JP2006113301A - 液晶テレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶テレビジョン受像機において、ソースドライバ及びゲートドライバに供給
する複数の直流電圧の立ち上がりシーケンスを簡易な制御で行えるようにすることにある

また、シーケンスを実行する回路のコストダウンを図るとともに、液晶テレビジョン受像
機のコストダウンを図ることにある。
【解決手段】液晶ディスプレイパネル2と、液晶ディスプレイパネルの走査線に接続され
たゲートドライバ4と、液晶ディスプレイパネルのデータ線に接続されたソースドライバ
3と、ゲートドライバ4及びソースドライバ3に接続され、タイミングコントローラ6を
含むデジタル基板5と、デジタル回路基板5に接続されたアナログ基板8とを備え、アナ
ログ基板8には、ゲートドライバ4及びソースドライバ3に複数の直流電圧(VDDD、
VEEG、VDDG、VDDA)を予め設定された順番で出力する電源シーケンス回路9
が設けられていることを特徴とする液晶テレビジョン受像機。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶テレビジョン受像機、特に、ゲートドライバ及びソースドライバに接続
されタイミングコントローラを含むデジタル基板と、デジタル回路基板に接続されたアナ
ログ基板とを備える液晶テレビジョン受像機に関する。
特許文献1には、LCDパネルに水平同期信号及び垂直同期信号を供給するタイミング
ジェネレータと、透明電極からなるデータラインに画像信号を供給するとともに透明電極
からなるコモン電圧線にコモン電圧を供給するシグナルジェネレータと、画像信号がコモ
ン電圧よりも遅れて供給されるように制御する制御信号をタイミングジェネレータ及びシ
グナルジェネレータに供給するMPUとを備える液晶表示装置が記載されている。この液
晶表示装置では、コモン電圧よりも大きな電圧に立ち上がる画像信号を、コモン電圧の立
ち上がりよりも遅れて立ち上げることにより、電源投入時に走査線とコモン電圧線との間
に生じる電位差を抑制し、液晶の配向異常状態であるストライプドメインを回避している
特許文献2には、LCDパネルにRGBの信号電圧を供給するデータ/ドライバと、電
源投入時にコモン電圧をLCDパネル及びディテクタコントローラに供給する2低電圧回
路と、2定電圧回路からのコモン電圧を検出し、データ/ドライバに電源電圧を供給して
RGBの信号電圧を出力させるディテクタ/コントローラとを備える液晶表示装置が記載
されている。この液晶表示装置でも、コモン電圧をLCDパネルに印加後に、コモン電圧
よりも高い電圧に立ち上がるRGBの信号電圧を印加するように制御することにより、デ
ータラインとコモン電圧線との間の電位差を抑制し、電源投入時に生じるおそれがある液
晶配向異常を抑制している。
図1は、従来の液晶テレビジョン受像機の一般的な概略構成図である。
同図に示すように、液晶テレビジョン受像機1は、LCDパネル2と、LCDパネル2
のデータラインに画像信号を供給するソースドライバ3と、LCDパネル2の走査ライン
に走査信号を供給するとともにコモンラインにコモン電圧を供給するゲートドライバ4と
、ソースドライバ3及びゲートドライバ4に同期信号を供給するタイミングコントローラ
6と、コモン電圧、走査信号及び画像信号の生成のための複数の直流電圧をソースドライ
バ3及びゲートドライバ4に供給するためのDC−DCコンバータIC7とを含むデジタ
ル基板5と、デジタル基板5に接続されチューナ回路で受信したテレビジョン信号を処理
してデジタル基板5に出力するアナログ基板8とを備えている。このような一般的な液晶
テレビジョン受像機1では、コモン電圧、走査信号及び画像信号を生成するための複数の
直流電圧をDC−DCコンバータIC7や、DC−DCコンバータIC7の出力側に接続
される昇圧回路及び極性反転回路等を用いて、複数の直流電圧が予め定められた順序で立
ち上がるように、電源の立ち上がりシーケンスを実行している。
