JP2006121507A - 記録再生装置、記録再生装置の記録制御方法、記録再生装置の再生制御方法、記録再生装置の送信制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

記録再生装置、記録再生装置の記録制御方法、記録再生装置の再生制御方法、記録再生装置の送信制御方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用者毎及び装置毎の画像の再生及び消去を制限することにより記録データを保護することができる。
【解決手段】 記録媒体への画像の記録時において、本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して記録媒体に記録し、本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで記録媒体に記録するように制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置、記録再生装置の記録制御方法、記録再生装置の再生制御方法、記録再生装置の送信制御方法、及び記憶媒体に関するものである。
従来、記録再生装置で記録された全ての画像は、その記録再生装置で再生、消去することが出来る。画像毎に消去防止(読み取り専用)の設定が可能であるが、その設定、及び設定の削除も可能である。また、記録再生装置で記録した全ての画像は、他の機器と通信した場合、他の機器での再生、及び記録画像の消去が可能である(特許文献1参照)。
特開平10−307758号公報
しかしながら、従来の技術では、記録再生装置で記録された画像は、記録者が記録媒体を取り外して管理することができなければ、記録再生装置を使用する誰もが記録画像の再生、消去をすることが可能である。
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、使用者毎及び装置毎の画像の再生及び消去を制限することにより記録データを保護することができる撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置、記録再生装置の記録制御方法、記録再生装置の再生制御方法、記録再生装置の送信制御方法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録再生装置は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定手段と、記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定手段により本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定手段により本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記録再生装置は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶手段と、前記記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワード記憶手段に記憶された本体パスワードが一致する場合は、前記記録媒体に記録された画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は、前記記録手段により記録される画像を再生しないように制御する再生制御手段と、を有することを特徴とする。
また、撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶手段と、前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワード記憶手段に記憶された本体パスワードが一致する場合は、前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は、前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記録再生装置の記録制御方法は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の記録制御方法であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定工程と、記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定工程により本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定工程により本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記録再生装置の再生制御方法は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の再生制御方法であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶工程と、記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を再生しないように制御する再生制御工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記録再生装置の送信制御方法は、撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置の送信制御方法であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶工程と、前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の記憶媒体は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の記録制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定コードと、記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定コードにより本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定コードにより本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御コードと、を有することを特徴とする。
