JP2006132421A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン高速域でのカムシャフトに対する荷重の軽減がセンタアームの重量増加を招くことなく効果的に図れるエンジンの可変動弁装置を提供する。
【解決手段】 吸,排気弁1の開閉タイミング及びリフト量を可変制御するエンジンの可変動弁装置において、カムムシャフト8に固設された駆動カム3と、カムシャフトと平行に配したロッカシャフト12に揺動自在に支持された揺動カム5と、揺動カムのカム面13に従動して吸,排気弁1を開閉駆動するロッカアーム6と、ロッカシャフトの外周部に揺動支点を持ち、駆動カムと揺動カムとの間でカムシャフトの駆動力を伝達するセンタアーム4と、ロッカシャフトを回動しセンタアームの揺動支点位置を変化させる回動駆動手段と、を備え、回動駆動手段によりセンタアームの揺動支点位置が変化した際に、カムシャフトの同じ回転角度位置において、センタアームと当接する駆動カムの周方向位置が変化する一方、揺動カムとセンタアームとが当接する箇所とロッカシャフトとの距離L2が変化しないようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等における内燃機関(以下、エンジンという)の可変動弁装置に関する。
ガソリンエンジンにおいて、吸気弁の開閉タイミング(バルブタイミング)及びリフト量を連続的に可変制御し、吸気絞り弁(スロットルバルブ)の役割を吸気弁にて行うことでポンピングロス低減による燃費向上を狙ったエンジンが実用化されている。可変動弁装置によるポンピングロス低減方策には吸気弁早閉じと吸気弁遅閉じがあるが、上記エンジンは早閉じによるポンピングロス低減を目指すものである。
この場合、低リフト+小開弁期間制御時の吸気弁閉タイミングはATDC(ピストン上死点後)100度付近まで進めることが望ましいとされるが、リフト可変機構のみで、最適位置に開閉タイミングを制御するのが難しいので、従来では位相可変式VVT(可変バルブタイミング機構)を併用している。
しかしながら、従来の可変動弁装置では、リフト可変時に吸気弁の最大リフトタイミングは僅かしか変化しないので、最適バルブタイミングに制御するための位相可変式VVTへの要求作動角(要求位相可変量)が大きくなることから(図7の(a)参照)、目標タイミングに至るまでに時間を要するうえ、制御精度も低下するために燃費向上効果及びアクセルレスポンスを犠牲にしていた。
そこで近年、特許文献1で、リフト可変機構による低リフト制御時にバルブタイミングを大きく進角又は遅角させて位相可変式VVTへの要求作動角(要求位相可変量)が小さくて済む(図7の(b)参照)可変動弁装置が提案されている。
これは、図8に示すように、モータ等により制御軸50を回動して制御アーム51の回動位置(フォロア53の揺動支点)を変更すると、カムシャフト52の同じ回転角度位置においてフォロア53と当接する弁カム54の周方向位置が変化する。つまり、モータ等が制御軸50を回動し制御アーム51の回動位置を変更すると、揺動カム55が弁カム54の駆動力をフォロア53から受け吸気弁または排気弁56を開閉駆動するときに、吸気弁または排気弁56の最大リフト位置が変化する。
さらに、モータ等により制御軸50を回動して制御アーム51の回動位置を変更すると、揺動カム55とフォロア53とが当接する箇所と制御軸50との距離L1が変化する。フォロア53の揺動角度幅は制御アーム51の回動位置が変化しても同じである。しかし、フォロア53の揺動角度幅が同じでも、揺動カム55の揺動角度幅は、揺動カム55とフォロア53とが当接する箇所と制御軸50との距離L1が変化すると変化する。揺動カム55の揺動角度幅は、揺動カム55とフォロア53とが当接する箇所と制御軸50との距離L1が短くなると大きくなり、距離L1が長くなると小さくなる。揺動カム55の揺動角度幅が大きくなると吸気弁または排気弁56のリフト量は大きくなり、揺動カム55の揺動角度幅が小さくなると吸気弁または排気弁56のリフト量は小さくなる。
