JP2006119054A - センサ - Google Patents

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Yukimitsu Sekimori
幸満 関森
Takehiko Kitamori
武彦 北森
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Nagano Keiki Co Ltd
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Abstract

【課題】ダイアフラムと保持体との接合に関して、陽極接合以外の手段を見出し、更なる小型化を促進できるセンサを提供すること。
【解決手段】感応部34、および少なくとも一部に設けられる導電部32を有するダイアフラム30と、このダイアフラム30を保持する絶縁性の保持体20とを備え、保持体20の保持側端部23に配線部221〜223を有するセンサ1は、保持体20には、ダイアフラム30と互いに接合される側の接合面23に配線部221〜223と導通するとともに感応部34を区画する導電性の接合用パターン231が形成され、接合用パターン231を挟んでダイアフラム30と保持体20とを接合した際に、感応部34の変化を許容するギャップ部26が形成されているとともに、当該接合用パターン231によりダイアフラム30と配線部221〜223とが電気的に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、感応部、および少なくとも一部に設けられる導電部を有するダイアフラムと、このダイアフラムと互いに接合されることにより前記ダイアフラムを保持する絶縁性の保持体とを備え、前記保持体における前記ダイアフラムの保持側端部に配線部を有するセンサに関する。
センサを製造する際には、ダイアフラムとこのダイアフラムの保持体とを接合する工程がある。通常、ダイアフラムにはシリコン材料が用いられ、保持体にはガラス材料が用いられているため、これらのダイアフラムと保持体とを接合する際は、導体と絶縁体とを接合する陽極接合が行われている(特許文献1参照)。この陽極接合の際には、ダイアフラムを+、ガラスを−として数百ボルトの高電圧が印加される。
特開平10−160611号公報([0014])
しかしながら、ダイアフラムと保持体とを陽極接合する場合は、この接合に起因して、次のような製品不良が生じるおそれがあった。
(1)ギャップが確保できない
ギャップとはダイアフラムと保持体との間にあって感応部の変化を許容する間隙である。このギャップについて、次の数式(数1)および図15(A)のグラフに示すように、ギャップ量が小さい場合に静電引力Fが大きいことが知られている。数式(数1)において、Fは静電引力、εοは誘電率、Sは電極面積、gはギャップ量、xはギャップ変化量、Vは電圧である。また、この静電引力は、図15(B)のグラフに示すように、ダイアフラムが薄い場合に大きくなる。
これらのことから、ギャップ量が微小な、或いはダイアフラムを薄くした小型のセンサにおいて、高電圧が印加される陽極接合を実施した場合、この印加電圧によってダイアフラムと保持体とが互いに引き寄せられて接合されてしまうという問題がある。
Figure 2006119054
(2)放電による電極破壊
さらに、ダイアフラムと保持体との陽極接合時の高電圧により、ギャップ内部で放電が生じ、この放電によってダイアフラムや保持体に設けられた電極が破壊されるおそれがある。ここで、放電発生の電圧とギャップ量との関係はパッシェンの法則によって規定され、図16のグラフに示すように、ギャップ量×気圧が小さい場合に低い電圧で放電が生じることがわかる。
このような(1)(2)の問題はいずれも、根本的にはセンサのギャップ量が小さいことに起因しているが、近年、マイクロチップなどに組み込み可能な超小型のセンサの実現が望まれており、センサの小型化は避けて通れない。また、今後ますます、マイクロ化ないしナノ化が促進されるであろうから、上述のような問題が生じる陽極接合以外の手段によってダイアフラムと保持体とを接合する手段が必要とされている。
ここで、本発明の目的は、ダイアフラムと保持体との接合に関して、陽極接合以外の手段を見出し、更なる小型化を促進できるセンサを提供することにある。
本発明のセンサは、感応部、および少なくとも一部に設けられる導電部を有するダイアフラムと、このダイアフラムと互いに接合されることにより前記ダイアフラムを保持する絶縁性の保持体とを備え、前記保持体における前記ダイアフラムの保持側端部に配線部を有するセンサであって、前記保持体には、前記ダイアフラムと互いに接合される側の接合面に前記配線部と導通するとともに前記感応部を区画する導電性の接合用パターンが形成され、前記接合用パターンを挟んで前記ダイアフラムと前記保持体とを接合した際に、前記ダイアフラムと前記保持体との間に前記感応部の変化を許容するギャップ部が形成されているとともに、当該接合用パターンにより前記ダイアフラムと前記配線部とが電気的に接続されていることを特徴とする。
