JP2006121382A - ダイバーシティ受信装置及びこれを有する映像表示装置及び携帯電話機 - Google Patents

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Atsushi Sakai
敦司 酒井
Kunihiro Oki
邦裕 大木
Masayuki Natsumi
昌之 夏見
Kazumasa Kioi
一雅 鬼追
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Abstract

【課題】 ダイバーシティ受信の効果を得ながら、アンテナ間距離を自由に調整することができると共に、机等の設置面に安定して設置することのできるダイバーシティ受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 第1のアンテナ体12と、第1のアンテナ体12と平行になるように配置され、第1のアンテナ体12とダイバーシティアンテナを構成する第2のアンテナ体13と、前記ダイバーシティアンテナの受信信号を処理するダイバーシティ受信回路を収納する本体11と、を備えたダイバーシティ受信装置において、第1のアンテナ体12を内蔵した第1の支持体14を備え、本体11と第1の支持体14は、前記平行を保ちながら第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように連結されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイバーシティアンテナにて受信を行うダイバーシティ受信装置に関する。また、このダイバーシティ受信装置を有する映像表示装置及び携帯電話機に関する。
従来、携帯電話機等にダイバーシティアンテナを設ける場合、図7の示すように、筐体の両端にアンテナを設置する等して、筐体にアンテナを構成していた(例えば、下記特許文献1参照)。図7において、100は回路基板であり、101及び102はロッドアンテナである。
また、ダイバーシティアンテナではないが、アンテナにスタンド機能を持たせることを目的とした携帯電話機が、下記特許文献2に開示されている。特許文献2に係る携帯電話機においては、アンテナが収納位置にある時、アンテナは携帯電話機本体の裏面に設けられた溝の中に収納されて、該裏面と略同一面を形成するようにされ、アンテナがスタンド機能位置にある時、アンテナは携帯電話機本体に対して傾斜位置に保持され、携帯電話機を水平な机面等の上に設置した時携帯電話機本体の表示部が傾斜した状態に維持され、アンテナがアンテナ機能位置にある時、アンテナを携帯電話機本体から本体の長手方向に延長するように略直線状に延ばされる。
尚、下記特許文献3には、電池式携帯機器のスタンド構造において、電池蓋の一部に開閉可能なスタンド部材を設け、前記スタンド部材を前記電池式携帯機器の据置時はスタンドとして使用し、該スタンド部材を開くことにより電池収納状態の確認が出来るように構成したことを特徴とする電池式携帯機器のスタンド構造が開示されている。
特開平3−280625号公報 特開2004−56385号公報 実開昭60−101777号公報
しかしながら、図7のようにアンテナ(ロッドアンテナ)を筐体に固定すると、アンテナ間距離を調整することができなくなる。受信状態はアンテナ間距離に依存するので、アンテナ間距離を調整することができない場合には、最良の受信状態を得ることができない。
また、上記特許文献2に示された技術を用いて、アンテナをスタンドとして用いた場合、アンテナと設置面との接触部分が小さいため、設置面への設置が不安定となる。また、上記特許文献3に示された技術では、上記問題(アンテナ間距離の調整、設置の安定性)を解決することはできない。
本発明は、上記の点に鑑み、ダイバーシティ受信の効果を得ながら、アンテナ間距離を自由に調整することができると共に、机等の設置面に安定して設置することのできるダイバーシティ受信装置を提供することを目的とする。また、そのようなダイバーシティ受信装置を有する映像表示装置及び携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るダイバーシティ受信装置は、第1のアンテナ体と、前記第1のアンテナ体と平行になるように配置され、前記第1のアンテナ体とダイバーシティアンテナを構成する第2のアンテナ体と、前記ダイバーシティアンテナの受信信号を処理するダイバーシティ受信回路を収納する本体と、を備えたダイバーシティ受信装置において、前記第1のアンテナ体を内蔵した第1の支持体を備え、前記本体と前記第1の支持体は、前記平行を保ちながら前記第1のアンテナ体と前記第2のアンテナ体との距離を変化させる回転が可能なように連結されていることを特徴とする。
上記のように構成すれば、ダイバーシティアンテナを構成する第1のアンテナ体と第2のアンテナ体との距離を自由に且つ容易に調整することができる。
また、第1の支持体の第1のアンテナ体を内蔵している部分の長手方向を設置面と平行にして、設置するようにすれば、本体は、設置面と平行となっている第1の支持体と設置面との接触部と、本体と設置面との接触部とで、支えられることになる。設置面と平行となっている第1の支持体と設置面との接触部は、第1のアンテナ体と同程度以上の長さを有することとなるため、設置状態は極めて安定している。
また、第1のアンテナ体を内蔵した第1の支持体をスタンドとして機能させることができるため、別途スタンドを設ける必要がなく、部品点数の削減及び構造の簡素化が図られる。
また、例えば、前記第1の支持体は、第1のアンテナ内蔵部と前記本体とを連結するための第1の連結部とから成り、前記第1のアンテナ体は、前記第1のアンテナ内蔵部の長手方向と前記第1のアンテナ体の長手方向が一致するように前記第1のアンテナ内蔵部に内蔵され、前記第1の支持体は、前記第2のアンテナ体の長手方向と平行な軸を回転軸として前記回転が可能となるように構成されている。
第1のアンテナ体は、アンテナとしての機能を実現するためにある程度の長さを持っている。そして、第1のアンテナ体を内蔵する第1のアンテナ内蔵部の長手方向と第1のアンテナ体の長手方向とが一致するため、第1のアンテナ内蔵部の長手方向の長さは第1のアンテナの長さと同程度以上となる。
本体と第1のアンテナ内蔵部の双方が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置面に設置したとき、本体は、本体と設置面との接触部と、第1のアンテナ内蔵部と設置面との接触部と、で支えられることになるが、本体と第1の支持体との回転の回転軸は第2のアンテナ体の長手方向、すなわち第1のアンテナ内蔵部の長手方向(第1のアンテナ体の長手方向)と平行である。従って、回転角に拘わらず、第1のアンテナ内蔵部と設置面との接触部は、第1のアンテナ内蔵部の長手方向の長さを有する線又は面となる。このため、ダイバーシティ受信装置の安定した設置が可能である。
具体的には、例えば、前記第1の連結部と前記第1のアンテナ内蔵部とがL字状に配置されることで、前記第1の支持体はL字状に形成されている。
また、例えば、前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記回転の支点になっている。
