JP2006120472A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 気密性、密閉性を満たしてクリーンルーム等の密閉された部屋の天井面に設置して、且つ、天井裏空間側からランプ取替を容易におこなうために、設置状態における照明効率を低下させることなくメンテナンス性を高めた照明器具を提供すること。
【解決手段】 器具本体2内の前面側にランプ室21と、同ランプ室21背面に器具本体2の背面外部へ通じる扉4の配設された開口部22とを有して成り、扉4を開放させて天井裏空間側からランプ室21内のランプ31が取替可能となるよう設置される照明器具1である。器具本体2背面に、ランプ31の作動状態を表示する表示手段5を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】 器具本体2内の前面側にランプ室21と、同ランプ室21背面に器具本体2の背面外部へ通じる扉4の配設された開口部22とを有して成り、扉4を開放させて天井裏空間側からランプ室21内のランプ31が取替可能となるよう設置される照明器具1である。器具本体2背面に、ランプ31の作動状態を表示する表示手段5を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、クリーンルーム等の密閉された室内照明に用いる照明器具に関する。
従来から、この種の照明器具では、気密性、密閉性を満たすことが重要な要素の一つとなっている。この目的のために、例えば、特開2003−65576公報に示されたクリーンルーム等に用いる照明器具にあっては、気密性、密閉性を満たし、且つ、ランプを点灯した際に温度上昇により器具内圧が非常に高くなり、気密が切れてしまうという問題を解決するため、図5に示すように、器具本体101内の一部にランプ室102を有し、器具本体101のランプ室102以外の部分に器具外部へ通じる開口部103を有し、ランプ室102内を吸入・吹出しする吸入・吹出口104および外部接続口を設けてランプ室102内に吸入・吹出口が位置するフィルタ105を有し、フィルタ105の外部接続口と開口部103とをつなぐ柔軟で気密性のあるチューブ106を有する構成として、ランプ室102と外気を流通させることができるようにしている。
しかしながら、上記構成による照明器具を設置した場合、ランプ107の交換を行う際に、下面開口にを設けてあり、ランプ交換する際は、まずパネル枠108を取り外し器具本体101から下方に下げ、次いで、ガラスなどによる下面の透明のパネルを開いて、下側(クリーンルームの中)からランプの交換を行う必要がある。
すなわち、この構成ではランプの交換作業が、クリーンルームの天井が10m程度という高さを持つために高所作業となる。また、クリーンルーム内に設置された、高い清浄度を要求される各種製造機器の上方での作業となるため、こうした機器を避けるべく移動足場や高所作業車を用いて作業を行う必要があり、手間がかかりとともにメンテナンスコストが高くなるという問題がある。また、ランプ交換作業に伴う発塵の影響で、クリーンルーム内のクリーンな環境を損なうおそれが常につきまとうこととなり、メンテナンス性に関し、十分とは言えない。
そこで、例えば特開2002−106196号公報には、クリーンルーム200の天井裏空間201に照明器具202を配備し、クリーンルーム200の天井面203に、前記照明器具202の照明光をクリーンルーム200内に透過させる透明板204を張り付けることが開示されている(図6参照)。この技術によると、照明器具202の照明光をクリーンルーム200内に透過させることとしているので、透明板204によりクリーンルーム200の気密性、密閉性を満たし、且つクリーンルーム200の天井裏空間201内において、同空間に設置した足場を利用しながら、安全に照明器具202のメンテナンス作業(主にランプ交換作業)を行うことができる点において一応の効果を奏している。
しかしながら、クリーンルーム200の天井面203に透明板204を張り付けることは、逆に照明器具202を天井裏空間201内に設置する構成となり、透明板204以外の天井材にて照明光がけられることとなり、照明効率の点において新たに照度低下が懸念される。本来照明器具に設けられるべき透明板が、天井面に設けられているからであるからである。
したがって、クリーンルームへの適応を考えてみると、照明器具としては、器具本体内の前面側にランプ室を設け、同ランプ室背面に器具本体の背面外部へ通じる扉の配設された開口部を設けて、前記扉を開放させて天井裏空間側から前記ランプ室内のランプが取替可能となるよう天井面に設置することが好ましい。しかし、この場合、天井面へ照明器具を取付けて気密性、密閉性を確保することとなり、天井裏空間とクリーンルームとが遮断されるために、天井裏からランプの作動状態を確認のできないという問題を発生する。
特開2003−65576号公報
特開2002−106196号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、気密性、密閉性を満たしてクリーンルーム等の密閉された部屋の天井面に設置して、且つ、天井裏空間側からランプ取替を容易におこなうために、設置状態における照明効率を低下させることなくメンテナンス性を高めた照明器具を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明による照明器具は、器具本体内の前面側にランプ室と、同ランプ室背面に器具本体の背面外部へ通じる扉の配設された開口部とを有して成り、前記扉を開放させて天井裏空間側から前記ランプ室内のランプが取替可能となるよう設置される照明器具という構成に対し、前記器具本体背面に、前記ランプの作動状態を表示する表示手段を設けたことを特徴としている。
