JP2006127141A - コイン型記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送受信の信頼性が高く、かつ安価に製造することが可能なコイン型記録媒体を提供する。
【解決手段】 合成樹脂製の上ケース部材と、アンテナコイル部材が接続された回路基板と、これら回路基板とアンテナコイル部材を固着する封入部を有する合成樹脂製の下ケース部材と、金属製リング部材から構成されている。金属製リング部材は、内周面の高さ方向の中間部に内周面に沿って突出する第1の係合部と、この第1の係合部に形成された切欠け部からなる第2の係合部を有している。そして、これら上下のケース部材に形成された外側平面部により、金属製リング部材の第1の係合部を挟着した状態で、上下のケース部材を一体に固着したコイン型記録媒体である。さらに、下ケース部材の封入部には、製造時にアンテナコイル部材の位置合せを行うための突出部を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、店舗内に設置されている自動販売機、あるいはスロットマシンやパチンコ遊技機が設置されている遊技ホールにおいて、メダルやパチンコ玉等の遊技媒体を購入するとき等に使用されるコイン型ICタグ、あるいはICコイン等の、コイン型形状をなす記録媒体に関するものである。
コイン型ICタグ、あるいはICコインは、非接触によりデータ通信を行うためにコイン型形状をした樹脂製のケース本体内に、ICチップやアンテナコイル等を封入したものである。ICチップは、制御回路、EEPROM、CPU等を備え、その用途は、各種の自動販売機で販売される製品の購入、あるいは遊技ホールにおいて、遊技者が遊技媒体であるパチンコ遊技機のパチンコ玉、スロットマシンのメダルの払い出しを行うための遊技媒体払出手段、すなわち、貨幣の代替として使用される。コイン型ICタグ、あるいはICコインは、非接触でデータの読み書きと送受信が可能であるため、従来のプリヘイドカードに代わってその用途の拡大が期待されている。
従来から、コイン型ICタグあるいはICコインは、アンテナコイルとICチップをABS等の樹脂製ケース内に封入したものが知られている。しかし、樹脂は金属と比較して比重が低いため樹脂製のコイン型ICタグあるいはICコインは、貨幣に比べると重量が不足して転動性が不足する。このため、各種の装置内でこのICタグやICコインを転動させて使用する場合には、データの読み取りや書き込み不良が発生する危険性が生じる。また、樹脂製のICタグやICコインは、その円周側面部にキズが付き易いという不具合もある。
このような不具合を解決するコイン型ICタグあるいはICコインとして、下記の特許文献に記載の発明が提案されている。
特許第3533497号公報(明細書第3頁〜第4頁、図4) 特開2003−16408号公報(明細書第4頁〜第6頁、図1〜図4) 特開2004−21649号公報(明細書第5頁〜第9頁、図7、図13)
上記特許文献1には、所望の重量感を確保しながら薄型化を図ることを目的として、高比重樹脂材料からなる高比重板と、基板上にデータ通信およびデータ記録用電子回路を搭載するIC実装基材と、これら高比重板とIC実装基材とを重ね合せて搭載する樹脂製のコイン状ベースと、このコイン状ベースに搭載された高比重板およびIC実装基材の開放面側の外周縁部を樹脂材料で環状に被覆形成したコイン形状記録媒体が提案されている。さらに、この高比重板は、ナイロン樹脂にタングステン、あるいはステンレスの粉末を分散させて射出成形により製造することが記載されている。
上記特許文献2には、周縁部の強度および耐摩耗性に優れ、重量を大きく、かつ重量感を出すことを目的として、メモリとアンテナを含む内装部品を封入した樹脂封止体の外周に、金属リングを一体的に配設した非接触データキャリアが提案されている。さらに、特許文献2には、金属リングの材質は鉄、ステンレス、真鍮等が適しており、かつ、金属リングには少なくとも1ケ所に切断部を設けることが記載されている。
上記特許文献3には、製造時の生産性が良好な非接触の通信情報担体の提供を目的として、アンテナコイルを一体に形成したICチップを凹部内に装着したコアピースと、中央部に設けた嵌合部にこのコアピースを嵌合してコアピースを保持する非金属製のスペーサ部材と、このスペーサ部材の外周を取り囲むように配置・連結された金属性の重量付与部材とを備え、これらアンテナコイルと重量付与部材が上記スペーサ部材を介して離間しているように構成された非接触通信式情報担体が提案されている。
