JP2006125088A - 配管の水抜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動体部を可撓性配管に挿入し忘れることなく、しかも正確な向きで可撓性配管に挿入することができるようにする。
【解決手段】 液体を供給する配管の中途に接続されたドレンバルブDVを備え、該ドレンバルブDVを液体抜取側に切り替えることにより、該ドレンバルブDVの下流側に接続された配管内の液体を外部に排出する配管の水抜装置であって、前記ドレンバルブDVの下流側に接続された可撓性配管P1と、この可撓性配管P1の内部に移動自在に収容されてなる移動体部21と、前記可撓性配管P1の上流側に形成され前記移動体部21の移動を規制する上流側規制部4と、前記可撓性配管P1の下流側に形成され前記移動体部21の移動を規制する下流側規制部4aとを有し、上流側規制部4または下流側規制部4aの何れか一方の近傍には保持具41が設けられ、該保持具41に前記移動体部21を着脱自在に装着した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、可撓性配管を用いた水道設備であり、可撓性配管の内部に移動体部を移動自在に収容することで、可撓性配管内の残留水を抜き取り可能な配管の水抜装置に関する。
一般に、寒冷地では水道管等の配管の中途に水抜栓を接続して水抜装置を構成し、給水時には、水抜栓を給水側に切り替えることにより配管からの通常の給水を行うとともに、水抜時には、水抜栓を水抜側に切り替えることにより、水抜栓の上流側に接続された配管内の水を止水するとともに、水抜栓の下流側に接続された配管内の水を外部に排出して、該配管内の凍結防止を図っている。
ところで、上述した配管の水抜装置は、銅管等の剛性の配管を前提としたものであるが、近年、架橋ポリエチレン管等の可撓性素材により形成した可撓性配管も使用されるに至っている。このような可撓性配管を用いる水道設備は、建築物の基礎工事の際に、予め、可撓性配管のみを所定の経路で敷設し、その可撓性を利用して後に設置するヘッダーや蛇口を備える給水設備等に接続ことができるようになる。このように、水道設備に用いられる配管として可撓性配管を用いた場合には、施工工事は容易になり、また途中の継手や特別な配管スペースを不要にできるなどのメリットがある。
図9は、このような水道設備の一例である。この水道設備は、給水源からの水が供給される給水管Cと、給水管Cから分岐し給湯器53を介して設けられた給湯管Hとを備えており、各管C,Hはヘッダー51,51a,可撓性配管P1,P2を介して蛇口52a等の給水設備52に連結されている。そして、給水源から供給された水の一部は、給湯器53により所要の温度に熱せられ、ヘッダー51a,可撓性配管P2を通じて湯として給水設備52へ供給されるとともに、残りの水は、直接ヘッダー51に送られ、可撓性配管P1を通じて水として給水設備52へ供給される。こうして給水設備52に供給された湯,水は、蛇口52aを通じて使用されることとなる。
次に、図10に、こうした水道設備の配管の中途に上述の水抜栓を設けた水抜装置を模式的に示す。なお、この図では便宜上、ヘッダー等の図示を省略している。
図10に示すように、この水抜装置では、可撓性配管P1,P2の上流側に水抜栓DVが設けられており、給水管C,給湯管Hから供給された水,湯は、水抜栓DVおよび可撓性配管P1,P2を通じて給水設備52へ送られる。この水抜栓DVはその上端に操作ハンドルDVAを備え、該操作ハンドルDVAが地上に出るように地中に埋設されている。そして、前記操作ハンドルDVAにより流水経路を適宜に切り替えることで、給水や水抜きを行うことができるようになっている。
こうした水抜装置では、操作ハンドルDVAを操作して水抜栓DVを水抜側に切り替えることにより、水抜栓DVの上流側に接続された給水管C,給湯管Hからの水,湯を止水するとともに、水抜栓DVの下流側に接続された可撓性配管P1,P2内の水,湯を図10中の矢印に示すように外部に排出することができる。しかし、このように可撓性配管P1,P2の上流側に水抜栓DVを接続した場合、可撓性配管P1,P2の中途には、その設置場所の形状に応じて、自ずと下方への湾曲部Pwが形成されてしまい、水抜きに際して、この湾曲部Pwの内部に図10中に2点鎖線で示されている部分に水,湯が残流水Wとして残ってしまうおそれがあり、その有効な対策が望まれていた。
