JP2006120767A - リアクトル及びリアクトルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1に、部品点数を増加することなくコイルの巻線間隔を均等に確保できるリアクトルを提供し、第2に、部品点数を増加することなくコイルの巻線間の絶縁を確保できるリアクトルを提供する。
【解決手段】 このリアクトル1は、磁心部3eと磁心部3eの外周に巻装されたコイル5とを備えており、磁心部3eの外周面には絶縁層3fが一体的に形成され、その絶縁層3f上に複数の突起部3gが一体的に形成される。そして、磁心部3eの各突起部3g間にコイル5の各巻線が位置決め状に配置される様にして磁心部3eの外周にコイル5が巻装される。
【選択図】図2
【解決手段】 このリアクトル1は、磁心部3eと磁心部3eの外周に巻装されたコイル5とを備えており、磁心部3eの外周面には絶縁層3fが一体的に形成され、その絶縁層3f上に複数の突起部3gが一体的に形成される。そして、磁心部3eの各突起部3g間にコイル5の各巻線が位置決め状に配置される様にして磁心部3eの外周にコイル5が巻装される。
【選択図】図2
Description
本発明は、リアクトルおよびリアクトルの製造方法に関する。
近年、環境意識の高まりからガソリンエンジンとモータの双方を動力源として用いるハイブリッド自動車が注目されている。これまで、その燃費性能の良さばかりに着目されていたハイブリッド自動車ではあるが、さらなる普及のためにハイブリッド自動車の出力を高める改善が進められている。出力改善の方法としては、例えば、モータ駆動電圧を高めるためにバッテリ出力電圧を昇圧コンバータで昇圧する方法が採用されている。
ここで、昇圧コンバータは、リアクトルを備えており、そのリアクトルヘのエネルギーの蓄積・放出を繰り返して入力電圧と異なる電圧を生成する。リアクトルは、磁心の外周に銅またはアルミ製のコイルを巻装して構成される。
この様なリアクトルでは、コイルの巻線間隔が不均等になると、リアクトルの性能が低下する虞がある。また、コイルの巻線間隔が狭まり過ぎると、巻線間の絶縁が破壊される虞もある。そのため、これらの問題を解決すべく、その外周面にコイルの各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部を形成した筒状の絶縁部材を磁心の外側に装着し、その絶縁部材の外周に、コイルの各巻線間に絶縁部材の各突起部が配置する様にコイルを巻装したリアクトルが提案されている(提案例)(特許文献1)。
また、この提案例でのコイルの磁心への巻装の仕方は、コイルとしてエッジワイズコイルを用意し、また、絶縁部材をコイル内に挿入し易い様に分割構成しておく。そして、絶縁部材を分割状態でコイル内に挿入してコイル内で組み立てることで、絶縁部材の外周に、コイルの各巻線間に絶縁部材の各突起部が配置する様にコイルを巻装し、その絶縁部材を磁心に外装することでコイルを磁心に巻装している。
上記の提案例では、磁心とは別に絶縁部材を用意する必要があるので、リアクトルの部品点数が増加して、リアクトルの製造コストの増大および大型化を招くという欠点があった。
また、上記の提案例でのコイルの磁心への巻装の仕方では、絶縁部材を分割構成して分割状態でコイル内に挿入してコイル内で組み立てることで、絶縁部材の外周にコイルを巻装し、その絶縁部材を磁心に外装することでコイルを磁心に巻装するので、巻装作業が煩雑で手間が掛かると共に製造工数が多くなるという欠点があった。
そこで、この発明の課題は、第1に、部品点数を増加することなくコイルの巻線間隔を均等に確保できるリアクトルを提供すること、第2に、部品点数を増加することなくコイルの巻線間の絶縁を確保できるリアクトルを提供すること、第3に、コイルの磁心への巻装を容易にできるリアクトルの製造方法を提供すること、第4に、少ない製造工数でリアクトルを製造できるリアクトルの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルであって、前記磁心の外周面に、前記コイルの各巻線間に配置して前記各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が一体的に形成されたものである。