特開2003−280612号公報(第3−4頁、第1−2図) 特開平7−261716号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、DC−DCコンバータIC7を用いて電源の立ち上がり電源シーケンス
回路を構成する場合、DC−DCコンバータICや、昇圧回路及び極性反転回路等の周辺
回路の構成が複雑になり、シーケンスの制御が難しい。また、一般にDC−DCコンバー
タIC7は高価であり、搭載されるデジタル基板5も4層基板等の高価な多層基板が使用
されるため、コストダウンが必要である。特許文献1及び2には、コモン電圧、走査信号
及び画像信号生成用の直流電圧の供給手段、即ち電源シーケンス回路については記載され
ていない。
本発明は、液晶テレビジョン受像機において、ソースドライバ及びゲートドライバに供
給する複数の直流電圧の立ち上がりシーケンスを簡易な制御で行えるようにすることにあ
る。
また、本発明は、シーケンスを実行する回路のコストダウンを図るとともに、液晶テレ
ビジョン受像機のコストダウンを図ることにある。
第1発明に係る液晶テレビジョン受像機は、液晶ディスプレイパネルと、前記液晶ディ
スプレイパネルのデータ線に接続されたソースドライバと、前記液晶ディスプレイパネル
の走査線に接続されたゲートドライバと、前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバに
接続され、タイミングコントローラを含む多層基板であるデジタル基板と、前記デジタル
回路基板に接続され単層基板であるアナログ基板とを備えている。
前記アナログ基板には、前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバに複数の直流電圧
を予め設定された順番で出力する電源シーケンス回路が設けられており、前記デジタル基
板及び前記電源シーケンス回路は前記複数の直流電圧を生成するためのDC−DCコンバ
ータを含まない。
前記電源シーケンス回路は、第5乃至第8電圧の入力を受け付けて第1乃至第4電圧を
出力し、前記第1電圧は共通電圧として前記ゲートドライバに共通に供給され、前記第2
電圧は前記ソースドライバに供給され、前記第3電圧及び前記第4電圧はゲートドライバ
に供給される。
前記電源シーケンス回路は、前記第5電圧の入力を前記第1電圧として出力する第1回
路と、前記第6電圧から前記第2電圧を生成して出力する回路であって、前記第1電圧の
入力を受けて前記第1電圧の出力から第1所定時間遅れて前記第2電圧を出力する第2回
路と、前記第7電圧から前記第3電圧を生成して出力する回路であって、前記第2電圧の
入力を受けて前記第2電圧の出力から第2所定時間遅れて前記第3電圧を出力する第3回
路と、前記第8電圧から前記第4電圧を生成して出力する回路であって、前記第3電圧の
入力を受けて前記第3電圧の出力から第3所定時間遅れて前記第4電圧を出力する第4回
路と、を含む。
前記第2回路は、前記第1電圧の入力を受け付けて前記第6電圧を出力側に導通させる
第1トランジスタと、前記第1トランジスタからの前記第6電圧を前記第2電圧に調整す
る第1ツェナーダイオードとを含む。前記第3回路は、前記第2電圧の入力により前記7
電圧を出力側に導通させる第2トランジスタと、前記第2トランジスタにより導通された
前記第7電圧を降圧した電圧が入力され一定電圧を出力する第1シャントレギュレータと
、前記一定電圧から前記第3電圧を生成する第1及び第2抵抗とを含む。前記第4回路は
、前記第3電圧の入力により前記第8電圧を出力側に導通する第3トランジスタと、前記
第3トランジスタにより導通された前記第8電圧を所定の電圧に降圧する第2ツェナーダ
イオードと、前記第2ツェナーダイオードによる所定電圧により駆動され前記第8電圧を
前記第4電圧に降圧する第4トランジスタとを含む。
この液晶テレビジョン受像機では、ゲートドライバ及びソースドライバに供給する複数
の直流電圧を予め定められた順序で出力する電源シーケンス回路をアナログ回路にディス
クリート部品で構成して設けたので、簡易な回路構成で電源シーケンス回路を構成するこ
とができ、シーケンスの制御が容易になる。
また、ディスクリート部品で構成したので、DC―DCコンバータを省略することがで