ここで、本発明のセンサでは、前記感応部は、被測定対象として導入される流体の状態に応じて変化するものであることが好ましい。
本発明によれば、絶縁性の保持体を、導電部を有するダイアフラムと接合するにあたって保持体に導電性の接合用パターンを形成したことにより、この接合用パターンを挟んでダイアフラムと保持体とが接合されるので、陽極接合以外の接合方法、例えば、共晶接合などを選択可能となる。
これにより、陽極接合を行った場合での高電圧下、放電によって電極が破壊したり、印加電圧によって感応部と保持体とが引き寄せられて接合されてしまう問題が生じないので、接合用パターンを薄膜形成してギャップ量をより小さく、また感応部をさらに薄く形成することによってセンサを十分に小型化することができる。
加えて、ダイアフラムと保持体との接合時に、これらのダイアフラムと保持体とが接合用パターンを介して電気的にも接続される。これにより、ダイアフラムを絶縁性の保持体側の配線部に繋ぐ配線が不要となるので、センサの一層の小型化が図られる。
なお、接合用パターンの形成には、フォトリソグラフィーなどの半導体製造プロセスなどを利用できる。また、この際には、保持体端部に露出するように設けられた配線部を覆うように接合用パターンを形成すれば、接合用パターンのダイアフラム側とは反対側の端部が配線部と導通されることになるので、製造工程が複雑化しない。さらに、この接合用パターンは、保持体だけでなく、ダイアフラムの接合面にも形成することができ、保持体およびダイアフラムにそれぞれ形成された接合用パターンを互いに接合してもよい。
そして、保持体に設けられる配線部は、リード線、ワイヤなどの線条部材や、半導体製造プロセスによって形成されるパターン、或いはスルーホールなど、任意の形態であってよい。
本発明のセンサでは、前記接合用パターンは、加熱温度600℃以下で、軟化または共晶または溶融または拡散する金属または合金により形成されていることが好ましい。
ここで、接合用パターンの材料として、単元素金属では融点温度が600℃以下であるIn、Sn、Pb等を使用でき、合金材料としては、Au、Ag、Cu、Al、Ga、Ge、Si、Sb、In、Pb、Sn、Biなどの中から2種以上組み合わせて使用することができる。また、ここに挙げた以外の金属を加えて3種以上組み合わせることも可能である。
この発明によれば、加熱により軟化または溶融した接合用パターンの付着力により、あるいは共晶、拡散により、ダイアフラムと保持体とを容易に接合できる。なお、加熱とともに加圧する熱圧着を行ってもよい。
そして、加熱温度が600℃以下であることにより、加熱によって保持体の材料に使用されるガラスなどの組成が変化したり、ダイアフラムや保持体に設けられた電極等が損傷したりすることを回避できる。
なお、保持体とダイアフラムとに形成された接合用パターンのうち一方については、融点温度が600℃を超える高融点材料を用いることも可能である。
本発明のセンサでは、前記接合用パターンは、前記ダイアフラムと前記保持体との接合時に拡散し、この拡散により、前記接合用パターンの材料、および、前記接合用パターンと付着する部材の材料のいずれかの融点または共晶温度が高温化する金属または合金により形成されていることが好ましい。
ここで、接合用パターンの材料や、この接合パターンと付着する部材の材料としては、拡散性に優れるSnなどを含有する合金を使用するのが好ましく、このような合金として、Sn−Ag合金、またはSn−Au合金、Sn−Sb合金などを例示できる。接合パターンの材料と、この接合用パターンと付着する部材の材料とが異なるとき、金属拡散によって配合比率が変化する。さらに、合金の組成比率としては、Sn−Au合金であれば、Snを10%以上含有していることがより好ましい。
この発明によれば、接合用パターンの金属拡散による配合比率の変化により、接合用パターンが接合前よりも高融点化されるので、高温条件におけるセンサの信頼性が向上する。
本発明のセンサでは、前記接合用パターンは、前記接合面の外周部に環状に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、接合用パターンにより感応部が環状に区画され、これによって保持体とダイアフラムとの間に形成されたギャップ部内部でダイアフラムを変化させることが可能となる。このギャップ部を真空とした場合は、絶対圧力型の圧力センサを構成できる。
本発明のセンサでは、前記ダイアフラムと前記保持体との間には、互いの前記接合面の一方から他方に向かって突出する凸状パターンが形成され、前記凸状パターンは、融点温度が前記ダイアフラムと前記保持体との接合温度よりも高い材料によって形成されていることが好ましい。
この発明によれば、凸状パターンの突出寸法に応じてギャップ量を調整可能であり、接合時の加熱に関わらず凸状パターンの形状が維持されるので、ギャップ量を正確に確保できる。
ここで、凸状パターンは、保持体およびダイアフラムの各接合面のうち一方だけに形成することも、両方に形成することもできる。また、凸状パターンの形状は問わず、接合面に沿って連続的に形成されたパターンとしても、散点的に形成されたパターンとしても形成できる。
本発明のセンサでは、前記ダイアフラムには、高耐食性の材料が用いられていることが好ましい。