また、例えば、前記第1の連結部は2つの連結部から成り、一方の連結部が前記第1のアンテナ内蔵部の一端に配置されると共に、他方の連結部が前記第1のアンテナ内蔵部の他端に配置されることで、前記第1の支持体はコの字状に形成されている。
そして、例えば、前記第1の連結部の一方の連結部は、前記本体の一辺の一端にて前記本体と連結されると共に、前記第1の連結部の他方の連結部は、その一辺の他端にて前記本体と連結されており、その一辺の両端が前記回転の支点になっている。
また、例えば、前記第2のアンテナ体は、前記本体に内蔵されている。
また、例えば、前記第2のアンテナ体を内蔵した第2の支持体を備え、前記本体と前記第2の支持体は、前記平行を保ちながら前記第1のアンテナ体と前記第2のアンテナ体との距離を変化させる回転が可能なように連結されてもよい。
これにより、第1の支持体及び第2の支持体の何れを回転させることによっても、第1のアンテナ体と第2のアンテナ体との距離を調整することができるため、調整手法の自由度が増し、該距離の調整がより容易となる。また、例えば、第1の支持体が設置面と接している場合において第1の支持体を回転させようとすれば、設置面との摩擦等により若干の抵抗が加わってしまうが、上記のように構成すれば、設置面と接しない第2の支持体を回転させることによって、アンテナ間距離を調整できる。このことからも、調整がより容易となると言える。
更に、例えば、第1の支持部が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置し、本体に設けられている表示部等が見やすくなるように、本体と第1の支持体との回転角を定めた後でも、第2の支持部を回転させることで表示部等の視認性に影響を与えることなくアンテナ間距離を自由に調整可能である。
また、具体的には、例えば、前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記本体と前記第1の支持体との回転の支点になっており、前記本体と前記第2の支持体も、前記端部にて連結されていて、前記端部が前記本体と前記第2の支持体との回転の支点になっている。
また、例えば、前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記本体と前記第1の支持体との回転の支点になっており、前記本体と前記第2の支持体は、前記端部と異なる前記本体の他の端部にて連結されていて、前記他の端部が前記本体と前記第2の支持体との回転の支点になっている。
また、例えば、前記本体には、前記第1の支持体を収納するための収納部が備えられており、前記ダイバーシティ受信回路への電源の供給は、前記収納部に前記第1の支持体が収納されたとき、遮断されるようにしてもよい。
つまり、第1の支持体が収納部に収納されている時には、ダイバーシティアンテナを用いた受信動作は不要であると判断して、ダイバーシティ受信回路への電源供給を遮断するのである。これにより、消費電力の削減が図られる。
また、第2の支持体が備えられている場合にあっては、例えば、前記本体には、前記第1の支持体及び前記第2の支持体を収納するための収納部が備えられており、前記ダイバーシティ受信回路への電源の供給は、前記収納部に前記第1の支持体及び前記第2の支持体の少なくとも一方が収納されたとき、又は前記収納部に前記第1の支持体及び前記第2の支持体の双方が収納されたとき、遮断されるようにしてもよい。
これによっても、消費電力の削減が図られる。
また、本発明に係る映像表示装置は、上記に記載されたダイバーシティ受信装置と、前記ダイバーシティ受信装置の受信信号に基づいて映像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電話機は、上記映像表示装置を備えたことを特徴としている。尚、本明細書及び特許請求の範囲における携帯電話機とは、PHS(Personal Handyphone System)も含むものを指す。
上述した通り、本発明に係るダイバーシティ受信装置によれば、ダイバーシティ受信の効果を得ながら、アンテナ間距離を自由に調整することができると共に、机等の設置面に安定して設置することができる。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係るダイバーシティ受信装置の第1実施形態につき、図面を参照して説明する。本実施形態に係るダイバーシティ受信装置に備えられる第1の支持体14は、本体(本体の筐体)11に収納可能となっている。
図1(a)は、その第1の支持体14を、本体11から出したとき(即ち、収納していないとき)の斜視図である。図1(b)は、その第1の支持体14を、本体11に収納したときの斜視図である。図1(c)は、その第1の支持体14を、本体11から出したときの側面図である。尚、図1(c)においては、本発明の理解を容易にするため、一部の線等の図示を省略している。図2は、図1のダイバーシティ受信装置の回路ブロック図である。
図1(a)〜(c)において、11、12、13は、それぞれ本体、第1のアンテナ体、第2のアンテナ体である。本体11は、直方体に第1の支持体14を収納するための収納部(溝)17を設けた形状となっている。尚、以下の説明において、本体11の形状を、収納部17の存在を無視して、単に直方体と捉えることがある。
第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13は、それぞれ本体11に収納されているダイバーシティ受信回路50(図2)に接続されており、それぞれの受信信号をそのダイバーシティ受信回路50に与える。第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13は、ダイバーシティアンテナを構成している。
ダイバーシティ受信回路50は、受信信号を増幅するための増幅器(不図示)、受信信号を復調するための復調器(不図示)等からなり、ダイバーシティアンテナの受信信号を増幅、復調して図示されない基地局等から送信された情報を復元する。
また、本体11には、更にダイバーシティ受信回路50の動作を制御する制御回路51と、二次電池(不図示)等から供給される電圧を電圧変換し、その電圧変換後の電圧をダイバーシティ受信回路50及び制御回路51に供給する電源回路52とが、内蔵されている(図2参照)。尚、詳細は後述するが、制御回路51には一端がプルアップ(例えば、3V)されたスイッチ16の他端が接続されている。
第1のアンテナ体12を内蔵した第1の支持体14の一端14aが、本体11の端部18にヒンジ(不図示)を介して取り付けられており(連結されており)、本体11と第1の支持体14は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。本体11の端部18は、その回転の支点と言える。また、本体11の端部18は、直方体である本体11の角部(一角)に設けられている。
第1の支持体14は、第1のアンテナ内蔵部14bと、本体11と第1の支持体14とを連結するための第1の連結部14cと、からなっている。第1の連結部14cの端部には、上記一端14aが配置されている。第1のアンテナ内蔵部14bには、第1のアンテナ体12が内蔵されており、第1のアンテナ内蔵部14bの長手方向と第1のアンテナ体12の長手方向は一致している。