上記特許文献1に記載の発明は、IC実装基材を搭載する樹脂製のコイン状ベースの上に、板状に形成した高比重板を重ね合わせ、かつ、コイン状ベースの外側面が露出するようにした後、この高比重板の外周縁部とコイン状ベースの外側面露出部に射出成形により樹脂材料を環状に被覆形成したコイン形記憶媒体である。従って、コイン形記憶媒体の外周縁部は、射出成形した樹脂材料と同じく樹脂製のコイン状ベースの外周縁部とから形成されることになる。このため、コイン形記憶媒体の外周縁部は樹脂製となるため、繰り返しの使用に伴って、この外周縁部に傷が付き易くなるという欠点がある。
上記特許文献2に記載の発明は、樹脂製封止体内にメモリとアンテナを含む内装部品を封入し、この樹脂製封止体の外側に切断部を有する金属リングを一体に配設した非接触データキャリアである。しかし、樹脂製封止体内の適切な位置にアンテナコイルを配設し、データを送受信する側の出力を上げれば、この金属リングにデータ通信の信頼性を向上させるための切断部を設ける必要はなくなる。また、金属リングに切断部を設けると、金属リングに変形等が生じやすくなって、製造時に不具合が発生する原因にもなる。
上記特許文献3に記載の非接触通信式情報担体は、凹部内にアンテナコイルを一体に形成したICチップを装着した樹脂製コアピースとスペーサ部材、スペーサ部材とリング状重量付与部材は、強嵌合または接着剤により固着される構成になっている。このため、この非接触通信式情報担体を製造するときの生産性は良好になるが、固着部について均一な品質を得るためには、これら3部材の寸法精度や強嵌合するための部材の硬さおよび表面粗さ等について最適な値を得る必要が生じるため、製造コストが上昇する可能性もある。
そこで、本発明の目的は、上記のように従来から提案されているコイン型記録媒体をさらに改良して、安価、かつ、製造時にアンテナコイルをコイン型記録媒体の中心部から同心円状に配置されて固着することを可能とし、これによりデータ送受信等の信頼性が高いコイン型記録媒体を提供することにある。
本発明は、板状に形成された合成樹脂製の上ケース部材と、
アンテナコイル部材が接続され少なくとも通信およびデータ記録用電子回路素子等が実装された回路基板と、
板状に形成され、前記回路基板と前記アンテナコイル部材を固着する封入部を有する合成樹脂製の下ケース部材と、
金属製リング部材を備えたコイン型記録媒体であって、
前記金属製リング部材は、内周面の高さ方向の中間部に前記内周面に沿って突出する第1の係合部と、前記第1の係合部に形成された第2の係合部を有し、
前記下ケース部材と前記上ケース部材は、これら両ケース部材の外側平面部で前記金属製リング部材の前記第1の係合部を挟着して前記金属製リング部材をその外周縁部に一体に装着すると共に、前記封入部に固着された前記回路基板と前記アンテナコイル部材を封入した状態で封着された樹脂封着体をなし、
かつ、前記第2の係合部に臨む前記両ケース部材の外側平面部の一方または双方の部分が、前記第2の係合部に嵌入された構成からなるコイン型記録媒体である。
上記により、下ケース部材の嵌合溝に上ケース部材に設けた嵌合突起が挿入され、かつ、金属製リング部材の内周面に形成された第1の係合部に、上ケース部材と下ケース部材の外側平面部がそれぞれ係止した状態で、上ケース部材と下ケース部材とが強固に封着されると共に、その外周縁部に金属製リング部材が一体に固着された構成のコイン型記録媒体とすることができる。
これにより、金属製リング部材から上ケース部材と下ケース部材が抜け出す恐れがないコイン型記録媒体を提供することができる。
さらに、本発明は、前記樹脂封着体は、前記下ケース部材の前記封入部を有する面の外周部に沿って形成された嵌合溝または嵌合突起と、前記上ケース部材に形成された嵌合突起または嵌合溝とが嵌合した状態で、この嵌合部が超音波溶着または接着により封着された構成からなるようにしたコイン型記録媒体である。
上記により、金属製リング部材の第1の係合部には切欠け部を構成する第2の係合部を設けているので、この切欠け部に臨んでいる上ケース部材と下ケース部材の部分は、超音波溶着により溶融して一体化した構造になる。また、接着により封着する場合には、切欠け部に臨んでいる上ケース部材と下ケース部材の部分が接着剤により強固に接合される。これにより、金属製リング部材が上ケース部材または下ケース部材に対して回転することを防止できる。
さらに、本発明は、前記下ケース部材の前記封入部に、前記アンテナコイル部材の位置合せとなる位置合せ用突出部が1個または複数個形成されているコイン型記録媒体である。
