JP2006129005A - 位相同期発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数比較機能を有さない位相比較器を用いた場合において、確実に周波数引き込みが可能であって、確実にロックはずれを検知できる位相同期発振器を提供する。
【解決手段】周波数比較機能を有さない位相比較器と電圧制御発振器とを有するメインPLL回路と、電圧制御発振器からの周波数を精度良くモニターするクオリファイPLL回路と、モニターした周波数が所定範囲からはずれると、固有周波数を有する振動子を用いた固定周波数の発振器に電圧制御発振器を同期させるスターターPLL回路とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、位相同期発振器(PLL回路)に関し、特に、無線伝送装置の局部発振器など、高周波動作のための周波数比較機能を有さない位相比較器を用いた構成でも、安定した引き込み(プルイン)特性を実現することができる位相同期発振器に関する。
位相同期発振器(PLL回路)に用いられる位相比較器において、周波数比較機能を有さない位相比較器は、高速での位相比較が可能である。そして、直接位相比較を行うため、入出力の位相差を抑えることができ、マイクロ波、ミリ波帯のような10GHz超の高周波帯の無線伝送装置の局部発振器として用いる位相同期発振器で用いられる回路構成である。
図1は、周波数比較機能を有さない位相比較器を用いた位相同期発振器の従来の構成例を示す図である。周波数比較機能を有さない位相比較器1は、高速で動作することこから、直接位相比較で回路を構成することができ、さらに、分周などの位相遅延要因がないため、入出力位相差を抑えることができる。電圧制御発振器(VCO)3の出力信号は、位相比較器1で基準信号と位相比較される。そこで発生した誤差電圧は、ループフィルタ回路(LPF)2を経由して、電圧制御発振器3に帰還する。
図1の位相同期発振器では、位相比較器1が周波数比較機能を有さないので、周波数引き込みを実現するために、スイープ回路4を設け、ループフィルタ2のループ特性を広帯域化させている。また、電圧制御発振器3の制御電圧Vfをウインドウコンパレータ5によりウインドウコンパレートし、制御電圧Vfが所定電圧範囲内かどうか(ロックしているかどうか)を判定し(ロックディテクト)、ロック・アンロック状態に応じて、スイープ回路4を制御する。
また、下記特許文献1は、雑音帯域を小さくし、且つ高速引き込みを可能とするために、外部入力信号に対する周波数引き込み時にPLL本体回路を用いて第一PLLループを形成し、位相引き込みと定常時にPLL本体回路を用いて第二PLLループを形成し、さらに、周波数引き込みで得た局部発振器への制御信号を記憶保持し、第二PLLループ動作時の局部発振器の実効自走周波数を設定する状態制御回路を有するPLL回路について開示している。
特開平8−139598号公報
しかしながら、上記図1の構成の位相同期発振器は、次のような問題点がある。第一に、周波数引き込み(プルイン)レンジを確保するために、広帯域なループ特性化を実現する必要があるが、ループ特性の広帯域化も、数MHz程度までが限度である。発振周波数が高周波(例えば10GHz以上)になると、電圧制御発振器(VCO)の周波数可変幅をループ特性の広帯域化では対応できないという問題がある。
第二に、ロックディテクトとして、電圧制御発振器(VCO)の制御電圧をウインドウコンパレートして、ある範囲に入っていれば、ロックしていると判定するが、例えばマイクロ波帯の電圧制御発振器のように、周波数安定度が低い場合などは、ウインドウ範囲を比較的広くとらざるを得ず、ウインドウ内をすべて引き込み範囲とできず、制御電圧がウインドウ内に入っていても、ロックがはずれてしまう現象が生じ得るデッドロックゾーンがウインドウ内に存在するという問題がある。
第三に、周波数引き込みのために、ループフィルタ(LPF)にオフセット電圧をスイープさせてプルインを補助するが、ウインドウコンパレータによりスイープ回路を動作させるために、上述のように、デッドロックゾーンが存在するとロックしないという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、周波数比較機能を有さない位相比較器を用いた場合において、確実に周波数引き込みが可能であって、確実にロックはずれを検知できる位相同期発振器を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の位相同期発振器は、外部からの入力信号と電圧制御発振器からの出力信号との位相差を検出する位相比較器と、当該位相差に基づいて発振周波数が制御される電圧制御発振器とを有する第一のPLL回路と、前記第一のPLL回路と切換可能に動作し、固有周波数を有する振動子を用いた固定周波数の発振器に前記電圧制御発振器を同期させる第二のPLL回路と、前記電圧制御発振器からの周波数を監視する第三のPLL回路と、前記第三のPLL回路により監視される周波数に応じて、前記第一のPLL回路と第二のPLL回路のいずれか一方を選択して動作させる制御回路とを備えることを特徴とする。
