JP2006127022A - バス制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム変更を容易にし、また、リアルタイム性を要求されるような高速のデータ転送と低速のデータ転送とを、ひとつのバス構成で同時に実行可能とする。
【解決手段】相互接続バスBSにマスタI/F21−0〜21−3を介して接続されているマスタ装置MS0〜MS3からの要求に応じてスレーブ装置SV0〜SV3を制御するスレーブI/F22−0,22−1,…の少なくともひとつが、複数のマスタ装置MS0〜MS3からの同時アクセスが可能なマルチアクセス対応のマルチポート・スレーブI/F23から構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスタ装置からスレーブ装置へのアクセスを、マスタ装置とバスとの間に接続されているマスタ・インターフェースと、スレーブ装置とバスとの間に接続されているスレーブ・インターフェースとにより制御するバス制御装置に関する。
データ入出力のリアルタイム性が要求されるシステムにおいて、従来から採用されているバス構成を図10に示す。
図10に示すシステム100は、リアルタイム性が要求される高速転送部101と、この高速転送と並行してCPUの制御により各種制御および処理を実行する制御処理部102とに大別される。制御処理部102が有するバス(CPUバスまたはシステムバスという)の単位時間あたりに転送可能なデータ量(データ転送バンド幅)では、システム全体として、データの入力速度に対して出力速度が遅くリアルタイム性を満足できない場合に、そのリアルタイムのデータ転送が可能な高速転送部101が設けられる。
高速転送部101において、入力インターフェース102、バーストデータ・トラフィック制御部103および出力インターフェース104が、データの高速転送路(リアルタイム・データパス)105に挿入されている。高速メモリ106は、バーストデータ・トラフィック制御部103に接続され、その制御により、高いバンド幅の入出力ポートを介してデータの高速な入出力が可能となっている。バーストデータ・トラフィック制御部103は、制御処理部102内のデータプロセッサ107と接続され、これによりCPU109を介することなく直接データのやり取りが可能になっている。データプロセッサ107は、高速メモリ106から読み出されたデータに対し、必要な処理を、リアルタイム性を損なうことなく実行し、処理後のデータをバーストデータ・トラフィック制御部103に出力することができる。
制御処理部102は、データプロセッサ107が行う画像データなどに対する高速処理のほかに、主に制御系の処理を行うものであり、CPUバス108に接続されているマスタ装置としてCPU109、DMA(Direct Memory Access)制御部110を有している。また、制御処理部102は、CPUバス108に接続されているスレーブ装置としての(低速)メモリ111、各種周辺装置(Peripheral 0〜Peripheral 3)112を有している。
画像を処理するシステムなどでは、前述したように、連続したデータを常に入力し、同じ速度で常に出力するデータ転送のリアルタイム性を満足する必要がある。ところが、システム制御系の処理まで含めて高速バス構成にすると、そのバスに接続されているマスタ装置やスレーブ装置のすべてに高速処理性能が要求され、システムとして非常に高価になる。また、CPUバスのみの構成では、このCPUバスをひとつのマスタ装置(CPU109、DMA制御部110など)が使用していると、他のマスタ装置(たとえば、データプロセッサ107)は使用できないことから、このことが高速転送データの処理を阻害する。そのため、図10に示すように、システム制御系のバス(CPUバス)108を必要なデータ転送バンド幅で構成し、それより大きいデータ転送バンド幅のリアルタイムデータパス105を有する高速転送部101を別途設けている。
このバス構成の他の問題点は2つの転送系でのデータの転送経路を簡単に変更できないことである。つまり、2つの転送系の間でデータ転送バンド幅が小さいCPUバスを介さない転送が必要となる場合、バス構成を最初から再設計し直し、あるいは、図示のようにシステムの要求に応じてCPUバス108を介さない特別なI/Fバスが必要となる場合がある。図10に示す構成例では、特別なI/Fバス113A,113B,113C,113Dを、それぞれCPU109,メモリ111,周辺装置(Peripheral 0),周辺装置(Peripheral 1)とバーストデータ・トラフィック制御部103との間に接続している。
このとき特別なI/Fバスを介して高速メモリ内のデータを利用するスレーブ装置、すなわちメモリ111,周辺装置(Peripheral 0)あるいは周辺装置(Peripheral 1)にDMA的な機能を持たせる必要があり、各スレーブ装置の構成が複雑になる。
また、これらのスレーブ装置と、高速にデータを扱う高速転送部101との間でクロックの乗換を行う必要があり、そのための構成が複数になる。
さらに、これらの要求を満たすスレーブ装置の機能追加により、そのロジックが増加し、デバイスサイズの増加となる。
このようにシステム変更のたびにバスの再構築が必要となり、2つの転送系ブロックの再使用ができず、またシステム変更のたびに全体の構成が複雑化する。
この弊害は、直接、機能的問題とならないが、開発に多大なリソース、すなわち仕様決定、設計、シミュレーション、評価のそれぞれに時間と人を必要とする。また、システム全体が複雑化しやすいことから、不具合を招きやすく再設計の必要が発生しやすいというリスクがある。また、低価格での実現が難しい。
一方、マスタ装置やスレーブ装置の数の増減や種類の変更が容易なバス構成として、相互接続バス構成(マルチレイヤあるいはセントラル・リソース構成ともいう)が知られている。
図11に、相互接続バス構成を採用しているシステムの簡略化した構成図を示す。なお、図11においてはデータの流れのみ示し制御信号を省略している。
図11に示すシステム200は、相互接続バス制御装置(Interconnect Bus Controller)201と、相互接続バス制御装置201に接続されている4つのマスタ装置MS0〜MS3と、相互接続バス制御装置201に接続されている4つのスレーブ装置SV0〜SV3とを有する。
