JP2006112954A - 溶湯レベル測定装置及び溶湯レベル測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一定距離以内にある物体(溶湯4)の存在を検知できる光学式センサ6と、溶湯保持炉1の炉蓋2に設けられ、光学式センサ6から発せられる入射光6a、及び、溶湯表面4aからの反射光6bが透過可能なセンサ用窓5と、前記光学式センサ6の高さ位置を調整するためのアクチュエータ7と、前記光学式センサ6の高さ位置を検出するための位置検出センサ8と、前記光学式センサ6及び位置検出センサ8の検出結果に基づいて溶湯レベルを算出するコントローラ9を具備する溶湯レベル測定装置とする。
【選択図】図1
Description
また、炉壁内に測定器の一部(光ファイバー等)を埋設する構成では、故障が発生した場合に、溶湯を全て炉から抜き出し、炉壁の解体、センサ埋設、炉壁復旧、溶湯受入といったように、復旧に多大な手間を要することとなり、メンテナンス性が悪く、費用も高いといった問題がある。
他方、非接触式の場合、炉の外部に設置する光学式距離センサ、カメラなどの測定機器が高価であり、設備投資費が嵩んでしまう。また、これらの機器は熱に弱いため、場合によっては、大規模な冷却装置が別途必要となり、設置スペースの問題や、設備投資費の問題が生じることになる。
また、請求項4に記載のごとく、溶湯保持炉に設けられたセンサ用窓を介して、炉外の光学式センサから前記溶湯保持炉内の溶湯表面へ入射光を発射するとともに、溶湯表面からの反射光を前記光学式センサにて検出して、一定距離以内にある溶湯表面の存在を光学式センサにて検出する工程と、前記光学式センサの高さ位置を位置検出センサにて検出する工程と、前記光学式センサ及び位置検出センサの検出結果に基づいてコントローラにより溶湯レベルを算出する工程とを具備する溶湯レベル測定方法とするものである。
また、光学式センサは、特殊な構成は必要とされず、安価なものを採用することができ、装置の低コスト化を図ることができる。
また、装置構成が簡易であり、各種機器を溶湯保持炉に直接取り付けることも可能であるため、従来構成と比較してコンパクトに構成でき、設置スペースの縮小化が図られる。
図1は、溶湯レベル測定装置10の構成について示すものである。
溶湯保持炉1は、上側を開放とする容器形状とされており、その開放が炉蓋2によって閉じられている。また、前記溶湯保持炉1には、鋳鉄やアルミ等の金属が溶解されて、溶湯4となって存在している。
また、前記炉蓋2には、前記光学式センサ6の下方となる位置に、上下方向に貫通孔2aが設けられており、該貫通孔2aの上側開口部2bの上方には、センサ用窓5が設けられている。
そして、前記光学式センサ6は、センサ用窓5を透過した反射光6bを検出することで、溶湯4の有無、つまりは、溶湯表面4aの存在を検出するようにしている。
この位置検出センサ8は、コントローラ9と接続されており、該コントローラ9は、位置検出センサ8からの信号を演算することにより、光学式センサ6の位置を算出するようにしている。
本実施例では、ロッド7aのストローク(移動量)をエンコーダ等により検知して、そのストロークから、前記光学式センサ6の位置を間接的に算出することとしている。また、ストロークは、ロッド7aをいっぱいに伸長させて、光学式センサ6が最も高い位置にセットされたとの状態を基準として計測されることとしている。
尚、光学式センサ6の位置の検知については、上記の他、光学式センサ6の絶対位置(炉蓋2からの高さ等)を非接触により検知できる構成とすることや、前記アーム7bを被検出体として、該アーム7bの位置に基づき光学式センサ6の位置を算出する構成としてもよい。
また、前記コントローラ9は、前記光学式センサ6と接続されており、該光学式センサ6による溶湯表面4aの検出結果から、溶湯表面4aが検出されたことを認識できるようにしている。
また、前記コントローラ9は、上述のように、前記位置検出センサ8と接続されており、該位置検出センサ8による光学式センサ6の検出結果から、光学式センサ6の上下方向の位置を算出できるようにしている。
そして、前記コントローラ9は、前記アクチュエータ7を駆動させるとともに、光学式センサ6にて溶湯表面4aが検出されたときの光学式センサ6の位置から、溶湯表面4aの溶湯レベル(溶湯の量、高さ)を算出するようにしている。
また、前記コントローラ9には、表示装置11が接続されており、算出された溶湯レベルを、該表示装置11に表示することとしている。
図2に示すごとく、光学式センサ6が最も高い位置にセットされた待機状態において(ステップ20)、コントローラ9に溶湯レベル測定開始の指令がなされると(ステップ21)、コントローラ9は、アクチュエータ7を駆動させて、光学式センサ6を下降させる(ステップ22)。
