憶装置48は、各種のデータなどを不揮発的に記憶するための部位であり、典型的には、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などからなる。この記憶装置48には、後述するような、アンケートの回答者に関する情報や、アンケートに対する回答の情報なども格納される。
音声認識部50は、マイクなどにより集音された音声データを解析する。これにより、ユーザは、操作部44への操作ではなく、音声にて操作/指示を行なうことができる。
図3を参照して、本実施の形態に従うPC21,22は、典型的には、汎用目的コンピュータであり、各種処理を実行するためのCPU52と、メモリ54と、HDD(ハードディスクドライブ)56と、ディスプレイ58と、入力部60と、ネットワークインターフェイス62とを含む。各部は、バス64を介して、互いにデータ通信可能に構成される。各部の構造や機能については、周知であるので、ここでは詳細な説明は行なわない。
<C.処理概要>
次に、本実施の形態に従うアンケートの実施処理について説明する。
次に、本実施の形態に従うアンケートの実施処理について説明する。
図4は、本実施の形態に従うアンケート提供システムに入力される入力情報100−1(第1回目)の一例を示す図である。図5は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいて図4に示す入力情報に応答して生成される各フォーマットのアンケートの一例を示す図である。図6は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいてユーザがフォーマットを選択する場合の画面例を示す図である。図7は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいて用いられる履歴管理データベース(以下、「履歴管理DB」とも称す。)210の一例を示す図である。図8は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいて用いられる回答データベース(以下、「回答DB」とも称す。)220の一例を示す図である。図9は、本実施の形態に従うアンケート提供システムに入力される入力情報100−2(第2回目)の一例を示す図である。図10は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいて図9に示す入力情報に応答して生成される各フォーマットのアンケートの一例を示す図である。
(c1:入力情報の受付)
まず、アンケートの主催者が図4に示す入力情報100−1を、MFP11に対して入力したとする。この入力情報100−1には、一例として、3つの設問101,102,103が記述されている。
まず、アンケートの主催者が図4に示す入力情報100−1を、MFP11に対して入力したとする。この入力情報100−1には、一例として、3つの設問101,102,103が記述されている。
なお、MFP11は、アンケートについて回答することが予定されているユーザを特定するための情報(ユーザIDなど)を予め取得しているものとする。このような情報は、典型的には、各ユーザに割り当てられた個々のユーザIDが用いられる場合が多いが、共通の属性(たとえば、年齢、性別、職業、専門性、学歴など)を有していると思われるユーザの集合を示すような情報であってもよい。このような共通の属性を有するユーザの集合は、全体的には共通の嗜好を有していると想定されるからである。
(c2:キーワードの抽出)
MFP11は、まず、この少なくとも1つの設問を含む入力情報100−1から、それに含まれるキーワードを抽出する。図4に示す例では、各設問を示す「Q1」、「Q2」、「Q3」といった文字(項目)とは離れた位置にある文字列「MFPに関する質問」から、「MFP」とのキーワードが抽出されたとする。なお、このキーワードの抽出およびアンケートの生成などの処理は、入力情報に対して公知の構文解析などの技術を用いて実現される。この点については、後述する。
MFP11は、まず、この少なくとも1つの設問を含む入力情報100−1から、それに含まれるキーワードを抽出する。図4に示す例では、各設問を示す「Q1」、「Q2」、「Q3」といった文字(項目)とは離れた位置にある文字列「MFPに関する質問」から、「MFP」とのキーワードが抽出されたとする。なお、このキーワードの抽出およびアンケートの生成などの処理は、入力情報に対して公知の構文解析などの技術を用いて実現される。この点については、後述する。
(c3:アンケートの初回生成)
後述するように、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザ(目的の回答者)が先に何らかのアンケートに回答している場合には、その履歴に基づいて、適切なフォーマットのアンケートが生成されることになるが、この時点では、目的の回答者が過去に何らのアンケートにも回答していないものとする。
後述するように、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザ(目的の回答者)が先に何らかのアンケートに回答している場合には、その履歴に基づいて、適切なフォーマットのアンケートが生成されることになるが、この時点では、目的の回答者が過去に何らのアンケートにも回答していないものとする。
このような初回のアンケート実施時には、MFP11は、入力情報100−1に含まれるそれぞれの設問について、興味レベル(質問レベル)を異ならせた複数の質問項目を生成する。この「興味レベル(質問レベル)を異ならせた」状態としては、大まかには、複数の選択肢から回答を選ぶような形式(選択式の回答形式)や、回答内容を直接記載するような形式(記述式の回答形式)などが含まれる。
好ましくは、選択式の回答形式であっても、同一の設問について、選択肢の数を異ならせた複数種類の質問項目を生成することが好ましい。たとえば、選択肢が4個の質問項目と、選択肢が6個の選択項目とが生成される。
同様に、選択式の回答形式であっても、同一の設問について、記述欄の大きさ、および/または、回答要求数を異ならせた複数種類の質問項目を生成することが好ましい。たとえば、回答文字数を200文字以内とした質問項目と、回答文字数を400文字以内とした質問項目とが生成される。あるいは、設問に対する回答者の意見のみを要求する質問項目と、設問に対する回答者の意見に加えて、その理由の回答を要求する質問項目とが生成される。
このような処理によって、MFP11は、受付けた入力情報100−1から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成する。このように生成された複数のフォーマットのアンケート例を図5に示す。
