JP2006133546A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒートローラにアース部材を当接させて電気的に接地する場合に、ヒートローラとアース部材の接触により生ずるビビリや異音を低減する手段を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置1は、ヒートローラ13のローラ本体25の端部に嵌合する凹溝31が形成され該凹溝31内にローラ本体25を回転自在に支持する軸受部材21と、導電性部材からなり凹溝31内にローラ本体25の端面と当接して設けられた異音防止板22と、凹溝31に形成されたアース用開口33を通して異音防止板22に当接されることによりヒートローラ13を電気的に接地するアース部材23と、を具備するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタ、コピー機、ファックス機等に搭載される画像形成装置に関し、特に、定着部を構成するヒートローラを電気的に接地する際に生じるビビリや異音を抑制した画像形成装置に関する。
プリンタ、コピー機、ファックス機等には、記録紙に文字や図形を記録する画像形成装置が搭載されている。この画像形成装置では、均一に帯電した感光体ドラムに対して画像情報に基づいた光像が露光されることで潜像が形成され、該潜像がトナーで可視像化される。一方、画像形成が開始されると、給紙トレイにセットされた記録紙が最上紙から取り出されて搬送路へと送り込まれ、前記トナー像とは逆極性に帯電された状態で感光体ドラムに押圧されることにより、トナー像が記録紙に転写される。その後、記録紙は更に下流へと搬送され、ヒータを内蔵した一対の定着ローラによって熱と圧力を印加されることにより、記録紙上のトナー像が記録紙に定着されるものとなっている。
このような画像形成装置では、搬送路上に配置され記録紙と接触する回転体、例えば前記感光体ドラムや前記定着ローラ等の電位制御が重要な課題となる。すなわち、このような回転体は、図示しないモータ等によって回転駆動されその回転に伴って静電気が発生する。従って、記録紙が回転体に接触した際に、この静電気の影響を受けることにより記録紙上のトナー像が記録紙から抜け落ちるといった問題が生じる。係る問題を回避するため、回転体を電気的に接地して静電気を除去することにより、回転体の表面電位を一定に制御することが必要とされる。
図5は、従来例に係る感光体ドラムの接地方法の一例を示す図である(特許文献1参照)。図に示すように、感光体ドラム70は、その端部が軸受部材71によって回転自在に支持されており、該軸受部材71にはアース部材72が取り付けられている。このアース部材72は、ステンレス鋼等からなる板バネであり、その基端部72aが軸受部材71に形成されたボス孔73に圧入されるとともに、腕部72bが感光体ドラム70の内周面に当接されている。これにより、感光体ドラム70はその回転に伴って生じる静電気がアース部材72により除電され、一定の電位を維持することが可能となっている。
特開平6−19230号公報
しかし、前記定着ローラを構成し内部にヒータを収容してなるヒートローラを接地する場合、従来例に係る感光体ドラム70の接地方法をそのまま適用することはできない。すなわち、ヒートローラは熱伝導性等を考慮してアルミニウム合金材等で形成されるため、その周面にステンレス鋼等からなるアース部材72を摺動させると、アース部材72に削られて周面に溝が生じ、最終的には切断されてしまう。
従って、ヒートローラを電気的に接地する場合、アース部材72をヒートローラの端面に当接させるとともに、該端面がアース部材72によって削られることを低減するため、アース部材72をなるべく肉薄に形成する方法が用いられている。しかし、このようにアース部材72を肉薄に形成した場合、ヒートローラの端面との摺動時にアース部材72にビビリや異音が発生し易くなるという問題がある。また、アース部材72を肉薄に形成するとはいえ、ヒートローラと直接当接させる以上、ヒートローラの端面が摩耗することは避けられず、端面の平滑性が損なわれることによりアース部材72にビビリや異音が発生するという問題もある。
