JP2006121293A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体撮像素子を用いた撮像装置において、固体撮像素子における欠陥画素部の補正について、補正に関するメモリの使用容量を抑え、かつ補正演算処理の高速化を図り、速写性等の使用感を損なわずに良好な画質を得ることを目的とする。
【解決手段】 撮像装置は、固体撮像素子における欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部については、連続する欠陥画素部用の一律の補正値にて補正を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、固体撮像素子を用いた撮像装置に関するもので、特に固体撮像素子における欠陥画素部の補正に関するものである。
従来、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、撮像素子としてCCDやCMOSエリアセンサ等の固体撮像素子が一般的に使用されている。
また、前記固体撮像素子については、その製造過程において発生する欠陥画素が存在し、画質の低下や製造上の歩留まりを下げ、コストアップの要因の一つとなっていることが知られている。
さらに前記欠陥画素は、一画素部単独のみの欠陥である場合に加え、一方向に隣接する画素が連続して欠陥となる連続する欠陥画素部となる場合がある。
図4は前記連続する欠陥画素部による画像の一例を示したものであり、図中Cが一方向に連続する欠陥画素部となっている。
図2、図3に示すCMOSエリアセンサの画素部回路の一例および、動作タイミングの一例を用いて説明を行う。
図2はCMOSエリアセンサの画素部回路の一例を示した図である。
同図において、画素内にはフォトダイオード1、転送スイッチ2、リセットスイッチ3、画素アンプ10、行選択スイッチ6が設けてあり、転送スイッチ2のゲートは垂直走査回路14からのΦTX(n,n+1)に接続され、リセットスイッチ3のゲートは垂直走査回路14からのΦRES(n,n+1)に接続され、行選択スイッチ6のゲートは垂直走査回路14からのΦSEL(n,n+1)に接続されている。
光電変換は該フォトダイオード1でおこなわれ、光量電荷の蓄積期間中は転送スイッチ2はオフ状態であり、画素アンプを構成するソースフォロアのゲートにはこのフォトダイオード1で光電変換された電荷は転送されない。該画素アンプを構成するソースフォロアのゲート11は、蓄積開始前に該リセットスイッチ3がオンし、適当な電圧に初期化されている。すなわち、これがダークレベルとなり、フォトダイオード1に電荷が蓄積される前の基準レベルとなる。
連続する欠陥画素部のダークレベルついては、他の正常画素に比べオフセットをもった、異なった値となっている。これは、連続する欠陥画素部となる箇所の横の列方向に共通配線されているリセット電源4のラインが、製造時の不具合によって抵抗成分等をもってしまい、そのために初期化される電圧が正常画素とは異なってしまう為である。
このダークレベルの差、つまり蓄積前のフォトダイオードの基準レベルの差が、信号レベルを読み出した際にオフセットをもつ連続する欠陥画素部を発生させることになる。
次に同時に行選択スイッチ6がオンになると、負荷電流源7と該画素アンプ10で構成されるソースフォロア回路が動作状態になり、ここで該転送スイッチ2をオンさせることで該フォトダイオード1に蓄積されていた電荷は、該画素アンプを構成するソースフォロアのゲートに転送される。ここで4はリセット電源、5はソースフォロアを駆動する電源である。
ここで、選択行の出力が垂直出力線13上に発生する。この出力は転送ゲート15aを介して、信号蓄積部15に蓄積される。信号蓄積部15に一時記憶された出力は水平走査回路16によって順次出力アンプ部へ読み出される。
図3は図2のCMOS型エリアセンサの動作タイミング図の一例である。
全画素リセット期間T1のタイミングで、ΦTX(n),ΦTX(n+1)がアクティブになり、全画素の該フォトダイオード1の電荷は、該転送スイッチ2を介して該ソースフォロアのゲートに転送され、該フォトダイオード1はリセットされる。この状態はフォトダイオード1のカソード電荷がソースフォロアのゲートに移って平均化された状態であるが、ソースフォロアのゲートのキャパシタ9の容量成分を大きくすることで、フォトダイオード1のカソードをリセットしたレベルと同様になる。このときのリセット状態が前述のダークレベルであり、正常画素部と連続する欠陥画素部とで異なる値の状態となる。
さらにこのとき、対象画像の光量を導光する不図示のメカシャッターは開いており時間T1の終了と同時に、全画素同時に蓄積を開始する。該メカシャッターはT3の期間を開いたままで、この間がフォトダイオード1の蓄積期間となる。
T3の時間経過後、T4のタイミングでメカシャッターは閉じ、該フォトダイオード1の光電荷の蓄積が終了する。この状態では該フォトダイオード1に電荷が蓄積されている。次に各ライン毎に読み出しがスタートする。すなわち、N−1行目を読み出してからN行目を読み出す。
時間T5の期間ΦSEL(n)がアクティブになり該行選択スイッチ6がオンし、n行目につながっている全ての画素の該画素アンプ10で構成されるソースフォロア回路が動作状態になる。
ここで、該画素アンプ10で構成されるソースフォロアのゲートは、T2の期間、リセットスイッチ3がオン、ΦSEL(n)がアクティブになり、該行選択スイッチ6がオンし、該ソースフォロアのゲート11は初期化され、リセットレベルつまりダークレベルとなる。
次に、該フォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷をΦTX(n)をアクティブとすることで、転送スイッチ2をオンとし、該画素アンプ10で構成されるソースフォロアのゲート11に転送する。この時、該画素アンプ10で構成されるソースフォロアのゲート11は転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し信号レベルが確定する。
ここで、ΦTSがアクティブになり、転送ゲート15aがオンし、信号レベルが該信号蓄積部15に保持される。この動作は、N行につながっている全ての画素に対して同時並列に実行される。この信号を該水平走査回路16によって、該信号蓄積部15に蓄積された信号レベルの信号を水平走査し、時系列的に、T7のタイミングで出力される。これでN行の出力は終了である。同様に、ΦSEL(n+1),ΦRES(n+1),ΦTX(n+1),ΦTSを図3に示す様にN行目と同様に駆動することで、N+1行目の信号を読み出すことができる。
このように読み出された信号レベルは、基準のダークレベルを含めた信号レベルであり、連続する欠陥画素部については、前述のオフセットをもつダークレベルであることから、正常画素に比べオフセットをもった信号レベルとなってしまう。このため図4に示したような連続する欠陥画素部によって、一方向に連続するオフセットをもった線状の部位を有する画像となってしまう。