また、本発明の記憶媒体は、撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の再生制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶コードと、記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を再生しないように制御する再生制御コードと、を有することを特徴とする。
また、本発明の記憶媒体は、撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置の送信制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶コードと、前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御コードと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録再生装置と、記録媒体のディレクトリや画像ファイルのそれぞれ、或いはどちらかに1つ以上のパスワードを設定することで、パスワードが一致しないディレクトリや画像ファイルの再生や消去を制限したり、それらの存在を隠すことができ、複数の使用者間の画像の再生、消去を制限して記録データを保護することが出来る画像再生装置を提供できる。
また、複数のパスワードを設定することで、他人に公開するパスワードで再生や消去できるディレクトリや画像ファイルを制限することも出来るので、他者の使用時にも意図した記録データの開示と保護が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態では、本発明を、民生用デジタルVTR規格に準じた液晶モニタ付きのカメラ一体型VTRに適応した場合ついて説明する。
図1は本実施形態のカメラ一体型VTRにおける機能ブロック図である。
図1において、1は音声を集音するマイク部、2はマイク部1より取り込まれた声信号に対して所定の信号処理を施す音声信号処理部、3はアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換部、4は被写体を撮像するための撮像部、6はアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換部、5は撮像部4から取り込まれ、A/D変換された映像信号に対して所定の信号処理を施す映像信号処理部、7はカメラ系制御部で、マイクロコンピュータ等により構成され、システム制御部23、カメラ系操作部25の指示等により、カメラ系全体を制御する。
次に、8は、時計部24にて発生した現在の日付・時刻、システム制御部23にて発生したPPID等の各種のIDデータ等に対して、サブコード記録領域にデジタル記録可能な信号とするためにD/D変換を行うサブコードデータエンコード部、10はサブコード・データを検出して出力するサブコード・データ検出部である。22はレコーダー部であり、19はデジタル音声信号,デジタル映像信号,及びサブコード・データをそれぞれ切り替えて出力するデータ切替部19aを含む記録信号処理部、21は記録信号処理部19からの各々のデジタル信号を磁気テープ(図示せず)に記録、または、磁気テープ(図示せず)に記録されたデジタル信号を再生するための磁気ヘッドを含むメカ部である。
20は磁気ヘッドを含むメカ部21より再生されたデジタル音声信号,デジタル映像信号,及びサブコード・データをそれぞれ切り替えて出力するデータ切替部20aを含む再生信号処理部、14はデータ切替部20aで切替分離されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部、13は変換されたアナログ音声信号に対して所定の信号処理を施す音声信号処理部、12は音声を出力するスピーカ部である。
さらに、17はデータ切替部20aで切替分離されたデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換するD/A変換部、16は変換されたアナログ映像信号に対して所定の信号処理を施す記録信号処理部、18はシステム制御部23の指示に従って日付・時刻、メニューをはじめとする各種の情報をスーパーインポーズするためのOSD(On Screen Display)部、15は記録信号処理部16より得られた映像及びOSD部18より得られたスーパーインポーズ情報を表示する液晶モニタ部、9はサブコード・データ検出部10からのサブコード・データ(撮影日付・時刻データ,PPID等の各種IDデータ等)に対してD/D変換を行うサブコード・データデコード部である。
24は撮影日付・時刻を発生するための時計部、25はカメラ系の操作に係わる各種スイッチ([ZOOM],[FOCUS]等)類から構成されるカメラ系操作部、26はVTR系,及び装置全体に関する各種スイッチ([UP]、[DOWN]、[RIGHT]、[LEFT]、[MENU]、[PLAY]、[FF/REW]、[STOP]、[START/STOP]、[PHOTO]、[PHOTO SERACH]等)類から構成されるVTR系操作部、27は本体の電源モード(カメラ・VTR・オフ)を選択するための電源モードSW部、28はリモコン信号を受信しリモコンコードをシステム制御部23に送出する赤外リモコン信号受信部である。
