JP2006121551A - 画像表示プログラム - Google Patents

画像表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006121551A
JP2006121551A JP2004309269A JP2004309269A JP2006121551A JP 2006121551 A JP2006121551 A JP 2006121551A JP 2004309269 A JP2004309269 A JP 2004309269A JP 2004309269 A JP2004309269 A JP 2004309269A JP 2006121551 A JP2006121551 A JP 2006121551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
enlargement
range
display
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004309269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3927571B2 (ja
Inventor
Mitsue Ito
光恵 伊藤
Wataru Ito
渡 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2004309269A priority Critical patent/JP3927571B2/ja
Priority to US11/256,927 priority patent/US20060087520A1/en
Publication of JP2006121551A publication Critical patent/JP2006121551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3927571B2 publication Critical patent/JP3927571B2/ja
Priority to US12/233,873 priority patent/US20090040238A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/39Control of the bit-mapped memory
    • G09G5/391Resolution modifying circuits, e.g. variable screen formats
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/048Indexing scheme relating to G06F3/048
    • G06F2203/04806Zoom, i.e. interaction techniques or interactors for controlling the zooming operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】 画像の拡大設定を容易化した画像表示プログラムを提供する。
【解決手段】 高精細画像全体表示部21に拡大範囲の指定対象となる画像を表示する処理と、当該表示した画像と比べて拡大して当該画像のうちの一部の範囲の画像を拡大設定サブウインドウ72に表示する処理と、当該表示した画像について表示枠73によりオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける処理と、当該指定を受け付けた拡大範囲の画像を前記拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して高精細画像拡大表示部22cに表示する処理と、を実行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像を表示する画像表示プログラムに関し、特に、画像中で拡大する位置を指定するための適切な画像を表示することで、画像の拡大設定を容易化した画像表示プログラムに関する。
例えば、JPEGやBMPといった画像を表示することが可能なGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を用いた画像表示装置が、広く用いられている。このような画像を表示する画像表示装置において、マウスやキーボードなどを用いて任意の画像を選択する機能や、画像を任意の大きさに拡大して表示する機能などが検討されている。
具体例として、まず、オペレータが画像を選択し、選択された画像の指定された範囲が画面(以下、主ウインドウとする)に拡大表示される。そして、前記拡大表示で拡大された範囲が選択された画像のいずれの部分であるかを示すために、選択された画像が縮小された全体画像が別画面(以下、副ウインドウとする)に表示されて、拡大された範囲が枠などにより上書き表示される。更に、副ウインドウに表示された全体画像において、マウスやキーボードなどの入力装置を用いて前記枠などの位置や大きさを変更することで、拡大する範囲の変更を行う。
図12を参照して、上記のような操作方法の一例を示す。
図12には、画像表示装置に表示される操作画面161の一例を示してある。
画像表示装置の操作画面161の全体に主ウインドウ171、右上に副ウインドウ172が表示されている。主ウインドウ171には、オペレータが選択した画像の拡大画像が表示されている。副ウインドウ172には、主ウインドウ171で表示した拡大画像が画像全体のどの範囲を拡大したかが分かるように、縮小した全体画像上に拡大範囲が拡大表示枠173で囲んで表示されている。
オペレータは、副ウインドウ172に表示されている拡大表示枠173をマウスを用いて移動したりサイズを変更することで、主ウインドウ171に表示する画像の拡大範囲を変更することが可能である。
特開2000−105835号公報 特開2000−175177号公報 特開2001−60263号公報 特開2003−219402号公報
しかしながら、上記のような画像表示装置における画像表示方法では、以下のような問題があった。
すなわち、上記のような画像表示装置では、拡大画像を表示した時に全体画像において拡大範囲を示すために、副ウインドウ172上に縮小した全体画像を表示して拡大範囲を拡大表示枠173で上書き表示しており、当該拡大表示枠173で範囲の変更を行っている。このため、指定した拡大率が高い場合には拡大表示枠173が小さくなってしまうことから、オペレータが拡大する範囲を確認することや変更することなどの操作が非常に困難になるという問題があった。
図13及び図14を参照して、このような問題の具体例を示す。
図13には、画像表示装置の操作画面161の一例を示してあり、また、拡大に使用するオリジナル画像181及びオリジナル画像181上における拡大範囲182を示してある。
操作画面161には、主ウインドウ171や、副ウインドウ172や、拡大表示枠173が設けられる。オリジナル画像181及びオリジナル画像181での拡大範囲182が縮小されて副ウインドウ172上に表示されている。
ここで、オリジナル画像181での拡大範囲182が比較的広いことからも分かるように、オペレータが拡大する拡大率を低く設定している場合には、拡大表示枠173はオペレータが操作可能な大きさで表示されているため、拡大する範囲の変更が容易に行える。
図14には、画像表示装置の操作画面161の他の一例を示してあり、また、拡大に使用するオリジナル画像191及びオリジナル画像191上における拡大範囲192を示してある。
操作画面161には、主ウインドウ171や、副ウインドウ172や、拡大表示枠173が設けられる。オリジナル画像191及びオリジナル画像191での拡大範囲192が縮小されて副ウインドウ172上に表示されている。
しかし、副ウインドウ172上に表示されている拡大表示枠173は、確認することができない。これは、オリジナル画像191での拡大範囲192からも分かるように、オペレータが拡大する拡大率を高くして拡大する範囲を狭くすることによって、副ウインドウ172の拡大表示枠173が1画素で表示されるからである。この場合、オペレータが拡大する範囲を確認することや変更することは非常に困難である。
また、例えば、画素数が非常に多いオリジナル画像191を用いて拡大率を高く設定しても、副ウインドウ172上の縮小された全体画面で最小1画素までしか拡大の範囲が設定できずに、それ以上の拡大率で拡大の範囲を設定することができないことから、拡大に関する精度が悪くなってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、例えば、画像中で拡大する位置を指定するための適切な画像を表示することで、画像の拡大設定を容易化することができる画像表示プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムでは、画像を表示する画像表示装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能と、前記表示された画像と比べて拡大して当該画像のうちの一部の範囲の画像を表示する機能と、前記表示された一部の範囲の画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、前記指定が受け付けられた拡大範囲の画像を前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して表示する機能を、当該コンピュータにより実現する。
例えば、本発明に係る画像表示方法では、画像を表示するに際して、次のような処理を実行する。
すなわち、拡大範囲指定対象画像の表示処理では、拡大範囲の指定対象となる画像を表示する。一部範囲画像の表示処理では、前記拡大範囲指定対象画像の表示処理により表示された画像と比べて拡大して、当該画像のうちの一部の範囲の画像を表示する。一部範囲画像の拡大範囲の指定受付処理では、前記一部範囲画像の表示処理により表示された画像について、オペレータから、拡大範囲の指定を受け付ける。拡大範囲画像の表示処理では、前記一部範囲画像の拡大範囲の指定受付処理により指定が受け付けられた拡大範囲の画像を、前記拡大範囲指定対象画像の表示処理により表示された画像と比べて拡大して、表示する。
従って、拡大範囲の指定対象となる画像のうちで一部の範囲の画像が拡大して表示され、当該一部の範囲の画像を用いてオペレータにより拡大範囲が指定されるため、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像のみを用いてオペレータにより拡大範囲が指定される場合と比べて、画像中で拡大する範囲(例えば、位置など)を指定するための適切な画像(前記一部の範囲の画像)を表示することで、拡大範囲の設定といった画像の拡大設定をオペレータにとって容易化することができる。
ここで、画像を表示する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、コンピュータなどにより構成される画像表示装置の画面に画像を表示出力する態様や、或いは、プリンタにより紙面に画像を印刷して表示出力する態様などを用いることができる。
また、拡大範囲の指定対象となる画像としては、種々な画像が用いられてもよく、例えば、カメラにより撮像されて取得された画像データの画像や、外部から入力された画像データの画像や、メモリなどに記憶された画像データの画像などを用いることができる。
また、拡大範囲の指定対象となる画像のうちの一部の範囲の画像としては、種々な範囲の画像が用いられてもよい。
また、拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して一部の範囲の画像を表示する場合における拡大率としては、種々な拡大率が用いられてもよく、例えば、一定の拡大率が用いられる。
また、オペレータとしては、種々なものであってもよく、例えば、画像表示のプログラムによる画像表示方法を実現する装置を操作する人などが用いられる。
また、拡大範囲の指定としては、種々なものが指定されてもよく、例えば、拡大する位置や、大きさや、拡大率や、範囲などのうちの1つ以上を指定する態様を用いることができる。
また、拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して拡大範囲の画像を表示する場合における拡大率としては、種々な拡大率が用いられてもよく、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像のうちの一部の範囲の画像の拡大率と比べて高い拡大率が用いられる、つまり、当該一部の範囲の画像における拡大範囲の画像と比べて大きく拡大して表示する態様が用いられる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、当該指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する機能と、前記検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する機能を、前記コンピュータにより実現する。また、前記一部の範囲の画像を表示する機能では、前記比較結果に基づいて前記検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合或いは前記所定の閾値未満である場合に、前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像のうちで前記拡大範囲の指定対象となる画像について指定が受け付けられた拡大範囲を含む一部の範囲の画像を表示する。