ここで、前記連続する欠陥画素部について補正を行う場合、公知の複数の撮影画像を用いた補正処理により、画像の画質向上を行うことが考えられる。
例えば、実際の撮像動作直前または直後に、固体撮像素子全体を遮光した状態で撮像動作を行い、実際の撮像画像信号から遮光状態時の画像信号を減算するようにすることで、暗電流等に起因した欠陥画素による画質の低下を低減させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来より欠陥画素部に対しては、欠陥画素の周囲画素を用いた補間処理により、撮影画像の画質向上を図ることも知られており、たとえば、欠陥画素の位置情報について一画素毎にメモリに記憶し、その位置情報をもとに周辺の隣接画素からの出力を置換することで補正を行わせる技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらには、欠陥画素に対して補間対象である隣接画素が欠陥画素であった場合、その隣接する欠陥画素を除外し、残りの補間対象の隣接画素を用いて補間処理を行うことにより、隣接画素が欠陥画素であっても良好な補正を行う技術が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2001−028713号公報 特開2001−057656号公報 特開2000−244823号公報
しかしながら、連続する欠陥画素部について補正を行う場合、従来の実際の撮像画像信号から撮影動作の直前または直後の遮光状態時における画像信号を減算して補正を行う方法では、ノイズ成分はランダム成分が加算されてしまうためS/Nの低下は避けらず、さらに減算用のダーク画像取得のために撮影動作が2回も必要となるので、その分連写性を損ねてしまうことになる。
また、前記特許文献3等のように、補間するために欠陥画素の一画素一画素毎に位置情報を要していると、記憶させるメモリ容量も横一ライン分の総画素数分が必要であるため、その分多大なメモリ容量が必要となってしまい、さらには隣接画素のアドレスも一画素毎に読み出す必要があるため、読み出し時間もその分費やしてしまうことになる。とくに昨今の高画質化に伴う多画素化が進む中では、画素数が増えるほどに費やしてしまうことになる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、
本発明の目的は、固体撮像素子における欠陥画素部の補正について、欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部については、連続する欠陥画素部用の一律の補正値にて補正を行うことにより、欠陥画素部の補正に関するメモリ使用容量を抑え、かつ補正演算処理の高速化を図る撮像装置を提供することにある。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)固体撮像素子における欠陥画素部に関する情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段にて記憶された欠陥画素部に関する情報に基づいて欠陥画素部からの信号を補正する補正手段とを備える固体撮像装置において、前記記憶手段にて記憶する欠陥画素部に関する情報は、欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部として判定されている欠陥画素部については、連続する欠陥画素部の先頭画素の位置情報および連続する画素数とし、前記補正手段による補正は、欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部として判定されている欠陥画素部については、前記一方向に連続する欠陥画素部の平均値と前記一方向に連続する欠陥画素部の方向と平行に隣接する複数の画素信号の平均値との差分を、前記一方向に連続する欠陥画素部の信号と加減算することにより補正することを特徴とする固体撮像装置。
(2)前記一方向に連続する欠陥画素部は、正常画素に対して所定値以下または所定値以上のオフセットを有する画素部であることを特徴とする前記(1)記載の固体撮像装置。
(3)前記固体撮像素子はベイヤー配列であり、前記欠陥画素の方向と平行に隣接する複数の画素は、前記連続する欠陥画素と同色となることを特徴とする前記(1)記載の固体撮像装置。
固体撮像素子における欠陥画素部の補正について、欠陥画素が一方向に連続する場合においても、欠陥画素部の補正に関するメモリ使用容量を抑え、かつ補正演算処理に要する時間も短縮化された固体撮像装置を提供することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は実施の形態における撮像装置であるところの電子カメラの構成を示すブロック図である。図において、100は画像処理装置である。21は撮像素子17の露光量を制御するシャッターである。17は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、本実施例上は撮像素子17としてベイヤー配列のCMOSエリアセンサを使用している。なお、上述の図2で示したCMOSエリアセンサと同様のものであり、詳細な説明は割愛する。
レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光線は、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130およびシャッター21を通じて一眼レフ方式により導かれた撮像素子17上に光学像として結像する。
19は撮像素子17から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子17、A/D変換器19およびD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22およびシステム制御回路50によって制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器19からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
画像処理回路20は必要に応じて撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づき、システム制御回路50が露光(シャッター)制御部40および測距制御部42を制御するためのTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理およびEF(フラッシュ調光)処理を行う。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
さらには、欠陥画素部の補正に関しても、不揮発性メモリ56に記憶された欠陥画素部の情報に基づき、通常の一画素部単独の欠陥画素部、連続する欠陥画素部についても補正処理を行う。
