JP2006133392A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置で発生する記録紙のカールを抑えながら搬送可能な装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートローラ41と、該ヒートローラ41に圧接するプレスローラ42とを備え、該ヒートローラ41及びプレスローラ42の圧接面に形成されるニップ部45で記録紙Aを加熱・加圧して、該記録紙A上にトナー像を定着させる定着器ユニットにおいて、記録紙搬送経路の下流側であってニップ部45の後方に剥離爪46が設けられ、該剥離爪46は、凸状に形成された背部46cが第1記録紙搬送経路11に突出して、搬送中の記録紙Aをヒートローラ41の外周面41aから遠ざける方向に押圧する。
【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置の技術に関し、より詳細には、定着装置に設けられる剥離爪の背部を利用して記録紙のカールを抑えるように構成した定着装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、ヒートローラ及びプレスローラを備えてなる定着装置が設けられており、この定着装置では、ヒートローラとプレスローラとの圧接部(ニップ部)を記録紙が通過する間に、トナー転写後の記録紙がヒートローラによって加熱・加圧されて、記録紙上のトナー画像が定着される。
このような定着装置は、ヒートローラの周面に沿ってニップ部が形成され、ニップ部において、記録紙が加熱・加圧される際にヒートローラの周面に付着してしまい、該ニップ部を通過した後も巻き付く場合があった。かかる状態で記録紙の搬送を継続すると、紙詰まりの原因となっていた。そこで、ヒートローラに付着した記録紙の剥離手段としての剥離爪を設けた定着装置が提案されている。かかる定着装置では、通常、ヒートローラの回転方向下流側(記録紙搬送経路の下流側)であって剥離爪の先端部がヒートローラの周面に当接するように配置される。
また、ニップ部において加熱・加圧された記録紙は、ニップ部を通過後に、記録紙の搬送方向の両端部に対し、略中央部が上方若しくは下方となるようにカールされる。記録紙がカールしたままであると、定着装置その他の周辺機器等に接触しながら記録紙の搬送方向に搬送されて、記録紙上の未定着トナー画像がこすれて乱れる場合があり、また、記録紙の先端が曲がったり、記録紙全体が波打ったりする場合があった。
かかる観点から、例えば、特許文献1には、剥離爪の先端部の近傍とそれ以外とで、記録紙の先端の挙動が異なるように、具体的には、剥離爪から剥離された記録紙の姿勢に応じて、剥離爪の案内リブの形状や、高さ、位置及び角度から選ばれた条件を変えるようにして、記録紙の先端が曲がったり、全体として波打ったりするのを防止するようにした定着装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−233405号公報
ところで、記録紙は、ニップ部に至ってから剥離爪によってヒートローラから剥離されるまでの時間が長くなると、ニップ部通過後もヒートローラによって継続して加熱されることとなり、カール量が多くなってしまう。換言すると、記録紙がヒートローラの周面に近接している時間が、記録紙のカール量に強く影響を及ぼすのである。
従来の定着装置の構成では、剥離爪によってヒートローラの周面から記録紙の先端が剥離された後に、記録紙の中途部や後端がヒートローラの周面に近接してしまって、ニップ部通過後にもヒートローラからの熱を継続して受ける結果、カール量が増大し、カールした記録紙が周辺機器と接触して、記録紙がこすれて搬送が乱れたり汚れたりしてしまう場合があった。
また、上記特許文献1に開示される定着装置は、確かに、剥離爪によってヒートローラから剥離された記録紙の搬送手段に特徴を有し、搬送される記録紙が曲がったり波打ったりするのを防止できるが、ヒートローラから剥離された記録紙は依然としてヒートローラに近接し、上記課題が解決されるものではない。