この問題に対して、ヒートローラとアース部材72の摺動箇所にグリースを塗布して滑りを良くすることにより、ビビリや異音の発生を低減させることが可能である。しかし、ヒートローラはその内部に収容されたヒータに加熱されて200℃前後の高温となるため、この高温に耐え得るグリースを使用すればコストが大幅に増加するという問題がある。また、対温度耐性の高いグリースは粘度が高いため、ヒートローラの端面が削られて生じた削り屑が周囲に飛散せずにグリース内に取り込まれてしまう。従って、この削り屑が研磨剤としての役割を果たすことにより、ヒートローラがますます激しく摩耗し、ビビリや異音が増大するという問題もある。
また、ヒートローラの構造上、その端部に切欠きが形成されている場合、アース部材72が自らの有する弾性力によって該切欠き内に落ち込み、その際にビビリや異音が発生するという問題がある。更に、アース部材72は、切欠きを通過する際に該切欠きの角部によって削られることによってその表面がザラザラとなり、これに起因してビビリや異音が発生するという問題もある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ヒートローラにアース部材を当接させて電気的に接地する場合に、ヒートローラとアース部材の接触により生ずるビビリや異音を低減する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、金属製の円筒管であるローラ本体の内部にヒータが収容されたヒートローラと該ヒートローラに圧接されたプレスローラの間に記録紙が搬送され、該記録紙上に転写されたトナーが前記ヒータの熱により記録紙に定着される画像形成装置であって、前記ヒートローラのローラ本体の端部に嵌合する凹溝が形成され該凹溝内に前記ローラ本体を回転自在に支持する軸受部材と、導電性部材からなり前記凹溝内に前記ローラ本体の端面と当接して設けられた異音防止板と、前記凹溝に形成されたアース用開口を通して前記異音防止板に当接されることにより前記ヒートローラを電気的に接地するアース部材と、を具備するものである。
請求項2の発明は、前記アース部材が、導電性バネ部材からなるものである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、軸受部材の凹溝内に、導電性部材からなる異音防止板をヒートローラのローラ本体の端面と当接させて設け、この異音防止板にアース部材を当接させたので、ヒートローラを電気的に接地することができるとともに、ヒートローラの接地に伴って生じるビビリや異音を低減することができる。すなわち、異音防止板は、ローラ本体の回転時にも殆ど回転することはないため、異音防止板とアース部材の接触に起因してビビリや異音が発生することは殆どない。万が一、異音防止板が回転してアース部材と摺動したとしても、異音防止板の表面はローラ本体の端面のような切削面ではないため、ビビリや異音は発生しにくい。一方、ローラ本体の回転時には、ローラ本体の端面が異音防止板と摺動するが、この場合、異音防止板はローラ本体の端面全体と接触するため、異音防止板がアース部材から受ける付勢力は分散される。従って、異音防止板のローラ本体に対する当たりは、ローラ本体の端面にアース部材を直接接触させる場合の当たりと比較して弱いものなので、ローラ本体の回転時におけるビビリや異音の発生を低減させることができる。また、異音防止板を設けたことにより、アース部材がローラ本体の切欠き内に落ち込むことがないため、落ち込みに起因して生じるビビリや異音を防止することができる。
また、本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、アース部材が導電性バネ部材からなるものなので、ヒータの熱により、ヒートローラが取り付けられるフレーム部材に反りが生じ、アース部材と異音防止板の距離が変化した場合でも、反りに応じてアース部材が弾性変形するので、アース部材を異音防止板に確実に当接させることができる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置の構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、本画像形成装置1は、記録紙がセットされる給紙トレイ2と、該給紙トレイ2内の記録紙を搬送路3へ繰り込むピックアップローラ4と、搬送路3に適宜配置され記録紙を下流側へ搬送する一対の搬送ローラ5と、電子写真感光体からなり回転駆動される感光体ドラム6と、該感光体ドラム6を一様に帯電させる帯電ブラシ7と、感光体ドラム6に圧接して配置された転写ローラ8と、感光体ドラム6の表面に光を照射して潜像を形成するLSUユニット9と、感光体ドラム6上の潜像をトナーで現像する現像ローラ10と、該現像ローラ10に対してケーシング11内に収容されたトナーを供給する供給ローラ12と、感光体ドラム6の下流側に配置されヒータを内部に収容してなるヒートローラ13と、該ヒートローラ13に圧接して配置され従動回転するプレスローラ14と、搬送路3の最下流部に配置された一対の排紙ローラ15と、記録紙が排出される排紙トレイ16と、を具備してなるものである。
