JP2006123736A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアバッグを短時間で膨張展開させることができ、且つ、繰り返し使用することができる車両用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 本発明の車両用エアバッグ装置は、衝突時又は衝突予知時に膨張展開するエアバッグ1と、エアバッグ1を膨張展開させるために、エアバッグ1に空気を供給する回転ファン2と、回転ファン2を回転させる電動モータ3と、電動モータ3の作動開始から所定時間作動して、回転ファン2の回転数を増加させるゼンマイばね41とを備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用エアバッグ装置に関し、より詳細には、回転ファンによりエアバッグを膨張展開させる車両用エアバッグ装置に関する。
近年、乗用車をはじめとする自動車に、エアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両の衝突時に、エアバッグを膨張展開させて乗員や歩行者に及ぶ衝撃を緩和し、これらを保護するものである。エアバッグの膨張展開は瞬時に行う必要があるため、エアバッグ装置には、火薬を爆発させるインフレータ式のものが一般に採用されている。
ところで、インフレータ式のエアバッグ装置は、上述のように火薬を爆発させるため、一回作動すると、繰り返し使用することが困難である。このため、エアバッグが膨張展開した場合には、車体に大きな損傷が生じていなくとも、エアバッグ装置全体を取り替える必要がある。
一方、膨張、収縮を繰り返すエアバッグの技術が特許文献1に開示されている。この技術によれば、正逆回転可能な電動ファンを用いて、エアバッグに空気を送り込み、また、エアバッグから排気する。ただし、この技術は、乗員乗車時に予めエアバッグを膨張させておくものであって、衝突時にエアバッグを膨張展開させるものではない。
実開昭55−1457948号公報
ここで、インフレータ式の代わりに、電動ファンを用いて衝突時にエアバッグを膨張展開させれば、エアバッグ装置を繰り返し使用することができるようになると考えられる。そのためには、エアバッグが瞬時に十分に膨張展開するように、電動ファンの送風能力を高める必要がある。しかしながら、電動ファンの回転部の慣性抵抗ため、電動ファンの回転数を急激に高くすることは困難である。このため、電動ファンをそのまま使用しただけでは、エアバッグを短時間で十分に膨張展開させることは困難である。
そこで、本発明は、エアバッグを短時間で膨張展開させることができ、且つ、繰り返し使用することができる車両用エアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の車両用エアバッグ装置は、衝突時又は衝突予知時に膨張展開するエアバッグと、エアバッグを膨張展開させるために、エアバッグに空気を供給する回転ファンと、回転ファンを回転させる回転駆動手段と、回転駆動手段の作動開始から所定時間作動して、回転ファンの回転数を増加させる回転数増加手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明の車両用エアバック装置によれば、回転加速手段により、エアバッグの膨張展開開始から所定時間、回転ファンの回転速度を加速するので、エアバッグを短時間で膨張展開させることができる。また、本発明では、回転ファンを用いてエアバッグを膨張展開させるので、火薬を爆発させるインフレータ式のものと異なり、エアバッグ装置を繰り返し使用することができる。
なお、一旦、膨張展開したエアバッグは、手で押して収縮させてもよいが、回転ファンを逆回転させることにより、容易に排気することができる。
また、本発明において、好ましくは、回転数増加手段は、回転ファンの回転数が、回転駆動手段による定常回転時の回転数を超える回転数に達するように、回転ファンの回転数を増加させるように構成される。
これにより、エアバッグをより短時間で膨張展開させることができる。
また、本発明において、好ましくは、回転数増加手段は、回転ファンの回転数を機械的に増加させる機械的回転数増加手段である。
また、本発明において、好ましくは、機械的回転数増加手段は、回転ファンのファンシャフトに動力を伝達することができるばねシャフトと、当該ばねシャフトに巻き付けたゼンマイばねと、を有する。