そこで従来は、こうした問題を解消するため、例えば特許文献1に記載された配管の水抜装置などが提案されている。
図11は、この特許文献1に記載されている水抜装置についてその要部の断面構造を模式的に示したものである。なお、この水抜装置も、先の図10に例示した水抜装置と同様、図9に例示した水道設備についてその配管の中途に水抜栓DVを設けたものである。ただしこの水抜装置では、図9中の可撓性配管P1,P2の内部に、第1移動子61と第2移動子62とから構成される移動体部60を移動自在に収容することで、上述のような可撓性配管P1,P2の湾曲部Pwにおける水,湯の残留を解消するようにしている。
以下、図11(a),(b)を参照して、この水抜装置について説明する。なお、図11(a)は可撓性配管P1,P2の下流側端部(図9中の蛇口52aに接続される部分)の概略断面構造を示す断面図、図12(b)は可撓性配管P1,P2の上流側端部(図9中のヘッダー51,51aに接続される部分)の概略断面構造を示す断面図である。また、可撓性配管P1,P2の上流側端部,下流側端部の構造は何れも同一であるため、水側の配管P1についてのみ説明する。
この水抜装置では、図11(a)に示すように、可撓性配管P1の下流側端部56に管継手70を接続し、該管継手70を通じて蛇口52a等の給水設備52(図示略)へ水の供給を行うものである。前記管継手70は、開口方向が略90°異なる接続部71a,71bを備え、これら両者71a,71bの間に湾曲管部72を一体に有して形成されている。また前記接続部71aは、可撓性配管P1の下流側端部56に挿入される接続口77と、外周にねじ部を有するナット装着部74とを備えて構成される。そして、このナット装着部74に固定ナット75を螺着することで、接続口77の外周面と下流側端部56の外周面に嵌着されたリング73の内周面とにより下流側端部56が挟着され、管継手70と可撓性配管P1とは、強固に固定されている。なお前記湾曲管部72には、接続口77よりも大きな内径を有する給水許容部76および下流側規制部78が形成されている。
また、可撓性配管P1の上流側端部55は、図11(b)に示す態様で、先の図9中のヘッダー51に設けられた管継手80に接続される。具体的には、前記上流側端部55を、管継手80に形成された挿入口83を通じて、配管内部に向けて突出され凸片部81a〜81cから構成される上流側規制部81に当接するまで挿入し、ヒータ等(図示略)を用いて溶着してこれらを接合する。そして、給水設備等(図示略)へ給水を行う際には、供給された水は、上流側規制部81を介して可撓性配管P1へと送られることとなる。
次に、この水抜装置の給水方法および水抜方法について、図9および図10を参照して説明する。
まず、給水を行う際には、水抜栓DVの操作ハンドルDVAを操作して給水側に切り替える。これにより、供給される水は、ヘッダー51を介してその下流側に接続された複数の可撓性配管Pに流入することになる。その後、これら可撓性配管Pの下流側に各々接続された管継手70等を通じて給水設備52に水が供給される。
そしてこの際、可撓性配管P内に移動自在に収容された移動体部60は、上流側から供給される水の圧力(水圧)により可撓性配管P内を下流側へ移動することとなる。そして、図11(a)に示すように、前記管継手70の接続口77に到達すると、該接続口77の先端に係止してその移動は規制される。またこの際、図11(a)中に2点鎖線にて示される第2移動子62は、圧力によって第1移動子61から下流側へ分離する。その後、この第2移動子62は、第1移動子61の下流側へ設けられた通孔64を通じて管継手70内に進入し、該管継手70の下流側に設けられた下流側規制部78によりその移動が規制される。こうして、第2移動子62により閉塞されていた第1移動子61の上流側に設けられた通孔63が開放することで、該通孔63および前記通孔64を通じて上流側からの水の供給が許容されるようになる。なお、前記通孔63は、可撓性配管P1の内径よりも僅かに小径の外径をもつ第2移動子62により閉塞可能な範囲で大きな開口面積を有しするもので、これにより十分な通水量が確保される。