き、コストダウンを図ることができる。また、複数の直流電圧(第1電圧から第4電圧)
を立ち上げる電源シーケンス回路を、一般的に単層基板で形成されるアナログ回路に設け
ることにより、高価な多層基板で形成されるデジタル回路の実装面積を低減でき、コスト
ダウンを図ることもできる。これらにより、液晶テレビジョン受信機のコストダウンを図
ることができる。
また、第1乃至第4回路により、予め定められた順番で複数の電圧、第1乃至第4電圧
をソースドライバ及びゲートドライバに出力することにより、例えば、コモン電圧と画像
信号との電位差による液晶配向異常等を防止して、液晶ディスプレイパネルを適切に制御
することができる。
また、第1回路から第4回路をディスクリート部品、例えばトランジスタ、コンデンサ
、ツェナーダイオード、シャントレギュレータ等を用いて簡易かつ安価に構成することが
できる。また、これらの回路を比較的広い面積のアナログ基板に実装することは容易であ
る。
第2発明に係る液晶テレビジョン受像機は、液晶ディスプレイパネルと、前記液晶ディ
スプレイパネルのデータ線に接続されたソースドライバと、前記液晶ディスプレイパネル
の走査線に接続されたゲートドライバと、前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバに
接続され、タイミングコントローラを含むデジタル基板と、前記デジタル回路基板に接続
されたアナログ基板とを備え、前記アナログ基板には、前記ゲートドライバ及び前記ソー
スドライバに複数の直流電圧を予め設定された順番で出力する電源シーケンス回路が設け
られていることを特徴とする。
この液晶テレビジョン受像機では、ゲートドライバ及びソースドライバに供給する複数
の直流電圧を予め定められた順序で出力する電源シーケンス回路をアナログ回路にディス
クリート部品で構成して設けたので、簡易な回路構成で電源シーケンス回路を構成するこ
とができ、シーケンスの制御が容易になる。
また、ディスクリート部品で構成したので、DC―DCコンバータを省略することがで
き、コストダウンを図ることができる。また、一般的に単層基板で形成されるアナログ回
路に電源シーケンス回路を設けることにより、高価な多層基板で形成されるデジタル回路
の実装面積を低減でき、コストダウンを図ることもできる。これらにより、液晶テレビジ
ョン受信機のコストダウンを図ることができる。
第3発明に係る液晶テレビジョン受像機は、第2発明に係る液晶テレビジョン受像機に
おいて、前記デジタル基板及び前記電源シーケンス回路は、DC−DCコンバータを含ま
ないことを特徴とする。
第4発明に係る液晶テレビジョン受像機は、第3発明に係る液晶テレビジョン受像機に
おいて、前記デジタル基板は多層基板であり、前記アナログ基板は単層基板であることを
特徴とする。
複数の直流電圧の立ち上げ電源シーケンス回路を多層基板からなるデジタル基板に実装
する代わりに、アナログ基板に実装することにより、高価な多層基板の面積を低減でき、
コストダウンを図ることができる。
第5発明に係る液晶テレビジョン受像機は、第2乃至4の何れかの発明に係る液晶テレ
ビジョン受像機において、前記電源シーケンス回路は、第1乃至第4電圧を出力し、前記
第1電圧は共通電圧として前記ゲートドライバに共通に供給され、前記第2電圧は前記ソ
ースドライバに供給され、前記第3電圧及び前記第4電圧はゲートドライバに供給される
ことを特徴とする。
このように予め定められた順番で複数の電圧、第1乃至第4電圧をソースドライバ及び
ゲートドライバに出力することにより、例えば、コモン電圧と画像信号との電位差による
液晶配向異常等を防止して、液晶ディスプレイパネルを適切に制御することができる。
第6発明に係る液晶テレビジョン受像機は、第2乃至5の何れかの発明に係る液晶テレ
ビジョン受像機において、前記電源シーケンス回路は、第5乃至第8電圧の入力を受け付
け、前記第5電圧の入力を前記第1電圧として出力する第1回路と、前記第6電圧から前
記第2電圧を生成して出力する回路であって、前記第1電圧の入力を受けて前記第1電圧