この発明によれば、酸化,硫化などのガス反応や、酸、アルカリ、有機などの腐食性液体による腐食作用をダイアフラムが受けにくくなり、信頼性が向上する。
ここで、高耐食性の材料としては、SiC、窒化珪素、酸化珪素、窒化アルミニウム、アルミナなどを例示できる。
本発明のセンサでは、内部に形成された流路を有するマイクロチップに、前記流路を臨むように組み込まれたマイクロ流体デバイスであることが好ましい。
ここで、マイクロ流体デバイスとしては、マイクロバルブ、マイクロポンプ、検体識別用IDタグなどを例示でき、これらを本発明のセンサとともにマイクロチップに組み込み可能である。
本発明のセンサは、前述のように大幅に小型化されているので、微細な流路を有するマイクロチップにもマイクロ流体デバイスとして容易に組み込むことができる。そして、例えば、試料の分析や合成に用いられるマイクロチップに組み込むことにより、流路における流体の状態をマイクロ流体デバイスから得て、試料の流圧などを制御することが可能となる。
本発明のセンサでは、前記感応部により、圧力を検出する圧力センサであることが好ましい。
また、本発明のセンサでは、前記ギャップ部は、大気開放されていることが好ましい。
この発明によれば、感応部が大気圧下で変位するタイプの圧力センサとすることができる。
本発明のセンサでは、前記感応部は、その変化に応動する可動電極を前記導電部として有し、前記保持体は、前記可動電極と対向する固定電極を有し、これらの可動電極および固定電極は、コンデンサを構成していることが好ましい。
ここで、ダイアフラムの感応部表面などに可動電極を形成する場合と、ダイアフラム自体を導電性が付与された可動電極として形成する場合とがある。
この発明によれば、感応部の変位を可動電極および固定電極の間の静電容量の変化として検出する静電容量型の圧力センサとすることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
〔1.圧力センサの構成〕
図1は、本実施形態における圧力センサ1の分解斜視図である。
圧力センサ1は、略六面体形状の絶縁性の保持体としての基板積層体20と、この基板積層体20に保持されたダイアフラム30と、ダイアフラム30の感応部34の変位を検出する検出部40と、基板積層体20の保持側端面23とは反対側の端面24に設けられて検出部40の検出結果が取り出される取出部50とを備えている。
ここで、この圧力センサ1は、図2に示すように、マイクロチップMCに組み込まれたマイクロ流体デバイスとして構成されている。マイクロチップMCの内部には、試料RGの流路FAが形成され、圧力センサ1はこの流路FAに臨むダイアフラム30の変位に基いて流路FAにおける試料RGの圧力を検出するものとなっている。
基板積層体20は、図1に示すように、2枚の四辺形状の基板21,22が互いに重ねられて一体に構成されている。基板21,22は、一辺が例えば1mm程度の平面正方形状であり、かつ、厚さが例えば0.5mm程度であって、ガラス、サファイア、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化珪素などの絶縁性材料により形成されている。本実施形態では、基板21,22は2枚ともガラス材料により形成されているが、これらの基板21,22は線膨張係数が近似する別材料によって形成されていてもよい。
図2は、基板22の基板21と重ねられる面に沿った線における圧力センサ1の断面図であって、図3は、基板積層体20の断面図である。
基板22には、基板22の板平面のうち正方形の一辺に沿って互いに平行かつ略等間隔に延びる3本の配線部としての導電性パターン221,222,223がそれぞれ形成されている。これらの導電性パターン221〜223は基板積層体20の内部をダイアフラム30の保持側端面23とこれと反対側の端面24の間で延びて検出部40と取出部50とを互いに導通している。
ここで、導電性パターン221〜223は、めっき、スパッタ、蒸着などにより複数層の薄膜として形成されている。導電性パターン221〜223の材料としては、Al、Ni、Ti、Cr、W、Mo、Nb、Ta、Ag、Cu、Au、Pt、Pdなどの導電性金属やこれらの合金を採用できるが、本実施形態では、ガラス製の基板22との密着性に優れるTiを密着層として、基板22の表面側から、Ti、Au、Tiの順で成膜されている。
これらの導電性パターン221〜223が形成されている基板22の面が基板21と重ねられることにより、図3の断面図に示すように、基板21,22の間には、隣り合う導電性パターン221,222および導電性パターン222,223の間に、導電性パターン221〜223の基板22面からの高さに応じた断面矩形状の間隙部251,252がそれぞれ形成され、これらの間隙部251,252はいずれも大気に開放されている。
そして、基板21と基板22とは互いに重ねられた状態で接合されている。具体的には、基板22に形成された導電性パターン221〜223と基板21とが陽極接合されている。こうして、導電性パターン221〜223により、基板積層体20の内部が導通されている。