相互接続バス制御装置201は相互接続バスBSを有し、相互接続バスBSに対し、そのマスタ装置側に4つのマスタ・インターフェース(以下、マスタI/Fという)21−0〜21−3が接続されている。また、相互接続バスBSのスレーブ装置側に4つのスレーブ・インターフェース(以下、スレーブI/Fという)22−0〜22−3が接続されている。マスタI/F21−0〜21−3は、それぞれ対応するひとつのマスタ装置に接続され、当該マスタ装置との間でデータおよび制御信号の流れを制御する。同様に、スレーブI/F22−0〜22−3は、それぞれ対応するひとつのスレーブ装置に接続され、当該スレーブ装置との間でデータおよび制御信号の流れを制御する。図11に示すマスタI/F21−0〜21−3のそれぞれは、異なるスレーブ装置からのデータを入力し、そのうちひとつを選択して出力するセレクタ211を有する。また、スレーブI/F22−0〜22−3のそれぞれは、異なるマスタ装置からのデータを入力し、そのうちひとつを選択して出力するセレクタ221を有する。
相互接続バスBSにおいて、各マスタI/F及びスレーブI/Fは独自の送信用バスを有しており、その独自の送信用バスに対してデータ信号を送出する。また、各マスタI/F及び各スレーブI/Fは、その他の全てのスレーブI/F及びマスタI/Fの送信用バスに接続されており、セレクタによって選択された1つの送信用バスからデータ信号を受信する。
以下、マスタ装置からの要求に応じて、マスタ装置からデータ信号をスレーブ装置に送る場合を例として、より詳細な動作例を説明する。
最初に、マスタ装置MS0〜MS3のそれぞれは、データを送るスレーブ装置を特定するアドレス(ADRS)を、対応するマスタI/Fに送る。マスタI/F21−0〜21−3のそれぞれは、対応するマスタ装置から送られるアドレスをデコードすることにより、ひとつのスレーブI/Fにアクセス要求(要求信号)を出力する。この要求信号は相互接続バスBSを介して、それぞれのスレーブI/Fに伝送される。
スレーブI/F22−0〜22−3は、マスタI/Fからの幾つかの要求信号を受ける場合、マスタ装置に割り当てられている優先順位に従ってひとつのマスタI/Fを特定し、そのマスタI/Fにのみ許可信号を送出する。要求信号がひとつの場合、そのスレーブI/Fは、要求信号の発信元のマスタI/Fに許可信号を送出する。
一方、マスタI/F21−0〜21−3のそれぞれは、アクセスを要求したスレーブI/Fから許可信号が来ない場合、接続されているマスタ装置に対し待機信号を出力する。マスタI/Fは、アクセスを要求したスレーブI/Fからの許可信号を受けた場合、その許可信号をマスタ装置に出力する。許可信号を受けたマスタ装置は、所定のデータ信号をマスタI/Fを介して送出する。
スレーブI/F22−0〜22−3のそれぞれは、幾つか送られてくる信号から、許可したマスタ装置からのデータ信号をセレクタ221によって選択し、接続されているスレーブ装置に出力する。
以上はマスタ装置からスレーブ装置にデータ信号を送る場合であるが、逆の場合は、スレーブI/F22−0〜22−3のそれぞれが、接続されているスレーブ装置からのデータ信号を送出し、マスタI/F内のセレクタ211が、アクセスを要求したスレーブ装置からのデータ信号を選択し、接続されているマスタ装置に出力する。
このような相互接続バス構成では、スレーブ装置を増設したい場合は、そのスレーブ装置に未使用のアドレスを割り当て、未使用の(または新たに増設した)スレーブI/Fに当該スレーブ装置を接続させるだけでよい。したがって、この相互接続バスを用いたシステムでは、相互接続バス構成そのものの変更を伴わないでシステム構成の変更が容易であるという利点がある。
ところが、相互接続バス構成では、全てのマスタとスレーブの転送能力は、そのバスのデータ転送バンド幅と動作周波数により決定される。したがって、リアルタイム性を要求されるようなシステムでは、バスのデータ転送能力自体を高めてリアルタイムのデータ転送に対応しなければならないが、そのような高いデータ転送能力を持たせるとバス構成自体が高価になり、また動作周波数が高いことから動作が不安定になりやすい。また、このような高いデータ転送能力は、リアルタイム性が要求されない他のスレーブ装置にとってはオーバヘッドとなり無駄であり、場合によってはクロックの乗り換えも必要となる。
さらに、相互接続バス構成の他の問題点として、ひとつのスレーブ装置をひとつのマスタ装置が使用している場合、その他のマスタはそのスレーブ装置をアクセスできない。つまり、優先順位が高いマスタ装置が、あるスレーブ装置を使用している場合、優先順位が低い他のマスタ装置は、そのスレーブ装置にアクセスできないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、システム変更が容易であり、かつ、リアルタイム性を要求されるような高速のデータ転送と低速のデータ転送とを、ひとつのバス構成で同時に実行できるようにすることである。
本発明にかかるバス制御装置は、各々にマスタ装置が接続可能な所定数のマスタ・インターフェースと、各々にスレーブ装置が接続可能な所定数のスレーブ・インターフェースと、当該マスタ・インターフェースとスレーブ・インターフェースが接続されているバスとを有し、各マスタ装置からのアクセスに応じ、マスタ・インターフェースおよびスレーブ・インターフェースにより、マスタ装置とスレーブ装置のバスを経由する通信を制御するバス制御装置であって、前記スレーブ・インターフェースの少なくともひとつが、複数のマスタ装置からの同時アクセスが可能なマルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースである。
前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースは、好適に、バス側とスレーブ装置側との間に設けられたN個のインターフェース部を有し、最大でN個のマスタ装置からの同時アクセスが可能に構成されている。この場合、さらに好適に、前記N個のインターフェース部とスレーブ装置との間に設けられ、当該スレーブ装置から入力される信号をN個に分割して前記N個のインターフェース部に出力し、前期N個のインターフェース部から入力されるN個の信号を1つの信号に統合して前記スレーブ装置に出力し、前記バスの転送速度と前記スレーブ装置の転送速度とを変換するスレーブ接続部を有する。
