JP2006116441A - ノズル清掃装置 - Google Patents

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Akio Igarashi
章雄 五十嵐
Hideo Nakamura
中村  秀男
Yoshiji Miyamoto
芳次 宮本
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

【課題】
保守が容易でかつ塗布装置の使用環境を汚染することのない、高粘度のペーストでも確実にノズルの先端を清掃する装置を実現する必要がある。
【解決手段】
そのため、本発明のノズル清掃装置は、上部にノズルの長さ以上の空間を設けたノズル清掃装置本体の上部をラテックスの薄膜で覆い、ラテックス薄膜をその張力を維持するように金具で固定し、ラテックス薄膜にノズルを押し込むことによって該薄膜をノズル表面に密着させてノズルに付着したペーストをラテックス薄膜表面に転写させることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明はペースト状の電子材料等を基板等に塗布し、描画するために用いられる塗布装置のノズルに付着したペーストを除去/清掃するに好適なノズル清掃装置に関する。
塗布装置(以下、ディスペンサと称する)はノズルによって接着剤やクリームはんだ等の電子材料ペーストを基板上に塗布し、所定形状を描画するための装置であり、その構成は各種の文献や特許情報によって広く開示されている。例えば、ディスペンサを用いて基板上にペーストを塗布し続けると、ペーストを吐き出すノズルの先端部及び外周部にペーストが付着して高品質の描画ができなくなることがよく知られている。そのために従来は、特許文献1に示すように、溶剤をしみこませたスポンジ状の材料でノズルの先端部及び外周部を挟んでしごくことによってノズルに付着したペーストを拭きとる方法が用いられていた。
特開平6−114314号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、スポンジ状の材料にペーストが蓄積するため、定期的にスポンジ状の材料を交換して洗浄する必要があり、保守に手間がかかるという問題があった。一方、汚れたノズル先端部及び外周部に高圧空気を吹き付けることによってノズルに付着したペーストを吹き飛ばして清掃する方法がとられることもあるが、この方法を用いるとペーストが飛散するため、ディスペンサ及びその周辺を汚染したり、また粘度の高いペーストの付着が除去しにくい等の問題がある。ディスペンサの多くはクリーンルームで使用されるため、ペーストによる環境の汚染は品質管理上大きな問題となることが多い。
上記の問題点に鑑み、本発明は、保守が容易でかつディスペンサの使用環境を汚染することのないノズル清掃装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のノズル清掃装置は、上部にノズルの長さ以上の空間を設けたノズル清掃装置本体の上部をラテックスの薄膜で覆い、該薄膜をその張力を維持するように金具で固定し、該薄膜にノズルを押し込むことによって該薄膜をノズル表面に密着させてノズルに付着したペーストを薄膜に転写させることを特徴とする。
本発明のノズル清掃装置を用いれば、ノズル清掃装置の保守が容易でかつディスペンサの使用環境を汚染することがない。
以下、図1乃至図6を用いて本発明のノズル清掃装置の実施例について詳細に説明する。図1は本発明のノズル清掃装置を適用した塗布装置(ディスペンサ)の概略構成を示す図である。
図1において、ディスペンサの架台1上には基板3を載置するためのテーブル2が設けてある。さらに、テーブル2の上方にはY軸方向(図の前後方向)に移動可能にX軸フレーム4が設けてある。X軸フレーム4は図示していないモータにより回転するボールネジ7によって、架台1に設けたリニアガイド6上をY軸方向に移動可能になっている。このX軸フレーム4には、このX軸方向(図の左右方向)に移動可能にZ軸フレーム5が設けてある。Z軸フレーム5はX軸フレーム4に対してX軸モータ10を駆動してボールネジ9を回転することで、X軸フレーム4に設けたリニアガイド8に案内され、X軸方向に移動する。
Z軸フレーム5にはZ軸方向(図の上下方向)に移動可能にノズル台11が設けてある。このノズル台11にはペーストを内蔵したシリンジ12が搭載されている。シリンジ12内のペーストはノズル13から基板3上に吐出される。ノズル台11はZ軸フレーム5に設けたZ軸モータ14を駆動してボールネジ15を回転させることでZ軸方向に、Z軸フレーム5に設けたリニアガイド18(図2参照)によって案内される。上記の様に構成することによってノズル13はXYZ3方向の任意の位置に移動して、基板3上にペーストを塗布/描画することが可能となっている。
さらに、架台1上にテーブル2の近傍にノズル清掃装置16が設けてある。このノズル清掃装置16の位置までノズル13を移動させて、ノズル13の先端部及び外周部に付着したペーストを剥離除去して清掃する。
図2はノズル清掃装置16によってノズル13を清掃している状況を示す概略図である。ノズル13を清掃するときには、ディスペンサのXY軸を駆動してノズル13をノズル清掃装置16の位置に移動させ、次に、Z軸を駆動してノズル13の先端をノズル清掃装置16の上部に押し込むことによって清掃する。
図3に本発明のノズル清掃装置16の側面図を示す。
図3において、ノズル清掃装置16の上部を覆うように、手術用手袋の素材としてよく知られているラテックスを原料とした薄膜(以下ラテックス薄膜と称する)22が設けてある。ラテックス薄膜22の下部にはノズル13の長さよりも深い空間部21が設けられている。また、ラテックス薄膜22は、金具23によって固定されている。この金具23をねじ24によって締め上げることによって、ラテックス薄膜22に所定の張力を与えて保持している。
