JP2006127479A - 登録者のグループ別情報の提供システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】登録者情報入力手段と,登録者情報記録手段と,質問情報表示手段と,回答情報入力手段と,回答情報記憶手段と,登録者選別手段と,回答情報抽出手段と,キーワード回答記憶手段と,択一情報選別手段と,“択一情報記憶手段と,多値情報選別手段と, キーワード回答情報集約手段と,択一情報集約手段と,多値情報集約手段と,集約情報表示手段とを具備する,登録者をグループに分け,そのグループ分け情報や,それらのグループの回答集約情報などを提供する。
【選択図】図9
Description
本発明の第一の態様にかかる登録者のグループ別情報の提供システム(以下,“本システム”ともいう。)は,登録者のID番号を含む情報である“登録者情報”を入力する登録者情報入力手段と,前記“登録者情報”を記憶する登録者情報記録手段と,前記登録者への質問情報を表示するための質問情報表示手段と,前記質問事項表示手段が表示した質問事項に対して前記登録者が回答した“回答情報”を入力するための回答情報入力手段と,前記回答情報入力手段が入力した“回答情報”を前記“登録者情報”と関連づけて記憶する回答情報記憶手段と,前記“登録者情報”に含まれる年齢に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けする年齢別選別手段を含む,複数の登録者をグループ分けする登録者選別手段と,前記 “回答情報”にあらかじめ設定したキーワードが含まれている場合は,前記“キーワードが含まれる回答情報”を抽出する回答情報抽出手段と,前記“キーワードが含まれる回答情報”を記憶するキーワード回答記憶手段と, 前記 “回答情報”に2者択一式の質問に対する回答情報が含まれている場合は,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を選別する択一情報選別手段と, 前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を記憶する択一情報記憶手段と,前記 “回答情報”に多値を伴う質問に対する回答情報が含まれている場合は,前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を選別する多値情報選別手段と,前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を記憶する多値情報記憶手段と,複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“キーワードが含まれる回答情報”を集約するキーワード回答情報集約手段と,複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を集約する択一情報集約手段と,複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を集約する多値情報集約手段と,前記 “キーワードが含まれる回答情報”,前記 “2者択一式の質問に対する回答情報”,及び前記“多値を伴う質問に対する回答情報”のいずれかを含む情報を表示する集約情報表示手段とを具備する登録者のグループ別情報の提供システムである。具体的には,コンピュータ又はサーバ,クライアントコンピュータ,それらをつなぐインターネット又はイントラネットなどにより構成されるものがあげられる。以下,それぞれの要素について説明する。
“登録者情報入力手段”は,登録者のID番号,氏名,年齢,及び年収を含む情報である“登録者情報”を,本システムに入力するための手段である。
“登録者情報記録手段”は,“登録者情報”を記憶するための手段である。具体的には,登録者情報記録手段は,コンピュータなどのメモリにより実装される。登録者情報記録手段は,公知のデータベースを構成するように記録されていることが好ましい。また,前記ID番号をタグとするなど,それぞれの情報により検索できるように記憶されていることが好ましい。また,ID番号ごとにフォルダが設けられ,ID番号と関連した様々な情報が,そのフォルダに記憶されることは本発明の好ましい態様である。具体的には,登録者情報入力手段から登録者情報が入力された場合,CPUなどの制御部が,入力された登録者情報に基づいて,適宜メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出された制御プログラムに従うなどして,登録者情報記録手段としての記憶部に格納される登録者情報を更新する。
“質問情報表示手段”は,登録者へ質問情報を表示するための手段である。たとえば,本システムに質問事項を記憶させ,それを各登録者のクライアントへ送信するようにすればよい。また,本システムを所定のサーバにて設置した場合は,質問情報をアップロードし,各クライアントへ送信できるようにすればよい。
“回答情報入力手段”は,質問事項表示手段が表示した質問事項に対して前記登録者が回答した“回答情報”を,本システムに入力するための手段である。たとえば,登録者の区アイアンとが回答情報を送信した場合,その送信された回答情報を受け取り,本システムに入力するものがあげられる。
“回答情報記憶手段”は,回答情報入力手段が入力した“回答情報”を前記“登録者情報”と関連づけて記憶するための手段である。具体的には,コンピュータなどのメモリにより実装される。“回答情報記憶手段”は,好ましくは登録者IDに応じたフォルダ内,又は登録IDと関連したリレーショナルデータベース内に,上記の回答情報を記憶させる。そのようにすることで,登録IDと関連して回答情報を容易に検索できることとなる。具体的には,回答情報入力手段から回答情報が入力された場合,CPUなどの制御部が,入力された回答情報に基づいて,適宜メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出された制御プログラムに従うなどして,回答情報記録手段としての記憶部に格納される回答情報を更新する。
