JP2006133043A - 摩擦回転部品のトルク測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転トルクの良否の判定は勿論のこと、回転のスムーズさも判定できる。
【解決手段】回転シャフト2と、回転シャフト2に摩擦係合し該回転シャフト2と相対的に回転させられる保持部材3とを少なくとも有した被測定ワーク1のトルク測定器において、回転シャフト2支持して共に回転可能に設けられた測定用カプラー12と、測定用カプラー12に固定された測定用レバー13と、測定用レバー13の回転方向に配設された荷重測定用センサ14と、保持部材3に係合する係合駒37と、係合駒37に結合された弾性部材34と、弾性部材34に結合され上下動可能に設けられた回転軸23と、回転軸23を回転駆動させるモータ30とからなり、荷重測定用センサ14の荷重を少なくともモニターに表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、摩擦回転部品のトルク測定器に関する。
摩擦回転部品として、例えばラップトップ型或いは卓上型のパソコン、ワープロ等のディスプレー体を開閉させるためのOA機器用チルトヒンジが挙げられる。この種のOA機器用チルトヒンジには、耐久性、開閉のスムーズ性等の改良を図ったものとして、種々の構造のものが知られている。
OA機器用チルトヒンジは、装置本体側へ取付けられる取付けベース及び軸受プレートとからなる取付け部材と、大径部の端部に小径部を有し、小径部を前記軸受プレートに軸受けさせディスプレー体の支持部材を兼ねる回転シャフトとを有している。そして、前記大径部と前記軸受プレートの間の小径部にスラストワッシャーを介在させ、軸受プレートの他側面側の小径部に少なくともスラストワッシャー、スプリングワッシャー及び押さえ用ワッシャーを介在させ、小径部の端部をかしめてスプリングワッシャーの復元力でスラストワッシャーを加圧させる。回転シャフトの小径部の端部をかしめることにより軸受プレートの両側に摩擦力を生じさせ、回転シャフトを所定のトルクによってのみ回転するようにし、この回転シャフトに固定されたディスプレー体を使用開成角度の任意の位置で停止保持できるようにしている。例えば特許文献1及び2参照。
実開平5−21079号公報 特許第3095107号公報
回転部品のトルク測定器としては、種々のものが提案されている。例えば特許文献3乃至5参照。
特開2003−166887号公報 特開2004−163316号公報 特開2004−163238号公報
従来のトルク測定器でOA機器用チルトヒンジのトルクを測定した場合、OA機器用チルトヒンジが所望とするトルク内にあるか否かは判明する。ところで、パソコンのディスプレー体の開閉は手で行うので、開閉させるトルクが所定範囲内であっても、開閉時にごつごつしないでスムーズに開閉できる感触は非常に重要である。しかし、従来のトルク測定器では、開閉時の感触を判定することは困難であった。このため、手動によるトルク測定(検査)で、手に伝わる感触で判定を行っている。しかし、手の感触による判定は、個人差があると共に長年の熟練を必要とする。
本発明の第1の課題は、回転トルクの良否の判定は勿論のこと、回転のスムーズさの感触度を長年の熟練を必要としなく、また個人差も少なくて判定できる摩擦回転部品のトルク測定器を提供することにある。
本発明の第2の課題は、回転トルクの良否の判定及び回転のスムーズさの感触度を自動的に判定できる摩擦回転部品のトルク測定器を提供することにある。
上記第1の課題を解決するための本発明の請求項1は、回転シャフトと、この回転シャフトに摩擦係合し該回転シャフトと相対的に回転させられる保持部材とを少なくとも有した摩擦回転部品のトルク測定器において、前記回転シャフト又は保持部材の一方を支持して共に回転可能に設けられた測定用支持部材と、この測定用支持部材の回転を阻止するように配設され該測定用支持部材の荷重を測定する荷重測定用センサと、前記回転シャフト又は保持部材の他方に係合する係合駒と、この係合駒に結合された弾性部材と、この弾性部材に結合され上下動可能に設けられた回転軸と、この回転軸を回転駆動させるモータとからなり、前記荷重測定用センサの検出荷重を少なくともモニターに表示することを特徴とする。