図5に示すアンケートの例においては、図5(a)に示すアンケートが最も興味レベルが低く、図5(d)に示すアンケートが最も興味レベルが高い。すなわち、ある設問についての回答者の興味レベルが低い場合には、記述式の回答形式に比較して、選択式の回答形式の方がより高い回答率を得られると考えられる。また、選択式の回答形式であっても、設問についての回答者の興味レベルが相対的に低い場合には、選択肢が少ない方がより回答者の嗜好に合致していると考えられる。記述式の回答形式についても同様のことが言える。すなわち、ある設問について回答者の興味レベルが相対的に高い場合には、より多くの意見を回答してもらえる可能性が高いと考えられるため、記述欄をより大きくし、および/または、回答要求数をより多くすることが好ましい。
具体的には、図5(a)および図5(b)には、いずれも選択式のフォーマットで生成されたアンケートが示される。図5(a)に示すアンケート110.aには、入力情報100−1に含まれる3つの設問101,102,103(図4)に相当する、設問101,102,103が提示されている。さらに、設問101,102,103には、それぞれ、対応する選択肢111,112,113が提示されている。一方、図5(b)に示すアンケート110.bにおいても、入力情報100−1に含まれる3つの設問101,102,103(図4)に相当する、設問101,102,103が提示されている。但し、アンケート110.bにおいては、設問101,102,103にそれぞれ対応して、選択肢114,115,116が提示されている。この選択肢114,115,116においては、それぞれアンケート110.aにおいて提示される選択肢111,112,113(図5(a))に比較して、より多くの選択肢が提示される。すなわち、アンケート110.bにおいては、アンケート110.aに比較して、回答者からより詳細な評価(回答)を得ることが意図される。
また、図5(c)および図5(d)には、いずれも記述式のフォーマットで生成されたアンケートが示される。図5(c)に示すアンケート110.cには、入力情報100−1に含まれる3つの設問101,102,103(図4)に相当する、設問101,102,103が提示されている。さらに、設問101,102,103には、それぞれ、対応する記述欄117,118,119が提示されている。一方、図5(d)に示すアンケート110.dにおいても、入力情報100−1に含まれる3つの設問101,102,103(図4)に相当する、設問101,102,103およびそれぞれに対応する記述欄117,118,119が提示されている。但し、アンケート110.dにおいては、記述欄117,118,119に加えて、それぞれ、さらに詳細な内容についての回答を要求する記述欄121,122,123が提示されている。すなわち、アンケート110.dにおいては、アンケート110.cに比較して、回答者からより詳細な意見(回答)を得ることが意図される。
(c4:選択フォーマットの判断および収集)
続いて、MFP11は、このように生成された複数のフォーマットに従うアンケートのうち、回答対象とされるフォーマットの選択を判断する。すなわち、図5に示されるように、複数の異なるフォーマットでアンケートが提示された場合に、回答者は、自身の興味レベル(嗜好)などに応じて、最も回答しやすいフォーマットを選択することが想定される。
続いて、MFP11は、このように生成された複数のフォーマットに従うアンケートのうち、回答対象とされるフォーマットの選択を判断する。すなわち、図5に示されるように、複数の異なるフォーマットでアンケートが提示された場合に、回答者は、自身の興味レベル(嗜好)などに応じて、最も回答しやすいフォーマットを選択することが想定される。
そこで、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおいては、各回答者が回答した、あるいは、回答しようとしたフォーマットの種類を特定し、そのフォーマットの種類から各回答者の興味レベル(嗜好)を判断する。そして、同一の回答者に提供されるアンケートについては、先に判断された興味レベル(嗜好)に基づいて、適切なフォーマットが選択される。なお、後述するように、各回答者の興味レベルは、対象物に応じて変化するので、上述したように、入力情報100から抽出されたキーワードに対応付けて、各回答者が選択したフォーマットの種類、すなわち、興味レベルが収集される。
この各回答者が選択したフォーマットを判断する方法としては、典型的には、アンケートへの回答後に判断する形態と、アンケートへの回答前に判断する形態とが想定される。
(i)アンケートへの回答後に判断する形態
アンケートへの回答後に判断する形態としては、まず、図5(a)〜図5(d)に示す複数のアンケートのすべてを回答者(回答予定者)に提供する。この提供方法としては、上述したように、(1)MFP11のアドレスなどの記述を含む電子メールを回答者へ送信し、回答者がその電子メールの記述に基づいてMFP11へアクセスする方法、(2)すべてのアンケートを電子メールに添付して送信する方法、(3)すべてのアンケートをファクシミリなどで送信する方法、などが考えられる。
アンケートへの回答後に判断する形態としては、まず、図5(a)〜図5(d)に示す複数のアンケートのすべてを回答者(回答予定者)に提供する。この提供方法としては、上述したように、(1)MFP11のアドレスなどの記述を含む電子メールを回答者へ送信し、回答者がその電子メールの記述に基づいてMFP11へアクセスする方法、(2)すべてのアンケートを電子メールに添付して送信する方法、(3)すべてのアンケートをファクシミリなどで送信する方法、などが考えられる。
そして、回答者がいずれかのフォーマットのアンケートに対して回答すると、MFP11は、この回答された回答内容に加えて、回答対象のフォーマットを判断して、それらの情報を収集する。
(ii)アンケートへの回答前に判断する形態
アンケートへの回答前に判断する形態としては、まず、生成可能なすべてのフォーマットを回答者(回答予定者)に提示する。この提示方法としては、各フォーマットの説明を電子メールなどで回答者に提供する方法や、各フォーマットのイメージを回答者に提供する方法などが考えられる。そして、回答者(回答予定者)からいずれのフォーマットに対して回答予定であるかの選択を受付ける。この選択されたフォーマットの種類を収集するとともに、選択されたフォーマットのアンケートのみを回答者に提供する。
アンケートへの回答前に判断する形態としては、まず、生成可能なすべてのフォーマットを回答者(回答予定者)に提示する。この提示方法としては、各フォーマットの説明を電子メールなどで回答者に提供する方法や、各フォーマットのイメージを回答者に提供する方法などが考えられる。そして、回答者(回答予定者)からいずれのフォーマットに対して回答予定であるかの選択を受付ける。この選択されたフォーマットの種類を収集するとともに、選択されたフォーマットのアンケートのみを回答者に提供する。