本発明では、好適に、前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースに接続されているスレーブ装置に複数のアドレスが割り当てられ、他のスレーブ装置にそれぞれひとつのアドレスが割り当てられ、前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースは、割り当てられている複数のアドレスを指定してアクセスを要求しているマスタ装置の優先順位に応じて信号の入出力を制御する。
本発明にかかるバス制御装置によれば、複数のスレーブ・インターフェースの少なくともひとつが、複数のマスタ装置からの同時アクセスが可能なマルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースであることから、その同時アクセス数に応じてデータ転送量を増やすことができ、より高速なデータ転送が可能となる。その場合、該当するスレーブ・インターフェースの構成を変更するだけでよく、バス構成(すなわち、データ転送バンド幅および動作周波数など)を変更する必要ない。したがって、クロック乗り換えの必要もない。
以上より、本発明によれば、高速なスレーブ装置を増設する際に、バス構成を変える必要がないことからシステム変更が容易であるという利益が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、相互接続バス構成を採用しているシステムにおいて説明する。
図1に、本実施の形態にかかる相互接続バス構成を採用しているシステムの簡略化した構成図を示す。図1においてはデータの流れのみを示し、制御信号については省略している。ここでは制御信号の説明も行うが、制御信号の種類および制御の具体的手順は種々変更可能であり、以下の記載に限定されるものではない。
図1に示すシステム1は、相互接続バス制御装置(Interconnect Bus Controller)2と、相互接続バス制御装置2に接続されている4つのマスタ装置MS0〜MS3と、相互接続バス制御装置2に接続されている4つのスレーブ装置SV0〜SV3とを有する。このうち少なくともひとつのスレーブ装置(ここではスレーブ装置SV3)が他のスレーブ装置より高速な動作を行う高速スレーブ装置である。
相互接続バス制御装置2は相互接続バスBSを有し、相互接続バスBSに対し、そのマスタ装置側に4つのマスタ・インターフェース(以下、マスタI/Fという)21−0〜21−3が接続されている。また、相互接続バスBSのスレーブ装置側に4つのスレーブ・インターフェース(以下、スレーブI/Fという)22−0〜22−2および23が接続されている。マスタI/F21−0〜21−3は、それぞれ対応するひとつのマスタ装置、すなわちマスタ装置MS0〜MS3の何れかに接続され、当該マスタ装置との間でデータおよび制御信号の流れを制御する。同様に、スレーブI/F22−0〜22−2および23は、それぞれ対応するひとつのスレーブ装置、すなわちスレーブ装置SV0〜SV3の何れかに接続され、当該スレーブ装置との間でデータおよび制御信号の流れを制御する。図1に示すマスタI/F21−0〜21−3のそれぞれは、異なるスレーブ装置からのデータを入力し、そのうちひとつを選択して出力するセレクタ211を有する。
スレーブI/F22−0〜22−2のそれぞれは、異なるマスタ装置からのデータを入力し、そのうちひとつを選択して出力するセレクタ221を有する。また、各スレーブI/F22−0〜22−2において、スレーブ装置側からのデータ信号はセレクタを介さずに相互接続バスBSのそれぞれの送信用バスに入力される。
各マスタI/Fにおいても、マスタ装置からのデータ信号は、セレクタを介さずに相互接続バスBSのそれぞれの送信用バスに入力される。
これに対し、本実施の形態で新たに設けられているスレーブI/F23は、相互接続バスBS側とスレーブ装置側に設けられた複数個(たとえばN個)のインターフェース部を有する。
スレーブI/F23は、最大N個の異なるマスタ装置から入力されるデータ信号を最大N個まで同時に選択し、異なるN個のインターフェース部を介してスレーブ装置に出力することができるようにN個のセレクタ231−0,231−1,…,231−(N−1)を有している。より詳細には、セレクタ231−0に相互接続バスBSから入力される4本のデータ信号が内部で分岐されて、他のセレクタ231−1,…,231−(N−1)にも並列に入力されるように各セレクタのバス側の結線がなされている。N個のセレクタ231−0,231−1,…,231−(N−1)の各出力が、スレーブ装置側のN個の出力となる。
また、スレーブI/F23は、高速スレーブ装置SV3からのデータ信号を、N個のインターフェース部から入力し、それら各インターフェース部は、それぞれ相互接続バスBSに独立に接続されている。これによって、スレーブI/F23内のN個のインターフェース部は、データ送受信においてそれぞれ1つの独立したスレーブI/Fとして振る舞い得る。
スレーブI/F23は、このような構成によって最大N個のマスタ装置からの同時アクセス(マルチアクセス)が可能であり、また、マルチアクセスによる最大N個のデータ信号をスレーブ装置SV3側に出力できるN個のインターフェース部を有することから、ここではマルチポート・スレーブI/F(Multi-port Slave I/F)と称する。マルチポート・スレーブI/F23は、マスタ装置側から見ると1つのスレーブI/Fであるが、相互接続バスBSから見るとN個の通常(標準)のスレーブI/Fが存在することと同じ動作となる。このことは、相互接続バスBS構成に何ら変更を加えることなく、システムの設計変更および拡張を容易にできる点で重要である。
マルチアクセス時に、アクセスしようとしているマスタ装置のプライオリティをチェックし、N個のセレクタ231−0,231−1,…,231−(N−1)を制御してデータの入出力の待機あるいは許可を制御するインターフェース制御部(I/F CONT)233が高速スレーブI/F23内に設けられている。ほぼこれと同様な機能を実現するための構成を、他のスレーブI/F22−0〜22−2も有しているが、図1においては省略されている。また、マスタ装置からのアクセス要求はスレーブ装置のアドレス(ADRS)を指定して行なわれ、そのためにマスタI/F21−0〜21−3のそれぞれにアドレスをデコードする機能、またセレクタ211を制御する機能を有するが、図1においては、そのための構成も省略されている。