基板積層体20の保持側端面23はダイアフラム30との接合面であって、この保持側端面23には、ダイアフラム30との接合に用いる接合用パターン231が外周部に沿ってロ字環状に薄膜形成されている。この接合用パターン231は、本実施形態では、保持側端面23の表面にTi薄膜、Au薄膜の順で積層されたもので、融点温度は、1064℃程度となっている。
この接合用パターン231は、2本の導電性パターン221,223にそれぞれ電気的に接続されている。
ダイアフラム30は、導電性が付与された単結晶シリコン材料によって基板積層体20の端面23に応じた四辺形状に形成されている。このダイアフラム30の基板積層体20側の面は、基板積層体20との接合面となっている。この接合面には、Tiによって成膜した可動電極32が形成され、この可動電極32が形成された面の外周部には、保持側端面23の接合用パターン231に対応するロ字環状の接合用パターン311が可動電極32と積層されて形成されている。この接合用パターン311は、本実施形態では、AuおよびSnの合金により形成され、その配合比率はSnが10%であって、共晶温度は、基板積層体20のガラス材料の融点温度よりも低く、220℃程度から共晶接合が可能となる。
なお、接合用パターン311の材料としては、SnおよびAuの合金のほかに、SnおよびAgの合金やSnおよびSbの合金などを使用することもできる。このほか、Au、Ag、Cu、Al、Ga、Ge、Si、Sb、In、Pb、Sn、Biなどの中から2種または3種以上組み合わせた合金材料も使用することができる。また、接合用パターン231についても、接合用パターン311と同様の材料で形成することができる。
一方、試料RGが導入されるダイアフラム30の測定面には、SiC、窒化珪素、酸化珪素、窒化アルミニウム、窒化アルミナなどの高耐食性の材料により、保護膜33が形成されている。
ここで、基板積層体20とダイアフラム30との接合により、基板積層体20とダイアフラム30との間で接合用パターン231および接合用パターン311によりダイアフラム30が環状に区画され、ギャップ部26が形成されている。ダイアフラム30のこの平面視環状に区画された部分は、試料RGの圧力に応じて、ギャップ部26の内部で変位する感応部34となっている。なお、ギャップ部26の底部261には、間隙部251,252の開口251A,252Aがそれぞれ形成され、ギャップ部26は大気に開放されている。
検出部40は、可動電極であるダイアフラム30と、基板積層体20の端面23側でダイアフラム30と対向配置される固定電極41とを備えて構成されている。ここで、ダイアフラム30と固定電極41とはコンデンサを構成しており、検出部40では、ダイアフラム30の変位がダイアフラム30と固定電極41との間の静電容量の変化として検出されている。
固定電極41は、スパッタ、蒸着などによりギャップ部26の底部261における接合用パターン231の内側で、接合用パターン231とは間隔をおいた四辺形状にTi薄膜として形成され、導電性パターン221〜223の中央に配置された導電性パターン222に接続されている。
なお、ギャップ部26の底部261における間隙部251,252の開口251A,252Aを閉塞しないように固定電極41を形成している。
一方、取出部50は、3つの矩形状の取出電極51,52,53を備えて構成され、これらの取出電極51〜53は、スパッタ、蒸着などによるTi、Auの積層薄膜として基板積層体20の端面24に形成されている。また、取出電極51〜53は、導電性パターン221〜223とそれぞれ接続されているとともに、図示を省略するが、マイクロチップMC(図2)に形成した接合用パターンにワイヤボンディングされている。なお、プリント基板などをマイクロチップMCに貼り付けてワイヤボンディングで接続する方法もある。
〔2.圧力センサの製造手順〕
以上説明した圧力センサ1の製造手順について、図4〜図6を参照して説明する。圧力センサ1の製造は半導体製造プロセスを中心に行われる。
(2-1.ウェーハの積層)
図4には、ガラス製の円盤状のウェーハ11,12が示されている。
まず、一方のウェーハ12に、フォトリソグラフィーにより、所定方向に沿って縞状に並ぶ多数の導電性パターン221〜223を一括形成する。そして、ウェーハ11とウェーハ12とを導電性パターン221〜223を間に挟んで互いに重ね合わせ、ウェーハ12に形成された導電性パターン221〜223とウェーハ11とを互いに接合する。こうして積層されたウェーハ11,12の間において、隣り合う導電性パターン221,222および導電性パターン222,223の間には、図3と同様に間隙部251,252がそれぞれ形成される。
(2-2.スティック状にカット)
次に、図5に示すように、導電性パターン221〜223と略直交する複数の切断線CL1に沿って、積層されたウェーハ11およびウェーハ12を細長く切り分ける。これにより、図6に示すようなスティック体14が複数形成される。このスティック体14の切断面141,142の表面粗さ(Ra)は1000Å以下であって平滑に形成されている。なお、切断面141,142を研磨してもよい。
(2-3.電極などの形成)