また水抜を行う際には、水抜栓DVの操作ハンドルDVAを操作して水抜側に切り替える。これにより、水抜栓DVの上流側に接続された配管P1内の水は水抜栓DVで止水されるとともに、水抜栓DVの下流側に接続された可撓性配管P1内の水については、水抜栓DVと可撓性配管P1との水頭圧の差により水抜栓DVを通じて外部に排出される。
このように水抜栓DVを通じて水が排出されることによって、上流側に負圧が発生する。この負圧によって、前記移動体部60は、第2移動子62により通孔63が閉塞された状態で可撓性配管P内を上流側に移動することとなり、上流側規制部55を構成する凸片部81a〜81cに到達すると、図11(b)に示すように、これらの凸片部81a〜81cに係止してその移動が規制される。そしてこの際、この移動する移動体部60によって、湾曲部Pwも含めて可撓性配管P1,P2内に存在する水が掻き取られるため、これにより可撓性配管P1の湾曲部Pwにおける水の残留が回避される。
特許第3374281号公報
しかしながら上記のような配管の水抜装置では、可撓性配管P1,P2を管継手70,80に接続するにあたり、移動体部60を可撓性配管P1,P2に挿入し、その後に可撓性配管P1,P2を各管継手70,80に接続しなければならない。この際、移動体部60を可撓性配管P1,P2に挿入するのを忘れたり、移動体部60の向きを間違えて(逆向きにして)可撓性配管P1,P2に挿入してしまうおそれがある。移動体部60を挿入し忘れた場合には、従来のように可撓性配管P1,P2内の湾曲部Pwに水,湯の残流水が残ってしまう。また移動体部60を逆向きに挿入した場合には、第2移動子62により第1移動子61の通孔63が常に閉塞された状態となり、給水設備52に水,湯の供給を行うことができない。このように、何れの場合においても可撓性配管P1,P2の接続作業を最初からやり直さなくてはならなかった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、可撓性配管を用いた水道設備であり、可撓性配管の内部に移動体部を移動自在に収容することで、可撓性配管内の残留水を抜き取り可能な配管の水抜装置において、移動体部を可撓性配管に挿入し忘れることなく、しかも正確な向きで可撓性配管に挿入することができるようにすることにある。
上記目的を達成するため本発明の請求項1では、液体を供給する配管の中途に接続されたドレンバルブを備え、該ドレンバルブを液体抜取側に切り替えることにより、該ドレンバルブの下流側に接続された配管内の液体を外部に排出する配管の水抜装置であって、前記ドレンバルブの下流側に接続された可撓性配管と、この可撓性配管の内部に移動自在に収容されてなる移動体部と、前記可撓性配管の上流側に形成され前記移動体部の移動を規制する上流側規制部と、前記可撓性配管の下流側に形成され前記移動体部の移動を規制する下流側規制部とを有し、上流側規制部または下流側規制部の何れか一方の近傍には保持具が設けられ、該保持具に前記移動体部を着脱自在に装着したものである。
請求項2の発明では請求項1記載の発明において、前記保持具は拡開可能に形成され、可撓性配管が挿入されることで移動体部は保持部から離脱されるものである。
請求項1に記載の発明では、上流側規制部または下流側規制部の何れか一方の近傍に保持具を設け、この保持具に移動体部を着脱自在に装着したので、可撓性配管を管継手に挿入する前に、移動体部の有無やその挿入方向を確認することができ、移動体部の可撓性配管への入れ忘れを防止し、可撓性配管の誤接続を防止することができる。また、移動体部を正確な向きで可撓性配管内に挿入することができる。
請求項2に記載の発明では、可撓性配管が保持具に挿入されれば移動体部は保持部から離脱されるため、移動体部を保持具に装着した状態のままで可撓性配管を保持具に挿入すれば、移動体部を配管内で正常に移動させることができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
