JP2006133289A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006133289A
JP2006133289A JP2004319159A JP2004319159A JP2006133289A JP 2006133289 A JP2006133289 A JP 2006133289A JP 2004319159 A JP2004319159 A JP 2004319159A JP 2004319159 A JP2004319159 A JP 2004319159A JP 2006133289 A JP2006133289 A JP 2006133289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
driving
endless belt
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004319159A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Fukutani
隆之 福谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004319159A priority Critical patent/JP2006133289A/ja
Publication of JP2006133289A publication Critical patent/JP2006133289A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 安価な材料を用いた搬送ベルトの長寿命化及び出力画像の安定化を実現する画像形成装置の提供。
【解決手段】 複数の現像装置を並置し、現像装置内の各感光体ドラム上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写する構成であり、無端ベルトと現像装置内の感光体が常に接触した形態の画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該無端ベルトを駆動するための駆動手段と、それぞれの駆動手段を独立に制御する制御手段を備え、各駆動手段の起動時に無端ベルトの駆動速度を現像装置の駆動速度より所定の割合だけ遅く制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明はカラー画像形成装置において、特に複数の現像装置を備え、各色のトナー像を電子写真プロセスにより感光ドラム上に形成し、中間転写体および印字媒体にトナー像を転写した後、フルカラー画像を出力する画像形成装置に関するものである。
従来、カラー画像を出力する画像形成装置として、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの各色のトナー像を各色の現像装置内で感光体ドラム上へ形成し、その後、中間転写ベルトや搬送ベルトにより搬送された印字媒体に直接転写し、定着過程を経て出力される形式がとられている。
各現像装置やベルトはそれぞれ個別のモータにより駆動され、それぞれが画像形成時に所定の駆動速度になるように制御されている。
特願2003−021943号公報
しかしながら上述したような画像形成装置では、各色の現像装置の使用状況が異なってくると現像装置を駆動するために必要なモータの出力が異なってしまう。モータは各色同じ起動制御をするため負荷の大小で、起動時に早く回転するモノもあれば遅く回転するモノもある状況が生じ、起動時にはベルトと感光ドラムとの速度が所望の関係にならない。
そのため、ベルトに対して感光ドラムが遅い状態が生じると、感光ドラムがベルトの負荷になる。ベルトは駆動しようとするが、ドラムはベルトに対してブレーキとなるためベルトはテンションを受けてしまう。そしてドラム,ベルトともに定常速度に安定するとベルトテンションは緩む。このような状態が起動ごとに繰り返され、ベルトに対して繰り返しの応力が働くこととなる。
ベルトの材料として安価なPVDFを用いた場合、PVDFは応力に弱いためこのテンションがベルトの寿命を縮め、ベルト表面に微細な亀裂が生じ表面性を劣化させる。これにより画質の不良を招いてしまう。
また、ベルトの材質を応力に強いPIなどに変えて対策を行うと製品のコストUPにつながってしまう。
本発明は、上述の問題点に着目して成されたものであって、安価な材料を用いた搬送ベルトにおいて、長寿命化や出力画像の安定化を図ることのできる画像形成装置の提供を目的としている。