本発明の好ましい位相同期発振器は、入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御発振器と、当該周波数信号と外部入力信号との位相差に応じた制御信号を出力する周波数比較機能を有さない第一の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第一のフィルタとを備える第一のPLL回路と、所定の周波数を出力する振動子を用いた固定周波数の発振器と、前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号と前記固定周波数の発振器からの周波数信号との位相差に応じた制御信号を出力する第二の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第二のフィルタとを備える第二のPLL回路と、固有周波数を有する振動子を用い且つ入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御振動子発振器と、当該周波数信号と前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号との位相差に応じた制御信号を出力する第三の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第三のフィルタとを備える第三のPLL回路と、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記第一のフィルタの制御電圧又は前記第二のフィルタの制御電圧のいずれかを切り換えて、前記電圧制御発振器に入力する制御回路とを備えて構成されることを特徴とする。
上記構成において、例えば、第二のPLL回路の前記固定周波数の発振器は、所定に基準電圧を発生する基準電圧発生器と前記第三のPLL回路の前記電圧制御振動子発振器により構成され、前記基準電圧が前記第三のPLL回路の電圧制御振動子発振器に供給されると、前記電圧制御振動子発振器からの周波数信号が、前記第二の位相比較器に入力され、前記制御回路は、前記第三の制御電圧に応じて、前記基準電圧又は前記第三のフィルタの制御電圧のいずれかを切り換えて、前記電圧制御振動子発振器に入力する。
また、上記構成において、例えば、前記第二のPLL回路の前記第二の位相比較器と前記第三のPLL回路の前記第三の位相比較器は、同一の共用位相比較器として構成され、制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記共用位相比較器からの制御信号を前記第二のフィルタ又は前記第三のフィルタのいずれかに切り換えて入力する。
また、上記構成において、例えば、前記第二のPLL回路の前記第二の位相比較器と前記第三のPLL回路の前記第三の位相比較器は、同一の共用位相比較器として構成され、さらに、前記第二のPLL回路の前記第二のフィルタと前記第三のPLL回路の前記第三のフィルタは、同一の共用フィルタとして構成され、前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記共用フィルタからの制御電圧を前記電圧制御振動子発振器又は前記電圧制御発振器のいずれかに切り換えて入力する。
また、上記構成において、前記第一のフィルタのループ定数が切り換え可能であって、前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記ループ定数を切り換える構成であってもよい。
また、上記構成において、好ましくは、前記制御回路は、前記各切り換えを行うと、所定時間、前記制御回路への入力変化に応答しないようにされる。
また、上記構成において、前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧が所定範囲外であると判定すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第一のフィルタの制御電圧から前記第二のフィルタの制御電圧に切り換え、前記第二のPLL回路のロック状態を検知すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第二のフィルタの制御電圧から前記第一のフィルタの制御電圧に切り換える。
本発明の位相同期発振器によれば、入力信号が高周波信号(例えば10GHzを超える周波数)であり、その高周波信号が入力される位相比較器が周波数比較機能を有さない場合において、確実な周波数引き込みが可能となる。また、アンロック状態(ロックはずれ)を確実に検知することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図2は、本発明の実施の形態における位相同期発振器の第一の構成例を示す図である。図2において、位相同期発振器は、メイン(Main)PLL回路10、スターター(Starter)PLL回路20、クオリファイ(Qualify)PLL回路30及び制御回路40を備えて構成される。メインPLL回路10は、外部からの入力信号が入力される位相比較器11、ループフィルタ(LPF)12、電圧制御発振器(VCO)16を有し、スターターPLL回路20と電圧制御発振器を共用するために、ループフィルタ12と電圧制御発振器16との間にスイッチ(SW)14と切換緩衝回路15が挿入されている。位相比較器11は、周波数比較機能を有さない。なお、本明細書では、位相と周波数の両方を比較する機能を有するものも、単に位相比較器という場合がある。また、ループフィルタ(LPF)12は、ループ定数を制御するループ定数切換回路13を備えている。