第1のアンテナ内蔵部14bと第1の連結部14cは、境目なく一体となっており、また、それらはL字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)配置されている。つまり、第1の支持体14は、図示の如く、L字状に形成されている。
上述したように、本体11には、第1の支持体14を収納するための収納部(溝)17が設けられており、本体11の端部18を支点として第1のアンテナ内蔵部14bを本体11に近づくように回転させることにより、第1の支持体14は、収納部17にはまり込み、収納部17に収納される(図1(b)参照)。
第1の支持体14が収納部17に収納された状態から、本体11の端部18を支点として第1の支持体14を、第1のアンテナ内蔵部14bが本体11から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θで表す。第1の支持体14が収納部17に収納された状態は、回転角θがゼロであることに相当する。
第2のアンテナ体13は、直方体である本体11の一辺と平行となるように、本体11の下側に内蔵されており、回転角θの値に依らず、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とは平行となっている。即ち、回転角θの値に依らず、常に第1のアンテナ体12の長手方向(軸方向)と第2のアンテナ体13の長手方向(軸方向)とは平行となっている。2つのアンテナが平行となる時に最もよくダイバーシティ効果を得ることができる。
これを実現するために、第1の支持体14が収納部17に収納された状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とが平行になるように本体11における第2のアンテナ体13の内蔵位置は定められており、且つ第1の支持体14は、第2のアンテナ体13の長手方向(換言すれば、回転角θ=0°における第1のアンテナ体12の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっている。
尚、第2のアンテナ体13の本体11における上記内蔵場所は一例であり、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との平行性が保たれるのであれば、第2のアンテナ体13は、本体11の何れの箇所に内蔵されていてもよい。
また、第1の支持体14が収納部17に収納された状態、即ち回転角θがゼロの状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離(以下、「アンテナ間距離」と記すことがある)は最も短くなり、回転角θの増大するにつれて、アンテナ間距離は増大する。
即ち、本体11と第1の支持体14は、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように、連結されているのである。これにより、ダイバーシティアンテナを構成する第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を自由に且つ容易に調整することができる。
また、第1のアンテナ体12や第2のアンテナ体13は、電波を受信するべく、ある程度の長さ(例えば、数センチメートル)を持っている。そして、上述したように、第1のアンテナ体12を内蔵する第1のアンテナ内蔵部14bの長手方向と第1のアンテナ体12と長手方向とが一致するため、第1のアンテナ内蔵部14bの長手方向の長さは第1のアンテナ12の長さと同程度以上となる。
本体11と第1のアンテナ内蔵部14bの双方が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置面に設置したとき、図1(a)〜(c)に示す如く、本体11は、本体11と設置面との接触部と第1のアンテナ内蔵部14bと設置面との接触部で支えられることになるが、本体11と第1の支持体14との回転の回転軸は第2のアンテナ体13の長手方向、すなわち第1のアンテナ内蔵部14bの長手方向(第1のアンテナ体12の長手方向)と平行である。
従って、回転角θの角度に依らず、第1のアンテナ内蔵部14bと設置面との接触部は、第1のアンテナ内蔵部14cの長手方向の長さを有する線又は面となる。つまり、第1のアンテナ内蔵部14b全体で本体11が支えられることになる。このため、ダイバーシティ受信装置の安定した設置が可能である。また、第1のアンテナ体を内蔵した第1の支持体14をスタンドとして機能させているため、別途スタンドを設ける必要がなく、部品点数の削減及び構造の簡素化が図られる。
また、図3に、外形がL字状に見える方向から見た第1の支持体14の外形図を示す。図3において、図1(a)〜(c)と同一のものには、同一の符号を付して、その説明を省略する。図1(a)〜(c)においては表現されていないが、図3に示す如く、第1の支持体14の第1の連結部14cは、足部14dと足部14eとで構成されていて、足14dは、中が空洞となっており、中空部14fに足14eが収納可能となっている。
このように、足14eを中空部14fに出し入れ可能とすることで、第1の連結部14cの長さは伸縮可能となっており、この伸縮を行うことで、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を更に調整することが可能となる。尚、この伸縮を行っても、第1の支持体14のL字状の形状は保たれるため、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との平行性は保たれる。
また、本体11の収納部17には、スイッチ16が設けられている。回転角θが十分に大きい時は、スイッチ16と第1の支持体14は接触せず、スイッチ16はオフとなっている。このとき、スイッチ16と制御回路51との接続点の電圧はローレベルとなり、このローレベル電圧を受けて制御回路51は電源回路52からダイバーシティ受信回路50への電源供給を許可する。
一方、第1の支持体14が収納部17に収納されている時、スイッチ16は第1の支持体14と接触することにより押下され、オンとなる。このとき、スイッチ16を介して制御回路51にハイレベルの電圧(例えば、3V)が与えられ、このハイレベル電圧を受けて制御回路51は、電源回路52からダイバーシティ受信回路50への電源供給を遮断する。
つまり、第1の支持体14が収納部17に収納されている時には、ダイバーシティアンテナを用いた受信動作は不要であると判断して、ダイバーシティ受信回路50の動作を停止させるのである。これにより、消費電力の削減が図られる。
尚、第1の支持体14が収納部17に完全に収納されていなくても、即ち、回転角θが正確にゼロにならずに、或る程度の値を持っていても、スイッチ16はオンとなりえる。従って、制御回路51は、回転角θが所定の範囲内(例えば、0°≦θ≦3°)にある時に、電源回路52からダイバーシティ受信回路50への電源供給を遮断する、とも言える。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係るダイバーシティ受信装置の第2実施形態につき、図面を参照して説明する。本実施形態に係るダイバーシティ受信装置に備えられる第1の支持体24及び第2の支持体25は、本体21に収納可能となっている。