この場合には、図6に示すようなユーザインターフェイス画面300を提供することもできる。このユーザインターフェイス画面300においては、回答形式の選択を受付けるためのボタン301〜304が表示されており、ユーザは、自身が回答を希望する形式(フォーマット)を選択する。
以上説明したようないずれかの方法で、回答対象として選択されたフォーマットの種類を取得すると、MFP11は、それを特定するための情報と選択した回答者(ユーザ)を特定するための情報とを対応付けて記憶する。この選択されたフォーマットの情報を記憶する構造の一例として、図7には、履歴管理DB210の一例を示す。
図7に示す履歴管理DB210は、3つの列211,212,213からなり、第1列211には、回答者を特定するための識別情報が格納され、第2列212には、対応する設問から抽出されたキーワードが格納され、第3列213には、選択されたフォーマットを特定するための情報が格納される。
一例として、図7に示す履歴管理DB210には、ユーザA、ユーザB、ユーザCがそれぞれアンケートに対して回答した場合を示す。具体的には、ユーザAが「選択式1」(図5(a)に相当)のアンケートに対して回答し、ユーザBが「選択式2」(図5(b)に相当)のアンケートに対して回答し、ユーザCが「記述式1」(図5(c)に相当)のアンケートに対して回答したものとする。
(c5:回答の収集)
MFP11は、各回答者によるアンケートについての回答についても受付けるとともに、受付けた回答と対応する質問項目とを対応付けて記憶する。このような回答を記憶する構造の一例として、図8には、回答DB220の一例を示す。
MFP11は、各回答者によるアンケートについての回答についても受付けるとともに、受付けた回答と対応する質問項目とを対応付けて記憶する。このような回答を記憶する構造の一例として、図8には、回答DB220の一例を示す。
図8に示す回答DB220は、4つの列221,222,223,224からなり、第1列221には、設問の内容が格納され、第2列222には、選択されたフォーマットを特定するための情報が格納され、第3列223には、回答者を特定するための識別情報が格納され、第4列224には、各設問の内容に対応する回答内容が格納される。
なお、第4列224に格納される内容は、各回答者が選択したフォーマット(質問項目)に依存して、大きく変化し得る。すなわち、選択式の回答形式であれば、予め用意された選択肢のいずれかの情報が格納されるだけであるが、記述式の回答形式であれば、回答者が記入する任意の情報が格納される。
(c6:アンケートの2回目以降の生成)
次に、アンケートの主催者が、新たなアンケートを実施するために、図9に示す入力情報100−2をMFP11に対して入力したとする。この入力情報100−2には、一例として、3つの設問104,105,106が記述されている。
次に、アンケートの主催者が、新たなアンケートを実施するために、図9に示す入力情報100−2をMFP11に対して入力したとする。この入力情報100−2には、一例として、3つの設問104,105,106が記述されている。
MFP11は、受付けた入力情報100−2から、それに含まれるキーワードを抽出する。図9に示す例では、各設問を示す「Q1」、「Q2」、「Q3」といった文字(項目)とは離れた位置にある文字列「MFPの使い方に関する質問」から、「MFP」とのキーワードが抽出されたとする。
続いて、MFP11は、履歴管理DB210を参照して、生成されることが予定されているアンケートについての回答予定者(回答することが予定されているユーザ)の履歴に基づいて、アンケートの生成に使用すべきフォーマットを決定する。より具体的には、MFP11は、履歴管理DB210から、回答予定者が過去に選択したフォーマットの種類を探索する。
より好ましくは、設問の内容に応じた、各回答予定者の興味レベルを決定することが好ましい。具体的には、MFP11は、履歴管理DB210から、入力情報100−2から抽出したキーワード(この例では、「MFP」)に対応する回答者の履歴を探索することで、当該回答予定者の対象のキーワードに対する興味レベルを評価する。そして、MFP11は、この評価した興味レベルに基づいて、複数のフォーマットのうち生成すべきアンケートに用いるフォーマットを決定する。
図7に示す履歴管理DB210においては、キーワード「MFP」に関連付けられて、各ユーザが選択したフォーマットの種類が格納されている。そのため、MFP11が入力情報100−2に含まれる設問が「MFP」に関するものであると判断すると、過去に各ユーザが選択したフォーマットに応じて、1つのフォーマットが採用される。
すなわち、図7に示す例では、MFP11は、入力情報100−2に基づいて、ユーザAに対しては「選択式1」のフォーマットでアンケートを生成し、ユーザBに対しては「選択式2」のフォーマットでアンケートを生成し、ユーザCに対しては「記述式1」のフォーマットでアンケートを生成する。すなわち、MFP11は、回答者(回答予定者)の興味レベル(質問レベル)に適合したフォーマットでアンケートを生成する。
より具体的には、図10(a)に示すアンケートは、選択肢の数が少ない方の選択式で作成されており、ユーザAに対して提供される。このアンケートには、入力情報100−2に含まれる3つの設問104,105,106(図9)に相当する、設問104,105,106が提示されている。さらに、設問104,105,106には、それぞれ、対応する選択肢131,132,133が提示されている。
一方、図10(b)に示すアンケートは、選択肢の数が多い方の選択式で作成されており、ユーザBに対して提供される。このアンケートには、設問104,105,106にそれぞれ対応して、選択肢134,135,136が提示されている。この選択肢134,135,136においては、図10(a)に示すアンケートでの選択肢131,132,133に比較して、より多くの選択肢が提示される。
これに対して、図10(c)に示すアンケートは、記述式で作成されており、ユーザCに対して提供される。このアンケートには、設問104,105,106にそれぞれ対応して、記述欄137,138,139が提示されている。
そして、MFP11は、回答者の別に、それぞれ生成したアンケートを提供する。この後の処理は、上述と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
(c7:変形例)
対象の入力情報に含まれるキーワードと同じキーワードに関して、履歴管理DB210に選択履歴が格納されていない場合には、回答予定者が過去に最も多く選択したフォーマットを用いて、アンケートを生成するようにしてもよい。あるいは、当該キーワードについては、第1回目のアンケート実施であると判断して、図5に示すようなすべてのフォーマットに従うアンケートを一括して提供するようにしてもよい。