スターターPLL回路20は、メインPLL回路10がアンロック状態のときにロックさせるためのPLL回路であって、精度の高い固有周波数を有する水晶振動子を用いた固定周波数の発振器(XO)21、周波数比較機能を有する周波数位相比較器22、ループフィルタ(LPF)23、電圧制御発振器(VCO)16を有する。そして、上述したように、電圧制御発振器16をメインPLL回路10と共用するために、ループフィルタ23と電圧制御発振器16との間にスイッチ(SW)24が設けられる。切換緩衝回路15も共用される。水晶振動子に限らず、セラミック振動子など別の精度の高い固有周波数を有する振動子が用いられてもよい。
制御回路40が、スイッチ14とスイッチ24を選択的に切り換えることで、メインPLL回路10又はスターターPLL回路20のいずれか一方が選択され、電圧制御発振器16に供給される制御電圧が切り換えられる。
スターターPLL回路20の動作時において、電圧制御発振器16からの出力信号は、分周器25で分周されて周波数位相比較器22に入力される。周波数位相比較器22には、水晶振動子を用いた固定周波数の発振器21から精度の高い安定した周波数が供給されるので、水晶振動子を用いた固定周波数の発振器21に、電圧制御発振器16を同期させることができる。
クオリファイPLL回路30は、メインPLL回路10がロックしているかどうかを監視するためのPLL回路であって、周波数比較機能を有する周波数位相比較器31、ループフィルタ32、水晶振動子を用いた電圧制御水晶発振器(VCXO)33、分周器34、ウインドウコンパレータ35を有する。水晶振動子を用いた電圧制御水晶発振器33は、例えばマイクロ波帯のストリップライン共振器や誘電体共振器を用いた電圧制御発振器よりも、発振周波数が安定しており、制御電圧をウインドウコンパレートする場合に、ppmオーダーの高精度な周波数差を検出することができる。水晶振動子に限らず、セラミック振動子など別の精度の高い固有周波数を有する振動子を用いた電圧制御振動子発振器であってもよい。
クオリファイPLL回路30の周波数位相比較器31は、メインPLL回路10の動作時における電圧制御発振器16からの出力信号と、クオリファイPLL回路の電圧制御水晶発振器33からの出力信号の周波数を比較し、その差に応じた制御電圧を出力する。クオリファイPLL回路30の電圧制御水晶発振器33は、上述のように安定した固有周波数で発振するため、それを基準周波数とすれば、制御電圧をウインドウコンパレートすることで、メインPLL回路10の電圧制御発振器16のロック・アンロック状態を監視することができる。すなわち、ウインドウコンパレータ(WC)35により、制御電圧が所定範囲内にあると判定されれば、メインPLL回路10の電圧制御発振器16はロック状態にあり、所定範囲を超えている場合は、アンロック状態にあることがわかる。なお、ウインドウコンパレータ35が監視する制御電圧の所定範囲は、周波数位相比較器31の制御電圧可変範囲よりも狭い範囲に設定される。
ウインドウコンパレータ35の出力信号は、制御回路40に入力される。制御回路40は、メインPLL回路10がアンロック状態であると判断すると、スイッチ24を接続して、スターターPLL回路20を動作させる。スターターPLL回路20は、上述したように、水晶振動子を用いた固定周波数の発振器21を用いているので、電圧制御発振器16を容易にロックさせることができ、アンロック状態をロック状態に戻すことができる。
制御回路40は、電圧制御発振器16がロックされると、(スイッチ24を切断して)スイッチ14を接続する。スイッチ14が接続された時点で、電圧制御発振器16は、入力信号の周波数と同じ周波数にロックされているので、メインPLL回路10は入力信号を確実に周波数引き込みできる。そして、クオリファイPLL回路30により、メインPLL回路のロック状態は常時監視しているので、アンロック状態となっても、上述したように、スターターPLL回路20に切り換え、電圧制御発振器16をロックさせることで、メインPLL回路を確実にロック状態に戻すことができる。
このように、本発明の実施の形態例の位相同期発振器は、外部からの入力信号と電圧制御発振器からの出力信号との位相差を検出する位相比較器11と、当該位相差に基づいて発振周波数が制御される電圧制御発振器16とを有するメインPLL回路10に加えて、メインPLL回路と切換可能に動作し、固有周波数を有する振動子を用いた固定周波数の発振器に電圧制御発振器16を同期させるスターターPLL回路20と、電圧制御発振器16からの周波数を精度良く監視するクオリファイPLL回路30を備え、制御回路40がクオリファイPLL回路30により監視される周波数(ウインドウコンパレータ35の出力)に応じて、メインPLL回路10とスターターPLL回路20のいずれか一方を選択して動作させる構成となっている。具体的には、クオリファイPLL回路30により監視される周波数が所定範囲をはずれれば、アンロック状態と判定し、スターターPLL回路20が動作し、所定範囲内に入っていれば、ロック状態であると判定して、メインPLL回路10を動作させる。上記図2の位相同期発振器の動作について、さらに詳しく説明する。