上記により、製造時において、アンテナコイル部材を下ケース部材の中心部から同心円状の位置に精度よく固着することができるコイン型記録媒体を得ることができる。これにより、コイン型記録媒体は自動販売機等の内部をいかなる姿勢で転動しても、正確なデータの送受信を行うことができるようになる。
さらに、本発明は、前記第2の係合部は、平面視でコ字型形状、山型形状、波型形状のいずれか1つの形状をなす切欠け部とされているコイン型記録媒体である。
第2の係合部は、金属製リング部材の内周面に沿って突出する第1の係合部に配設された切欠け部であり、この切欠け部は平面視でコ字型、山型、波型等の形状のいずれかをなす切欠け部を1個または複数個から構成されている。また、これらの形状を有する切欠け部を第1の係合部に沿って連続するように配設すると、金属製リング部材と上ケース部材と下ケース部材とをより強固に一体化することができる。
さらに、本発明は、前記嵌合溝は、平面視で環状、円弧状、直線状、多角形状のいずれか1つの形状をなす嵌合溝とされているコイン型記録媒体である。
下ケース部材または上ケース部材に形成される嵌合溝の形状は、これら一方の面に平面視で環状になるように形成してもよいが、円弧状、直線状の嵌合溝を同心円状に多数個形成して配設してもよい。さらに、直線状の嵌合溝を平面視で多角形をなすように形成してもよい。このように、嵌合溝を環状、円弧状、直線状、多角形状のいずれか1つの形状をなすような構成にすると、下ケース部材と上ケース部材とをより強固に一体化させることができる。
本発明によるコイン型記録媒体は、次のような効果を有している。
(1)下ケース部材の嵌合溝に上ケース部材に設けた嵌合突起が挿入し、かつ、金属製リング部材の内周面に形成された第1の係合部に、上ケース部材と下ケース部材の外側平面部がそれぞれ係止した状態で、上ケース部材と下ケース部材とが強固に封着されていると共に、上ケース部材と下ケース部材の外周縁部に金属製リング部材が一体に固着されている。これにより、金属製リング部材から上ケース部材と下ケース部材が抜け出す恐れがないコイン型記録媒体を提供することができる。
(2)金属製リング部材の第1の係合部には切欠け部を有する第2の係合部が設けられているので、この切欠け部に臨んでいる下ケース部材と上ケース部材の部分は、超音波溶着により溶融して一体化する。これにより、金属製リング部材が下ケース部材または上ケース部材に対して回転することを防止できる。また、下ケース部材と上ケース部材とを接着により接合しても同様な効果を得ることができる。
(3)下ケース部材の封入部には、アンテナコイル部材と回路基板を、下ケース部材の封入部内に固着する位置精度を高めるための位置合せ用突出部を設けている。これにより、アンテナコイル部材を下ケース部材の中心部から同心円状に配置されるように位置合せして固着することができるので、本発明のコイン型記録媒体は、自動販売機の内部をいかなる姿勢で転動しても、正確なデータの送受信が可能になる。
以下、本発明に係るコイン型記録媒体の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のコイン型記録媒体の一実施形態を示す縦断面図である。本発明のコイン型記録媒体1は、平面視で円形のコイン型の形状をなしている。コイン型記録媒体1は、基本的に、板状のABS(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン)樹脂からなり平面視で円形の下ケース部材2と、同じく板状のABS樹脂からなり平面視で円形の上ケース部材3と、下ケース部材2の一方の面(上面)2aに形成されている封入部2cに固着された回路基板4と、この回路基板4に接続され同じく封入部2aに固着されているアンテナコイル部材5と、封着された下ケース部材2と上ケース部材3の外周縁部に一体に固着された金属製リング部材6から構成される。金属製リング部材6の材質は、加工性が良好な真鍮等である。なお、コイン型記録媒体1の大きさは、直径Lが20〜30mm、厚さT1が1.5〜2mmである。
回路基板4は、セラミックスからなる薄いシート状基板、または樹脂製フィルム上に、銅製薄板をプレス打ち抜き等で形成した回路部材が接着された構成からなっている。そして、回路基板4はその回路部材に、CPU、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、RAM等のICチップ4a、4b、4c等が接続され、少なくとも通信およびデータ記録用電子回路素子等が実装された、いわゆるIC実装基板を構成している。また、図3に示すように、回路基板4にはアンテナコイル部材5が半田付け等により接続されている。なお、アンテナコイル部材5は、直径0.5mm程度の1本の銅線を数回コイル状に巻き束ねた形状から構成されている。コイン型記録媒体1は、上記のようなアンテナコイル部材5を一体に接続した回路基板4を封入しているので、電磁波を利用して非接触で外部とのデータの送受信と、データの読み書きの処理が可能になる。