そこで、本発明は、定着装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、定着装置で発生する記録紙のカールを抑えながら搬送可能な装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを備え、該ヒートローラ及びプレスローラの圧接面に形成されるニップ部で記録紙を加熱・加圧して、該記録紙上にトナー像を定着させる定着装置において、記録紙搬送経路の下流側であってニップ部の後方に剥離爪が設けられ、該剥離爪は、凸状に形成された背部が記録紙搬送経路に突出して、搬送中の記録紙をヒートローラの周面から遠ざける方向に押圧するものである。
請求項2においては、前記背部の一部が、該ニップ部の記録紙搬送経路に対する上流側端部及び下流側端部を結ぶ基準線を越えて、前記ヒートローラと反対の空間側に突出されるものである。
請求項3においては、前記背部は、前記ニップ部から搬送された記録紙をガイドするガイド部材を設けてなるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、記録紙がニップ部を通過後にヒートローラからの熱を受けてカールするのを防止して、カール量を効果的に低減できる。
請求項2に示す構成としたので、記録紙の先端だけでなく、中途部や後端ものヒートローラの周面に近接せずに遠ざけるようにして搬送できるため、カール量を効果的に低減できる。
請求項3に示す構成としたので、記録紙が搬送される際に、背部の頂点近傍で押圧されても、記録紙がガイド部材によってガイドされて、記録紙がこすれて搬送が乱れたり、汚れたりすることを防止できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明に係る定着器ユニットを備えた画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図、図2は定着器ユニットの構成を示す正面断面図、図3はニップ部から搬送された記録紙が剥離爪によって剥離されて搬送される状態を示す図、図4は剥離爪のヒートローラへの当接状態を示す図である。
まず、本実施例における画像形成装置1の全体構成について、以下に概説する。
図1に示すように、画像形成装置1は給紙カセット5の上方に配置されており、該画像形成装置1の上部には排紙トレイ6が形成されている。画像形成装置1の内部には、給紙カセット5から繰り込まれた記録紙Aを搬送する第1搬送経路11と第2記録紙搬送経路12とが形成されており、該第1記録紙搬送経路11に沿い、第1記録紙搬送経路11の下流側(上方)へ向けて、現像器ユニット2、感光体ユニット3及び定着装置としての定着器ユニット4が配置されている。これらのユニット2・3・4で画像形成部が構成されて、給紙カセット5から繰り込まれた記録紙Aは該画像形成部で画像情報が転写され、定着が行われた後、排紙トレイ6へ排出されるように構成されている。
定着器ユニット4は装置本体1a内の上部に着脱自在に装着されており、該定着器ユニット4の外側方にジャムアクセスカバー7が装置本体1aに対して開閉可能に設けられている。ジャムアクセスカバー7は、定着器ユニット4の長手部分を覆う構成で、装置本体1aの一側部に配置されており、装置本体1aの一側端部の下部位置を中心に上下回動可能に構成されている。
このジャムアクセスカバー7の内側部と定着器ユニット4の外側部との間に第2記録紙搬送経路12が形成されて、記録紙搬送経路11・12でジャムが発生した場合などには、このジャムアクセスカバー7を開いて、装置本体1aの一側部を開放するように構成されている。
次に、本実施例に係る定着器ユニット4について、以下に詳述する。
図2及び図3に示すように、定着器ユニット4は、ヒートローラ41を軸支する第1フレーム43と、プレスローラ42を軸支する第2フレーム44とにフレームが分割構成されている。該第1フレーム43が装置本体1aに着脱自在に取り付けられ、該第1フレーム43の下端部と該第2フレーム44の下端部とを回動自在に係合させて、該第2フレーム44を該第1フレーム43に対して傾倒自在に取り付け、該第1フレーム43の上端部と該第2フレーム44の上端部とを締結することで、定着器ユニット4のフレームが組まれる。