“登録者選別手段”は,複数の登録者をグループ分けするための手段である。より具体的な“登録者選別手段”として,前記回答情報記憶手段が“回答情報”と関連づけて記憶する前記“登録者情報”に含まれる年齢に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けする年齢別選別手段を具備するものがあげられる。年齢別選別手段として,登録者情報に基づき,0〜20才,20〜25才,25〜30才,30〜40才,40〜50才,50〜60才,及び60以上に分類するものがあげられる。具体的には,CPUなどの制御部は,回答情報記憶手段が“回答情報”と関連づけて記憶する前記“登録者情報”としての年齢情報を読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出された制御プログラムに従って,年齢情報を分類分けする演算を行い,演算結果をメモリなどに格納する。
登録者選別手段として,“回答情報”に含まれる“文字の数に関する情報”,及び“句読点の数に関する情報”のいずれか又は両方に基づいて,登録者をグループ分けするものがあげられる。具体的には,CPUなどの制御部が,記憶装置に記憶される回答情報を読み出すとともにインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出された制御プログラムに従って,回答に含まれる文字数を計算する演算又は回答に含まれる句読点の数を計算する演算を行い,適宜メモリやバッファなどの記憶装置に格納する。そして,記憶された文字の数に関する情報や句読点の数に関する情報を読み出して,数により分類訳する制御プログラムの制御に基づいて,登録者をグループ分けし,グループ分け情報を登録者情報と共に記憶装置に記憶する。
登録者選別手段の好ましい例として,キーワード判別手段を具備するものがあげられる。キーワード判別手段は,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に,キーワード記憶手段が記憶するキーワードが含まれているかどうか判別するための手段である。
登録者選別手段の好ましい例として,地域別選別手段を具備するものがあげられる。地域別選別手段は,“登録者情報”に含まれる登録者の住所及び登録者の住所の郵便番号のいずれか又は両方に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,年収別選別手段を具備するものがあげられる。年収別選別手段は,“登録者情報”に含まれる年収に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。たとえば,登録者の年収に関する情報を,0〜300万,300万〜600万,600万〜1000万,1000万〜2000万,2000万〜1億,及び1億以上に分類するものがあげられる。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,家族構成別選別手段を具備するものがあげられる。家族構成別選別手段は,“登録者情報”に含まれる家族構成に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。家族構成別選別手段には,独身,既婚/未婚,親と同居,配偶者と同居,子供と同居,及び同居する子供の人数などに基づいて選別できるようになっていてもよい。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,婚姻状態別選別手段を具備するものがあげられる。婚姻状態別選別手段は, “登録者情報”に含まれる既婚,未婚又は離婚という婚姻状態に関する情報,及び婚姻の期間又は離婚の時期に関する情報のいずれか又は両方に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,住居状態別選別手段を具備するものがあげられる。住居状態別選別手段は,“登録者情報”に含まれる賃貸アパート,賃貸マンション,賃貸家屋,所有するマンション,又は所有する一軒家という住居状態に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,職業別選別手段を具備するものがあげられる。職業別選別手段は,“登録者情報”に含まれる学生,サラリーマン,店舗経営自営業,農家その他の第一次産業従事者,弁護士その他の士業従事者,コンサルタント,会社経営,会社共同経営,又は無職など,職業に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,預金残高別選別手段を具備するものがあげられる。預金残高別選別手段は,“登録者情報”に含まれる預金残高に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,性別選別手段を具備するものがあげられる。“性別選別手段”は,登録者の性別に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段の好ましい例として,家族構成別選別手段を具備するものがあげられる。“家族構成別選別手段”は,“登録者情報”に含まれる家族構成に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けするための手段である。家族構成別選別手段には,独身,既婚/未婚,親と同居,配偶者と同居,子供と同居,及び同居する子供の人数などに基づいて選別できるようになっていてもよい。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