このようして、一つのモータ等で制御軸50を回動して制御アーム51の回動位置を変更することにより、吸気弁または排気弁56の最大リフト位置が変化するとともに、吸気弁または排気弁56のリフト量が増減するので、簡単な構成でバルブタイミングおよびリフト量を制御する設計自由度の高い可変動弁装置を実現できるとある。
特開2003−239712号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような可変動弁装置にあっては、モータ等により制御軸50を回動して制御アーム51の回動位置(フォロア53の揺動支点)を変更すると、揺動カム55とフォロア53とが当接する箇所と制御軸50との距離L1が変化することから、前記距離L1が小さくなる大リフト制御時のエンジン高速域では吸気弁または排気弁56側の慣性力が大きくなって弁カム54(カムシャフト52)にかかる荷重が大きくなることから、フォロア53の径や幅の拡大が必要となり、車両への搭載性の悪化,エンジン回転数の制限という問題点があった。
また、フォロア53においてローラ57a,57bを介して弁カム54(カムシャフト52)から揺動カム55へ駆動力を伝達する構成となっているため、このローラ57a,57bが同一の場合、ローラはカムの回転と揺動カム55の斜面に対する転動との両方の動きが同じでないため摺動することになることから、許容面圧が大きく下がり耐久性に問題がある。これにより、バルブリフトの加速度を上げて最大リフト量を大きくする等の採れるリフトカーブの自由度が低く、高速性能の向上と低リフト制御時における燃費低減が十分に図れないのである。
この問題を解消すべく、ローラ57a,57bを二つ設けてそれぞれ弁カム54と揺動カム55に個別に当接させた場合には、フォロア53の重量(慣性力)が大きくなって動特性に影響を及ぼし、低リフト制御時に強い力でフォロア53(及び揺動カム55)を弁カム54側に押し当てなければならないことから、スプリング58の荷重が大きくなってスペース的に設置が困難になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、エンジン高速域でのカムシャフトに対する荷重の軽減がセンタアームの重量増加を招くことなく効果的に図れるエンジンの可変動弁装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明に係るエンジンの可変動弁装置は、エンジン回転に連動するカムシャフトから駆動力を受け、吸,排気弁の開閉タイミング及びリフト量を可変制御するエンジンの可変動弁装置において、前記カムムシャフトに固設された駆動カムと、前記カムシャフトと平行に配したロッカシャフトに揺動自在に支持された揺動カムと、前記揺動カムのカム面に従動して前記吸,排気弁を開閉駆動するロッカアームと、前記ロッカシャフトの外周部に揺動支点を持ち、前記駆動カムと揺動カムとの間でカムシャフトの駆動力を伝達するセンタアームと、前記ロッカシャフトを回動し前記センタアームの揺動支点位置を変化させる回動駆動手段と、を備え、前記回動駆動手段により前記センタアームの揺動支点位置が変化した際に、前記カムシャフトの同じ回転角度位置において、前記センタアームと当接する前記駆動カムの周方向位置が変化する一方、前記揺動カムと前記センタアームとが当接する箇所と前記ロッカシャフトとの距離が変化しないことを特徴とする。
また、前記センタアームは、前記駆動カムとローラで当接する一方、揺動カムとは同揺動カムに付設された回転部材に対して斜面で当接することを特徴とする。
また、前記回転部材の周面に面取り部を設け、該面取り部が前記センタアームの斜面に対して平面接触することを特徴とする。
また、前記ロッカシャフト上に前記揺動カムをタンデムに2個配設して2弁駆動とし、これら揺動カムを1本の回転部材で連結する一方、同回転部材に斜面で接触する前記センタアームを1個配置し、同センタアームで駆動する1本の回転部材にて2個の揺動カムを同時駆動することを特徴とする。
また、前記回転部材は駆動カムと反対側となる部位に設けられ、前記センタアームは前記2個の揺動カムの間に介在することを特徴とする。