上記課題を解決するための第1の発明は、複数の現像装置を並置し、現像装置内の各感光体ドラム上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写する構成であり、無端ベルトと現像装置内の感光体が常に接触した形態の画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該無端ベルトを駆動するための駆動手段と、それぞれの駆動手段を独立に制御する制御手段を備え、各駆動手段の起動時に無端ベルトの駆動速度を現像装置の駆動速度より所定の割合だけ遅く制御することを特徴とする画像形成装置。
第2の発明は、上記第1の発明の画像形成装置において、各駆動手段の駆動速度が定常速度に達した際の駆動手段への投入電力を検知する手段を備え、投入電力に基づき次回起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
第3の発明は、上記第2の発明の画像形成装置において、制御手段は駆動手段へPWM出力により駆動速度を制御し、投入電力を検知する手段はPWMのdutyで電力を検知することを特徴とする画像形成装置。
第4の発明は、上記第2の発明の画像形成装置において、制御手段は駆動手段へアナログ電圧出力により駆動速度を制御し、投入電力を検知する手段はアナログ電圧により電力を検知することを特徴とする画像形成装置。
第5の発明は、上記第2の発明の画像形成装置において、検知手段は駆動手段に供給される電流を、抵抗を介して検知することを特徴とする画像形成装置。
第6の発明は、第1の発明の画像形成装置において、現像装置の積算回転数を検知する手段と、無端ベルトの積算回転数を検知する手段と、それぞれの積算回転数を記憶する手段とを備え、各積算回転数に応じて起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
第7の発明は、第1の発明の画像形成装置において、無端ベルト表面の光沢を検知するための光沢検知手段を備え、検知されたベルト表面の光沢に応じて、無端ベルト駆動手段の起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
第8の発明は、第7の発明の画像形成装置において、検知されたベルト表面の光沢と、無端ベルトの積算回転数を検知する手段により検知された積算回転数との双方に応じて、無端ベルト駆動手段の起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
第9の発明は、第1の発明に記載の画像形成装置の起動制御手段には、高速積和演算素子を用いることを特徴とする画像形成装置。
第10の発明は、第1の発明に記載の画像形成装置の起動制御手段には、デジタルシグナルプロセッサを用いることを特徴とする画像形成装置。
第11の発明は、第6の発明の画像形成装置において、現像装置と無端ベルトは交換可能な形態であり、新しいものと入れ替えられたと制御手段にて判断した場合、起動時の投入電力量を初期値に戻すことを特徴とする画像形成装置。
第12の発明は、第6の発明の画像形成装置において、現像装置、無端ベルトそれぞれに、記憶手段を備え、起動時の投入電力量を備えられた記憶手段に格納することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、搬送ベルトや現像CRGの使用状況、駆動負荷によらず感光ドラムと搬送ベルトとの速度関係を一定の状態にすることが可能となり、搬送ベルトに対して起動時の負荷やテンションを抑え、安定した画像形成を行うことが可能となる。
また、この制御を行うことにより、搬送ベルトの材質を安いものにすることが可能となり製品のコストを抑えることも可能である。
さらに、起動時に最適な電流をモータに対して供給するため、起動時の無駄な電力消費を抑えることも可能である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
(第1の実施例)
図1は本発明の特徴をよくあらわした図面である。図において1はスキャナユニットであり、不図示の半導体レーザと2の回転多面鏡により構成される。3は現像剤格納および4の感光体上の余剰トナーをクリーニングしたときに発生する廃トナーを格納するためのカートリッジ。5は感光体4表面の静電潜像をトナー像へと現像する現像スリーブ。6は3,4,5をまとめて現像装置(以下現像カートリッジ)とし、6,7,8,9,はそれぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBKの現像カートリッジであり、特にその順序は問わないものとする。10は各色現像カートリッジ6,7,8,9により現像された感光体4上のトナー像を印字媒体へと転写するために感光体4に対向して配設された転写ローラ。11は印字媒体を搬送するため無端ベルトにより構成された搬送ベルト。12は給紙ユニット。13は給紙ユニット12内に搭載された印字媒体を表す。14は印字媒体13上のトナー像を印字媒体へ定着させるための定着器、15は定着ローラ、16は定着させるために定着器を加熱するためのヒータローラ。