続いて、本発明のコイン型記録媒体1を構成する下ケース部材2、上ケース部材3、金属製リング部材6の構成について説明する。
平面視でコイン状(円形状)をなす下ケース部材2は、図2に示すように、その上面2aに、中心部Oから同心円状に拡がる封入部2cを有している。そして、中心部Oから所定の距離ほど離れた同心円の位置に第1の環状の突出部2eが、さらに、この第1の環状の突出部2eから外方に所定の距離をおいた位置に第2の環状の突出部2fが立設されている。これにより、封入部2cは、第1の環状の突出部2eに囲まれた凹部になっている。
これら第1の環状突出部2eと第2の環状突出部2fとの間には、t1の深さを有する嵌合溝2gが環状に形成されている。また、第1の環状突出部2eと第2の環状突出部2fの上面部は同一の高さになるように成形されている。第2の環状突出部2fの外側には外側平面部2hが環状に形成されて、下ケース部材2の外周縁部2iに繋がっている。さらに、封入部2cには、位置合せ用突出部2jが形成されている。
下ケース部材2の封入部2c内に形成されている位置合せ用突出部2jは、コイン型記録媒体1を製造するときに、回路基板4を封入部2c内の所定の位置に接着剤により固着する作業と、同じくコイル状のアンテナコイル部材5を封入部2c内の所定の位置、すなわち、下ケース部材2の中心部Oから同心円状の位置に固着する作業を行うときの位置合せの機能を果たすために設けられている。
本発明において、位置合せ用突出部2jは、回路基板4とアンテナコイル部材5とを封入部2c内に接着剤で固着するときの位置合せのために設けているので、その個数は1個でもよいが、図2または図3に示すように、中心部Oから所定の距離を置いた位置、例えば、中心部Oから等距離の位置であってアンテナコイル部材5の内側に複数個設けるようにするとよい。さらに、図示していないが、アンテナコイル部材5の外側に1個または複数個の位置合せ用突出部2jを設けてもよい。
また、平面視における位置合せ用突出部2jの形状は、図3に示す例では円形の突起としているが、直線状、中心部Oと同心である円弧状、あるいは環状に突出する形状にしてもよい。なお、下ケース部材2の下面2bの表面には、適度な表面粗さを有する梨目加工を施して、コイン型記録媒体1を手で把持したときの滑りを防止するようにする。
平面視でコイン状(円形状)をなす上ケース部材3には、図4に示すように、その下面3bに、中心部Oから同心円状になるように形成された高さt2の環状の嵌合突起3cが形成されている。さらに、嵌合突起3cの外側には、外側平面部3dが環状に形成されて、上ケース部材3の外周縁部3eに繋がっている。なお、嵌合突起3cは、下ケース部材2の上面2aと上ケース部材3の下面3bとを強固に封着接合するときに、下ケース部材2の嵌合溝2gに嵌合させるために設けられている。従って、嵌合溝2gと嵌合突起3cとは、中心部Oから等距離の位置になるように環状に形成されている。
本発明においては、下ケース部材2の嵌合溝2gに上ケース部材3の嵌合突起3cが嵌合し、かつ、封入部2c内に回路基板4とアンテナコイル部材5を封入した状態で、下ケース部材2と上ケース部材3とが強固に接合されると共に、下ケース部材2と上ケース部材3の外周縁部に金属製リング部材6を一体に装着した樹脂封着体を得ることができる。
本発明のコイン型記録媒体1において、下ケース部材2と上ケース部材3とを強固に封着(接合)する手段としては、超音波溶着あるいは接着剤を使用する方法を採用することができる。超音波溶着を採用する場合には、嵌合突起3cの断面形状は、図4に示すように、嵌合溝2gに嵌合し易く、嵌合突起3cの先端部から徐々に溶融していくように、その先端部を先細り形状、例えば、断面形状が鋭角状になるように形成するとよい。そして、嵌合突起3cの突出高さt2と嵌合溝2gの深さt1との関係は、t2>t1になるようにする。なお、上ース部材3の上面3aの表面には、下ケース部材2と同様に、適度な表面粗さを有する梨目加工を施して、コイン型記録媒体1を手で把持したときの滑りを防止するようにする。