尚、本実施形態では、測距制御部42および測光制御部46を専用に備えているので、システム制御回路50は、測距制御部42および測光制御部46を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、画像処理回路20を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わない構成としてもよい。
また、測距制御部42および測光制御部46を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、さらに、画像処理回路20を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよい。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器19、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30および圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器19からのデータは、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるいは直接、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器である。28はTFT方式のLCDからなる画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28に表示される。撮像された画像データを画像表示部28で逐次表示する場合、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28はシステム制御回路50の指示にしたがって表示のON/OFFを任意に行うことが可能であり、表示をOFFにした場合、画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影された静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有している。したがって、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能である。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は測光制御部46からの測光情報に基づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッター21を制御するシャッター制御部である。
42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距手段であるところの測距制御部であり、レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光線を絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130および測距用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
46はAE(自動露出)処理を行うための測光手段であるところの測光制御部であり、レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130および測光用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。
該測光制御部46はフラッシュ部48と連携することにより、EF(フラッシュ調光)処理機能も有する。
また、本実施例における測光制御部46は、複数の測光エリアを備える周知の分割測光方式であり、撮影シーン内の複数ポイント(例えば35ポイント)を測光し、その結果に応じて露出を決定するものとする。
48はフラッシュ部であり、AF補助光の投光機能およびフラッシュ調光機能を有する。
尚、前述したように、撮像素子17によって撮像された画像データを用いて画像処理回路20により演算された演算結果に基づき、システム制御回路50が露光(シャッター)制御部40、絞り制御部340、測距制御部342に対し、ビデオTTL方式を用いた露出制御およびAF(オートフォーカス)制御を行うことが可能である。
また、測距制御部42による測定結果と、撮像素子17によって撮像された画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて、AF(オートフォーカス)制御を行うようにしてもよい。さらに、測光制御部46による測定結果と、撮像素子17によって撮像された画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行うようにしてもよい。
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路であり、周知のCPUなどを内蔵する。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリである。54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などで動作状態やメッセージなどを表示する液晶表示装置、スピーカなどを有する表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い単数あるいは複数箇所に設置されている。表示部54は、LCD、LED、発音素子などの組み合わせにより構成されている。また、表示部54の一部の機能は光学ファインダ104内に設けられている。
表示部54の表示内容のうち、LCDなどに表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200、210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示などがある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示などがある。
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電表示などがある。
また、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ等がある。このセルフタイマ通知ランプはAF補助光と共用してもよい。
56は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能な記憶手段であるところの不揮発性メモリであり、不揮発性メモリとしてEEPROMなどが用いられる。この不揮発性メモリ56には、各種パラメータやISO感度などの設定値、欠陥画素部の補正処理を行う際に用いる欠陥画素部に関する補正用データ等が格納される。
尚、欠陥画素部に関する補正用データは、一画素部単独によるものと連続する欠陥画素部とで分けられており、一画素部単独による欠陥画素部では欠陥画素の位置を示す位置情報が、また一方向に連続する欠陥画素部では、連続する画素部における先頭の画素と終端の画素の位置情報が、連続する欠陥画素部の位置および画素数の情報として各々格納されている。