登録者選別手段に含まれる上記以外の選別手段として,よく読む雑誌,趣味,情報を欲するジャンル,血液型,就寝時間,通勤時間,携帯電話の有無,インターネット環境の有無,保有株の有無,加入する保険の種類,役職,及び星座などに関する情報を適宜含んでもよい。これは,先に説明したとおり,所定の情報を記憶装置から読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出した制御プログラムに従ってCPUなどが所定のグループ分け演算を行い,適宜演算結果を記憶装置に記憶すればよい。
“回答情報抽出手段”は,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”にあらかじめ設定したキーワードが含まれている場合に,前記“キーワードが含まれる回答情報”を抽出するための手段である。“キーワード情報が含まれる回答情報”は,登録者が回答した文章そのものの他,文の数(したがって,句点,読点,または句読点の数),文字数などに関する情報が含まれていてもよい。具体的には,CPUなどの制御部が,入力された(一時的に記憶された)回答情報を読み出すとともに,メインメモリから制御プログラムを読み出して,その読み出された制御プログラムに従って,回答情報記憶手段としての記憶部に格納される回答情報を分析する。具体的には,回答情報と所定のキーワードのマッチングを行う,回答情報の文字数を計測する,回答情報に含まれる句点,読点,または句読点の数を計測するなどの処理により回答情報を抽出する。そして,回答情報から抽出した情報を適宜読み出し可能に記憶する。
“キーワード回答記憶手段”は,回答情報抽出手段が抽出した“キーワードが含まれる回答情報”を記憶するための手段である。具体的な態様として,先に説明したような,登録IDに関連したファイルや登録IDと関連したリレーショナルデータベースに記録されるようなものがあげられる。
“択一情報選別手段”は,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に2者択一式の質問に対する回答情報が含まれている場合は,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を選別するための手段である。たとえば,ある質問が,YES/NOの質問であった場合に,その設問とYES/NOのいずれの回答かについて前記の登録IDなどと関連付けて記憶するものである。
“択一情報記憶手段”は,択一情報選別手段が,選別した前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を記憶するための手段である。具体的な態様として,先に説明したような,登録IDに関連したファイルや登録IDと関連したリレーショナルデータベースに記録されるようなものがあげられる。
“多値情報選別手段”は,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に多値を伴う質問に対する回答情報が含まれている場合に,前記“多値を伴う質問に対する回答情報(多値回答情報)”を選別するための手段である。このような多値回答情報として,0〜5までの6段階回答などがあげられる。多値回答情報は,たとえば登録IDがXの者は,設問6の解答が4といった情報である。
“多値情報記憶手段”は,多値情報選別手段が,選別した前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を記憶するための手段である。具体的な態様として,先に説明したような,登録IDに関連したファイルや登録IDと関連したリレーショナルデータベースに記録されるようなものがあげられる。
“キーワード回答情報集約手段”は,複数の登録者から回答があった場合に,登録者選別手段がグループ分けした登録者のグループごとに,“キーワード回答記憶手段”が記憶する“キーワードが含まれる回答情報”を集約するための手段である。
“択一情報集約手段”は,複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者選別手段がグループ分けした登録者のグループごとに,前記“択一情報記憶手段”が記憶する前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を集約するための手段である。集約結果は,たとえば,ある設問に対して,YES135人,NO65人のようなものである。
“多値情報集約手段”は,複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者選別手段がグループ分けした登録者のグループごとに,前記“多値情報記憶手段”が記憶する前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を集約するための手段である。集約結果は,たとえば,ある設問に対して,0が6人,1が6人,2が13人,3が25人,4が50人,5が100人のようなものである。
“集約情報表示手段”は,キーワード回答情報集約手段が集約した“キーワードが含まれる回答情報”,択一情報集約手段が集約した“2者択一式の質問に対する回答情報”,及び前記多値情報集約手段が集約した“多値を伴う質問に対する回答情報”のいずれかを含む情報を表示するための手段である。具体的には,本システムが,クライアントからの問い合わせに応じ,上記のいずれかの情報を含む情報を表示させる指令をそのクライアントに送信するものがあげられる。なお,たとえば,多値情報集約手段の集約結果は,グラフ化されて表示されるようになっていることが好ましい。