コントローラ9は、光学式センサ6が溶湯表面4aを検出するまでアクチュエータ7を駆動し(ステップ23)、光学式センサ6と溶湯表面4aとの距離が、光学式センサ6が検出可能な一定距離にまで縮まって、光学式センサ6が溶湯表面4aを検出すると、アクチュエータ7の駆動を停止させる(ステップ24)。
そして、コントローラ9は、アクチュエータ7の駆動開始から停止までの間における前記ロッド7aのストローク(移動量)を計算し、該ストロークを基に溶湯レベルを演算する(ステップ25)。このストロークに基づく溶湯レベルの計算は、予め定められた計算式により行われるものであり、ストロークが大きいときは、溶湯レベルは低いものとされ(溶湯表面4aが低い)、ストロークが小さいときは、溶湯レベルは高いものとされる(溶湯表面4aが高い)。
そして、この溶湯レベルの演算結果は、表示装置11に表示される(ステップ26)。溶湯レベルの表示形態は、数値を用いることとする他、高・中・低などの段階表示としてもよい。
そして、上記の装置構成は、一定距離以内にある物体(溶湯4)の存在を検知できる光学式センサ6と、溶湯保持炉1の炉蓋2に設けられ、前記光学式センサ6から発せられる入射光6a、及び、溶湯表面4aからの反射光6bが透過可能なセンサ用窓5と、前記光学式センサ6の高さ位置を調整するためのアクチュエータ7と、前記光学式センサ6の高さ位置を検出するための位置検出センサ8と、前記光学式センサ6及び位置検出センサ8の検出結果に基づいて溶湯レベルを算出するコントローラ9と、算出された溶湯レベルを表示する表示装置11を具備する構成としている。
また、前記センサ用窓5は、耐熱性材で構成されることとしている。
また、前記センサ用窓5は、該センサ用窓5が取り付けられる開口部、即ち、前記溶湯保持炉1の炉蓋2の上側開口部2bを塞ぐ構成としている。
また、光学式センサ6は、特殊な構成は必要とされず、安価なものを採用することができ、装置の低コスト化を図ることができる。
また、装置構成が簡易であり、図1に示すごとく、各種機器を溶湯保持炉1に直接取り付けることも可能であるため、従来構成と比較してコンパクトに構成でき、設置スペースの縮小化が図られる。
また、光学式センサ6は、炉外に配置され、さらに、前記センサ用窓5の構成によって炉内の熱が光学式センサ6へ伝わることがないことから、光学式センサ6自体には耐熱性が必要とされず、また、光学式センサ6のための冷却装置を設ける必要もない。
また、該センサ用窓5の構成により、炉内の空間は密閉された状態となり、大気中の酸素が炉内へ侵入し、溶湯の品質が悪化してしまうこともない。
2 炉蓋
4 溶湯
5 センサ用窓
6 光学式センサ
7 アクチュエータ
8 位置検出センサ
9 コントローラ
10 溶湯レベル測定装置
Claims (4)
- 一定距離以内にある物体の存在を検知できる光学式センサと、
溶湯保持炉に設けられ、前記光学式センサから発せられる入射光、及び、溶湯表面からの反射光が透過可能なセンサ用窓と、
前記光学式センサの高さ位置を調整するためのアクチュエータと、
前記光学式センサの高さ位置を検出するための位置検出センサと、
前記光学式センサ及び位置検出センサの検出結果に基づいて溶湯レベルを算出するコントローラ、を具備する溶湯レベル測定装置。 - 前記センサ用窓は、耐熱性材で構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の溶湯レベル測定装置。
- 前記センサ用窓は、該センサ用窓が取り付けられる開口部を塞ぐ構成とする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の溶湯レベル測定装置。
- 溶湯保持炉に設けられたセンサ用窓を介して、炉外の光学式センサから前記溶湯保持炉内の溶湯表面へ入射光を発射するとともに、溶湯表面からの反射光を前記光学式センサにて検出して、一定距離以内にある溶湯表面の存在を前記光学式センサにて検出する工程と、
前記光学式センサの高さ位置を位置検出センサにて検出する工程と、
前記光学式センサ及び位置検出センサの検出結果に基づいてコントローラにより溶湯レベルを算出する工程とを具備する溶湯レベル測定方法。
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JP2004301599A JP2006112954A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | 溶湯レベル測定装置及び溶湯レベル測定方法 |
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