このスティック体14は、導電性パターン221〜223の延出方向に沿った複数の切断線CL2にてダイス状にカットされ、その1つ1つが図1に示した基板積層体20となるものである。ここで、スティック体14のままで半導体製造プロセスによる微細加工を実施することにより、複数の基板積層体20の電極形成およびダイアフラム30との接合を行う。図6では図示を省略したが、図1に示すような固定電極41、接合用パターン231、および取出電極51〜53がスティック体14の長手方向に沿った切断面141,142に複数個並ぶように、これらの固定電極41、接合用パターン231、および取出電極51〜53をそれぞれ一括して形成する。
具体的に、スティック体14の一方の切断面141には、フォトリソグラフィーにより、固定電極41および接合用パターン231をそれぞれ形成する。この際、スティック体14の切断面141に露出している導電性パターン221,223をそれぞれ覆うように接合用パターン231を形成するとともに、導電性パターン222を覆うように固定電極41を形成する。
また、スティック体14の他方の切断面142には、フォトリソグラフィーにより、取出電極51〜53をそれぞれ形成する。
(2-4.ダイアフラムの接合)
一方、ダイアフラム30については、予め接合用パターン311および保護膜33を形成しておく。そして、スティック体14に形成された各接合用パターン231一つ一つについて、ダイアフラム30の接合用パターン311の位置をそれぞれ合わせ、接合用パターン311,231を挟んでダイアフラム30とスティック体14とを600℃以下の温度条件で加熱して接合する。
この接合の際、接合用パターン231の表層がAuにより形成されており、また、接合用パターン311がAuおよびSnの合金材料で形成されていることから、これらの接合用パターン311,231に含まれるAuおよびSnが220℃程度以上で共晶となり、共晶が生じた接合用パターン231,311を挟んでダイアフラム30と基板積層体20とが接合される。また、接合時の加熱により、接合用パターン311に含まれるSnが拡散し、AuおよびSnの配合比率が接合前後で変化する。これにより、AuおよびSnによる合金の共晶温度は、接合前、220℃程度であったものが470℃程度まで上昇する。
このように、600℃以下の温度下でダイアフラム30と基板積層体20との接合が行われることにより、ガラス材料による基板積層体20の組成が変化することなく、ダイアフラム30の変形、固定電極41の損傷なども回避される。なお、接合雰囲気として、酸素濃度が100ppm以下の真空下、あるいは還元性ガス下、不活性ガス下などとすることができ、適度な荷重を加えてもよい。また、接合前に接合用パターン231,311表面をプラズマ処理によって活性化することで接合状態が良好となる。
以上述べたダイアフラム30とスティック体14との接合により、ダイアフラム30と基板積層体20とが接合用パターン311,231を介して電気的にも接続される。
(2-5.ダイシング)
最後に、図6に示す切断線CL2に沿ってスティック体14をダイス状にカットすれば、複数の圧力センサ1が完成する(図1参照)。
〔3.圧力センサの作用〕
ダイアフラム30がマイクロチップMCの流路FAにおける試料RGの圧力に応じて変位することにより、ダイアフラム30と固定電極41との距離が変わり、この距離によってダイアフラム30と固定電極41との間の静電容量が増減する。
ここで、圧力センサ1では、ダイアフラム30および固定電極41の間の静電容量が所定の周波数において繰り返し検出されている。
具体的に、固定電極41の電位は導電性パターン222によって取出電極52に伝達される。また、ダイアフラム30の電位は導電性パターン221,223により取出電極51,53にそれぞれ伝達される。さらに、これらの電位は、取出電極51〜53からマイクロチップMCを介して図示しない外部回路へと送出され、静電容量が検出される。なお、ダイアフラム30の電位は取出電極51,53に略同電位として伝えられるため、取出電極51,53のいずれか一方の電位が取り出され、外部回路へ送出されていればよい。
そして、圧力センサ1から得られた静電容量を外部回路において検出することにより、マイクロチップMCの流路FAにおける試料RGの圧力が検出される。
なお、ダイアフラム30とギャップ部26との間の空間は大気に開放されていることから、ダイアフラム30は試料RGの圧力と大気圧との差に応じて変位する。したがって、外部回路で求められる試料RGの圧力値は、大気雰囲気における値となる。
〔4.本実施形態による効果〕
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)絶縁性の基板積層体20を、可動電極であるダイアフラム30と接合するにあたって基板積層体20に導電性の接合用パターン231を、ダイアフラム30には接合用パターン311をそれぞれ形成したことにより、これらの接合用パターン231,311を挟んでダイアフラム30と基板積層体20とが接合されるので、共晶接合を実施でき、陽極接合を行わずに済む。
