JP2006191408A - 画像表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像を表示する表示装置で、画像を拡大表示する拡大率を適切に設定するプログラムを提供する。
【解決手段】 本プログラムでは、例えば撮像装置により撮像された画像を取得し、取得した画像を画面に表示し、例えばオペレータによる操作に応じて表示した画像における拡大対象の位置を決定するとともに拡大対象の種類を決定し、決定した位置及び決定した種類に基づいて拡大対象の拡大率を決定し、決定した拡大率で拡大対象の画像を画面に表示する機能を、画像を表示する表示装置を構成するコンピュータに実行させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置により得られた画像を表示装置により表示する画像表示システムを実現するためのプログラムに関し、特に、画像を拡大表示する拡大率を撮像装置から被写体(表示の対象物)までの距離などに応じて自動設定するプログラムに関する。
例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの撮像素子を使用した撮像装置を用いる画像表示システムが広く実施されている。このような画像表示システムでは、表示装置を用いて撮像した画像を表示する機能や、マウスやキーボードの操作により撮像した画像を任意の大きさに拡大して表示する機能を付加した装置が検討されている。
表示装置では、例えば、まず、撮像装置により撮像された画像に基づいて、当該画像を縮小した全体の画像が表示装置上の画面の全体表示ウインドウに表示される。オペレータは、表示装置上の操作パネルにおいて、拡大表示する画像の位置を設定するボタンをマウスやキーボードで操作して拡大表示する位置を設定し、更に、拡大表示する画像の拡大率を表示装置上に表示されたボタンやスライダーやポップアップメニューなどをマウスで操作することや或いはマウスホイールの回転操作やキーボード操作などにより調整し、表示対象物に対して適切な拡大率となるように設定を繰り返して行って、拡大表示する範囲などを設定する。これにより、設定した範囲の画像が設定した拡大率で拡大されて、画面上の別のウインドウである拡大表示ウインドウに表示される。なお、ここでは拡大について示したが、同様に、縮小が行われてもよい。
特開2002−140711号公報
しかしながら、上記のような画像表示システムでは、対象物を適切な大きさに拡大表示する場合に、オペレータが各種の操作インタフェースを操作して手動で拡大率を調整することが必要であるため、例えば、拡大表示する対象を変更する度に拡大率の再調整を行うことが必要になり、操作回数が多くなってしまうという問題や、熟練性を要するという問題があった。
図13及び図14を参照して、このような問題を詳しく説明する。
図13には、画像表示システムが有する表示装置の操作画面101の一例を示してある。
この操作画面101には、画像の全体を表示する全体表示ウインドウ111と、一部の画像を拡大して表示する拡大表示ウインドウ112と、拡大表示する位置を移動させる拡大表示位置移動ボタン113a〜113dと、拡大率を変更する拡大率変更ボタン114が設けられている。また、全体表示ウインドウ111内には、拡大表示する位置を示す拡大表示枠121が表示される。
例えば、操作画面101上の全体画像において、オペレータが拡大表示枠121を移動させるなどして、中央手前に表示された人物131が表示対象物となるように拡大位置及び拡大率を設定した時には、拡大表示ウインドウ112にはオペレータが設定した適切な範囲の拡大画像が表示される。本例では、表示対象物となる人物131をバストショットで表示する拡大範囲及び拡大率が設定されている。
図14には、表示装置の操作画面101の他の一例を示してある。
本例では、図13において中央手前に表示された人物131を表示対象物として拡大表示した後に、他の人物132を表示対象物として拡大表示している。ここで、オペレータが拡大表示枠121を移動させて全体表示ウインドウ111内の左側奥に表示された人物132が表示対象物となるように拡大位置を変更した時には、図14に示されるように、拡大表示ウインドウ112の拡大画像では表示対象物となる人物132の存在は確認できるがその人物132の詳細までは把握することができない。この理由は、このときに設定されている拡大率は、中央手前に表示された人物131を拡大表示するのに適したものであるが、左側奥に表示された人物132を拡大表示するのには適していないためである。このため、左側奥に表示された人物132の詳細を把握することができる程度に拡大表示する場合には、オペレータは更に拡大画像を見ながら適切な拡大率に設定し直さなければならなかった。
このように、表示対象物が人物であるという点では同じであっても、撮像した撮像装置からの距離が異なることによって表示対象物の表示上での大きさが変わる場合には、オペレータは、拡大表示ウインドウ112に表示された拡大画像において、拡大範囲を確認しながら対象物の大きさに適するように拡大率の設定を繰り返して行う必要があり、オペレータの操作が増えてしまう。
また、複数の表示対象物について撮像した撮像装置からの距離が同じであっても、表示対象物の種類が人物、自動車、ナンバープレートなどのように異なることで表示対象物の表示上での大きさが異なるような場合には、オペレータは、拡大表示ウインドウ112に表示された拡大画像において、拡大範囲を確認しながら対象物の大きさに適するように拡大率の設定を繰り返して行う必要があり、オペレータの操作が増えてしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、撮像装置により得られた画像を表示装置により表示するに際して、画像を拡大表示する拡大率を適切に設定することができる画像表示のためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、画像を表示する表示装置を構成するコンピュータに実行させるものであり、次のような機能を当該コンピュータにより実現する。
すなわち、取得機能が画像を取得し、表示機能が前記取得された画像を表示する。位置決定機能が前記表示された画像における拡大対象の位置を決定し、拡大率決定機能が前記決定された位置に基づいて前記拡大対象の拡大率を決定し、拡大表示機能が前記決定された拡大率で前記拡大対象の画像を表示する。
従って、取得された画像を表示するに際して、例えばオペレータ(人)により拡大率が指定されなくとも、拡大対象となる部分の画像を拡大表示する拡大率を表示装置により適切に設定することができ、これにより、画像の拡大表示がオペレータにとって容易化される。
ここで、画像としては、例えば、動画像や、静止画像や、準動画像など、種々なものが用いられてもよい。
また、画像を取得する態様としては、例えば、表示装置の外部或いは内部に備えられた撮像手段により撮像された画像を取得する態様や、表示装置の外部或いは内部に備えられた画像記憶手段に記憶された画像を読み出して取得する態様などを用いることができる。