本発明にかかる水抜装置も、先の図11に示した水抜装置と同様、水道設備についてその配管の中途に水抜栓を設けるとともに、可撓性配管の内部に移動体部を移動自在に収容することで、前述のような可撓性配管の湾曲部における水,湯の残留を解消するようにしている。なお、本発明の水抜装置の構成は水側,湯側ともに同一であるので、水側についてのみ説明する。
図1に示すように、可撓性配管P1の上流側端部55はヘッダー51に設けられた管継手1に接続され、図2に示すように、可撓性配管P1の下流側端部56は蛇口等の給水設備52に設けられた管継手1aに接続されている。そして、一方の管継手1には保持具41が取り付けられており、この保持具41は後述する移動体部21が着脱自在に装着されている。
図3は管継手の一例を示す分解斜視図である。管継手1,1aは、可撓性配管P1の内周面が管継手1,1aとのシール面となる、いわゆる内径シール式のものである。図1及び図2に示すように、この管継手1,1aは接続金具10を介してヘッダー51や給水設備52に接続されており、ヘッダー51または給水設備52に接続される接続部2と、この接続部2に螺着されるナット7とから構成されている。
前記接続部2は略円筒形状で、可撓性配管P1の上流側端部55または下流側端部56が外嵌される案内筒3と、案内筒3と併設し外周に雄ねじ部を有するナット装着筒5とを備えている。また、案内筒3の先端には、後述する移動体部21の外径より大きな内径を有する規制部4,4aが形成されている。なお、案内筒3の外周面には複数のシール部材6が装着されており、このシール部材6により接続部2の外周面と可撓性配管P1の内周面とがシールされる。
前記ナット7は内径が可撓性配管P1の外径より大径の円筒形で、その上端には可撓性配管P1の引抜きを防止する座金8を備えており、接続部2のナット装着筒5に螺着される。
この管継手1,1aは、可撓性配管P1の挿入時にシール部材6を保護するガイド9を案内筒3の外周面に組み付けた上で、ナット装着筒5にナット7を螺着することで形成される。管継手1,1aはこうした構造により、可撓性配管P1を単に管継手1,1aに挿入するだけで、それらが互いに接続されるようになっている。
前記移動体部21は、図4に示すように、ハウジング22と、弁体31と、弁座37を備えたキャップ34と、弁体31を弁座37の方向へ付勢する付勢手段38とから構成されている。
前記ハウジング22は可撓性配管P1内を流通する水に対して浮力を生じさせる材質、例えばメチルペンテンのように水に対する比重が1以下の材質により形成されており、その形状は略円筒状で、外径は可撓性配管P1の内径よりも僅かに小径である。また図4に示すように、ハウジング22には、下流側端部23から上流側端部24にかけて4本の支柱27が形成され、この支柱27の両端を介して枠体26および弁座収容部25が形成されている。さらに4本の支柱27は、それぞれの間に水が通過する通水路を確保するための側孔30が形成されるとともに、中心部に設けられた結合部28により各々連結されている。該結合部28には後述する弁体31の弁軸32が挿通可能な挿通孔29が形成されている。この挿通孔29は弁軸32の外形と相似する形状(本実施例では四角柱形状)であり、弁軸32の回転を規制するとともに、弁体31の往復動を許容している。
前記弁体31はハウジング22と同一の材質から形成されており、その形状は略円盤形で、中心から一方に向けて弁軸32が突出して一体に形成されている。この弁軸32は略四角柱形状で、前記ハウジング22の挿通孔29に対し挿通可能としている。また弁体31は、その外縁に環状の取付溝33が形成されており、この取付溝33には例えばゴム等からなるシール部材39が嵌着される。
前記キャップ34はハウジング22と同一の材質から形成されており、その形状は略円柱形状で、外径は前記ハウジング22の弁座収容部25と略同一である。またキャップ34の中心には上下に貫通した貫通孔35が形成され、この貫通孔35の内径は前記弁体31の外径より小径である。さらに、キャップ34の一端には環状の凸部36が形成されており、この凸部36を前記弁座収容部25に挿入することで、キャップ34とハウジング22とが結合される。なお、図6に示すように凸部36の先端には前記弁体31が当接可能な弁座37が形成されている。