(2)これにより、陽極接合する場合の高電圧下、放電によって電極が破壊したり、印加電圧によって感応部34と基板積層体20とが引き寄せられて接合されてしまう問題が生じないので、接合用パターン231,311を薄膜形成してギャップ量をより小さく、また感応部34をさらに薄く形成することによって圧力センサ1を従来に比べて格段に小型化することができる。
(3)加えて、ダイアフラム30と基板積層体20との間の導電性の接合用パターンにより、ダイアフラム30と基板積層体20との接合時に、これらのダイアフラム30と基板積層体20とが電気的にも接続される。これにより、ダイアフラム30を絶縁性の基板積層体20側の配線部に繋ぐ配線が不要となるので、圧力センサの一層の小型化が図られる。
(4)接合用パターン231,311の互いに対向する側をAu薄膜またはAu−Sn合金薄膜として形成したことにより、これらAu,Snの共晶により、所定の共晶温度で容易に接合できる。その共晶温度は基板積層体20のガラス材料の融点温度よりも低いため、ダイアフラム30と基板積層体20との接合時、基板積層体20の組成が変化したり、固定電極41やダイアフラム30に不具合が生じたりするのを回避できる。
(5)接合用パターン311の合金材料に拡散性に優れるSnが含まれており、接合用パターン311を構成するAu−Sn合金の配合比率がダイアフラム30と基板積層体20との接合前後で変化して、接合用パターン231,311がダイアフラム30と基板積層体20との接合前よりも高融点化される。すなわち、ダイアフラム30と基板積層体20とは、高融点化された接合用パターン231,311を挟んで接合されることとなるので、信頼性を向上させることができる。
(6)ダイアフラム30の測定面33に保護膜33が形成されていることにより、酸、アルカリ、有機などの腐食性液体による腐食作用をダイアフラム30が受けにくくなり、信頼性が向上する。
(7)圧力センサ1は、前述のように格段に小型化されているので、微少量の流体を扱うマイクロチップMCにマイクロ流体デバイスとして容易に組み込むことができる。そして、マイクロチップMCから得られた試料RGの状態に基いて流体制御を行うことが可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について図7〜図9を参照して説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付して、説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態は、第1実施形態の圧力センサ1において、ギャップ量を確保するための構成を備えたものである。
図7および図8に示すように、本実施形態の圧力センサ1では、基板積層体20のダイアフラム30の保持側端面23の外周部に、ダイアフラム30の可動電極32が形成された接合面に向かって突出する凸状パターン232が形成され、この凸状パターン232は、接合用パターン231の周りに平面視ロ字状に形成されている。ここで、凸状パターン232の材料には、例えばTi、SiOなど、融点温度がダイアフラム30と基板積層体20との接合時の加熱温度よりも高いものが使用されている。
なお、本実施形態において、図9に示すように、接合用パターン231および凸状パターン232の位置を交換して形成してもよい。この図9では、基板積層体20の保持側端面23において、凸状パターン232が接合用パターン231の内周側に隣接して形成されている。
本実施形態の圧力センサ1の製造工程では、スティック体14(図6参照)の切断面141に固定電極41および接合用パターン231を形成する際に、接合用パターン231と隣り合い、かつ接合用パターン231の表面と凸状パターン232の表面とが面一となるように凸状パターン232を形成する。なお、本実施形態では、接合用パターン231および凸状パターン232のロ字形状における基板積層体20の一辺に沿った部分の幅寸法がほぼ等しくなっているが、これに限らず、当該寸法を互いに異なるものとしてもよい。また、接合用パターン231と凸状パターン232とは必ずしも隣接して形成する必要はなく、接合用パターン231と凸状パターン232との間に間隔があってもよい。
この凸状パターン232の形成後、ダイアフラム30と基板積層体20との接合を第1実施形態と同様により行う。ここで、この接合時の加熱によって凸状パターン232は軟化ないし溶融などしないで、ダイアフラム30と基板積層体20との間でその形状を維持する。この凸状パターン232により、ダイアフラム30と基板積層体20との間のギャップ部26が所定の寸法で確保される。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態による前述の(1)〜(7)の効果に加えて、次の効果を得ることができる。
(8)ダイアフラム30と基板積層体20との接合時の加熱に関わらず、凸状パターン232がダイアフラム30と基板積層体20との間を所定寸法に保つので、凸状パターン232の突出寸法を変更することにより、ギャップ量を調整可能となる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について図10および図11を参照して説明する。