このように構成される画像形成装置1では、画像形成動作が開始されると、一様に帯電された感光体ドラム6の表面に、記録すべき画像情報に応じた光をLSUユニット9から照射して潜像を形成し、該潜像を現像ローラ10でトナーを付着させてトナー像とすることで可視像化する。一方、画像形成動作の開始に伴い、給紙トレイ2にセットされた記録紙がピックアップローラ4によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路3へ繰り込まれ、搬送ローラ5によって下流側へ搬送される。感光体ドラム6へと搬送された記録紙は、転写ローラ8によって感光体ドラム6に押圧されるが、この際、転写ローラ8に感光体ドラム6とは逆極性の電圧を印加することにより、感光体ドラム6上のトナー像が記録紙に転写される。更に、記録紙は搬送路3を下流側へ搬送され、ヒートローラ13とプレスローラ14によって熱と圧力を加えられることにより、記録紙上のトナー像が記録紙に定着する。その後、記録紙は排紙ローラ15によって排紙トレイ16へと排出されるものとなっている。
本画像形成装置1では、図1に示すように、前記ヒートローラ13と前記プレスローラ14を一体的に定着カートリッジ17として構成し、この定着カートリッジ17を画像形成装置1の装置本体に着脱自在とする方式を採用している。この方式によれば、ヒートローラ13やプレスローラ14が不具合を生じたり寿命に達した場合に定着カートリッジ17ごと交換すればよく、メンテナンスの容易化を図ることができる。もちろん、ヒートローラ13とプレスローラ14をカートリッジ化することなく、それぞれ別個に画像形成装置1の装置本体に直接取り付けることも可能である。
前記定着カートリッジ17は、図1に示すように、ヒートローラ13が取り付けられてなる内側ユニット18と、プレスローラ14が取り付けられてなる外側ユニット19とから構成されるものである。ここで、図2は内側ユニット18の一端側について拡大した図であり、図3はヒートローラ13の一端側の構成を示す分解斜視図である。図に示すように、内側ユニット18は、フレーム部材20の長手方向に沿って配置されたヒートローラ13と、該ヒートローラ13の両端部を回転自在に支持する左右一対の軸受部材21と、ヒートローラ13の一端と軸受部材21の間に介在された導電性の異音防止板22と、ヒートローラ13を電気的に接地するためのアース部材23と、図示しないモータによって回転駆動されヒートローラ13に駆動力を伝達する駆動ギア24と、を具備してなるものである。以下、各構成要素について更に詳細に説明する。
前記ヒートローラ13は、図3に示すように、アルミニウム合金材等からなる円筒管であるローラ本体25と、該ローラ本体25の内部に収容されたヒータ26とを具備してなるものである。ローラ本体25は、より正確には、その長手方向中央部から両端部へ向かって径が徐々に大きくなるいわゆる逆クラウン形状であって、本実施例では全長約20cmのローラ本体25について両端部の径を中央部の径より50〜60μm程度大きくしている。このような形状としたことにより、ローラ本体25の周方向速度は両端部の方が中央部よりも速くなるため、該ローラ本体25によって搬送される記録紙には、その幅方向に引っ張られて伸ばされる効果が生じる。これにより、ヒートローラ13とプレスローラ14の間を記録紙が通過する際に、記録紙にしわが発生するのを抑制することが可能となっている。また、図3に示すように、ローラ本体25の一端部には略U字型の切欠き27が形成され、該切欠き27に前記駆動ギア24を噛み合わせることにより、駆動ギア24の回転駆動力がローラ本体25に伝達されるものとなっている。この切欠き27の端縁とローラ本体25の端縁とで形成される角部28は、前記軸受部材21との接触を考慮してR形状とされている。これは、後述するように、切欠き27の角部28を覆うようにして前記軸受部材21が嵌合されるため、切欠き27の角部28が先鋭な形状となっていると、ローラ本体25の回転時に軸受部材21の内側面が切欠き27の角部28との接触によって削られる場合があり、これにより、軸受部材21が破損したり、ローラ本体25が軸受部材21内で位置ズレして前記プレスローラ14との接触不良が生じる恐れがあるからである。