請求項2に記載の発明は、前記複数の突起部は、絶縁材料により形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記磁心の外周面に一体的に絶縁層が形成され、その絶縁層上に前記複数の突起部が一体的に形成されたものである。
請求項4に記載の発明は、前記磁心、前記複数の突起部および前記絶縁層は、それぞれ磁心用粉末材料、突起部用粉末材料および絶縁層用粉末材料が一体的に加圧成形されて形成されるものである。
請求項5に記載の発明は、前記絶縁層は、前記磁心の周方向に渡って部分的に形成される様にして前記磁心の外周面に凸状形成され、前記コイルは、前記磁心の外周面との間に空隙が生じる様に前記絶縁層上で支持される様にして前記磁心の外周に巻装されるものである。
請求項6に記載の発明は、前記コイルと前記磁心の外周面との間の前記空隙に絶縁性の充填材が充填されるものである。
請求項7に記載の発明は、前記コイルは、エッジワイズコイルであるものである。
請求項8に記載の発明は、その外周面にコイルの各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が形成された磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルの製造方法であって、前記コイルとして、その拡径方向の捻りにより拡径され、その拡径方法の捻りが解除されると元の径に弾性復帰するものを用い、前記コイルを拡径方向に捻って拡径した状態で前記コイル内に前記磁心を挿入し、その挿入状態で前記コイルの捻りを解除して前記コイルの径を元の径に弾性復帰させることにより、前記コイルの各巻線間に前記磁心の前記各突起部が配置する様にして、前記磁心の外周に前記コイルを巻装するものである。
請求項9に記載の発明は、その外周面にコイルの各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が形成された磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルの製造方法であって、磁心を用意しておき、コイルをコイル形成装置により形成し、そのコイル形成装置から排出されるコイルをそのまま、前記磁心の外周に巻回することにより前記磁心の外周に前記コイルを巻装するものである。
請求項1に記載の発明によれば、磁心の外周面に、コイルの各巻線間に配置して各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が一体的に形成されるので、部品点数を増加することなくコイルの巻線間隔を均等に確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の突起部は絶縁材料により形成されるので、部品点数を増加することなくコイルの巻線間の絶縁を確保できる。
請求項3に記載の発明によれば、磁心の外周面に絶縁層が一体的に形成され、その絶縁層上に複数の突起部が一体的に形成されるので、部品点数を増加することなくコイルと磁心との間の絶縁を確保できる。
請求項4に記載の発明によれば、磁心、複数の突起部および絶縁層は、磁心用粉末材料、突起部用粉末材料および絶縁層用粉末材料が一体的に加圧成形されて形成されるので、簡単な手法により磁心、複数の突起部および絶縁層を一体的に形成できる。
請求項5に記載の発明によれば、絶縁層が磁心の周方向に渡って部分的に形成されるので、絶縁層を磁心の全周に渡って形成する場合と比べて製造コストを削減できる。また、絶縁層が磁心の外周面に凸状形成され、コイルが、磁心の外周面との間に空隙が生じる様に絶縁層上で支持される様にして磁心の外周に巻装されるので、絶縁層を磁心の周方向に渡って部分的にだけ形成してもコイルと磁心との間の絶縁を確保できる。
請求項6に記載の発明によれば、コイルと磁心の外周面との間の空隙に絶縁性の充填材が充填されるので、コイルと磁心の外周面との間の絶縁を安定して確保できる。
請求項7に記載の発明によれば、コイルはエッジワイズコイルであるので、磁心にコイルを高密度で巻装できる。
請求項8に記載の発明によれば、コイルとして、その拡径方向の捻りにより拡径され、その拡径方法の捻りが解除されると元の径に弾性復帰するものを用い、コイルを拡径方向に捻って拡径した状態でそのコイル内に磁心を挿入し、その挿入状態でコイルの捻りを解除してコイルの径を元の径に弾性復帰させることにより、コイルの各巻線間に磁心の各突起部が配置する様にして、磁心の外周にコイルを巻装するので、コイルの磁心への巻装を容易にできる。