また上記補正データは、本実施例ではCMOSエリアセンサの製造工場によりチェックされて送られたセンサ個々に対応した補正データが格納されているが、これに限るものではなく、カメラに組み込んだ後、新たに欠陥画素部に関する情報を作り出し、格納させるようにしてもよい。
60、62、64、66、68および70はシステム制御回路50の各種動作指示を入力するための操作部であり、スイッチ、ダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置などの単数あるいは複数の組み合わせで構成される。これら操作部の詳細を以下に示す。
60はモードダイアルスイッチであり、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切り替えて設定可能である。
62はシャッタースイッチ(SW1)であり、シャッターボタン(図示せず)の操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理などの動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチ(SW2)であり、シャッターボタン(図示せず)の操作完了でONとなる。このシャッタースイッチ(SW2)64は、撮像素子17から読み出した信号をA/D変換器19、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200、201に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は再生スイッチであり、撮影モード状態で撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体200、210から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示する。
68は単写/連写スイッチであり、シャッタースイッチSW2を押した場合、1コマの撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を押している間、連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定可能である。
70は各種ボタンやタッチパネルなどからなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の選択および切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の決定および実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定可能な再生スイッチ、シャッタースイッチSW1を押した際にオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦した場合、その合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとシャッタースイッチSW1を押している間、連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定可能なAFモード設定スイッチなどがある。
また、上記プラスボタンおよびマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
72は電源スイッチであり、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定可能である。また、画像処理装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定可能である。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などから構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、その検出結果およびシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部に供給する。
82および84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池などの一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタなどからなる電源部である。
90および94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェース、92および96はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体との接続を行うコネクタ、98はコネクタ92、96に記録媒体200、210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
尚、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタが2系統装備されているが、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタは単数あるいは任意の数の系統数装備されていてもよい。また、異なる規格のインターフェースおよびコネクタとして、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードなどの規格に準拠したものを用いてもよい。
さらに、インターフェース90、94、コネクタ92、96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードなどの規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHSなどの通信カードなどの各種通信カードを接続することより、他のコンピュータやプリンタなどの周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を相互に転送することが可能である。
104は光学ファインダであり、撮影レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130、132を介して導き、光学像として結像させて表示することが可能である。これにより、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、光学ファインダ104だけを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設けられている。
110は通信部であり、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。112は通信部110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ、もしくは無線通信を行う場合のアンテナである。