これにより、回転駆動手段による動力に加えて、ゼンマイばねによる動力を、回転ファンに与えることができる。
また、本発明において、好ましくは、機械的回転数増加速手段は、ばねシャフトとファンシャフトとを接続するクラッチ機構を更に有し、クラッチ機構は、回転駆動手段の作動開始から所定時間経過後、ばねシャフトとファンシャフトとを切り離す。
このように、クラッチ機構を設けることにより、ゼンマイばねの動力を所定時間だけ選択的に回転ファンに与えることができる。これにより、ばねシャフトに巻き付けられていたゼンマイばねが解けていって、ばねシャフトの回転力が低下する前に、クラッチ機構を切り離すことができる。その結果、解けたゼンマイばねが、回転ファンの回転の妨げとなることを防ぐことができる。
また、本発明において、好ましくは、回転駆動手段は、エアバッグが膨張展開した後、上記ばねシャフトを逆回転させて、ゼンマイばねを当該ばねシャフトに再び巻き付ける。
これにより、解けたゼンマイばねを容易に巻き戻すことができる。このため、エアバッグ装置を容易に繰り返し使用することができる。
また、本発明において、好ましくは、回転駆動手段は、電動モータであり、回転数増加手段は、電動モータの回転数を電気的に増加させる電気的回転数増加手段である。
また、本発明において、好ましくは、電気的回転数増加手段は、エアバッグの膨張展開の開始から所定時間、電動モータに、当該電動モータの定格電圧及び/又は定格電流を超える過電圧及び/又は過電流を印加する電源部である。
これにより、一時的に、電動モータの回転力を高くして、回転ファンの回転数を急速に高くすることができる。
なお、電動モータに、定格を超える電圧や電流を継続的に印加すれば、一般に、電動モータが発熱し、電動モータが故障することが予想される。しかしながら、本発明では、電動モータに定格を超える電圧等を印加する時間は短時間であるので、電動モータが故障するおそれは低い。
このように、本発明の車両用エアバッグ装置によれば、エアバッグを短時間で膨張展開させることができ、且つ、繰り返し使用することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の車両用エアバッグ装置の第一実施形態を説明する。
まず、図1に、乗用車に搭載した種々の車両用エアバッグ装置の配置例を示す。図1では、乗用車に、運転席用エアバッグ装置100、助手席用エアバッグ装置100a、ウインドウエアバッグ装置100b、及びバンパーエアバッグ装置100cを搭載した例を示す。各エアバッグ装置は、それぞれエアバッグ1、1a、1b及び1cと、それらのエアバッグの各々を衝突時又は衝突予知時にそれぞれ膨張展開させる作動部10、10a、10b及び10cとから構成される。
なお、図1では、運転席用エアバッグ1、助手席用エアバッグ1a、ウインドウエアバッグ1b、バンパーエアバッグ1cの各々が膨張展開した状態をそれぞれ仮想線で示している。
さらに、図1に示す例では、衝突検知部7が、インスツルメントパネル103の中央部の内部に配置され、衝突予知部8が、乗用車の車体105の前端中央部に配置されている。衝突検知部7は、例えば、加速度センサであり、また、衝突予知部8は、例えば、レーダや、赤外線センサであり、いずれも任意好適な従来技術を利用することができる。
次に、図2を参照して、本実施形態の車両用エアバッグ装置の構成について説明する。ここでは、図1に示した車両用エアバッグのうち、運転席用エアバッグ装置100について、代表して説明する。
なお、図1に示した車両用エアバッグ100a、100b及び100cの各々の作動部10a、10b及び10cの構成も、運転席用エアバッグ装置100の作動部10の構成と同一である。
図2に示すように、本実施形態のエアバッグ装置100は、エアバッグ1と作動部10とを備え、作動部10は、エアバッグ1を膨張展開させるために、エアバッグ1に空気を供給する回転ファン2と、この回転ファン2を回転させる電動モータ(ブロアファンモータ)3と、機械的回転数増加部4とを有する。
電動モータ3及び機械的回転数増加部4の動作は、CPU6によって制御される。CPU6は、衝突検知部7又は衝突予知部8が衝突を検知し、或いは予知すると、電動モータ3を作動させると共に、この電動モータ3の作動開始から所定時間、機械的回転数増加部4を作動させる。電動モータ3の動力は、モータシャフト30、歯車機構5を介して、ファンシャウト20に伝達され、回転ファン2を回転させる。さらに、機械的回転数増加部4は、電動モータ3の作動開始から所定時間作動して、回転ファン2の回転数を機械的に増加させる。