上記第1及び第2の課題を解決するための本発明の請求項2は、回転シャフトと、この回転シャフトに摩擦係合し該回転シャフトと相対的に回転させられる保持部材とを少なくとも有した摩擦回転部品のトルク測定器において、前記回転シャフト又は保持部材の一方を支持して共に回転可能に設けられた測定用支持部材と、この測定用支持部材の回転を阻止するように配設され該測定用支持部材の荷重を測定する荷重測定用センサと、前記回転シャフト又は保持部材の他方に係合する係合駒と、この係合駒に結合された弾性部材と、この弾性部材に結合され上下動可能に設けられた回転軸と、この回転軸を回転駆動させるモータと、トルクの許容値を判定するトルク許容値判定手段と、トルクの急激な変化率を判定する感触値判定手段とからなることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項3は、上記請求項1又は2において、前記測定用支持部材は、前記回転シャフト又は保持部材の一方が装着されて係合する測定用カプラーと、この測定用カプラーに固定された測定用レバーとからなり、前記荷重測定用センサは、前記測定用レバーに対向して該測定用レバーの回転方向側に配設されていることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項4は、上記請求項2において、前記トルク許容値判定手段は、前記荷重測定用センサの検出荷重と前記モータの回転とから前記摩擦回転部品のトルクを算出するトルク演算回路と、許容トルクが記憶された許容トルクメモリと、前記トルク演算回路により算出されたトルクと前記許容トルクメモリに記憶された許容トルクとを比較して許容トルク範囲外の時にトルク不良信号を出力するトルク比較器とからなることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項5は、上記請求項2において、前記感触値判定手段は、前記荷重測定用センサの検出荷重と前記モータの回転とから前記摩擦回転部品のトルクを算出するトルク演算回路と、このトルク演算回路により算出されたトルクのデータ変化率を算出するデータ変化率演算回路と、このデータ変化率演算回路より算出されたデータ変化率の大きいデータを拡大して感触値を算出する感触値変換回路と、許容される感触値が記憶された許容感触値メモリと、前記感触値変換回路により算出された感触値と前記許容感触値メモリに記憶された感触値とを比較して許容感触値範囲外の時に感触値不良信号を出力する感触値比較器とからなることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項6は、上記請求項2において、前記感触値判定手段は、請求項5の構成の他に前記感触値変換回路により算出された感触値の前記許容感触値範囲外の感触値の絶対値を加算して総合感触値を算出する感触値演算回路を備えていることを特徴とする。
モータによって回転軸が回転し、回転軸の回転は弾性部材、係合駒を介して被測定ワークの例えば保持部材に伝達される。回転軸の回転に伴って弾性部材がねじれて弾性変形し、該弾性部材に大きな回転エネルギーが蓄積される。弾性部材に蓄積された回転エネルギーが一定値に達すると、係合駒に係合している被測定ワークの例えば保持部材が回転させられ、保持部材との摩擦力により回転シャフトが同方向に回転しようとする。回転シャフトの回転力は測定用支持部材に伝達され、測定用支持部材の回転力は荷重測定用センサによって阻止される。これにより、回転シャフトの荷重は荷重測定用センサによって測定される。このトルクはモニターにより表示され、その荷重の上下が規定の範囲内であり、また波形が緩やかな曲線である場合には、滑らかでスムーズな回転が得られ、OA機器用チルトヒンジの場合には、ディスプレー体をスムーズに開閉できる感触を判定できる。