請求項9に記載の発明によれば、磁心を用意しておき、コイルをコイル形成装置により形成し、そのコイル形成装置から排出されるコイルをそのまま前記磁心の外周に巻回することにより前記磁心の外周に前記コイルを巻装するので、即ち、コイルの形成工程とコイルの磁心への巻装工程とを統合するので、リアクトルの製造工数を低減でき、少ない製造工数でリアクトルを製造できる。
この実施の形態に係るリアクトル1は、図1の様に、磁心3と磁心3の外周に巻装されたコイル5とを備える。
磁心3は、例えば、断面略円形の略楕円還状に形成されており、一対の磁心湾曲部3a,3bと、一対の磁心直線部3c,3dとに分割構成されている。ここでは、例えば一方の磁心直線部3dにコイル5が巻装されている。
コイル5が巻装される磁心直線部3dは、図2〜図4の様に、略円柱形の磁心部3eの外周面に絶縁層3fが一体的に形成され、その絶縁層3f上に絶縁材料(例えば絶縁層3fと同じ材料)により複数の突起部3gが一体的に形成されてなる。
絶縁層3fは、例えば、磁心部3eの柱軸方向にその全長に渡って形成され且つ磁心部3eの周方向に渡って部分的に形成される様にして、磁心部3eの外周面に凸状形成される。
複数の突起部3gはそれぞれ、絶縁層3f上において、磁心部3eの周方向に沿って凸条形成されると共に、磁心部3eの柱軸方向に渡って所定間隔あけて並列配置されて形成される。
この磁心直線部3dの磁心部3e、絶縁層3fおよび突起部3gは、それぞれ磁心用粉末材料(例えば圧粉軟磁性材料)、絶縁層用粉末材料(例えば絶縁性の粉末磁性材料)および突起部用粉末材料(例えば絶縁層用粉末材料と同じ材料)が一体的に加圧成形されて形成される。
ここでは、磁心直線部3dは、例えば図5〜図7の様に、その絶縁層3f側の半円柱形部分(図3で見ると磁心部3eの下半部分と絶縁層3fと突起部3gを含む部分)を成形する金型7と、その反対側の半円柱形部分(図3で見ると磁心部3の上半部分)を成形する金型9とを用いて以下の様に形成される。尚、磁心直線部3dの絶縁層3f側の半円柱部分を成形する金型7は、図5および図6の様に、磁心部3eの半円柱部分を成形する磁心部用キャビティ部7aを有し、その磁心部用キャビティ部7aの底部に絶縁層3fを成形する絶縁層用キャビティ部7bが形成され、その絶縁層用キャビティ部7bの底部に突起部3gを成形する突起部用キャビティ部7cが形成されてなる。また、磁心直線部3dの反対側の半円柱部分を成形する金型9は、図7の様に、磁心部3eの半円柱形部分を成形する磁心部用キャビティ部9aだけが形成されてなる。
即ち、まず、金型7の突起部用キャビティ部7c、絶縁層用キャビティ部7bおよび磁心部用キャビティ部7aにそれぞれ突起部用粉末材料、絶縁層用粉末材料および磁心用粉末材料を充填して上方側から加圧して各粉末材料を一体的に押し固めることで、磁心直線部3dの絶縁層3f側の半円柱形部分を一体的に成形する。同様に、金型9の磁心部用キャビティ部9aに磁心用粉末材料を充填して上方側から加圧して押し固めることで、磁心直線部3dの反対側の半円柱形部分を成形する。そして、その様に形成した磁心直線部3dの絶縁層3f側の半円柱形部分上に、その様に形成した磁心直線部3dの反対側の半円柱形部分を積層して磁心直線部3dを形成する。
尚、磁心3の他の部分(各磁心湾曲部3a,3bおよび他方の磁心直線部3c)も同様に磁心用粉末材料を金型を用いて加圧成形して形成される。
コイル5は、例えば磁心直線部3dの直径よりも若干大きい直径を有する略円形螺旋状のエッジワイズコイルとして形成され、その各巻線間に磁心直線部3dの突起部3gが配置する様にして(即ちその各巻線が各突起部3g間に位置決め状に配置する様にして)磁心直線部3dの外周に巻装される。この様にコイル5の各巻線が磁心直線部3dの突起部3g間に位置決め状に配置されることで、コイル5の各巻線間隔が均等に保たれた状態で磁心直線部3dの外周にコイル5が巻装される。尚、ここでは、コイル5を、例えば略円形螺旋状のエッジワイズコイル5に形成することで、後述のリアクトルの製造方法を考慮して、その拡径方向の捻りにより拡径され、その拡径方法の捻りが解除されると元の径に弾性復帰する様に形成されている。