前記構成の本発明によれば、回動駆動手段によりセンタアームの揺動支点位置が変化した際に、カムシャフトの同じ回転角度位置において、前記センタアームと当接する駆動カムの周方向位置が変化すると共に揺動カムに対するセンタアームの当接位置が変化して揺動カムの揺動角度幅が変化するので、一つの回動駆動手段によりロッカシャフトを回動してセンタアームの揺動支点位置を変更することにより、吸,排気弁の最大リフト位置が変化するとともに、吸,排気弁のリフト量が増減するので、簡単な構成でバルブタイミングおよびリフト量を可変制御できる設計自由度の高い可変動弁装置を実現できる。この際、揺動カムと前記センタアームとが当接する箇所とロッカシャフトとの距離が変化しないので、従来例のように大リフト制御時のエンジン高速域で吸,排気弁側の慣性力が大きくなっても駆動カムにかかる荷重は大きくならないので、上述した可変動弁装置によるスペース増大やエンジン回転数の制限はない。
また、前記センタアームは、前記駆動カムとローラで当接する一方、揺動カムとは同揺動カムに付設された回転部材に対して斜面で当接することで、センタアームと揺動カムとの間における許容面圧が大きく、耐久性が向上する。
また、前記回転部材の周面に面取り部を設け、該面取り部が前記センタアームの斜面に対して平面接触することで、センタアーム4と揺動カム5との間における面圧を下げることができ耐久性がより一層向上する。
また、前記ロッカシャフト上に前記揺動カムをタンデムに2個配設して2弁駆動とし、これら揺動カムを1本の回転部材で連結する一方、同回転部材に斜面で接触する前記センタアームを1個配置し、同センタアームで駆動する1本の回転ピンにて2個の揺動カムを同時駆動することで、部品点数の削減が図れる。
また、前記回転部材を駆動カムと反対側となる部位に設け、前記センタアームを前記2個の揺動カムの間に介在させることで、部品点数の削減が図れると共に、可変動弁装置をコンパクトにできエンジン全体の縮小化が図れる。
以下、本発明に係るエンジンの可変動弁装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す自動車等車両におけるエンジンの可変動弁装置の大リフト制御時の模式図、図2は同じく小リフト制御時の模式図、図3は回転部材としての回転ピンの平面図である。
図1及び図2に示すように、ガソリンエンジンの吸気弁1のバルブタイミング及びリフト量を可変制御する可変動弁装置2は、駆動カム3とセンタアーム4と揺動カム5とロッカアーム6とリターンスプリング7とを備える。
前記駆動カム3は、図示しないエンジンのクランクシャフトに連動して回転駆動されるカムシャフト8上に固設される。
前記センタアーム4は、後述するロッカシャフト12の周面から一体的に突出した支持軸9の先端にその上端部がピン19結合され、このピン19部を揺動支点として図中左右方向に揺動自在となっている。そして、その下部一側部(図中右側部)がローラ10を介して前記駆動カム3に当接する一方、他側部(図中左側部)が所定角度の斜面(平面)11を介して前記揺動カム5の後述する回転ピン14に当接している。
前記揺動カム5は、前記カムシャフト8と平行に配したロッカシャフト12上にその上部に位置した円環部において図中左右方向に揺動自在に嵌装され、その下端のカム面13が前記ロッカアーム6の後述するローラ16に当接している。また、揺動カム5の中間一側部(図中右側部)には前記センタアーム4の斜面11と当接する回転ピン14が回転自在に付設され、本実施例では、図3に示すように、回転ピン14の周面一部に面取り部14aが形成され、この面取り部14aが前記センタアーム4の斜面11と平面接触している。また、揺動カム5の円環部上面には前記リターンスプリング7の一端を担持するスプリング受け15が突設されている。
前記ロッカアーム6は、その基端部においてピボット軸17により図中左右方向に揺動自在に支持される一方、先端部が吸気弁1の弁棒上端部に当接している。また、前記揺動カム5のカム面13に当接するローラ16がロッカアーム6の中間部において回転自在に支持されている。
前記リターンスプリング7は、その他端側が図示しないシリンダヘッドに固設されたホルダ18に支持され、揺動カム5及びセンタアーム4を常時駆動カム3側に付勢している。
尚、前記吸気弁1は、図示しないバルブスプリングにより常時閉弁方向(弁棒上端部がロッカアーム6に押し当てられる方向)に付勢されている。