本発明の摩擦回転部品のトルク測定器の一実施の形態を図1乃至図5により説明する。図1乃至図3に示すように、被測定ワーク1は、回転シャフト2と、この回転シャフト2に摩擦係合し該回転シャフト2に相対的に回転させられる保持部材3とから少なくとも構成されている。回転シャフト2の一端部2aは、丸棒の両側をカットしたほぼ楕円形状となっている。
ベース板10上には、軸受ホルダ11が固定されており、軸受ホルダ11には測定用カプラー12が回転自在に支承されている。測定用カプラー12の上端には、被測定ワーク1の一端部2aが係合する係合穴12aと、一端部2a上の円筒部が装着される装着穴12bとが形成されている。測定用カプラー12には測定用レバー13が固定されており、ベース板10上には、測定用レバー13の回転方向側に荷重測定用センサ14が固定され、荷重測定用センサ14と反対側にストッパ15を有するストッパ支持板16が固定されている。
ベース板10上には、側板20が固定されており、側板20には水平で測定用カプラー12の上方に伸びた支持板21が固定されている。測定用カプラー12の上方の支持板21部分には、軸受ホルダ22が固定されており、軸受ホルダ22には回転軸23が上下動及び回転可能に支承されている。軸受ホルダ22の回転部には、従動スプロケット24を有するスプロケットホルダ25が固定されている。ここで、回転軸23及びスプロケットホルダ25には、それぞれ対応した部分に複数個の縦溝が形成されており、この縦溝にはボールベアリングが装着されている。即ち、回転軸23とスプロケットホルダ25はスプライン結合されているので、回転軸23とスプロケットホルダ25は共に回転可能で、かつ回転軸23のみ上下方向に移動可能となっている。
支持板21にはモータ30が固定されており、モータ30の出力軸に固定された駆動スプロケット31と前記従動スプロケット24とにはチェーン32が掛けられている。回転軸23の上端には、つまみ33が固定されている。回転軸23の下端には、ねじれ部材としてゴム等よりなる弾性部材34の上端に固定された固定ねじ35が固定されており、弾性部材34の下端に固定された固定ねじ36には、係合駒37が固定されている。係合駒37の下端面には、被測定ワーク1の保持部材3の上端部に係合する係合溝37aが形成されている。
図4に示すように、荷重測定用センサ14の出力はアンプユニット40により増幅され、トルク演算回路41によって画像処理され、モニター42に表示される。ここで、トルク演算回路41はコンピュータに置き換えることができる。モータ30はコントローラ43によって制御され、コントローラ43によるモータ30の制御パルスは、トルク演算回路41にも入力される。トルク演算回路41は、回転軸23の回転角に対する被測定ワーク1のトルク値を演算し、この出力はモニター42に表示される。モニター42には、図6又は図7(a)に示すように、例えば横軸を回転軸23の回転角xとし、縦軸を被測定ワーク1のトルクtとして表示される。なお、図6又は図7(a)は一例として被測定ワーク1がOA機器用チルトヒンジの場合で、回転軸23の1回転(360°)を8秒で駆動した場合を示す。
次に作用について説明する。図1はつまみ33を手で上方に引き上げた状態を示す。この状態で測定用カプラー12の係合穴12aに回転シャフト2の一端部2aを係合させる。次に回転軸23を自重で下降させ、係合駒37の係合溝37aを保持部材3に係合させる。この状態でモータ30を始動させる。モータ30の出力軸の回転は、駆動スプロケット31、チェーン32を介して従動スプロケット24及びスプロケットホルダ25に伝達される。これにより、回転軸23が回転し、回転軸23の回転は弾性部材34、係合駒37を介して被測定ワーク1の保持部材3に伝達される。