また、図2は図1の主に搬送ベルト駆動部と現像駆動部を模式的に示したものである。
図2において、17はブラックの現像カートリッジ9を駆動するためのモータで、このモータ17を駆動することにより、Bk現像カートリッジ9内の感光体4と現像スリーブ5を回転駆動させることができる。18はシアンの現像カートリッジ8を駆動するためのモータ。19は搬送ベルト11を駆動するためのモータ。20はCPUであり、モータの駆動開始、停止などのタイミングを制御している。21はモータ駆動ドライバに制御信号を送るモータコントローラで、高速積和演算子やデジタルシグナルプロセッサ(以下DSP)が用いられ、モータの速度制御を行う。22,23は画像形成系の現像装置のモータを駆動するためのモータドライバで、24は搬送ベルト11を駆動するモータ19のモータドライバである。
本実施例においては特に17,18,19の各モータにDCブラシレスモータを採用したものについて述べる。
上記構成の画像形成装置について動作説明を行う。
画像データを受けると、まずCPU20はモータコントローラ21へ駆動開始信号を送信する。モータコントローラ21は各モータ17,18,19に対し駆動信号を送信する。そして、モータ駆動中はそれぞれのモータ17,18,19に取り付けられた速度検出手段により回転速度情報がモータコントローラ21へ送られる。モータはモータコントローラ21でモータの回転速度が所定の速度になるようにフィードバック制御される。制御するための駆動信号はモータコントローラ21から各モータドライバ22,23,24へ送信する。モータ17,18,19とその他のモータが目標の回転数に達するとモータコントローラ21はCPU20へそれぞれのモータに対応したモータレディ信号を送信する。CPU20はすべてのモータレディ信号を受け取ると給紙動作を開始し、給紙ユニット12により内部に搭載された印字媒体13を画像形成系の搬送駆動装置へ搬送する。画像形成系の先頭部へ搬送された印字媒体13は、画像形成のプロセス速度Vpで回転している搬送ベルト11に吸着され、プロセス速度VpでBK現像カートリッジ9の前縁へ搬送される。ここでBK現像カートリッジ9内の感光体4上に形成されたBKのトナー像を転写ローラ10により印字媒体13上へ転写する。その後、搬送順にC現像カートリッジ8によりCのトナー像が印字媒体13上へ転写され、Mのトナー像、Yのトナー像と順次印字媒体13上で重ね合わせ、最終的にフルカラーのトナー像が印字媒体13上で形成される。
印字媒体13の先端は画像形成系の最下流にあるYのトナー像の転写が終わると搬送に従いプロセス速度Vpで画像形成系を脱し、定着器14により印字媒体13上のトナー像は加熱加圧され印字媒体13上へ定着し、排紙される。
この画像形成装置におけるモータ起動制御方法について図3を用いて説明する。図3はモータの制御系を示した図で、特にモータ17についてのものであるが、その他のモータについても同様の制御系である。DSPを用いたモータコントローラ21はCPU20と通信を行い、モータドライバ22を介して、PWM制御によりモータ17の回転速度制御を行う。DSPを用いたフィードバックおよびフィードフォワード制御を行うことで、モータ17の回転速度制御が可能となっている。
17はブラックの現像カートリッジを駆動するためのモータで、モータドライバ22により制御される。25はモータ17の構造を示している。26は強磁性磁気抵抗効果型センサ素子(以下MRセンサという)であり、ロータに均等に着磁されたパターンを、ロータの回転スピードに応じたSin波形として読み取ることができるようになっている。モータコントローラ21は、波形変換器27により矩形のパルス波(例えば500パルス/回転)に変換されたMRセンサ26の出力信号S1をもとに、モータの回転速度を検知し制御を行う。その他にロータ近傍に形成したFGパターンによるモータの回転速度検出が用いられる。
また、モータ外部にてモータ17の回転速度検出をするため、円周に沿って等間隔にスリットのある円盤28と、フォトインタラプタ(光透過型センサ)29から構成されるエンコーダを備えている。エンコーダに関しては、その他に反射光学系のもの、円盤状に形成された磁性パターンを読み取るものなどが用いられる。
フォトインタラプタ29はエンコーダの円盤28を挟むように配置され、円盤28のスリットをフォトインタラプタ29の光が透過すると、回転速度検出信号S3はLOWレベルとなる。
したがって、モータ17が回転すると、ドラムの軸に設けられた円盤28が回転し、円周に沿って等間隔にあるスリットが、順次フォトインタラプタ29の発光−受光素子間に送られる。