また、前記ロッカシャフト12は、図示しないモータ等による回動駆動手段により回動され、これによって前記センタアーム4の揺動支点位置が図中上下方向に変化するようになっている。この回動駆動手段は、図示しない位相可変式VVT(可変バルブタイミング機構)と共に図示しないECU(電子制御ユニット)によりエンジンの運転状態に応じて駆動制御される。
このように構成されるため、回動駆動手段によりロッカシャフト12が所定方向に回動され、センタアーム4の揺動支点位置が変化した際には、カムシャフト8の同じ回転角度位置において、前記センタアーム4のローラ10と当接する駆動カム3の周方向位置が変化すると共に揺動カム5の回転ピン14に対するセンタアーム4の斜面11の当接位置が変化して揺動カム5の揺動角度幅が変化する。
これにより、一つの回動駆動手段によりロッカシャフト12を回動してセンタアーム4の揺動支点位置を変更するという簡単な構成で、吸気弁1の最大リフト位置が変化するとともに、吸気弁1のリフト量が増減し、そのバルブタイミングおよびリフト量がエンジンの運転状態に応じて可変制御される。
つまり、センタアーム4の斜面11の角度と揺動カム5のカム面13のカムプロフィールの設定で、例えば図7の(b)に示すようなリフトカーブが得られ、リフト可変機構による小リフト制御によってバルブタイミングが進角するので、位相可変式VVTへの要求作動角(要求位相可変量)が小さくて済む。
この結果、エンジンの全運転域において、より最適に近いバルブタイミングでの運転が可能となり、ポンピングロス低減による燃費低減効果をフルに発揮させることができると共に、部分負荷時の吸気弁早閉じ運転状態から全負荷運転状態へのバルブタイミング移行時間が短縮され、レスポンスが向上する。
そして、本実施例では、上述した作用下では、揺動カム5の回転ピン14とセンタアーム4の斜面11とが当接する箇所とロッカシャフト12との距離L2がほとんど変化しないので、従来例のように大リフト制御時のエンジン高速域で吸気弁1側の慣性力が大きくなっても駆動カム3にかかる荷重は大きくならないので、上述した可変動弁装置によるスペース増大やエンジン回転数の制限はない。
また、センタアーム4は、駆動カム3とローラ10で当接する一方、揺動カム5とは同揺動カム5に付設された回転ピン14に対して斜面11で当接するので、センタアーム4と揺動カム5との間における許容面圧が大きく耐久性が向上する。しかも回転ピン14の面取り部14aがセンタアーム4の斜面11に対して平面接触するので、面圧を下げることができ耐久性がより一層向上する。
これにより、吸気弁1のバルブリフトの加速度を上げて最大リフト量を大きくする等の採れるリフトカーブの自由度が高まり、高速性能の向上が図れると共に低リフト制御時における燃費低減効果をより一層増大することができる。また、ローラ10が1個であり、センタアーム4の重量(慣性力)の増加を招かないことから、リターンスプリング7のばね荷重が小さくて済むという利点もある。
図4は本発明の実施例2を示す自動車等車両におけるエンジンの可変動弁装置の要部斜視図、図5は揺動カムの構造説明図、図6はセンタアームの構造説明図である。
これは、実施例1におけるロッカシャフト12上に揺動カム5をタンデムに2個配設して吸気2弁のガソリンエンジンに適用した例である。図4及び図5では、2個の揺動カム5が連結部5aにより部分的に結合された一体構造のものが示されているが、完全に分離した2個の揺動カム5を1本の回転部材としての回転ピン14のみで連結するようにしても良い。
そして、本実施例では、前記回転ピン14に斜面11で接触するセンタアーム4を前記2個の揺動カム5の間にエンジン前面視でラップするようにして1個配置し、同センタアーム4で駆動する1本の回転ピン14にて2個の揺動カム5を同時駆動するようになっている。尚、前記センタアーム4は、図6にも示すように、上二股部4aにおいて支持軸9がピン19結合されると共に下二股部4bにおいてローラ10が支軸20上を回転自在となっている。