例えば、本発明に係る画像表示方法では、次のような処理を実行する。
すなわち、拡大範囲指定対象画像の拡大範囲の指定受付処理では、前記拡大範囲指定対象画像の表示処理により表示された画像について、オペレータから、拡大範囲の指定を受け付ける。拡大範囲大きさの検出処理では、前記拡大範囲指定対象画像の拡大範囲の指定受付処理により指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する。拡大範囲大きさの閾値比較処理では、前記拡大範囲大きさの検出処理により検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する。そして、前記一部範囲画像の表示処理では、前記拡大範囲大きさの閾値比較処理による比較結果に基づいて、前記拡大範囲大きさの検出処理により検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合(或いは、前記所定の閾値未満である場合)に、前記拡大範囲指定対象画像の表示処理により表示された画像のうちで前記拡大範囲指定対象画像の拡大範囲の指定受付処理により指定が受け付けられた拡大範囲を含む一部の範囲の画像を表示する。
従って、拡大範囲の指定対象となる画像を用いてオペレータにより拡大範囲が指定された場合に、当該拡大範囲の大きさが比較的小さい場合には当該拡大範囲を含む一部の範囲の画像が拡大して表示されて、当該一部の範囲の画像を用いてオペレータにより更に細かく拡大する範囲が指定されることが可能となり、一方、当該拡大範囲の大きさが比較的大きい場合にはこのような一部の範囲の画像が表示されないため、必要に応じて一部の範囲の画像を拡大して表示して、オペレータによる操作を利便性よくすることができる。
ここで、拡大範囲の大きさを検出して、拡大範囲の大きさが大きさに関する所定の閾値以下であること(或いは、大きさに関する所定の閾値未満であること)を判定する態様としては、例えば、拡大範囲の大きさが小さくなるほど拡大範囲の拡大率が大きくなる構成では、拡大範囲の拡大率を検出して、拡大範囲の拡大率が拡大率に関する所定の閾値以上であること(或いは、拡大率に関する所定の閾値を超えること)を判定する態様が用いられてもよい。
また、拡大範囲の拡大率を検出する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、オペレータにより指定される拡大率を検出する態様や、或いは、オペレータにより直接的には拡大率が指定されない場合に、他の指定内容に基づいて拡大率を計算して検出する態様などを用いることができる。
また、拡大範囲の拡大率に関する所定の閾値としては、種々な値が用いられてもよく、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像のうちの一部の範囲の画像を拡大して表示する場合における拡大率と同じ値を用いることができる。
また、拡大範囲の指定対象となる画像のうちの拡大範囲を含む一部の範囲の画像としては、種々な範囲の画像が用いられてもよく、例えば、拡大範囲と比べて上下左右に所定の大きさだけ大きい範囲の画像を用いることができる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、前記一部の範囲の画像を表示する機能では、表示された一部の範囲の画像と比べて拡大して当該画像のうちで一部の範囲の画像を表示することを1回以上行い、前記一部の範囲の画像について拡大範囲の指定を受け付ける機能では、前記一部の範囲の画像を表示する機能により最も拡大して表示された画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける。
例えば、本発明に係る画像表示方法では、次のような処理を実行する。
すなわち、前記一部範囲画像の表示処理では、表示された一部の範囲の画像と比べて拡大して当該画像のうちで一部の範囲の画像を表示することを1回以上行う。また、前記一部範囲画像の拡大範囲の指定受付処理では、前記一部範囲画像の表示処理により最も拡大して表示された画像について、オペレータから、拡大範囲の指定を受け付ける。
従って、拡大範囲の指定対象となる画像を元として、一部の範囲の画像を拡大して表示することが2回以上行われ(初めの1回を除くと、1回以上行われ)、最も拡大して表示された画像(最後の回に表示された画像)を用いてオペレータにより最終的な拡大範囲が指定されるため、オペレータにとって拡大範囲の指定を視覚的に容易化することができる。
ここで、或る画像に対して一部の範囲の画像を拡大して表示することを順次行う回数としては、種々な回数が用いられてもよい。
また、一部の範囲の画像に対して更に一部の範囲の画像を拡大して表示することを行うか否かは、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像に対して一部の範囲の画像を拡大して表示するか否かを判定する手法と同様な手法を用いて、判定することができる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、前記拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能による画像表示及び前記一部の範囲の画像を表示する機能による画像表示について、これら両方の画像表示を同一の画面或いは同一の紙面で同時に行う、又は、これらの画像表示を切り替えることで同一の画面或いは同一の紙面ではいずれか一方のみの画像表示を行う、又は、表示出力する画像を切り替えることで同一の画面或いは同一の紙面では1つの画像のみを表示出力する。
例えば、本発明に係る画像表示方法では、前記拡大範囲指定対象画像の表示処理による画像表示及び前記一部範囲画像の表示処理による画像表示について、次のような処理を実行する。
すなわち、一例として、これら両方の画像表示を同一の画面或いは同一の紙面で同時に行う。この場合、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像や、1つ以上の一部の範囲の画像が、同一の画面或いは同一の紙面に、同時に表示される。
他の一例として、これらの画像表示を切り替えることで、同一の画面或いは同一の紙面では、いずれか一方のみの画像表示を行う。この場合、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像と一部の範囲の画像とは互いに切り替えられて表示され、同一の画面或いは同一の紙面に同時には表示されない。
他の一例として、表示出力する画像を切り替えることで、同一の画面或いは同一の紙面では、1つの画像のみを表示出力する。この場合、例えば、拡大範囲の指定対象となる画像と一部の範囲の画像とは互いに切り替えられて表示され、更に、一部の範囲の画像が2つ以上ある場合にはそれぞれが切り替えられて表示され、いずれの画像についても同一の画面或いは同一の紙面に同時には表示されない。
従って、拡大範囲指定対象画像の表示処理による画像表示及び一部範囲画像の表示処理による画像表示について、種々な態様の中で適した態様を用いることにより、オペレータの使い勝手を向上させることが可能である。
本発明に係るプログラムでは、画像を表示する画像表示装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能と、前記表示された画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、前記指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する機能と、前記検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する機能と、前記比較結果に基づいて前記検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合或いは前記所定の閾値未満である場合には他の場合と比べて異なる表示態様として、前記指定が受け付けられた拡大範囲を表す枠を前記表示された画像において表示する機能を、当該コンピュータにより実現する。
例えば、本発明に係る画像表示方法では、画像を表示するに際して、次のような処理を実行する。
すなわち、画像表示処理では、拡大範囲の指定対象となる画像を表示する。拡大範囲の指定受付処理では、前記画像表示処理により表示された画像について、オペレータから、拡大範囲の指定を受け付ける。拡大範囲大きさの検出処理では、前記拡大範囲の指定受付処理により指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する。拡大範囲大きさの閾値比較処理では、前記拡大範囲大きさの検出処理により検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する。拡大範囲枠の表示処理では、前記拡大範囲大きさの閾値比較処理による比較結果に基づいて、前記拡大範囲大きさの検出処理により検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合(或いは、前記所定の閾値未満である場合)には他の場合と比べて異なる表示態様として、前記拡大範囲の指定受付処理により指定が受け付けられた拡大範囲を表す枠を、前記画像表示処理により表示された画像において、表示する。
従って、拡大範囲の指定対象となる画像において、オペレータにより指定された拡大範囲の大きさが比較的大きい場合には例えば通常の表示態様により拡大範囲を表す枠が表示され、一方、オペレータにより指定された拡大範囲の大きさが比較的小さい場合には例えば視覚的に見易くする表示態様により拡大範囲を表す枠が表示されるため、拡大範囲の大きさが小さい場合においても、オペレータにとって拡大範囲を表す枠を見易くすることができる。これにより、拡大範囲の設定といった画像の拡大設定をオペレータにとって容易化することができる。
ここで、拡大範囲の指定対象となる画像としては、種々な画像が用いられてもよく、例えば、或る画像のうちの一部の範囲の画像が拡大されて表示された画像が用いられてもよい。
また、例えば、或る画像(第1の画像)について、所定の範囲の画像(第2の画像)を拡大表示するに際して、当該或る画像(第1の画像)のうちの一部の範囲の画像(第3の画像)を拡大表示してその中から所定の範囲の画像(第3の画像)を指定するような構成では、第1の画像から第2の画像を指定するための枠や、第1の画像から第3の画像を指定するための枠や、第3の画像から第2の画像を指定するための枠に、枠が小さい場合に視覚的に見易くする態様を適用することができる。また、例えば、一部の範囲の画像(第4の画像)のうちの更に一部の範囲の画像(第5の画像)を拡大表示する構成では、第4の画像から第5の画像を指定するための枠に、枠が小さい場合に視覚的に見易くする態様を適用することができる。
また、拡大範囲の大きさを検出する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、オペレータにより指定される大きさを検出する態様や、或いは、オペレータにより直接的には大きさが指定されない場合に、他の指定内容に基づいて大きさを計算して検出する態様などを用いることができる。
また、拡大範囲の大きさを検出して、拡大範囲の大きさが大きさに関する所定の閾値以下であること(或いは、大きさに関する所定の閾値未満であること)を判定する態様としては、例えば、拡大範囲の大きさが小さくなるほど拡大率が大きくなる構成では、拡大範囲の拡大率を検出して、拡大範囲の拡大率が拡大率に関する所定の閾値以上であること(或いは、拡大率に関する所定の閾値を超えること)を判定する態様が用いられてもよい。
また、拡大範囲の大きさに関する所定の閾値としては、種々な値が用いられてもよい。
また、拡大範囲の大きさが所定の閾値以下である場合(或いは、所定の閾値未満である場合)における拡大範囲を表す枠の表示態様と、他の場合における拡大範囲を表す枠の表示態様としては、それぞれ、種々な態様が用いられてもよく、例えば、点灯/点滅や色の違いなどを使用することができ、具体例として、当該他の場合には、通常の表示態様として、点灯表示或いは黒色表示などを行い、拡大範囲の大きさが所定の閾値以下である場合(或いは、所定の閾値未満である場合)には、視覚的に見易くする表示態様として、点滅表示或いは赤色表示などを行うことが可能である。
