JP2006112801A - 回転検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気抵抗素子が設けられたセンサチップと外部雰囲気との遮断性を維持しつつ、センサチップに対して応力変動を与えることのない構造を有する回転検出装置を提供する。
【解決手段】回転検出装置は、磁気抵抗素子MRE1〜MRE4を有するセンサチップ10及び磁石20が、蓋材30及びカバー部材40により構成されるハウジング内に密閉されて外部雰囲気と遮断される構造となっている。詳しくは、センサチップ10は、蓋材構造体を構成する蓋材30から延設される舌部の先端部にベアチップの状態で実装されている。そして、蓋材構造体の蓋材30が有底筒状のカバー部材40の開口端を塞ぐかたちで組み付けられて、上記センサチップ10がベアチップの状態で上記蓋材30及びカバー部材40により密閉されて配設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車載されるエンジンの回転検出や一般機械におけるロータの回転検出に用いられる回転検出装置に関し、特に磁気抵抗素子の抵抗値変化を利用してロータの回転態様を検出する回転検出装置に関するものである。
従来、このように磁気抵抗素子の抵抗値変化を利用して回転検出を行う回転検出装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。図5に、この特許文献1に記載されている回転検出装置も含めて、例えばエンジンのクランク角センサ等の回転検出装置として従来一般に採用されている回転検出装置の平面構造を示す。
この図5に示すように、この回転検出装置では、磁気抵抗素子MRE1およびMRE2からなる磁気抵抗素子対1と磁気抵抗素子MRE3およびMRE4からなる磁気抵抗素子対2とを備えるセンサチップ71が、被検出対象であるロータRTと対向するように配設されている。上記センサチップ71はその処理回路とともに集積回路化されており、外部雰囲気による汚染等の影響を避けるべく、モールド部材72により樹脂モールドされた構造となっている。詳しくは、上記センサチップ71は図示しないリードフレームの一端に実装された状態で上記モールド部材72により樹脂モールドされており、上記リードフレームの他端に形成される電源端子T1、出力端子T2、およびGND(接地)端子T3といった各端子が上記モールド部材72から引き出される構造となっている。また、上記センサチップ71の近傍には、モールド部材72を囲繞するように上記磁気抵抗素子対1および2にバイアス磁界を付与するバイアス磁石73が配設されている。このバイアス磁石73は、その長手方向に中空部74を備える中空形状からなり、この中空部74に上記モールド部材72が収容されて所定の位置で接着剤等により固定されている。
また、こうした構成からなる回転検出装置の実用に際しては一般に、上記センサチップ71等をモールドしたモールド部材72とバイアス磁石73とを適宜のケース部材に収容し、同装置全体を納めた状態でエンジン等に搭載される。図6に、このような構造を有してエンジン等に搭載される回転検出装置についてその一例を示す。なお、この図6において、先の図5に示した各要素と機能的に同一の要素については、便宜上、それぞれ同一の符号を付して示している。
この図6に示されるように、回転検出装置では、モールド部材72およびバイアス磁石73が有底筒状のケース部材80に収容されるとともに、それらがさらに電子制御装置等とのワイヤリングによる接続コネクタとしても機能する樹脂ケース90と一体に成形されてエンジン等に装着される。また、上記各端子T1〜T3は、樹脂ケース90内に一体に設けられて上記コネクタとしての端子をも兼ねる端子導出部材100a〜100cにそれぞれ電気的に接続されている。
そして、上記構成からなる回転検出装置では、上記ロータRTが回転するときに上記バイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化が上記各磁気抵抗素子MRE1〜MRE4の抵抗値変化として感知され、その対応する電気信号が上記センサチップ71から出力される。すなわちこの回転検出装置では、ハーフブリッジ回路を構成する磁気抵抗素子対1の磁気抵抗素子MRE1及びMRE2と、同じくハーフブリッジ回路を構成する磁気抵抗素子対2の磁気抵抗素子MRE3及びMRE4との各中点電位の変化が上記処理回路に与えられて、差動増幅、2値化等の各種処理が施された後、上記出力端子T2から取り出される。
特開平7−333236号公報