金属製リング部材6には、図5または図6に示すように、貫通孔を形成する内周面6aであってその厚さ方向(T1方向)の中間部に、内周面6aに沿って平面状に突出する第1の係合部6bが形成されている。この第1の係合部6bの突出長さPは3〜6mm、厚さdは0.3〜0.5mm程度に設定すればよい。さらに、この第1の係合部6bには、第2の係合部6cを構成する切欠け部が設けられている。この第2の係合部6cの形状は、図6では平面視で略コ字型の形状をなす切欠け部を示しているが、この他に、山型形状、波型形状をなす切欠け部を設けてもよい。また、第2の係合部6cを第1の係合部6bに形成する個数は、図6では2個設けた例を示しているが、1個、あるいは所定の間隔を置いて複数個設けるようにしてもよい。
また、図5(図1)に示すように、断面視で金属製リング部材6の内側平坦部6dの厚さをT1、外側平坦部6eの厚さをT2とすると、T1<T2となるように、金属製リング部材6には段差部6fを設けている。この段差部6fの高さは、0.1〜0.2mm程度設けるようにする。
なお、本発明のコイン型記録媒体1において、金属製リング部材6を真鍮製にする理由は次の通りである。すなわち、真鍮は比重が8.9であるため、コイン型ICタグ、あるいはICコイン等のコイン型記録媒体の外周リング部材として使用すると、コイン型記録媒体に適度な重量感と強度を付与することができ、さらに、板材からプレス加工により第1の係合部6bや段差部6f等を容易に成形することが可能な材質であるからである。なお、金属製リング部材6の表面には、美観と耐食性を持たせるために、クロムメッキ等の表面被覆処理を施すようにする。
続いて、上記構成のコイン型記録媒体1の製造方法について説明する。まず、予め、下ケース部材2、上ケース部材3、回路基板4、アンテナコイル部材5、金属製リング部材6を製造する。
下ケース部材2は、ABS樹脂を溶融させたプラスチック用射出成形機により、図2に示す形状に成形するための金型を用いて射出成形法により製造する。これにより、略板状の下ケース部材2の上面2aに、嵌合溝2gや封入部2cおよび封入部2c内の位置合せ用突出部2j等を同時に、かつ正確な寸法位置になるように成形することができる。同様に、上ケース部材3についても、ABS樹脂を溶融させたプラスチック用射出成形機により、予め、図4に示す略板状の形状に製造することができる。これにより、寸法精度が高い下ケース部材2と上ケース部材3を低コストで製造することができる。
回路基板4は、例えば、次の方法で製造することができる。まず、銅製薄板をプレス打ち抜き加工等により回路部材を製作する。続いて、この回路部材に、CPU、RAM、ROM、EEPROM、通信用回路部材等を接続する。そして、この回路部材をセラミックスからなる薄いシート状基板、または樹脂製フィルム上に接着することにより回路基板4を製造することができる。
アンテナコイル部材5は、例えば、次の方法で製造することができる。巻線機により、直径0.5mm程度の銅線を数周の巻き線処理を施して所定の内径と外径を有する円形のコイル状に成形した後、このコイル状態を保持するために表面に接着剤を塗布する処理を施す。そして、前もって、回路基板4にアンテナコイル部材5を接続する作業を行うようにする。この回路基板4にアンテナコイル部材5を接続する作業は、アンテナコイル部材5の始端部5aと終端部5b(図3参照)を回路基板4の導電体部4d、4eに半田付けすることにより可能である。
金属製リング6は、所定の厚さを有する真鍮製板材を、数工程のプレス加工(切断と押出し加工)を施すことにより製造することができる。真鍮は、ニッケル、タングステン等と比較してその硬さが軟らかいため加工性が良好な合金である。従って、金属製リング部材6の内周面6aに設ける第1の係合部6bおよび段差部6fは、真鍮製板材を数工程のプレス加工による押出し成形を施すことにより形成することができる。
上記により、予め各部材が準備されると、下ケース部材2の封入部2cにアンテナコイル部材5を接続した回路基板4を固着し、続いて、この下ケース部材2に上ケース部材3を封着した状態で、金属製リング部材6も強固に挟着した樹脂封着体を製造することにより、本発明のコイン型記録媒体1を得ることができる。以下、この製造手順の概要を下記の(手順1)〜(手順5)に基いて説明する。
(手順1)
まず、回路基板4の裏面(封入部2cに固着する面)にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布する。続いて、接着剤を塗布した回路基板4の裏面を下ケース部材2の封入部2cの底面に載置して、封入部2cの底面に回路基板4を接着剤により固着する。このとき、封入部2cの所定位置に回路基板4を接着する必要がある。例えば、下ケース部材2の中心部Oと回路基板4の中心部を一致させる必要がある。このような位置合せを手作業で行うときに、位置合せ用突出部2jがこの作業を行うときの目印になる。例えば、図3に示すように、長方形状または正方形状をなす回路基板4の端部から各位置合せ用突起2jまでの間隔s1とs2が等しく、かつs3とs4が等しくなるように目視により位置合せをして回路基板4を封入部2cに載置すると、回路基板4を封入部2cの所定の位置に正確に固着することができる。