回転軸23の回転に伴って弾性部材34がねじれて弾性変形し、該弾性部材34に大きな回転エネルギーが蓄積される。弾性部材34に蓄積された回転エネルギーが一定値に達すると、保持部材3が回転させられ、保持部材3との摩擦力により回転シャフト2が同方向に回転しようとする。この回転シャフト2の回転力は、測定用カプラー12を介して測定用レバー13に伝達される。しかし、測定用レバー13の回転は、荷重測定用センサ14により阻止され、該荷重測定用センサ14によって測定用レバー13のトルク(荷重)が測定される。即ち、保持部材3のみが係合駒37によって回転させられ、回転シャフト2のトルク(荷重)は荷重測定用センサ14によって測定される。荷重測定用センサ14によって測定された荷重は、アンプユニット40によって増幅され、トルク演算回路41で画像処理されてモニター42に表示される。そこで、作業者はモニター42に表示された画像によって被測定ワーク1の良否を判断する。
本実施の形態は、被測定ワーク1がOA機器用チルトヒンジの場合であるので、その使用条件に適した測定方法となっている。即ち、測定用カプラー12の中心から荷重測定用センサ14の測定部までの距離を10cm、回転軸23を8秒で1回転させた。この時の荷重測定用センサ14で検出し、アンプユニット40で増幅してトルク演算回路41で画像処理したモニター42の映像の1例を図6に示す。図6又は図7(a)において、Htはトルクの上限値、Ltはトルクの下限値、Lxは調査スタート位置(角度)、Hxは調査終了位置をそれぞれ示す。
図6及び図7(a)はトルクが許容値であるHtとLt間である4〜6Kg/cmの範囲内であるので、トルク値は良品となる。勿論、トルクがHtより大きい場合、またLtより小さい場合にはトルク値不良と判定することは言うまでもない。また図6の場合は、波形が緩やかな曲線であるので、OA機器用チルトヒンジとして用いた場合、滑らかでスムーズな回転が得られ、ディスプレー体をスムーズに開閉できる感触度は良品として判定できる。しかし、図7(a)の場合は、トルクに急激な変化部、即ち変化率が大きいt1、t2部が存在する。t1は下方へのトルク変化率が大きい場合、t2は上方へのトルク変化率が大きい場合を示す。このように大きなトルク変化率部が存在すると、ディスプレー体を開閉する感触度は悪く、スムーズに開閉できない。従って、このように急激なトルク変化率部が存在する場合には、感触度不良とする。
このように、モニター42に表示された映像を目視で判断して、回転トルクの良否の判定は勿論のこと、回転のスムーズさの感触度を判断できるので、長年の熟練を必要としなく、また個人差も少なくて判定できる。
本発明の測定トルク処理手段の実施の形態を図5により説明する。図4に示す測定トルク処理手段は、モニター42の映像によってトルク値及び感触値の判定を目視によって行った。本実施の形態は、トルク値及び感触値の判定を自動的に行う場合を示す。
まず、トルク許容値判定手段について説明する。入力手段50によって許容トルク、即ち最大トルクHtと最小トルクLtを記憶する許容トルクメモリ51を有し、この許容トルクメモリ51に記憶された許容トルクと前記トルク演算回路41で調査スタート位置Lxから調査終了位置Hxまで演算されたトルクt(x)は、トルク比較器52により比較される。なお、最大トルクHt及び細少トルクLtはその製品に応じて予め実験によって調査して設定される。図6及び図7(a)の場合は、許容トルクメモリ51に記憶された許容トルクの範囲内であるので、トルク比較器52からはOK(良品)の信号が出力される。もし、トルク演算回路41より出力されたトルク値が許容トルクメモリ51に記憶された許容トルクの範囲外である場合には、トルク比較器52からはNG(トルク値不良)の信号が出力される。このように、自動的に許容トルクの範囲内であるか否かが判定される。