また、拡大対象の位置としては、例えば、拡大対象となるものの中心或いは他の場所の位置を用いることができる。
また、拡大対象の位置に基づいて拡大対象の拡大率を決定する手法としては、種々な手法が用いられてもよく、また、例えば、拡大対象の位置以外に関する情報が用いられて拡大対象の拡大率が決定されてもよい。
なお、例えば、表示機能では取得された画像の全体が表示され、拡大表示機能では当該全体の画像(全体画像)に含まれる拡大対象に係る一部の画像(部分画像)が拡大率に応じて拡大されて表示される。
また、拡大対象の拡大率としては、種々なものを基準として定められてもよく、例えば、全体画像に対する部分画像の拡大率が用いられてもよく、或いは、他の画像に対する部分画像の拡大率が用いられてもよい。一例として、全体画像よりも大きい画像(元画像)を間引くなどして全体画像とし、元画像に対する部分画像の拡大率を用いる場合には、全体画像と比べて部分画像が拡大される場合でも、元画像と比べて部分画像が縮小されているときには、拡大率が1.0未満となる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記位置決定機能は、オペレータから前記表示された画像内で位置の指定を受け付ける位置受付機能を有する。そして、前記位置決定機能は、指定を受け付けた位置を前記拡大対象の位置として決定する。
従って、オペレータにより拡大対象の位置を指定することができ、オペレータは、例えば拡大率を指定しなくとも、指定した拡大対象の画像が適切な拡大率で拡大表示されたものを閲覧することができる。
ここで、オペレータから位置の指定を受け付ける手段としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作に応じて情報を受け付ける手段を用いて構成することができる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記拡大対象の種類を決定する種類決定機能を、前記コンピュータにより実現する。
また、前記拡大率決定機能は、前記決定された位置及び前記決定された種類に基づいて前記拡大対象の拡大率を決定する。
従って、拡大対象の種類に応じて、拡大対象となる部分の画像を拡大表示する拡大率を表示装置により適切に設定することができ、これにより、拡大対象の種類毎に、オペレータにとって見易い拡大表示が実現される。
ここで、拡大対象の種類としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、拡大対象となるものの種類として「人物」、「ナンバープレート」、「自動車」、「トラック」などの種類を用いることができ、更に、同じ人物についても表示態様の種類として「人物(クローズアップ)」、「人物(バストショット)」、「人物(フルフィギュア)」などの種類を用いることができ、同じ自動車についても表示方向の種類として「自動車(正面)」、「自動車(横)」などの種類を用いることができ、更に、他の様々な種類を用いることもできる。
また、拡大対象の位置及び種類に基づいて拡大対象の拡大率を決定する手法としては、種々な手法が用いられてもよく、また、例えば、拡大対象の位置及び種類以外に関する情報が用いられて拡大対象の拡大率が決定されてもよい。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記種類決定機能は、オペレータに対して指定可能な種類の一覧を表示する種類一覧表示機能と、オペレータから種類の指定を受け付ける種類受付機能を有する。そして、前記種類決定機能は、指定を受け付けた種類を前記拡大対象の種類として決定する。
従って、オペレータにより拡大対象の種類を指定することができ、オペレータは、例えば拡大率を指定しなくとも、指定した拡大対象の画像が適切な拡大率で拡大表示されたものを閲覧することができる。
ここで、オペレータから種類の指定を受け付ける手段としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作に応じて情報を受け付ける手段を用いて構成することができる。
本発明に係るプログラムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記拡大対象の種類に応じた値を記憶する記憶手段が設けられている。
前記拡大率決定機能は、前記記憶手段から前記決定された種類に応じた値を読み出す読出機能と、前記読み出された値と前記決定された位置に基づく値を用いて拡大率を算出する演算を実行する演算機能を有する。そして、前記拡大率決定機能は、前記演算により算出された値を前記拡大対象の拡大率として決定する。
従って、拡大対象の位置に基づく値や種類に応じた値を用いた演算により、拡大対象を拡大表示するために適した拡大率を算出して設定することができる。
ここで、拡大対象の拡大率を算出する演算としては、種々な演算が用いられてもよい。
また、拡大対象の位置に基づく値としては、種々な値が用いられてもよい。
また、拡大対象の種類に応じた値としては、種々な値が用いられてもよい。
例えば、拡大対象の拡大率を算出する演算の内容が予め設定され、この演算では拡大対象の位置に基づく値及び拡大対象の種類に基づく値を代入すると拡大率が算出される内容となっており、オペレータから指定された拡大対象の位置や種類に基づいて、この演算を用いて拡大率を算出する。
具体的な演算の一例としては、後述する図8及び図9や式3〜式8を参照して説明されるような演算を用いることができる。この場合、拡大対象の位置に基づく値としては例えば画像における拡大対象の指定位置の高さの値が用いられ、拡大対象の種類に応じた値としては例えば拡大対象の指定位置の実際の高さの値や拡大対象を拡大表示するときの画像の高さの値が用いられる。
具体的な演算の他の一例としては、後述する図10や式9及び式10を参照して説明されるような演算を用いることができる。この場合、拡大対象の位置に基づく値としては例えば画像における拡大対象の指定位置の高さの値が用いられ、拡大対象の種類に応じた値としては例えば画像における所定の高さに対応した基準となる拡大率の値が用いられる。
なお、本発明は、装置や、方法や、記録媒体などとして提供することも可能である。
本発明に係る装置では、各種の処理を実行する各手段を備える。
本発明に係る方法では、装置において各手段が各種の処理を実行する。
本発明に係る記録媒体では、装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記録したものであって、当該プログラムは各種の処理を当該コンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明に係る画像表示のためのプログラムでは、表示装置において、例えば、取得された画像を表示し、オペレータによる操作に応じて当該表示した画像における拡大対象の位置を決定し、オペレータによる操作に応じて拡大対象の種類を決定し、決定した位置及び決定した種類に基づいて、所定の演算を実行して、拡大対象の拡大率を決定して、決定した拡大率で拡大対象の画像を表示するようにしたため、例えば、オペレータにより拡大率が指定されなくとも、拡大対象の位置や種類に応じた適切な拡大率を決定して、その拡大率を用いて拡大対象を見易い大きさでオペレータに対して表示することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本例の画像表示システムの一構成例を示してある。