以上説明したように、本発明によると、拡大範囲の指定対象となる画像を表示し、当該表示した画像と比べて拡大して当該画像のうちの一部の範囲の画像を表示し、当該表示した画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付け、当該指定を受け付けた拡大範囲の画像を前記拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して表示するようにしたため、拡大範囲の設定をオペレータにとって視覚的に容易化することができる。
また、本発明によると、拡大範囲の指定対象となる画像を表示し、当該表示した画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付け、当該指定を受け付けた拡大範囲の大きさを検出し、当該検出した拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較し、当該比較結果に基づいて前記検出した拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合(或いは、前記所定の閾値未満である場合)には他の場合と比べて異なる表示態様として例えば目立つようにして、前記指定を受け付けた拡大範囲を表す枠を前記表示した画像に表示するようにしたため、例えば、拡大範囲の大きさが小さい場合においても、オペレータにとって拡大範囲を表す枠を視覚的に見易くすることができ、これにより、拡大範囲の設定といった画像の拡大設定をオペレータにとって容易化することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る画像表示方法の処理を実行する画像表示装置のハードウエアの構成例を示してある。
本例の画像表示装置は、パーソナルコンピュータ(PC)などを利用した構成を有しており、例えばデータを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ1と、例えばデータを記憶するハードディスクなどの記憶装置2と、画像のデータを仲介するビデオインタフェース3と、各種の処理や制御を行うCPU(Central Processing Unit)4と、入力データを仲介する入力インタフェース5と、データを伝送(転送)するバス6と、画像のデータを表示出力するモニタ7と、データを入力するキーボード等からなる入力機器8と、データを入力するマウス等からなるポインティングデバイス9を備えている。
メモリ1と、記憶装置2と、ビデオインタフェース3と、CPU4と、入力インタフェース5は、バス6を介して接続されている。
モニタ7は、ビデオインタフェース3を介して、バス6と接続されている。
入力機器8やポインティングデバイス9は、入力インタフェース5を介して、バス6と接続されている。
なお、本例の画像表示装置では、例えば、カメラにより撮像されてメモリ1や記憶装置2に記憶された画像のデータが読み出されて処理されてもよく、或いは、ネットワークやリムーバルメディアなどの外部装置から画像のデータが取得されて処理されてもよい。
ここで、画像の拡大・縮小方法について説明する。
画像の拡大・縮小方法としては、アフィン変換と呼ばれる方法が従来より広く使用されている。アフィン変換は式1で表され、或る画素(x1、y1)が変換操作によって画素(x2、y2)へ変換されることを意味している。
また、拡大や縮小は、式2のような条件で実現される。ここで、Sx、Syはそれぞれx方向、y方向の拡大率を表しており、Sx又はSyが1.0以上である場合には拡大となり、1.0未満である場合には縮小となる。
Figure 2006121551
Figure 2006121551
本例の画像表示装置により行われる動作の例として、部分画像の拡大に関する処理について説明する。
本例の画像表示装置では、画像の表示やオペレータ(操作者)による操作を処理する。
図2には、本例の画像表示装置の操作画面11の一例を示している。
操作画面11は、本例では、モニタ7のディスプレイに表示され、1つの高精細画像全体表示部21と、3つの高精細画像拡大表示部22a、22b、22cとからなり、その他に、3つの拡大表示選択ボタン32a、32b、32cと、4つの拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dと、1つの拡大率変更ボタン34と、1つのファイル選択ボタン35を有している。
オペレータによりファイル選択ボタン35をクリックして(例えば、マウスの左ボタンを押して放す操作を行って)表示されるファイル選択ダイアログから選択された画像が、高精細画像全体表示部21に表示される。また、高精細画像全体表示部21上で設定した拡大する位置及び拡大率に基づいて本例では3つの表示枠31a、31b、31cが表示され、それぞれの表示枠31a、31b、31cで示される部分画像がそれぞれの高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに拡大表示される。
なお、本例では、表示枠31aと拡大表示選択ボタン32aと高精細画像拡大表示部22aとが対応しており、表示枠31bと拡大表示選択ボタン32bと高精細画像拡大表示部22bとが対応しており、表示枠31cと拡大表示選択ボタン32cと高精細画像拡大表示部22cとが対応している。
本例では、高精細画像を表示するディスプレイ部分の画素数よりも画素数が多い高精細画像を使用する場合には、画素の間引きなどによって縮小した全体画像を高精細画像全体表示部21に表示する。高精細画像は、元々、画質の低い標準画像と比べて、精細度及び画質、画素数、1画素当たりの階調数、圧縮率などが優れているため、高い拡大率を設定して高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに拡大表示した場合においても、標準画像より精細な画像を表示することが可能である。
次に、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに拡大表示する部分画像の位置の変更方法について説明する。
まず、例えば、拡大表示選択ボタン32a、32b、32cの中から1つのボタンをクリックして選択することにより、拡大表示する部分画像の位置を示す表示枠31a、31b、31cの中で選択されたボタンに対応したものが有効になる。
以下のオペレータによる操作は、有効になった表示枠31a、31b、31cに対して行われ、有効になった表示枠31a、31b、31cは、例えば、表示枠31a、31b、31cの色を有効になっていないものに対して変えることで、有効になっていない表示枠31a、31b、31cと視覚的に区別できるようになっている。
一例として、拡大表示選択ボタン32aをクリックすると対応する表示枠31aが赤色となり、表示枠31aについてオペレータによる操作が可能な状態となる。この時、選択されていない黒色の表示枠31b、31cについてはオペレータによる操作ができない。また、拡大表示選択ボタン32aが選択されている状態で再度拡大表示選択ボタン32aをクリックした場合及び他の拡大表示選択ボタン31b、31cをクリックした場合には、表示枠31aの有効状態が解除されて、当該表示枠31aが黒色となりオペレータによる操作ができなくなる。
表示枠31a、31b、31cの移動は、拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dで行う。拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dをクリックすると、拡大表示位置移動ボタン33aで上方向へ、拡大表示位置移動ボタン33bで下方向へ、拡大表示位置移動ボタン33cで左方向へ、拡大表示位置移動ボタン33dで右方向へ、選択されている表示枠31a、31b、31cが1ドット分移動し、拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dを押し続けている場合には連続的に移動する。
また、拡大表示位置移動ボタンとしては、例えば、キーボードに設けられた上下左右のキーと連動するように構成することもできる。
表示枠31a、31b、31cを移動すると、対応する高精細画像拡大表示部22a、22b、22cの部分画像が更新される。
次に、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示された部分画像の位置の微調整について説明する。
高精細画像拡大表示部22a、22b、22cのいずれかをクリックして選択すると、選択された高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示する部分画像の位置の微調整を行うことが可能(有効)な状態となる。
例えば、高精細画像拡大表示部22aの任意の場所をクリックすると、高精細画像拡大表示部22aの外枠が赤く縁取られて位置の微調整が可能な状態となる。この時、他の高精細画像拡大表示部22b、22cの位置の微調整はできない状態となり、また、拡大表示選択ボタン32a、32b、32cのいずれかが選択されている場合にはそれが自動的に解除される。
また、高精細画像拡大表示部22aが選択されている状態で、高精細画像拡大表示部22a及び拡大表示選択ボタン32a以外の場所をクリックした場合には、選択状態が解除されて高精細画像拡大表示部22aの外枠の縁取りが消去されて位置の微調整が不可能となる。
位置の微調整は、拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dで行う。拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dをクリックすると、拡大表示位置移動ボタン33aで上方向へ、拡大表示位置移動ボタン33bで下方向へ、拡大表示位置移動ボタン33cで左方向へ、拡大表示位置移動ボタン33dで右方向へ、画像が1ドット分移動し、拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dを押し続けている場合には連続的に移動する。
他の構成例として、図2に示されるような部分画像の位置を変更するための4方向の拡大表示位置移動ボタン33a、33b、33c、33dの代わりに、図3に示されるような拡大表示位置移動ボタン41のように8方向のボタンを設けることにより、斜め方向への表示枠31a、31b、31cなどの移動を可能とすることもできる。
また、他の構成例として、図2や図3に示されるような拡大表示位置移動ボタンを設けずに、高精細画像全体表示部21内又は高精細画像拡大表示部22a、22b、22c内をマウスでクリックすると、クリックした位置を高精細画像全体表示部21で表示し、クリックした位置が中心になるように高精細画像表示拡大部22a、22b、22cの画像を更新するような構成とすることもできる。
また、他の構成例として、マウスをドラッグする(例えば、マウスの左ボタンを押した状態でマウスを動かす動作を行う)と、マウスの動きに応じて、高精細画像の内で拡大表示する部分画像の位置を連続的に移動するような構成とすることもできる。
次に、拡大表示する部分画像の拡大率を変更する方法について説明する。
拡大率の変更は、図2に示される拡大率変更ボタン34で行う。いずれかの表示枠31a、31b、31c或いはいずれかの高精細画像拡大表示部22a、22b、22cが選択されている場合に、選択されている画像の拡大率の変更が可能になる。
拡大率変更ボタン34の右側にある逆三角ボタンをクリックすると、拡大率の一覧が表示され、この一覧から拡大率を選択して変更を行うことができる。図4には、拡大率変更ボタン51(図2の拡大率変更ボタン34に相当するボタン)がクリックされたときに表示される拡大率の一覧の一例を示してある。
拡大率変更ボタン34で拡大率を変更した場合には、画像の中心点をそのままにして選択されている画像の表示枠31a、31b、31cの大きさ(サイズ)及び高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示される高精細画像の部分画像の範囲が変更される。
なお、本例では、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cのフレームのサイズが一定である場合には、表示枠31a、31b、31cのサイズと拡大率との組み合わせが一意に決まる。
他の構成例として、次のようにして、拡大表示する部分画像の拡大率を変更することもできる。
すなわち、表示枠31a、31b、31cのいずれかが選択されており、高精細画像全体表示部21内でマウスを右クリックした時に、又は、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cのいずれかが選択されており、選択されている高精細画像拡大表示部22a、22b、22c内でマウスを右クリックした時に、図5に示されるような拡大率変更ポップアップメニュー61が表示される。拡大率変更ポップアップメニュー61には予め用意された全ての拡大率が表示され、ポインタ62により1つの拡大率を選択することによって、選択された拡大率に応じて表示枠31a、31b、31c及び部分画像の範囲が更新され、部分画像が高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに拡大表示される。