また、ヒータ26は、電熱線をガラス等で被覆したヒータ本体29と、該ヒータ本体29の両端部に設けられた取付部材30とを具備してなるものである。このように構成されるヒータ26がローラ本体25に挿通され、ローラ本体25の両端部から突出した取付部材30が、異音防止板22と軸受部材21を挿通されて、前記フレーム部材20にネジ固定されている。尚、本発明において、ローラ本体25の内部にヒータ26が収容されているとは、ヒータ26全体がローラ本体25の内部に完全に納まっている場合のみならず、本実施例のようにヒータ26の一部がローラ本体25から突出した場合をも含む意味である。
前記軸受部材21は、図3に示すように、樹脂等を略円筒形状に形成したものに前記ローラ本体25の一端に嵌合する凹溝31を形成し、該凹溝31の底面にヒータ挿通穴32を、底面から側面に渡ってアース用開口33をそれぞれ形成したものである。凹溝31は、ローラ本体25より若干大径に形成され、該凹溝31をローラ本体25の一端に嵌合させた時にローラ本体25を凹溝31内で回転可能としている。ヒータ挿通穴32は、軸受部材21をローラ本体25の一端に嵌合させる際に、ローラ本体25の端部から突出したヒータ26との干渉を防止するためのものであり、ヒータ本体29と取付部材30を挿通させることができるよう双方の断面形状を考慮した形状となっている。アース用開口33は、軸受部材21の内部に収容された前記異音防止板22に対して、前記アース部材23を軸受部材21の外側から当接させるためのものである。このように構成される軸受部材21が、ローラ本体25の両端部にその開口を覆うようにしてそれぞれ嵌合され、図2に示すように、各軸受部材21がフレーム部材20に形成された軸受収容溝34に設置されることにより、ローラ本体25をフレーム部材上に回転可能に支持している。また、軸受部材21でローラ本体25の両端部の開口を覆うことにより、ヒータ26の熱が開口から逃げるのを防止し、ヒートローラ13の温度制御をより正確に行うことが可能となっている。
前記異音防止板22は、図3に示すように、ステンレス鋼やリン青銅等の導電性部材からなる薄板材を、前記ローラ本体25と略同径の円盤型に形成し、その中央部にヒータ挿通孔35を形成してなるものである。この異音防止板22が、軸受部材21の凹溝31内に、その一方の面を凹溝31の底面に当接させて配置され、異音防止板22を収容した状態の軸受部材21が、ローラ本体25の一端に、異音防止板22の他方の面がローラ本体25の端面に当接するまで嵌合されている。これにより、異音防止板22は、凹溝31の底面とローラ本体25の端面との間に挟持されるとともに、凹溝31に形成されたアース用開口33を通して、その一部が軸受部材21の外部に露呈された状態となっている。尚、ローラ本体25の両端から突出したヒータ26は、前記ヒータ挿通孔35を挿通させることにより、異音防止板22と干渉しないものとなっている。
前記アース部材23は、ステンレス鋼やリン青銅等の導電性部材からなる薄板材を打ち抜き及び曲折加工して形成された板バネである。アース部材23は、図2に示すように、その基部36がフレーム部材20の上面にネジ固定されるとともに、基部36から延出して設けられた腕部37の先端部が、フレーム部材20に形成された軸受収容溝34の内部に差し込まれている。図4は、アース部材23の腕部37と異音防止板22の関係を説明するための説明図である。図に示すように、軸受収容溝34の内部に差し込まれた腕部37の先端部は、軸受部材21に収容された異音防止板22におけるアース用開口33から露呈した部分に当接し、異音防止板22をローラ本体25側へ付勢している。尚、アース部材23の形状は、本実施例に限られず、フレーム部材20の形状等に応じて適宜設計変更が可能である。また、板バネに替えて線バネ等を用いることももちろん可能である。更に、アース部材23として弾性のない金属板等を使用することも可能である。しかし、本実施例のように板バネとすることにより、前記ヒータ26の熱でフレーム部材20に反りが生じたことにより、あるいは熱膨張や熱収縮により、アース部材23と異音防止板22の距離が変化した場合でも、前記反りに応じてアース部材23が弾性変形するので、アース部材23を異音防止板22に確実に当接させることができるという利点がある。