本例の画像表示システムは、表示装置1と撮像装置2とをアクセスライン3により接続して構成されており、例えば、監視システムとして使用されている。
表示装置1と撮像装置2との間では、アクセスライン3を介して通信を行うことができる。アクセスライン3は、例えば、アナログ電話網、ISDN(Integrated Services Digital Network)網、デジタル専用線網、インターネットなどのネットワークに接続されていてもよい。
撮像装置2は、例えばカメラから構成されており、監視対象となる領域に対して設置されており、当該監視対象となる領域の画像を撮像する。
図2には、撮像した画像を表示する表示装置1の構成例を示してある。
本例の表示装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成されており、メモリ11と、記憶装置12と、ビデオインタフェース13と、入力インタフェース14と、通信インタフェース15と、CPU(Central Processing Unit)16と、これらを接続するバス17と、ビデオインタフェース13に接続されたモニタ21と、入力インタフェース14に接続されたキーボード等の入力機器22と、入力インタフェース14に接続されたマウス等のポインティングデバイス23を備えている。
本例の表示装置1では、通信インタフェース15にアクセスライン3が接続されており、アクセスライン3を介して撮像装置2との間で画像などの情報を通信する。
ここで、画像の拡大及び縮小の方法について説明しておく。
画像の拡大及び縮小の方法としては、アフィン変換と呼ばれる方法が広く用いられている。
アフィン変換は、式1により表され、或る画素(x、y)が変換操作によって画素(x1、y1)へ変換されることを意味している。そして、拡大及び縮小は、式2の条件により表される。ここで、Sxはx方向の拡大率を表し、Syはy方向の拡大率を表し、SxやSyが1.0より大きい場合には拡大を表し、SxやSyが1.0未満である場合には縮小を表す。
Figure 2006191408
Figure 2006191408
以下で、本例の表示装置1の動作例を示す。
本例の表示装置1は、撮像装置2により撮像された画像の表示処理や、オペレータによる入力機器22やポインティングデバイス23の操作に応じた処理などを行う。
図3には、表示装置1が有する操作画面31の一例を示してある。本例では、モニタ21の画面が操作画面31として用いられる。
本例の操作画面31には、画像の全体を表示する画像全体表示部41と、一部の画像(部分画像)を拡大して表示する3個の画像拡大表示部42a、42b、42cと、画像を取得するためのシャッタボタン43と、拡大表示に関する選択を行うための3個の拡大表示選択ボタン44a、44b、44cと、拡大表示する位置を移動させるための上下左右に対応した4個の拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dと、拡大率を変更するための拡大率変更ボタン46と、拡大率を自動で変更させるための拡大率自動変更ボタン47と、ファイルを選択するためのファイル選択ボタン48が設けられている。また、画像全体表示部41内には、拡大表示する位置や範囲を示す3個の表示枠51a、51b、51cが表示されている。
なお、本例では、3個の表示枠51a、51b、51cのそれぞれと、3個の画像拡大表示部42a、42b、42cのそれぞれと、3個の拡大表示選択ボタン44a、44b、44cのそれぞれが、互いに対応している。
また、本例では、これらを3個設けた構成を示すが、他の構成例として、1個のみ設けられてもよく、或いは、任意の複数個設けられてもよい。
例えば、シャッタボタン43は表示装置1から撮像装置2に対して画像を取得するためのリクエスト信号を送信するためのボタンであり、オペレータ(人)による操作で任意の時間にシャッタボタンがクリック(例えば、マウスの左ボタンを押して放す操作)されて押されると、リクエスト信号に応じて撮像装置2により画像が撮像されて表示装置1へ送信される。この画像は、表示装置1の記憶装置12に記憶される。また、オペレータによる操作でファイル選択ボタン48がクリックされると、例えば記憶装置12の記憶内容に基づいて、撮像装置2により撮像された画像の一覧を表示するファイル選択ダイアログが表示される。オペレータの操作で当該ファイル選択ダイアログから1個の画像を選択すると、選択された画像が画像全体表示部41に表示される。また、設定された拡大率や画像全体表示部41上で設定された拡大する位置に基づいて表示枠51a、51b、51cが表示され、それぞれの表示枠51a、51b、51cで示されるそれぞれの部分画像がそれぞれの画像拡大表示部42a、42b、42cに拡大表示される。
なお、ディスプレイの画素数(本例では、画像全体表示部41の画素数)よりも画素数の多い高精細画像が使用される場合には、画素の間引きなどによって縮小した全体画像を画像全体表示部41に表示することが行われる。この場合、高精細画像は、元々、画質の低い標準画像と比べて、精細度及び画質、画素数、1画素当たりの階調数、圧縮率などが優れているため、高い拡大率を設定して画像拡大表示部42a、42b、42cに拡大表示するときにおいても、標準画像と比べて精細な画像を表示することが可能である。
次に、画像拡大表示部42a、42b、42cに拡大表示する部分画像の位置を変更する方法について説明する。
例えば、オペレータによる操作で3個の拡大表示選択ボタン44a、44b、44cのうちの1個のボタンがクリックされて選択されると、拡大表示する部分画像の位置を示す3個の表示枠51a、51b、51cのうちで当該選択された表示枠が有効になる。
ここで、有効な表示枠と有効ではない表示枠とは、例えば表示枠の色を変えることにより、区別される。例えば、1個の拡大表示選択ボタン44aがクリックされると、対応する1個の表示枠51aが赤色となり、この表示枠51aに対してオペレータによる操作が可能な状態となる。この時、黒色である他の表示枠51b、51cに対してはオペレータによる操作ができない。また、或る拡大表示選択ボタン44aが選択されている状態で、当該拡大表示選択ボタン44aが再度クリックされた場合や他の拡大表示選択ボタン44b、44cがクリックされた場合には、表示枠51aの有効状態が解除されて当該表示枠51aが黒色となりオペレータによる操作ができなくなる。
以下で示すオペレータによる操作は、有効になった表示枠(表示枠51a、51b、51cのいずれか)に対して行われる。
表示枠51a、51b、51cの移動は、拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dの操作により行われる。