そして、前記表示手段をLED素子等の発光表示部材にて形成し、前記扉に設けられる取っ手等の扉開放用部材の周辺に配設するのが好ましい。
また、前記表示手段を、前記ランプの点灯時における不点灯作動を感知し消灯するよう成すことが好ましい。
本願発明の照明器具は、器具本体内前面側のランプ室に設けられるランプの作動状態が、器具本体背面の表示手段に表示されるようになるので、天井裏空間側から器具本体の背面外部へ通じる扉を開放させて、開口部からのランプ室内のランプ取替にあたり、確実に故障したランプの交換ができるものとなり、以って、気密性、密閉性を満たすとともに、クリーンルーム等の密閉された部屋の天井面への設置状態における照明効率の低下しない、メンテナンス性の高い照明器具が得られる。
そして、天井裏空間側から器具本体の背面外部へ通じる扉に設けられる取っ手等の扉開放用部材が、その周辺に配設された、LED素子等の発光表示部材にて形成された表示手段にて照明されるのでランプ取替がより容易となる。
また、表示手段を、ランプの点灯時における不点灯作動を感知し消灯するようにした結果として、天井裏空間の暗い環境下においてランプ故障の照明器具を容易に見つけ出すことができ、ランプ取替がさらに容易となる。
図1〜4は、本願の請求項1乃至請求項3に対応した一実施形態である照明器具を示している。この実施形態の照明器具1は、器具本体2内の前面側にランプ室21と、同ランプ室21背面に器具本体2の背面外部へ通じる扉4の配設された開口部22とを有して成り、前記扉4を開放させて天井裏空間側から前記ランプ室21内のランプ31が取替可能となるよう設置される照明器具であって、前記器具本体2背面に、前記ランプ31の作動状態を表示する表示手段5を設けている。
この場合、前記表示手段5をLED素子等の発光表示部材にて形成し、前記扉4に設けられる取っ手61等の扉開放用部材6の周辺に配設して成ることとしてもいる。また、前記表示手段5を、前記ランプの点灯時における不点灯作動を感知し消灯するよう成してもいる。
詳しくは、この照明器具1は、蛍光灯ベースライトと呼ばれている、天井材に設けられる埋め込み穴に埋設される天井埋め込み型蛍光灯照明器具で、図1、2に示した第1実施例のものは2灯型、図3、4に示した第2実施例のものは4灯型である。
器具本体2は、前面側となる底部にランプ室21を有する、図2に示すような長方形状の下面開口の箱体で、扉4の設けられている天部の、器具本体2背面外部へ通じる開口部22以外は、密閉構造をなすように形成されている(図1参照)。器具本体2上端両側には、横向きに張り出すように取付け金具23、23が配設され、上記天井材背面に設置される取付けチャンネルにこの取付け金具23、23を懸架させて取着される。また、器具本体2の下端部周囲の鍔部24が天井材の下面にEPTゴム等を用いた本体パッキンを介して当接し、埋め込み穴に密着する。なお、ランプ室21には、反射板8が、ランプ31の装着される後述する照明装置3側とパネル7側とに分割されて配設されている。
3は、器具本体2の天部となる開口部22に対して出入り自在に設けられる照明装置であり、後述する扉4内面に配設される2灯用の安定器32を中心に、2灯分のランプソケットを有して構成されている。この照明装置3は、器具本体2内の一部となるランプ室21に面するよう扉4に配設され、安定器32以外に、同ランプ室21内に分割配置される反射板8、8の内側に配置されたランプソケットに装着されるランプ31、31および、同ランプ背面においてランプ31、31の点灯時における不点灯作動を感知する光センサ33、33を有する。
この照明装置3においては、光センサ33がランプ31の点灯時における不点灯作動を感知し、周囲に拡散ドームをもったLED素子にて形成された表示手段5を消灯するようにしている。これにより、天井裏空間の暗い環境下においてランプ故障の照明器具を容易に見つけ出すことができ、ランプ31の取替が容易なものとなる。
4は上記器具本体2背面に設けられた扉で、上記照明装置3が内面に、ランプ31の作動状態を表示する表示手段5が外面一縁部に設けられ形成され、ヒンジ41を介して器具本体2の一縁に開閉自在に取着されている。また、この場合、表示手段5近傍に、この扉4を開放させる扉開放用部材6となる、取っ手61および扉用錠62を配設している。これにより、当該扉開放用部材6が、その周辺に配設された、発光表示部材にて形成された表示手段5にて照明されるので、天井裏空間側から器具本体2の背面外部へ通じる扉4を開放させてランプ31の取替がより容易となる。
7は器具本体2の下端開口を被覆するガラスなどによる透明パネル体74を有するパネルであり、上記鍔部24にパネルパッキン72を介してパネル枠71の周縁部が密着して取付けられている。パネル枠71はマジックばね73、73を有し、マジックばね73を器具本体2の内側面に形成された係止部25に係止している。パネルパッキン72は、EPTゴムを用いたスポンジパッキンであり、パネル枠71と器具本体2の鍔部24との間に介在される。
上記構成の照明器具1を、例えばクリーンルームの天井面に設置する場合、器具本体2からパネル7を外した状態として、まず、当該器具本体2を開口部22を上にして、天井材に形成された取付開口に向けて下側から挿入し、取付け金具23、23を天井材背面に設置される取付けチャンネルに懸架させて、鍔部24を天井材の下面に本体パッキンを介して当接させ、当該器具本体2の下面開口を取付開口に向けて位置させる。次いで、取付け金具23、23を介して取付けチャンネルにねじ固定した後、パネル7をクリーンルーム側からマジックばね73を介して器具本体2に取着させて設置される。