続いて、図3を参照して、機械的回転数増加部4の構成について説明する。
図3に示すように、機械的回転数増加部4は、回転ファン2のファンシャフト20に動力を伝達することができるばねシャフト40と、このばねシャフト40に一端を巻き付けたゼンマイ41ばねとを有する。ゼンマイばねの他端は、図3に仮想線で示すケース44に固定されている。
さらに、機械的回転数増加速部4は、ばねシャフト40とファンシャフト20とを接続するクラッチ機構42と、ばねシャフト40を係止するロック機構43を更に有する。このクラッチ機構42は、電磁コイルを内蔵した電磁クラッチ機構であり、CPU6によって、接続、切り離しが制御される。また、ロック機構43は、ばねシャフト40の軸線に垂直に開口した穴に差し込まれるピンと、このピンを前後に移動させる電磁ソレノイドとから構成される。電磁ソレノイドは、ケース44に固定されている。そして、ロック機構43の係止、解除は、CPU6によって制御される。
次に、図4を参照して、作動部10の動作について説明する。図4の上段は、電動モータの作動のタイムチャートであり、中段は、クラッチ機構の作動のタイムチャートであり、下段は、ロック機構のタイムチャートである。
まず、初期状態において、電動モータ3には電圧が印加されておらず、クラッチ機構42は分離状態であり、且つ、ロック機構43は、係止状態である。
そして、時刻t0に、衝突検知部7が衝突を検知し、或いは、衝突予知部8が衝突を予知すると、CPU6は、電動モーター3に正の電圧を印加して、電動モータ3のモータシャフト30を、図3の矢印Aの方向に正回転させる。電動モータ3による動力は、モータシャフト30から、歯車機構5を介して、ファンシャフト20に伝達され、回転ファン2を回転させる。
なお、このとき電動モータ3に印加する電圧は、例えば、その電動モータ3の定格電圧が望ましい。
同時に、時刻t0に、CPU6は、ロック機構43の電磁ソレノイドに係止ピンを移動させて、ロック機構43を解除状態にする。これにより、ゼンマイばね41が解放されて、ばねシャフト40が、図3の矢印Bの方向に正回転する。このとき、クラッチ機構42は接続状態であるので、ゼンマイばね41による動力は、ばねシャフト40から、クラッチ機構42を介して、ファンシャフト20に伝達される。
ここで、図5のグラフに、回転ファン2の回転数の時間変化の様子を模式的に示す。図5のグラフの横軸は時間を表し、縦軸は、回転ファン2の回転数を表す。そして、図5のグラフに、本実施形態の場合の回転ファン2の回転数の時間変化を曲線Iで模式的に示し、併せて、電動モータ3だけの場合の回転ファン2の回転数の時間変化を破線IIで模式的に示す。
本実施形態では、上述のように、電動モータ3の作動開始直後に、電動モータ3からの動力に加えて、ゼンマイばね41からの動力がファンシャフト20に伝達される。このため、曲線Iで示すように、回転ファン2回転数は、破線IIで示す電動モータ3だけの場合の回転数に比べて、急激に上昇し、電動モータ3だけによる定常回転時の回転数を超える回転数に達する。このため、電動モータ3の作動開始直後から、エアバッグに大風量で空気を供給することができる。その結果、エアバッグを短時間で膨張展開させることができる。
続いて、時刻t0から所定時間Δt経過後の時刻t1に、CPU6は、クラッチ機構42を分離状態にする。これにより、ゼンマイばね41からの動力が、回転ファン2に伝達されなくなる。これは、ゼンマイばね41の回転力が時間と共に低下するため、ゼンマイばね41が、回転ファン2の回転を妨げることを防ぐためである。ここで、所定時間Δtは、電動モータの機械特性によるが、一例として、バンパーエアバッグ用電動モータの場合、例えば1秒間である。
時刻t1以降、回転ファン2は、電動モータ3による動力だけで回転する。このため、図5の曲線Iに示すように、回転ファン2の回転数は、ピーク回転数から減少して、定常状態の回転数となる。
続いて、時刻t2に、CPU6は、電動モータ3に印加する電圧を0にする。これにより、回転ファン2の回転が停止する。
なお、電動モータ3の作動の継続時間は、例えば、乗員の体格等に合わせて調節されることが好ましい。