このため、速度検出信号S3はパルス状の波形となり、一定時間毎にいくつ検出したかによりモータの回転速度を検知することが可能である。そのため、高精細なエンコーダほど正確に回転速度を検知することができる。回転速度の検出には、その他にモータの回転1周に1PULSE出力される光学センサなどを用いてもよい。この場合はPULSE間の時間を計測することによりモータの回転速度を検知することが可能となる。
回転速度の検出には、MRセンサ26・波形変換器27のMRセンサ方式、円盤28・フォトインタラプタ29のエンコーダ方式のどちらを用いても構わない。どちらか一方を回転速度の検出手段として用いれば十分である。本実施例においてはMRセンサ方式、エンコーダ方式を信号選択手段30により選択できる形態とした。
モータの加減速はモータに投入する電力を加減することにより可能となっている。この場合はモータを駆動するPWMのON DUTYを加減することにより速度を制御している。
21のDSPはモータからの速度検知信号を31のカウンタによりカウントし一定時間内に所定のパルスがカウントされるように32の演算部にて演算し、22のモータドライバへPWMの出力を行う。
それぞれのモータが定常速に達した際にモータを駆動するためのPWMのDUTYを34のメモリへ格納する。DCモータの場合、投入する電力とモータのトルクは比例関係にある。よって、定常速においてPWMのDUTYはモータにかかる負荷により異なってくる。負荷が大きい場合はON DUTYが大きくなり、小さい場合はON DUTYが小さくなる。そのため、定常速においてモータを駆動するPWMのDUTYにより負荷を見積もることが可能である。
BKのモータ定常速時のPWM DUTYをDdとし、搬送ベルト11の定常速時のPWM DUTYをDbとすると、起動時にBKのモータドライバに与えるdutyはn×Dd、搬送ベルトに与えるdutyはn×m×Dbとする。0<n<1、0.9<m<1とする。
以上の構成で起動することにより、それぞれの駆動負荷によらず感光ドラムと搬送ベルトとの速度関係を一定の状態にすることが可能となり、搬送ベルトに対して起動時の負荷やテンションを抑え、安定した画像形成を行うことが可能となる。
(第2の実施例)
図4は本実施例の特徴を良く表した図で、DSPを用いたモータコントローラ21はCPU20と通信を行い、モータドライバ22,24を介して、PWM制御によりモータ17,35の回転速度制御を行う。DSPを用いたフィードバックおよびフィードフォワード制御を行うことで、モータ17,35の回転速度制御が可能となっている。図において、上述の第一の実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
35は搬送ベルト11を駆動するためのモータで、モータドライバ24により制御される。モータコントローラ21は、波形変換器27により矩形のパルス波(例えば500パルス/回転)に変換されたMRセンサ26の出力信号をもとに、モータの回転速度を検知し制御を行う。その他にロータ近傍に形成したFGパターンによるモータの回転速度検出が用いられる。
モータの加減速はモータに投入する電力を加減することにより可能となっている。この場合はモータを駆動するPWMのON DUTYを加減することにより速度を制御している。
モータコントローラ21のDSPはモータ17,35からの速度検知信号をカウンタ31,36によりカウントし、一定時間内に所定のパルスがカウントされるように演算部32,37にて演算し、モータドライバ22,24へPWMの出力を行う。
それぞれのモータが定常速に達した際にモータを駆動するためのPWMのDUTYをメモリ34,38へ格納する。DCモータの場合、投入する電力とモータのトルクは比例関係にある。よって、定常速においてPWMのDUTYはモータにかかる負荷により異なってくる。負荷が大きい場合はON DUTYが大きくなり、小さい場合はON DUTYが小さくなる。そのため、定常速においてモータを駆動するPWMのDUTYにより負荷を見積もることが可能である。
40,41は、BKのモータ17とモータ35の積算回転数を格納するメモリであり、それぞれカウンタ31,36のカウント値を累積し、格納するものである。その他にモータに駆動される部分、例えば、搬送ベルト11や感光体ドラム4の1周で1カウントできるように別途センサなどを設置し、センサの出力をカウントする方式でも構わない。また、出力した画像のページ数によりカウントする方式を採用する方式でも構わない。
BKのモータ17の定常速時のPWM DUTYをDdとし、搬送ベルト11を駆動するモータ35の定常速時のPWM DUTYをDb、それぞれの積算回転数をRd,Rb、搬送ベルト11の回転寿命をRbd、感光体ドラムの回転寿命をRddとすると、起動時にBKのモータドライバ22に与えるdutyはn×(Rd/Rdd)×Dd、搬送ベルト11に与えるdutyはn×(Rb/Rbd)×Dbとする。ただし0<n<1とする。