の出力から第1所定時間遅れて前記第2電圧を出力する第2回路と、前記第7電圧から前
記第3電圧を生成して出力する回路であって、前記第2電圧の入力を受けて前記第2電圧
の出力から第2所定時間遅れて前記第3電圧を出力する第3回路と、前記第8電圧から前
記第4電圧を生成して出力する回路であって、前記第3電圧の入力を受けて前記第3電圧
の出力から第3所定時間遅れて前記第4電圧を出力する第4回路と、を含むことを特徴と
する。
この場合、上記第1回路から第4回路をディスクリート部品、例えばトランジスタ、コ
ンデンサ、ツェナーダイオード、シャントレギュレータ等を用いて簡易かつ安価に構成す
ることができる。また、これらの回路を比較的広い面積のアナログ基板に実装することは
容易である。
第7発明に係る液晶テレビジョン受像機は、第6発明に係る液晶テレビジョン受像機に
おいて、前記第2回路は、前記第1電圧の入力を受け付けて前記第6電圧を出力側に導通
させる第1トランジスタと、前記第1トランジスタからの前記第6電圧を前記第2電圧に
調整する第1ツェナーダイオードとを含み、前記第3回路は、前記第2電圧の入力により
前記7電圧を出力側に導通させる第2トランジスタと、前記第2トランジスタにより導通
された前記第7電圧を降圧した電圧が入力され一定電圧を出力する第1シャントレギュレ
ータと、前記一定電圧から前記第3電圧を生成する第1及び第2抵抗とを含み、前記第4
回路は、前記第3電圧の入力により前記第8電圧を出力側に導通する第3トランジスタと
、前記第3トランジスタにより導通された前記第8電圧を所定の電圧に降圧する第2ツェ
ナーダイオードと、前記第2ツェナーダイオードによる所定電圧により駆動され前記第8
電圧を前記第4電圧に降圧する第3抵抗及び第4トランジスタとを含むことを特徴とする
第1回路から第4回路を上記のように構成すれば、電源シーケンス回路を簡易かつ安価
に構成することができる。また、これらの回路を比較的広い面積のアナログ基板に実装す
ることは容易である。
(1)全体構成
図2は、本発明の一実施形態に係る液晶テレビジョン受像機の概略構成図である。
液晶テレビジョン受像機1は、LCDパネル2と、LCDパネル2のデータラインに画
像信号を供給するソースドライバ3と、LCDパネル2の走査ラインに走査信号を供給す
るとともにコモンラインにコモン電圧を供給するゲートドライバ4と、ソースドライバ3
及びゲートドライバ4に同期信号を供給するタイミングコントローラ6を有するデジタル
基板5と、テレビジョン放送信号を受信するチューナ回路、電源シーケンス回路9を含む
アナログ基板8とを備えている。
アナログ基板8では、チューナ回路で受信したテレビジョン放送信号を処理して画像信
号としてタイミングコントローラ6に出力する。電源シーケンス回路9は、コモン電圧、
走査信号及び画像信号の生成のための複数の直流電圧をデジタル基板5を介してソースド
ライバ3及びゲートドライバ4に供給する。
ここで、複数の直流電圧は、コモン電圧用のVDDDと、LCDパネル2のTFT(Th
in Film Transistor)をオフするためにTFTのゲートにゲートラインを介して印加され
るゲート電圧用のVEEGと、LCDパネル2のTFTをオンするためにTFTのゲート
にゲートラインを介して印加されるゲート電圧用のVDDGと、LCDパネル2のTFT
のソースにデータラインを介して印加するデータ信号用のVDDAとを含む。これらのV
DDD、VEEG、VDDG及びVDDAは、図4に示すように、VDDD、VEEG、
VDDG、VDDAの順に立ち上がるシーケンスで立ち上げられ、データ基板5を介して
ソースドライバ3及びゲートドライバ4に出力される。
なお、VEEGとVDDGとの順番は入れ替わっても良い。即ち、複数の電圧が立ち上
がる順番は、VDDD、VEEG、VDDG、VDDAの順又はVDDD、VDDG、V
EEG、VDDAの順の何れかを満たす必要がある。
以下の説明では、複数の電圧が立ち上がる順番が、VDDD、VEEG、VDDG、V
DDAの順であるとして説明する。
(2)電源シーケンス回路構成
図3は、電源シーケンス回路9の電気回路図である。
電源シーケンス回路9は、第1回路11と、第2回路12と、第3回路13と、第4回