図4(a)は、それら第1の支持体24及び第2の支持体25を、本体21から出したとき(即ち、収納していないとき)の斜視図である。図4(b)は、それら第1の支持体24及び第2の支持体25を、本体21に収納したときの斜視図である。図4(c)は、それら第1の支持体24及び第2の支持体25を、本体21から出したときの側面図である。尚、図4(c)においては、本発明の理解を容易にするため、一部の線等の図示を省略している。
図4(a)〜(c)において、図1(a)〜(c)及び図2と同一の部分には同一の符号を付して、それらの部分の説明を省略する。本体21にも、第1実施形態における本体11と同様、ダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52が内蔵されており、本体21に内蔵されるダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52と、第1のアンテナ体12、第2のアンテナ体13及びスイッチ16との回路構成は第1実施形態(図2)と同様であり、その電気的動作も第1実施形態におけるものと同様である。
本体21は、直方体に第1の支持体24を収納するための収納部(溝)27aと、第2の支持体25を収納するための収納部(溝)27bと、を設けた形状となっている。尚、以下の説明において、本体21の形状を、収納部27a、27bの存在を無視して、単に直方体と捉えることがある。
第1のアンテナ体12を内蔵した第1の支持体24の一端24aが、直方体である本体21の一辺の中央28付近にヒンジ(不図示)を介して取り付けられており(連結されており)、本体21と第1の支持体24は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。本体11のその一辺の中央28は、その回転の支点と言える。
同様に、第2のアンテナ体13を内蔵した第2の支持体25の一端25aが、上記一辺の中央28付近にヒンジ(不図示)を介して取り付けられており(連結されており)、本体21と第2の支持体25は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。本体11のその一辺の中央28は、その回転の支点と言える。
上記一辺の中央28は、辺の中央ではあるが、直方体にとって「辺」は直方体の端であるとも考えることができる。従って、上記一辺の中央28は、本体21の端部であるとも言える。その端部は、第1の支持体24と本体21との回転の支点であり、第2の支持体25と本体21との回転の支点でもある。
第1の支持体24は、第1のアンテナ内蔵部24bと、本体21と第1の支持体24とを連結するための第1の連結部24cと、からなっている。第1の連結部24cの端部には、上記一端24aが配置されている。第1のアンテナ内蔵部24bには、第1のアンテナ体12が内蔵されており、第1のアンテナ内蔵部24bの長手方向と第1のアンテナ体12の長手方向は一致している。第1のアンテナ内蔵部24bと第1の連結部24cは、境目なく一体となっており、また、それらはL字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)配置されている。つまり、第1の支持体24は、図示の如く、L字状に形成されている。
第1の支持体24と同様に、第2の支持体25は、第2のアンテナ内蔵部25bと、本体21と第2の支持体25とを連結するための第2の連結部25cと、からなっている。第2の連結部25cの端部には、上記一端25aが配置されている。第2のアンテナ内蔵部25bには、第2のアンテナ体13が内蔵されており、第2のアンテナ内蔵部25bの長手方向と第2のアンテナ体13の長手方向は一致している。第2のアンテナ内蔵部25bと第2の連結部25cは、境目なく一体となっており、また、それらはL字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)配置されている。つまり、第2の支持体25は、図示の如く、L字状に形成されている。
上述したように、本体21には、第1の支持体24を収納するための収納部(溝)27aと第2の支持体25を収納するための収納部(溝)27bが設けられており、本体21の一辺の中央(端部)28を支点として第1の支持体24を、第1のアンテナ内蔵部24bが本体21に近づくように回転させることにより、第1の支持体24は収納部27aにはまり込み、収納部27aに収納される。同様に、本体21の一辺の中央(端部)28を支点として第2の支持体25を、第2のアンテナ内蔵部25bが本体21に近づくように回転させることにより、第2の支持体25は収納部27bにはまり込み、収納部27bに収納される(図4(b)参照)。
第1の支持体24が収納部27aに収納された状態から、本体21の一辺の中央(端部)28を支点として第1の支持体24を、第1のアンテナ内蔵部24bが本体21から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θ1で表す。第1の支持体24が収納部27aに収納された状態は、回転角θ1がゼロであることに相当する。
同様に、第2の支持体25が収納部27bに収納された状態から、本体21の一辺の中央(端部)28を支点として第2の支持体25を、第2のアンテナ内蔵部25bが本体21から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θ2で表す。第2の支持体25が収納部27bに収納された状態は、回転角θ2がゼロであることに相当する。
第1の支持体24、第2の支持体25が、夫々収納部27a、収納部27bに収納された状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とが平行になるように第1の支持体24及び第2の支持体25は構成されていると共に、第1の支持体24及び第2の支持体25と本体21は連結されている。
また、第1の支持体24は、回転角θ2=0°における第2のアンテナ体13の長手方向(換言すれば、回転角θ1=0°における第1のアンテナ体12の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっており、第2の支持体25は、回転角θ1=0°における第1のアンテナ体12の長手方向(換言すれば、回転角θ2=0°における第2のアンテナ体13の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっている。
このため、回転角θ1及びθ2の値に依らず、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とは平行となっている。また、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離は、回転角θ1、θ2の変化に応じて変化する。