前記付勢手段38は弾性を有するコイルばねであり、前記ハウジング22の結合部28と弁体31との間に設けられ、弁体31をキャップ34の弁座37側に付勢するものである。この付勢手段38は、弁体31を付勢することにより弁体31と弁座37との密着性を高め、弁座37の閉塞をより確実にするものである。
図6に示すように、移動体部21は、前記ハウジング22内に付勢手段38,弁体31を収容し、弁座収容部25にキャップ34を結合することで形成される。そして、弁軸32が挿通孔29を通じて往復動することで、弁体31はシール部材39を介して弁座37に当接して貫通孔35を閉塞することも、また弁座37から離間して貫通孔35を開放することもできるようになっている。すなわち、この弁体31はキャップ34とともに逆止弁を構成し、移動体部21が可撓性配管P1内に収容された際には、上流側からの水の流通についてはこれを許容し、反対に下流側からの水の流通についてはこれを阻止する。
また、移動体部21のハウジング22,弁体31,キャップ34は、可撓性配管P1内を流通する水に対して浮力を生じさせる材質、例えばメチルペンテンのように水に対する比重が1以下の材質から形成されている。そのため移動体部21は、給水時には供給される水に押されるかたちで移動して、図2中の破線に示すように、給水設備52に接続された管継手1aの下流側規制部4aに容易に到達する。この際、移動体部21は、水圧により弁体31が弁座37から離間することで、可撓性配管P1内の水が管継手1aへ供給される。また移動体部21は、水抜時には負圧により排水される水を押しながら移動して、図1に示すように、ヘッダー51に接続された管継手1の上流側規制部4に到達する。この際、移動体部21は、付勢手段38により弁体31が弁座37に着座しているので、可撓性配管P1内の水の抜き取りを確実に行うことができるようになっている。
前記保持具41はABS等の合成樹脂から形成されており、管継手1の先端に着脱自在に装着されている。この保持具41は、図5に示すように、大小外径の異なる円柱を組み合わせた形状で、前記移動体部21を保持するための小径部43と、管継手1の先端に装着される大径部46とから構成されている。
前記小径部43はその内径が可撓性配管P1の外径より大径の円柱形で、内周には前記移動体部21を収容可能な開口42が形成されている。また、小径部43の周面には複数個(本実施例では4個)の第1切欠部44が形成されており、この第1切欠部44には内側に湾曲するような第1保持部45が形成されている。この第1保持部45は内径が前記移動体部21の外径よりやや小径で、内側から外側へ向けて外力が加わると拡開可能に形成されている。そして、この第1保持部45には前記移動体部21が着脱自在に装着される。
前記大径部46はその内径が管継手1の外径と略同径の円柱形で、一方を開口した中空状に形成されている。また、大径部46の周面には複数個(本実施例では4個)の第2切欠部47が形成されており、第2の切欠部47には第2保持部48が内側に突出するように形成されている。この第2保持部48はその内径が管継手1の外径より小径で、内側から外側へ向けて外力が加わると拡開可能に形成されている。そして、この第2保持部48は管継手1に対し上方から押し込むことで、保持具41が管継手1に取り付けられる。
ここで図5乃至図8を参照して、移動体部21を可撓性配管P1に挿入する手順について説明する。
まず図5のように、移動体部21を保持具41に対し上方から開口42に向かって押し込んでいき、保持具41の第1保持部45に移動体部21を予め装着しておく。なおこの時、移動体部21を所定の向き(本実施例ではキャップと上流側規制部とが向き合った状態)となるようにしておく。
次に、図6に示すように、前記保持具41の大径部46をヘッダー51に接続された管継手1の先端に押し込み、保持具41を管継手1の先端に取り付ける。その後、可撓性配管P1を保持具41の開口42に向けて挿入していくが、この時、保持具41を目視することで、移動体部21の有無および保持具41に対して装着されている移動体部21の向きを確認することができる。そのため、保持具41から移動体部21が脱落していたり、移動体部21の向きが間違っていたりした場合には、移動体部21を正常に装着し直せば良い。