システム制御部23は、上述した、カメラ一体型VTRの各種機能を総合的に制御するマイクロコンピュータ等から構成され、タイマー機能をはじめとする各種機能を有し、電源モードの制御、VTRブロックの動作モード遷移の制御、各種情報表示制御、各種撮影モード記憶と保持等を主に行う。更に、標準圧縮記録モード/高圧縮記録モードの切り替えに伴う、記録時のシステムデータ設定処理、記録/再生信号処理,メカ部21の制御等も行う。
上記のように構成してなるカメラ一体型VTRの記録動作について説明する。マイク部1から取り込まれた音声信号は音声信号処理部2にて所定の信号処理を施された後、A/D変換部3にてデジタル信号に変換されて記録信号処理部19のデータ切替部19aに入力される。また、撮像部4から取り込まれた映像信号は、A/D変換部6にてデジタル信号に変換され、映像信号処理部5にて所定の信号処理を施された後、記録信号処理部19のデータ切替部19aに入力される。
同時に、時計部24からの現在日付・時刻データは、サブコード・データエンコード部8にて磁気テープのサブコード記録領域にデジタル記録可能な信号とするためにD/D変換された後、サブコード・データ検出部10を介して連続的に記録信号処理部19のデータ切替部19aに入力される。
データ切替部19aでは、民生用デジタルVTR規格におけるテープ記録フォーマットに準じて、デジタル音声信号,デジタル映像信号,サブコード・データとしての撮影日付・時刻データ,及びITIデータがそれぞれ所定の記録領域に記録されるよう前記それぞれのデータを切替出力して、磁気ヘッド21に供給する。
上述のとおり、本実施形態に係るカメラ一体型VTRでは、デジタル音声信号,デジタル映像信号と、これらの撮影日付・時刻を示すデータとが、同時且つ連続的に磁気テープ(図示せず)上の別領域にデジタル記録されることとなる。
次に上記のように構成してなるカメラ一体型VTRの再生動作について説明する。磁気ヘッド21より読み取られたデジタル音声信号,デジタル映像信号,サブコード・データとしての撮影日付・時刻データ,及びITIデータは、常時データ切替部20aに入力され、該データ切替部20aでそれぞれ時系列に切替出力される。
データ切替部20aからのデジタル音声信号は、D/A変換部14でアナログ音声信号に変換された後、音声信号処理部13にて所定の信号処理を受けてスピーカ部12より音声出力される。また、データ切替部20aからのデジタル映像信号は、D/A変換部17でアナログ映像信号に変換され、記録信号処理部16にて所定の信号処理を受ける。
同時に、データ切替部20aからのサブコード・データとしての撮影日付・時刻データは、サブコード・データ検出部10を介してサブコード・データデコード部9でD/D変換されて、システム制御部23に入力される。そして、システム制御部23では撮影日付・時刻データに対して、使用者によってあらかじめ入力された時差に係わる補正情報に基づき時差補正処理を施した後に、文字表示用データに変換してOSD制御部18出力し、さらにOSD制御部18でスーパーインポーズデータに変換され、記録信号処理部16からの映像信号とともに液晶モニタ部15に出力され、液晶モニタ部15には、再生映像とともに時差補正された撮影日付・時刻がスーパーインポーズされ表示される。
上記のように構成してなるカメラ一体型VTRは磁気テープに静止画を記録することができる。この場合、一般のデジタルカメラで使用されれいるExif規格の記録フォーマットに準じて、磁気テープ上の所定領域にデジタル記録される。また、記録に際しては、後述の図11に示すような、ディレクトリ情報が生成され、各画像は撮影日時等各種パラメータとともにファイルとして管理される。
なお、本実施形態では、動画、及び静止画ともに磁気テープに記録されるものとして説明したが、記録媒体としてCFカード等のメモリカードを使用してもよい。
また、静止画と同様に、動画に関してもMpegファイルやMotion JPEGに変換後に記録媒体に記録し、ファイルとして管理するようにしてもよい。
図2のブロック図は、図1のうち、本発明の特徴部分に大きく関るブロックを抽出したブロック構成である。主に静止画の記録再生に関るものである。
撮影部4では、被写界の光学像を電子画像信号に変換する。変換された電子画像信号は、記録信号処理部19でテープやディスク、メモリカードなどの記録媒体に記録する。再生信号処理部20では、記録された画像を視認可能な画像信号に変換し、モニタ部15に表示する。モニタ部15はパスワードに関る表示も行う。選択/決定スイッチ29はパスワードを入力または選択するためのスイッチであり、ファイルやディレクトリの指定等も行う。選択/決定スイッチ29で決定したパスワードは、メモリ30に記憶する。パスワード制御部31は、記録媒体内のパスワードの有無や、記憶したパスワードと記録媒体内のパスワードとの比較等、後述のフローチャートに示す処理の制御を行う。32は各ブロック間で通信を行うためのバスである。
図3〜6は、本発明を実施した記録再生装置の制御を行うマイクロコンピュータのフローチャートである。このフローチャートに従い、本発明での動作を説明する。なお、以下の説明において、フローチャートの各ステップを“S”と略す。
図3のフローチャートでは、記録再生装置本体へのパスワード設定動作について説明する。