即ち、本体21と第1の支持体24は、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように連結されている。これにより、ダイバーシティアンテナを構成する第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を自由に且つ容易に調整することができる。
これに加え、本体21と第2の支持体25も、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように連結されている。つまり、第2の支持体25を回転することによってもアンテナ間距離の調整が可能となるため、アンテナ間距離を更に容易に調整することができる。
例えば、第1の支持体24が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置面に設置したとき、回転角θ1を変化させることなく、第2の支持体25を回転させることでアンテナ間距離の調整が可能となるため、調整手法の自由度が増し調整がより容易になる。また、設置面と接する第1の支持体24を回転させるより、設置面と接しない第2の支持体25を回転させる方が容易であり、このことからもアンテナ間距離の調整が容易になると言える。
更に、例えば、第1の支持部24が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置し、本体21の表側(第1の支持体24や第2の支持体25が設けられた面と反対側)に設けられた表示部等が見やすくなるように、本体21と第1の支持体24との回転角θ1を定めた後でも、第2の支持部25を回転させることで表示部等の視認性に影響を与えることなくアンテナ間距離を自由に調整可能である。
また、第1実施形態と同様、本体21と第1のアンテナ内蔵部24bの双方が設置面に接するようにダイバーシティ受信装置を設置面に設置したとき、図4(a)〜(c)に示す如く、第1のアンテナ内蔵部24b全体で本体21が支えられることになる。このため、ダイバーシティ受信装置の安定した設置が可能である。
尚、図4(a)及び(c)は、第1の支持体24を設置面側に配置して、スタンドとして機能させているが、本体21を逆にして第2の支持体25をスタンドとして機能させても構わない。
また、スイッチ16が収納部27aに設けられている。第1実施形態と同様、回転角θ1が十分に大きく、スイッチ16と第1の支持体24とが接触していない場合には、ダイバーシティ受信回路50に電源が供給されるが、第1の支持体24が収納部27aに収納されている時、又は回転角θ1がスイッチ16をオンにする範囲内(例えば、0°≦θ1≦3°)にある時には、ダイバーシティ受信回路50への電源供給は遮断される。これにより、消費電力の削減が図られる。
スイッチ16は収納部27aではなく、収納部27bに設けるようにしても構わない。この場合、第2の支持体25が収納部27bに収納されている時、又は回転角θ2がスイッチ16をオンにする範囲内(例えば、0°≦θ2≦3°)にある時に、ダイバーシティ受信回路50への電源供給は遮断される。
また、収納部27aと収納部27bの双方にスイッチ(不図示)を設け、第1の支持体24及び第2の支持体24の双方が、夫々収納部27a及び収納部27bに収納されている時、又は回転角θ1及びθ2の双方が、双方のスイッチをオンにする範囲内(例えば、0°≦θ1≦3°、且つ0°≦θ2≦3°)にある時に、ダイバーシティ受信回路50への電源供給が遮断されるようにしてもよい。
<<第3実施形態>>
次に、本発明に係るダイバーシティ受信装置の第3実施形態につき、図面を参照して説明する。本実施形態に係るダイバーシティ受信装置に備えられる第1の支持体34及び第2の支持体35は、本体31に収納可能となっている。
図5(a)は、それら第1の支持体34及び第2の支持体35を、本体31から出したとき(即ち、収納していないとき)の斜視図である。図5(b)は、それら第1の支持体34及び第2の支持体35を、本体31に収納したときの斜視図である。図5(c)は、それら第1の支持体34及び第2の支持体35を、本体31から出したときの側面図である。尚、図5(c)においては、本発明の理解を容易にするため、一部の線等の図示を省略している。
図5(a)〜(c)において、図1(a)〜(c)及び図2と同一の部分には同一の符号を付して、それらの部分の説明を省略する。本体31にも、第1実施形態における本体11と同様、ダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52が内蔵されており、本体31に内蔵されるダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52と、第1のアンテナ体12、第2のアンテナ体13及びスイッチ16との回路構成は第1実施形態(図2)と同様であり、その電気的動作も第1実施形態におけるものと同様である。
本体31は、直方体に第1の支持体34及び第2の支持体35を収納するための収納部(溝)37を設けた形状となっている。尚、以下の説明において、本体31の形状を、収納部37の存在を無視して、単に直方体と捉えることがある。
第1のアンテナ体12を内蔵した第1の支持体34の一端34aが、直方体である本体31の端部38にヒンジ(不図示)を介して取り付けられており(連結されており)、本体31と第1の支持体34は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。本体31の端部38は、その回転の支点と言える。また、端部38は、直方体である本体31の角部(一角)に設けられている。
同様に、第2のアンテナ体13を内蔵した第2の支持体35の一端35aが、直方体である本体31の端部39にヒンジ(不図示)を介して取り付けられており(連結されており)、本体31と第2の支持体35は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。本体31の端部39は、その回転(本体31と第2の支持体35との間における回転)の支点と言える。また、端部39は、直方体である本体31の角部(一角)に設けられており、端部38が設けられている角部と端部39が設けられている角部は異なっている。
第1の支持体34は、第1のアンテナ内蔵部34bと、本体31と第1の支持体34とを連結するための第1の連結部34cと、からなっている。第1の連結部34cの端部には、上記一端34aが配置されている。第1のアンテナ内蔵部34bには、第1のアンテナ体12が内蔵されており、第1のアンテナ内蔵部34bの長手方向と第1のアンテナ体12の長手方向は一致している。第1のアンテナ内蔵部34bと第1の連結部34cは、境目なく一体となっており、また、それらはL字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)配置されている。つまり、第1の支持体34は、図示の如く、L字状に形成されている。
第1の支持体34と同様に、第2の支持体35は、第2のアンテナ内蔵部35bと、本体21と第2の支持体35とを連結するための第2の連結部35cと、からなっている。第2の連結部35cの端部には、上記一端35aが配置されている。第2のアンテナ内蔵部35bには、第2のアンテナ体13が内蔵されており、第2のアンテナ内蔵部35bの長手方向と第2のアンテナ体13の長手方向は一致している。第2のアンテナ内蔵部35bと第2の連結部35cは、境目なく一体となっており、また、それらはL字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)配置されている。つまり、第2の支持体35は、図示の如く、L字状に形成されている。