具体的には、上方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45aがクリックされると表示枠51a、51b、51cが例えば1ドットなどの所定量だけ上方向へ移動し、同様に、下方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45bにより下方向へ移動し、左方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45cにより左方向へ移動し、右方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45dにより右方向へ移動する。また、拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dが押し続けられている場合には、表示枠51a、51b、51cが対応する方向へ連続的に移動する。
表示枠51a、51b、51cが移動されると、それに応じて、画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される部分画像も更新される。
なお、上下左右の拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dがキーボードに設けられた上下左右のキーと連動するような構成とすることも可能である。
次に、画像拡大表示部42a、42b、42cに表示された部分画像の位置を微調整する方法について説明する。
いずれかの画像拡大表示部42a、42b、42cがクリックされて選択されると、選択された画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される部分画像の位置の微調整が有効になる。
例えば、画像拡大表示部42a内の任意の場所がクリックされると、当該画像拡大表示部42aの外枠が赤く縁取られて、部分画像の位置の微調整が可能な状態となる。この時、他の画像拡大表示部42b、42cの位置の微調整はできない状態となり、また、拡大表示選択ボタン44a、44b、44cのいずれかが選択されている場合には自動的に解除される。また、画像拡大表示部42aが選択されている状態で、例えば当該画像拡大表示部42a及び拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45d以外の場所がクリックされた場合には、選択状態が解除されて画像拡大表示部42aの外枠の縁取りが消去されて位置の微調整が不可能な状態となる。
部分画像の位置の微調整は、拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dの操作により行われる。
具体的には、上方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45aがクリックされると部分画像が例えば1ドットなどの所定量だけ上方向へ移動し、同様に、下方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45bにより下方向へ移動し、左方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45cにより左方向へ移動し、右方向に対応した拡大表示位置移動ボタン45dにより右方向へ移動する。また、拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dが押し続けられている場合には、部分画像が対応する方向へ連続的に移動する。
本例では、画像全体表示部41上で表示枠51a、51b、51cを移動することにより比較的に粗い位置調整が可能であり、画像拡大表示部42a、42b、42c上での微調整により比較的に細かい位置調整が可能である。
なお、他の構成例として、部分画像の位置を変更するための上下左右の拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45dの代わりに、図4に示されるように8方向の拡大表示位置移動ボタン61を設けることで、斜め方向への表示枠51a、51b、51cなどの移動を可能とすることもできる。
また、他の構成例として、上記のような拡大表示位置移動ボタン45a、45b、45c、45c、61を設けずに或いはこれと共に、画像全体表示部41内又は画像拡大表示部42a、42b、42c内がマウスでクリックされた場合に、クリックされた位置を画像全体表示部41で表示して、クリックされた位置が中心となるように画像拡大表示部42a、42b、42c上の画像を更新するようなことが可能である。更に、マウスがドラッグ(例えば、マウスの左ボタンを押した状態でマウスを動かす動作)されると、マウスの動きに応じて、全体画像中で拡大表示する部分画像の位置が連続的に移動されるような構成とすることもできる。
次に、拡大表示する部分画像の拡大率を変更する方法について説明する。
拡大率の変更は、拡大率変更ボタン46の操作により行われる。本例では、いずれかの表示枠51a、51b、51c或いはいずれかの画像拡大表示部42a、42b、42cが選択されている場合に、選択されている部分画像の拡大率の変更が可能になる。
具体的には、拡大率変更ボタン46の右側にある逆三角のボタンがクリックされると、図5に示されるように、拡大率の一覧が表示され、オペレータによる操作で当該一覧から任意の拡大率が選択(例えば、クリック)されて、選択された拡大率へ変更される。
拡大率変更ボタン46で拡大率が変更された場合には、部分画像の中心点をそのままにして、選択されている部分画像の表示枠51a、51b、51cの大きさ(サイズ)及び画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される部分画像の範囲が変更される。
また、拡大表示する部分画像の拡大率を変更する他の方法について説明する。
いずれかの表示枠51a、51b、51cが選択されており画像全体表示部41内でマウスが右クリックされた場合、又は、いずれかの画像拡大表示部42a、42b、42cが選択されており当該画像拡大表示部42a、42b、42c内でマウスが右クリックされた場合には、図6に示されるような拡大率変更ポップアップメニューが表示される。拡大率変更ポップアップメニューには予め用意された複数の拡大率が全て表示され、オペレータによる操作でポインタ62により1個の拡大率が選択されると、選択された拡大率に応じて表示枠51a、51b、51cや部分画像の範囲が更新され、更新された部分画像が画像拡大表示部42a、42b、42cに拡大表示される。
また、拡大表示する部分画像の拡大率を変更する他の方法について説明する。
いずれかの表示枠51a、51b、51cが選択されており画像全体表示部41内でマウスのホイールが回転された場合、又は、いずれかの画像拡大表示部42a、42b、42cが選択されており当該画像拡大表示部42a、42b、42c内でマウスのホイールが回転された場合には、拡大率が変更される。例えば、予め複数の拡大率が用意されており、マウスの前方へホイールが回転された時には現在の拡大率より一つ大きい拡大率に対応した表示枠51a、51b、51cや部分画像の範囲へ更新され、マウスの後方へホイールが回転された時には現在の拡大率より一つ小さい拡大率に対応した表示枠51a、51b、51cや部分画像の範囲へ更新され、そして、更新後の部分画像が画像拡大表示部42a、42b、42cに拡大表示される。
