JP2006127326A - 保持装置及び監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線にて検知信号を送信する検知器を固定設置する保持装置であって、検知器の装着又は未装着を検出する着脱検出部と、着脱検出部にて装着から未装着を検出すると計時を開始し、未装着から装着を検出すると計時を終了する計時部と、所定時間を記憶する記憶部と、計時部の計時が前記記憶部に記憶された所定時間を経過したか否かを判定する判定部と、判定部にて所定時間が経過したと判定すると出力する出力部とを具備する。
【選択図】図1
Description
特に、監視領域の異常を検出する検知器が、警備装置に対して異常信号を無線信号として送信する監視システムに関する。
例えば、特許文献1には、侵入検知器の検知信号が、無線信号にてコントローラに送信されるものが記載されている。
図1は、本発明に係る監視システムを示す構成図である。
また、監視対象1を適切に監視するために、保持装置2と、保持装置2に装着される侵入検知センサ3とは予め対応付けられている。そして、保持装置2は、自身に対応付けられた侵入検知センサ3と異なるものが装着されると、これを検知して報知する。
また、保持装置2は、侵入検知センサ3が取り外されたことを検出すると所定時間の計時を開始する。そして、計時が終了するまでに侵入検知センサ3が装着されない場合に警備装置4に信号出力する。
即ち、侵入検知センサ3は、保持装置2に対して装着/未装着の何れの状態であっても動作することが可能であり、利用者は、必要に応じて侵入検知センサ3を保持装置2から取り外して所望の場所を監視させることができる。
警備装置4は、侵入検知センサ3や保持装置2から受信した信号に基づき、監視中の侵入検知センサ3が人を検知した場合に異常発生と判定して、遠隔の監視センタ6への通報処理、又は表示部44からの異常報知処理を行う。また、警備装置4は、保持装置2から受信した信号に基づいて、所定時間に渡って侵入検知センサ3が取り外されている場合に異常の発生と判定して表示部44から異常報知する。
監視センタ6では、警備装置4から受信した異常信号に基づいて対処すべき監視対象の情報がディスプレイに表示され、利用者に対する確認処理や、監視対象への警備員の対処指示などの必要な措置をとる。
次に、侵入検知センサ3について説明する。
図2は侵入検知センサ3を示すブロック図である。
侵入検知センサ3は、検知部31と、記憶部32と、通信部33と、これら各部を制御する制御部34とから概略構成される。これらの各部は、電源部35から電力の供給を受けて動作する。
記憶部32には、各侵入検知センサを識別するアドレスコードや処理プログラムなどが記憶される。
通信部33は、警備装置4と無線信号を送受信するためのアンテナ33aと、アンテナ33aに接続される通信制御部33bとを備えて特定小電力無線にて警備装置4との間で通信を行う。通信部33から警備装置4に送信される無線信号には、少なくとも記憶部32に記憶されたアドレスコードが含まれている。
電源部35は、バッテリにて構成され、侵入検知センサに電力を供給する。
制御部34は、各部を制御して侵入検知センサとして動作させる。制御部34は、検知部31が人の存在を検知したときに検知信号を通信部33より警備装置4に送出する。
本例において識別情報報知部36は、侵入検知センサ3の筐体外面の所定箇所に設けられたバーコードで構成される。このバーコードは、侵入検知センサ3が後述する保持装置2に取り付けられるときに保持装置2の近傍となる所定箇所に設けられる。
なお、識別情報の報知は、バーコードに限られるものではなく、RFIDやIrDA、Bluetooth(登録商標)等、公知の近距離無線によるものであってもよい。この場合、識別情報報知部は、侵入検知センサの筐体内部に設けられる無線通信手段で構成される。
次に、保持装置2について説明する。
図3は保持装置2を示すブロック図である。
保持装置2は、着脱検知部21と、識別情報取得部22と、認証部23と、操作部24と、記憶部25と、計時部26と、監視部27と、通信部28と、報知部29と、これら各部を制御する制御部20とから概略構成される。これらの各部は、電源部201から電力の供給を受けて動作する。
電源部201は、バッテリにて構成され、保持装置2に電力を供給する。なお、電源部201は商用電源に接続されて、交流電源を直流電源に変換して各部に供給する構成としてもよい。
これにより着脱検知部21は、保持装置2への侵入検知センサ3の取り付け、取外しを検出する。
なお、識別情報報知部36が、近距離無線により識別情報を報知する構成である場合には、識別情報取得部22は無線通信部で構成される。
報知部29は、ブザーとLEDとからなり、入力を受けてブザー鳴動、LED点灯などを行う。
なお、所定時間T1は、必ずしも操作部24から入力される構成とする必要はなく、予め記憶部25内に記憶されている構成としてもよい。
計時部26は、着脱検知部21にて侵入検知センサ3の取外しが検知されると記憶部25に記憶された所定時間T1の計時を開始し、認証部26にて侵入検知センサ3の取り付けが検知されると計時を終了する。