対象の入力情報に含まれるキーワードと同じキーワードに関して、履歴管理DB210に選択履歴が格納されていない場合には、回答予定者が過去に最も多く選択したフォーマットを用いて、アンケートを生成するようにしてもよい。あるいは、当該キーワードについては、第1回目のアンケート実施であると判断して、図5に示すようなすべてのフォーマットに従うアンケートを一括して提供するようにしてもよい。
履歴管理DB210からキーワードと一致するエントリ(選択履歴)を探索する場合には、キーワードと全く一致するものだけを探索するのではなく、対象のキーワードと部分一致するものや、対象のキーワードから連想される用語や類義語と関連付けられたエントリ(選択履歴)を抽出してもよい。
<D.制御機能>
図11は、本実施の形態に従うアンケート提供システムを提供するための制御構造を示す模式図である。図11を参照して、MFP11は、制御構造として、情報受付モジュール80と、アンケート生成モジュール82と、記憶モジュール84と、アンケート提供モジュール88と、回答収集モジュール90と、フォーマット判断モジュール92と、ユーザ管理モジュール94とを含む。これらの制御構造は、典型的には、CPU32(図2)がプログラムコードを実行することで提供される。
図11は、本実施の形態に従うアンケート提供システムを提供するための制御構造を示す模式図である。図11を参照して、MFP11は、制御構造として、情報受付モジュール80と、アンケート生成モジュール82と、記憶モジュール84と、アンケート提供モジュール88と、回答収集モジュール90と、フォーマット判断モジュール92と、ユーザ管理モジュール94とを含む。これらの制御構造は、典型的には、CPU32(図2)がプログラムコードを実行することで提供される。
アンケート提供モジュール88、回答収集モジュール90、および、フォーマット判断モジュール92を一体化して、通信モジュール86としてもよい。
情報受付モジュール80は、少なくとも1つの設問を含む入力情報100を受付ける。
アンケート生成モジュール82は、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成する。特に、アンケート生成モジュール82は、新たな入力情報100が受付けられた場合に、記憶モジュール84(履歴管理DB210)を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する。このとき、異なるフォーマットは、選択式の回答形式、および、記述式の回答形式を含む。
アンケート生成モジュール82は、受付けた入力情報から、設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成する。特に、アンケート生成モジュール82は、新たな入力情報100が受付けられた場合に、記憶モジュール84(履歴管理DB210)を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する。このとき、異なるフォーマットは、選択式の回答形式、および、記述式の回答形式を含む。
より具体的には、アンケート生成モジュール82は、構文解析モジュール821と、質問項目作成モジュール822と、キーワード抽出モジュール823と、興味レベル評価モジュール824と、フォーマット決定モジュール825と、回答収集済判断モジュール826と、選択肢生成モジュール827と、質問項目再提供モジュール828とを含む。
構文解析モジュール821は、入力情報100を構文解析して各設問を特定する。質問項目作成モジュール822は、特定した各設問についての構文解析の結果に基づいて、それぞれのフォーマットに含まれる質問項目を生成する。より好ましくは、質問項目作成モジュール822は、選択式の回答形式として、同一の設問について、選択肢の数を異ならせた複数種類の質問項目を生成するとともに、記述式の回答形式として、同一の設問について、記述欄の大きさ、および/または、回答要求数を異ならせた複数種類の質問項目を生成する。
キーワード抽出モジュール823は、入力情報100に含まれるキーワードを抽出する。興味レベル評価モジュール824は、キーワード抽出モジュール823が抽出したキーワードに対応するユーザの履歴を記憶モジュール84(履歴管理DB210)から探索することで、当該ユーザの対象のキーワードに対する興味レベルを評価する。フォーマット決定モジュール825は、興味レベル評価モジュール824が評価した興味レベルに基づいて、複数のフォーマットのうち生成すべきアンケートのフォーマットを決定する。
回答収集済判断モジュール826は、入力情報に含まれる設問に対する記述式での回答内容が記憶モジュール84の回答DB220に記憶されているか否かを判断する。選択肢生成モジュール827は、回答DB220に記述式での回答内容が記憶されている場合に、当該設問に対する選択式の回答形式として、当該記憶されている回答内容に基づく選択肢を生成する。
質問項目再提供モジュール828は、回答DB220を参照して、アンケートの提供先のユーザが未回答である質問項目を再度提供する。
記憶モジュール84は、選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けた履歴管理DB210を保持する。好ましくは、履歴管理DB210には、選択されたフォーマットを特定するための情報、および、選択したユーザを特定するための情報に加えて、対象のアンケートに含まれるキーワードが対応付けて格納される。
アンケート提供モジュール88は、回答することが予定されているユーザの別に、生成したアンケートを提供する。
回答収集モジュール90は、アンケートについての回答を受付けるとともに、受付けた回答と対応する質問項目とを対応付けて、記憶モジュール84の回答DB220として記憶する。
フォーマット判断モジュール92は、複数のアンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断する。
ユーザ管理モジュール94は、アンケートに回答したユーザの識別情報(ID)を管理する。より具体的には、回答者(ユーザ)からのログイン/ログオフ処理を実行したり、生成したアンケートの送信先などを管理したりする。
また、記憶モジュール84は、選択肢生成モジュール827が選択肢を追加的に生成するために、回答DB220から必要なデータのみを抽出した記述内容DB230を保持する。この処理については、後述する。
さらに、記憶モジュール84は、質問項目作成モジュール822が生成すべき質問項目の種類のアンケートを生成するために、生成すべき質問項目の種類をフォーマット別に規定したテーブルである、変換DB240を保持する。この処理については、後述する。
<E.選択肢追加生成処理>