次に感触値判定手段について説明する。トルク演算回路41で演算されたトルクデータをt(x)とする。xはモータ30に入力されるパルス数で表されるが、モニター42には、図6及び図7(a)に示すように、作業者に判り易くするために角度位置で表示される。今、xパルス位置からbパルス位置までのトルクのデータ平均値をT(x+b)とすると、T(x+b)はxからbまでのトルクデータ総和の平均値であり、〔数1〕で表される。また(x+nm )パルス位置からaパルス位置までのトルクのデータ平均値をT(x+nm +a)とすると、T(x+nm +a)は(x+nm )からaまでのトルクデータ総和の平均値であり、〔数2〕で表される。そこで、T(x+nm +a)からT(x+b)を引いた値がトルクのデータ変化率Tm(x)として〔数3〕の一般式で表される。ここで、x,mは1以上の任意の整数、nm ,a及びbはそれぞれそれぞれ0以上の任意の整数である。
Figure 2006133043
Figure 2006133043
Figure 2006133043
〔数3〕のデータ変化率Tm(x)から感触値変換関数F(x)を〔数4〕のように定義する。この感触値変換関数F(x)は、データ変化率演算回路53からの入力によってトルクt(x)により算出される。ここで、k1,k2,k3,k4 ・・・は、重み付け係数であり、回転シャフト2と保持部材3との相対回転位置によって実験により決める。図7(a)におけるt(x)によるF(x)は、急激なトルク値感触値部t1、t2によって図7(b)に示すように、トルク値感触値部t1によって下方感触部t11、上方感触部t12が得られ、トルク値感触値部t2によって上方感触部t21、下方感触部t22が得られる。
Figure 2006133043
一方、入力手段50によって入力される感触値、即ち最小感触値S1 と最大感触値S2 を記憶する許容感触値メモリ55を有し、この許容感触値メモリ55に記憶された許容感触値と感触値変換回路54で演算された感触値値とは、感触値比較器56で比較される。なお、最小感触値S1 及び最大感触値S2 はその製品に応じて予め実験によって調査して設定される。図7(b)に示すように、下方感触部t11及び下方感触部t22は最小感触値S1 より小さく、また上方感触部t12は最大感触値S2 より大きいので、感触値比較器56からはNG(感触値不良)信号が出力される。仮に下方感触部t11、上方感触部t12、下方感触部t22が最小感触値S1 と最大感触値S2 の範囲内であればOK(感触値良品)の信号が出力される。
また感触値変換回路54によって算出された感触値変換関数F(x)は、前記した感触値比較器56に入力されると共に感触値演算回路67に入力され、この感触値演算回路67によって総合感触値Kが算出される。総合感触値Kは、〔数7〕によって負の感触値K1 の絶対値と正の感触値K2 を加えた値となる。
負の感触値K1 は、負の最小感触値S1 でカットした絶対値であり、0>F(x)>S1 の時で〔数5〕となる。これは図7(c)に示すK1 となる。
正の感触値K2 は、正の最大感触値S2 でカットした値であり、0≦F(x)<S2 の時で〔数6〕となる。これは図7(c)に示すK2 となる。感触値演算回路67で算出された総合感触値Kは、その値が大きいほど感触度が悪いことになる。
Figure 2006133043
Figure 2006133043
Figure 2006133043
なお、上記実施の形態においては、ねじれ部材の一例としてゴム等の弾性部材22を用いたが、例えばねじれ変形が可能なコイルバネ、棒状又は板状のばね材を用いてもよい。また手動で被測定ワーク1をセットし、手動で回転軸23を上下動させたが、これらは自動で行って良いことは言うまでもない。
本発明の摩擦回転部品のトルク測定器の一実施の形態を示す正面図である。 平面図である。 図1のA−A線断面図である。 測定トルク処理手段の一実施の形態を示す回路図である。 測定トルク処理手段の他の形態を示す回路図である。 荷重測定用センサの出力値及び感触度が共に良品である場合の説明図である。 荷重測定用センサの出力値は良品であるが感触度が不良である場合の説明図である。
符号の説明
1 被測定ワーク
2 回転シャフト
3 保持部材
10 ベース板
11 軸受ホルダ
12 測定用カプラー
12a 係合穴
12b 装着穴
13 測定用レバー