上述したように、本体31には、第1の支持体34及び第2の支持体35を収納するための収納部(溝)37が設けられており、本体31の端部38を支点として第1の支持体34を、第1のアンテナ内蔵部34bが本体31に近づくように回転させることにより、第1の支持体34は収納部37にはまり込み、収納部37に収納される。同様に、本体31の端部39を支点として第2の支持体35を、第2のアンテナ内蔵部35bが本体31に近づくように回転させることにより、第2の支持体35は収納部37にはまり込み、収納部37に収納される(図5(b)参照)。
第1の支持体34が収納部37に収納された状態から、本体31の端部38を支点として第1の支持体34を、第1のアンテナ内蔵部34bが本体31から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θ1で表す。第1の支持体34が収納部37に収納された状態は、回転角θ1がゼロであることに相当する。
同様に、第2の支持体35が収納部37に収納された状態から、本体31の端部39を支点として第2の支持体25を、第2のアンテナ内蔵部35bが本体31から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θ2で表す。第2の支持体35が収納部37に収納された状態は、回転角θ2がゼロであることに相当する。
第1の支持体34及び第2の支持体35が、収納部37に収納された状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とが平行になるように第1の支持体34及び第2の支持体35は構成されていると共に、第1の支持体34及び第2の支持体35と本体31は連結されている。
また、第1の支持体34は、回転角θ2=0°における第2のアンテナ体13の長手方向(換言すれば、回転角θ1=0°における第1のアンテナ体12の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっており、第2の支持体35は、回転角θ1=0°における第1のアンテナ体12の長手方向(換言すれば、回転角θ2=0°における第2のアンテナ体13の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっている。
このため、回転角θ1及びθ2の値に依らず、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とは平行となっている。また、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離は、回転角θ1、θ2の変化に応じて変化する。
即ち、本体31と第1の支持体34は、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように連結されている。
これに加え、本体31と第2の支持体35も、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように連結されている。これにより、第2実施形態におけるダイバーシティ受信装置と同様の効果(アンテナ間距離の調整が自由、安定した設置が可能等)を奏することができる。
尚、図5(a)及び(c)は、第1の支持体34を設置面側に配置して、スタンドとして機能させているが、本体31を逆にして第2の支持体35をスタンドとして機能させても構わない。
また、スイッチ16が収納部37の第1の支持体34よりの部分に設けられている。第1実施形態と同様、回転角θ1が十分に大きく、スイッチ16と第1の支持体34とが接触していない場合には、ダイバーシティ受信回路50に電源が供給されるが、第1の支持体34が収納部37に収納されている時、又は回転角θ1がスイッチ16をオンにする範囲内(例えば、0°≦θ1≦3°)にある時には、ダイバーシティ受信回路50への電源供給は遮断される。これにより、消費電力の削減が図られる。
スイッチ16は、収納部37の第1の支持体34よりの部分ではなく、第2の支持体35よりの部分に設けるようにしても構わない。この場合、第2の支持体35が収納部37に収納されている時、又は回転角θ2がスイッチ16をオンにする範囲内(例えば、0°≦θ2≦3°)にある時に、ダイバーシティ受信回路50への電源供給は遮断される。
また、収納部37に2つのスイッチ(不図示)を設け、第1の支持体34及び第2の支持体35の双方が、収納部37に収納されている時、又は回転角θ1及びθ2の双方が、双方のスイッチをオンにする範囲内(例えば、0°≦θ1≦3°、且つ0°≦θ2≦3°)にある時に、ダイバーシティ受信回路50への電源供給が遮断されるようにしてもよい。
<<第4実施形態>>
次に、本発明に係るダイバーシティ受信装置の第4実施形態につき、図面を参照して説明する。本実施形態に係るダイバーシティ受信装置に備えられる第1の支持体44は、本体41に収納可能となっている。
図6(a)は、その第1の支持体44を、本体41から出したとき(即ち、収納していないとき)の斜視図である。図6(b)は、第1の支持体44を、本体41に収納したときの斜視図である。図6(c)は、第1の支持体44を、本体41から出したときの側面図である。尚、図6(c)は、第1の支持体44の一端44a側から見た側面図である。
図6(a)〜(c)において、図1(a)〜(c)及び図2と同一の部分には同一の符号を付して、それらの部分の説明を省略する。本体41にも、第1実施形態における本体11と同様、ダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52が内蔵されており、本体41に内蔵されるダイバーシティ受信回路50、制御回路51及び電源回路52と、第1のアンテナ体12、第2のアンテナ体13及びスイッチ16との回路構成は第1実施形態(図2)と同様であり、その電気的動作も第1実施形態におけるものと同様である。
本体41は、直方体に第1の支持体44を収納するためのコの字状の収納部(溝)47を設けた形状となっている。尚、以下の説明において、本体41の形状を、収納部47の存在を無視して、単に直方体と捉えることがある。
第1のアンテナ体12を内蔵した第1の支持体44の一端44aが、直方体である本体41の端部48にヒンジ(不図示)を介して取り付けられている(連結されている)と共に、第1の支持体44の他方の一端44dが、本体41の他の端部49にヒンジ(不図示)を介して取り付けられている(連結されている)。本体41と第1の支持体44は、そのヒンジの支軸を中心に回転自在となっている。
端部48と端部49は、直方体である本体41の一辺の両端に配置されている。従って、端部48は、その一辺の一端に相当し、端部49は、その一辺の他端に相当している。そして、端部48及び端部49から構成される該一辺の両端が、本体41と第1の支持体44との回転の支点となっている。