路14とを備えている。以下の説明では、入力端子及び入力電圧を共にVin1〜Vin
4と称し、出力端子及び出力電圧を共にVDDD、VEEG、VDDA、VDDGと称す
第1回路11は、入力端子Vin1と、出力端子VDDDと、入力端子Vin1と出力
端子VDDDとを接続するラインとグランドGNDとの間に接続されたキャパシタC1と
を備えている。第1回路11は、入力端子Vinに3.3Vの直流電圧が入力された場合
に、出力端子VDDDにVDDD=3.3Vをそのまま出力する。
第2回路12は、入力端子Vin2と、出力端子VEEGと、キャパシタC2〜C5と
、抵抗R1〜R5と、ツェナーダイオードD1とを備えている。第2回路12では、VD
DD=3.3Vが出力されると、トランジスタQ1が導通し、トランジスタQ1の導通に
よりトランジスタQ2のベース電流が流れてトランジスタQ2が導通し、入力電圧Vin
2=−8Vが出力側に伝達される。入力電圧Vin2=−8VがツェナーダイオードD1
で−6Vに降圧されて出力端子VEEGにVEEG=−6Vとして出力される。VEEG
=−6Vは、抵抗R1,R2及びキャパシタC2と、抵抗R3,R4及びキャパシタC3
とで決まる時定数(第1所定時間)だけ、VDDD=3.3Vよりも遅れて立ち上がり始
める。
第3回路13は、入力端子Vin3と、出力端子VDDAと、キャパシタC6〜C9と
、抵抗R6〜R12と、トランジスタQ3,Q4と、シャントレギュレータU1とを備え
ている。第3回路13では、VEEG=−6.0Vが出力されると、トランジスタQ3が
導通し、Vin3=12Vが抵抗R8を介してトランジスタQ4のベース及びシャントレ
ギュレタU1の端子3に入力され、シャントレギュレータの端子4から定電圧が出力され
る。また、トランジスタQ4が導通して抵抗R10、トランジスタQ4を介してVin3
=12Vが伝達されるが、抵抗R11の高電位側の電位は、シャントレギュレータU1の
端子4から出力される定電圧を抵抗R11と抵抗R12の比で決まる電位10.8Vに固
定されて、出力端子VDDAにVDDA=10.8Vとして出力される。VDDA=10
.8Vは、抵抗R6,R7及びキャパシタC6と、抵抗R8,R9及びキャパシタC8と
で決まる時定数(第2所定時間)だけVEEG=−6.0Vよりも遅れて立ち上がり始め
る。
第4回路14は、入力端子Vin4と、出力端子VDDGと、キャパシタC10〜C1
3と、抵抗R14〜R17と、トランジスタQ5〜Q7と、ツェナーダイオードD2とを
備えている。第4回路14では、VDDA=10.8Vが出力されると、トランジスタQ
5が導通し、トランジスタQ6にベース電流が流れ導通し、Vin4=40Vがトランジ
スタQ6及び抵抗R16で降圧されてツェナーダイオードD2に印加される。ツェナーダ
イオードD2のカソード電圧は所定の値に固定されてトランジスタQ7のベースに所定の
電流が流れ、Vin4=40Vが抵抗R17及びトランジスタQ7で降圧されて、出力端
子VDDGにVDDG=25.0Vとして出力される。VDDG=25.0Vは、抵抗R
13,R14及びキャパシタC10と、抵抗R15及びキャパシタC11とで決まる時定
数(第3所定時間)だけVDDA=10.8Vよりも遅れて立ち上がり始める。
(3)作用効果
この電源シーケンス回路9によれば、アナログ基板8の電源部(図示せず)から順不同
に入力されるVin1〜Vin4を用いて、第1回路11からVDDD=3.3Vを出力
した後、第1所定時間だけ遅れて第2回路12からVEEG=−6.0Vを出力し始め、
第2所定時間だけ遅れて第3回路13からVDDA=10.8Vを出力し始め、第3所定
時間だけ遅れて第4回路14からVDDG=25.0Vを出力し始めるので、所定の順序
で複数の直流電圧(VDDD、VEEG、VDDA、VDDG)をデジタル基板5を介し
て、ソースドライバ3及びゲートドライバ4に出力することができる。
また、DC−DCコンバータICを用いた場合、DC−DCコンバータIC自体や、昇
圧回路及び極性反転回路等の周辺回路の構成が複雑になり、シーケンスの制御が難しいが