図2に、マスタI/Fからのアクセス要求を受け付け、アクセス許可を付与する信号の経路を示すための、やや詳細なマルチポート・スレーブI/F23の構成図を示す。なお、ここでは相互接続バスBSの図示を省略し、マルチポート・スレーブI/F23のインターフェース部の数(N)が3の場合を示している。
図2に示す構成図において、インターフェース制御部(I/F CONT)233内に、相互接続バスを介してマスタI/F21−0〜21−3からの要求信号RSを受け付け、その信号からマスタ装置MS0〜MS3(不図示、図1参照)のプライオリティをチェックし、そのチェックの結果に応じてアクセス許可を付与する信号(以下、グラント信号という)GSをマスタI/F21−0〜21−3に返すためのアクセス許可制御部(Check Priority & Generate Grant)233Aが設けられている。このアクセス許可制御部233Aは、各インターフェース部Ps−0,Ps−1,Ps−2の使用状態(Condition)をモニタしている。このため指定されたインターフェース部Ps−0〜Ps−2が使用中の場合はアクセス許可のためのグラント信号GSを出力しないが、未使用のインターフェース部がある場合は、入力される要求信号RSからプライオリティをチェックし、プライオリティが高い順にマスタI/F21−0〜21−3にグラント信号GSを付与することができる。
また、インターフェース制御部233から3つのセレクタ231−0,231−1,231−2のそれぞれに、データセレクト信号DSS0,DSS1およびDSS2が出力可能に構成されている。これによって、マスタI/F21−0〜21−3から出力されているデータ信号D0〜D3のスレーブ装置側への出力が制御される。
このインターフェース制御部233は、要求信号RSを受け付けたマスタI/Fと、その要求信号RSに対して割り当てたインターフェース部とを対応付けて記憶しておく。
3個のインターフェース部Ps−0,Ps−1,Ps−2からそれぞれデータ信号D0〜D3が出力されるので、高速スレーブSV3とのインターフェースを取るために、高速スレーブ接続部(High-speed Slave Connection)3が設けられている(図1参照)。
図3に、高速スレーブ接続部3の一構成例を示す。
図3に示す高速スレーブ接続部3は、それぞれバッファ31Aを有するN(ここでは3)個のバスインターフェース部(Bus I/F)31と、バスインターフェース部31の各出力を入力し、時間軸で見ると常にひとつの出力を選択するように調停する調停選択部(Arbiter & Selector)32とを有する。調停選択部32はセレクタ32Aを内蔵しており、それによってデータ信号が選択される。
また、高速スレーブ接続部3はクロック乗り換えの機能も備える必要がある。クロック乗り換えは、たとえば3つのバッファ31Aを、その入力速度と出力速度が非同期で変えられるように構成することにより実現できる。
以下、図4および図5を用いて、具体的な動作例を説明する。ここでは、マスタ装置が6つ、スレーブ装置が8つ設けられ、スレーブ装置のひとつが高速スレーブ装置としてのメモリ(高速RAM)であるとする。そして、この高速RAMのデータを、書き込みホストと読み出しホストの機能を有するひとつのマスタ装置によって書き換えながら、他のマスタ装置からの要求に応じて同じRAM内にデータを格納する動作例を説明する。
ここで図4は、具体的なマスタ装置とスレーブ装置を含む全体の構成例と信号の流れを示すブロック図である。また、図5は、システムのスレーブ装置に対するアドレスの割り当てを説明するための図である。
図4に示すように6つのマスタ装置として、CPU0(マスタ装置MS0)、DMA0(マスタ装置MS1)、CPU1(マスタ装置MS2)、DMA1(マスタ装置MS3)、データ記録再生装置(マスタ装置MS4)、および、データ記録再生装置(マスタ装置MS5)が、相互接続バス制御装置2に接続されている。また、8つのスレーブ装置として、ROM0(スレーブ装置SV0)、RAM0(スレーブ装置SV1)、周辺装置「xxx」(スレーブ装置SV2)、バスブリッジ装置(Bridge0)(スレーブ装置SV3)、ROM1(スレーブ装置SV4)、RAM1(スレーブ装置SV5)、バスブリッジ装置(Bridge1)(スレーブ装置SV6)、および、高速RAM(スレーブ装置SV7)が、相互接続バス制御装置2に接続されている。
ここで2つ設けられているバスブリッジ装置(スレーブ装置SV3とSV6)は、相互接続バス制御装置2内の相互接続バスBSとは異なる規格のバスBS0あるいはBS1を、相互接続バスBSと接続させるための制御装置である。スレーブ装置SV3に対し異なる規格のバスBS0を介して幾つかの周辺装置4−0が接続され、スレーブ装置SV5に対し異なる規格のバスBS1を介して幾つかの周辺装置4−1が接続されている。なお、相互接続バスBSとバスBS0またはBS1とが異なるクロック信号で動作してもよい。
また、前述したように高速スレーブ装置SV7としての高速RAMは、スレーブ接続部3(図3参照)を介して相互接続バス制御装置2に接続されている。この高速スレーブ装置SV7との間でデータのやり取りを行う高速マスタ装置MS5の書き込みホスト機能部(Write Host1)と読み出しホスト機能部(Read Host1)は、それぞれ、データ入出力をシームレスに行うために、いわゆるピンポンバッファ55wまたは55rを介して相互接続バス制御装置2に接続されている。ピンポンバッファ55w,55rはそれぞれ2つの内蔵バッファを有し、2つの内蔵バッファの片方にデータが溜まった状態で相互接続バスにアクセスする間に次々に入力されるデータを、もう片方の内蔵バッファに蓄積することができ、その動作を交互に切り換えることによりシームレスなデータの入出力を可能とする。これに対し、他のデータ記録再生装置であるマスタ装置MS4は比較的低いデータ書き替え速度で足りることから、その書き込みホスト機能部(Write Host0)と読み出しホスト機能部(Read Host0)のそれぞれが、ピンポン構成でない通常のバッファ54wまたは54rを介して相互接続バス制御装置2に接続されている。