このコイル5は、磁心直線部3dの外周面との間に空隙が生じる様に絶縁層3f上で支持される様にして、磁心直線部3dの外周に巻装される(尚、絶縁層3f上でコイル5を支持する方法としては、例えば、絶縁層3f上の各突起部3g間でコイル5の各巻線を狭持させて支持させてもよく、またはコイル5の軸心方向の弾性的な伸縮を利用してコイル5の各巻線間で絶縁層3f上の各突起部3gを狭持させて支持させてもよい)。そして、この巻装状態で、図3の様に、コイル5と磁心直線部3d(より詳細には磁心部3e)の外周面との間の空隙に充填される様に、磁心直線部3d(磁心部3e)の外周面に渡って放熱用の樹脂材(絶縁性の充填材)11が充填固化される。この樹脂材11により、磁心直線部3dの外周面とコイル5との接触が安定して防止された状態で(即ち磁心直線部3dの外周面とコイル5との絶縁が安定して確保された状態で)磁心直線部3dの外周にコイル5が固定される。また、この樹脂材11によりコイル5の放熱特性が向上される。即ち、ここでは、放熱用の樹脂材11を利用して磁心直線部3dの外周にコイル5が固定されている。
次に、このリアクトル1の組立手順(製造方法)を説明する。
まず、一対の磁心湾曲部3a,3bおよび一対の磁心直線部3c,3dを上記の様に磁心用粉末材料、絶縁層用粉末材料および突起部用粉末材料から加圧成形により形成しておく。他方、コイル5として円形螺旋状のエッジワイズコイルを用意しておく。そして、コイル5を拡径方向に捻って拡径した状態でコイル5内に磁心直線部3dを挿入し、その挿入状態でコイル5の捻りを解除してコイル5の径を元の径に弾性復帰させることにより、コイル5の各巻線間に磁心3の各突起部3gが配置する様に磁心直線部3dの外周にコイル5を巻装する。その際、コイル5を、磁心直線部3d(より詳細には磁心部3e)の外周面との間に空隙が生じる様に絶縁層3f上で支持される様にして磁心直線部3d(磁心部3e)の外周に巻装する。そして、この巻装状態で、コイル5と磁心直線部3dの外周面との間の空隙に充填される様にして、放熱用の樹脂材(即ち絶縁性の充填材)11を磁心直線部3dの外周面に渡って充填固化する。
そして、この様にコイル5を巻装した磁心直線部3dと、もう一方の磁心直線部3cと、一対の磁心湾曲部3a,3bとを略楕円還状に組み付けることでリアクトル1を完成する。
以上の様に構成されたリアクトル1によれば、磁心3の外周面に、コイル5の各巻線間に配置して各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部3gが一体的に形成されるので、部品点数を増加することなくコイル5の巻線間隔を均等に確保できる。
また、複数の突起部3gは絶縁材料により形成されるので、部品点数を増加することなくコイル5の巻線間の絶縁を確保できる。
また、磁心3の外周面に絶縁層3fが一体的に形成され、その絶縁層3f上に複数の突起部3gが一体的に形成されるので、部品点数を増加することなくコイル5と磁心3(より詳細には磁心部3e)との間の絶縁を確保できる。
また、磁心3の磁心部3e、複数の突起部3gおよび絶縁層3fは、磁心用粉末材料、突起部用粉末材料および絶縁層用粉末材料が一体的に加圧成形されて形成されるので、簡単な手法により磁心3の磁心部3e、複数の突起部3gおよび絶縁層3fを一体的に形成できる。
また、絶縁層3fが磁心部3eの周方向に渡って部分的に形成されるので、絶縁層3fを磁心部3eの全周に渡って形成する場合と比べて製造コストを削減できる。また、絶縁層3fが磁心部3eの外周面に凸状形成され、コイル5が、磁心部3eの外周面との間に空隙が生じる様に絶縁層3f上で支持される様にして磁心部3eの外周に巻装されるので、絶縁層3fを磁心部3eの周方向に渡って部分的にだけ形成してもコイル5と磁心部3eとの間の絶縁を確保できる。
また、コイル5と磁心部3eの外周面との間の空隙に絶縁性の充填材(樹脂材11)が充填されるので、コイル5と磁心部3eの外周面との間の絶縁を安定して確保できる。
また、コイル5はエッジワイズコイルであるので、磁心3にコイル5を高密度で巻装できる。
また、コイル5として、その拡径方向の捻りにより拡径され、その拡径方法の捻りが解除されると元の径に弾性復帰するもの(ここでは略円形螺旋状のエッジワイズコイル)を用い、コイル5を拡径方向に捻って拡径した状態でコイル5内に磁心直線部3dを挿入し、その挿入状態でコイル5の捻りを解除してコイル5の径を元の径に弾性復帰させることにより、コイル5の各巻線間に磁心直線部3dの各突起部3gが配置する様にして、磁心直線部3dの外周にコイル5を巻装するので、コイル5の磁心直線部3dへの巻装を容易にできる。