そして、可撓性配管P1を保持具41の開口42に挿入していくと、図7に示すように、可撓性配管P1の先端が保持具41の第1保持部45に当接する。この時、移動体部21はまだ保持具41の第1保持部45に保持された状態である。さらに可撓性配管P1を挿入していくと、図8に示すように、可撓性配管P1により第1保持部45が拡開され、移動体部21は保持具41から離脱し、管継手1の上流側規制部4である接続部2の先端に配置されるとともに、可撓性配管P1内に挿入された状態となる。
このように本発明では、可撓性配管P1を保持具41の開口42に挿入する前に、保持具41を目視すると、移動体部21が保持具41に装着されているかどうかを確認することができるので、移動体部21を可撓性配管P1に挿入し忘れることがなくなる。また、保持具41を目視する際に移動体部21の挿入方向も確認することができ、移動体部21を正確な向きで可撓性配管に挿入することができる。
なお、本実施例では、ヘッダー51に接続された管継手1に対し、移動体部21を装着した保持具41を取り付けた例を基に説明したが、これに限定されることはなく、蛇口等の給水設備52に取り付けられた管継手1に対し保持具41を取り付けても良い。また、移動体部の構成は本実施例のものに限定されることはなく、可撓性配管の内部を移動自在とする構成であれば良い。
本発明の配管の水抜装置について、その上流側端部の構造を示す断面図である。 本発明の配管の水抜装置について、その下流側端部の構造を示す断面図である。 管継手の分解斜視図である。 移動体部の分解斜視図である。 移動体部,保持具,管継手の関係を示す斜視図である。 移動体部が装着された保持具を管継手に取り付けた状態の断面図である。 図6において、可撓性配管を保持具に挿入した状態の断面図で、可撓性配管が保持具の第1保持部に当接した状態である。 図6において、可撓性配管を保持具に挿入した状態の断面図で、可撓性配管が管継手に接続された状態である。 可撓性配管を用いた水道設備の一例について、その概略構成を模式的に示す斜視図である。 従来の配管の水抜装置の一例について、その概略構成を模式的に示す断面図である。 配管の水抜装置について、(a)はその下流側端部の構造を示す断面図、(b)はその上流側端部の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 :管継手
2 :接続部
4 :上流側規制部
5 :下流側規制部
21 :移動体部
41 :保持具
42 :開口
43 :小径部
45 :第1保持部
P1,P2 :可撓性配管
DV :水抜栓(ドレンバルブ)

Claims (2)

  1. 液体を供給する配管の中途に接続されたドレンバルブを備え、該ドレンバルブを液体抜取側に切り替えることにより、該ドレンバルブの下流側に接続された配管内の液体を外部に排出する配管の水抜装置であって、前記ドレンバルブの下流側に接続された可撓性配管と、この可撓性配管の内部に移動自在に収容されてなる移動体部と、前記可撓性配管の上流側に形成され前記移動体部の移動を規制する上流側規制部と、前記可撓性配管の下流側に形成され前記移動体部の移動を規制する下流側規制部とを有し、上流側規制部または下流側規制部の何れか一方の近傍には保持具が設けられ、該保持具に前記移動体部を着脱自在に装着したことを特徴とする配管の水抜装置。
  2. 前記保持具は拡開可能に形成され、可撓性配管が挿入されることで移動体部は保持部から離脱されることを特徴とする請求項1に記載の配管の水抜装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009115164A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 継手、および、継手へのパイプの挿入固定方法

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