S101は定常状態を表し、一定間隔(約16.7ms毎)でS102が実行され、パスワードの設定処理を開始するかどうかの判定を行う。パスワードの設定処理を開始しなければ、定常状態S106に分岐する。パスワードの設定処理が開始されればS103に分岐し、パスワードの設定画面を表示する(図8)。S104でパスワードの入力を待ち、入力の完了と共にS105に遷移してパスワードを記憶する。パスワードの記憶が完了したらS106に遷移してパスワードの設定処理を終了する。
図4のフローチャートでは、ディレクトリやファイルへのパスワードの設定、変更、追加、削除動作について説明する。
S201は定常状態を表し、一定間隔(約16.7ms毎)でS202が実行され、パスワードの設定、変更、追加、削除処理を開始するかどうかの判定を行う。パスワードの設定、変更、追加、削除処理の何れも開始されなければ、定常状態S209に分岐して処理を終了する。
パスワードの設定、変更、追加、削除処理の何れかが開始されればS203に分岐し、パスワードの設定、変更、追加、削除を行う対象のディレクトリやファイルを指定する。次に、対象となるディレクトリやファイルに既にパスワードが設定されているかどうかをS204で確認する。
対象がディレクトリの場合は、対象となるディレクトリ内に所定のパスワードファイル(DVC_0001.pwd)を検索し、ファイルが無ければパスワードが設定されていないディレクトリと判断する。ファイルがある場合は、ファイル内のパスワードを検索し、パスワードが無ければパスワードが設定されていないディレクトリと判断する。パスワードファイル内にパスワードがある場合、パスワードが設定されているディレクトリとして判断し、パスワードが有効になる。
パスワードの設定、変更、追加、削除を行う対象がファイルの場合は、ファイルの所定の位置(Exif IFDのメーカーノートタグ)にパスワードデータがあるか検索する。パスワードデータが無ければパスワードが設定されていないファイルと判断する。ファイルの所定の位置にパスワードが設定されている場合、パスワードが設定されているファイルと判断し、パスワードが有効になる。
パスワードが設定されていないと判断した場合はS206に分岐し、パスワードの入力画面を表示する。パスワードが設定されていると判断した場合はS205に分岐し、記録再生装置本体のパスワードと比較する。結果、パスワードが一致した場合はS206に分岐し、パスワード入力画面を表示する。パスワードが不一致の場合は定常状態S209に分岐して、処理を終了する。
パスワードの入力画面を表示したらS207に遷移し、パスワードの入力完了を待つ。パスワードの入力が完了したらS208に遷移する。ディレクトリへのパスワードの設定や追加の場合、対象となるディレクトリに、入力されたパスワードを設定、追加した所定のパスワードファイル(DVC_0001.pwd)を記録する。ディレクトリへのパスワードの変更や削除の場合、対象となるディレクトリにある所定のパスワードファイル(DVC_0001.pwd)に設定されているパスワードの内、本体パスワードと一致するものを削除、或いは入力されたパスワードに変更してパスワードファイル(DVC_0001.pwd)を記録する。ファイルへのパスワードの設定や追加の場合、対象となるファイルに、入力されたパスワードデータをファイルの所定の位置(Exif IFDのメーカーノートタグ)に設定、追加してファイルを記録する。ファイルへのパスワードの変更や削除の場合、対象となるファイルの所定の位置(Exif IFDのメーカーノートタグ)に記録されているパスワードデータ内、本体パスワードと一致するものを削除、或いは入力されたパスワードデータに変更してファイルを記録する。パスワードの設定、変更、追加、削除処理が完了したらS209へ遷移し、処理を終了する。
図5のフローチャートでは、記録動作について説明する。本フローチャートの処理は、ユーザによる撮像のためのシャッターボタンの押下等に応答して開始される。
S401は記録開始を表し、開始するとS402にてディレクトリの作成が必要かどうかを判断する。必要ない場合はS403に分岐し、ファイルの記録先ディレクトリを指定する。ディレクトリを作る場合は、S410へ遷移して新しいディレクトリを作成する。
次にS404で、指定したディレクトリにパスワードが設定されているかどうかをS204と同様の方法で判断し、パスワードが設定されていればS405に分岐する。設定されていなければ、S409に分岐する。
S405では、ディレクトリのパスワードと記録再生装置本体のパスワードとを比較し、一致すればS406へ分岐する。両者のパスワードが異なればS410へ分岐し、新しいディレクトリを作成する。
S406では、記録するファイルの所定の位置(Exif IFDのメーカーノートタグ)に、本体に設定されているパスワードデータを記録して、S407でファイルを記録する。記録が完了したらS408へ遷移し、処理を終了する。
一方、S410でディレクトリを作成したらS411へ遷移し、記録再生装置本体にパスワードが設定されているかを判断する。結果、設定されていればS412へ分岐し、作成したディレクトリに所定のパスワードファイル(DVC_0001.pwd)を記録する。S412で記録完了したらS406へ遷移する。本体にパスワードが設定されていない場合は、S407へ分岐する。
図6のフローチャートでは、再生動作について説明する。本フローチャートの処理は、ユーザによるモニタへの画像表示の指示ボタンの押下に応答して開始される。
S301は再生開始を表し、S302へ遷移する。S302では再生画像ファイルを指定して、S303へ遷移する。S303では、指定ファイルがルートディレクトリ上にあるかを判断し、ルートディレクトリ上でなければS304へ分岐する。ルートディレクトリであればS306へ分岐する。S304では、全てのディレクトリにパスワードが設定されているかをS204と同様の方法で判断し、設定されているディレクトリがあればS305へ分岐する。全てのディレクトリにパスワードが設定されていなければS306へ分岐する。S305では、全てのディレクトリのパスワードと本体のパスワードとを比較し、パスワードが設定されている全てのディレクトリのパスワードと一致した場合、S306へ分岐する。本体パスワードと不一致のディレクトリがある場合、S309へ分岐し、処理を終了する。