このフレーム43・44が組まれた状態で、プレスローラ42がヒートローラ41に圧接してニップ部45が形成される。このニップ部45に記録紙Aが至る進入経路は、ニップ部45に記録紙Aの先端が到達するまで、記録紙Aの先端面がヒートローラ41の回転面と接触しないように構成されている。そして、この二つのヒートローラ41及びプレスローラ42の間を通る記録紙Aに対して、ニップ圧力を付与する範囲を広く設定し、ヒートローラ41により加熱されて溶融されるトナーを、記録紙Aに押圧して付着させるように構成されている。
ヒートローラ41に対して、記録紙Aの排出側(第1記録紙搬送経路11の下流側)には、ヒートローラ41の外周面41aの形状に沿って搬送される記録紙Aを、外周面41aから剥離するための剥離手段として剥離爪46が配設されている。該剥離爪46は、鋭角に突出された先端部46aが形成され、該先端部46aがヒートローラ41の外周面41aの接部P3に当接している。この剥離爪46は、第1フレーム43の長手方向に略等間隔に複数個配設され、該第1フレーム43に形成された取付リブ(図略)に回動支点軸47によって回動自在に枢結され、図示せぬ弾性部材によって先端部46aが外周面41a方向に付勢されている。
剥離爪46は、正面視略「く」字状に構成されて一側の先端部46aを尖状に構成し、中途部にガイドローラ48を枢支し、他側の基部を前記回動支点軸47を介して第1フレーム43に枢支している。すなわち、剥離爪46は記録紙通過側の先端部46aと屈曲部の間に直線状の案内部46bを設けている。該案内部46bはヒートローラ41とプレスローラ42の共通接線と略平行に配置され、実際は後述する基準線Sと略平行に配置される。そして剥離爪46の中途部はヒートローラ41の略半径方向外側に凸設された屈曲部を背部46cとして形成されている。この凸状に形成された背部46cの頂点近傍にガイド部材としてのガイドローラ48が配設されており、該ガイドローラ48は、剥離爪46本体に対して回動自在に枢支されている。このように、ガイドローラ48を屈曲部に配設することによって、ヒートローラ41によって加熱・加圧された記録紙Aが搬送される際に、背部46cの頂点近傍で押圧されても、ガイドローラ48が連動して回動し、記録紙Aがこすれて搬送が乱れたり汚れたりすることを防止できる。
なお、この剥離爪46の詳細は、後述する(図4参照)。
図3に示すように、記録紙Aが、ニップ部45から剥離爪46によって剥離され、ガイドローラ48に沿って搬送される経路を説明すると、記録紙Aは、第1記録紙搬送経路11に対する上流側端部P1にてニップ部45に至り、該ニップ部45を通過する際に圧接面に沿って湾曲しながら加熱・加圧され、第1記録紙搬送経路11に対する下流側端部P2にてニップ部45から排出される(図3(a))。ニップ部45でカールした記録紙Aは、ニップ時の形状、すなわちカールした状態に従ってヒートローラ41の外周面41aに沿うようにして第1記録紙搬送経路11の下流方向に搬送される。この時、記録紙Aの腰を利用して剥離させる曲率分離方式の定着器ユニットを用いた場合には、外周面41aに付着することなくニップ点(下流側端部P2)の略接線方向(後述する基準線S方向)に沿って搬送される。
そして、記録紙Aは、ヒートローラ41及びプレスローラ42の回転によって搬送されて前記接部P3に到達し、接部P3において外周面41aから剥離される(図3(b))。剥離された記録紙Aは、先端が剥離爪46の案内部46bの形状に沿って記録紙Aの搬送方向に搬送され、やがてガイドローラ48に至り、ガイドローラ48にガイドされて図示せぬ排出ローラ等によって機外に排出される(図3(c))。