また、ランプ取替する際は、まず、全てのランプ31を点灯状態とさせた後、天井裏空間側から表示手段5の点灯していない照明器具1を確認する。次いで、表示手段5の点灯していない照明器具1の扉4に設けられている扉用錠62を取り外し、取っ手61を持って扉4を器具本体2から上方に上げて、反射板8の内側のランプ31をソケットから外してランプ取替をおこなう。
このとき、器具本体2内前面側のランプ室21に設けられるランプ31の作動状態が、器具本体2背面の表示手段5に表示されるようになるので、天井裏空間側から器具本体2の背面外部へ通じる扉4を開放させて、開口部22からのランプ室21内のランプ取替にあたり、確実に故障したランプの交換ができるものとなり、以って、気密性、密閉性を満たすとともに、クリーンルーム等の密閉された部屋の天井面への設置状態における照明効率の低下しない、メンテナンス性の高い照明器具が得られるのである。
次に、この発明の第2実施例の照明器具を図3、4により説明する。この照明器具1は4灯用であり、図3に示すように、2灯用の安定器32が2個で、一対のランプソケットが4個の場合で、さらに扉4が、器具本体2の天部となる開口部22周縁に載置される構成である。また、この扉4には、長方形状の長手方向に取っ手61が2つ離間して配設され、発光表示部材にて形成された表示手段5がこの取っ手61の近傍に2個設けてある。その他は、上記の第1実施例と同様である。
この場合、ランプ31の点灯時における不点灯作動を感知するための光センサ33が、1つの安定器32にて点灯される2本のランプ31のうちの1本に対して設けられており、図4に示すように、表示手段5のLED素子を制御装置34を介して点滅制御するようにしている。すなわち、2灯用の安定器32の1つにて2本のランプ31を点灯するため、全てのランプ31を点灯状態とさせた場合に2個の表示手段5のうち1個が消灯状態にあるときには、4本のうちの2本のランプ31の何れか1本の故障に対して表示手段5が消灯されたこととなる。このように、天井裏空間の暗い環境下においてランプ故障の照明器具を容易に見つけ出すことができ、さらにランプ31の故障の絞込みも可能となり、取替が容易なものとなるのである。
なお、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
1 照明器具
2 器具本体
21 ランプ室
22 開口部
31 ランプ
4 扉
5 表示手段
6 扉開放用部材
2 器具本体
21 ランプ室
22 開口部
31 ランプ
4 扉
5 表示手段
6 扉開放用部材
Claims (3)
- 器具本体内の前面側にランプ室と、同ランプ室背面に器具本体の背面外部へ通じる扉の配設された開口部とを有して成り、前記扉を開放させて天井裏空間側から前記ランプ室内のランプが取替可能となるよう設置される照明器具であって、
前記器具本体背面に、前記ランプの作動状態を表示する表示手段を設けたことを特徴とする照明器具。 - 前記表示手段を発光表示部材にて形成し、前記扉に設けられる扉開放用部材の周辺に配設して成ることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 前記表示手段を、前記ランプの点灯時における不点灯作動を感知し消灯するよう成したことを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004307545A JP2006120472A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004307545A JP2006120472A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006120472A true JP2006120472A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36538168
Family Applications (1)
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JP2004307545A Pending JP2006120472A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006120472A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101396502B1 (ko) * | 2013-07-16 | 2014-05-19 | 주식회사 다람이엔지 | 클린룸용 힌지 개폐형 조명장치 |
CH708836A1 (fr) * | 2013-11-14 | 2015-05-15 | Linsi Tech S Rl | Dispositif d'éclairage pour environnement dit propre. |
KR101539390B1 (ko) * | 2014-02-06 | 2015-07-27 | 김재학 | 클린룸 조명장치 |
-
2004
- 2004-10-22 JP JP2004307545A patent/JP2006120472A/ja active Pending
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