、本実施形態の電源シーケンス回路9のようにディスクリート部品を用いた電源シーケン
ス回路では入力電圧Vin1〜Vin4の入力順序が順不同であっても、確実にVDDD
、VEEG、VDDA、VDDGを所定の順序で出力できる。また、DC−DCコンバー
タICを用いた場合に必要になる昇圧回路及び極性反転回路が発生するノイズの影響によ
る画質の低下を防止できる。
また、DC―DCコンバータICを用いないので大幅なコストダウンが可能である。さ
らに、DC−DCコンバータICをデジタル基板5に搭載する従来の構成では、4層基板
等の高価な多層基板のデジタル基板5の実装面積がDC−DCコンバータIC及び周辺回
路の実装面積によって低減できないという問題があったが、本実施形態のように安価な単
層基板のアナログ基板8にディスクリート部品によって簡易な電源シーケンス回路9を搭
載すれば、高価な多層基板の面積を低減でき、基板のコストを低減できる。これらにより
、液晶テレビジョン受信機1のコストダウンを図ることができる。
従来の液晶テレビジョン受像機の一般的な概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る液晶テレビジョン受像機の概略構成図である。 電源シーケンス回路の電気回路図である。 電源の出力シーケンス。
符号の説明
1 ゲートドライバ
2 LCDパネル
3 ソースドライバ
4 ゲートドライバ
5 アナログ基板
6 タイミングコントローラ
7 DC−DCコンバータ
8 アナログ基板
9 電源シーケンス回路

Claims (7)

  1. 液晶ディスプレイパネルと、前記液晶ディスプレイパネルのデータ線に接続されたソー
    スドライバと、前記液晶ディスプレイパネルの走査線に接続されたゲートドライバと、前
    記ソースドライバ及び前記ゲートドライバに接続され、タイミングコントローラを含む多
    層基板であるデジタル基板と、前記デジタル回路基板に接続され単層基板であるアナログ
    基板とを備え、
    前記アナログ基板には、前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバに複数の直流電圧
    を予め設定された順番で出力する電源シーケンス回路が設けられており、前記デジタル基
    板及び前記電源シーケンス回路は前記複数の直流電圧を生成するためのDC−DCコンバ
    ータを含まず、
    前記電源シーケンス回路は、第5乃至第8電圧の入力を受け付けて第1乃至第4電圧を
    出力し、前記第1電圧は共通電圧として前記ゲートドライバに共通に供給され、前記第2
    電圧は前記ソースドライバに供給され、前記第3電圧及び前記第4電圧はゲートドライバ
    に供給され、
    前記第5電圧の入力を前記第1電圧として出力する第1回路と、
    前記第6電圧から前記第2電圧を生成して出力する回路であって、前記第1電圧の入力
    を受けて前記第1電圧の出力から第1所定時間遅れて前記第2電圧を出力する第2回路と

    前記第7電圧から前記第3電圧を生成して出力する回路であって、前記第2電圧の入力
    を受けて前記第2電圧の出力から第2所定時間遅れて前記第3電圧を出力する第3回路と

    前記第8電圧から前記第4電圧を生成して出力する回路であって、前記第3電圧の入力
    を受けて前記第3電圧の出力から第3所定時間遅れて前記第4電圧を出力する第4回路と

    を含み、
    前記第2回路は、前記第1電圧の入力を受け付けて前記第6電圧を出力側に導通させる
    第1トランジスタと、前記第1トランジスタからの前記第6電圧を前記第2電圧に調整す
    る第1ツェナーダイオードとを含み、
    前記第3回路は、前記第2電圧の入力により前記7電圧を出力側に導通させる第2トラ
    ンジスタと、前記第2トランジスタにより導通された前記第7電圧を降圧した電圧が入力
    され一定電圧を出力する第1シャントレギュレータと、前記一定電圧から前記第3電圧を
    生成する第1及び第2抵抗とを含み、
    前記第4回路は、前記第3電圧の入力により前記第8電圧を出力側に導通する第3トラ