なお、上述のように予め複数の拡大率を用意する方法ではなく、マウスのホイールの回転量に応じて拡大率を変更するような構成とすることもできる。
例えば、ホイールの最低回転角度(例えば、15度(°))を1ステップとし、1ステップにつき5パーセント(%)の拡大率の変更を行う。具体例として、ホイールが前に6ステップ(90度)回転した場合には、拡大率を30パーセント増加させ、また、ホイールを後ろに10ステップ(150度)回転した場合には、拡大率を50パーセント減少させる。
次に、拡大率を自動的に算出して当該自動算出による拡大率を用いて拡大画像を表示する方法について説明する。
本例の方法では、表示対象物の種類及び位置を設定して、画像を拡大する。
表示対象物の種類の変更は、拡大率自動変更ボタン47の操作により行われる。
いずれかの表示枠51a、51b、51c或いはいずれかの画像拡大表示部42a、42b、42cが選択されている場合に、選択されている部分画像の拡大率の自動変更が可能になる。
具体的には、拡大率自動変更ボタン47の右側にある逆三角のボタンがクリックされると、図7に示されるように表示対象物の種類の一覧が表示され、オペレータによる操作で当該一覧から表示対象物の種類が選択される。拡大率自動変更ボタン47により表示対象物の種類が変更された場合には、選択されている部分画像の表示枠51a、51b、51cのサイズ及び画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される部分画像の範囲が変更される。
このとき、拡大率自動変更ボタン47により設定された表示対象物の種類と撮像装置2から表示対象物までの距離からオペレータが閲覧するのに最適な拡大率が自動で算出され、当該算出された拡大率に基づいて表示枠51a、51b、51cが変更され、表示枠51a、51b、51cで示された範囲の部分画像が画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される。
例えば、拡大率自動変更ボタン47により表示対象物の種類として一覧から「人物(バストショット)」が選択されて、画像全体表示部41上の対象物となる人物の顔の中心がクリックされると、最適な拡大率で拡大された対象物となる人物のバストショット画像が画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される。また、「人物(バストショット)」以外の種類である表示対象物についても、各種類について定められた対象物の所定の箇所がクリックされることで、それぞれの対象物に対する適切な拡大率を用いて画像の拡大表示が可能である。更に、拡大率の微調整を行うことも可能であり、これは例えば前記した拡大率変更ボタン46の操作などにより拡大率を変更する方法と同様な方法により可能である。
次に、表示対象物の種類及び拡大位置を用いて拡大率を算出する方法の一例について説明する。
ここでは、表示対象物の種類として「人物(バストショット)」が選択された後に、表示対象物である人物の顔の中心がクリックされた場合を例として、拡大率の算出方法を説明する。
図8及び図9を参照して、撮像装置2から表示対象物までの距離を求める方法を説明する。
図8には、撮像装置2により表示対象物(本例では、人物)71を撮像している様子を横方向から見たものを示してある。また、図8には、撮像装置2の設置位置の高さAや、撮像装置2から表示対象物71までの距離dや、縦方向の視野角θTや、撮像装置2の光軸の仰角θ0や、撮像装置2により撮像した画像の高さHや、被写体の指定位置(本例では、人物の顔の中心)の高さyや、被写体の指定位置の仰角θを示してある。
本例では、撮像装置2から人物である表示対象物71までの距離dとしては、撮像装置2から当該人物の顔の中心までの距離が用いられ、図8には、当該人物(表示対象物71)の顔の中心までの高さsを示してある。
図9には、撮像素子の撮像面寸法と被写体の寸法との関係の一例を示してある。
図9には、撮像に使用されるレンズ81や、撮像素子の画面寸法hや、レンズ81の焦点距離fや、被写体の寸法(画像の高さ)Hや、撮像装置2(カメラ)と被写体との間の距離D(本例では、図8に示される距離dに相当するもの)や、レンズ81の画角θTを示してある。
図8に示される縦方向の視野角θTと図9に示されるレンズ81の画角θTとは同じであることから、式3により求められる。
Figure 2006191408
一例として、撮像素子として素子サイズが幅6.4[mm]で高さ4.8[mm]である(1/2)型のCCDが使用される場合には、撮像素子画面寸法h=4.8[mm]、レンズ81の焦点距離f=15[mm]、縦方向の視野角θT=18.2[度]となる。
撮像装置2から表示対象物71までの距離dは、式4により求められる。
また、被写体の指定位置の仰角θは、式5により求められる。
Figure 2006191408
Figure 2006191408
例えば、撮像装置2により撮像された画像の高さH=480、被写体の指定位置の高さy=200、撮像装置2の設置位置の高さA=10[m]、撮像装置2の光軸の仰角θ0=15[度]で設置し、表示対象物71の顔の中心までの高さs=1.5[m]である場合には、式4及び式5により、撮像装置2から表示対象物71までの距離d=29.9[m]、被写体の指定位置の仰角θ=16.5[度]となる。
続けて、拡大率を求める方法について説明する。
本例では、表示対象物の種類として「人物(バストショット)」が選択され、人物のバストショットの高さが1[m]に設定されているとする。
また、本例では、撮像装置2により撮像される画像(オリジナル画像)の画像サイズは横(幅)3200画素×縦(高さ)2400画素であり、拡大位置を設定するための全体画像の画像サイズは横640画素×縦480画素であり、拡大画像の画像サイズは320画素×240画素であるとする。オリジナル画像は全体画像よりも画像サイズが大きいため、画素の間引きなどによって縮小した画像を全体画像として表示する。
ここで、オリジナル画像を拡大又は縮小することなく(つまり、拡大率が1.0であり)、人物のバストショットの範囲を拡大画像の画像サイズで切り出すことが可能な場合における撮像装置2から表示対象物71までの距離dを、撮像装置2から表示対象物71までの基準の距離d0とする。つまり、横3200画素×縦2400画素のオリジナル画像中にある拡大画像に対応した320画素×240画素の範囲に丁度バストショットが収まる場合における撮像装置2から表示対象物71までの距離dを基準の距離d0とする。
また、撮像装置2から表示対象物71までの距離が基準の距離d0である場合には、オリジナル画像から画像を切り出すのみで拡大又は縮小は行われないため、式6の関係及び式7の関係が成立する。