また、他の構成例として、次のようにして、拡大表示する部分画像の拡大率を変更することもできる。
すなわち、表示枠31a、31b、31cのいずれかが選択されており、高精細画像全体表示部21内でマウスのホイールを回転した時に、又は、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cのいずれかが選択されており、選択されている高精細画像拡大表示部22a、22b、22c内でマウスのホイールを回転した時に、拡大率が変更される。この場合、予め複数の拡大率が用意されており、前にホイールを回転した時には現在の拡大率より1段階大きい拡大率の表示枠31a、31b、31c及び部分画像の範囲が更新され、後ろにホイールを回転した時には現在の拡大率より1段階小さい拡大率の表示枠31a、31b、31c及び部分画像の範囲が更新され、そして、部分画像が高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに拡大表示される。
なお、前記のように予め複数の拡大率を用意する方法の他に、ホイールの回転量に応じて拡大率を変更するようなこともできる。この場合、ホイールの最低回転角度(例えば、15度)を1ステップとし、1ステップにつき5パーセント(%)の拡大率の変更を行うようにする。例えば、ホイールを前に6ステップ(90度)回転した場合には、拡大率を30パーセント(%)増す。また、ホイールを後ろに10ステップ(150度)回転した場合には、拡大率を50パーセント(%)減らす。
また、表示枠31a、31b、31cの大きさとしては、前記のように種々な手法により指定された拡大率に応じて変更するほか、枠自体をマウスでドラッグアンドドロップにより変更するようなこともできる。この場合には、変更後の枠の大きさから拡大率を決定する。例えば、予め複数の拡大率の値を用意してオペレータにより拡大率の値を選択させる方法のほかに、各表示枠31a、31b、31cの大きさをマウスのドラッグにより広げたり縮めたりするなどして変更できるようにし、各表示枠31a、31b、31cの大きさの変更に応じて拡大率の値を変更するような構成とすることもできる。
次に、拡大表示する部分画像の表示位置を示す表示枠31a、31b、31cの表示方法について説明する。
本例の表示枠31a、31b、31cでは、ある一定の拡大率よりも高い拡大率に変更することによって枠が一定以下の大きさになった場合には、表示枠31a、31b、31cの枠線がそれぞれ点滅して表示される。例えば、変更された拡大率と設定された所定の拡大率との大小関係を比較した結果に基づいて、枠線を点滅表示させる処理が行われる。
高精細画像全体表示部21には、縮小された高精細静止画像上に拡大表示する部分画像の位置を示す表示枠31a、31b、31cが表示されている。この時、例えば、ある一定の拡大率よりも低い拡大率が選択されている拡大画像の表示枠31aの枠線は点灯して表示され、ある一定の拡大率よりも高い拡大率が選択されている拡大画像の表示枠31b、31cの枠線は点滅して表示される。このように、拡大率を高くしたことにより小さく表示される表示枠31b、31cについても、表示枠31b、31cが点滅表示されることよって明示的になり、オペレータはこの点滅した表示枠31b、31cを操作して、拡大する位置を確認及び変更することが可能である。
他の構成例として、前記のように枠の大きさに応じて枠線を点滅させる方法の他に、拡大表示選択ボタン32a、32b、32cにより選択されて拡大位置の変更が有効となっている表示枠31a、31b、31cを点滅して表示することにより、現在において拡大設定が有効な表示枠31a、31b、31cにより拡大する位置を明示的にするようなこともできる。
次に、拡大表示する部分画像の位置を示す表示枠31a、31b、31cの別の表示方法と、それに伴う部分画像の位置の変更方法について説明する。
図6には、本例の画像表示装置の操作画面11の他の一例を示してある。
なお、図6では、図2に示されるのと同様な部分については同一の符号を付して示してある。また、図6に示される表示枠(中間枠)71aは、図2に示される表示枠31bと同様なものである。
本例の表示枠31a、31b、31cでは、ある一定の拡大率よりも高い拡大率に変更されたことによって一定以下の大きさの枠(本例では、詳細枠と言う)になった場合には、詳細枠は表示されず、ある一定の拡大率に基づいた大きさの枠(本例では、中間枠と言う)が表示される。
図6の例では、表示枠31bに関して中間枠71aが表示されており、説明の便宜上から、その詳細枠71bを点線で示してある。本例の高精細画像全体表示部21では、詳細枠71bについては表示されない。なお、詳細枠71bを表示する態様が用いられてもよい。
中間枠71aが表示された時には、拡大設定サブウインドウ72が新たに操作画面11に表示される。例えば、変更された拡大率と設定された所定の拡大率との大小関係を比較した結果に基づいて、拡大設定サブウインドウ72を表示する処理が行われる。
拡大設定サブウインドウ72には、拡大表示選択ボタン32a、32b、32cにより選択されて有効になっている表示枠31a、31b、31cについて拡大率の変更によって中間枠71aが表示された時に、中間枠71aの枠内の画像が拡大表示される。
図6の例では、拡大表示選択ボタン32bが選択されていることから、拡大設定サブウインドウ72には、中間枠71aの枠内の画像74が拡大表示され、詳細枠71bと同じ位置に表示枠(詳細枠に対応した表示枠)73が表示される。
拡大設定サブウインドウ72に表示される部分画像は高精細画像全体表示部21で表示されている画像の一部を拡大したものであるため、拡大設定サブウインドウ72の画像上に表示される表示枠73は、高精細画像全体表示部21で表示されるとした場合における表示枠(詳細枠71b)と比較して大きく表示される。
そして、オペレータは、拡大設定サブウインドウ72を用いて画像の拡大位置及び拡大率の設定を行うことが可能である。拡大設定や拡大する操作については、前記した高精細画像全体表示部21を用いて行われる操作と同様である。
拡大設定サブウインドウ72は、該当する表示枠31a、31b、31cについて、ある一定の拡大率よりも低い拡大率に変更された場合に、及び、該当する表示枠31a、31b、31cが無効になった場合に、操作画面11から消去される。
また、例えば、拡大する元の高精細静止画像の画素数に応じて、中間枠を表示した拡大設定サブウインドウを複数表示することで、適切なサイズの画像における拡大の位置指定が可能となる。一例として、高精細画像全体表示部21に表示される中間枠71aの画像を拡大して拡大設定サブウインドウ72に表示するとともに当該拡大設定サブウインドウ72内に別の中間枠を表示し、当該別の中間枠の画像を拡大して別の拡大設定サブウインドウに表示することや、同様に、ある画像部分について更に多数の拡大設定サブウインドウを順次使用して拡大していくことが可能である。
このように、拡大率を高くすると小さく表示される表示枠31a、31b、31cについて、設定した拡大率の高さによって拡大設定のための画面(拡大設定サブウインドウ72)を1つ又は複数表示することより、オペレータは1つ又は複数の画面(拡大設定サブウインドウ)上に表示されたある一定以上の大きさの表示枠を操作することで拡大する位置及び拡大率を容易に変更することが可能である。
次に、図7及び図8を参照して、元データの画像(本例では、非常に高精細な画像)や、高精細画像全体表示部21に表示される全体表示用の間引き画像や、拡大設定サブウインドウ72に表示される画像や、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示される画像の関係について、画素数や拡大率(何を基準にしているのか等)と関連して、説明する。
まず、図7を参照して、ファイル選択ボタン35により選択される画像(元データの画像)と、高精細画像全体表示部21に表示される画像と、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示される画像との関係を説明する。
図7には、本例の画像表示装置の操作画面11における、ファイル選択ボタン35により選択される画像(元データの画像であり、元画像と言う)81と、高精細画像全体表示部21に表示される画像(全体画像と言う)82と、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示される画像(拡大画像と言う)83との関係を示してある。この例では、高精細画像全体表示部21に表示される画像82を4倍に拡大して高精細画像拡大表示部22bに表示する場合を示す。なお、本例の操作画面11では、3つの高精細画像拡大表示部22a、22b、22cを有しているが、説明を簡単にするために、その1つである高精細画像拡大表示部22bに表示される画像のみについて説明する。
ファイル選択ボタン35により選択される元画像81は、例えば、幅5120画素、高さ3840画素の画像である。高精細画像全体表示部21に表示される全体画像82は、例えば、幅640画素、高さ480画素の画像である。高精細画像拡大表示部22bに表示される拡大画像83は、例えば、幅320画素、高さ240画素の画像である。
元画像81は、全体画像82より画像サイズが大きいため、そのままでは全体画像82として高精細画像全体表示部21に表示することができない。そこで、式1により示されるアフィン変換(Sx=640/5120=0.125、Sy=480/3840=0.125)を行うことにより、元画像81を縮小して全体画像82を得る。
次に、各種のオペレータ操作によって指定された拡大率(本例では、4倍)と、指定された位置(cx、cy)によって、表示枠92(図2における表示枠31bに相当するもの)が決定される。ここで、高精細画像拡大表示部22bに表示する拡大画像83は幅320画素、高さ240画素であるため、拡大率4倍で表示するためには、拡大枠92の大きさは幅80(=320/4)画素、高さ60(=240/4)画素になる。従って、表示枠92は、全体画像82上で(cx−40、cy−30)〜(cx+40、cy+30)の長方形の領域となる。
次に、表示枠92に基づいて、拡大画像83を元画像81から作成する。
全体画像82は、元画像81を0.125倍して作成したものであるため、表示枠92で示される領域は、元画像81上では((cx−40)/0.125、(cy−30)/0.125)〜((cx+40)/0.125、(cy+30)/0.125)=(cx/0.125−320、cy/0.125−240)〜(cx/0.125+320、cy/0.125+240)の長方形の領域(表示枠92に対応した領域)91となる。
ここで、元画像81上の領域91は幅640画素、高さ480画素であるため、そのままでは拡大画像83として高精細画像拡大表示部22bに表示することができない。そこで、式1で示されるアフィン変換(Sx=320/640=0.5、Sy=240/480=0.5)を行うことによって、元画像81上の領域91の画像の大きさを変換して拡大画像83を得る。
以上のようにすることで、ファイル選択ボタン35で選択された画像を、高精細画像全体表示部21上で指定された位置と、指定された拡大率に基づいて、高精細画像拡大表示部22bに表示することが可能となる。
次いで、図8を参照して、拡大率が大きい場合における動作の例を示す。
なお、この例では、拡大率の大小判定は、例えば10倍を基準に行い、10倍を超える拡大率で高精細画像拡大表示部22bに拡大画像を表示する場合には、図6に示されるような拡大設定サブウインドウ72を表示するようにする。
図8には、本例の画像表示装置の操作画面11における、ファイル選択ボタン35により選択される画像(元データの画像であり、元画像と言う)101と、高精細画像全体表示部21に表示される画像(全体画像と言う)102と、拡大設定サブウインドウ72に表示される画像(中間画像と言う)103と、高精細画像拡大表示部22bに表示される画像(拡大画像と言う)104との関係を示してある。この例では、高精細画像全体表示部21に表示される画像を40倍に拡大して高精細画像拡大表示部22bに表示する。なお、本例の操作画面11では、3つの高精細画像拡大表示部22a、22b、22cを有しているが、説明を簡単にするために、その1つである高精細画像拡大表示部22bに表示される画像のみについて説明する。
ファイル選択ボタン35により選択される元画像101は、例えば、幅5120画素、高さ3840画素の画像である。高精細画像全体表示部21に表示される全体画像102は、例えば、幅640画素、高さ480画素の画像である。拡大設定サブウインドウ72に表示される中間画像103は、例えば、幅480画素、高さ360画素の画像である。高精細画像拡大表示部22bに表示される拡大画像104は、例えば、幅320画素、高さ240画素の画像である。
元画像101は、全体画像102より画像サイズが大きいため、そのままでは全体画像102として高精細画像全体表示部21に表示することができない。そこで、式1により示されるアフィン変換(Sx=640/5120=0.125、Sy=480/3840=0.125)を行うことにより、元画像101を縮小して全体画像102を得る。