さらに、乗用車が停車後、所定時間が経過した後の時刻t3に、CPU6は、電動モータ3に今度は、負の電圧を印加して、電動モータ3のモータシャフト30を、図3の矢印Cの方向に逆回転させる。電動モータ3による動力は、モータシャフト30から、歯車機構5を介して、ファンシャフト20に伝達され、回転ファン2を逆回転させる。これにより、膨張展開したエアバッグ1内の空気が排気される。
同時に、時刻t3に、CPU6は、クラッチ機構42を接続状態にする。これにより、ファンシャフト20の回転がばねシャフト40に伝達され、ばねシャフト40が、図3の矢印Dの方向に逆回転する。その結果、ゼンマイばね41が、ばねシャフト40に再び巻き付けられる。
続いて、時刻t4に、CPU6は、クラッチ機構42を再び分離状態にさせ、同時に、ロック機構43を再びロック状態とする。
さらに、エアバッグ1が十分に排気された後の時刻t5に、CPU6は、電動モータ3に印加電圧を0にして、電動モータ3の回転を停止させる。その後、CPU6は、クラッチ機構42を再び接続状態とする。これにより、電動モータ、クラッチ機構42及びロック機構43が、初期状態と同じ状態となり、エアバッグ装置を繰り返し使用する準備がされる。
次に、本発明の車両用エアバッグ装置の第二実施形態について説明する。
まず、図6を参照して、第二実施形態の車両用エアバッグ装置の構成について説明する。図6に示すように、第二実施形態の車両用エアバッグ装置は、衝突時又は衝突予知時に膨張展開するエアバッグ1と、エアバッグ1を膨張展開させるために、エアバッグ1に空気を供給する回転ファン2と、回転ファン2を回転させる直流電動モータ3と、電動モータ3の作動開始から所定時間作動して、回転ファン2の回転数を電気的に増加させる電気的回転数増加としての電源部9とから構成される。
次に、図7のタイムチャートを参照して、本実施形態の車両用エアバッグ装置の動作について説明する。
まず、初期状態において、電動モータ3には電圧が印加されておらず、電動モータ3は停止している。
そして、時刻t0に、衝突検知部7が衝突を検知し、或いは、衝突予知部8が衝突を予知すると、CPU6は、電源部9に、エアバッグの膨張展開の開始から1秒未満の短い所定時間Δtだけ、電動モータ3に、その電動モータ3の定格電圧を超える過電圧を印加させる。ここで、所定時間Δtは、電動モータの電気的特性によるが、一例として、バンパーエアバッグ用電動モータの場合、例えば、約0.5秒である。また、ここでは、例えば、定格電圧12Vに対して、その1.5倍の18Vの過電圧を印加する。
なお、本実施形態は、過電圧を印加する例について説明するが、過電流を流す場合も同様である。
このように、電動モータ3に、過電圧を短時間印加することにより、上述した第一実施形態と同様に、回転ファン2回転数が急激に上昇し、電動モータ3に定格電圧を印加した場合の定常回転時の回転数を超える回転数に達する。このため、電動モータ3の作動開始直後から、エアバッグに大風量で空気を供給することができる。その結果、エアバッグを短時間で膨張展開させることができる。
続いて、時刻t0から所定時間Δt経過後の時刻t1に、CPU6により、電源部9が電動モータ3に印加する電圧が、定格電圧に下げられる。これにより、電源モータ3が過電流により損傷することを防ぐためである。
時刻t1以降、回転ファン2は、電動モータ3による動力だけで回転する。このため、図5の曲線Iに示すように、回転ファン2の回転数は、ピーク回転数から減少して、定常状態の回転数となる。
続いて、時刻t2に、CPU6は、電動モータ3に印加する電圧を0にする。これにより、回転ファン2の回転が停止する。
さらに、乗用車が停車後、所定時間が経過した後の時刻t3に、CPU6は、電動モータ3に今度は、負の電圧を印加して、回転ファン2を逆回転させる。これにより、膨張展開したエアバッグ1内の空気が排気される。
続いて、エアバッグ1が十分に排気された後の時刻t4に、CPU6は、電動モータ3に印加電圧を0にして、電動モータ3の回転を停止させる。これにより、エアバッグ装置を繰り返し使用する準備がされる。
上述した各実施形態においては、本発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び組み合わせを行うことができ、これに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態においては、図1に示した種々のエアバッグ装置のすべてを本発明によるものとしたが、例えば、車両に複数のエアバッグ装置を搭載する場合、いずれかのエアバッグ装置を本発明によるものとし、残りのエアバッグ装置を従来のインフレータ式のものとしてもよい。