図3は、図2の位相同期発振器のタイミングチャートである。メインPLL回路10が、入力信号に対してロック状態であれば、ウインドウコンパレータ35の出力はHレベルを維持する(図3(1))。なんらかの原因により、アンロック状態になると、ウインドウコンパレータ35が取得する制御電圧が所定範囲内からはずれ、ウインドウコンパレータ35の出力はLレベルに変化する(図3(2))。なお、クオリファイPLL回路30の周波数比較器31も、位相差が制御電圧の可変範囲にあるかどうかによりロック・アンロック状態を判定し、その判定結果に応じたロックディテクト信号(LD31)を出力するが、上述したように、ウインドウコンパレータ(WC)35が監視する制御電圧の所定範囲は、制御電圧の可変範囲よりも狭いため、位相同期はしているが周波数がドリフトした場合にはウインドウコンパレータ35の方が早くアンロック状態を検出し、周波数位相比較器31は、それに遅れてアンロック状態を検出する(図3(3))。制御回路40は、ウインドウコンパレータ35又は周波数位相比較器31のいずれか一方がアンロック状態を検出した時点で、メインPLL回路10がアンロック状態になったと判定する。
従って、制御回路40は、ウインドウコンパレータ35がアンロック状態を検出した時点(図3(2))で、その状態が変化し(図3(4))、スイッチ14からスイッチ24に切り換わる(図3(5))。すなわち、メインPLL回路10のスイッチ14を切断し、スターターPLL回路20を起動する。
また、制御回路40は、スターターPLL回路20が起動すると同時に、マスクされる(図3(6))。スターターPLL回路20の周波数位相比較器22は、ロック引き込み過程中、出力する制御電圧が大きく変動するために、その間に出力するロックディテクト信号(位相差が制御電圧の可変範囲にあるかどうかによりロック・アンロック状態を判定する信号)(LD22)も変動する(図3(7))。従って、制御回路40が、ロック引き込み過程において、アンロック状態を検出しないように、スターターPLL回路20がロックするのに必要な所定期間、周波数位相比較器22、31及びウインドウコンパレータ35からの信号に応答しないようマスクされる。具体的には、制御回路40は、タイマー回路を備え、スターターPLL回路20が起動してから所定期間動作しないようにする。
マスクがはずれた後(所定期間経過後)、制御回路40がスターターPLL回路20のロック状態を検出すると(図3(8))、スイッチ24からスイッチ14に切り換えられ(図3(9))、メインPLL回路10を動作させる。スターターPLL回路20がロックしていなければ、スイッチは切り換えられず、制御回路40は、再度マスクをかけられ、所定期間経過後、スターターPLL回路20のロック状態を検出する。
メインPLL回路10に切り換えられると、メインPLL回路10は、ロック引き込みを開始する。この際、制御回路40は再度マスクされる(図3(10))。メインPLL回路10のロック引き込み中、クオリファイPLL回路30もロック引き込み動作を行い、この過程における制御電圧の変動に応答させないためである。
また、メインPLL回路10におけるロック引き込み過程では、ロックしやすくするために、ループフィルタ12のループ定数がループ定数切換回路13により、切り換えられる(図3(11))。具体的には、引き込み期間中だけ、ループフィルタ12の帯域が広げられるように、ループ定数が切り換えられる。
マスクがはずれた後(所定期間経過後)(図3(12))、制御回路40が、クオリファイPLL回路30のロック状態を検出する。すなわち、ウインドウコンパレータ35の出力信号と周波数位相比較器31のロックディテクト信号がともにロック状態を示せば、メインPLL回路10も所定周波数でロックしたと判定され、位相同期が完了する(図3(13))。仮に、どちらかの信号がアンロック状態であれば、最初に戻り、スイッチが切り換えられ、スターターPLL回路20によるロック引き込み動作からやり直す。
上述のような動作を行うことにより、メインPLL回路10の位相比較器11が周波数比較機能を有さないものであっても、スターターPLL回路20を設けることで、確実に周波数引き込みが可能となる。
すなわち、スターターPLL回路20における精度の高い水晶振動子を用いた固定周波数の発振器を基準信号とすることにより、スターターPLL回路20に切り換えたとき、メインPLL回路10の電圧制御発振器16を、あらかじめ水晶振動子を用いた固定周波数の発振器の中心周波数に同期させることができる。この後、メインPLL回路10に動作を切り換えたとき、メインPLL回路10のループフィルタ12からは、入力信号の周波数偏差と水晶振動子を用いた固定周波数の発振器の周波数偏差で与えられるトータル偏差に応じたビート信号が出力される。従来、ループフィルタの帯域は、できるだけ広くなるよう設計されていたが、本実施の形態例では、ループフィルタの特性を上記トータル偏差の最大値をクリアするように設計すればよく、確実に周波数引き込みができる範囲でビート信号(制御電圧のうねり)を発生させることができる。