本実施形態は、凸状パターンの形状が第2、第3実施形態とは相違する。
本実施形態の圧力センサ1では、図10、図11に示すように、ドット状の凸状パターン233が基板積層体20の保持側端面23の四辺に沿って等間隔で散点状に並んでいる。これらの凸状パターン233は、接合用パターン231のロ字状の領域内で基板積層体20の端面23から突出し、接合用パターン231の表面と面一に(図11参照)形成されている。
このような本実施形態においても、第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について図12、図13を参照して説明する。
本実施形態は、第2実施形態における凸状パターン232をダイアフラム30側に形成したものである。
本実施形態の圧力センサ1では、図12に示すように、凸状パターン312がダイアフラム30の基板積層体20と接合される接合面35に形成され、この凸状パターン312は、接合用パターン311の周りに平面視ロ字状に形成されている。ここで、凸状パターン312の材料には、第2実施形態と同様に、融点温度がダイアフラム30と基板積層体20との接合時の加熱温度よりも高いものが使用されている。
なお、本実施形態において、図13に示すように、接合用パターン311および凸状パターン312の位置を交換して形成してもよい。この図13では、ダイアフラム30の基板積層体20との接合面において、凸状パターン312が接合用パターン311の内周側に隣接して形成されている。
このような本実施形態の製造手順は第2実施形態とほぼ同様であり、また、本実施形態によっても第2実施形態と同様の作用効果が得られる。
<第5実施形態>
次に、本発明の他の第4実施形態について図14を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態において、ダイアフラムの保持体の構成を変更したものである。
本実施形態では、図14に示すように、保持体としてブロック体60を備え、このブロック体60には、ブロック体60の一端から他端まで貫通する配線部としてのスルーホール61が形成されている。スルーホール61は、めっき、スパッタ、蒸着などにより孔の内周面および開口端縁部に金属膜が形成されたもので、ブロック体60の端面に露出する開口端縁部が固定電極41と導通されている。このような構成により、スルーホール61は、前記各実施形態における導電性パターン222、および間隙部251,252の機能を有するものであって、ブロック体60の一端側と他端側との導通を図るとともに、大気を往来させるようになっている。また、前記各実施形態における導電性パターン221,223の代わりに、スルーホール61の貫通方向に沿ったブロック体60の両側面に配線部としての導電性パターン225がそれぞれ形成されている。
このようなブロック体60では、スルーホール61の一方の開口端側がダイアフラム30の保持側端面23となっており、この保持側端面23には、第1実施形態と同様に、接合用パターン231が形成されている。
そして、ブロック体60側の接合用パターン231とダイアフラム30側の接合用パターン311を挟んでブロック体60とダイアフラム30とが接合され、ダイアフラム30の感応部34は、スルーホール61を通じて大気圧条件において変位する。また、感応部34の変位はスルーホール61を通じて取出電極51〜53に取り出されている。
本実施形態の圧力センサ1は、スルーホール61の形成を除けば、前記各実施形態とほぼ同様である。そして、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
本発明は、前述の各実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形および改良をも含むものである。
接合用パターンや凸状パターンの形状、位置などは、前記各実施形態に限定されず、例えば、保持体やダイアフラムが円いものである場合などは、これらの円周縁に沿って形成されていてもよい。
また、前記各実施形態は静電容量式のゲージ圧型の圧力センサとなっていたが、これに限らず、例えば、前記各実施形態における間隙部251,252をパターンやガラスや樹脂のペーストで埋設して、絶対圧力型の圧力センサとしてもよい。また、ダイアフラムに歪ゲージを設けて、歪ゲージ式圧力センサとすることも可能である。
そして、前記実施形態のような圧力センサ1に限らず、静電容量式、歪ゲージ検出式の検出方法や、絶対圧力型、ゲージ圧型などの各種の圧力センサを構成することができる。
また、本発明のセンサの測定対象、媒体は流体以外であってもよい。すなわち、測定媒体や媒体の状態などを選ばず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で任意に構成できる。
本発明は、特に、大幅に小型化できることから、マイクロチップに組み込み、各種の試料の分析や合成などに利用することができる。