なお、式6におけるサイズは、例えば、高さ方向のサイズを表す。また、式6におけるバストショットの高さとしては、現実のバストショットの長さのモデル値が用いられ、上記のように1[m]が用いられている。また、式6や式7における被写体寸法としては、画像の視野に映る被写体(撮影領域)の現実の高さが用いられており、ここでは[m]の単位で表されている。
Figure 2006191408
Figure 2006191408
ここで、式6では、拡大画像にバストショットが収まる場合における被写体寸法を求めることができる。
また、式7では、式6により求められた被写体寸法を代入して、拡大画像にバストショットが収まる場合における撮像装置2から表示対象物71までの距離、すなわち、撮像装置2から表示対象物71までの基準の距離d0を求めることができる。
式6及び式7により、撮像装置2から表示対象物71までの基準の距離d0=31.3となる。
本例では、このような基準の距離d0を用いて、撮像装置2から表示対象物71までの距離dに基づいて、表示対象物71を拡大表示するための拡大率を求める。具体的には、式8により、撮像装置2から表示対象物71までの距離d及び撮像装置2から表示対象物71までの基準の距離d0に基づいて、拡大率rを求める。
前記の例として、撮像装置2から表示対象物71までの距離d=29.9[m]の場合に適切な拡大率rは、拡大率r=0.96(=29.9/31.3)となる。
なお、本例の拡大率rは、オリジナル画像の画素を基準としているため、拡大率rが1.0未満であっても、画像全体表示部41に表示される画像と比べて、画像拡大表示部42a、42b、42cに表示される画像は拡大されたものとなり得る。
Figure 2006191408
ここで、本例では、表示対象物の種類として人物のバストショットを用いた場合を示したが、他の種類が用いられる場合についても、同様にして、適切な拡大率を求めることができる。オペレータは、表示対象物の種類として任意の種類を選択することが可能である。
例えば、本例では、「人物(バストショット)」という種類について、その種類に応じた値として、表示装置1が有する記憶装置12などに予め或いは変更可能に、表示対象物となる人物の顔の中心までの高さs=1.5[m]の値や、人物のバストショットの高さ1[m]の値が設定されており、これらの値を用いて式3〜式8により適切な拡大率rを算出することが行われる。同様に、他の表示対象物の種類についても、表示装置1が有する記憶装置12などに予め或いは変更可能に、式3〜式8により拡大率rを算出する際に用いる値が設定される。
一例として、表示対象物の種類が「ナンバープレート」である場合には、表示対象物であるナンバープレートの中心までの高さs=0.3[m]の値や、ナンバープレートの高さ0.3[m]の値が設定され、これらの値を用いて、撮像装置2と表示対象物との間の基準の距離d0や撮像装置2と表示対象物との間の距離dが算出されて、拡大率rが算出される。
このように、本例では、まず、人の上半身(バストショット)や自動車などのように目標物を決めて、その目標物が拡大画像の画像サイズにー杯に映る場合すなわち拡大率が1となる場合における撮像装置2(カメラ)から目標物までの距離を基準の距離d0として求めておき、そして、オペレータにより指定された指定位置yに基づいて現在における撮像装置2(カメラ)から目標物までの距離dを算出し、算出した距離dと基準の距離d0に応じて拡大率rを算出する。
また、例えば、撮像装置2の光学ズームの倍率が変更されるような状況においても、本例は適用が可能である。
具体的には、本例では、撮像装置2のレンズ81の焦点距離fが変化すると画角θTが変化することから、システムの設置後にオペレータによる遠隔操作などにより撮像装置2の光学ズームの倍率が変更された場合には、その都度、撮像装置2から焦点距離fの値を表示装置1へ通知するなどして、表示装置1では新たな焦点距離fの値を使用して式3〜式8により拡大率rを算出することが行われる。
次に、表示対象物の種類及び拡大位置を用いて拡大率を算出する方法の他の一例について説明する。
ここでは、表示対象物の種類として「人物(バストショット)」が選択された後に、表示対象物である人物の顔の中心がクリックされた場合を例として、拡大率の算出方法を説明する。
図10には、撮像装置2により撮像された画像と撮像装置2との位置関係の一例を示してある。
本例の画像には、画像の下側の地面84と、画像の上側の壁83と、地面84に立った一人の人物82が映っている。
また、図10には、撮像装置2により撮像された画像の高さH[pix]や、画像内における地面84である範囲で最も遠い位置までの高さh[pix]や、表示対象物である人物82の顔の中心(被写体の指定位置)までの高さy[pix]や、撮像装置2から画像内における地面84である範囲で最も近い位置までの距離(ここでは、実際の距離)L0[m]や、画像内における地面84である範囲の距離(ここでは、実際の距離)L1[m]や、画像内における地面84である範囲で最も近い位置から被写体の指定位置である場所までの距離(ここでは、実際の距離)L[m]や、画像内における地面84である範囲で最も近い位置での拡大率r0や、画像内における地面84である範囲で最も遠い位置での拡大率r1や、被写体の指定位置での拡大率rを示してある。
ここで、各表示対象物の種類について、画像内における地面84である範囲で最も近い位置での拡大率r0及び画像内における地面84である範囲で最も遠い位置での拡大率r1が、予め用意して設定されている。
一例として、表示対象物の種類が「バストショット」などのように人に関連するものである場合には、予め、前記最も近い位置と前記最も遠い位置に人を立たせて撮影を行い、これにより得られた画像に基づいて前記最も近い位置と前記最も遠い位置における拡大率r0、r1を実験的に定めるなどして用意しておく。
なお、これらの拡大率r0、r1は、例えば、表示対象物の種類毎に、それぞれ適切な値が設定されるのが好ましい。
画像内における地面84である範囲で最も近い位置から被写体(本例では、人物82)の指定位置である場所までの距離Lは、式9により表される。
また、被写体の指定位置での拡大率rは、式10により表される。
Figure 2006191408
Figure 2006191408
なお、本例の計算方法が有効であるのは、撮像装置2から画像内における地面84である範囲で最も近い位置までの距離(ここでは、実際の距離)L0[m]が撮像装置2の設置位置の高さと比べて非常に長い場合である。
反対に、これら2つの値の差が小さい場合には、被写体の指定位置までの高さyに対する距離Lが一定の関係でないことにより、正確な拡大率rを算出することが難しい。具体的には、撮像装置2から画像内における地面84である範囲で最も近い位置までの距離L0が短い場合には、画像上の手前の高さ数ピクセルと、遠くの高さ数ピクセルについて、対応する実際の距離が大きく異なってしまい、つまり、手前に映っている画像については実際の場所での奥行き方向の長さは短いが、それに比べて奥に映っている画像については実際の奥行き方向の長さが非常に長くなる。このため、これらの間に比例関係が成り立たなくなり、式10では対応することが難しい。