ところで、本実施例に係る定着器ユニット4は、ニップ部45から排出された記録紙Aを、ヒートローラ41の外周面41aから直ちに剥離させるように構成されている。具体的には、剥離爪46の先端部46aを、ニップ部45の第1記録紙搬送経路11の下流側端部P2に近接させるように配置して、該ニップ部45から排出された記録紙Aが、ヒートローラ41の外周面41aに付着若しくは近接している状態を少なくするように構成される。かかる構成として、少なくとも、ニップ部45の前記上流側端部P1及び下流側端部P2をヒートローラ41の外周面41aに沿って結んだヒートローラ41の円周長さL1よりも、該下流側端部P2及び剥離爪46の前記接部P3を同じくヒートローラ41の外周面41aに沿って結んだヒートローラ41の円周長さL2が小となる(L1>L2)ように構成される(図4参照)。
このように、ニップ部45から排出された記録紙Aをヒートローラ41の外周面41aから直ちに剥離するように構成することで、記録紙Aがヒートローラ41に付着若しくは近接した状態を少なくして、記録紙Aのカール量を低減し若しくはカール自体を防止でき、ひいては記録紙Aがヒートローラ41に巻き込んで紙詰まりを起こしたり、カールの矯正ができなくなって印刷不良が生じたりするのを防止できる。
次に、剥離爪46の構成について、以下に詳述する。
図4に示すように、剥離爪46は、案内部46bを介してヒートローラの略半径方向に凸設された背部46cが形成され、かかる背部46cの頂点近傍にガイド部材としてのガイドローラ48が配設されている。このガイドローラ48を含む背部46cは、記録紙Aの第1記録紙搬送経路11の中途部に位置して、第1記録紙搬送経路11に交差するように突出し、ニップ部45から排出された記録紙Aを、ヒートローラ41の外周面41a側に傾倒しないように支持するとともに、外周面41aから該記録紙Aを遠ざけながら搬送するように構成されている。
背部46cは、ヒートローラ41の半径方向に対して外方向に向けて凸設され、背部46cによって、剥離爪46の先端部46aにてヒートローラ41の外周面41aから剥離されて搬送される記録紙Aが、ヒートローラ41の外周面41a側に傾倒しないように支持される。ニップ部45によって加熱・加圧された記録紙Aは、ヒートローラ41及びプレスローラ42の当接面の形状に沿って、第1記録紙搬送経路11を前後方向とする正面視で上方に凸状に湾曲(カール)される。背部46cを設けることで、カールした記録紙Aが、剥離爪46によって外周面41aから剥離した後であっても、ヒートローラ41側に傾倒しないように支持できる。
さらに該背部46cでは、記録紙Aがヒートローラ41側に傾倒しないように支持するだけでなく、搬送される記録紙Aが徐々に該ヒートローラ41から遠ざけられるようにガイドするように構成されている。この背部46cは、ヒートローラ41の半径方向の外方向に凸状となるように形成されるため、剥離爪46の先端部46aで剥離された記録紙Aは、先端部46aから案内部46bを介して背部46c(ガイドローラ48)に至るまでに、ヒートローラ41の外周面41aから半径方向に徐々に遠ざけられる。
記録紙Aのカール量は、熱源たるヒートローラ41に付着若しくは近接した状態が長いと増大する。記録紙Aのカール量が増大すると、その後カールを矯正するのが困難となり、記録紙Aが周辺機器と接触して、記録紙A上の未定着トナー画像がこすれて乱れてしまう場合がある。上述のように、剥離爪46によってニップ部45を経過した記録紙Aは、可能なだけ直ちに外周面41aから剥離されるのがよいのであって、さらには、本実施例に示すように、剥離爪46によって剥離された後は、ヒートローラ41から遠ざけられるのがよいのである。このように構成することで、ニップ部45を通過後にヒートローラ41からの熱を受けて記録紙Aがカールするのを防止するとともに、カール量を効果的に低減できるのである。
図4を参照して、かかる構成の一例を、より詳細に説明すると、ニップ部45の前記上流側端部P1及び下流側端部P2を基準線Sで直線的に結び、該基準線Sを第1記録紙搬送経路11の下流方向に延出した場合には、ヒートローラ41及びプレスローラ42の近傍空間が、ヒートローラ41側の空間Hとプレスローラ42側の空間Pとに分割される。そして、剥離爪46における背部46cを構成するガイドローラ48の一端部48aが、基準線Sを越えて空間Pに至るように構成される。言い換えれば、ガイドローラ48の一部は、ヒートローラ41の外周とプレスローラ42の外周が交差する点を結んだ延長線、または、両ローラの共通接線よりも非ヒートローラ側に突出して構成されている。すなわち、本実施例における剥離爪46は、該剥離爪46がすべて空間Hに位置するのではなく、剥離爪46を構成する背部46cの一端(一端部48a)が、該空間Hから突出して空間Pに至るように構成される。