次に、図12〜図14を参照して、他の回答者が回答した内容に基づいて、選択式の回答形式における選択肢を追加的に生成する処理について説明する。すなわち、図11に示す選択肢生成モジュール827が提供する機能について説明する。
次に、図12〜図14を参照して、他の回答者が回答した内容に基づいて、選択式の回答形式における選択肢を追加的に生成する処理について説明する。すなわち、図11に示す選択肢生成モジュール827が提供する機能について説明する。
図12は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおけるユーザからの回答例を示す図である。図13は、図12に示す回答例に応じて生成される記述内容DB230の内容を示す図である。図14は、図13に示す回答内容に基づいて選択肢が追加されたアンケートの一例を示す図である。
図12を参照して、たとえば、ユーザCおよびユーザDが記述式のアンケート(図5(c))に対して自身の意見を回答したとする。このユーザCおよびユーザDが回答した内容は、まず、回答DB220に格納される。
具体的には、「MFPを何に使用していますか?」との質問項目に対して、ユーザCは「Webブラウザ閲覧」と回答し、一方、ユーザDは「ワークフロー処理」と回答したとする。すると、選択されたフォーマットを特定するための情報に対応付けて、回答者を特定するための情報および回答内容が回答DB220に格納される。
その後、同一の入力情報100から生成されるアンケートを他のユーザへ提供する必要がある場合において、選択肢生成モジュール827(図11)は、回答DB220に含まれる回答内容のうち、記述式の回答内容を抽出して記述内容DB230へ書き出す。
図13には、図12に示すような回答内容があった場合に生成される記述内容DB230の一例を示す。記述内容DB230は、3つの列231,232,233からなり、第1列231には、設問の内容が格納され、第2列232には、回答者を特定するための識別情報が格納され、第3列233には、各設問の内容に対応する回答内容が格納される。すなわち、記述内容DB230には、記述式の回答形式に対する回答内容と回答者(ユーザ)とが関連付けられる。
たとえば、ユーザEに対して、同一の入力情報に基づくアンケートを提供する必要がある場合を考える。このとき、選択肢生成モジュール827は、記述内容DB230の第2列232の値を参照して、ユーザE以外のユーザの回答内容を探索する。これは、同一のユーザが一度回答した内容を反映させる必要がないからである。図13に示す例では、「Webブラウザ閲覧」および「ワークフロー処理」との回答内容が存在するため、これらの回答内容が新たな選択肢として追加される。そして、この追加された選択肢を含んだ形式のアンケートがユーザEに対して提供される。
このとき提供されるアンケートの一例を図14に示す。すなわち、図14(a)には、選択肢が追加される前のアンケートの状態を示し、図14(b)には、上述のような処理によって選択肢が追加された後のアンケートの状態を示す。図14(b)には、「Webブラウザ閲覧」および「ワークフロー処理」の選択肢が追加されていることがわかる。
このように、他の回答者が回答した内容を動的に選択肢として追加することができるので、よりユーザの意見を容易に取り入れつつ、その嗜好を調査することができる。
<F.質問項目作成処理>
次に、図15および図16を参照して、質問項目を作成するための処理について説明する。すなわち、図11に示す構文解析モジュール821および質問項目作成モジュール822が提供する機能について説明する。
次に、図15および図16を参照して、質問項目を作成するための処理について説明する。すなわち、図11に示す構文解析モジュール821および質問項目作成モジュール822が提供する機能について説明する。
図15は、本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムにおける構文解析の一例を示す図である。図16は、本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムに用いられる変換DB240の一例を示す図である。
図15を参照して、構文解析モジュール821(図11)は、まず、入力情報100に含まれる「Q1」や「Q2」といった設問の存在を示す文字301,302,303の位置を特定する。そして、構文解析モジュール821は、特定した位置に基づいて、各設問が存在する範囲304,305,306を特定する。
続いて、構文解析モジュール821は、各範囲304,305,306に含まれる文字列に対して、公知の構文解析(品詞分解)処理を実行することで、各質問のタイプを判断する。すなわち、Yes/Noを問い合わせる疑問文であるのか、あるいは、何を・誰が・どこで・いつ・なぜ・どうやって(5W1H)を問い合わせる疑問文であるのを判断する。この判断は、典型的には、文章に含まれる動詞321,322,323を抽出するとともに、当該抽出した動詞と繋がる助詞など311,312,313などを抽出した後に、各抽出した文字を評価することで実現される。このとき、文章中に疑問詞などが存在する場合には、5W1H型の設問であると判断することもできる。
なお、このような構文解析技術については、周知であるので、詳細な説明は繰返さない。もちろん、上述のような設問を解析できる技術であれば、どのような方法を採用してもよい。
また、質問項目作成モジュール822は、上述のような構文解析の結果に基づいて、生成すべき質問項目の種類をフォーマット別に規定したテーブル(図11の変換DB240)を参照して、複数種類の質問項目を生成する。
図16を参照して、変換DB240は、3つの列241,242,243からなり、第1列241では、回答形式の別に区分され、第2列242には、回答者の興味レベル(質問レベル)の別に区分され、第3列243には、各興味レベルの別に、生成されるべき質問が定義される。
より具体的には、質問項目作成モジュール822は、各設問について、構文解析の結果などに基づいて、その回答形式を判断する。一例として、図16に示すように、質問項目作成モジュール822は、「Yes/No形式」および「5W1H形式」のいずれであるかを判断する。
「Yes/No形式」が選択されると、選択式および記述式の回答形式にそれぞれ対応する定義251〜254に基づいて、質問項目が生成される。
定義251は「選択式1」に対応し、定義252は「選択式2」に対応する。たとえば、定義251には、「肯定」、「やや肯定」、「否定」の3つの質問項目の生成が定義されており、定義252には、それに加えて、「強く肯定」および「否定」の2つの質問項目の生成が追加されている。なお、「肯定」や「否定」といった定義内容は、先に実行される構文解析の結果に適用される。すなわち、「〜知っていますか?」との設問に対して、「知って」という文字列を利用して、それを肯定する選択肢「知っている」、および、それを否定する選択肢「知らない」を動的に生成する。