また、搬送ベルト11については、積算回転数の代わりとして搬送ベルト11の光沢を検知しその光沢により制御してもよい。その方式について説明する。搬送ベルト11の光沢を反射型の光学センサ(発光素子と受光素子により構成されたもの)により検知する。光沢度は光学センサの出力により検知し、具体的にはセンサの出力電圧により検知を行う。
搬送ベルト11の表面は回動時間に従い、粗くなる。そのため光沢も減少する。このとき光学センサの出力レベルも低下していく。搬送ベルト使用初期時の光沢をVbbとし、検知された光沢をVbとすると搬送ベルト11に与えるdutyはn×(Vb/Vbb)×Dbとする。
以上の構成で起動することにより、感光体ドラム・搬送ベルトそれぞれの累積回転状況によらず感光ドラムと搬送ベルトとの速度関係を一定の状態にすることが可能となり、搬送ベルトに対して起動時の負荷やテンションを抑え、安定した画像形成を行うことが可能となる。
(第3の実施例)
図5は本実施例の特徴を良く表した図で、DSPを用いたモータコントローラ21はCPU20と通信を行い、モータドライバ22,24を介して、PWM制御によりモータ17,35の回転速度制御を行う。DSPを用いたフィードバックおよびフィードフォワード制御を行うことで、モータ17,35の回転速度制御が可能となっている。図において、上述の第一および第二の実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
35は搬送ベルト11を駆動するためのモータで、モータドライバ24により制御される。モータコントローラ21は、波形変換器27により矩形のパルス波(例えば500パルス/回転)に変換されたMRセンサ26の出力信号をもとに、モータの回転速度を検知し制御を行う。その他にロータ近傍に形成したFGパターンによるモータの回転速度検出が用いられる。
モータの加減速はモータに投入する電力を加減することにより可能となっている。この場合はモータを駆動するPWMのON DUTYを加減することにより速度を制御している。
モータコントローラ21のDSPはモータからの速度検知信号をのカウンタ31,36によりカウントし、一定時間内に所定のパルスがカウントされるように演算部32,37にて演算し、モータドライバ22,24へPWMの出力を行う。
DCモータの場合、投入する電力とモータのトルクは比例関係にある。よって、定常速においてPWMのDUTYはモータにかかる負荷により異なってくる。負荷が大きい場合はON DUTYが大きくなり、小さい場合はON DUTYが小さくなる。そのため、定常速においてモータを駆動するPWMのDUTYにより負荷を見積もることが可能である。
40,41はBKのモータ17とモータ35の積算回転数を格納するメモリであり、それぞれカウンタ31,36のカウント値を累積し、格納するものである。その他にモータに駆動される部分例えば、搬送ベルト11や感光体ドラム4の1周で1カウントできるように別途センサなどを設置し、センサの出力をカウントする方式でも構わない。また、出力した画像のページ数によりカウントする方式を採用する構成もありうる。
42は搬送ベルトユニット(搬送ベルトが張架され、画像形成装置より着脱交換可能なユニット)内に設置したベルトメモリで、搬送ベルト11の積算回転数や搬送ベルト11を駆動するモータ35の起動dutyを格納する。
43はBKの現像カートリッジ9内に設置したカートリッジメモリ(以下CRGメモリ)で感光体4の積算回転数や現像カートリッジ9を駆動するモータ17の起動dutyを格納する。44,45,46は同様にシアンC、マゼンタM、イエローYのカートリッジメモリである。また、各色の現像カートリッジ6,7,8,9は独立に着脱交換可能な形態である。
それぞれの現像カートリッジは図示したBKの現像カートリッジと同様の制御構成がとられるため不図示とする。
BKのモータ17の定常速時のPWM DUTYをDdとし、搬送ベルト11を駆動するモータ35の定常速時のPWM DUTYをDb、それぞれの積算回転数をRd,Rb、搬送ベルトの回転寿命をRbd、感光体ドラムの回転寿命をRddとすると、起動時にBKのモータドライバに与えるdutyはn×(Rd/Rdd)×Dd、搬送ベルト11に与えるdutyはn×(Rb/Rbd)×Dbとする。ただし0<n<1とする。
ここで演算したそれぞれの起動dutyをモータの起動毎に搬送ベルト11はベルトメモリ42へ格納、現像カートリッジはCRGメモリ43へ格納する。また、このとき積算回転数もメモリへの格納を行う。
以上の構成により現像カートリッジあるいは搬送ベルトユニットを交換された場合においても、その現像CRGの新旧に関わらず、メモリ内に格納された情報からモータを起動するための最適値を読み出すことが可能となる。そして、その起動dutyにより各モータを起動することにより、感光体ドラム・搬送ベルトそれぞれの累積回転状況によらず感光ドラムと搬送ベルトとの速度関係を一定の状態にすることが可能となり、搬送ベルトに対して起動時の負荷やテンションを抑え、安定した画像形成を行うことが可能となる。