次に、各種のオペレータ操作によって指定された拡大率(本例では、40倍)と、高精細全体表示部21上で指定された位置(cx1、cy1)によって、中間枠113(図6における中間枠71aに相当するもの)が決定される。
ここで、拡大率が10倍を超えているため、拡大設定サブウインドウ72を表示する。
本例では、拡大設定サブウインドウ72には、高精細画像全体表示部21に表示されている全体画像102の10倍の画像を中間画像103として表示する。このとき、拡大設定サブウインドウ72に表示する中間画像103は幅480画素、高さ360画素であるため、拡大率10倍で表示するためには、中間枠113の大きさは幅48(=480/10)画素、高さ36(=360/10)画素となる。従って、中間枠113は、全体画像21上では、(cx1−24、cy1−18)〜(cx1+24、cy1+18)の長方形の領域となる。
次に、中間枠113に基づいて、中間画像103を元画像101から作成する。
全体画像102は、元画像101を0.125倍して作成したものであるため、中間枠113で示される領域は、元画像101上では、((cx1−24)/0.125、(cy1−18)/0.125)〜((cx1+24)/0.125、(cy1+18)/0.125)=(cx1/0.125−192、cy1/0.125−144)〜(cx1/0.125+192、cy1/0.125+144)の長方形の領域(中間枠113に対応した領域)111となる。
ここで、元画像101上の領域111は幅384画素、高さ288画素であるため、そのままでは中間画像103として拡大設定サブウインドウ72の枠にちょうど表示することができない。そこで、式1で示されるアフィン変換(Sx=480/384=1.25、Sy=360/288=1.25)を行うことによって、元画像101上の領域111の画像の大きさを変換して中間画像103を得る。
次に、各種のオペレータ操作によって、拡大設定サブウインドウ72上で指定された位置(cx2、cy2)に基づいて、表示枠(図6における詳細枠に対応した表示枠73に相当するもの)114が決定される。
ここで、拡大設定ウインドウ72には、高精細画像全体表示部21に表示されている全体画像102の拡大率10倍の中間画像103が表示されているため、高精細画像拡大表示部22bには、中間画像103の4(=40/10)倍の画像が表示されることになる。このとき、高精細画像拡大表示部22bに表示する拡大画像104は幅320画素、高さ240画素であるため、拡大率4倍で表示するためには、表示枠114の大きさは幅80(=320/4)画素、高さ60(=240/4)画素となる。従って、表示枠114は、中間画像103上では、(cx2−40、cy2−30)〜(cx2+40、cy2+30)の長方形の領域となる。
次に、表示枠114に基づいて、拡大画像104を元画像101から作成する。
中間画像103は、元画像101の領域111を1.25倍して作成したものであるため、表示枠114で示される領域は、元画像101上では、(cx1/0.125−192+(cx2−40)/1.25、cy1/0.125−144+(cy2−30)/1.25)〜(cx1/0.125−192+(cx2+40)/1.25、cy1/0.125−144+(cy2+30)/1.25)=(cx1/0.125−192+cx2/1.25−32、cy1/0.125−144+cy2/1.25−24)〜(cx1/0.125−192+cx2/1.25+32、cy1/0.125−144+cy2/1.25+24)の長方形の領域112となる。
ここで、元画像101上の領域112は幅64画素、高さ48画素であるため、そのままでは拡大画像104として高精細画像拡大表示部22bの枠にちょうど表示することができない。そこで、式1で示されるアフィン変換(Sx=320/64=5、Sy=240/48=5)を行うことによって、元画像101上の領域112の画像の大きさを変換して拡大画像104を得る。
以上のようにすることで、例えば、拡大設定サブウインドウ72を使用せずに、ファイル選択ボタン35で選択された画像を、高精細画像全体表示部21のみを使用して高精細画像拡大表示部22bに拡大表示しようとした場合には、拡大率が40倍になると、高精細画像全体表示部21上の表示枠(詳細枠71bに相当するもの)の大きさが幅8(=320/40)画素、高さ6(=240/40)となり、非常に小さい表示枠(詳細枠71bに相当するもの)を用いて拡大表示位置を指定しなければならず、拡大表示枠を操作して拡大範囲を変更することや確認することが非常に困難であるという問題を解消することができる。
すなわち、本例では、ファイル選択ボタン35で選択された画像を、高精細画像全体表示部21上及び拡大設定サブウインドウ72を用いて表示することで、拡大率が大きくなった場合においても、オペレータによる拡大表示枠の操作を視覚的に容易にすることができ、拡大指定された位置と指定された拡大率に基づいて高精細画像拡大表示部22bに拡大画像を表示することができる。
なお、本例では、ファイル選択ボタン35により選択される画像を拡大表示する構成を示したが、他の構成例として、画像表示装置の外部に接続されたカメラ等の撮像装置によって得られる画像に対して表示を行うような構成とすることも可能であり、本例と同様な効果が得られる。
次に、図2や図6及び図9を参照して、オペレータによる拡大率変更における拡大表示方法について説明する。
図9には、このような拡大表示方法を実現する処理の手順の一例を示してある。
まず、画像表示装置では、予め、オペレータなどにより中間枠71aの拡大率が設定される(ステップS1)。
ここで、本例では、中間枠71aの拡大率は、拡大設定サブウインドウ72を表示する判定の基準となる拡大率であり、また、拡大設定サブウインドウ72に表示する画像の拡大率でもある。
中間枠71aの拡大率の設定方法としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、予め所定の拡大率を中間枠71aの拡大率として指定しておいてもよく、或いは、オリジナル画像(元画像)のサイズに基づいて算出される拡大率を中間枠71aの拡大率として設定してもよい。この例では、中間枠71aの拡大率を10倍とする。
画像表示装置では、例えば常に或いは定期的に、オペレータによって表示枠31a、31b、31bの拡大率(本例では、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに対する拡大率)が変更されたか否かを判断する(ステップS2)。
表示枠31a、31b、31cの拡大率が変更された場合、画像表示装置では、オペレータによって変更された表示枠31bの拡大率が、設定した中間枠71aの拡大率よりも大きいか否かを判断する(ステップS3)。
オペレータによって変更された表示枠31a、31b、31cの拡大率が、設定した中間枠71aの拡大率よりも大きい場合の例を示す。この例では、オペレータが表示枠31b(中間枠71a)の拡大率を40倍に変更したとする。
この場合、画像表示装置では、高精細画像全体表示部21に中間枠71aを表示する(ステップS4)。本例では、予め設定された中間枠71aの拡大率である10倍に対応する大きさの中間枠71aを、高精細画像全体表示部21内に表示する。また、オペレータが変更した拡大率である40倍に対応した表示枠は図6の詳細枠71bのようになるが、本例では、実際には詳細枠71bは表示されない。
また、画像表示装置では、操作画面11上に、拡大設定サブウインドウ72を表示する(ステップS5)。また、拡大設定サブウインドウ72は、例えばオペレータによる操作などにより、任意の位置に移動させることが可能である。
また、画像表示装置では、表示した拡大設定サブウインドウ72に中間枠71aの枠内の画像を拡大表示する(ステップS6)本例では、オリジナル画像(元画像)より中間枠71aの枠内の画像を切り出して、切り出した画像を拡大設定サブウインドウ72のサイズに合わせて拡大又は縮小した画像74を拡大設定サブウインドウ72に表示する。
また、画像表示装置では、拡大設定サブウインドウ72に表示された画像74に、変更された拡大率の表示枠(詳細枠71bに対応した表示枠)73を表示する(ステップS7)。本例では、拡大設定サブウインドウ72に表示された画像74は10倍の拡大率(中間枠71aの拡大率)の画像であるため、当該10倍の拡大率の画像74に対する40倍(変更された拡大率)の大きさに対応する表示枠73を表示する。なお、拡大設定サブウインドウ72上における表示枠73についても、オペレータにより任意の位置に移動させることが可能である。
また、画像表示装置では、高精細画像拡大表示部22bに表示枠(詳細枠71bに対応した表示枠)73内の画像を拡大表示する(ステップS8)。本例では、オリジナル画像(元画像)より、拡大設定サブウインドウ72に表示された表示枠73の枠内の画像を切り出して、切り出した画像を高精細画像拡大表示部22bのサイズに合わせて拡大又は縮小した画像を高精細画像拡大表示部22bに表示する。
オペレータによって変更された表示枠31a、31b、31cの拡大率が、設定した中間枠71aの拡大率よりも小さい場合を示す。本例では、オペレータが表示枠31aの拡大率を5倍に変更したとする。
この場合、画像表示装置では、現在において拡大設定サブウインドウ72が表示されているか否かを判断する(ステップS9)。
画像表示装置では、拡大設定サブウインドウ72が表示されている場合には、当該拡大設定サブウインドウ72を閉じ(ステップS10)、拡大設定サブウインドウ72が表示されていない場合にはこの処理は行わない。
また、画像表示装置では、高精細画像全体表示部21に、変更された拡大率の表示枠31aを表示する(ステップS11)。
また、画像表示装置では、高精細画像拡大表示部22aに、表示枠31a内の画像を拡大表示する(ステップS12)。本例では、オリジナル画像(元画像)より、高精細画像全体表示部21に表示された表示枠31aの枠内の画像を切り出して、切り出した画像を高精細画像拡大表示部31aのサイズに合わせて拡大又は縮小した画像を高精細画像拡大表示部31aに表示する。
なお、本例では、拡大設定サブウインドウ72に中間枠71aの枠内の画像を切り出して表示する構成としたが(ステップS6)、他の構成例として、拡大設定サブウインドウ72に表示する画像の範囲としては必ずしも中間枠71a(ステップS1の処理で設定された中間枠71aの拡大率により決まるもの)の範囲に限られず、例えば、詳細枠71bの範囲の300パーセント(%)に相当する範囲の画像を表示するなどのように、詳細枠71bの大きさ(オペレータによって変更された表示枠31a、31b、31cの拡大率)に基づいて拡大設定サブウインドウ72に表示する画像を設定する構成とすることもできる。
次に、部分画像の拡大に関して、画像表示装置の操作画面の別の一例を説明する。
図10には、部分画像の拡大における画像表示装置の操作画面11の別の一例を示してある。
なお、図10では、図2や図6に示されるのと同様な部分については同一の符号を付して示してある。
高精細画像全体表示部21に表示された中間枠(第1の中間枠)71aの枠内の画像が拡大表示された拡大設定サブウインドウ121(例えば、図6における拡大設定サブウインドウ72と同様なもの)において、ある一定の拡大率よりも高い表示枠31b(詳細枠71b)の拡大率を指定したことにより表示枠(第2の中間枠)122が表示されている。更に、第2の中間枠122の枠内の画像が拡大表示された拡大設定サブウインドウ131が表示され、当該拡大設定サブウインドウ131において指定した位置及び拡大率に基づいた表示枠132の拡大画像が高精細画像拡大表示部22bに表示されている。
例えば、表示枠31a、31b、31cの拡大率を非常に大きく設定すると、高精細画像全体表示部21では詳細枠71bが非常に小さくなってしまい、高精細画像全体表示部21における詳細枠71b(本例では、表示しないもの)だけを用いて拡大する位置や拡大率を正確に設定することは難しくなる。このため、図6の例では、1つの拡大設定サブウインドウ72を表示して詳細枠71bに対応した表示枠73を用いて拡大する位置及び拡大率を設定した。更に、図10の例では、順次に複数の拡大設定サブウインドウ121、131を表示して、最終的な拡大設定サブウインドウ131より前の拡大設定サブウインドウ121における中間枠122及び最終的な拡大設定サブウインドウ131における表示枠(詳細枠71bに対応した表示枠)132を用いて拡大する位置及び拡大率を適切に設定することを可能とした。
このように、本例では、設定した拡大率の高さによって拡大設定を行うための画面(拡大設定サブウインドウ121、131)を複数表示して更に高い拡大率を設定することができ、これにより、例えば、全体画像上で設定できる拡大率には限界があり拡大の精度が悪いという問題を解消することができる。