6つのマスタ装置MS0〜MS5は、8つのスレーブ装置SV0〜SV7にそれぞれ割り当てられた固有のアドレス(ADRS)によってアクセス対象を指定する。本例では、たとえば図5に示すように、アドレス(ADRS)の最下位の桁をマルチアクセス用として用い、他の桁でスレーブ装置を識別するように構成されているアドレス構造が採用可能である。図5に示す例では、スレーブ装置固有の他の桁が2桁設けられていることから、ここでは最大100個までスレーブ装置を増設することが可能である。図5ではアドレス「000」がメモリ0(ROM0:スレーブ装置SV0)に、アドレス「010」がメモリ1(RAM0:スレーブ装置SV1)に、アドレス「030」が周辺装置1(xxx:スレーブ装置SV2)に、アドレス「050」が周辺装置2(Bridge0:スレーブ装置SV3)に、アドレス「060」がメモリ2(ROM1:スレーブ装置SV4)に、アドレス「080」がメモリ3(RAM1:スレーブ装置SV5)に、アドレス「090」が周辺装置3(Bridge1:スレーブ装置SV6)に、それぞれ割り当てられている。
高速RAM(スレーブ装置SV7)に対しては、見かけ上3つのマスタ装置からの同時アクセスが可能であるが、1つのアドレス「100」のみが割り当てられている。このマルチアクセス対応の高速RAMのみ、ステータス(使用状態:Condition(図2参照)またはステータス)に基づいてデータ入出力が調停される。すなわち、たとえばデータ入力の場合、アドレスにより識別されるアクセスが許可されると、入力データをステータスにより未使用と判断されるインターフェース部に与え、これを高速のインターフェース(スレーブ接続部3)に入力することによって変換した後、高速RAMに入力するように制御される。これに対し、他のスレーブ装置はすべてアドレスのみに基づいてデータ入出力が調停される。なお、図5において、上記以外のアドレス「020」、「040」、「070」、「110」・・・は未使用となっている。
つぎに、このように構成されるシステムの動作を主に図2と図4を用いて説明する。なお、図2では図面の簡略化のため、マスタ装置4つまでの構成しか示されていないが、ここではマスタ装置が6つあり(MS0〜MS5)、それに対応してマスタI/Fが6つ設けられていることを想定した説明を行う。
最初に、マスタ装置MS0〜MS5のそれぞれは、データを送るスレーブ装置を特定するアドレス(ADRS)を、対応するマスタI/F21−0,21−1,21−2,21−3(および21−4,21−5:不図示)に送る。マスタI/F21−0〜21−5のそれぞれは、対応するマスタ装置から送られるアドレスをデコードすることにより、ひとつのスレーブI/Fにアクセス要求(要求信号RS)を出力する。この要求信号RSは相互接続バスBSを介して、それぞれのスレーブI/Fに伝送される。
マルチポート対応でないスレーブI/F22−0〜22−4は、マスタI/Fからの幾つかの要求信号を受ける場合、マスタ装置に割り当てられている優先順位に従ってひとつのマスタI/Fを特定し、そのマスタI/Fにのみグラント信号GSを送出する。その結果、図4の場合、スレーブ装置SV0に対してはマスタ装置MS0(CPU0)のアクセスが許可されてグラント信号GSが返され、スレーブ装置SV3(Bridge0)に対してはマスタ装置MS2(CPU1)のアクセスが許可されてグラント信号GSが返される。
一方、マルチアクセス対応のスレーブ装置SV7(高速RAM)に対応した図2に示すマルチポート・スレーブI/F23は、最大3つのアクセスを許可することが可能である。すなわち、3つのインターフェース部Ps−0,Ps−1,Ps−2の使用状態(Condition)が調べられて、すべてが空きならアクセス要求を出してきた3つのマスタI/Fにアクセス許可のグラント信号GSが返される。このときマスタ装置のプライオリティが高い順に空きインターフェース部の使用許可が下される。図4に示す例では、高速データ記憶再生装置であるマスタ装置MS5の書き込みホスト1や読み出しホスト1が最もプライオリティが高い。したがって、空きインターフェース部が1つなら、マスタ装置MS5にしかアクセス許可が出されない。空きインターフェース部が2つの場合、図4に示すように、アクセス要求を出してきた、たとえばマスタ装置MS1(DMA0)にもアクセス許可が出される。マルチポート・スレーブI/Fは、通常のスレーブI/Fと同じ要求信号を受けるが、マスタI/Fに対するグラント信号においては、マスタI/Fが各インターフェース部を特定できるグラント信号を出力し、インターフェース制御部233がマスタI/Fとインターフェース部との接続関係を記憶している。
マスタI/F21−0〜21−5のそれぞれは、アクセスを要求したスレーブI/Fからグラント信号GSが来ない場合、接続されているマスタ装置MS0〜MS5に対し待機信号を出力する。マスタI/F21−0〜21−5のそれぞれは、アクセスを要求したスレーブI/Fからグラント信号GSを受けた場合、そのグラント信号GSをマスタ装置MS0〜MS5に出力する。グラント信号を受けたマスタ装置MS0〜MS5は、所定のデータ信号をマスタI/F21−0〜21−5を介して相互接続バス制御装置2に送出する。
図4の場合、マスタ装置MS3およびMS4はアクセス要求を出してもプライオリティが低くグラント信号を受けないためデータ出力を行なえないが、マスタ装置MS1とMS5はグラント信号GSを受けるので、高速RAM(スレーブ装置SV7)にデータ出力が可能である。また、マスタ装置MS5は、同時にデータの読み出し許可のグラント信号GSを受けるので、高速RAM内のデータ読み出しも可能である。
このときマルチポート対応でないスレーブI/F22−0〜22−6のそれぞれは、マスタ装置にアクセス許可している場合、幾つか送られてくるデータ信号から、許可したマスタ装置からのデータ信号のひとつを内蔵されているセレクタ221によって選択し、接続されているスレーブ装置に出力する。
これに対し、マルチポート対応のスレーブI/F23においては、たとえば、図2に示すように、各ポートに対応した3個のセレクタ231−0,231−1,231−2が、入力されるデータセレクト信号DSS0〜DSS2に応じて、たとえばインターフェース部Ps−0に対応しているセレクタ231−0で高速データ記録再生装置(スレーブ装置SV5)からの出力データを選択し、インターフェース部Ps−2に対応しているセレクタ231−2でDMA0(スレーブ装置SV1)からの出力データを選択する。