記録紙Aは、ニップ部45でカールされるため、ニップ部45の下流側端部P2から排出された後は、基準線Sに沿って搬送されずに、空間Hに内のヒートローラ41の外周面41aに付着若しくは近接した状態で搬送され、ガイドローラ48に当接しながら屈曲されて第1記録紙搬送経路11の下流方向に搬送される(図3参照)。該ガイドローラ48の一端部48aを基準線Sを越えて空間P側に突出させることで、記録紙Aは、該ガイドローラ48によって空間P方向、換言すると、ヒートローラ41の外周面41aから遠ざけられる方向に押圧されて空間Hから空間P方向へと移動される。つまり、記録紙Aは、ヒートローラ41から遠ざけられながら搬送される。このように構成することで、記録紙Aの先端だけでなく、中途部や後端もの外周面41aに近接せずに遠ざけるようにして高温のヒートローラ41から遠ざけて冷やすように搬送できるため、カール量を効果的に低減できるのである。
特に、記録紙Aは、先端が前記接部P3で剥離されてガイドローラ48を通過して搬送された後は、搬送方向に沿って張力を受けるため、中途部や端部がヒートローラ41の外周面41aに付着しないでニップ部45から排出される場合がある。また、記録紙Aの腰によっては、ニップ部45の下流側端部P2から略基準線Sに沿って排出される場合がある。かかる場合にでも、記録紙Aを、ガイドローラ48の一端部48aによって記録紙Aをヒートローラ41から遠ざける方向に押圧しながら搬送でき、その結果カール量を低減できる。そして、背部46cで擦れることなくガイドローラ48の回転で案内されるため搬送抵抗が小さく、搬送が乱れることも防止している。
なお、本実施例では、背部46cに配設されたガイドローラ48の一端部48aが基準線Sを越えるように構成されているが、背部46cにガイドローラ48等のガイド部材を必ずしも設ける必要はなく、ガイド部材を設けない場合には、例えば、背部46cの頂点等、背部46cの一部が基準線Sを空間P側に越えるように構成すればよい。
本発明に係る定着器ユニットを備えた画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図。 定着器ユニットの構成を示す正面断面図。 ニップ部から搬送された記録紙が剥離爪によって剥離されて搬送される状態を示す図。 剥離爪のヒートローラへの当接状態を示す図。
符号の説明
4 定着器ユニット(定着装置)
11 第1記録紙搬送経路
41 ヒートローラ
41a 外周面(周面)
42 プレスローラ
45 ニップ部
46 剥離爪
46c 背部
48 ガイドローラ
48a 一端部
S 基準線
H、P 空間

Claims (3)

  1. ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを備え、該ヒートローラ及びプレスローラとの圧接面に形成されるニップ部で記録紙を加熱・加圧して、該記録紙上にトナー像を定着させる定着装置において、
    記録紙搬送経路の下流側であってニップ部の後方に剥離爪が設けられ、該剥離爪は、凸状に形成された背部が記録紙搬送経路に突出して、搬送中の記録紙をヒートローラの周面から遠ざける方向に押圧することを特徴とする定着装置。
  2. 前記背部の一部が、該ニップ部の記録紙搬送経路に対する上流側端部及び下流側端部を結ぶ基準線を越えて、前記ヒートローラと反対の空間側に突出されることを特徴とする定着装置。
  3. 前記背部は、前記ニップ部から搬送された記録紙をガイドするガイド部材を設けてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
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