なお、本例では、拡大画像を高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示出力する構成としたが、他の構成例として、当該拡大画像をプリンタなどの他の出力先へ出力することもできる。この場合、例えば、拡大画像をプリンタなどへ出力して印刷表示などするとともに、当該拡大画像を高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに画面表示することが行われてもよく、或いは、プリンタなどへの出力のみが行われてもよい。例えば、操作画面11には高精細画像拡大表示部22a、22b、22cを設けずに、高精細画像全体表示部21や拡大設定サブウインドウ72、121、131で設定された範囲の画像データが端末(本例では、画像表示装置)に接続されたプリンタなどへ直接出力される構成とすることもできる。
また、図6や図10では、高精細画像全体表示部21と拡大設定サブウインドウ72、121との両方を表示したが、他の構成例として、これらのうちの片方のみを表示する構成としてもよく、例えば、操作画面11において、拡大設定サブウインドウ72、121が表示されるときには、高精細画像全体表示部21が消去されて(表示されないようにして)、高精細画像全体表示部21の表示に代わって拡大設定サブウインドウ72、121の表示へ切り替えられる構成とすることができる。
また、同様に、図10では、一連の複数の拡大設定サブウインドウ121、131が同一の画面上に表示される構成としたが、他の構成例として、拡大率の上昇に伴って複数の拡大設定サブウインドウ121、131が段階的に切り替わっていくように表示されてもよい。
また、例えば、各ウインドウの重なり部分を多くして、ウインドウが切り替わったように見せることも可能である。図6や図10では、ウインドウ同士が一部重なっていて、拡大率が一番高いウインドウが一番上に表示される構成としてある。
次に、本例の画像表示方法や画像表示装置を適用することが可能なシステムの一例として、監視システムを示す。
図11には、本例の監視システムの構成例を示してある。
本例の監視システムは、監視装置141と、監視端末装置142と、ネットワーク143と、監視装置141とネットワーク143とを接続する回線(アクセスライン)144と、監視端末装置142とネットワーク143とを接続する回線(アクセスライン)145を有している。ここで、ネットワーク143としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、アナログ電話網や、ISDN(Integrated Services Digital Network)網や、デジタル専用線網や、インターネットなどを用いることができる。
監視装置141は、ハードウエアの構成例として、テレビジョンカメラなどから構成された撮像装置151と、切替スイッチなどから構成された映像切替部152と、標準画像符号化部153と、高精細画像符号化部154と、異常検出部155と、通信部156と、撮像装置制御部157を備えている。
本例の監視装置141により行われる動作の一例を示す。
撮像装置151は、監視対象となる領域(監視対象領域)を撮像し、当該撮像により得られた画像(映像)の信号を映像切替部152へ出力する。
このとき、撮像装置151では、撮像装置制御部157から入力される制御信号により、標準画像を撮像する標準画像モードと、高精細画像を撮像する高精細画像モードとのいずれかが選択されて切り替えられる。本例では、標準画像としては例えば横640画素×高さ480画素の秒30フレームの画像などが用いられ、高精細画像としては例えば横5120画素×高さ3840画素の秒7.5フレームの画像やそれ以上の画素を有する画像などが用いられる。
映像切替部152は、映像装置制御部157から入力される制御信号により、撮像装置151から出力される画像信号の入力先を切り替える。本例では、映像切替部152は、撮像装置151に標準画像モードが設定される場合には撮像装置151の出力端と標準画像符号化部153の入力端及び異常検出部155の入力端とが接続されるように信号経路を切り替え、撮像装置151に高精細画像モードが設定される場合には撮像装置151の出力端と高精細画像符号化部154の入力端とが接続されるように信号経路を切り替える。これにより、撮像装置151が標準画像を撮像した場合には撮像装置151から出力される標準画像が標準画像符号化部153及び異常検出部155へ供給され、撮像装置151が高精細画像を撮像した場合には撮像装置151から出力される高精細画像が高精細画像符号化部154へ供給される。
標準画像符号化部153は、撮像装置151から映像切替部152を介して入力された標準画像の画像信号を、所定の動画像符号化方式によって符号化し、当該符号化したデータを通信部156へ出力する。ここで、動画像符号化方式としては、種々な方式が用いられてもよく、例えば、MPEG−1や、MPEG−2や、MPEG−4や、モーションJPEGなどを用いることができる。
異常検出部155は、撮像装置151から映像切替部152を介して入力された標準画像の画像信号を、例えば差分法などによって処理して、監視対象領域内について不審者などの異常を検出する。
本例では、異常検出部155は、差分法などによって検出すべき物体が存在すると判定した場合に、それを不審者などの異常として検出する。
また、異常検出部155は、異常を検出した場合には、撮像装置制御部157に対して高精細画像を取得するためのリクエスト信号を送信(出力)し、また、検出した不審者などの異常が存在することを監視端末装置142へ報知するために、不審者などの異常が存在する位置の情報や、検出した時刻の情報や、検出に係る番号の情報などと共に異常の検出結果を通信部156に対して送信(出力)し、また、高精細画像符号化部154に対して検出した不審者などの異常が存在する画像範囲を特定する情報を送信(出力)する。
ここで、不審者などの異常が存在する画像範囲は、例えば、異常検出部155において生成される二値化画像中の変化領域となる画像部に基づいて算出される。具体的には、まず、当該変化領域となる画像部に対して当該変化領域の外接矩形を算出し、次に、当該外接矩形の上下左右を所定の画素数広げた画像範囲を取得して、当該画像範囲を不審者などの異常が存在する画像範囲とする。
また、上下左右に広げる当該所定の画素数としては、例えば30画素などが用いられる。このように外接矩形に対して所定の画素数広げる理由は、不審者などの異常が存在するところの画像だけではなくその周りの画像も含めることによって、不審者などの異常がどの部分で検出されたのかや、より広く見るとどのような状態であるのかを視覚的に理解し易くするためである。
なお、本例では、差分法による処理の検出結果に基づいて不審者などの異常が存在する範囲を決定する構成を示したが、他の種々な構成が用いられてもよい。
一例として、監視対象領域に設置した、磁気センサや、赤外線センサや、圧力センサや、熱センサや、振動センサ等の外部センサからの入力に基づいて、画像上における当該外部センサによる検知範囲を特定して、当該検知範囲を不審者などの異常が存在する範囲として決定するようなことができる。この場合、異常検出部155は、外部センサからの入力に基づいて、異常を検出した場合には、撮像装置制御部157に対して高精細画像を取得するためのリクエスト信号を送信(出力)することや、検出した不審者などの異常が存在することを監視端末装置142へ報知するために不審者などの異常が存在する位置の情報や、検出した時刻の情報や、検出に係る番号の情報などと共に異常の検出結果を通信部156に対して送信(出力)することや、高精細画像符号化部154に対して検出した不審者などの異常が存在する画像範囲を特定する情報を送信(出力)することを行う。
高精細画像符号化部154は、撮像装置151から映像切替部152を介して入力された高精細画像の画像信号を、所定の静止画像符号化方式によって符号化し、当該符号化したデータを通信部156へ出力する。ここで、静止画像符号化方式としては、種々な方式が用いられてもよく、例えば、JPEGや、JPEG2000などを用いることができる。
また、高精細画像符号化部154は、例えば、入力される高精細画像から不審者などの異常が存在する画像範囲の部分画像を切り出して、当該部分画像のみを符号化して通信部156へ出力することも可能である。ここで、当該画像範囲としては、本例では、異常検出部155から通知される画像範囲が用いられる。また、不審者などの異常が存在する複数の画像範囲が異常検出部155により検出されて通知された場合には、高精細画像符号化部154は、これら複数の画像範囲のそれぞれに対応する複数の部分画像を切り出して、これら複数の部分画像を符号化して通信部156へ出力することも可能である。
また、高精細画像符号化部154は、異常検出部155から入力される異常の検出結果の情報を符号化したデータのヘッダ領域に記録して通信部156へ出力する。
ここで、符号化方式としてJPEGを用いる場合には、当該ヘッダ領域に記録する情報としては、JPEGのヘッダ領域の記録規格であるExifに則ったものを用いることができる。また、符号化方式としてJPEG2000を用いる場合には、例えば、JPEG2000のROI(Region Of Interest)機能によって、不審者などの異常が存在する範囲を低圧縮率で圧縮するとともにそれ以外の範囲を高圧縮率で圧縮することにより、高精細画像のデータ量を効率良く少なくすることができる。
また、異常として検出された変化領域の大きさに基づいて符号化の際の圧縮率を変化させるような構成とすることもでき、この場合、例えば、変化領域が大きい場合には圧縮率を高くし、変化領域が小さい場合には圧縮率を低くする。変化領域が大きい場合には変化領域全体を見るために細部の情報は要らないことが多く、変化領域が小さい場合には変化領域の細部を見るために細部の情報が必要になることが多いと考えられる。
通信部156は、アクセスライン144を介してネットワーク143と接続されており、これら及びアクセスライン145を介して監視端末装置142と通信することができる。
通信部156は、標準画像符号化部153から出力される動画像符号化データや、高精細画像符号化部154から出力される静止画像符号化データや、異常検出部155から出力される不審者などの異常の検出結果に関する情報(検出結果データ)を入力し、これらのデータを監視端末装置142に宛ててアクセスライン144を介してネットワーク143へ送信出力する。
また、本例では、監視端末装置142から、高精細画像を取得するためのリクエスト信号が、監視装置141に宛ててアクセスライン145を介してネットワーク143へ送信出力される。
通信部156は、当該リクエスト信号をネットワーク143からアクセスライン144を介して受信入力し、当該受信入力したリクエスト信号を撮像装置制御部157へ送信(出力)する。
撮像装置制御部157は、高精細画像を取得するためのリクエスト信号が異常検出部155から入力された場合や或いは監視端末装置142から通信部156を介して入力された場合には、撮像装置151を制御信号により制御して高精細画像を撮像する高精細画像モードに設定するとともに、映像切替部152を制御信号により制御して高精細画像符号化部154側へ切り替える。これにより、異常検出部155において入力画像中に不審者などの異常を検出した場合や、監視端末装置142から高精細画像を取得するためのリクエスト信号を受けた場合に、撮像装置151で高精細画像を撮像してその画像を高精細画像符号化部154へ入力することができる。
また、撮像装置制御部157は、他の場合には、撮像装置151を制御信号により制御して標準画像を撮像する標準画像モードに設定するとともに、映像切替部152を制御信号により制御して標準画像符号化部153及び異常検出部155側へ切り替える。
ここで、本例の画像表示方法や画像表示装置の機能は、例えば、図11に示されるような監視システムの監視端末装置142に適用することが可能であり、一例として、監視装置141が監視端末装置142からのリクエストを受信した場合に或いは当該監視装置141における画像処理やセンサにより異常が検出された場合に高精細画像を撮像して監視端末装置142へ配信するような監視システムの監視端末装置142において、監視装置141から取得した画像(本例では、高精細画像)を画面に表示する際などに適用することができる。
なお、図2や図6や図10に示されるように本例の画像表示装置の操作画面11では標準画像(動画)を表示する領域(エリア)を設けていないが、他の構成例として、図11に示される監視装置141が標準画像(動画)についても監視端末装置142へ配信することに対応して、監視端末装置142における操作画面11に標準画像(動画)を表示する領域を設ける構成が用いられてもよい。