図4はノズル清掃装置16にノズル13を押し込んでノズル13を清掃している状態を示す概略図である。図5は図4の部分拡大図である。このようにノズル清掃装置16の上面に張られたラテックス薄膜22は極めて弾力性に富み、面圧が作用した部分のみが局部的に伸びる特徴を備えている。このため、図5に示すように、ラテックス薄膜22の表面がノズル13の先端から外周を包み込むように変形する。さらに、ラテックス薄膜22は表面がペーストに対して親和性に富むため、ノズル13の表面に付着したペーストが容易にラテックス薄膜22の表面に転写される。なお、ノズル13をラテックス薄膜22に押し付けながら、回転又は微小振動を加えることでさらに清掃効率が向上する。そのため、ノズルを回転させたり微小振動を加える機構を付加する構成としておく。
なお、本発明のノズル清掃装置16はその上面の広い範囲でノズルの清掃が可能であるため、従来のスポンジ状の材料を用いたノズル清掃装置に比べてノズルの清掃回数を大幅に増やせる特徴を持つ。また、汚れたノズル先端部及び外周部に高圧空気を吹き付けることによってノズルに付着したペーストを吹き飛ばして清掃する方法に比較して環境を汚染することが極めて少なくできる特徴を有する。
また、図示していない薄膜バースト監視装置として、ノズル清掃装置16の上部の空間21に所定圧(微小圧)の空気を送る配管を設ける。この配管に微小流量計を設けておいて、その計測結果を図示していない制御部に送り、そこでラテックス薄膜に穴が開いたか否かを判定する。制御部が穴が開いたと判定した場合は、表示装置や警報器にて操作者に通報できるようにすることで、ラテックス薄膜22の交換を促し、作業の中断をなくすようにすることが可能である。なお制御部はこのバースト監視のみを行うのではなく、ノズルの吐出制御や各モータの駆動制御等も行う構成となっている。
図6は本発明のノズル清掃装置を複数設けたディスペンサを示す。図6に示すように、架台1のテーブル2の近傍に2つのノズル清掃装置16,16’を配置したものである。できればテーブル2を挟んで配置することで、清掃のためのノズルの移動を最小にすることが可能となる。また、2台のノズル清掃装置16,16’には、薄膜バースト監視装置を備えておく。制御部には、1方のラテックス薄膜22に穴が開いたことを検知した場合、他方のノズル清掃装置でノズル清掃を実行するようにプログラムしておくことで、さらに生産効率を高めることが可能となる。なお、薄膜のバーストを監視する手段としては、先に述べたように、例えば、ノズル清掃装置本体20の上部に設けた空間21に微小の空気圧が作用するように配管を用いて空気を導くと共に、その配管に微小流量計を設けることによって薄膜のバーストを監視する方法等を用いることができる。その他の方法として、ノズルの位置合わせ用のカメラを用いて、清掃装置上部を撮像して、穴の有無を検出することも可能である。
以上のように本発明のノズル清掃装置は、装置上面を所定の張力でラテックス薄膜で覆う。そして、その内部に密閉空間を形成し、その密閉空間の上下方向の高さをノズルの長さより長くなるように構成する。この構成で、ノズルを空間内に埋め込むように押し下げることでノズル先端及びノズル周囲に付着しているペーストを親和性のあるラテックス薄膜に転写する。さらに、上部に張ったラテックス薄膜のバースト検出する検出機構を設けることで、ラテックス薄膜の交換時期を的確に把握して、塗布作業の中断を極力抑制するようにしたものである。さらに、2台のノズル清掃装置を設置することで作業の中断が殆どない塗布装置を実現できる効果もある。
本発明のノズル清掃装置を適用した塗布装置の概略構成を示す図である。 本発明のノズル清掃装置上部にノズルを移動したときの状態を示す図である。 本発明のノズル清掃装置の構造及び作用を示す側面図である。 本発明のノズル清掃装置でノズルを清掃している状態を示す図である。 図5のノズル先端部の拡大図である。 複数のノズル清掃装置を備えた塗布装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
13…ノズル、16…ノズル清掃装置、20…ノズル清掃装置本体、21…ノズル清掃装置本体の上部に設けた空間、22…ラテックス薄膜、23…金具。

Claims (2)

  1. 上部にノズルの長さ以上の空間を設けたノズル清掃治具本体の上部をラテックス薄膜で覆い、前記ラテックス薄膜の所定の張力を作用させて保持し固定金具で固定し、前記ラテックス薄膜上にノズルを押し下げて、前記ノズルをラテックス薄膜表面に密着させることによってノズルに付着したペーストを薄膜に転写させることを特徴とするノズル清掃装置。
  2. 請求項1に記載のノズル清掃装置において、
    前記ラテックス薄膜で覆われた下方の空間に微小圧の空気を導入する配管を設け、前記配管に流量計を設け、前記流量計の検出値に基づいて前記ラテックス薄膜に穴が開いたか否かを判定し、表示装置や警報器により通報するように指令する制御部を備えていることを特徴とするノズル清掃装置。
JP2004307564A 2004-10-22 2004-10-22 ノズル清掃装置 Pending JP2006116441A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050315A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Nobutada Inada 流体噴出装置、および靴洗浄装置
JP2011093955A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ用含染料着色組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、それを具備する液晶表示装置並びに有機elディスプレイ
JP2014097471A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Mitsubishi Electric Corp クリーニング機構および塗布装置

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