また、制御回路40は、スターターPLL回路20により、メインPLL回路10の電圧制御発振器16がロックすると、メインPLL回路10に切り換える。このとき、スターターPLL回路20のロックディテクト信号によりロック状態を判定することにより、スターターPLL回路20からメインPLL回路10への切り換えを確実に行うことができる。
さらに、スターターPLL回路20からメインPLL回路10に切り換えられ、メインPLL回路10の引き込み過程において、メインPLL回路10のループフィルタ12のループ定数を変化させる。すなわち、帯域をロック状態より広げる。これは、ビート信号を発生するループフィルタ12の条件(抵抗値の比、コンデンサの電位差)や制御電圧によらず、位相比較器16の位相誤差電圧範囲内で引き込みを行うためである。引き込み時のループフィルタ12の帯域を広げることで、確実な周波数引き込みが可能となる。
また、従来におけるデッドロックゾーンの存在の問題についても、クオリファイPLL回路30を設けることで、確実な周波数検知が可能となる。
すなわち、クオリファイPLL回路30において、数MHz〜数十MHzの水晶振動子を用いた周波数安定性が高い電圧制御水晶発振器33を用いることにより、制御電圧をppmオーダーでウインドウコンパレートすることができ、高精度に周波数検知が可能となる。そして、メインPLL回路の電圧制御発振器16の周波数安定性が比較的低い場合であっても、クオリファイPLL回路30において、制御電圧のウインドウ範囲を比較的狭く設定できるので、デッドロックゾーンはなくなり、確実にアンロック状態を検知することが可能となる。
また、メインPLL回路30のロック・アンロックの判定に、クオリファイPLL回路30のロックディテクト信号及びウインドウコンパレータ35の出力信号を用いることで、ロック・アンロックを高精度に判定し、アンロック状態になった場合に、メインPLL回路10からスターターPLL回路20への確実な切り換えが可能となる。
図4は、本発明の実施の形態における位相同期発振器の第二の構成例を示す図である。図4の第二の構成例は、図2の第一の構成例と比較して、スターターPLL回路20の水晶振動子を用いた固定周波数の発振器21を、クオリファイPLL回路30の電圧制御水晶発振器33と共用する構成である。上述のように、クオリファイPLL回路30の電圧制御水晶発振器33は、水晶振動子を用いた精度の高い発振器であり、この電圧制御水晶発振器33に基準電圧発生器27より固定された基準電圧を供給することで、安定した周波数の信号を出力することが可能となり、水晶振動子を用いた固定周波数の発振器21と同等の機能が実現される。クオリファイPLL回路30とスターターPLL回路とで、電圧制御水晶発振器33を共用するために、それぞれにスイッチ26とスイッチ36とが、電圧制御水晶発振器33の前段に設けられ、制御回路40の制御により切り換えられる。スイッチ切換は、上述した図3の動作に合わせて、スターターPLL回路20が起動される場合に、スイッチ26が接続され、スターターPLL回路20の動作が終了すると、スイッチ36が接続される。
図5は、本発明の実施の形態における位相同期発振器の第三の構成例を示す図である。図5の第三の構成例は、図4の第二の構成例と比較して、さらに、スターターPLL回路20の周波数位相比較器22を、クオリファイPLL回路30の周波数位相比較器31と共用する構成である。周波数位相比較器31を共用するために、周波数位相比較器31の出力は、2つに分岐され、スターターPLL回路20のループフィルタ23とクオリファイPLL回路のループフィルタ32それぞれの前段にさらにスイッチ27、37が設けられる。スイッチ27、37も、制御回路40の制御により切り換えられ、上記第二の構成例と同様に、スイッチ切換は、上述した図3の動作に合わせて、スターターPLL回路20が起動される場合に、スイッチ27が接続され、スターターPLL回路20の動作が終了すると、スイッチ37が接続される。
図6は、本発明の実施の形態における位相同期発振器の第四の構成例を示す図である。図6の第四の構成例は、図5の第三の構成例と比較して、さらに、さらに、スターターPLL回路20のループフィルタ23を、クオリファイPLL回路30のループフィルタ32と共用する構成である。ループフィルタ32を共用するために、周波数位相比較器31の出力は、2つに分岐され、スターターPLL回路20のループフィルタ23とクオリファイPLL回路30のループフィルタ32それぞれの前段にさらにスイッチ28、38が設けられる。スイッチ28、38も、制御回路40の制御により切り換えられ、上記第二の構成例と同様に、スイッチ切換は、上述した図3の動作に合わせて、スターターPLL回路20が起動される場合に、スイッチ28が接続され、スターターPLL回路20の動作が終了すると、スイッチ38が接続される。