前記駆動ギア24は、図3に示すように、中空の円筒形状を有し、その内周面に突条38が設けられてなるものである。この駆動ギア24が、その突条38を前記切欠き27に係合させるようにしてローラ本体25に外嵌されている。これにより、駆動ギア24の回転に従ってローラ本体25が回転するものとなっている。ここで、駆動ギア24の設計に際しては、その内径の大きさと内周面の真円度の決定が特に重要である。より詳細に説明するに、駆動ギア24が回転した時、駆動ギア24の内周面とローラ本体25の外周面とが接触することにより異音が発生する場合がある。本出願人は、この異音の大きさが、駆動ギア24の内周面とローラ本体25の外周面との間のガタ、及び駆動ギア24の内周面の真円度、という2つの要因に影響を受けると考え、この2つの要因を種々の値に変化させて異音の大きさを確認する実験を行った。その結果、前記ガタの大きさが0.2mm以内、且つ前記真円度が0.05以内となった場合に異音が最も小さくなることが確認された。従って、駆動ギア24の内径の大きさは、駆動ギア24とローラ本体25それぞれの公差を考慮に入れた上でガタが前記範囲内に入るように、また、駆動ギア24の内周面の真円度が前記範囲内に入るようにそれぞれ決定している。
以上のような構成により、ヒートローラ13は、前記異音防止板22と前記アース部材23を介して電気的に接地されるので、その回転時に発生する静電気が画像品質に影響を及ぼすことを防止することができる。また、ローラ本体25の回転時においても異音防止板22は殆ど回転することはないため、異音防止板22とアース部材23の接触に起因してビビリや異音が発生することは殆どない。万が一、異音防止板22が回転してアース部材23と摺動したとしても、異音防止板22の表面はローラ本体25の端面のような切削面ではないため、ビビリや異音は発生しにくい。加えて、ローラ本体25はその両端面に異音防止板22が当接されることで振動しにくくなっているため、異音防止板22とアース部材23の摺動によるビビリや異音が発生しても、ローラ本体25の共鳴によって増幅されることもない。一方、ローラ本体25の回転時には、ローラ本体25の端面が異音防止板22と摺動するが、この場合、異音防止板22はローラ本体25の端面全体と接触するため、異音防止板22がアース部材23から受ける付勢力は分散される。従って、異音防止板22のローラ本体25に対する当たりは、ローラ本体25の端面にアース部材23を直接接触させる場合の当たりと比較して弱いものなので、ローラ本体25の回転時におけるビビリや異音の発生を低減させることができる。
また、異音防止板22を設けたことにより、アース部材23が自らの有する弾性力によってローラ本体25の切欠き27内に落ち込むことがない。従って、落ち込み時に生じるビビリや異音を防止することができるとともに、アース部材23が切欠き27の角部28で削られてその表面がザラザラとなることに起因するビビリや異音を防止することができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置1の構成を示す概略縦断面図。 内側ユニット18の一端側について拡大した図。 ヒートローラ13の一端側の構成を示す分解斜視図。 アース部材23の腕部37と異音防止板22の関係を説明するための説明図。 従来例に係る感光体ドラム70の接地方法の一例を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置
13 ヒートローラ
14 プレスローラ
21 軸受部材
22 異音防止板
23 アース部材
25 ローラ本体
26 ヒータ
31 凹溝
33 アース用開口

Claims (2)

  1. 金属製の円筒管であるローラ本体の内部にヒータが収容されたヒートローラと該ヒートローラに圧接されたプレスローラの間に記録紙が搬送され、該記録紙上に転写されたトナーが前記ヒータの熱により記録紙に定着される画像形成装置であって、
    前記ヒートローラのローラ本体の端部に嵌合する凹溝が形成され該凹溝内に前記ローラ本体を回転自在に支持する軸受部材と、導電性部材からなり前記凹溝内に前記ローラ本体の端面と当接して設けられた異音防止板と、前記凹溝に形成されたアース用開口を通して前記異音防止板に当接されることにより前記ヒートローラを電気的に接地するアース部材と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記アース部材が、導電性バネ部材からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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