以上のように、本例の画像表示方法や画像表示装置では、指定した画像を拡大表示する拡大表示機能(本例では、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに係る機能)と、拡大する範囲を指定する拡大範囲指定機能(本例では、高精細画像全体表示部21における拡大する位置や拡大率の指定に係る機能)と、拡大する画像の範囲を表示する拡大範囲指定表示機能(本例では、高精細画像全体表示部21における表示枠31a、31b、31cに係る機能)を有する構成において、拡大範囲指定機能により指定された拡大率を判定する拡大率判定機能と、拡大率判定機能による判定結果に基づいて拡大する範囲を表示する第2の拡大範囲指定表示機能(本例では、拡大設定サブウインドウ72、121、131における表示枠73、132に係る機能)と、拡大率判定機能による判定結果に基づいて拡大する範囲を指定する第2の拡大範囲指定機能(本例では、拡大設定サブウインドウ72、121、131における拡大する位置や拡大率の指定に係る機能)を備え、オペレータにとって簡易に、拡大する画像の範囲を指定することができる。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置では、拡大率判定機能は、拡大範囲指定機能により指定された拡大率がある一定の値よりも高く指定されているか否かを判定し、これにより、拡大率が比較的高い場合には、視覚的に見易い大きめの表示により、拡大する範囲を指定することができる。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置では、拡大率判定機能による判定結果に基づいて拡大率を変更した画像を表示するための補助画面(本例では、拡大設定サブウインドウ72、121、131)を表示する補助画面表示機能を設け、第2の拡大範囲指定機能は補助画面を用いて表示した拡大範囲において指定を行い、これにより、補助画面上で拡大する範囲を表示して指定することができる。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置では、拡大率判定機能による判定結果に基づいて拡大率を変更した画像を表示するための補助画面(本例では、拡大設定サブウインドウ72、121、131)を表示する補助画面表示機能を設け、拡大範囲指定表示機能は、全体画面に拡大する範囲を点滅表示する。これにより、全体画面上で拡大する範囲を点滅して表示し、指定することができる。また、第2の拡大範囲指定表示機能は、例えば、補助画面に拡大する範囲を点滅表示し、これにより、補助画面上で拡大する範囲を点滅させて表示し、指定することができる。
ここで、点滅表示させる範囲としては、例えば、高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示させる画像の範囲や、或いは、拡大設定サブウインドウ72、121、131に表示させる画像の範囲などを用いることができる。
また、他の構成例として、枠が一定の大きさ以下になった場合に、当該枠を点滅表示させる態様の代わりに、当該枠の色を他の状態(当該一定の大きさより大きい枠の状態)とは変えるなどの態様を用いることもできる。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置では、設定した拡大率に応じて、拡大範囲を設定するための画面(本例では、拡大設定サブウインドウ72、121、131)を複数表示する。
従って、本例の画像表示方法や画像表示装置では、オペレータが画像の拡大率を高く設定することによって拡大範囲が小さくなった場合においても、設定した拡大率に応じて画像の表示を変更することで、オペレータによる操作が容易になり、これにより、オペレータは拡大範囲の確認や変更を容易に行うことができる。
例えば、画像の拡大において高い拡大率を設定した場合には、縮小した全体画像上に表示される拡大表示枠(本例では、表示枠31a、31b、31c)を操作して拡大範囲を確認することや変更することが困難になるが、本例では、このような問題を解消することができる。
なお、本例の画像表示方法や画像表示装置や画像表示プログラムでは、高精細画像全体表示部21に拡大範囲の指定対象となる画像を表示する拡大範囲指定対象画像の表示処理を実行する手段や、中間枠71a、122により定められる一部の範囲の画像を拡大設定サブウインドウ72、122、131に表示する一部範囲画像の表示処理を実行する手段や、拡大設定サブウインドウ72、131において表示枠73、132によりオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける一部範囲画像の拡大範囲の指定受付処理を実行する手段や、拡大範囲の画像を高精細画像拡大表示部22a、22b、22cに表示する拡大範囲画像の表示処理を実行する手段を有している。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置では、高精細画像全体表示部21に表示された画像について表示枠31a、31b、31cによりオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける拡大範囲指定対象画像の拡大範囲の指定受付処理を実行する手段や、拡大範囲の拡大率を検出する拡大範囲拡大率の検出処理を実行する手段や、拡大範囲の拡大率と所定の閾値との大小を比較する拡大範囲拡大率の閾値比較処理を実行する手段を有している。
また、本例の画像表示方法や画像表示装置や画像表示プログラムでは、高精細画像全体表示部21や拡大設定サブウインドウ72、121、131に拡大範囲の指定対象となる画像を表示する画像表示処理を実行する手段や、表示された画像について枠31a、31b、31c、71a、122、132によりオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける拡大範囲の指定受付処理を実行する手段や、拡大範囲の大きさを検出する拡大範囲大きさの検出処理を実行する手段や、拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する拡大範囲大きさの閾値比較処理を実行する手段や、拡大範囲の大きさが比較的小さい場合には枠31a、31b、31c、71a、122、132を点滅などさせて表示する拡大範囲枠の表示処理を実行する手段を有している。
ここで、本発明に係る画像表示方法などの態様や画像表示装置や監視システムなどの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な態様や構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することが可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る画像表示方法や画像表示装置や監視システムなどにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することができ、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る画像表示装置の構成例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。 画像表示装置における操作ボタン(拡大表示位置移動ボタン)の一例を示す図である。 画像表示装置における操作ボタン(拡大率変更ボタン)の一例を示す図である。 画像表示装置における操作ボタン(拡大率変更ポップアップメニュー)の一例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。 画像の関係の一例を示す図である。 画像の関係の一例を示す図である。 拡大表示処理の手順の一例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。 監視システムの一例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。 画像表示装置の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1・・メモリ、 2・・記憶装置、 3・・ビデオインタフェース、 4・・CPU、 5・・入力インタフェース、 6・・バス、 7・・モニタ、 8・・入力機器、 9・・ポインティングデバイス、 11、161・・操作画面、 21・・高精細画像全体表示部、 22a、22b、22c・・高精細画像拡大表示部、 31a、31b、31c、73、91、114、132・・表示枠、 32a、32b、32c・・拡大表示選択ボタン、 33a、33b、33c、33d、41・・拡大表示位置移動ボタン、 34、51・・拡大率変更ボタン、 35・・ファイル選択ボタン、 61・・拡大率変更ポップアップメニュー、 62・・ポインタ、 71a、113、122・・中間枠、 71b・・詳細枠、 72、121、131・・拡大設定サブウインドウ、 74、81〜83、101〜104、181、191・・画像、 92、111、112・・領域、 141・・監視装置、 142・・監視端末装置、 143・・ネットワーク、 144、145・・アクセスライン、 151・・撮像装置、 152・・映像切替部、 153・・標準画像符号化部、 154・・高精細画像符号化部、 155・・異常検出部、 156・・通信部、 157・・撮像装置制御部、 171・・主ウインドウ、 172・・副ウインドウ、 173・・拡大表示部、 182、192・・拡大範囲、

Claims (5)

  1. 画像を表示する画像表示装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能と、
    前記表示された画像と比べて拡大して当該画像のうちの一部の範囲の画像を表示する機能と、
    前記表示された一部の範囲の画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、
    前記指定が受け付けられた拡大範囲の画像を前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像と比べて拡大して表示する機能を、当該コンピュータにより実現する、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、
    当該指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する機能と、
    前記検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する機能を、前記コンピュータにより実現し、
    前記一部の範囲の画像を表示する機能では、前記比較結果に基づいて前記検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合或いは前記所定の閾値未満である場合に、前記表示された拡大範囲の指定対象となる画像のうちで前記拡大範囲の指定対象となる画像について指定が受け付けられた拡大範囲を含む一部の範囲の画像を表示する、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記一部の範囲の画像を表示する機能では、表示された一部の範囲の画像と比べて拡大して当該画像のうちで一部の範囲の画像を表示することを1回以上行い、
    前記一部の範囲の画像について拡大範囲の指定を受け付ける機能では、前記一部の範囲の画像を表示する機能により最も拡大して表示された画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムにおいて、
    前記拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能による画像表示及び前記一部の範囲の画像を表示する機能による画像表示について、これら両方の画像表示を同一の画面或いは同一の紙面で同時に行う、又は、これらの画像表示を切り替えることで同一の画面或いは同一の紙面ではいずれか一方のみの画像表示を行う、又は、表示出力する画像を切り替えることで同一の画面或いは同一の紙面では1つの画像のみを表示出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 画像を表示する画像表示装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    拡大範囲の指定対象となる画像を表示する機能と、
    前記表示された画像についてオペレータから拡大範囲の指定を受け付ける機能と、
    前記指定が受け付けられた拡大範囲の大きさを検出する機能と、
    前記検出された拡大範囲の大きさと所定の閾値との大小を比較する機能と、
    前記比較結果に基づいて前記検出された拡大範囲の大きさが前記所定の閾値以下である場合或いは前記所定の閾値未満である場合には他の場合と比べて異なる表示態様として、前記指定が受け付けられた拡大範囲を表す枠を前記表示された画像において表示する機能を、当該コンピュータにより実現する、
    ことを特徴とするプログラム。
JP2004309269A 2004-10-25 2004-10-25 画像表示プログラム Expired - Fee Related JP3927571B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004309269A JP3927571B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 画像表示プログラム
US11/256,927 US20060087520A1 (en) 2004-10-25 2005-10-25 Image display program and storage medium containing same