    ンジスタと、前記第3トランジスタにより導通された前記第8電圧を所定の電圧に降圧す
    る第2ツェナーダイオードと、前記第2ツェナーダイオードによる所定電圧により駆動さ
    れ前記第8電圧を前記第4電圧に降圧する第4トランジスタとを含む、
    ことを特徴とする液晶テレビジョン受像機。
  2. 液晶ディスプレイパネルと、
    前記液晶ディスプレイパネルのデータ線に接続されたソースドライバと、
    前記液晶ディスプレイパネルの走査線に接続されたゲートドライバと、
    前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバに接続され、タイミングコントローラを含
    むデジタル基板と、
    前記デジタル回路基板に接続されたアナログ基板とを備え、
    前記アナログ基板には、前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバに複数の直流電圧
    を予め設定された順番で出力する電源シーケンス回路が設けられていることを特徴とする

    液晶テレビジョン受像機。
  3. 前記デジタル基板及び前記電源シーケンス回路は、DC−DCコンバータを含まないこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の液晶テレビジョン受像機。
  4. 前記デジタル基板は多層基板であり、前記アナログ基板は単層基板であることを特徴と
    する、請求項3に記載の液晶テレビジョン受像機。
  5. 前記電源シーケンス回路は、第1乃至第4電圧を出力し、
    前記第1電圧は共通電圧として前記ゲートドライバに共通に供給され、
    前記第2電圧は前記ソースドライバに供給され、
    前記第3電圧及び前記第4電圧はゲートドライバに供給されることを特徴とする、
    請求項2乃至4の何れかに記載の液晶テレビジョン受像機。
  6. 前記電源シーケンス回路は、
    第5乃至第8電圧の入力を受け付け、
    前記第5電圧の入力を前記第1電圧として出力する第1回路と、
    前記第6電圧から前記第2電圧を生成して出力する回路であって、前記第1電圧の入力
    を受けて前記第1電圧の出力から第1所定時間遅れて前記第2電圧を出力する第2回路と

    前記第7電圧から前記第3電圧を生成して出力する回路であって、前記第2電圧の入力
    を受けて前記第2電圧の出力から第2所定時間遅れて前記第3電圧を出力する第3回路と

    前記第8電圧から前記第4電圧を生成して出力する回路であって、前記第3電圧の入力
    を受けて前記第3電圧の出力から第3所定時間遅れて前記第4電圧を出力する第4回路と

    を含むことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の液晶テレビジョン受像機。
  7. 前記第2回路は、前記第1電圧の入力を受け付けて前記第6電圧を出力側に導通させる
    第1トランジスタと、前記第1トランジスタからの前記第6電圧を前記第2電圧に調整す
    る第1ツェナーダイオードとを含み、
    前記第3回路は、前記第2電圧の入力により前記7電圧を出力側に導通させる第2トラ
    ンジスタと、前記第2トランジスタにより導通された前記第7電圧を降圧した電圧が入力
    され一定電圧を出力する第1シャントレギュレータと、前記一定電圧から前記第3電圧を
    生成する第1及び第2抵抗とを含み、
    前記第4回路は、前記第3電圧の入力により前記第8電圧を出力側に導通する第3トラ
    ンジスタと、前記第3トランジスタにより導通された前記第8電圧を所定の電圧に降圧す
    る第2ツェナーダイオードと、前記第2ツェナーダイオードによる所定電圧により駆動さ
    れ前記第8電圧を前記第4電圧に降圧する第3抵抗及び第4トランジスタとを含むことを
    特徴とする請求項6に記載の液晶テレビジョン受像機。

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