第1の支持体44は、第1のアンテナ内蔵部44bと、本体41と第1の支持体44とを連結するための連結部44c及び連結部44eと、からなっている。一方の連結部44cの端部には上記一端44aが配置され、他方の連結部44eの端部には上記一端44dが配置されている。第1のアンテナ内蔵部44bには、第1のアンテナ体12が内蔵されており、第1のアンテナ内蔵部44bの長手方向と第1のアンテナ体12の長手方向は一致している。
第1のアンテナ内蔵部44bと連結部44cは、境目なく一体となっている。この連結部44cは、第1のアンテナ内蔵部44bの一端に配置され、第1のアンテナ内蔵部44bと連結部44cとで構成される部分の形状は、L字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)なっている。同様に、第1のアンテナ内蔵部44bと連結部44eは、境目なく一体となっている。第2の連結部44eは、第1のアンテナ内蔵部44bの他端に配置され、第1のアンテナ内蔵部44bと連結部44eとで構成される部分の外形は、L字状に(それらの長手方向が互いに直交するように)なっている。
つまり、一方の連結部44cが第1のアンテナ内蔵部44bの一端に配置されると共に、他方の連結部44eが第1のアンテナ内蔵部44bの他端に配置されることで、第1の支持体44は、図示の如く、コの字状に形成されている。
上述したように、本体41には、第1の支持体44を収納するための収納部(溝)47が設けられており、本体41の一辺の両端(端部48、49)を支点として第1の支持体44を、第1のアンテナ内蔵部44bが本体41に近づくように回転させることにより、第1の支持体44は収納部47にはまり込み、収納部47に収納される(図6(b)参照)。
第1の支持体44が収納部47に収納された状態から、本体41の一辺の両端(端部48、49)を支点として第1の支持体44を、第1のアンテナ内蔵部44bが本体41から遠ざかるように回転させたときの回転角を、θで表す。第1の支持体44が収納部47に収納された状態は、回転角θがゼロであることに相当する。
第2のアンテナ体13は、直方体である本体41の一辺と平行となるように、本体11の下側に内蔵されており、回転角θの値に依らず、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とは平行となっている。即ち、回転角θの値に依らず、常に第1のアンテナ体12の長手方向(軸方向)と第2のアンテナ体13の長手方向(軸方向)とは平行となっている。
これを実現するために、第1の支持体44が収納部47に収納された状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13とが平行になるように本体41における第2のアンテナ体13の内蔵位置は定められており、且つ第1の支持体44は、第2のアンテナ体13の長手方向(換言すれば、回転角θ=0°における第1のアンテナ体12の長手方向)と平行な軸を回転軸として回転可能となっている。
尚、第2のアンテナ体13の本体41における上記内蔵場所は一例であり、常に第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との平行性が保たれるのであれば、第2のアンテナ体13は、本体41の何れの箇所に内蔵されていてもよい。
また、第1の支持体44が収納部47に収納された状態、即ち回転角θがゼロの状態において、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離は最も短くなり、回転角θの増大するにつれて、該距離は増大する。
即ち、本体41と第1の支持体44は、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との位置関係を平行に保ちながら、第1のアンテナ体12と第2のアンテナ体13との距離を変化させる回転が可能なように、連結されているのである。これにより、第1実施形態と同様の効果(アンテナ間距離の調整が自由、安定した設置が可能等)を奏することができる。
また、スイッチ16が収納部47に設けられている。第1実施形態と同様、回転角θが十分に大きく、スイッチ16と第1の支持体44とが接触していない場合には、ダイバーシティ受信回路50に電源が供給されるが、第1の支持体44が収納部47に収納されている時、又は回転角θがスイッチ16をオンにする範囲内(例えば、0°≦θ≦3°)にある時には、ダイバーシティ受信回路50への電源供給は遮断される。これにより、消費電力の削減が図られる。
<<変形等>>
第1、4実施形態に係るダイバーシティ受信装置を、机等の設置面に置いて使用する際、第1の支持体14、44の回転角θを任意の角度に固定し、第1の支持体14、44をスタンドとして用いることができる。この際、第1のアンテナ内蔵部14b、44bの長手方向は設置面と平行となっていて、本体11、41は、設置面と平行となっている第1のアンテナ内蔵部14b、44bと設置面との接触部と、直方体である本体11、41の一辺とで、支えられることになる。従って、安定して机等に設置することができる。
第2、3実施形態係るダイバーシティ受信装置も同様に、第1の支持体24、34の回転角θ1を任意の角度に固定し、第1の支持体24、34をスタンドとして用いることができる。この際、第1のアンテナ内蔵部24b、34bの長手方向は設置面と平行となっていて、本体21、31は、設置面と平行となっている第1のアンテナ内蔵部24b、34bと設置面との接触部と、直方体である本体21、31の一辺とで、支えられることになる。従って、安定して机等に設置することができる。尚、第2の支持体25、35の回転角θ2を任意の角度に固定することも可能であるし、第2の支持体25、35をスタンドとして用いることもできる。
また、第1〜第4実施形態において、回転角θ、θ1又はθ2を調整することにより、
本体11、21、31、41の表側(第1の支持体14、24、34、44が設けられた面と反対側)に設けられ得る表示部等の見やすくなる角度で設置することができる。
第1〜第4実施形態に係るダイバーシティ受信装置が受信した信号には、例えば、映像情報が含まれている。そして、ダイバーシティ受信回路50によって復元された受信信号の一部又は全部は、本体11、21、31、41の表側(第1の支持体14、24、34、44が設けられた面と反対側)の面に設けられた液晶パネル等の表示部(不図示)に、映像として表示される。
本発明に係るダイバーシティ受信装置は、ダイバーシティ受信の効果を得ながら、アンテナ間距離を自由に且つ容易に調整することができ、アンテナ体を内蔵する支持体にて本体を安定して設置することができる。従って、ダイバーシティ受信装置の受信信号に基づいて、映像を表示する表示部を備えたテレビジョン受信機等の映像表示装置に好適である。また、そのような映像表示装置を備えた携帯電話機(PHSを含む)等に好適である。