一方、定義253は「記述式1」に対応し、定義254は「記述式2」に対応する。定義253を用いた場合には、設問についての構文解析の結果を利用して、記述欄が生成される。同様に、定義254を用いた場合には、設問についての構文解析の結果を利用して、記述欄が生成されるとともに、当該文字列に最も合致する5W1Hの疑問詞を用いて、質問事項を生成するとともに、それに向けられた記述欄を追加する。
これに対して、「5W1H形式」が選択された場合においても、選択式および記述式の回答形式にそれぞれ対応する定義261〜264に基づいて、質問項目が生成される。
定義261は「選択式1」に対応し、定義262は「選択式2」に対応する。たとえば、定義261においては、入力情報に選択肢が含まれていれば、それを利用して選択肢が生成される。また、既に記述式において回答された内容が記述内容DB230に存在すれば、それを選択肢とする。定義262は「選択式2」に対応し、定義261と同様の処理が実行される。但し、選択式1では、3項目程度が選択肢として生成されるのに対して、選択式2では、5項目程度を選択肢とされる。
一方、定義263は「記述式1」に対応し、定義264は「記述式2」に対応する。定義263を用いた場合には、設問についての構文解析の結果を利用して、記述欄が生成される。同様に、定義264を用いた場合には、設問についての構文解析の結果を利用して、記述欄が生成されるとともに、当該文字列に最も合致する5W1Hの疑問詞を用いて、質問事項を生成される。そして、それに向けられた記述欄が追加される。なお、定義263および定義264は、定義261および定義262とそれぞれ同一であってもよい。
上述のように、質問項目作成モジュール822は、変換DB240に従って、それぞれの回答形式において必要な数の質問項目が動的に生成される。なお、変換DB240の内容は、任意に変更可能であり、アンケート実施時のシチュエーションや目的などに応じてそのルールをフレキシブルに変更できる。
<G.再提供処理>
次に、質問項目再提供モジュール828(図11)が提供する機能について説明する。質問項目再提供モジュール828は、あるユーザに複数回に亘ってアンケートを提供する場合に、先のアンケートにおいて未回答であった質問項目を再度含むようなアンケートを生成する。
次に、質問項目再提供モジュール828(図11)が提供する機能について説明する。質問項目再提供モジュール828は、あるユーザに複数回に亘ってアンケートを提供する場合に、先のアンケートにおいて未回答であった質問項目を再度含むようなアンケートを生成する。
すなわち、質問項目再提供モジュール828は、何らかのアンケートの提供が要求された場合に、当該アンケートの提供先のユーザと同一のユーザに対して、過去に何らかのアンケートが送信されていれば、その先のアンケートにおいて未回答であった質問事項を抽出する。
より具体的には、質問項目再提供モジュール828は、回答DB220を参照して、目的のユーザについての回答状況を取得し、何らの回答もなされていない質問項目が存在するか否かを判断する。そして、何らの回答もなされていない質問項目が存在すれば、質問項目再提供モジュール828は、それを特定して、新たなアンケートに加える。
このようにして、可能な限り、設問に対するユーザの回答を得ようとする。
<H.全体処理フロー>
次に、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおける全体処理手順について説明する。図17は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおける全体処理手順を示すフローチャートである。図18は、図17に示すフローチャートのステップS8の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
<H.全体処理フロー>
次に、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおける全体処理手順について説明する。図17は、本実施の形態に従うアンケート提供システムにおける全体処理手順を示すフローチャートである。図18は、図17に示すフローチャートのステップS8の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS2において、CPU32は、入力情報100を受付けたか否かを判断する。入力情報100が与えられていなければ(ステップS2においてNO)、処理はステップS4へ進み、アンケート提供以外の通常処理を実行する。そして、処理はステップS34へ進む。
一方、入力情報100が与えられれば(ステップS2においてYES)、処理はステップS6へ進み、CPU32は、入力情報100に含まれるキーワードを抽出する。続くステップS8において、CPU32は、入力情報100に含まれる各設問について、選択式および記述式の回答形式を有する質問項目を生成する。このステップS8の詳細については、図18に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
続くステップS10において、CPU32は、ステップS6において抽出したキーワードと一致するキーワードが履歴管理DB210に存在するか否かを判断する。ステップS6において抽出したキーワードと一致するキーワードが履歴管理DB210に存在しなければ(ステップS10においてNO)、処理はステップS28へ進む。
ステップS6において抽出したキーワードと一致するキーワードが履歴管理DB210に存在していれば(ステップS10においてYES)、処理はステップS12へ進み、CPU32は、履歴管理DB210を参照して、当該キーワードについて、対象のアンケートについての回答予定者(回答予定ユーザ)に対応付けられた、過去に選択されたフォーマットを特定するための情報が存在するか否かを判断する。過去に選択されたフォーマットを特定するための情報が存在しなければ(ステップS12においてNO)、処理はステップS28へ進む。
過去に選択されたフォーマットを特定するための情報が存在していれば(ステップS12においてYES)、処理はステップS14へ進む。ステップS14において、CPU32は、ステップS12において特定されたフォーマットで、ステップS8において生成した質問項目からなるアンケートを生成する。
続くステップS16において、CPU32は、ステップS14において選択式のフォーマットでアンケートを生成したか否かを判断する。選択式のフォーマットでアンケートを生成していなければ(ステップS16においてNO)、処理はステップS22へ進む。