120はレンズマウント106内で画像処理装置100をレンズユニット300と接続するためのインターフェースである。122は画像処理装置100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。また、レンズマウント106および/またはコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かは、不図示のレンズ着脱検知部により検知される。
コネクタ122は画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信だけでなく、光通信、音声通信などを伝達する構成としてもよい。
130、132はミラーであり、撮影レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファインダ104に導く。ミラー132はクイックリターンミラーの構成にしてもハーフミラーの構成にしてもどちらでもよい。
200はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部202、画像処理装置100とのインターフェース204、および画像処理装置100との接続を行うコネクタ206を有している。210は、記録媒体200と同様、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインターフェース214、および画像処理装置100との接続を行うコネクタ216を有している。
300は交換レンズタイプのレンズユニットである。306はレンズユニット300を画像処理装置100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が含まれている。
310は撮影レンズ、312は絞りである。320はレンズマウント306内でレンズユニット300を画像処理装置100と接続するためのインターフェースである。322はレンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続するコネクタである。
コネクタ322は画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電流が供給され、あるいは電流を供給する機能を備えている。また、コネクタ322は電気信号だけでなく、光信号、音声信号などを伝達する構成としてもよい。
340は測光制御部46からの測光情報に基づいて、シャッター21を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御部である。342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御する測距制御部である。344は撮影レンズ310のズーミングを制御するズーム制御部である。350はレンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
なお、本実施例では記載されていないが、不図示の、撮影環境における周囲温度を検出する温度計および撮像素子17あるいは画像処理回路20におけるゲインの設定を変更することによりISO感度を設定できるISO感度設定スイッチを撮像装置である電子カメラに設け、温度条件やISO感度設定条件に応じて、補正手段による補正を変更できるように構成してもよい。
図6および図7は画像処理装置100の撮影動作処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは不揮発メモリ56などの記憶媒体に格納されており、メモリ52にロードされてシステム制御回路50内のCPUによって実行される。
S101は、電池交換などの電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し、画像処理装置100の各部に対して必要な所定の初期設定を行う。
S102は、システム制御部50は、電源スイッチ72の設定位置を判別し、電源スイッチ72が電源OFFに設定されているか否かを判別する。
ステップS103は、電源スイッチ72が電源OFFに設定されている場合、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数などを含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、ステップS102の処理に戻る。
ステップS104は、ステップS102で電源スイッチ72が電源ONに設定されていた場合、システム制御回路50は電源制御部80により電池などの電源86の残容量や動作状況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判別し、問題があると判別された場合はステップS105へ、問題がないと判別された場合はステップS106へ移行する。
ステップS105は、表示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告を行った後、ステップS102の処理に戻る。
ステップS106は、モードダイアルスイッチ60の設定位置を判断し、モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されているか否かを判別し、モードダイアルスイッチ60がその他のモードに設定されている場合は、ステップS107へ、モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されている場合はステップS108へ移行する。
ステップS107は、選択されたモードに応じた処理を実行し、実行後にステップS102の処理に戻る。
ステップS108は、記録媒体200、201が装着されているか否かの判断、記録媒体200、201に記録された画像データの管理情報の取得、および記録媒体200、201の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判別し、問題があると判別された場合は既に説明済みであるステップS105へ、問題がないと判別された場合はステップS109へ移行する。
ステップS109は、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。ここで、画像表示部28の画像表示スイッチがONである場合、画像表示部28を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態を表示するようにしてもよい。
ステップS110は、シャッタースイッチSW1が押されているか否かを判別し、シャッタースイッチSW1が押されていない場合、ステップS102の処理に戻り、シャッタースイッチSW1が押されている場合は、ステップS111へ移行する。
ステップS111は、測距処理を行って撮影レンズ310の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値およびシャッター速度を決定する測距・測光処理を行う。
なお、測光処理では、必要であればフラッシュの設定も行う。