第1の実施例における画像形成装置であるプリンタの概略正面断面図 第1の実施例における画像形成装置の現像装置と駆動系を表した模式図 第1の実施例における画像形成系の駆動モータを制御するブロック図 第2の実施例における画像形成系の駆動モータを制御するブロック図 第3の実施例における画像形成系の駆動モータを制御するブロック図
符号の説明
1 スキャナユニット
2 回転多面鏡
3 カートリッジ
4 感光体
5 現像スリーブ
6 Y現像カートリッジ
7 M現像カートリッジ
8 C現像カートリッジ
9 BK現像カートリッジ
10 転写ローラ
11 搬送ベルト
12 給紙ユニット
13 印字媒体
14 定着器
15 定着ローラ
16 ヒータローラ
17 BK現像カートリッジを駆動するためのモータ
18 C現像カートリッジを駆動するためのモータ
19 搬送ベルトを駆動するためのモータ
20 CPU
21 モータコントローラ
22 モータ17を駆動するモータドライバ
23 モータ18を駆動するモータドライバ
24 モータ19を駆動するモータドライバ
25 モータ内部図
26 MRセンサ
27 波形変換器
28 円盤
29 フォトインタラプタ
30 信号選択手段
31 カウンタ
32 演算器
33 起動duty格納手段
34 メモリ
35 搬送ベルトモータ
36 カウンタ(搬送ベルト)
37 演算器(搬送ベルト)
38 メモリ(搬送ベルト)
39 起動duty格納手段(搬送ベルト)
40 モータ17の積算回転数を格納するメモリ
41 モータ35の積算回転数を格納するメモリ
42 ベルトメモリ
43 カートリッジメモリ(BK)
44 カートリッジメモリ(C)
45 カートリッジメモリ(M)
46 カートリッジメモリ(Y)

Claims (12)

  1. 複数の現像装置を並置し、現像装置内の各感光体ドラム上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写する構成であり、無端ベルトと現像装置内の感光体が常に接触した形態の画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該無端ベルトを駆動するための駆動手段と、それぞれの駆動手段を独立に制御する制御手段を備え、各駆動手段の起動時に無端ベルトの駆動速度を現像装置の駆動速度より所定の割合だけ遅く制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、各駆動手段の駆動速度が定常速度に達した際の駆動手段への投入電力を検知する手段を備え、投入電力に基づき次回起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は駆動手段へPWM出力により駆動速度を制御し、投入電力を検知する手段はPWMのdutyで電力を検知することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は駆動手段へアナログ電圧出力により駆動速度を制御し、投入電力を検知する手段はアナログ電圧により電力を検知することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2記載の画像形成装置において、検知手段は駆動手段に供給される電流を、抵抗を介して検知することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1記載の画像形成装置において、現像装置の積算回転数を検知する手段と、無端ベルトの積算回転数を検知する手段と、それぞれの積算回転数を記憶する手段とを備え、各積算回転数に応じて起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1記載の画像形成装置において、無端ベルト表面の光沢を検知するための光沢検知手段を備え、検知されたベルト表面の光沢に応じて、無端ベルト駆動手段の起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、検知されたベルト表面の光沢と、無端ベルトの積算回転数を検知する手段により検知された積算回転数との双方に応じて、無端ベルト駆動手段の起動時の投入電力を制御手段により制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1記載の画像形成装置において、制御手段には、高速積和演算素子を用いることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1記載の画像形成装置において、制御手段には、デジタルシグナルプロセッサを用いることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項6記載の画像形成装置において、現像装置と無端ベルトは交換可能な形態であり、新しいものと入れ替えられたと制御手段にて判断した場合、起動時の投入電力量を初期値に戻すことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項6記載の画像形成装置において、現像装置、無端ベルトそれぞれに、記憶手段を備え、起動時の投入電力量を備えられた記憶手段に格納することを特徴とする画像形成装置。