(付記1)
外部からの入力信号と電圧制御発振器からの出力信号との位相差を検出する位相比較器と、当該位相差に基づいて発振周波数が制御される電圧制御発振器とを有する第一のPLL回路と、
前記第一のPLL回路と切換可能に動作し、固有周波数を有する振動子を用いた固定周波数の発振器に前記電圧制御発振器を同期させる第二のPLL回路と、
前記電圧制御発振器からの周波数を監視する第三のPLL回路と、
前記第三のPLL回路により監視される周波数に応じて、前記第一のPLL回路と第二のPLL回路のいずれか一方を選択して動作させる制御回路とを備えることを特徴とする位相同期発振器。
(付記2)
入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御発振器と、当該周波数信号と外部入力信号との位相差に応じた制御信号を出力する周波数比較機能を有さない第一の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第一のフィルタとを備える第一のPLL回路と、
所定の周波数を出力する振動子を用いた固定周波数の発振器と、前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号と前記固定周波数の発振器からの周波数信号との位相差に応じた制御信号を出力する第二の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第二のフィルタとを備える第二のPLL回路と、
固有周波数を有する振動子を用い且つ入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御振動子発振器と、当該周波数信号と前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号との位相差に応じた制御信号を出力する第三の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第三のフィルタとを備える第三のPLL回路と、
前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記第一のフィルタの制御電圧又は前記第二のフィルタの制御電圧のいずれかを切り換えて、前記電圧制御発振器に入力する制御回路とを備えることを特徴とする位相同期発振器。
(付記3)
付記2において、
前記第二のPLL回路の前記振動子を用いた固定周波数の発振器は、所定に基準電圧を発生する基準電圧発生器と前記第三のPLL回路の前記電圧制御振動子発振器により構成され、前記基準電圧が前記第三のPLL回路の電圧制御振動子発振器に供給されると、前記電圧制御振動子発振器からの周波数信号が、前記第二の位相比較器に入力され、
前記制御回路は、前記第三の制御電圧に応じて、前記基準電圧又は前記第三のフィルタの制御電圧のいずれかを切り換えて、前記電圧制御振動子発振器に入力することを特徴とする位相同期発振器。
(付記4)
付記2又は3において、
前記第二のPLL回路の前記第二の位相比較器と前記第三のPLL回路の前記第三の位相比較器は、同一の共用位相比較器として構成され、
前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記共用位相比較器からの制御信号を前記第二のフィルタ又は前記第三のフィルタのいずれかに切り換えて入力することを特徴とする位相同期発振器。
(付記5)
付記2又は3において、
前記第二のPLL回路の前記第二の位相比較器と前記第三のPLL回路の前記第三の位相比較器は、同一の共用位相比較器として構成され、
さらに、前記第二のPLL回路の前記第二のフィルタと前記第三のPLL回路の前記第三のフィルタは、同一の共用フィルタとして構成され、
前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記共用フィルタからの制御電圧を前記電圧制御振動子発振器又は前記電圧制御発振器のいずれかに切り換えて入力することを特徴とする位相同期発振器。
(付記6)
付記2乃至5のいずれかにおいて、
前記第一のフィルタのループ定数が切り換え可能であって、
前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記ループ定数を切り換えることを特徴とする位相同期発振器。
(付記7)
付記2乃至6のいずれかにおいて、
前記制御回路は、前記各切り換えを行うと、所定時間、前記制御回路への入力変化に応答しないようにされることを特徴とする位相同期発振器。
(付記8)
請求項2において、
前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧が所定範囲外であると判定すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第一のフィルタの制御電圧から前記第二のフィルタの制御電圧に切り換え、