S306では、指定ファイルにパスワードが設定されているかを判断し、設定されていればS307へ分岐する。設定されていなければS308へ分岐する。S307では、ファイルのパスワードと本体パスワードとを比較し、一致していればS308へ分岐する。不一致の場合は、S309へ分岐し、処理を終了する。S308では、画像ファイルを表示し、S309に遷移して処理を終了する。
図7のフローチャートでは、他機種との通信時の動作について説明する。本フローチャートの処理は、PC等他機種からの画像送信要求コマンド等に応答して開始される。
S501は通信開始を表し、S502へ遷移する。S502では、通信コマンドを送受信し、S503へ遷移する。S503では、送信するディレクトリやファイルを指定し、S504へ遷移する。S504では、指定したディレクトリやファイルにパスワードが設定されているかをS204と同様の方法で判断し、設定されていればS505へ分岐する。設定されていなければS506へ遷移する。
S505では、指定したディレクトリやファイルのパスワードと、記録再生装置本体のパスワードとを比較し、一致していればS506へ遷移する。不一致の場合、S507へ遷移する。S506では、指定されたディレクトリやファイルの情報を送信し、S507へ遷移する。S507で通信の終了かどうかを判断し、終了であればS508へ分岐して処理を終了する。通信終了でなければ、S502へ分岐する。
パスワードは、入力画面にて設定された文字列を数値、或いはASCIIコードに変換し、必要であれば暗号化してパスワードデータとして扱う(図8)。或いは、記録再生装置本体に具備しているボタン入力をコード変換し、パスワードデータとして扱う(図9)。
パスワードファイルは図10のように各ディレクトリ内に存在し、パスワードファイルの内容は、パスワードが1つの場合は図11(4桁の文字情報「ABCD」をASCIIコード化して記録)のように、パスワードが複数設定されていれば図12(4桁の文字情報「ABCD」と「1234」をASCIIコード化して記録)のようになる。
(他の実施形態)
本発明の目的は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施形態を最もよく表すブロック図 本発明の特徴部分を抽出したブロック図 本発明の実施形態の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態の表示内容を表す表示図 本発明の実施形態の表示内容を表す表示図 本発明の実施形態のファイル構造を表す図 本発明の実施形態のパスワードファイルの内容を表す図 本発明の実施形態のパスワードファイルの内容を表す図
符号の説明
1 マイク部
2 音声信号処理部
3 A/D変換部
4 撮像部
5 映像信号処理部
6 A/D変換部
7 カメラ系制御部
8 サブコードデータエンコード部
9 サブコードデータデコード部
10 サブコードデータ検出部
11 サブコードデータ処理部
12 スピーカー部
13 音声信号処理部
14 D/A変換部
15 液晶モニタ部
16 記録信号処理部
17 D/A変換部
18 OSD制御部
19 記録信号処理部
20 再生信号処理部
21 磁気ヘッドを含むメカ部
22 レコーダー部
23 システム制御部
24 時計部
25 カメラ系操作部
26 VTR計操作部
27 電源モードSW
28 赤外線リモコン信号受信部
29 選択/決定スイッチ
30 メモリ
31 パスワード制御部
32 バス

Claims (15)

  1. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定手段と、
    記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定手段により本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定手段により本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御手段と、を有することを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記記録媒体に記録されたファイルまたはディレクトリにデータパスワードを設定するデータパスワード設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記記録制御手段は、前記本体パスワードと前記ディレクトリのデータパスワードが一致しない場合には、前記ディレクトリへの前記画像の記録を行わないことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記記録制御手段は、前記本体パスワードと前記ディレクトリのデータパスワードが一致しない場合には、新たなディレクトリを生成し、前記生成したディレクトリに、前記本体パスワードを付加した前記画像を記録することを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
  5. 前記本体パスワード設定手段は、表示手段に表示される少なくとも1つのパスワード文字を選択するパスワード選択手段と、前記パスワード選択手段によって選択されたパスワード文字をパスワードとして決定するためのパスワード決定手段とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録再生装置。
  6. 前記本体パスワード設定手段は、前記記録再生装置に備えられている少なくとも1つ以上の操作部材の操作内容をパスワードとして設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録再生装置。
  7. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶手段と、
    前記記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワード記憶手段に記憶された本体パスワードが一致する場合は、前記記録媒体に記録された画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は、前記記録手段により記録される画像を再生しないように制御する再生制御手段と、を有することを特徴とする記録再生装置。
  8. 画像を表示する表示手段をさらに有し、
    前記再生制御手段は、前記表示手段において前記画像が生成されるように制御することを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
  9. 撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶手段と、
    前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワード記憶手段に記憶された本体パスワードが一致する場合は、前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は、前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御手段と、を有することを特徴とする記録再生装置。
  10. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の記録制御方法であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定工程と、
    記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定工程により本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定工程により本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御工程と、を有することを特徴とする記録再生装置の記録制御方法。
  11. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の再生制御方法であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶工程と、
    記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を再生しないように制御する再生制御工程と、を有することを特徴とする記録再生装置の再生制御方法。
  12. 撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置の送信制御方法であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶工程と、
    前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御工程と、を有することを特徴とする記録再生装置の送信制御方法。
  13. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の記録制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを設定する本体パスワード設定コードと、
    記録媒体への画像の記録時において、前記本体パスワード設定コードにより本体パスワードが設定されている場合は、画像に本体パスワードを付加して前記記録媒体に記録し、前記本体パスワード設定コードにより本体パスワードが設定されていない場合は、画像に本体パスワードを付加しないで前記記録媒体に記録するように制御する記録制御コードと、を有することを特徴とする記憶媒体。
  14. 撮像された画像を記録及び再生可能な記録再生装置の再生制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶コードと、
    記録媒体に記録された画像の再生時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を再生し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を再生しないように制御する再生制御コードと、を有することを特徴とする記憶媒体。
  15. 撮像された画像を記録及び再生可能であり、外部装置に対して前記画像を送信可能である記録再生装置の送信制御方法を実行するためのプログラムコードを記憶した記憶媒体であって、
    前記記録再生装置の少なくとも1つの機能を制限するための少なくとも1つ以上の本体パスワードを記憶する本体パスワード記憶コードと、
    前記外部装置への画像の送信時において、前記画像のファイルまたはディレクトリに付加されたデータパスワードと前記本体パスワードが一致する場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信し、前記データパスワードと前記本体パスワードが一致しない場合は前記記録媒体の画像を前記外部装置に対して送信しないように制御する送信制御コードと、を有することを特徴とする記憶媒体。
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