上記例においては、インターフェース部Ps_0、Ps_2のみを使用しているが、インターフェース部Ps_1も同時に使用すると、他のスレーブ装置の約3倍のデータ書き替え速度を有する高速RAMの能力をフルに活用し、またリアルタイム性が要求される高速データ記録再生装置(スレーブ装置SV5)に対し高速でシームレスなデータ転送が可能となる。
図1に示す相互接続バスBSのより詳細な構成例を説明する。なお、基本的な動作は、図2〜図5を用いて説明した内容と同じであることから、ここでは構成(接続関係)と信号の流れを主に説明する。
図6は、相互接続バスBSの詳細な構成と、これとマスタI/FおよびスレーブI/Fとの接続関係を示す回路図である。
ここではアクセスの要求信号RSやグラント信号GS以外の制御信号CSやアドレス信号(ADRS)は、マスタ装置とスレーブ装置で受け渡すようにしている。マスタI/F21−0〜21−2のそれぞれに設けられている3つのセレクタ211は、データ用セレクタ211Aと制御信号用セレクタ211Bとからなる。
また、マルチアクセスに非対応のスレーブI/F22−0と22−1において、セレクタ221が、データ用セレクタ221A、制御信号用セレクタ221Bおよびアドレス用セレクタ221Cからなる。また、マルチアクセスに対応しているマルチポート・スレーブI/F23において、セレクタが、データ用セレクタ231A、制御信号用セレクタ231Bおよびアドレス用セレクタ231Cからなる。とくにマルチポート・スレーブI/F23においては、データ用セレクタ231A、制御信号用セレクタ231Bおよびアドレス用セレクタ231Cが、インターフェース部Ps−0〜Ps−2に対応して3組設けられている。この3つのセレクタの組が、図1においてはセレクタ231−0,231−1および231−2の一つに対応する。インターフェース部の使用状況の情報(Condition)は、制御信号CSとして与えられる。マルチポート・スレーブI/F23は見かけ上3つのスレーブI/Fとして動作し得るから、相互接続バスBSに対して、アドレス、制御信号、データをそれぞれ独立に3つ出力し得るように構成されている。
相互接続バスBSは双方向のデータ転送のために、データ転送方向ごとに独立したバス構成となっている。このため図6に示す回路例では、マスタI/Fと同数のマスタ側バスBSm0,BSm1およびBSm2、並びに、スレーブI/Fとマルチポート・スレーブI/F内のインターフェース部の合計と同数のスレーブ側バスBSs0,BSs1,BSs2_0,BSs2_1およびBSs2_2により相互接続バスBSを構成している。
マスタI/F21−0〜21−2のそれぞれは、入力したアドレス信号(ADRS)をデコードし、そのデコード結果に基づいて要求信号RSを生成し出力するアドレスデコーダ(ADRS Dec)212と、このアドレスデコード結果と、入力されるグラント信号GSとに基づいて、セレクタ211Aおよび211Bを制御する選択制御部(Select CONT)213とを備える。
マスタ装置MS0から入力されるマスタデータDm0、マスタ制御信号CSm0およびアドレス信号(ADRS)は、マスタ側バスBSm0に入力される。同様に、マスタ装置MS1から入力されるマスタデータDm1、マスタ制御信号CSm1およびアドレス信号(ADRS)は、マスタ側バスBSm1に入力され、マスタ装置MS2から入力されるマスタデータDm2、マスタ制御信号CSm2およびアドレス信号(ADRS)は、マスタ側バスBSm2に入力される。
マスタ側バスBSm0〜BSm2に排出されたマスタデータDm0〜Dm2は、スレーブI/F22−0,22−1内のセレクタ221A、あるいは、マルチポート・スレーブI/F23内の3つのセレクタ231Aに入力され、前述した制御により適宜、選択されて出力される。また、マスタ側バスBSm0〜BSm2に排出されたマスタ制御信号CSm0〜CSm2は、スレーブI/F22−0,22−1内のセレクタ221B、あるいは、マルチポート・スレーブI/F23内の3つのセレクタ231Bに入力され、前述した制御により適宜、選択されて出力される。同様に、マスタ側バスBSm0〜BSm2に排出されたアドレス信号(ADRS)は、スレーブI/F22−0,22−1内のセレクタ221C、あるいは、マルチポート・スレーブI/F23内の3つのセレクタ231Cに入力され、前述した制御により適宜、選択されて出力される。
一方、スレーブ装置SV0から入力されるスレーブデータDs0およびスレーブ制御信号CSs0はスレーブ側バスBSs0に入力される。同様に、スレーブ装置SV1から入力されるスレーブデータDs1およびスレーブ制御信号CSs1はスレーブ側バスBSs1に入力される。高速スレーブから各インターフェース部Ps−0,Ps−1およびPs−2を介して入力される高速スレーブデータDs30〜Ds32は、それぞれスレーブ側バスBSs2_0,BSs2_1,BSs2_2に入力される。同様に、高速スレーブから各インターフェース部Ps−0,Ps−1およびPs−2を介して入力される高速スレーブ制御信号CSs30〜CSs32は、それぞれスレーブ側バスBSs2_0,BSs2_1,BSs2_2に入力される。
スレーブ側バスBSs0〜BSs2_xに排出されたスレーブデータDs0,Ds1およびDs3x(x=0〜2)は、マスタI/F21−0〜21−2内のセレクタ211Aに入力され、前述した制御により適宜、選択されて出力される。また、スレーブ側バスBSs0〜BSs2_xに排出されたスレーブ制御信号CSs0,CSs1およびCSsx(x=1〜2)は、マスタI/F21−0〜21−2内のセレクタ211Bに入力され、前述した制御により適宜、選択されて出力される。