(手順2)
続いて、アンテナコイル部材5を封入部2cに接着剤により接着する作業を行う。このとき、回路基板4に半田付けされたアンテナコイル部材5は、下ケース部材2の中心部Oから同心円状に位置するように配置して固定する必要がある。この理由は、コイン型記録媒体1が各種の自動販売機等の内部を転動して所定の位置でデータ通信によりデータの読み書き処理を行うときに、その通信精度を低下させないためである。
本発明において、アンテナコイル部材5を下ケース部材2の中心部Oから同心円状の位置に配置して固定する作業は、次のようにして行うことができる。まず、封入部2cに固定するアンテナコイル部材5の面にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布する。続いて、接着剤を塗布したアンテナコイル部材5の内周面と各位置合せ用突起2jとの距離s5(図3参照)が等しくなるように、アンテナコイル部材5を封入部2cに載置した後、所定の時間ほどアンテナコイル部材5を押圧する。このようにして、アンテナコイル部材5のコイル部分が下ケース部材2の中心部Oから同心円状の位置に配置されて封入部2c内に接着剤により固着することができる。
続いて、回路基板4とアンテナコイル部材5を封入部2c内に固着した下ケース部材2に、上ケース部材3を封着すると共に、この下ケース部材2と上ケース部材3の外周縁部2i、3eに金属製リング部材6を固着して樹脂封着体を製造する作業を行う。この作業は次の(手順3)〜(手順5)により行うことができる。
(手順3)
まず、下ケース部材2の上に、金属製リング部材6を載置する。この作業は、図7に示すように、下ケース部材2の上面2aの外側面に環状に形成されている外側平面部2hの上に、金属製リング部材6の第1の係合部6bが載置(係止)されるようにする。このとき、金属製リング部材6の内側平坦部6dと下ケース部材2の下面2bとは同一の平面をなすように下ケース部材2を成形しておく必要がある。
(手順4)
続いて、図8に示すように、下ケース部材2の嵌合溝2g内に、上ケース部材3の嵌合突起3cが挿入された状態になるように、下ケース部材2の上面2aに上ケース部材3を載置する。このとき、前記のように(嵌合突起3cの突出高さt2)>(嵌合溝2gの深さt1)に設定されているので、金属製リング部材6に設けている第1の係合部6bの上方に間隔Kをおいて、上ケース部材3の外側平面部3dが配置されることになる。
(手順5)
次に、上記(手順4)により、下ケース部材2の上に金属製リング部材6と上ケース部材3を載置したこれら3部材からなる積載体を、超音波溶着装置(図示せず)の加工テーブル上の所定位置に載置する。続いて、この積載体を構成する上ケース部材3の上面3aの外側面近傍から下ケース部材2の方向に、所定の荷重が負荷されるように断面が円形をした超音波印加ホーンを降下させて、上ケース部材3の上面3aに接触させる。
続いて、上ケース部材3の嵌合突起3cを含む領域から下ケース部材2の嵌合溝2gの方向に超音波を所定時間ほど印加(照射)する。すると、嵌合突起3cは超音波による発熱作用によりその鋭角状先端部から溶融し始め、溶融したABS樹脂は下ケース部材2の嵌合溝2gの隙間を埋めるように拡がり、下ケース部材2と上ケース部材3とは、図8に示す間隔Kは、K=0の状態になって密着する。さらに、上ケース部材3の外側平面部3d、嵌合突起3cの内側の下面3b、下ケース部材2の第1の環状突出部2eと第2の環状突出部2fの上面部も超音波の印加により溶融する。そして、超音波の印加を止めて所定時間経過すると、嵌合溝2g内に溶融したABS樹脂は固化して、環状突出部2eは下ケース部材2に強固に溶着することになる。さらに、下ケース部材2の第1の環状突出部2eと第2の環状突出部2fも上ケース部材3と強固に溶着することになる。また、金属製リング部材6の内側平坦部6dと下ケース部材2の下面2b、および他方の内側平坦部6dと上ケース部材3の上面3aは同一の平面をなすように一体化される。