監視部27は、認証部23からの入力に基づき、適切な侵入検知センサ3が取り付けられた場合は装着検知信号を通信部28から警備装置4に送信し、記憶部に装着状態を記憶する。また、適切な侵入検知センサ3が取り付けられている場合に、着脱検知部21が侵入検知センサ3の取外しを検知すると取外検知信号を通信部28から警備装置4に送信し、記憶部に未装着状態を記憶する。
また、計時部26が所定時間T1を計時した場合に異常発生と判定して異常検知信号を通信部28から警備装置4に送信する。
図4(a)は侵入検知センサ3が保持装置2から取り外された状態を示す部分断面図、図4(b)は侵入検知センサ3が保持装置2に装着された状態を示す部分断面図である。
また、保持装置2には、侵入検知センサ3の取り付け位置を案内するガイド面202が形成されている。このガイド面202により、侵入検知センサ3の取り付け時に、侵入検知センサ3が取り付け位置に案内される。ガイド面202により案内された位置において、侵入検知センサの係合凸部301と保持装置2の係合凹部201とが係合して、侵入検知センサ3が保持装置2に装着された状態となる。
この突出部材21aは、保持装置2に侵入検知センサ3が装着された装着状態において、侵入検知センサ3により押動される。そして、移動した突出部材21aによりマイクロスイッチ21bが押下される。これにより、保持装置2は侵入検知センサ3の装着を検知する。
また、保持装置2には、この識別情報報知部36と対向する位置にバーコードリーダよりなる識別情報取得部22が設けられている。
識別情報取得部22は、侵入検知センサ3の装着が検知されると作動して、侵入検知センサ3の識別情報を取得する。
次に警備装置4について説明する。
図5は警備装置4を示すブロック図である。
警備装置4は、制御部40と、これに接続されるモード設定部41と、センサ通信部42と、通報部43と、表示部44と、記憶部45と、操作部48と、監視部46とから概略構成される。これらの各部は、電源部47から電力の供給を受けて動作する。
制御部40は、中央演算装置(CPU)等から構成され、各部を制御し警備装置として動作させる。
かかるモード設定部41は、例えば監視対象1が無人となる場合に利用者がオンラインモードに設定し、有人となる場合に異常の監視が必要であればオフラインモードに、異常の監視が必要なければ解除モードに設定する。
そこで、本例では、全ての保持装置2が侵入検知センサ3を装着している場合に限り、警備モードをオンラインモードに移行することを許容している。
オンラインモードに移行すると、全ての侵入検知センサ3を監視状態に設定される。
そこで、本例では、オフラインモードにおいては保持装置2からの侵入検知センサ3の取外しを許容して利用者が適宜所望する場所を監視することができるようしている。
オフラインモードに移行すると、利用者により指定された侵入検知センサ3のみが監視状態に設定される。
センサ通信部42は、保持装置2から受信する侵入検知センサ3の装着検知信号、取外検知信号に基づき、各保持装置2毎の装着状態を記憶部45に記憶する。
なお、本例において、特に示していないが、監視対象1には、火災検出等の複数のセンサが設置されておりセンサ通信部42に接続されている。
表示部44は、液晶モニタ、LEDで構成され、設定されている警備モード、侵入検知センサ3の検知状態などを表示する。
操作部48は、利用者により操作され、オフラインモードにおいて監視する侵入検知センサ3を設定する。監視設定された侵入検知センサ3は記憶部46のセンサ管理テーブルに記憶される。
また、記憶部46には、管理テーブルとして、保持装置テーブル401と、センサテーブル402とが記憶されている。
図6は保持装置管理テーブルを示す図である。
保持装置テーブル401には、保持装置2のアドレスコード(保持装置アドレス)と、侵入検知センサ3の装着状態(センサ装着)と、保持装置2の異常有無(保持装置異常)と、対応する侵入検知センサのアドレス(対応センサアドレス)と、保持装置2で設定された所定時間T1(設定時間)とが対応付けられて記憶されている。
図7はセンサ管理テーブルを示す図である。
センサテーブル402には、侵入検知センサ3のアドレスコード(センサアドレス)と、侵入検知センサ3が人を検知しているか否かを示す状態(検知/未検知)と、異常が発生しているか否かを示す異常有無の状態(異常状態)と、侵入検知センサ3の監視/無監視の状態(監視設定)とが対応付けられて記憶されている。
本例では、オンラインモードになると、全ての侵入検知センサ3の監視設定が「監視」状態となり、オフラインモードにおいては操作部48にて指定された侵入検知センサ3のみが「監視」状態となる。また、解除モードになると、全ての侵入検知センサ3の監視設定が「無監視」状態となる。
監視部46は、センサ通信部42にて、保持装置2からの信号を受信すると、受信した信号に基づき保持装置テーブル401を適宜更新する。即ち、取外検知信号を受信すると装着/未装着状態は「未着」となり、装着検知信号を受信すると装着/未装着状態は「装着」となる。
また、異常検知信号を受信すると侵入検知センサ3が所定時間T1以上取り外されていることを判定して、保持装置異常は「異常」となる。この異常となっている保持装置2から装着検知信号を受信すると、取り外されていた侵入検知センサ3が取り付けられ異常が復旧したことを判断して保持装置異常は「正常」となる。
以下、本実施形態による監視システムの動作を図8〜図10に示すフローチャートを参照して詳しく説明する。
図8は保持装置2の動作プログラムのフローチャートである。