これによれば、実施例1と同様の作用効果に加えて、多弁のエンジンにおいて部品点数の削減によるコスト低減とエンジン全幅の縮小による搭載性の向上が図れる。また、2個の揺動カム5を部分的に結合して一体構造とすることで、吸気2弁(2個の揺動カム5)を確実に同期して駆動することができ装置の信頼性を高めることができる。また、回転ピン14に面取り部を形成すれば、センタアーム4と揺動カム5との間における面圧が下がるため、2弁駆動に対し有利である。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、本可変動弁装置2で排気弁を開閉駆動するようにしても良い。この場合、センタアーム4の斜面11の角度を変えることでリフト可変機構による小リフト制御によってバルブタイミングを遅角させることができ、排気ガス対策上有効である。このように本発明では、吸,排気弁側に直結する揺動カムではなくセンタアーム4の斜面11の角度を変えることでエンジンの仕様を変えられるので、その仕様の変更が容易に行えるという利点もある。
本発明の実施例1を示す自動車等車両におけるエンジンの可変動弁装置の大リフト制御時の模式図である。 同じく小リフト制御時の模式図である。 回転ピンの平面図である。 本発明の実施例2を示す自動車等車両におけるエンジンの可変動弁装置の要部斜視図である。 揺動カムの構造説明図である。 センタアームの構造説明図である。 吸気弁のリフトカーブの比較説明図である。 従来例の自動車等車両におけるエンジンの可変動弁装置の大リフト制御時(同図(a))と小リフト制御時(同図(b))の模式図である。
符号の説明
1 吸気弁、2 可変動弁装置、3 駆動カム、4 センタアーム、5 揺動カム、6 ロッカアーム、7 リターンスプリング、8 カムシャフト、9 支持軸、10 ローラ、11 斜面、12 ロッカシャフト、13 カム面、14 回転ピン、15 スプリング受け、16 ローラ、17 ピボット軸、18 ホルダ、19 ピン、20 支軸。

Claims (5)

  1. 機関回転に連動するカムシャフトから駆動力を受け、吸気弁又は排気弁の開閉タイミング及びリフト量を可変制御する内燃機関の可変動弁装置において、
    前記カムシャフトに固設された駆動カムと、
    前記カムシャフトと平行に配したロッカシャフトに揺動自在に支持された揺動カムと、
    前記揺動カムのカム面に従動して前記吸,排気弁を開閉駆動するロッカアームと、
    前記ロッカシャフトの外周部に揺動支点を持ち、前記駆動カムと揺動カムとの間でカムシャフトの駆動力を伝達するセンタアームと、
    前記ロッカシャフトを回動し前記センタアームの揺動支点位置を変化させる回動駆動手段と、を備え、
    前記回動駆動手段により前記センタアームの揺動支点位置が変化した際に、前記カムシャフトの同じ回転角度位置において、前記センタアームと当接する前記駆動カムの周方向位置が変化する一方、前記揺動カムと前記センタアームとが当接する箇所と前記ロッカシャフトとの距離が変化しないことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記センタアームは、前記駆動カムとローラで当接する一方、揺動カムとは同揺動カムに付設された回転部材に対して斜面で当接することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記回転部材の周面に面取り部を設け、該面取り部が前記センタアームの斜面に対して平面接触することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記ロッカシャフト上に前記揺動カムをタンデムに2個配設して2弁駆動とし、これら揺動カムを1本の回転部材で連結する一方、同回転部材に斜面で接触する前記センタアームを1個配置し、同センタアームで駆動する1本の回転部材にて2個の揺動カムを同時駆動することを特徴とする請求項2又は3記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記回転部材は駆動カムと反対側となる部位に設けられ、前記センタアームは前記2個の揺動カムの間に介在することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の可変動弁装置。
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