このようなバス構成では、バス出力制御を行うセレクタを、スレーブI/F側ではインターフェース制御部223あるいは233によって、要求信号RSを受け付け、かつグラント信号GSを出力したマスタ側の信号を選択してスレーブ装置側に出力する。とくにマルチポート・スレーブI/F23では、そのインターフェース制御部233が、3つのインターフェース部Ps−0〜Ps−2に対応したセレクタ231−x(x=0〜2)を並列に制御することにより、複数のマスタデータ等を同時に出力できる。これらのマスタデータ等は、前述したスレーブ接続部3によりタイミング調整され、クロック乗り換えによりデータ転送速度が向上され、ひとつの高速信号となって高速スレーブ装置に入力される。また、高速スレーブ装置からの信号は、スレーブ接続部3により、逆に、時分割により3つの経路に割り振られ低速なスレーブ信号となって、インターフェース部から相互接続バスBSの各スレーブ側バスBSs2_0,BSs2_1,BSs2_2にそれぞれ排出される。その後、このスレーブ信号(スレーブデータ信号およびスレーブ制御信号)は、マスタデータマスタI/F側において、選択制御部213により出力制御される。すなわち、アドレスデコーダ212が要求信号RSを出力してグラント信号GSが帰ってきたスレーブI/Fの出力のみ選択してマスタ装置側に出力する。
つぎに、高速データと低速データが混在するシステムの例を説明する。
図7は、システム例としてDVC(Digital Video Cassette)レコーダを示すブロック図である。
DVCレコーダの場合、制御系のマスタ装置MS0(CPU)やMS1(DMA)のほかに、撮像、データ処理および記録系のマスタ装置として、CCDカメラユニットMS2、CCDカメラで撮像された画像データを処理するイメージプロセッシングユニットMS3、画像データを表示するモニタMS4、画像データをDVフォーマットに変換するDVコーディングユニットMS5、および、DVフォーマット後のデータをテープに記録するDVC記録ユニットMS6が接続されている。このうちCCDカメラユニットMS2、モニタMS4およびDVC記録ユニットMS6は、データに入出力にリアルタイム性が要求され、それらデータ経路にピンポンバッファ52,54または56が接続されている。これに対し、比較的データ転送速度が遅くても許されるイメージプロセッサユニットMS3およびDVコーディングユニットMS5のデータ入出力経路には、通常のバッファ53A、53B、55Aまたは55Bが接続されている。また、CCDカメラユニットMS2とピンポンバッファ52との間にCCDから取り込まれた画像信号の処理回路(CCD Input)62が接続され、モニタMS4とピンポンバッファ54との間にNTSCエンコーダ64が接続され、DVC記録ユニットMS6とピンポンバッファ56との間にテープインターフェース66が接続されている。
スレーブ装置としては、制御系のメモリおよび周辺装置SV0〜SV3と、高速メモリとしてのsDRAM(SV4)が接続されている。周辺装置SV3は他のバスSB0を介して幾つかのスレーブ装置「xxx」4−0を接続させるバスブリッジ装置である。sDRAM(SV4)はスレーブ接続部3を介して接続されている。
図8は、データの入出力経路ごとに、クロックレート(MHz)、データ幅(Bytes)、転送レート(MB/S(mega-bytes/sec.),Mb/S(mega-bits/sec.))を表にまとめたものである。
クロックレート30MHz、データ幅2バイト、転送レート60MB/SのCCD入力はリアルタイム性が要求され最も優先順位が高い。また、クロックレート13.5MHz、データ幅2バイト、転送レート27MB/SのNTSCモニタ出力もリアルタイム性が要求され、つぎに優先順位が高い。優先順位はテープ記録部への出力が、そのつぎに高く、DVフォーマット変換ユニットやイメージプロセッシングユニットへのデータ入出力は、このかなでは最も優先順位が低くなる。たとえば、相互接続バスの転送速度を60MB/S(30MHz×2バイト)、sDRAMの転送能力を216MB/Sとすると、マルチポート・スレーブI/Fに4つのインターフェース部を設けることで高速なデータのやり取りを実現できる。
本実施の形態にかかるバス制御装置およびこれを用いたシステムは、以下の利点がある。
マルチポート・スレーブI/F23を有することから、このマルチポート・スレーブI/F23に接続されているスレーブ装置に、異なるマスタ装置から同時にアクセスがあっても、この異なるマスタ装置からのデータを複数のインターフェース部からスレーブ装置側に出力することが可能である。これにより、相互接続バス構成のバス制御装置をマルチアクセス対応に仕様変更することができ、高速転送が可能なメモリの接続が可能となる。すなわち、相互接続バス構成がされたシステムでリアルタイム性が要求されるブロック(CCD入力やNTSC出力など)があると、いままでは、そのリアルタイム性の確保が困難なことから別に高速バスを設計する必要があったが、本実施の形態では、データ転送速度が異なるすべての内蔵するブロックのそれぞれを、ひとつの相互接続バスインターフェースのマスタやスレーブにすることができる。このときブロックとしては、メモリであるかCPUであるかなどの種類を問わず、また、それぞれのブロックの個数もシステム仕様を満足する範囲で任意に接続できる。
以上より、相互接続バスを利用したシステム構成簡素になり、材料費や設計コストを抑制することができる。
また、スレーブ装置を増設したい場合は、そのスレーブ装置に未使用のアドレスを割り当て、未使用の(または新たに増設した)スレーブI/Fに当該スレーブ装置を接続するだけでよい。したがって、この相互接続バスを用いたシステムでは、バス構成そのものの変更を伴わないでシステム構成の変更が容易であるという利点がある。また、マスタ装置の増設についても同様な利点がある。
ところで、大きなシステムでは、シミュレーションのみでは評価が困難な場合にブレッドボードなどに機能を実現して評価することがある。
たとえば、図9に示すシステムの場合、モジュールA、モジュールB、モジュールCといった単位で機能ごとに分け、それぞれで評価を行ない、良好な評価結果が得られたら、それらを統合して評価することがある。この場合、ひとつの相互接続バス制御装置2に全てのブロックのマスタ装置およびスレーブ装置が接続されていることから、ブロック間で評価の整合がとりやすく、ひとつのモジュールでの設計変更が他に及ぼす影響を容易に見積もれる。また、モジュールの分割または統合をシステムの能力を下げることなく容易に行うことができる。