JP2004319159A 2004-11-02 2004-11-02 画像形成装置 Withdrawn JP2006133289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319159A JP2006133289A (ja) 2004-11-02 2004-11-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319159A JP2006133289A (ja) 2004-11-02 2004-11-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006133289A true JP2006133289A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36726921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004319159A Withdrawn JP2006133289A (ja) 2004-11-02 2004-11-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006133289A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112630A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2021004972A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112630A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7218582B2 (ja) 2019-01-09 2023-02-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2021004972A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP7275906B2 (ja) 2019-06-26 2023-05-18 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6892038B2 (en) Image forming apparatus with recording medium speed control feature
JP2007237682A (ja) 画像形成装置
US7603061B2 (en) Image forming apparatus
US8666271B2 (en) Image forming apparatus and storage medium for image quality stabilization
JP2008083139A (ja) 画像形成装置
JPH0950155A (ja) 画像形成装置
JP4669557B2 (ja) 画像形成装置
JP4814924B2 (ja) 画像形成装置
JP2006201270A (ja) 画像形成装置
JP2006133289A (ja) 画像形成装置
JP2003215870A (ja) 画像形成装置
JP3696761B2 (ja) 画像形成装置
JP6335664B2 (ja) 画像形成装置
JP5697424B2 (ja) 画像形成装置
JP5015475B2 (ja) 画像形成装置およびその画像形成方法
JP2007033780A (ja) 画像形成装置
JP2006084771A (ja) 画像形成装置及び駆動装置
JP4590929B2 (ja) 画像形成装置
JP2005283769A (ja) 画像形成装置
JP2003005488A (ja) 画像形成装置
JP2010220434A (ja) モータ制御装置
JP2012032609A (ja) 画像形成装置
JP2010142015A (ja) モータ制御装置およびそれを用いた画像形成装置
JPH02132473A (ja) 電子写真装置
JP2006047841A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108