本発明の第1実施形態に係るダイバーシティ受信装置を示す図であり、アンテナを本体から出した時の斜視図(a)、アンテナ収納時の斜視図(b)、及び側面図(c)である。 図1のダイバーシティ受信装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の第1の支持体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るダイバーシティ受信装置を示す図であり、アンテナを本体から出した時の斜視図(a)、アンテナ収納時の斜視図(b)、及び側面図(c)である。 本発明の第3実施形態に係るダイバーシティ受信装置を示す図であり、アンテナを本体から出した時の斜視図(a)、アンテナ収納時の斜視図(b)、及び側面図(c)である。 本発明の第4実施形態に係るダイバーシティ受信装置を示す図であり、アンテナを本体から出した時の斜視図(a)、アンテナ収納時の斜視図(b)、及び側面図(c)である。 従来のダイバーシティ受信装置を示す図である。
符号の説明
11、21、31、41 本体
12 第1のアンテナ体
13 第2のアンテナ体
14、24、34、44 第1の支持体
14a、24a、34a、44a 一端
14b、24b、34b、44b 第1のアンテナ内蔵部
14c、24c、34c 第1の連結部
14d、14e 足部
14f 中空部
44d 一端
44c、44e 連結部
25、35 第2の支持体
25a、35a 一端
25b、35b 第2のアンテナ内蔵部
25c、35c 第2の連結部
16 スイッチ
17、27a、27b、37、47 収納部
18、38、39、48、49 端部
28 一辺の中央(端部)

θ、θ1、θ2 回転角
50 ダイバーシティ受信回路
51 制御回路
52 電源回路

Claims (14)

  1. 第1のアンテナ体と、
    前記第1のアンテナ体と平行になるように配置され、前記第1のアンテナ体とダイバーシティアンテナを構成する第2のアンテナ体と、
    前記ダイバーシティアンテナの受信信号を処理するダイバーシティ受信回路を収納する本体と、を備えたダイバーシティ受信装置において、
    前記第1のアンテナ体を内蔵した第1の支持体を備え、
    前記本体と前記第1の支持体は、前記平行を保ちながら前記第1のアンテナ体と前記第2のアンテナ体との距離を変化させる回転が可能なように連結されている
    ことを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  2. 前記第1の支持体は、第1のアンテナ内蔵部と前記本体とを連結するための第1の連結部とから成り、
    前記第1のアンテナ体は、前記第1のアンテナ内蔵部の長手方向と前記第1のアンテナ体の長手方向が一致するように前記第1のアンテナ内蔵部に内蔵され、
    前記第1の支持体は、前記第2のアンテナ体の長手方向と平行な軸を回転軸として前記回転が可能となるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイバーシティ受信装置。
  3. 前記第1の連結部と前記第1のアンテナ内蔵部とがL字状に配置されることで、前記第1の支持体はL字状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  4. 前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記回転の支点になっている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  5. 前記第1の連結部は2つの連結部から成り、一方の連結部が前記第1のアンテナ内蔵部の一端に配置されると共に、他方の連結部が前記第1のアンテナ内蔵部の他端に配置されることで、前記第1の支持体はコの字状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  6. 前記第1の連結部の一方の連結部は、前記本体の一辺の一端にて前記本体と連結されると共に、前記第1の連結部の他方の連結部は、その一辺の他端にて前記本体と連結されており、その一辺の両端が前記回転の支点になっている
    ことを特徴とする請求項5に記載のダイバーシティ受信装置。
  7. 前記第2のアンテナ体は、前記本体に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  8. 前記第2のアンテナ体を内蔵した第2の支持体を備え、
    前記本体と前記第2の支持体は、前記平行を保ちながら前記第1のアンテナ体と前記第2のアンテナ体との距離の変化させる回転が可能なように連結されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  9. 前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記本体と前記第1の支持体との回転の支点になっており、
    前記本体と前記第2の支持体も、前記端部にて連結されていて、前記端部が前記本体と前記第2の支持体との回転の支点になっている
    ことを特徴とする請求項8に記載のダイバーシティ受信装置。
  10. 前記本体と前記第1の支持体は、前記本体の端部にて連結されていて、その端部が前記本体と前記第1の支持体との回転の支点になっており、
    前記本体と前記第2の支持体は、前記端部と異なる前記本体の他の端部にて連結されていて、前記他の端部が前記本体と前記第2の支持体との回転の支点になっている
    ことを特徴とする請求項8に記載のダイバーシティ受信装置。
  11. 前記本体には、前記第1の支持体を収納するための収納部が備えられており、
    前記ダイバーシティ受信回路への電源の供給は、前記収納部に前記第1の支持体が収納されたとき、遮断されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のダイバーシティ受信装置。
  12. 前記本体には、前記第1の支持体及び前記第2の支持体を収納するための収納部が備えられており、
    前記ダイバーシティ受信回路への電源の供給は、前記収納部に前記第1の支持体及び前記第2の支持体の少なくとも一方が収納されたとき、又は前記収納部に前記第1の支持体及び前記第2の支持体の双方が収納されたとき、遮断されるようになっている
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10の何れかに記載のダイバーシティ受信装置。
  13. 請求項1〜12の何れかに記載のダイバーシティ受信装置と、
    前記ダイバーシティ受信装置の受信信号に基づいて映像を表示する表示部と、を備えた
    ことを特徴とする映像表示装置。
  14. 請求項13に記載された映像表示装置を備えたことを特徴とする携帯電話機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4864086B2 (ja) * 2005-08-01 2012-01-25 トムソン ライセンシング ダイバーシチダイポールアンテナシステム
CN104092006A (zh) * 2014-07-21 2014-10-08 联想(北京)有限公司 电子设备和天线装置
CN104092006B (zh) * 2014-07-21 2017-01-04 联想(北京)有限公司 电子设备和天线装置

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