14 荷重測定用センサ
21 支持板
22 軸受ホルダ
23 回転軸
24 従動スプロケット
25 スプロケットホルダ
30 モータ
31 駆動スプロケット
32 チェーン
34 弾性部材
37 係合駒
40 アンプユニット
41 トルク演算回路
42 モニター
43 コントローラ
51 許容トルクメモリ
52 トルク比較器
53 データ変化率演算回路
54 感触値変換回路
55 許容感触値メモリ
56 感触値比較器
57 感触値演算回路

Claims (6)

  1. 回転シャフトと、この回転シャフトに摩擦係合し該回転シャフトと相対的に回転させられる保持部材とを少なくとも有した摩擦回転部品のトルク測定器において、前記回転シャフト又は保持部材の一方を支持して共に回転可能に設けられた測定用支持部材と、この測定用支持部材の回転を阻止するように配設され該測定用支持部材の荷重を測定する荷重測定用センサと、前記回転シャフト又は保持部材の他方に係合する係合駒と、この係合駒に結合された弾性部材と、この弾性部材に結合され上下動可能に設けられた回転軸と、この回転軸を回転駆動させるモータとからなり、前記荷重測定用センサの検出荷重を少なくともモニターに表示することを特徴とする摩擦回転部品のトルク測定器。
  2. 回転シャフトと、この回転シャフトに摩擦係合し該回転シャフトと相対的に回転させられる保持部材とを少なくとも有した摩擦回転部品のトルク測定器において、前記回転シャフト又は保持部材の一方を支持して共に回転可能に設けられた測定用支持部材と、この測定用支持部材の回転を阻止するように配設され該測定用支持部材の荷重を測定する荷重測定用センサと、前記回転シャフト又は保持部材の他方に係合する係合駒と、この係合駒に結合された弾性部材と、この弾性部材に結合され上下動可能に設けられた回転軸と、この回転軸を回転駆動させるモータと、トルクの許容値を判定するトルク許容値判定手段と、トルクの急激な変化率を判定する感触値判定手段とからなることを特徴とする摩擦回転部品のトルク測定器。
  3. 前記測定用支持部材は、前記回転シャフト又は保持部材の一方が装着されて係合する測定用カプラーと、この測定用カプラーに固定された測定用レバーとからなり、前記荷重測定用センサは、前記測定用レバーに対向して該測定用レバーの回転方向側に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の摩擦回転部品のトルク測定器。
  4. 前記トルク許容値判定手段は、前記荷重測定用センサの検出荷重と前記モータの回転とから前記摩擦回転部品のトルクを算出するトルク演算回路と、許容トルクが記憶された許容トルクメモリと、前記トルク演算回路により算出されたトルクと前記許容トルクメモリに記憶された許容トルクとを比較して許容トルク範囲外の時にトルク不良信号を出力するトルク比較器とからなることを特徴とする請求項2記載の摩擦回転部品のトルク測定器。
  5. 前記感触値判定手段は、前記荷重測定用センサの検出荷重と前記モータの回転とから前記摩擦回転部品のトルクを算出するトルク演算回路と、このトルク演算回路により算出されたトルクのデータ変化率を算出するデータ変化率演算回路と、このデータ変化率演算回路より算出されたデータ変化率の大きいデータを拡大して感触値を算出する感触値変換回路と、許容される感触値が記憶された許容感触値メモリと、前記感触値変換回路により算出された感触値と前記許容感触値メモリに記憶された感触値とを比較して許容感触値範囲外の時に感触値不良信号を出力する感触値比較器とからなることを特徴とする請求項2記載の摩擦回転部品のトルク測定器。
  6. 前記感触値判定手段は、請求項5の構成の他に前記感触値変換回路により算出された感触値の前記許容感触値範囲外の感触値の絶対値を加算して総合感触値を算出する感触値演算回路を備えていることを特徴とする請求項2記載の摩擦回転部品のトルク測定器。
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