尚、リアクトル1の製造方法としては、本実施の形態の場合の他に、図8の様に、磁心直線部3dを用意しておき、コイル5を平角線からエッジワイズコイル加工機(コイル形成装置)20を用いてエッジワイズコイルとして形成し、そのエッジワイズコイル加工機20から排出されるコイル5をそのまま、磁心直線部3dの各突起部3g間に位置決め状に配置される様にして磁心直線部3dの外周に巻回することにより磁心直線部3dの外周にコイル5を巻装する様にしてもよい(即ち、コイル5の形成工程とコイル5の磁心直線部3dへの巻装工程とを統合する様にしてもよい)。この様にすれば、リアクトル1の製造工数を低減でき、少ない製造工数でリアクトル1を製造できる。
1 リアクトル
3 磁心
3a,3b 磁心湾曲部
3c,3d 磁心直線部
3e 磁心部
3f 絶縁層
3g 突起部
5 コイル
7,9 金型
11 樹脂材
3 磁心
3a,3b 磁心湾曲部
3c,3d 磁心直線部
3e 磁心部
3f 絶縁層
3g 突起部
5 コイル
7,9 金型
11 樹脂材
Claims (9)
- 磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルであって、
前記磁心の外周面に、前記コイルの各巻線間に配置して前記各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が一体的に形成されたことを特徴とするリアクトル。 - 前記複数の突起部は、絶縁材料により形成されることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
- 前記磁心の外周面に一体的に絶縁層が形成され、その絶縁層上に前記複数の突起部が一体的に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリアクトル。
- 前記磁心、前記複数の突起部および前記絶縁層は、それぞれ磁心用粉末材料、突起部用粉末材料および絶縁層用粉末材料が一体的に加圧成形されて形成されることを特徴とする請求項3に記載のリアクトル。
- 前記絶縁層は、前記磁心の周方向に渡って部分的に形成される様にして前記磁心の外周面に凸状形成され、
前記コイルは、前記磁心の外周面との間に空隙が生じる様に前記絶縁層上で支持される様にして前記磁心の外周に巻装されることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載のリアクトル。 - 前記コイルと前記磁心の外周面との間の前記空隙に絶縁性の充填材が充填されることを特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
- 前記コイルは、エッジワイズコイルであることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のリアクトル。
- その外周面にコイルの各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が形成された磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルの製造方法であって、
前記コイルとして、その拡径方向の捻りにより拡径され、その拡径方法の捻りが解除されると元の径に弾性復帰するものを用い、
前記コイルを拡径方向に捻って拡径した状態で前記コイル内に前記磁心を挿入し、その挿入状態で前記コイルの捻りを解除して前記コイルの径を元の径に弾性復帰させることにより、前記コイルの各巻線間に前記磁心の前記各突起部が配置する様にして、前記磁心の外周に前記コイルを巻装することを特徴とするリアクトルの製造方法。 - その外周面にコイルの各巻線の巻き位置を位置決めする複数の突起部が形成された磁心と該磁心の外周に巻装されたコイルとを備えたリアクトルの製造方法であって、
磁心を用意しておき、コイルをコイル形成装置により形成し、そのコイル形成装置から排出されるコイルをそのまま前記磁心の外周に巻回することにより前記磁心の外周に前記コイルを巻装することを特徴とするリアクトルの製造方法。
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