ステップS112は、シャッタースイッチSW2が押されているか否かを判別し、シャッタースイッチSW2が押されていない場合はステップS113へ、シャッタースイッチSW2が押されている場合はステップS114へ移行する。
ステップS113は、シャッタースイッチSW1が離されたか否かを判別し、シャッタースイッチSW1が離されていない場合ステップS111へ戻り、シャッタースイッチSW1が離されるとステップS102へ移行する。
ステップS114では、システム制御回路50は、撮影した画像データの記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるか否かを判別し、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画像データの記憶可能な領域がないと判別された場合はステップS115へ、新たな画像データの記憶可能な領域があると判別された場合はステップS116へ移行する。
ステップS115では、表示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告を行った後、ステップS102の処理に戻る。
例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後であり、メモリ30から読み出して記憶媒体200、210に書き込むべき最初の画像がまだ記憶媒体200、210に未記録な状態であり、まだ1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保できない状態である場合などである。
尚、撮影した画像データを圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるか否かをステップS114の処理で判断することになる。
ステップS116では、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子17から読み出し、A/D変換器19、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器19から直接、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に撮影した画像データを書き込む撮影処理を実行する。なお、ここでは既に説明を行った図2、図3に示した撮像素子の駆動動作が行われている。
ステップS117では、欠陥画素部に対して補正処理が行われる。
システム制御回路50は、不揮発性メモリ50に書き込まれている欠陥画素部に関する補正用データとして、一画素部単独による欠陥画素部に対応する全画素中における位置情報として座標(X,Y)を示したアドレスデータを読み出し、メモリ30に書き込まれた撮影された画像データに対して、隣接画素からの補間による補正処理をおこなう。
また、連続する欠陥画素部に対応した位置情報として、連続する欠陥画素部の先頭および終端の欠陥画素の座標(X,Y)を示したアドレスデータを読み出し、欠陥画素の先頭からその連続する方向と長さ情報を得て、補正値を求め、メモリ30に書き込まれた撮影された画像データに対して連続する欠陥画素部に対する補正処理も行う。なお詳細については後述にて説明を行う。
ステップS118では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出して現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶し、システム制御回路50は、メモリ制御回路22、必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出し、システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う。
ステップS119は、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定されたモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行い、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
ステップS120は、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶された画像データを読み出し、インターフェース90、94、コネクタ92、96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200、210に読み出した画像データを書き込む記録処理を開始する。
この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画像データに対して実行される。
尚、記録媒体200、201に画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを示すために、表示部54に例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
ステップS121では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されているか否かを判別し、シャッタースイッチSW1が離された状態である場合はステップS102の処理に戻り、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合は、ステップS112の処理に戻り次の撮影に備える。これにより、撮影に関する一連の処理が終了する。
図8は該図7のステップS117における欠陥画素部の補正処理手順を示すフローチャートである。
ステップS201は、メモリ30に書き込まれた撮影された画像データを読み出す。
ステップS202は、不揮発性メモリ50に書き込まれている欠陥画素部に関する補正用データから一画素単独による欠陥画素部のアドレスデータを読み出す。
ステップS203は、ステップ202で読み出したアドレスデータをもとに、一画素部単独による欠陥画素部のデータに対して、正常の出力データが得られている周辺の画素部をもちいて補間処理が行われる。本実施例においては図5に示すようなRGBのベイヤー配列されたCMOSエリアセンサを撮像素子として使用しており、欠陥画素のベイヤーと同色である最近接の上下左右の画素部のうち、正常な出力データが得られている画素部の平均値データをもって補間処理が行われる。
なお、補間処理についてはこれに限るものではなく、任意の周辺画素による公知の補間処理であっても無論問題はない。
ステップS204は、不揮発性メモリ50に書き込まれている欠陥画素部に関する補正用データから連続する欠陥画素部の先頭アドレスおよび終端アドレスデータを読み出す。
図5に示すように横100行目が連続する欠陥画素部であった場合、連続する欠陥画素部の先頭アドレスデータの座標(Xs、Ys)が(0、100)、終端アドレスデータの座標(Xe、Ye)が(2999、100)として格納されているデータを読み出されることになる。