選択式のフォーマットでアンケートを生成していれば(ステップS16においてYES)、処理はステップS18へ進み、CPU32は、回答DB220から必要なデータを抽出した記述内容DB230を参照して、入力情報100に含まれる設問と同一の設問について、他のユーザが記述式の回答形式で回答した内容が存在する否かを判断する。入力情報100に含まれる設問と同一の設問について、他のユーザが記述式の回答形式で回答した内容が存在しなければ(ステップS18においてNO)、処理はステップS22へ進む。
入力情報100に含まれる設問と同一の設問について、他のユーザが記述式の回答形式で回答した内容が存在していれば(ステップS18においてYES)、処理はステップS20へ進み、CPU32は、当該他のユーザが回答した内容に基づいて対象の設問についての選択式の選択肢を追加する。そして、処理はステップS22へ進む。
ステップS22において、CPU32は、回答DB220を参照して、対象のアンケートについての回答予定者(回答予定ユーザ)が過去に回答していない質問項目が存在するか否かを判断する。回答予定ユーザが過去に回答していない質問項目が存在しなければ(ステップS22においてNO)、処理はステップS26へ進む。
回答予定ユーザが過去に回答していない質問項目が存在していれば(ステップS22においてYES)、処理はステップS24へ進み、CPU32は、ステップS14において生成したアンケートに、当該回答予定ユーザが過去に回答していない質問項目を追加する。そして、処理はステップS26へ進む。
ステップS26において、CPU32は、生成したアンケートを回答予定ユーザへ提供する。そして、処理はステップS34へ進む。
一方、ステップS28において、CPU32は、すべてのフォーマットについてのアンケートをそれぞれ生成する。続くステップS30において、CPU32は、生成したすべてのフォーマットのアンケートを回答予定ユーザへ提供する。そして、処理はステップS34へ進む。
ステップS34において、CPU32は、いずれかの回答予定ユーザからアンケートに対する回答を受付けたか否かを判断する。アンケートに対する回答を受付けていなければ(ステップS34においてNO)、ステップS34の処理が繰返される。
アンケートに対する回答を受付けると(ステップS34においてYES)、処理はステップS36へ進み、CPU32は、ユーザが回答したアンケートのフォーマットを特定する。続くステップS38において、CPU32は、当該アンケートを生成した入力情報100か抽出されていたキーワードと対応付けて、選択されたフォーマットの種別を特定するための情報および選択した回答者(ユーザ)を特定するための情報とを対応付けて履歴管理DB210に格納する。さらに続くステップS40において、CPU32は、回答者(ユーザ)を特定するための識別情報と対応付けて、回答したアンケートのフォーマットを特定するための情報および各設問の内容に対応する回答内容を回答DB220に格納する。
そして、処理は終了する。
次に、図18を参照して質問項目の生成処理について説明する。ステップS81において、CPU32は、入力情報100に対して構文解析を行なって、入力情報100に含まれている各設問の内容を特定する。続くステップS82において、CPU32は、各設問に対する構文解析の結果に基づいて、各設問が「Yes/No形式」および「5W1H形式」のいずれであるかを判断する。対象の設問が「Yes/No形式」であれば(ステップS82において「Yes/No形式」)、処理はステップS83へ進み、対象の設問が「5W1H形式」であれば(ステップS82において「5W1H形式」)、処理はステップS84へ進む。
次に、図18を参照して質問項目の生成処理について説明する。ステップS81において、CPU32は、入力情報100に対して構文解析を行なって、入力情報100に含まれている各設問の内容を特定する。続くステップS82において、CPU32は、各設問に対する構文解析の結果に基づいて、各設問が「Yes/No形式」および「5W1H形式」のいずれであるかを判断する。対象の設問が「Yes/No形式」であれば(ステップS82において「Yes/No形式」)、処理はステップS83へ進み、対象の設問が「5W1H形式」であれば(ステップS82において「5W1H形式」)、処理はステップS84へ進む。
ステップS83において、CPU32は、変換DB240に記述されている「Yes/No形式」の定義に従って、各設問について、興味レベルの異なる複数の質問項目を生成する。そして、処理はステップS85へ進む。
ステップS84において、CPU32は、変換DB240に記述されている「5W1H形式」の定義に従って、各設問について、興味レベルの異なる複数の質問項目を生成する。そして、処理はステップS85へ進む。
ステップS85において、CPU32は、入力情報100に含まれるすべての設問について処理が完了したか否かを判断する。入力情報100に含まれる設問のうち、処理が完了してないものがあれば(ステップS85においてNO)、ステップS82以下の処理が繰返される。
一方、入力情報100に含まれるすべての設問について処理が完了していれば(ステップS85においてYES)、図17のステップS10以下の処理に進む。
<I.作用効果>
本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムによれば、回答することが予定されているユーザが過去の回答に使用したアンケートのフォーマットに基づいて、当該回答予定者の嗜好(興味レベル)を評価した上で、最も適したと考えられるフォーマットで目的のアンケートを提供することができる。そのため、提供先のユーザからより高い確率で回答を得ることができるとともに、ユーザのニーズなどをより適切に調査することができる。
本発明の実施の形態に従うアンケート提供システムによれば、回答することが予定されているユーザが過去の回答に使用したアンケートのフォーマットに基づいて、当該回答予定者の嗜好(興味レベル)を評価した上で、最も適したと考えられるフォーマットで目的のアンケートを提供することができる。そのため、提供先のユーザからより高い確率で回答を得ることができるとともに、ユーザのニーズなどをより適切に調査することができる。
<J.その他の実施形態>
本発明に係るプログラム(コード)は、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させることで提供されてもよい。この場合、プログラム自体には上記のようなモジュールは含まれず、OSと協働して処理が実行される。また、本発明に係るプログラムは、他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。このような場合にも、プログラム自体には上記のような他のプログラムに含まれるモジュールは含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。