通常、保持装置2には侵入検知センサ3が装着されている。この状態において、利用者は操作部24を操作して所定時間T1を設定することができる。設定された所定時間T1は記憶部25に記憶されるとともに警備装置4に送信される。
このとき、保持装置2は侵入検知センサ3の取外しを監視する状態にある(ST1)。
図9は警備装置4が警備モードを設定するためのプログラムのフローチャートである。
警備装置4は、モード設定部41からの入力を待ち受けている。モード設定部41から入力があると、入力された警備モードを判別する(ST51)。
このとき、何れかの侵入検知センサ3が検知状態であれば(ST53−No)、オンラインモードへの移行不可を判定して、表示部44から警備モードの移行NGを報知し(ST54)、処理を終了する。
他方、何れかの保持装置2が侵入検知センサ3を装着していなれば(ST56−No)、オンラインモードへの移行不可を判定して、表示部44から警備モードの移行NGを報知し(ST55)、処理を終了する。
このとき、監視設定の侵入検知センサ3が検知状態であれば(ST60−No)、オフラインモードへの移行不可を判定して、表示部44から警備モードの移行NGを報知し(ST61)、処理を終了する。
他方、監視設定の侵入検知センサ3が未検知状態にあれば(ST60−Yes)、警備モードをオフラインモードに移行して(ST62)処理を終了する。
例えば、警備装置4から保持装置2にポーリング信号を送信して保持装置2の状態を返信させ、各保持装置2の装着状態を確認するようにしてもよい。
図10は警備装置4が保持装置2からの受信信号を処理するためのプログラムのフローチャートである。
警備装置4の監視部46は、保持装置2からの信号入力を待ち受けている。
センサ通信部42に保持装置2から信号が入力されると、受信した信号種別を確認する。
他方、保持装置2が「異常」であれば(ST103−Yes)、ST102において装着状態が「装着」となったことに基づき、所定時間T1以上取り外されていた侵入検知センサ3が装着された、即ち、異常が復旧したことを判定して、保持装置テーブル401の保持装置異常を「正常」に設定する(ST104)。
そして、表示部44に出力して異常を示すLEDを消灯する(ST105)。
なお、ST110において異常を示すLEDを点灯するときには、表示部44の液晶モニタに異常の内容を表示出力することが好ましい。
また、受信した信号が、所定時間T1の設定情報であれば(ST111)、保持装置テーブル401の設定時間を再設定して処理を終了する。
これにより、利用者の必要に応じて、所望の場所を監視することが可能となる。
2 保持装置
3 侵入検知センサ
4 警備装置
5 通信網
6 監視センタ
Claims (5)
- 無線にて検知信号を送信する検知器を固定設置する保持装置であって、
前記検知器の装着又は未装着を検出する着脱検出部と、
前記着脱検出部にて装着から未装着を検出すると計時を開始し、未装着から装着を検出すると計時を終了する計時部と、
所定時間を記憶する記憶部と、
前記計時部の計時が前記記憶部に記憶された所定時間を経過したか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて所定時間が経過したと判定すると出力する出力部とを具備することを特徴とした保持装置。
- 更に、前記検知器の移設を許可する所定時間の入力をするための操作部を具備し、
前記記憶部は、前記操作部から入力された所定時間を記憶する請求項1に記載の保持装置。
- 前記記憶部は、予め保持すべき検知器を識別するための登録情報を記憶し
更に、装着された検知器から識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報取得部から取得した識別情報と前記登録情報とを照合し、装着された検知器を認証する認証部とを有し、
前記計時部は、検知器の装着を検出し、且つ前記認証部にて認証できた場合に計時を終了する請求項1または2に記載の保持装置。
- 少なくとも、所定の監視方向を監視するとともに無線信号を送信する検知器と、前記検知器の送信する無線信号を受信する警備装置と、前記検知器が予め最適な監視場所を監視できるように前記検知器を所定箇所に固定設置する保持装置とから構成される監視システムであって、
前記保持装置は、
前記検知器の装着又は未装着を検出する着脱検出部と、
前記着脱検出部にて装着から未装着を検出すると計時を開始し、未装着から装着を検出すると計時を終了する計時部と、
所定時間の入力をするための操作部と、
前記操作部から入力された所定時間が経過したか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて所定時間の経過と判定すると異常信号を前記警備装置に送信する出力部とを具備することを特徴とした監視システム。
- 前記警備装置は、
警備モードとして、検知された異常を遠隔の監視センタに通報するオンラインモードを含む複数のモードのうち何れかを設定するモード設定部を備え、
該警備モードは、前記保持装置が前記検知器を装着している場合においてのみ前記オンラインモードへの移行が可能となることを特徴とした請求項3記載の監視システム。
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