この連続する欠陥画素部の先頭から終端までアドレスを読み出すことにより、連続する欠陥画素部の先頭位置およびその方向と画素数つまり長さの情報を得ることになる。
ステップS205は、連続する欠陥画素部のベイヤー毎の平均値の算出を行う。ステップS204にて読み出した先頭アドレスのデータ座標(0、100)から終端アドレスのデータ座標(2999、100)までのX方向3000個分の画素出力データについて、ベイヤーの色毎に平均値Caveがそれぞれ求められる。図5に示したRGBのベイヤー配列においては、座標(0、100)から(2999、100)までのX方向のRの平均値としてCRave、Gの平均値としてCGaveが算出される。
ステップS206は、連続する欠陥画素部に対する上下の画素部について、それぞれ上部画素部の平均値Aave、下部画素部の平均値Baveの算出をベイヤー毎に行う。前述の連続する欠陥画素部の上部画素部としては、座標(0、98)から座標(2999、98)までの平均値Aaveがベイヤー毎のRの平均値としてARave、Gの平均値としてAGaveが算出される。下部画素部として座標(0、102)から座標(2999、102)がBaveがベイヤー毎で、Rの平均値としてBRave、Gの平均値としてBGaveが算出される。
ステップS207は、オフセット値の平均値の算出をベイヤー毎に行う。ステップS205、S206にて求められたそれぞれの平均値Cave、Aave、Baveから、上下画素部に対するオフセット値CoffをCoff=Cave―(Aave+Bave)/2により求める。前記の連続する欠陥画素部の場合においては、ベイヤー毎でのオフセット値CRoff、CGoffを、CRoff=CRave―(ARave+BRave)/2、CGoff=CGave―(AGave+BGave)/2により求めることになる。
ステップS208は、画像データへと連続する欠陥画素部の補正処理を行いステップS117へと戻る。連続する欠陥画素部に対してベイヤー毎に求めた一律のオフセット値Coffの引算を行い、連続する欠陥画素部からの出力に対する補正を行う。前記の連続する欠陥画素部の場合においては、ベイヤー毎にCRave、CGoffをそれぞれ引算し、補正を行う。
このように連続する欠陥画素部に対して上下画素部よりのオフセット量を求め、それにより一律の値による補正を行うので、補正に関するメモリの使用容量を抑え、また補正演算処理に要する時間も短縮化することができる。
なお、本発明の実施例では、ベイヤー毎の一律の補正値による補正を行うようにしているが、白黒のエリアセンサにおいては、これに限るものではなく全て一律の補正値による補正をおこなってもよい。
また、連続する欠陥画素部の情報を、連続する欠陥画素部の先頭および終端の欠陥画素の座標(X,Y)データとしているが、連続する欠陥画素部の先頭の欠陥画素の座標(X,Y)データとその方向およびその連続する画素数によるものとし、それから補正値を求めるようにしても構わない。
また、本発明の実施例では全てCMOS型エリアセンサを例にとって説明しているが、CCD型エリアセンサ等どのようなエリアセンサであってもかまわない。
本発明における撮像装置(電子カメラ)の構成ブロック図 本発明におけるCMOS型エリアセンサの画素部回路図 本発明におけるCMOS型エリアセンサの動作タイミング図 一方向に連続する欠陥画素部を有するCMOS型エリアセンサの例を示した図 CMOS型エリアセンサのベイヤー配列を示した図 本発明の実施例における動作シーケンスフローチャート(メイン1) 本発明の実施例における動作シーケンスフローチャート(メイン2) 本発明の実施例における動作シーケンスフローチャート(欠陥画素補正処理)
符号の説明
1 フォトダイオード
2 転送スイッチ
3 リセットスイッチ
4 リセット電源
5 ソースフォロアを駆動する電源
6 行選択スイッチ
7 負荷電流源
9 ソースフォロアのゲートのキャパシタ
10 画素アンプ
11 ソースフォロアのゲート
13 垂直出力線
14 垂直走査回路
15 信号蓄積部
15a 転送ゲート
16 水平走査回路
17 撮像素子
18 タイミング発生回路
19 A/D変換器
20 画像処理回路
21 シャッター
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 圧縮・伸長回路
40 露光(シャッター)制御部
42 測距制御部
46 測光制御部
48 フラッシュ部
50 システム制御回路
52 メモリ
54 液晶表示装置
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチ(SW1)
64 シャッタースイッチ(SW2)
66 再生スイッチ
68 単写/連写スイッチ
70 操作部
72 電源スイッチ
80 電源制御部
82、84 コネクタ
86 電源部
90、94 インターフェース
92、96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知部
100 画像処理装置
104 光学ファインダ
110 通信部
122 コネクタ
130、132 ミラー
200、210 記録媒体
202、212 記録部
204、214 インターフェース
206、216 コネクタ
300 レンズユニット
306 レンズマウント
310 撮影レンズ
312 絞り
320 インターフェース
322 コネクタ
340 制御部
342 測距制御部
344 ズーム制御部
350 レンズシステム制御回路

Claims (3)

  1. 固体撮像素子における欠陥画素部に関する情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段にて記憶された欠陥画素部に関する情報に基づいて欠陥画素部からの信号を補正する補正手段とを備える固体撮像装置において、
    前記記憶手段にて記憶する欠陥画素部に関する情報は、欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部として判定されている欠陥画素部については、連続する欠陥画素部の先頭画素の位置情報および連続する画素数とし、
    前記補正手段による補正は、欠陥画素が一方向に連続する欠陥画素部として判定されている欠陥画素部については、前記一方向に連続する欠陥画素部の平均値と前記一方向に連続する欠陥画素部の方向と平行に隣接する複数の画素信号の平均値との差分を、前記一方向に連続する欠陥画素部の信号と加減算することにより補正することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記一方向に連続する欠陥画素部は、正常画素に対して所定値以下または所定値以上のオフセットを有する画素部であることを特徴とする請求1記載の固体撮像装置。
  3. 前記固体撮像素子はベイヤー配列であり、前記欠陥画素の方向と平行に隣接する複数の画素は、前記連続する欠陥画素と同色となることを特徴とする請求1記載の固体撮像装置。
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