ここで、本例では、表示対象物の種類として人物のバストショットを用いた場合を示したが、他の種類が用いられる場合についても、同様にして、適切な拡大率を求めることができる。
また、例えば、撮像装置2の光学ズームの倍率が変更されるような状況においても、本例は適用が可能である。具体的には、各焦点距離毎(光学ズームの各倍率毎)に画像内における地面84である範囲で最も遠い位置までの高さh[pix]や画像内における地面84である範囲で最も近い位置での拡大率r0や、画像内における地面84である範囲で最も遠い位置での拡大率r1を予め用意して設定しておくことにより、撮像装置2の光学ズームの倍率が変更されて焦点距離が変化する状況に対応することができる。
なお、以上に示した拡大率の算出方法では、画像上の指定位置から、撮像装置2(カメラ)の設置条件及び監視環境は平坦であるという条件(制限)を利用して拡大率を決定することが行われるが、このような条件(制限)のない距離算出方法を用いて拡大率を算出することも可能である。具体例として、発射した超音波が対象物体に反射して当該反射波を受信するまでの時間から距離を算出する超音波センサ計測や、複数台のカメラを用いて3次元位置情報を取得して対象物体までの距離を算出するステレオカメラ計測や、レーザーパルス光を対象物体に照射して反射光が到達した時間から対象物体までの距離を計測するレーザー距離計測などによって算出された距離に基づいて、拡大率を算出することが可能である。
次に、表示装置1により拡大率を自動計算して表示を行う具体例を示す。
図11には、拡大率を自動算出して拡大画像を表示する場合における表示装置1の操作画面31の一例を示してある。
本例では、説明の便宜上から、画像全体表示部41に表示されている画像には、3人の同一人物がそれぞれ撮像装置2から異なる距離の場所に存在しているとする。
ここで、オペレータによる操作で、これら3人をそれぞれ表示対象物とし、拡大率自動変更ボタン47により表示対象物の種類を「人物(バストショット)」に設定し、各表示対象物について拡大する位置を設定する。拡大する位置としては、例えば、各人物の首辺りを中心点とした位置(本例では、人物の顔の中心の位置)を設定する。
このとき、拡大表示する部分画像の位置を示す表示枠51a、51b、51cは、例えば拡大率自動変更ボタン47により設定された表示対象物の種類(本例では、「人物(バストショット)」及び撮像装置2から表示対象物までの距離から拡大率が自動算出された結果に基づいて、拡大する位置と算出された拡大率に対応した拡大範囲を示している。
図11に示されるそれぞれの表示枠51a、51b、51cから把握されるように、撮像装置2から表示対象物までの距離が長いほど拡大率が高くなるため拡大範囲が小さくなる。また、それぞれの画像拡大表示部42a、42b、42cにはそれぞれの表示枠51a、51b、51c内の画像(部分画像)を拡大した画像が表示されており、これらの拡大画像は同一となっている。
このように、設定された表示対象物の種類及び拡大する位置から拡大率が自動算出されて、表示対象物にとって最適な拡大画像が表示されることにより、例えば、表示対象物の種類が同一であっても撮像装置から表示対象物までの距離が異なることから、オペレータが拡大範囲を確認しながら適切な拡大率の設定を繰り返して行う必要があるといった問題が解消される。
図12には、拡大率を自動算出して拡大画像を表示する場合における表示装置1の操作画面31の他の一例を示してある。
画像全体表示部41に表示されている画像には、2人の人物と1台の自動車がそれぞれ画像の高さ方向の軸(y軸)上でほぼ同じ位置の場所に存在している。
ここで、オペレータによる操作で、これら2人の人物及び1台の自動車をそれぞれ表示対象物とし、拡大率自動変更ボタン47により、左側の自動車の種類として「ナンバープレート」を設定し、中央の人物の種類として「人物(クローズアップ)」を設定し、右側の人物の種類として「人物(バストショット)」を設定して、各表示対象物の拡大する位置を設定する。
このとき、拡大表示する部分画像の位置を示すそれぞれの表示枠51a、51b、51cは、例えば拡大率自動変更ボタン47により設定された種類及び撮像装置2から表示対象物までの距離から拡大率が自動算出された結果に基づいて、拡大する位置と算出された拡大率に対応した拡大範囲を示している。
図12に示されるそれぞれの表示枠51a、51b、51cから把握されるように、画像の高さ方向の軸(y軸)上でほぼ同じ位置(図12において点線91で示される高さ)にそれぞれの表示対象物が存在する場合においても、表示対象物の種類が異なることから、拡大範囲が異なっている。また、それぞれの画像拡大表示部42a、42b、42cには、それぞれの表示枠51a、51b、51c内の画像(部分画像)を拡大した画像が表示されており、これらの拡大画像はそれぞれの表示対象物の種類に応じて適切な拡大率で拡大された画像となっている。
このように、設定された表示対象物の種類及び拡大する位置から拡大率が自動算出されて、表示対象物にとって最適な拡大画像が表示されることにより、例えば、撮像装置から表示対象物までの距離(本例では、画像の高さ方向での位置)が同一であっても表示対象物の種類が異なることから、オペレータが拡大範囲を確認しながら適切な拡大率の設定を繰り返して行う必要があるといった問題が解消される。
以上のように、本例の画像表示システムでは、監視対象となる領域の画像を撮像する撮像装置2と、撮像された画像を表示する表示装置1を有しており、表示装置1に、画像を拡大する位置の指定を受け付ける機能や、指定された位置に基づいて拡大率を算出する機能や、算出された拡大率に基づいて前記画像を拡大する機能を備え、拡大された画像を当該表示装置1の画面に表示する。
また、本例の表示装置1では、一例として、図8及び図9を参照して説明されるように、指定された位置に基づいて撮像装置2から表示する対象物までの距離dを算出する機能を備え、算出された距離dに基づいて拡大率rを算出する。また、本例の表示装置1では、他の一例として、図10を参照して説明されるように、指定された位置に基づいて、画面上に設定された基準の拡大率r0、r1から、表示で用いる拡大率rを算出する。また、本例の表示装置1では、例えば、指定された位置における画像の縦方向の位置yに基づいて拡大率rを算出する。
また、本例の表示装置1では、表示する対象物の種類の選択指定を受け付ける機能を備え、指定された位置と選択された対象物の種類に基づいて拡大率を算出する。
また、本例の表示装置1では、一例として、図8及び図9を参照して説明されるように、表示する対象物までの距離dと選択された対象物の種類に基づいて拡大率rを算出する。また、本例の表示装置1では、他の一例として、図10を参照して説明されるように、指定された位置と選択された対象物の種類に基づいて、画面上に設定された基準の拡大率r0、r1から、表示で用いる拡大率rを算出する。また、本例の表示装置1では、例えば、指定された位置における画像の縦方向の位置yに基づいて拡大率rを算出する。