US12/233,873 US20090040238A1 (en) 2004-10-25 2008-09-19 Image display program and storage medium containing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004309269A JP3927571B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 画像表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006121551A true JP2006121551A (ja) 2006-05-11
JP3927571B2 JP3927571B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=36205781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004309269A Expired - Fee Related JP3927571B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 画像表示プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060087520A1 (ja)
JP (1) JP3927571B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8599221B2 (en) 2007-03-28 2013-12-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image display devices
JP2014106810A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2015191415A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社コロプラ オブジェクト制御プログラム及びオブジェクト制御方法
JP7468194B2 (ja) 2020-06-29 2024-04-16 富士通株式会社 表示プログラム、表示方法、表示装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100682331B1 (ko) * 2005-12-23 2007-02-15 삼성전자주식회사 이동통신 단말기에서 전화번호부 검색 방법
JP4507281B2 (ja) * 2006-03-30 2010-07-21 富士フイルム株式会社 画像表示装置、撮像装置および画像表示方法
JP4719641B2 (ja) * 2006-07-27 2011-07-06 ソニー株式会社 動画像データ提供方法、動画像データ提供方法のプログラム、動画像データ提供方法のプログラムを記録した記録媒体、動画像データ提供装置及び動画像データ提供システム。
JP4939959B2 (ja) * 2007-02-02 2012-05-30 ペンタックスリコーイメージング株式会社 携帯機器
JP2008252553A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 画像処理装置
KR20080104546A (ko) * 2007-05-28 2008-12-03 삼성전자주식회사 디지털 카메라 기능을 갖는 단말기에서 실제 크기 프리뷰시스템 및 제어방법
JP2009094736A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sony Corp プリントシステム、画像表示装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
JP4960849B2 (ja) * 2007-12-17 2012-06-27 ペンタックスリコーイメージング株式会社 デジタルカメラ
JPWO2009141951A1 (ja) * 2008-05-19 2011-09-29 パナソニック株式会社 映像撮影装置および映像符号化装置
US8514252B1 (en) 2010-09-22 2013-08-20 Google Inc. Feedback during crossing of zoom levels
JP5957948B2 (ja) * 2012-02-24 2016-07-27 ソニー株式会社 表示制御装置、表示制御方法および記録媒体
JP5981175B2 (ja) * 2012-03-16 2016-08-31 株式会社Okiデータ・インフォテック 図面表示装置、及び図面表示プログラム
KR102396036B1 (ko) 2015-05-18 2022-05-10 엘지전자 주식회사 디스플레이 디바이스 및 그 제어 방법
EP3311582A4 (en) * 2015-06-17 2018-10-31 LG Electronics Inc. Display device and operating method thereof
KR102292985B1 (ko) * 2015-08-10 2021-08-24 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
KR102393510B1 (ko) * 2015-08-25 2022-05-03 엘지전자 주식회사 디스플레이 디바이스 및 그 제어 방법
US10373290B2 (en) * 2017-06-05 2019-08-06 Sap Se Zoomable digital images
CN115937773B (zh) * 2022-12-06 2023-10-24 南京小网科技有限责任公司 一种基于ai识别的智能影像识别系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232949A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
WO2000064175A1 (fr) * 1999-04-16 2000-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images et systeme de surveillance
JP2003345340A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示制御装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2609744B2 (ja) * 1989-07-14 1997-05-14 株式会社日立製作所 画像表示方法及び画像表示装置
US6476868B1 (en) * 1994-04-11 2002-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus provided with enlargement process means for enlarging image signals output from an image pickup device
US5802531A (en) * 1995-05-08 1998-09-01 Apple Computer, Inc. Method and system for embedding parts of documents and synchronizing multiple views thereof
JP3950776B2 (ja) * 2002-09-30 2007-08-01 株式会社日立国際電気 映像配信システム、及びそれに用いる映像変換装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232949A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
WO2000064175A1 (fr) * 1999-04-16 2000-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images et systeme de surveillance
JP2003345340A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8599221B2 (en) 2007-03-28 2013-12-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image display devices
JP2014106810A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2015191415A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社コロプラ オブジェクト制御プログラム及びオブジェクト制御方法
JP7468194B2 (ja) 2020-06-29 2024-04-16 富士通株式会社 表示プログラム、表示方法、表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3927571B2 (ja) 2007-06-13
US20060087520A1 (en) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3927571B2 (ja) 画像表示プログラム
US20090040238A1 (en) Image display program and storage medium containing same
US9532008B2 (en) Display control apparatus and display control method
JP4559964B2 (ja) 画像処理プログラム
US11758265B2 (en) Image processing method and mobile terminal
JP4930297B2 (ja) 撮像装置
JP6618644B2 (ja) 制御装置及び制御方法、プログラム
KR101739318B1 (ko) 표시 제어장치, 촬상 시스템, 표시 제어방법, 및 기록 매체
US20040179121A1 (en) System and method for displaying captured images according to imaging device position
JP5312256B2 (ja) 撮像装置および撮像システム
JP6938270B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
KR20220029789A (ko) 전화 통화 중의 화상 회의 설정
US20160277679A1 (en) Display control apparatus, image processing apparatus, display control method, and image processing method
JP5877329B2 (ja) 撮像装置および画像処理装置
GB2525287A (en) Display controlling apparatus and displaying method
JP2006092450A (ja) 画像処置装置および画像処理方法
JP2006033380A (ja) 監視システム
JP4314266B2 (ja) 画像制御装置及びその制御方法
US20070050830A1 (en) Image data transmission apparatus and method, remote display control apparatus and control method thereof, program, and storage medium
JP2006191408A (ja) 画像表示プログラム
KR20180083795A (ko) 촬상 제어 장치, 그 제어 방법 및 컴퓨터 판독가능한 저장 매체
JP7339786B2 (ja) 情報処理装置、システム、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP4532320B2 (ja) 画像表示装置
US20090059015A1 (en) Information processing device and remote communicating system
JP7208713B2 (ja) 画像解析装置および画像解析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3927571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees