JP2006121416A - 画像処理方法、装置及びプログラム並びにプリンタ - Google Patents

画像処理方法、装置及びプログラム並びにプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】顔の凹凸等の原画像の立体感が失われず、かつハイライト部がより明るくなる画像処理(美白処理)を可能にする。
【解決手段】デジタルの原画像R/G/B は、ボケ画像生成部202により第1のボケ画像に変換される。美白LUT204は、ハイライト部が上に凸になるように(より明るくなるように)階調変換するテーブルであり、前記第1のボケ画像を入力し、該第1のボケ画像のハイライト部をより明るくした第2のボケ画像を出力する。一方、減算器206は、原画像R/G/B から第1のボケ画像を減算し、その差分画像を出力する。この差分画像は、原画像R/G/B の顔の凹凸等のディテール情報を担う高周波成分を含む。加算器208は、前記第2のボケ画像と差分画像とを加算し、この加算した画像を美白処理後の画像R'/G'/B'として出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像処理方法、装置及びプログラム並びにプリンタに係り、特に人物の顔を美白処理する技術に関する。
従来、撮影した顔画像とテンプレート画像とを合成してプリントするアミューズメントシールプリント機において、ユーザの好みの明るさの写真プリントを出力できるように、以下の2つの方法を採用している。
(a) 撮影前にユーザに明るさを選択させ、その選択された明るさに対応する撮影条件(絞り値、シャッタ速度)で撮影する。
(b) 撮影後にユーザに明るさを選択させ、画像処理(例えば、トーンカーブのハイライト部を上に凸に変更)することにより明るさを調整する。
また、従来、明暗の大きなフイルム画像を感光材料に露光する際に、フイルム画像のハイライト部が白飛びせず、シャドー部が黒潰れしないように、いわゆる覆い焼きが行われるが、この覆い焼きと同様の効果を得ることができる画像処理方法が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1に記載の画像処理方法は、原画像からボケ画像を生成し、このボケ画像に基づいて該ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさを暗くし、ボケ画像のシャドー部に対応する原画像の画素の明るさを明るくするための補正量を得、この補正量を原画像に加算することにより、画像のめりはりを維持しつつ、白飛びや黒潰れのない高画質の処理画像を得るようにしている。
特開平9−130609号公報
従来のアミューズメントシールプリント機において、ユーザの好みの明るさの写真プリントを得る場合に、上記(b) の方法によって明るさを調整すると、ハイライト部のトーンカーブの傾きが小さくなるため、処理画像中のハイライト部(例えば、顔)の階調変化が小さくなり、美白になるが、立体感が欠如した顔画像になるという問題があった。
一方、特許文献1に記載の画像処理方法は、画像中のハイライト部の白飛びやシャドー部の黒潰れをなくす画像処理であり、美白にする画像処理ではない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像中のハイライト部の立体感が失われることなく、画像中のハイライト部をより明るくする処理(美白処理)を行うことができる画像処理方法、装置及びプログラム並びにプリンタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る画像処理方法は、デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する工程と、前記第1のボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する工程と、前記原画像から前記第1のボケ画像を減算した差分画像を生成する工程と、前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する工程と、を含むことを特徴としている。
請求項1に係る画像処理方法は、まず、デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する。例えば、原画像を、IIR(Infinite Impulse Response)型フィルタ、FIR(Finite Impulse Response)型フィルタなどの所定のデジタルフィルタを通してボケ画像化する。次に、この第1のボケ画像を用いて、第1のボケ画像のハイライト部のみを、より明るくした第2のボケ画像を生成する。一方、原画像から前記第1のボケ画像を減算した差分画像を生成する。この差分画像と前記第2のボケ画像とを加算することにより、美白効果のある画像を生成するようにしている。尚、前記差分画像は、例えば、顔の凹凸等のディテール情報を担う高周波成分を含んでいるため、この差分画像が加算された処理後の画像は、ハイライト部(顔)の立体感が失われることはない。
請求項2に係る画像処理方法は、デジタルの原画像からボケ画像を生成する工程と、前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める工程と、前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する工程と、を含むことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明とは処理工程が異なるが、美白処理後の画像は同じとなる。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載の画像処理方法において、前記原画像はR,G,Bの色画像からなるカラー画像であり、各色画像ごとに前記美白処理を行うことを特徴としている。
請求項4に示すように請求項1又は2に記載の画像処理方法において、前記原画像は輝度画像と色差画像とからなるカラー画像であり、前記輝度画像に対してのみ前記美白処理を行うことを特徴としている。
請求項5に係る画像処理装置は、デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する第1のボケ画像生成手段と、前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する第2のボケ画像生成手段と、前記原画像から前記第1のボケ画像を減算してなる差分画像を生成する減算手段と、前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する加算手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項6に係る画像処理装置は、デジタルの原画像からボケ画像を生成するボケ画像生成手段と、前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める補正量生成手段と、前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する加算手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に示すように請求項5に記載の画像処理装置において、前記第1のボケ画像生成手段は、前記原画像の低輝度の画素に対してはボケが小さくなるように前記第1のボケ画像を生成することを特徴としている。例えば、瞳の領域は、ボカシ効果によりボカシ前よりも明るくなり、美白処理される明るさにシフトする場合がある。この場合、瞳の領域にも美白処理がなされ、瞳が明るくなり、くっきり感がなくなり冴えない写りになるという弊害が生じることになる。これを防止するために、請求項7に記載の発明では、暗い領域のボカシ効果を低くするようにしている。
請求項8に示すように請求項6に記載の画像処理装置において、前記ボケ画像生成手段は、前記原画像の低輝度の画素に対してはボケが小さくなるように前記ボケ画像を生成することを特徴としている。
請求項9に示すように請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記原画像はR,G,Bの色画像からなるカラー画像であり、各色画像ごとに前記美白処理を行うことを特徴としている。
請求項10に示すように請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記原画像は輝度画像と色差画像とからなるカラー画像であり、前記輝度画像に対してのみ前記美白処理を行うことを特徴としている。
請求項11に示すように請求項5に記載の画像処理装置において、前記第2のボケ画像生成手段は、予め入力画素の明るさ情報に対応して前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくするための明るさ情報を記憶するルックアップテーブルを有し、前記第1のボケ画像の各画素の明るさ情報を入力するごとに前記ルックアップテーブルから対応する明るさ情報を読み出し、前記第2のボケ画像として出力することを特徴としている。尚、ルックアップテーブルは、美白処理の程度に応じて複数設け、適宜選択したルックアップテーブルを使用するようにしてもよい。
請求項12に示すように請求項6に記載の画像処理装置において、前記補正量生成手段は、予め入力画素の明るさ情報に対応して前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を記憶するルックアップテーブルを有し、前記ボケ画像の各画素の明るさ情報を入力するごとに前記ルックアップテーブルから対応する補正量を読み出して出力することを特徴としている。
請求項13に示すように請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記美白処理後の画像を表示する画像表示手段と、前記原画像に対する美白処理の度合いを変更させる指示手段と、を更に備えたことを特徴としている。これにより、ユーザは画像表示手段に表示された美白処理後の画像を見ながら、美白処理の度合いを段階的又は連続的に指示し、好みの美白処理を実行させることができる。
請求項14に示すように請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記原画像に対する美白処理の度合いの異なる複数の美白処理後の画像を表示する画像表示手段と、前記表示された複数の画像から1つの画像を選択する選択手段と、を更に備えたことを特徴としている。即ち、予め準備された美白処理の度合い(例えば、強、中、弱など)の異なる複数の美白処理後の画像を生成し、これらを画像表示手段に表示させ、ユーザに好みの美白処理後の画像を選択させる。
請求項15に係るプリンタは、請求項5乃至14のいずれかに記載の画像処理装置と、該画像処理装置によって美白処理された画像を印画紙に印画する印刷手段とを備えたことを特徴としている。
請求項16に示すように請求項15に記載のプリンタにおいて、人物を撮影してデジタルの原画像を取得するカメラを更に備えたことを特徴としている。
請求項17に係る画像処理プログラムは、デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する機能と、前記第1のボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する機能と、前記原画像から前記第1のボケ画像を減算した差分画像を生成する機能と、前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴としている。
請求項18に係る画像処理プログラムは、デジタルの原画像からボケ画像を生成する機能と、前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める機能と、前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴としている。
本発明によれば、処理対象の原画像のボケ画像を生成し、このボケ画像を利用してハイライト部をより明るくする処理(美白処理)を行うようにしたため、例えば、顔の凹凸等のディテール情報を担う高周波成分が保持され、原画像中のハイライト部の立体感が失われることなく、美白処理を行うことができる。
以下添付図面に従って本発明に係る画像処理方法、装置及びプログラム並びにプリンタの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るプリンタの実施の形態を示すブロック図である。
同図に示すように、この実施の形態のプリンタ100は、ゲームセンタや店頭に設置されているアミューズメントシールプリント機であり、主としてカメラ部110と、画像処理部120と、表示制御部130と、表示器140と、中央処理装置(CPU)150と、主メモリ160と、ストレージ170と、プリントエンジン180と、操作部190とから構成されている。
カメラ部110は、ユーザの顔を撮影してデジタルのカラー画像データ(R、G、B信号)を出力する。画像処理部120は、カメラ部110から出力されたR、G、B信号に基づいて本発明に係る画像処理(以下、「美白処理」という)を行う機能と、ユーザの顔画像と予め準備されているテンプレート画像や落書きなどを合成処理する機能と、合成後の画像データから印画用のデータを作成する機能等を有している。尚、美白処理の詳細については後述する。
画像処理部120は、各種の画像処理を施したR、G、B信号をY、M、C(イエロー、マゼンタ、シアン)信号に変換し、この変換したY、M、C信号をプリントエンジン180に出力する。
表示制御部130は、カメラ部110から入力する画像データ(動画を示す画像データ)から表示器140にユーザの顔画像を表示するための表示用の画像データを作成し、これを表示器140に出力して画像を表示させ、また、上記ユーザの顔画像と予め準備されているテンプレート画像とが合成された合成画像を表示器140に表示させ、更に撮影後の美白処理された画像を表示させる。
CPU150は、システム全体を統括的に制御する処理部であり、このCPU150により、カメラ部110への撮影指示や、カメラ部110からの画像データの読み出し、この読み出した画像データに対する処理指示や各制御ブロックに対する画像データの受け渡し、印画の実行等の各種指示を与える。CPU150への各種処理の指示は、使用者の操作に基づいて操作部190から与えられる。例えば、操作部190は、表示器140に表示されるテンプレート画像を見ながら画像合成に使用するテンプレート画像の選択指示を行うボタン、プリント出力するプリント種類を選択するためのボタン、美白処理の度合いを選択するボタン、又は操作レバー等を有している。尚、操作部190は、表示器140上にタッチパネルのソフトボタンによって実現するようにしてもよい。
主メモリ160は、プリンタの制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域として使用され、ストレージ170は、不揮発性の記憶手段であり、各種のテンプレート画像や美白処理用のルックアップテーブル(LUT)などが記憶されている。
プリントエンジン180は、例えば、印画方式としてTA(サーモオートクローム)方式を採用したもので、C、M、Yの各発色層を有するカラー印画紙(以下、「TAペーパー」という)自体を熱で発色させ、所定の波長の光の照射で定着するものであり、TAペーパーを搬送する手段、サーマルヘッド、定着ランプ等を有している。カラー画像をTAペーパーに印画する場合には、まずTAペーパーを搬送するとともにY信号によってサーマルヘッドを制御し、TAペーパーのイエロー層を発色させ、続いて定着ランプによってイエローの発色を定着させる。TAペーパーのマゼンタ層及びシアン層の発色もM信号、C信号に基づいて同様に行われ、これによりTAペーパーにカラー画像を印画する。尚、この実施の形態のプリンタは、TAプリンタであるが、これに限らず、本発明は他の感熱プリンタやインクジェットプリンタ等の他の形式のプリンタにも適用できる。
次に、上記画像処理部120内の美白処理部について説明する。
図2は画像処理部120内の美白処理部の第1の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示す美白処理部200は、ボケ画像生成部202と、美白ルックアップテーブル(LUT)204と、減算器206と、加算器208とから構成されている。尚、この美白処理部200は、R(赤),G(緑),B(青)の各色別の原画像R/G/B がそれぞれ入力する3チャンネルの処理系を有しているが、図2上では、1チャンネルのみを示している。
ボケ画像生成部202は、入力するデジタルの原画像R/G/B に基づいて第1のボケ画像を生成する。
図3はボケ画像生成部202における処理手順のフローチャートであり、図4はボケ画像生成部202の各処理段階における画像のイメージを示す図である。
ボケ画像生成部202は、デジタルの原画像R/G/B を入力する。この原画像R/G/B (画像(1) )の一例を、図4(A)に示す。
ボケ画像生成部202は、画像(1) を1/2間引き処理して縮小した画像(2) を生成する(図3のステップS10、図4(B))。図4(B)に示すように、縮小した画像(2) の画像サイズ(画素数)は元の画像(1) の画素数の1/4になるため、後段の処理は、演算時間を短縮することができる。
続いて、ボケ画像生成部202は、縮小した画像(2) に対してIIR 型ローパスフィルタ(LPF)をかけてボケ画像(3) を生成する(ステップS12、図4(C))。
図5はIIR 型LPFのモデルを示している。同図に示すようにIIR 型LPFは、加算器202Aと、1画素遅延素子202Bと、乗算器202C、202Dとから構成されている。尚、乗算器202C、202Dでは、所定のフィルタ係数α、(1−α)が乗算される。
入力する画像(2) に対して上記構成のIIR 型LPFを上下左右に4回かけることでボケ画像(3) が得られる。また、フィルタ係数αは、31/32 、15/16 、7/8 などの値が適切である。
尚、ボケ画像(3) を生成するためのフィルタは、IIR 型LPFに限らず、例えば、FIR 型LPFでもよく、要はデジタル的に画像をぼかすフィルタであれば、いかなるものでもよい。
次に、ボケ画像(3) を2倍に拡大して元の画像(1) と同じ画素数のボケ画像(4) を生成する(ステップS14、図4(D))。ボケ画像(3) の拡大処理は、隣接する画素の明暗データを補間して新たな画素を生成することによって行う。尚、ステップS10、ステップS14の縮小、拡大の処理は、図3では1/2間引き、×2拡大としたが、これに限らず、1/3間引き、×3拡大、あるいは1/4間引き、×4拡大などでもよい。
図2に戻って、ボケ画像生成部202によって生成された第1のボケ画像は、美白LUT204及び減算器206に出力される。
美白LUT204は、例えば、8ビット(0〜255)の入力信号に対応して8ビットの出力信号が記憶された階調変換テーブルであり、例えば、図6のグラフに示す入出力特性が記憶されている。即ち、同図に示すように、美白LUT204は、点線で示した入出力特性に対し、ハイライト部が上に凸になるように(より明るくなるように)階調変換する。この美白LUT204によってハイライト部が、より明るくなるように階調変換されたボケ画像(第2のボケ画像)は、加算器208に出力される。
減算器206は、原画像R/G/B から第1のボケ画像を減算し、その差分値を示す画像(差分画像)を加算器208に出力する。この差分画像は、原画像R/G/B の陰影(例えば、顔の凹凸を示す陰影)を含む情報である。
加算器208は、美白LUT204から入力する第2のボケ画像と前記差分画像とを加算し、この加算した画像を美白処理後の画像R'/G'/B'として出力する。この美白処理後の画像R'/G'/B'は、原画像の立体感が失われず、かつハイライト部がより明るくなる画像となる。
図7は画像処理部120内の美白処理部の第2の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示す美白処理部210は、輝度/色差(Y/C)処理部212と、ボケ画像生成部214と、美白LUT216と、減算器218と、加算器220と、マトリクス処理部222とから構成されている。
Y/C処理部212は、入力するデジタルの原画像R/G/B に基づいて輝度画像Yと色差画像Cb 、Cr とを生成する。画像Yは、ボケ画像生成部214に出力され、画像Cb 、Cr はマトリクス処理部222に出力される。
ボケ画像生成部214、美白LUT216、減算器218及び加算器220は、画像Yに対して美白処理するもので、図2に示したボケ画像生成部202、美白LUT204、減算器206及び加算器208と同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明は省略する。
加算器220から出力される画像Yに対して美白処理された画像Y’は、マトリクス処理部222に加えられる。マトリクス処理部222の他の入力には、画像Cb 、Cr が加えられており、マトリクス処理部222は、美白処理された画像Y’と、画像Cb 、Cr とに基づいてR,G,Bの美白処理後の画像R'/G'/B'を生成する。
図8は画像処理部120内の美白処理部の第3の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示す美白処理部230は、ボケ画像生成部232と、美白LUT234と、加算器236とから構成されている。尚、この美白処理部230は、R,G,Bの各色別の原画像R/G/B がそれぞれ入力する3チャンネルの処理系を有しているが、図8上では、1チャンネルのみを示している。
ボケ画像生成部232は、入力する原画像R/G/B に基づいてボケ画像を生成し、この生成したボケ画像を美白LUT234に出力する。尚、ボケ画像生成部232は、図2に示したボケ画像生成部202と同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明は省略する。
美白LUT234は、例えば、8ビット(0〜255)の入力信号に対応して8ビットよりも小さい補正量が記憶された変換テーブルであり、例えば、図9のグラフに示す入出力特性が記憶されている。即ち、同図に示すように、美白LUT234は、入力信号のシャドー部に対しては0、ハイライト部に対しては上に凸なる補正量を出力する。
この美白LUT204から出力されるハイライト部のみを明るくする補正量は、加算器236に加えられる。加算器236の他の入力には、原画像R/G/B が加えられており、加算器236は、これらの2入力を加算し、この加算した画像を美白処理後の画像R'/G'/B'として出力する。この美白処理後の画像R'/G'/B'は、図2に示した第1の実施の形態と同じ画像であり、原画像の立体感が失われず、かつハイライト部がより明るくなる画像である。
図10は画像処理部120内の美白処理部の第4の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示す美白処理部240は、Y/C処理部242と、ボケ画像生成部244と、美白LUT246と、加算器248と、マトリクス処理部250とから構成されている。
Y/C処理部242及びマトリクス処理部250は、図7に示した第2の実施の形態の美白処理部210のY/C処理部212及びマトリクス処理部222と同じであり、また、ボケ画像生成部244、美白LUT246及び加算器248は、画像Yに対して美白処理するもので、図8に示したボケ画像生成部232、美白LUT234及び加算器236と同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明は省略する。
この美白処理部240のマトリクス処理部250から出力される美白処理後の画像R'/G'/B'は、図7に示した第2の実施の形態と同じ画像であり、原画像の立体感が失われず、かつハイライト部がより明るくなる画像である。
ところで、図1に示したカメラ部110でユーザを撮影する場合、ハイライト部が飽和しないように少しアンダー気味になるように絞り値やシャッタスピードを決定して撮影することが行われている。
この場合、撮影画像の濃度分布を示すヒストグラムは、図11に示すようになる。即ち、ヒストグラムの右端値(Xmax )と、8ビットの最大値である255との間にギャップが生じる。このギャップ部分は、入力情報が存在しないので、レベル補正してヒストグラムの右端値(Xmax )が255になるようにした方が好ましい。
ヒストグラムの右端値(Xmax )を255にするためには、図12の実線で示す入出力特性を有するレベル補正LUTによって階調補正を行う。このレベル補正LUTは、原画像R/G/B を入力情報とし、階調補正された原画像R/G/B を出力する。また、このレベル補正LUTは、図6に示した美白LUTと統合して1つのLUTとすることもできる。
図13は図1に示したアミューズメントシールプリント機によるユーザの撮影から写真シールのプリント出力までの処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、カメラ部110によりユーザの顔画像を撮影する(ステップS10)。例えば、ポーズや表情等を変えながら、6コマ撮影する。次に、6コマ分の画像を表示器140にマルチ画面表示させ、ユーザに6コマの中からプリントする画像を選択させる(ステップS12)。この実施の形態では、4コマ選択させる。
続いて、選択された1コマ目の画像の美白処理後の画像を表示器140に表示させる(ステップS14)。表示器140に表示する画像は、間引いたり縮小した画像で、プリント出力する画像よりも粗い画素密度のものを使用するが、この場合、ボケ画像生成用のLPFのカットオフ周波数も画素密度が低い分だけシフトすることが望ましい。
ユーザは表示器140に表示された画像を見ながら、操作部190を操作して所望の明るさ(美白処理)を指示する。即ち、図14に示すように美白処理の度合いが強いLUT(実線で示すLUT)、美白処理の度合いが普通のLUT(一点鎖線で示すLUT)、及び美白処理の度合いが弱いLUT(破線で示すLUT)の3つのLUTを予め準備しておき、ユーザに操作部190のボタンや操作レバーによって美白処理の強弱を選択させる。これにより、ユーザは好みの美白処理を実行させることができる。尚、美白処理の度合いは、強、中、弱のように段階的に指示したり、強から弱にわたって連続的に指示するようにしてもよい。美白処理の度合いを連続的に指示する場合には、その指示に応じて、例えば、図14に示す3つのLUTを補間して適宜のLUTを作成し、そのLUTを使用すればよい。
上記のように美白処理の度合いが指示されると、その指示に応じて美白処理が行われ、表示器140に表示される美白処理後の画像が更新される。
また、強、中、弱のように美白処理の度合いの異なる複数の美白処理後の画像を、表示器140上にマルチ画面表示させ、マルチ画面表示された画像の中からユーザの好みの美白処理された画像を操作部190で選択できるようにしてもよい。
1コマ目の画像の美白処理が決定すると、同様にして2コマ目、3コマ目、及び4コマ目の各画像の美白処理を決定するための処理結果を示す画像表示、及び美白処理の度合いの指定が行われる(ステップS18〜S28)。
各コマの美白処理が決定し、プリントボタンが押されると、各コマ画像の美白処理に適用される美白LUTが確定し、その美白LUTでプリント画像に対する美白処理が行われる(ステップS30)。
図15は図2に示したボケ画像生成部202の他の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示すボケ画像生成部300は、輝度重み信号生成部310と、輝度重み付きボケ画像生成部320とから構成されている。
輝度重み信号生成部310は、マトリクス回路312と、ローパスフィルタ314と、ウエイト(重み)信号算出回路316とから構成されている。マトリクス回路312は、入力するR,G,Bの各色信号に基づいて次式により輝度信号Yを算出し、この輝度信号Yをローパスフィルタ314に出力する。
[数1]
Y=0.3 R+0.6 G+0.1 B
ローパスフィルタ314は、注目画素を含む周囲の5×5画素の輝度信号Yの平均の輝度値YLを求め、この輝度値YLを重み信号算出回路316に出力する。尚、このローパスフィルタ314により、輝度が急激に変化する領域の輝度信号Yを入力しても、その変化が緩やかな輝度値YLとして出力することができる。
重み信号算出回路316には、図16のグラフに示すような輝度重みテーブルパラメータY1、Y2、Wdarkが設定されており、重み信号生成部316は、入力する輝度値YLと、輝度重みテーブルパラメータY1、Y2、Wdarkとに基づいて次式により、輝度重み信号Wを算出する。
[数2]
W=Wdark (0≦YL<Y1)
W={(1.0 −Wdark)/(Y2−Y1)}(YL−Y2)+1.0
(Y2≦YL<Y2)
W=1.0 (Y2≦YL)
このようにして算出された輝度重み信号Wは、輝度が小さくなるにしたがって小さい値となる。尚、上記重み信号算出回路316の代わりに、図16のグラフに示す入出力特性を有するLUTを使用してもよい。
一方、輝度重み付きボケ画像生成部320は、ボケ画像生成部321と、乗算器322、323と、減算器324と、加算器325とから構成されている。ボケ画像生成部321は、図5に示したIIR 型LPF等から構成されている。尚、このボケ画像生成部321は、図2のボケ画像生成部202に対応するものであり、その詳細な説明は省略する。
ボケ画像生成部321によって生成されたボケ画像は、乗算器322に出力される。乗算器322の他の入力には輝度重み信号Wが加えられており、乗算器322は、これらの2入力を乗算し、その乗算値を加算器325に出力する。
また、乗算器323の一方の入力には原画像R/G/B が加えられ、他の入力には減算器324により1から輝度重み信号Wが減算された信号(1−W)が加えられており、減算器324はこれらの2入力を乗算し、その乗算値を加算器325に出力する。
加算器325は、前記乗算器322、323からそれぞれ入力した乗算値を加算し、その加算値を第1のボケ画像として出力する。
次に、上記構成のボケ画像生成部300の作用について説明する。
このボケ画像生成部300から出力される第1のボケ画像は、原画像R/G/B の低輝度の画素に対してはボケが小さくなり、高輝度の画素に対してはボケが大きくなる。
例えば、瞳のような低輝度の領域内の画素に対してボケを大きくすると、瞳の領域は面積が小さく、その周囲は白眼や明るい肌色の領域であるため、瞳の領域内の画素は、輝度が明るい方にシフトする(輝度が上がる)。そして、ボケを大きくした結果、瞳の領域の明るさが、美白処理される明るさまでシフトすると、瞳の領域にも美白処理がされるという弊害が生じる。尚、瞳が本来の明るさよりも明るくなるように美白処理されると、くっきり感がなくなり、冴えない写りになる。
図15に示した実施の形態のボケ画像生成部300は、輝度の低い領域の画素に対してはボケが小さくなるようにしている。即ち、輝度の低い領域の画素が明るい方に大きくシフトしないようにしている。これにより、輝度の低い領域(特に面積の小さい領域)の画素に対しても美白処理が施されないようにすることができ、瞳の濃度を維持しつつ、顔を美白にする効果が得られる。
尚、ボケ画像生成部300は、図8に示したボケ画像生成部232にも適用できる。また、図7及び図10に示したボケ生成部214、244にも適用できるが、この場合、ボケ生成部214、244は、もともと輝度信号Yを入力しているため、ボケ画像生成部300内の輝度信号Yを生成するためのマトリクス回路312は不要となる。
図1に示した実施の形態では、アミューズメントシールプリント機を例に説明したが、本発明は一般のパーソナルコンピュータ(パソコン)による美白処理にも適用できる。
図17は本発明に係る画像処理装置の他の実施の形態を示すシステム構成図であり、パソコン(PC)400と、その周辺機器であるカメラ部410、表示器420及びプリンタ430とから構成されている。
PC400は、主として各構成要素の動作を制御するCPU402と、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となる主メモリ404と、パソコンのオペレーティングシステム(OS)、本発明に係る画像処理プログラム、各種のアプリケーションソフト、及び画像等が格納されるハードディスク装置406と、前記カメラ部410、表示器420及びプリンタ430との間で通信を行うためのインターフェース408と、図示しないキーボードやマウス等の入力手段と、CD−ROMドライブとから構成されている。尚、上記構成のPC400は、周知のものであるため、各構成要素の詳細な説明については省略する。
ハードディスク装置406内の画像処理プログラムは、例えば、画像処理プログラムが記録されたCD−ROMをPC400のCD−ROMドライブにセットすることによりインストールされ、又は図示しないネットワークを介してインストールされる。この画像処理プログラムを起動させることにより、PC400は、カメラ部410等から入力した原画像に対し、前述したアミューズメントシールプリント機によって行われる美白処理と同様の美白処理を施すことができる。美白処理後の画像は、表示器420に表示され、またプリンタ430によってプリント出力される。
図1は本発明に係るプリンタの実施の形態を示すブロック図である。 図2は図1に示した画像処理部の美白処理部の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図3は図2に示したボケ画像生成部における処理手順をフローチャートである。 図4(A)乃至(D)はそれぞれボケ画像生成部の各処理段階における画像のイメージを示す図である。 図5はIIR 型ローパスフィルタのモデルを示す図である。 図6は図2に示した美白LUTの一例を示す図である。 図7は図1に示した画像処理部の美白処理部の第2の実施の形態を示すブロック図である。 図8は図1に示した画像処理部の美白処理部の第3の実施の形態を示すブロック図である。 図9は図8に示した美白LUTの一例を示す図である。 図10は図1に示した画像処理部の美白処理部の第4の実施の形態を示すブロック図である。 図11は図1のカメラ部で撮影された撮影画像の濃度分布の一例を示すヒストグラムである。 図12は図11に示した濃度分布の撮影画像の階調変換を行うためのLUTを示す図である。 図13は図1に示したアミューズメントシールプリント機によるユーザの撮影から写真シールのプリント出力までの処理手順を示すフローチャートである。 図14は強中弱のそれぞれの美白LUTの一例を示す図である。 図15はボケ画像生成部の他の実施の形態を示すブロック図である。 図16は輝度重みテーブルパラメータY1、Y2、Wdarkを説明するために用いたグラフである。 図17は本発明に係る画像処理装置の他の実施の形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
100、430…プリンタ、110、410…カメラ部、120…画像処理部、130…表示制御部、140、420…表示器、150、402…中央処理装置(CPU)、160、404…主メモリ、170…ストレージ、180…プリントエンジン、190…操作部、200、210、230、240…美白処理部、202、214、232、244300、321…ボケ画像生成部、204、216、234、246…美白LUT、206、218、324…減算器、208、220、236、248、325…加算器、212、242…Y/C処理部、222、250…マトリクス処理部、310…輝度重み信号生成部、312…マトリクス回路、314…ローパスフィルタ、316…重み信号算出回路、320…輝度重み付きボケ画像生成部、322、323…乗算器、406…ハードディスク装置

Claims (18)

  1. デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する工程と、
    前記第1のボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する工程と、
    前記原画像から前記第1のボケ画像を減算した差分画像を生成する工程と、
    前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. デジタルの原画像からボケ画像を生成する工程と、
    前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める工程と、
    前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記原画像はR,G,Bの色画像からなるカラー画像であり、各色画像ごとに前記美白処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記原画像は輝度画像と色差画像とからなるカラー画像であり、前記輝度画像に対してのみ前記美白処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  5. デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する第1のボケ画像生成手段と、
    前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する第2のボケ画像生成手段と、
    前記原画像から前記第1のボケ画像を減算してなる差分画像を生成する減算手段と、
    前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する加算手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. デジタルの原画像からボケ画像を生成するボケ画像生成手段と、
    前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める補正量生成手段と、
    前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する加算手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記第1のボケ画像生成手段は、前記原画像の低輝度の画素に対してはボケが小さくなるように前記第1のボケ画像を生成することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記ボケ画像生成手段は、前記原画像の低輝度の画素に対してはボケが小さくなるように前記ボケ画像を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記原画像はR,G,Bの色画像からなるカラー画像であり、各色画像ごとに前記美白処理を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  10. 前記原画像は輝度画像と色差画像とからなるカラー画像であり、前記輝度画像に対してのみ前記美白処理を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2のボケ画像生成手段は、予め入力画素の明るさ情報に対応して前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくするための明るさ情報を記憶するルックアップテーブルを有し、前記第1のボケ画像の各画素の明るさ情報を入力するごとに前記ルックアップテーブルから対応する明るさ情報を読み出し、前記第2のボケ画像として出力することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  12. 前記補正量生成手段は、予め入力画素の明るさ情報に対応して前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を記憶するルックアップテーブルを有し、前記ボケ画像の各画素の明るさ情報を入力するごとに前記ルックアップテーブルから対応する補正量を読み出して出力することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  13. 前記美白処理後の画像を表示する画像表示手段と、前記原画像に対する美白処理の度合いを変更させる指示手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  14. 前記原画像に対する美白処理の度合いの異なる複数の美白処理後の画像を表示する画像表示手段と、前記表示された複数の画像から1つの画像を選択する選択手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  15. 請求項5乃至14のいずれかに記載の画像処理装置と、該画像処理装置によって美白処理された画像を印画紙に印画する印刷手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  16. 人物を撮影してデジタルの原画像を取得するカメラを更に備えたことを特徴とする請求項15に記載のプリンタ。
  17. デジタルの原画像から第1のボケ画像を生成する機能と、
    前記第1のボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記第1のボケ画像のハイライト部の画素をより明るくする処理を行って第2のボケ画像を生成する機能と、
    前記原画像から前記第1のボケ画像を減算した差分画像を生成する機能と、
    前記第2のボケ画像と前記差分画像とを加算して美白処理した画像を生成する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
  18. デジタルの原画像からボケ画像を生成する機能と、
    前記ボケ画像の各画素の明るさに基づいて前記ボケ画像のハイライト部の画素に対応する原画像の画素の明るさをより明るくするための補正量を求める機能と、
    前記原画像に前記求めた補正量を加算して美白処理した画像を生成する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
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