前記第二のPLL回路のロック状態を検知すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第二のフィルタの制御電圧から前記第一のフィルタの制御電圧に切り換えることを特徴とする位相同期発振器。
周波数比較機能を有さない位相比較器を用いた位相同期発振器の従来の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における位相同期発振器の第一の構成例を示す図である。 図2の位相同期発振器のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態における位相同期発振器の第二の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における位相同期発振器の第三の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における位相同期発振器の第四の構成例を示す図である。
符号の説明
10:メインPLL回路、11:位相比較器、12:ループフィルタ、13:ループ定数切換回路、14:スイッチ、15:切換緩衝回路、16:電圧制御発振器、20:スターターPLL回路、21:水晶振動子を用いた固定周波数の発振器、22:周波数位相比較器、23:ループフィルタ、24:スイッチ、25:分周器、26:スイッチ、27:基準電圧発生器、28:スイッチ、30:クオリファイPLL回路、31:周波数位相比較器、32:ループフィルタ、33:電圧制御水晶発振器、34:分周器、35:ウインドウコンパレータ、36:スイッチ、37:スイッチ、38:スイッチ、40:制御回路

Claims (5)

  1. 外部からの入力信号と電圧制御発振器からの出力信号との位相差を検出する位相比較器と、当該位相差に基づいて発振周波数が制御される電圧制御発振器とを有する第一のPLL回路と、
    前記第一のPLL回路と切換可能に動作し、固有周波数を有する振動子を用いた固定周波数の発振器に前記電圧制御発振器を同期させる第二のPLL回路と、
    前記電圧制御発振器からの周波数を監視する第三のPLL回路と、
    前記第三のPLL回路により監視される周波数に応じて、前記第一のPLL回路と第二のPLL回路のいずれか一方を選択して動作させる制御回路とを備えることを特徴とする位相同期発振器。
  2. 入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御発振器と、当該周波数信号と外部入力信号との位相差に応じた制御信号を出力する周波数比較機能を有さない第一の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第一のフィルタとを備える第一のPLL回路と、
    所定の周波数を出力する振動子を用いた固定周波数の発振器と、前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号と前記固定周波数の発振器からの周波数信号との位相差に応じた制御信号を出力する第二の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第二のフィルタとを備える第二のPLL回路と、
    固有周波数を有する振動子を用い且つ入力される制御電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御振動子発振器と、当該周波数信号と前記電圧制御発振器からの前記周波数信号を分周した信号との位相差に応じた制御信号を出力する第三の位相比較器と、当該制御信号に応じた制御電圧を出力する第三のフィルタとを備える第三のPLL回路と、
    前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記第一のフィルタの制御電圧又は前記第二のフィルタの制御電圧のいずれかを切り換えて、前記電圧制御発振器に入力する制御回路とを備えることを特徴とする位相同期発振器。
  3. 請求項2において、
    前記第一のフィルタのループ定数が切り換え可能であって、
    前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧に応じて、前記ループ定数を切り換えることを特徴とする位相同期発振器。
  4. 請求項2において、
    前記制御回路は、前記各切り換えを行うと、所定時間、前記制御回路への入力変化に応答しないようにされることを特徴とする位相同期発振器。
  5. 請求項2において、
    前記制御回路は、前記第三のフィルタの制御電圧が所定範囲外であると判定すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第一のフィルタの制御電圧から前記第二のフィルタの制御電圧に切り換え、
    前記第二のPLL回路のロック状態を検知すると、前記電圧制御発振器に入力する制御電圧を、前記第二のフィルタの制御電圧から前記第一のフィルタの制御電圧に切り換えることを特徴とする位相同期発振器。
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