開発や最終製品のロードマップ(開発や製品発表の予定)上の理由などにより、最初に複数のチップを開発して、その後、1チップ化する場合がある。この場合、本実施の形態の相互接続バス制御装置を用いることにより、バスインターフェース(マスタI/FやスレーブI/F)を新たに定義し、あるいは、それぞれのモジュール(複数のチップに分割していた部分)を変更し直す必要がない。この場合、それぞれ確認すべき点として、たとえばモジュール間の整合性などがあり、その点を重点的に評価し、その評価結果に応じて必要なら僅かな変更程度を経て、複数のチップを容易にひとつのチップに統合することが可能である。つまり、本実施の形態によれば、最終製品の構成をマスタ装置およびスレーブ装置をそれぞれ有する複数のグループに分割し、それぞれのグループをデバイスとして開発し、この複数のデバイスの機能を将来1チップに統合することが容易にできるという利点がある。
また、1チップに統合する場合でなくとも、同一または類似する基幹的機能を有する複数のシステムの設計および開発を並行して、あるいは、時期を前後して行う場合、ひとつのモジュールを他の異なるシステムでも再利用しやすく、その分開発効率が向上し、開発リソースの節約が可能であるという利点も得られる。
本発明の実施の形態にかかる相互接続バス構成を採用しているシステムの簡略化した構成図である。 アクセス要求を受け付け、アクセス許可を付与する信号の経路を示す、やや詳細なマルチポート・スレーブI/Fの構成図である。 高速スレーブ接続部の一構成例を示すブロック図である。 マスタ装置とスレーブ装置を含む全体の構成例と信号の流れを示すブロック図である。 システムのスレーブ装置に対するアドレスの割り当てを説明するための図である。 相互接続バスの詳細な構成と、これとマスタI/FおよびスレーブI/Fとの接続関係を示す回路図である。 システム例としてのDVCレコーダの構成と信号の流れを示すブロック図である。 図7に示すDVCレコーダにおいて、データの入出力経路ごとにクロックレート、データ幅および転送レートを示す図表である。 評価または開発単位としてモジュールA〜Cを示すシステムのブロック図である。 データ入出力のリアルタイム性が要求されるシステムにおいて、従来から採用されている第1のバス構成を採用しているシステムのブロック図である。 従来から採用されている第2のバス構成(相互接続バス構成)を採用しているシステムの簡略化した構成図である。
符号の説明
1…システム、2…相互接続バス制御装置、3…高速スレーブ接続部、21…マスタI/F、22…スレーブI/F、23…マルチポート・スレーブI/F、31…バッファI/F、31A…バッファ、32…調停選択部、32A…セレクタ、211,221,231…セレクタ、233…I/F制御部、233A…アクセス許可制御部、MS0〜MS5…マスタ装置、SV0〜SV7…スレーブ装置、BS…相互接続バス、RS…要求信号、GS…グラント信号、Dm,Ds…データ信号、CSm…マスタ制御信号、CSs…スレーブ制御信号、ADRS…アドレス信号、Ps…インターフェース部

Claims (7)

  1. 各々にマスタ装置が接続可能な所定数のマスタ・インターフェースと、各々にスレーブ装置が接続可能な所定数のスレーブ・インターフェースと、当該マスタ・インターフェースとスレーブ・インターフェースが接続されているバスとを有し、各マスタ装置からのアクセスに応じ、マスタ・インターフェースおよびスレーブ・インターフェースにより、マスタ装置とスレーブ装置のバスを経由する通信を制御するバス制御装置であって、
    前記スレーブ・インターフェースの少なくともひとつが、複数のマスタ装置からの同時アクセスが可能なマルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースである
    バス制御装置。
  2. 前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースは、バス側とスレーブ装置側との間に設けられたN個のインターフェース部を有し、最大でN個のマスタ装置からの同時アクセスが可能に構成されている
    請求項1に記載のバス制御装置。
  3. 前記N個のインターフェース部とスレーブ装置との間に設けられ、当該スレーブ装置から入力される信号をN個に分割して前記N個のインターフェース部に出力し、前記N個のインターフェース部から入力されるN個の信号を1つの信号に統合して前記スレーブ装置に出力し、前記バスの転送速度と前記スレーブ装置の転送速度とを変換するスレーブ接続部を有する
    請求項2に記載のバス制御装置。
  4. 前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースに接続されているスレーブ装置に複数のアドレスが割り当てられ、他のスレーブ装置にそれぞれひとつのアドレスが割り当てられ、前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースは、割り当てられている複数のアドレスを用いてアクセスを要求しているマスタ装置の優先順位に応じて信号の入出力を制御する
    請求項1,2または3に記載のバス制御装置。
  5. 前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースは、
    任意のマスタ・インターフェースから前記バスを経由して複数の信号を入力したときに、当該入力した信号のひとつを選択して出力するN個のセレクタと、
    当該N個のセレクタを入力したアドレスに応じて制御するインターフェース制御部と
    を有する請求項4に記載のバス制御装置。
  6. 前記インターフェース制御部は、アクセス要求があったときに、前記マルチアクセス対応のスレーブ・インターフェースのインターフェース部に未使用のものが存在するときは、アクセスの許可信号をアクセス要求を出したマスタ装置側に出力し、当該許可信号に対応して送られてくるマスタ装置からの信号を前記N個のセレクタを制御することによって選択して出力する
    請求項5に記載のバス制御装置。
  7. アクセス要求数が前記未使用のインターフェース部の数を越える場合、アクセスを要求したマスタ装置の優先順位に応じてアクセスの許可信号を出力する
    請求項6に記載のバス制御装置。
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