また、一つの作動装置を配管を介して複数のエアバッグに連結して、一つの回転ファンにより複数のエアバッグに空気を供給してもよい。
また、本発明の車両用エアバッグ装置の適用は、図1に示したエアバッグの配置に限定されず、例えば、サイドエアバッグ等の任意の位置に配置されたエアバッグについて適用することができる。
また、上述の実施形態では、回転駆動手段として電動モータを用いた例について説明したが、本発明では、回転駆動手段は直流電動モータに限定されない。
乗用車に搭載した車両エアバッグ装置の配置例を示す概略図である。 第一実施形態の車両用エアバッグ装置の構成を示す概略図である。 第一実施形態の車両用エアバッグ装置の作動部の構成を示す斜視図である。 第一実施形態の車両用エアバッグ装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 第一実施形態の車両用エアバッグ装置による回転ファンの回転数の時間変化を模式的に示すグラフである。 第二実施形態の車両用エアバッグ装置の構成を示す概略図である。 第二実施形態の車両用エアバッグ装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1、1a、1b、1c エアバッグ
2 回転ファン
3 電動モータ
4 機械的回転数増加部
5 歯車機構
6 CPU
7 衝突検知部
8 衝突予知部
9 電源部
10、10a、10b、10c 作動部
20 モータ回転軸
30 ファンシャフト
40 ばねシャフト
41 ゼンマイばね
42 クラッチ機構
43 ロック機構
100、100a、100b、100c エアバッグ装置
101 ステアリング
102 インスツルメントパネル
103 運転席
104 助手席
105 車体

Claims (8)

  1. 衝突時又は衝突予知時に膨張展開するエアバッグと、
    上記エアバッグを膨張展開させるために、上記エアバッグに空気を供給する回転ファンと、
    上記回転ファンを回転させる回転駆動手段と、
    上記回転駆動手段の作動開始から所定時間作動して、上記回転ファンの回転数を増加させる回転数増加手段と、
    を有することを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 上記回転数増加手段は、上記回転ファンの回転数が、上記回転駆動手段による定常回転時の回転数を超える回転数に達するように、上記回転ファンの回転数を増加させるように構成される、請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
  3. 上記回転数増加手段は、上記回転ファンの回転数を機械的に増加させる機械的回転数増加手段である、請求項1又は2記載の車両用エアバッグ装置。
  4. 上記機械的回転数増加手段は、回転ファンのファンシャフトに動力を伝達することができるばねシャフトと、
    当該ばねシャフトに巻き付けたゼンマイばねと、を有する、請求項3記載の車両用エアバッグ装置。
  5. 上記機械的回転数増加速手段は、上記ばねシャフトと上記ファンシャフトとを接続するクラッチ機構を更に有し、
    上記クラッチ機構は、上記回転駆動手段の作動開始から所定時間経過後、上記ばねシャフトと上記ファンシャフトとを切り離す、請求項4記載の車両用エアバッグ装置。
  6. 上記回転駆動手段は、上記エアバッグが膨張展開した後、上記ばねシャフトを逆回転させて、上記ゼンマイばねを当該ばねシャフトに再び巻き付ける、請求項4又は5記載の車両用エアバッグ装置。
  7. 上記回転駆動手段は、電動モータであり、
    上記回転数増加手段は、上記電動モータの回転数を電気的に増加させる電気的回転数増加手段である、請求項1又は2記載の車両用エアバッグ装置。
  8. 上記電気的回転数増加手段は、上記エアバッグの膨張展開の開始から所定時間、上記電動モータに、当該電動モータの定格電圧及び/又は定格電流を超える過電圧及び/又は過電流を印加する電源部である、請求項7記載の車両用エアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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