上記の手順により、下ケース部材2と上ケース部材3は強固に封着されると同時に、封着された下ケース部材2の外側平面部2hと上ケース部材3の外側平面部3dとの間に、金属製リング部材6の第1の係合部6bが強固に挟着される。さらに、本発明においては、金属製リング6の第1の係合部6bに第2の係合部6cを設けている。このため、上記の超音波を印加したときに、この第2の係合部6cを構成する切欠け部に臨む下ケース部材2の外側平面部2hと上ケース部材3の外側平面部3dの部分は溶融または軟化し、この溶融または軟化した樹脂は、この第2の係合部6c内に浸入して一体化して固化することになる。これにより、金属製リング部材6と、封着されて一体化した下ケース部材2と上ケース部材3とは強固に密着接合するので、金属製リング部材6が下ケース部材2と上ケース部材3に対して回転することを防止できる。
本発明のコイン型記録媒体1は、上記(手順1)〜(手順5)に記載の方法により超音波溶着法を用いて製造することができる。上記した製造手順は、手作業で行う方法について説明したが、(手順1)〜(手順5)の主要な工程については自動化することも可能である。
続いて、本発明を構成する下ケース部材と上ケース部材の封着について、第2の実施形態を図9〜図10に基いて説明する。図9に示す下ケース部材7は、図2に示す下ケース部材2と同様にその上面には封入部2c、同じく上面の外側面には環状の外側平面部2hを備えている。さらに、封入部2cには中心部Oを中心とした同心円上に、所定の幅を有する環状の突出部7kを立設させている。そして、この環状突出部7kには、所定の深さt1を有する直線状(長方形状)の嵌合溝7mを複数個設けている。嵌合溝7mは、環状突出部7k上に等間隔に複数個設けるようにすることが望ましい。なお、嵌合溝7mの形状は、平面視で長方形状の他に、所定の間隔を置いて正方形状または円弧状の嵌合溝を設けてもよい。さらに、直線状をなす嵌合溝を接続した多角形状をなす嵌合溝としてもよい。
図10は、図9に示す下ケース部材7と一体に封着される上ケース部材8の構成を示す。図10に示す上ケース部材8の下面8bには、嵌合溝7mに嵌合する嵌合突起8mが同心円状に所定の間隔をおいて複数個形成されている。そして、下ケース部材7と上ケース部材8および金属製リング部材6とを一体に固着させるときには、前記と同様に、嵌合溝7mに嵌合突起8mを嵌合させた状態で超音波溶着を行う。なお、平面視で嵌合突起8mの形状は先端部を鋭角状にし、上記嵌合溝7mの形状に対応して互いに嵌合する形状にすればよい。
図11は、本発明を構成する金属製リング部材6について他の実施形態を示す。図11に示す金属製リング部材9は、内周面6aの高さ方向の中間部に設けた第1の係合部6bに、山型(V型)をした切欠け部である第2の係合部9aを連続して配設した例を示す。このように、第2の係合部9aを多数個連続して配設すると、この金属製リング部材9を上下のケース部材2、3により強固に一体化して接合することができる。なお、第2の係合部(切欠け部)9aの形状は、図6に示すコ字型形状、図11に示す山型をした形状の他に、波型の形状等を採用し、その配置も複数個または連続して多数個配設するようにしてもよい。
上記し本発明の実施形態の説明においては、下ケース部材と上ケース部材との封着は超音波溶着を用いる方法について説明したが、本発明においては、エポキシ樹脂等からなる接着剤を用いて封着する方法を作用することができる。
例えば、接着剤を用いて下ケース部材2と上ケース部材3とを封着する場合には、上ケース部材3に形成する嵌合突起3cの高さt2(図4参照)は、嵌合溝2gの深さと同一か、若干小さくなるようにする。さらに、上ケース部材3の外側平面部3dには、図12に示すように、金属製リング部材6の第1の係合部6bに設けている第2の係合部6cに嵌合する突出部3fを設ける。なお、この突出部3fの突出高さは、第1の係合部6bの厚さdより小さくする。
そして、下ケース部材2の嵌合溝2g内に接着剤を充填するとともに、第1および第2の環状突出部2e、2f、外側平面部2h、3d等にも接着剤を塗布する。続いて、下ケース部材2の嵌合溝2gに上ケース部材3の嵌合突起3cが嵌合し、さらに、金属製リング部材6の第2の係合部6cに上ケース部材3の突出部3fが嵌合した状態にして、上下のケース部材2、3を押圧して接着剤により封着する。これにより、上下のケース部材2、3が強固に封着されると共に、一体化した上下のケース部材2、3の外周縁部2i、3eに金属製リング部材6が強固に装着されたコイン型記録媒体1を得ることができる。
なお、下ケース部材2の外側平面部2hにも、金属製リング部材6の第2の係合部6cに嵌合する突出部を設けて、上下のケース部材2、3を接着剤により接合するときに、この突出部も第2の係合部6cに嵌合させるようにしてもよい。