上記のシステムは,たとえば,以下のように機能する。登録者情報入力手段が,本システムに含まれるコンピュータなどの制御手段に“登録者情報”を入力する。登録者情報記録手段が,“登録者情報”を記憶する。質問情報表示手段が,登録者への質問情報を表示する。回答情報入力手段が,登録者が回答した“回答情報”を,本システムに入力する。回答情報記憶手段が,“回答情報”を“登録者情報”と関連づけて記憶する。登録者選別手段が,“回答情報”に含まれる“文字の数に関する情報”,及び“句読点の数に関する情報”のいずれか又は両方などの情報に基づいて,登録者をグループ分けする。登録者選別手段は選別内容を適宜調整することで,登録者を用途に応じてグループ分けできる。“択一情報選別手段”が,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に2者択一式の質問に対する回答情報が含まれている場合に,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を選別する。そして,“択一情報記憶手段”が,“2者択一式の質問に対する回答情報”を記憶する。“択一情報集約手段”が,“2者択一式の質問に対する回答情報”を集約する。“多値情報選別手段”が,回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に多値を伴う質問に対する回答情報が含まれている場合に,前記“多値を伴う質問に対する回答情報(多値回答情報)”を選別する。“多値情報記憶手段”が,多値情報選別手段が,選別した前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を記憶する。“多値情報集約手段”が,“多値を伴う質問に対する回答情報”を集約する。“集約情報表示手段”が,択一情報集約手段が集約した“2者択一式の質問に対する回答情報”,及び前記多値情報集約手段が集約した“多値を伴う質問に対する回答情報”のいずれかを含む情報を表示する。
以下,本発明の好ましい実施態様について説明する。総合的なアンケートを行っても必ずしも適切に回答者を分析できるとは限らない。そこで,本発明の好ましい実施態様における情報提供システムでは,アンケートをカテゴリーに分けて記憶しておき(この分類をIDACカテゴライズとよぶ),それぞれのカテゴリーに含まれる質問を何問か抽出し,それらを並び替えてアンケートとする(この並び替え作業を「サイコロジカルオリテンテッドソーティング」とよぶ)。具体的には,アンケートとして記憶部に格納される質問を,タグなどにより区別して,インテンショナルパラメータ(IP),実態,意思考え,及びコミュニケーションなど予め設定した分類に分類して,分類ごとのタグなどを付して記憶するものがあげられる。そして,質問順番変更手段として機能する制御プログラムなどにより,カテゴリーごとの質問が読み出され,順番が適宜変更されて一時的に記憶される。タグなどでそれぞれの質問のカテゴリー情報が付加されているので,順番が変更されても,アンケート結果を容易に分類できる。同様な分類の質問が続くと,回答者は曖昧な回答やゆがんだ(誤った)回答をすることがあるが,本実施態様に係るシステムでは,質問の順番を適切なものに並び替え手段により,並び替えるので,より正確な回答を得ることができることとなる。さらに上記したシステムの基本構成により回答者を適切に分類できるので,回答者をより適切に分類できることとなる。なお,インテンショナルパラメータとは,既存の自社データベースなど,既にあるデータベースなどにおいて存在する情報項目を意味する。たとえば別のデータベース上の情報にインテンショナルパラメータを付加して分類するので,別のデータベースに格納された情報を本発明のシステムに適切に組み込むことができることとなる。
本発明の好ましい別の実施態様は,回答情報をもとに,回答者を世代ごと(年齢ごと)に分類し,それぞれの世代(及び性別)ごとに9つの類型に分類化するものである。図1は,分類の概念図である。図1に示されるように,この態様のシステムでは,回答者を世代ごと(及び性別ごと)に分類し,それぞれの世代(及び性別)ごとに9つの類型に分類化するので,あたかもキューブのような階層形式に回答者を分類できる。図2は,分類の例を示す図である。たとえば,20才〜34才の女性については,図2に例示されるような,9つの分類にカテゴリー分けされる。このようなタイプ別に分類するので,それぞれの分類に属する回答者にふさわしい情報を提供できることとなる。また,図2に示されるように,9つの類型ごとの特色や,好きな雑誌情報など,各類型に関連する情報を記憶部が記憶しておき,図2に示されるようにそれら記憶された情報が適宜読み出されることとなる。よって,自らの顧客について本発明のシステムにより分類することで,これまで埋もれていた顧客の嗜好などをより適格に把握できることとなる。この9つの類型に分類するためには,たとえば,あらかじめ分類したカテゴリーごとの質問とその回答を読み出して,その読み出した情報が,どの類型に属するか判断する判断手段により回答者の属する類型を判断すればよい。