従って、本例の画像表示システムでは、表示対象物の位置や種類に基づいて、撮像装置2から表示対象物までの距離や表示対象物の大きさなどが考慮された方法で、表示対象物を拡大表示するための拡大率が自動的に算出されて設定されるため、例えば、表示対象物を適切な大きさで拡大表示させるためにオペレータが多くの操作を行って拡大率を何度も設定し直すようなことが不要となり、オペレータにとって表示対象物の拡大表示のための操作を簡易化することができる。例えば、オペレータは、拡大率を設定しなくとも、適切な拡大率で閲覧し易い大きさの拡大画像を見ることができ、また、拡大表示する範囲(対象の位置)を変更する場合にも操作が容易である。
ここで、本例では、全体画像中で拡大表示する対象の位置や拡大表示する対象の種類をオペレータにより指定して、表示装置1が当該指定内容に基づいて対象を拡大表示するための拡大率を算出する処理を示したが、例えば、対象の位置或いは種類が現在設定されているままでよいようなときには、それについては、特に変更する必要がないため、そのままの設定で次の処理(拡大率の算出など)が行われてもよい。
また、本例では、全体画像中の一部の画像(部分画像)を拡大して表示する場合を示したが、例えば、全体画像に対する部分画像の拡大率が1.0未満である場合に適用すると、画像の縮小に対応することができる。
なお、本例の画像表示システムでは、撮像装置2の機能により撮像手段が構成されている。
また、本例の表示装置1では、全体画像をモニタ21の画面に表示する機能により全体画像の表示手段が構成されており、オペレータによる入力機器22やポインティングデバイス23の操作に応じて位置の指定を受け付ける機能により位置受付手段が構成されており、当該受け付けた位置を拡大対象の位置(表示対象物の指定位置)として決定する機能により位置決定手段が構成されており、図7に示されるような拡大対象(表示対象物)の種類の一覧をモニタ21の画面に表示する機能により種類一覧表示手段が構成されており、オペレータによる入力機器22やポインティングデバイス23の操作に応じて種類の指定を受け付ける機能により種類受付手段が構成されており、当該受け付けた種類を拡大対象の種類として決定する機能により種類決定手段が構成されており、記憶装置12(或いは、メモリ11)の機能により記憶手段が構成されており、記憶装置12(或いは、メモリ11)から拡大対象の種類に応じた値を読み出す機能により読出手段が構成されており、所定の演算式を用いて拡大率を算出する機能により演算手段が構成されており、当該算出した値を拡大対象の拡大率として決定する機能により拡大率決定手段が構成されており、決定した拡大率で拡大対象の画像を拡大してモニタ21の画面に表示する機能により拡大表示手段が構成されている。
ここで、本発明に係る画像表示システムや表示装置や撮像装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る画像表示システムや表示装置や撮像装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る画像表示システムの構成例を示す図である。 表示装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 表示装置の操作画面の一例を示す図である。 拡大表示位置移動ボタンの一例を示す図である。 拡大率の一覧の一例を示す図である。 拡大率変更ポップアップメニューの一例を示す図である。 表示対象物の種類の一覧の一例を示す図である。 撮像装置と表示対象物の様子の一例を示す図である。 撮像素子の撮像面寸法と被写体寸法との関係の一例を示す図である。 撮像画像と撮像装置との位置関係の一例を示す図である。 表示装置の操作画面の一例を示す図である。 表示装置の操作画面の一例を示す図である。 表示装置の操作画面の一例を示す図である。 表示装置の操作画面の一例を示す図である。
符号の説明
1・・表示装置、 2・・撮像装置、 3・・アクセスライン、 11・・メモリ、 12・・記憶装置、 13・・ビデオインタフェース、 14・・入力インタフェース、 15・・通信インタフェース、 16・・CPU、 17・・バス、 21・・モニタ、 22・・入力機器、 23・・ポインティングデバイス、 31、101・・操作画面、 41・・画像全体表示部、 42a〜42c・・画像拡大表示部、 43・・シャッタボタン、 44a〜44c・・拡大表示選択ボタン、 45a〜45d、61、113a〜113d・・拡大表示位置移動ボタン、 46、114・・拡大率変更ボタン、 47・・拡大率自動変更ボタン、 48・・ファイル選択ボタン、 51a〜51c・・表示枠、 62・・ポインタ、 71・・表示対象物、 81・・レンズ、 82、131、132・・人物、 83・・壁、 84・・地面、 91・・点線、 111・・全体表示ウインドウ、 112・・拡大表示ウインドウ、 121・・拡大表示枠、

Claims (5)

  1. 画像を表示する表示装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    画像を取得する取得機能と、
    前記取得された画像を表示する表示機能と、
    前記表示された画像における拡大対象の位置を決定する位置決定機能と、
    前記決定された位置に基づいて前記拡大対象の拡大率を決定する拡大率決定機能と、
    前記決定された拡大率で前記拡大対象の画像を表示する拡大表示機能を、当該コンピュータにより実現する、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記位置決定機能は、オペレータから前記表示された画像内で位置の指定を受け付ける位置受付機能を有し、指定を受け付けた位置を前記拡大対象の位置として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプログラムにおいて、
    前記拡大対象の種類を決定する種類決定機能を、前記コンピュータにより実現し、
    前記拡大率決定機能は、前記決定された位置及び前記決定された種類に基づいて前記拡大対象の拡大率を決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムにおいて、
    前記種類決定機能は、オペレータに対して指定可能な種類の一覧を表示する種類一覧表示機能と、オペレータから種類の指定を受け付ける種類受付機能を有し、指定を受け付けた種類を前記拡大対象の種類として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のプログラムにおいて、
    前記拡大率決定機能は、前記拡大対象の種類に応じた値を記憶する記憶手段から前記決定された種類に応じた値を読み出す読出機能と、前記読み出された値と前記決定された位置に基づく値を用いて拡大率を算出する演算を実行する演算機能を有し、前記演算により算出された値を前記拡大対象の拡大率として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
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