上記した本発明のコイン型記憶媒体の実施形態においては、下ケース部材2に嵌合溝2g、上ケース部材3にこの嵌合溝2gに嵌合する嵌合突起3cを形成した例について説明したが、本発明においては、下ケース部材2に嵌合突起3cを、上ケース部材3に嵌合溝2gを形成した構成にしてもよい。また、下ケース部材2と上ケース部材3において、嵌合溝2gや嵌合突起3c等を除いた平坦部の厚さ(T1方向)は、同等またはほぼ同等になるように形成する。
なお、本発明においては、金属製リング6の内側平坦部6dの厚さをT1、同じく外側平坦部6eの厚さをT2とすると、T1<T2としている。これにより、コイン型記憶媒体1が自動販売機内を転動するとき等において、下ケース部材2の下面2b、および上ケース部材3の上面3aが外部の部材と接触することを防止できる。従って、本発明は、下ケース部材2と上ケース部材3の外側面にキズが付き難いコイン型記憶媒体を提供することができる。
本発明の一実施形態を示すコイン型記録媒体の縦断面図である。 図1に示す下ケース部材の縦断面図である。 図2に示す下ケース部材部材に、アンテナコイル部材を接続した回路基板を固着したときの状態を示す平面図である。 図1に示す上ケース部材の縦断面図である。 図1に示す金属製リング部材の縦断面図である。 図5に示す金属製リング部材の平面図である 図1に示すコイン型記録媒体を製造するときに、アンテナコイル部材を接続した回路基板を固着した下ケース部材に、金属製リング部材を載置したときの状態を示す縦断面図である。 図7に示す下ケース部材に、上ケース部材を載置したときの状態を説明するための要部の縦断面拡大図である。 下ケース部材の他の実施形態を示す平面図である。 図9に示す下ケース部材に封着される上ケース部材の実施形態を示す平面図である。 金属製リング部材の他の実施形態を示す平面図である。 上ケース部材の他の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
1 :コイン型記録媒体
2 :下ケース部材
2c:封入部
2e、2f:環状突出部
2g:嵌合溝
2h:外側平面部
2i:外周縁部
2j:位置合せ用突出部
3 :上ケース部材
3c:嵌合突起
3d:外側平面部
3e:外周縁部
4 :回路基板
5 :アンテナコイル部材
6 :金属製リング部材
6a:内周面
6b:第1の係合部
6c:第2の係合部
7 :下ケース部材
7k:環状突出部
7m:嵌合溝
8 :下ケース部材
8m:嵌合突起
9 :金属製リング部材
9a:第2の係合部

Claims (5)

  1. 板状に形成された合成樹脂製の上ケース部材と、
    アンテナコイル部材が接続され少なくとも通信およびデータ記録用電子回路素子等が実装された回路基板と、
    板状に形成され、前記回路基板と前記アンテナコイル部材を固着する封入部を有する合成樹脂製の下ケース部材と、
    金属製リング部材を備えたコイン型記録媒体であって、
    前記金属製リング部材は、内周面の高さ方向の中間部に前記内周面に沿って突出する第1の係合部と、前記第1の係合部に形成された第2の係合部を有し、
    前記下ケース部材と前記上ケース部材は、これら両ケース部材の外側平面部で前記金属製リング部材の前記第1の係合部を挟着して前記金属製リング部材をその外周縁部に一体に装着すると共に、前記封入部に固着された前記回路基板と前記アンテナコイル部材を封入した状態で封着された樹脂封着体をなし、
    かつ、前記第2の係合部に臨む前記両ケース部材の外側平面部の一方または双方の部分が、前記第2の係合部に嵌入された構成からなることを特徴とするコイン型記録媒体。
  2. 前記樹脂封着体は、前記下ケース部材の前記封入部を有する面の外周部に沿って形成された嵌合溝または嵌合突起と、前記上ケース部材に形成された嵌合突起または嵌合溝とが嵌合した状態で、超音波溶着または接着により封着された構成からなることを特徴とする請求項1に記載のコイン型記録媒体。
  3. 前記下ケース部材の前記封入部に、前記アンテナコイル部材の位置合せとなる位置合せ用突出部が1個または複数個形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイン型記録媒体。
  4. 前記第2の係合部は、平面視でコ字型形状、山型形状、波型形状のいずれか1つの形状をなす切欠け部であることを特徴とする請求項1に記載のコイン型記録媒体。
  5. 前記嵌合溝は、平面視で環状、円弧状、直線状、多角形状のいずれか1つの形状をなす嵌合溝であることを特徴とする請求項2に記載のコイン型記録媒体。
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