本発明の上記とは別の好ましい実施態様は,公開された情報を適宜収集して提供することのできるシステムである。この実施態様では,たとえば,公知の情報を,上記の図1のようにカテゴリー分けされた世代(,性別)及び類型ごとに分類して格納するものである。図8は,本発明のシステムにより提供される情報の例を示す図である。図8に示される記事は,ファイル番号などで管理されており,若年層に関する情報として読み出し可能に格納される。そして,若年層に関連する世代の分類において,仕事とプライベートというインデックスと共に格納されるので,利用者がそのカテゴリーに属するものの仕事とプライベートに関する考え方を知りたいと思った場合に,顧客情報と共にその顧客の属する分類に関する情報として図4に示される記事が読み出されて提示されることとなる。
図9は,実施例1におけるグループ分けの流れを説明するための図である。この例では,銀行がすでに持っている顧客情報データベースを用いて顧客を適切にグループ分けを行い,更には顧客へ質問を行い,効果的な情報を得た。まず,企業の顧客情報データベース(1)に記録されている情報を用いて,本システムに“登録者情報”を入力し,記憶させた。その登録者情報に基づいて,顧客をグループ分けした。すなわち,顧客情報の郵便番号及び住所情報に基づき,エリアプレート(2)を作製した。また,顧客を年代別に分け,世代プレート(3)を作製した。さらに,顧客情報に含まれるライフサイクル関連の情報(家族構成・性別・収入・職業など)に基づき顧客をグループ分けするライフサイクルプレート(4)を作製した。“投資に興味がありますか”という質問を本システムに記憶させた。そして,本システムのサーバに上記の質問をアップロードした。このサーバは,登録情報に記録される者が閲覧できるようにした。特に,上記のライフサイクルプレートごとの家計バランス(5)などを閲覧可能とした。これは,銀行から見た家計バランスなどと比較することができる。
2 エリアプレート
3 世代プレート
4 ライフサイクルプレート
5 ライフサイクルプレートごとの家計バランス
Claims (4)
- 登録者のID番号を含む情報である“登録者情報”を入力する登録者情報入力手段と,
前記“登録者情報”を記憶する登録者情報記録手段と,
前記登録者への質問情報を表示するための質問情報表示手段と,
前記質問事項表示手段が表示した質問事項に対して前記登録者が回答した“回答情報”を入力するための回答情報入力手段と,
前記回答情報入力手段が入力した“回答情報”を前記“登録者情報”と関連づけて記憶する回答情報記憶手段と,
前記“登録者情報”に含まれる年齢に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けする年齢別選別手段を含む,複数の登録者をグループ分けする登録者選別手段と,
前記 “回答情報”にあらかじめ設定したキーワードが含まれている場合は,前記“キーワードが含まれる回答情報”を抽出する回答情報抽出手段と,
前記“キーワードが含まれる回答情報”を記憶するキーワード回答記憶手段と,
前記 “回答情報”に2者択一式の質問に対する回答情報が含まれている場合は,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を選別する択一情報選別手段と,
前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を記憶する択一情報記憶手段と,
前記 “回答情報”に多値を伴う質問に対する回答情報が含まれている場合は,前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を選別する多値情報選別手段と,
前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を記憶する多値情報記憶手段と,
複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“キーワードが含まれる回答情報”を集約するキーワード回答情報集約手段と,
複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“2者択一式の質問に対する回答情報”を集約する択一情報集約手段と,
複数の登録者から回答があった場合に,前記登録者のグループごとに,前記“多値を伴う質問に対する回答情報”を集約する多値情報集約手段と,
前記 “キーワードが含まれる回答情報”,前記 “2者択一式の質問に対する回答情報”,及び前記“多値を伴う質問に対する回答情報”のいずれかを含む情報を表示する集約情報表示手段と,
を具備する登録者のグループ別情報の提供システム。 - 前記複数の登録者をグループ分けする登録者選別手段は,
前記回答情報記憶手段が記憶する“回答情報”に含まれる“文字の数に関する情報”,及び“句読点の数に関する情報”のいずれか又は両方に基づいて,登録者をグループ分けする手段を具備する
請求項1に記載の登録者のグループ別情報の提供システム。 - 前記登録者選別手段は,
前記登録者情報記録手段が記憶する前記“登録者情報”に含まれる登録者の住所及び登録者の住所の郵便番号のいずれか又は両方に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けする地域別選別手段を更に具備し,
登録者を地域ごとにグループ分けできる
請求項1に記載の登録者のグループ別情報の提供システム。 - コンピュータに,登録者のID番号を含む情報である“登録者情報”を入力する入力登録者情報入力手段と,
コンピュータが,前記“登録者情報”を記憶する登録者情報記録手段と,
コンピュータが,複数の登録者をグループ分けする登録者選別手段とを含み,
前記登録者選別手段は,前期登録者情報記録手段が記憶する前記“登録者情報”に含まれる年齢に関する情報に基づいて,登録者をグループ分けする年齢別選別手段を具備する
登録者のグループ別情報の提供システム。
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