本発明の実施形態における圧力センサを基板の端面側から見た分解斜視図。 前記実施形態における圧力センサの断面図。 前記実施形態における基板積層体の断面図。 前記実施形態の圧力センサの製造工程においてウェーハを示す斜視図。 前記実施形態の圧力センサの製造工程においてウェーハの切断線を示した平面図。 前記実施形態の圧力センサの製造工程においてウェーハがスティック状に切断された状態を示す斜視図。 本発明の第2実施形態における圧力センサの斜視図。 前記実施形態における圧力センサの断面図。 前記実施形態における圧力センサの断面図。 本発明の第3実施形態における圧力センサの斜視図。 前記実施形態における圧力センサの断面図。 本発明の第4実施形態における圧力センサの斜視図。 前記実施形態における圧力センサの断面図。 本発明の第5実施形態における圧力センサの斜視図。 背景技術の説明におけるグラフを示す図。 背景技術の説明におけるグラフを示す図。
符号の説明
1 圧力センサ(センサ)
11,12,13 ウェーハ
20,90,70 基板積層体(保持体)
21,22,27 基板
23 端面(保持側端部)
26 ギャップ部
30 ダイアフラム
32 可動電極
34 感応部
41 固定電極
60 ブロック体(保持体)
61 スルーホール(配線部)
221,222,223 導電性パターン(配線部)
231 接合用パターン
232,233 凸状パターン
251,252 間隙部
251A,252A 開口
311 接合用パターン
312 凸状パターン
FA 流路
MC マイクロチップ
RG 試料(流体)

Claims (11)

  1. 感応部、および少なくとも一部に設けられる導電部を有するダイアフラムと、このダイアフラムと互いに接合されることにより前記ダイアフラムを保持する絶縁性の保持体とを備え、前記保持体における前記ダイアフラムの保持側端部に配線部を有するセンサであって、
    前記保持体には、前記ダイアフラムと互いに接合される側の接合面に前記配線部と導通するとともに前記感応部を区画する導電性の接合用パターンが形成され、
    前記接合用パターンを挟んで前記ダイアフラムと前記保持体とを接合した際に、前記ダイアフラムと前記保持体との間に前記感応部の変化を許容するギャップ部が形成されているとともに、当該接合用パターンにより前記ダイアフラムと前記配線部とが電気的に接続されている
    ことを特徴とするセンサ。
  2. 請求項1に記載のセンサにおいて、
    前記感応部は、被測定対象として導入される流体の状態に応じて変化するものである
    ことを特徴とするセンサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサにおいて、
    前記接合用パターンは、加熱温度600℃以下で、軟化または共晶または溶融または拡散する金属または合金により形成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のセンサにおいて、
    前記接合用パターンは、前記ダイアフラムと前記保持体との接合時に拡散し、この拡散により、前記接合用パターンの材料、および、前記接合用パターンと付着する部材の材料のいずれかの融点または共晶温度が高温化する金属または合金により形成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のセンサにおいて、
    前記接合用パターンは、前記接合面の外周部に沿って環状に形成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のセンサにおいて、
    前記ダイアフラムと前記保持体との間には、互いの前記接合面の一方から他方に向かって突出する凸状パターンが形成され、
    前記凸状パターンは、融点温度が前記ダイアフラムと前記保持体との接合温度よりも高い材料によって形成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のセンサにおいて、
    前記ダイアフラムには、高耐食性の材料が用いられている
    ことを特徴とするセンサ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のセンサにおいて、
    内部に形成された流路を有するマイクロチップに、前記流路を臨むように組み込まれたマイクロ流体デバイスである
    ことを特徴とするセンサ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のセンサにおいて、
    前記感応部により、圧力を検出する圧力センサである
    ことを特徴とするセンサ。
  10. 請求項9に記載のセンサにおいて、
    前記ギャップ部は、大気開放されている
    ことを特徴とするセンサ。
  11. 請求項9または請求項10に記載のセンサにおいて、
    前記感応部は、その変化に応動する可動電極を前記導電部として有し、
    前記保持体は、前記可動電極と対向する固定電極を有し、
    これらの可動電極および固定電極は、コンデンサを構成している
    ことを特徴とするセンサ。
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