本発明に係るプログラム(コード)は、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させることで提供されてもよい。この場合、プログラム自体には上記のようなモジュールは含まれず、OSと協働して処理が実行される。また、本発明に係るプログラムは、他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。このような場合にも、プログラム自体には上記のような他のプログラムに含まれるモジュールは含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。
上述のような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本発明に係るプログラムの技術的範囲に含まれる。
さらに、本発明に係るプログラムによって実現される機能の一部または全部を専用のハードウェアによって構成してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 広域ネットワーク、2,3 ローカルネットワーク、11,12 MFP、22 パーソナルコンピュータ(PC)、30 システムコントローラ、34 スキャナ部、36 入力画像処理部、38,54 メモリ、40 出力画像処理部、42 プリンタエンジン、44 操作部、46,62 ネットワークインターフェイス、48 記憶装置、50 音声認識部、58 ディスプレイ、60 入力部、64 バス、80 情報受付モジュール、82 アンケート生成モジュール、84 記憶モジュール、86 通信モジュール、88 アンケート提供モジュール、90 回答収集モジュール、92 フォーマット判断モジュール、94 ユーザ管理モジュール、100 入力情報、821 構文解析モジュール、822 質問項目作成モジュール、823 キーワード抽出モジュール、824 興味レベル評価モジュール、825 フォーマット決定モジュール、826 回答収集済判断モジュール、827 選択肢生成モジュール、828 再提供モジュール、210 履歴管理DB、220 回答DB、230 記述内容DB、240 DB変換。
Claims (11)
- 少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付ける情報受付手段と、
受付けた前記入力情報から、前記設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するアンケート生成手段と、
複数の前記アンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断する判断手段と、
選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて格納する履歴記憶手段とを備え、
前記アンケート生成手段は、新たな前記入力情報が受付けられた場合に、前記履歴記憶手段を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成する、情報処理装置。 - 前記アンケート生成手段は、
前記入力情報を構文解析して各設問を特定する手段と、
特定した各設問についての構文解析の結果に基づいて、それぞれのフォーマットに含まれる質問項目を生成する手段とを含む、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記異なるフォーマットは、選択式の回答形式、および、記述式の回答形式を含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記アンケート生成手段は、
前記選択式の回答形式として、同一の設問について、選択肢の数を異ならせた複数種類の質問項目を生成する手段と、
前記記述式の回答形式として、同一の設問について、記述欄の大きさ、および/または、回答要求数を異ならせた複数種類の質問項目を生成する手段とを含む、請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記履歴記憶手段は、前記選択されたフォーマットを特定するための情報、および、前記選択したユーザを特定するための情報に加えて、対象のアンケートに含まれるキーワードを対応付けて格納し、
前記アンケート生成手段は、
前記入力情報に含まれるキーワードを抽出する手段と、
抽出したキーワードに対応するユーザの履歴を前記履歴記憶手段から探索することで、当該ユーザの対象のキーワードに対する興味レベルを評価する手段と、
評価した興味レベルに基づいて、前記複数のフォーマットのうち生成すべきアンケートのフォーマットを決定する手段とを含む、請求項4に記載の情報処理装置。 - アンケートについての回答を受付けるとともに、受付けた回答と対応する質問項目とを対応付けて記憶する回答収集手段をさらに備える、請求項3〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記アンケート生成手段は、
前記入力情報に含まれる設問に対する記述式での回答内容が前記回答収集手段に記憶されているか否かを判断する手段と、
前記回答収集手段に記述式での回答内容が記憶されている場合に、当該設問に対する選択式の回答形式として、当該記憶されている回答内容に基づく選択肢を生成する手段とをさらに含む、請求項6に記載の情報処理装置。 - 回答することが予定されているユーザの別に、生成したアンケートを提供するアンケート提供手段をさらに備える、請求項6または7に記載の情報処理装置。
- 前記アンケート提供手段は、前記回答収集手段を参照して、アンケートの提供先のユーザが未回答である質問項目を再度提供する、請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記アンケート生成手段は、生成すべき質問項目の種類をフォーマット別に規定したテーブルに従って、アンケートを生成する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
少なくとも1つの設問を含む入力情報を受付けるステップと、
受付けた前記入力情報から、前記設問に基づく質問項目を含むアンケートを異なるフォーマットで複数生成するステップと、
複数の前記アンケートのうち回答対象として選択されたフォーマットの種類を判断するステップと、
選択されたフォーマットを特定するための情報と選択したユーザを特定するための情報とを対応付けて履歴情報として格納するステップと、
新たな前記入力情報が受付けられた場合に、前記履歴情報を参照して、生成されるアンケートについて回答することが予定されているユーザの履歴に基づいて、複数のフォーマットのうちいずれかのフォーマットでアンケートを生成するステップとを備える、情報処理方法。
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