JP2006128324A - パッケージおよびそれを用いた光素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体素子4が搭載される底板3と半導体素子を囲むように設けられた側壁2と上面を覆う蓋1からなるパッケージにおいて、側壁の内部あるいは表面に底板から蓋にかけて導電配線が形成されており、蓋が電気信号を授受することにより光学的特性を制御できる機能を有したものであることを特徴とするパッケージおよびパッケージに半導体素子を装着してなる光素子。
【選択図】図1
Description
外部と光の授受を行う半導体、外部との温度差・圧力差などにより駆動する半導体、内部で物理的に稼動する部位が必要な半導体などについては、その特性上、上部が開放系である中空型パッケージに搭載し、後に開放部をガラス、金属、セラミックス等の蓋で封止する、中空パッケージが用いられる。これらの例として、CCD、CMOSなどの撮像用半導体、LD、PD、LEDなどの光通信用や照明用の光授受半導体、プロジェクター、ディスプレイ等の投影に用いる発光用半導体、圧力センサ、ジャイロセンサ、加速度センサなどのセンサ用半導体などが挙げられる。
これらのパッケージにおいては、基板の側壁にスルーホール等の導通部を設けることにより配線構造を単純化し、発光効率を改善することや、発光素子と受光素子とを対向配置し、パッケージの一面にのみ実装用電極を配設することで小型化を図ることが知られており、キャップの上面の有効利用を図るためキャップの上面に電子部品を搭載することも開示されている(特許文献1参照)。
本発明は、蓋が上述のような電気信号を授受することにより光学的特性を制御できる機能を有するパッケージおよび該パッケージに半導体素子を搭載してなる光素子を提供することを目的とする。
本発明はまた、上記パッケージに半導体素子を搭載してなる光素子に関する。
本発明のパッケージは、図1に例示される様に半導体素子4を囲むように設けられた側壁2を備えるものである。この側壁2には、その内部あるいは表面に導電配線が形成されていることが必要である。
前記の孔5を設ける方法に制限はなく、例えば、レーザーを用いてスルーホールを設ける方法、前記側壁2を成形材料により成形する際に孔5も併せて成形する方法等が挙げられる。このスルーホールめっき工程によれば、前記スルーホール5内部のめっきにより前記側壁2に導電配線を形成することができる。
前記側壁2に導電配線を形成する際にはこれらの方法の一種もしくは二種以上を組み合わせて実施することができる。
本発明においては、前記側壁2の内部あるいは表面に形成された導電配線は、底板3から蓋1にかけて形成されていることが必要である。なお、側壁2の内部あるいは表面に形成された一連の導電配線は、パッケージ上部の蓋とパッケージ下面との導通を取るものであり、その配線位置、配線本数(ピン数)、接続するパッドの位置、数などは、蓋の種類、機能、またパッケージを実装する基板の種類、機能などによるため、本発明の範囲を逸脱しない限り自由に設定することができる。また、この時、導電配線は底板3の底面部まで貫通させてプリント基板、フレキシブル配線基板等、パッケージを実装する基板と導通されるが、底面部まで貫通させず、半導体素子4と接続されていないリード6に接続して導通することもできる。
本発明に使用する半導体素子4としては、例えば、CCD、CMOSなどの撮像用半導体、LD、PD、LEDなどの光通信用や照明用の光授受半導体、プロジェクター、ディスプレイ等の投影に用いる発光用半導体、圧力センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等のセンサ用半導体等を挙げることができる。
例えば、図1に示す様にリードフレームを用いてリード6を設ける場合には、このリードフレームは銅、鉄、アルミニウム及びこれらの合金からなる群から選ばれたもの、特に42アロイ、又は銅合金により形成されることが望ましい。
本発明のパッケージの成形に使用される樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、又は液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、ポリスルホン、ポリアミド・イミド・ポリアリルスルフォン樹脂等の耐熱熱可塑性樹脂等を挙げることができる。これらの内エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、PPS等が特に好ましい。ポリイミド樹脂としてはビスマレイミド、ポリエーテルイミドを用いることができる。
例えば、半導体素子4を前記底部3に接着剤等を用いて実装した後、半導体素子4から電気信号等を取り出すための導通処理を行う。先に説明した方法により前記側壁2に設けられた導電配線や前記リードフレーム等との間の導通処理を施し、前記蓋1を前記側壁2に接着剤等により貼着する。なおこの際、必要に応じて本発明のパッケージ内部には窒素等の不活性ガスを封入することができる。前記貼着後、前記蓋1および前記側壁2に設けられた導電配線との間の導通処理を施す等の方法により、本発明のパッケージを得ることができる。
2 側壁
3 底板
4 半導体素子
5 孔
6 リード
7 回路部に相当する凹形状
8 めっき配線
Claims (3)
- 半導体素子が搭載される底板と半導体素子を囲むように設けられた側壁と上面を覆う蓋からなるパッケージにおいて、側壁の内部あるいは表面に底板から蓋にかけて導電配線が形成されており、蓋が電気信号を授受することにより光学的特性を制御できる機能を有したものであることを特徴とするパッケージ。
- 導電配線が側壁の内部に設けた孔、側壁表面にレジストインキで描いたパターン、あるいは側壁表面に設けた溝にメッキを施したものである請求項1に記載のパッケージ。
- 請求項1または2に記載のパッケージに半導体素子を搭載してなる光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004313043A JP2006128324A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | パッケージおよびそれを用いた光素子 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004313043A JP2006128324A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | パッケージおよびそれを用いた光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006128324A true JP2006128324A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36722722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004313043A Pending JP2006128324A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | パッケージおよびそれを用いた光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006128324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119601A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Toyota Motor Corp | 電子部品用パッケージ、電子部品装置、及び電子部品用パッケージの製造方法 |
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2004
- 2004-10-27 JP JP2004313043A patent/JP2006128324A/ja active Pending
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