ところで、こうした回転検出装置では上述の通り、外部雰囲気による上記センサチップ71の汚染等を避けるべく、同センサチップ71をモールド部材72により樹脂モールドする構造を採用している。ただし、こうした構造を採用した場合、確かに上記センサチップ71と外部雰囲気との遮断性は確保されるものの、モールド部材72によってモールドする際には、その内部応力が上記センサチップ71に働くようになる。そして、出荷時には、このような状態で適切な検出出力が得られるように、当該回転検出装置としての設計がなされている。ところが、こうした回転検出装置が実際に市場に出され、車載エンジンや一般機械等に搭載された場合、温度ストレス等による環境変化によって上記センサチップ71に働いている内部応力が徐々に開放されるため、いわゆる磁歪効果によるオフセットの変動を招き、センシング特性への影響も避けられないものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであって、その目的は、磁気抵抗素子が設けられたセンサチップと外部雰囲気との遮断性を維持しつつ、センサチップに対して応力変動を与えることのない構造を有する回転検出装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、磁気抵抗素子を有するセンサチップと、このセンサチップの前記磁気抵抗素子にバイアス磁界を付与する磁石とを備え、前記センサチップの近傍にてロータが回転するときに前記バイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化を前記磁気抵抗素子の抵抗値変化として感知して前記ロータの回転態様を検出する回転検出装置として、前記センサチップを、ベアチップの状態でその給電端子及び出力端子がリードフレームに接続されるものとし、外部雰囲気と遮断すべく密閉されたハウジング内にこのベアチップの状態で配設することとした。
上記構成によれば、センサチップがベアチップの状態で実装されるため、センサチップが樹脂モールドされる従来の回転検出装置と異なり、上記センサチップに内部応力による応力変動が与えられることはなく、こうした応力変動によるセンシング特性への影響も回避されるようになる。また、上記センサチップは、ハウジング内に密閉された状態で配設されるため、上記センサチップと外部雰囲気との遮断性は確保される。
なお、上記センサチップを、ハウジング内に密閉して外部雰囲気と遮断しつつ、ベアチップの状態で配設するにあたっては、例えば請求項2に記載の発明によるように、
(イ)前記ハウジングを、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有する構成とするとともに、該蓋材を、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成し、前記磁石を中空部を有する筒状に形成して前記ハウジングの内底面に配設して、前記センサチップを、蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装した状態で前記磁石の中空部内に収容するように前記ハウジング内に配設する構造。
あるいは、例えば請求項3に記載の発明によるように、
(ロ)前記ハウジングを、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有する構成とするとともに、該蓋材を、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成し、前記磁石をこの蓋材構造体を形成する前記舌部の前記リードフレームが設けられた面の裏面に配設して、前記センサチップを、同蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装した状態で前記ハウジング内に配設する構造。
さらに、例えば請求項4に記載の発明によるように、
(ハ)前記ハウジングを、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有する構成とするとともに、該蓋材を、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成し、前記磁石を中空部を有する筒状に形成して前記ハウジングに外嵌して、前記センサチップを、蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装した状態で前記ハウジング内に配設する構造。
等々を採用することができる。
これらのうちのいずれかの構造を採用することにより、上記センサチップが実装された蓋材構造体を上記カバー部材に組み付けることで、簡便に上記センサチップを外部雰囲気と遮断しつつ、ベアチップの状態で配設することができるようになる。また、請求項2に記載の構造を採用する場合、従来の回転検出装置と同様の構造を実現することが可能となる。また、請求項3に記載の構造では、磁石の小型化が可能となるため、回転検出装置としての小型化を図ることができるようになる。
また、請求項2〜4のいずれかに記載の回転検出装置において、例えば請求項5に記載の発明によるように、前記蓋材を、前記カバー部材に嵌合してその開口端を塞ぐものとして構成し、前記蓋材の前記カバー部材に嵌合される外周部分に沿って突条を形成することで、例えばこの突条を構成する絶縁性材料として適度な弾性を有する樹脂を採用する場合、この突条の弾性変形をもって、上記蓋材を上記カバー部材に容易に嵌合させることができるようになる。また、上記カバー部材と蓋材との密着性を高めることもできるようになる。
また、請求項2〜5のいずれかに記載の回転検出装置において、例えば請求項6に記載の発明によるように、前記蓋材構造体を形成する前記舌部の先端面を前記カバー部材の内底面に接着固定することにより、上記舌部の剛性を高めることができるようになる。また、上記センサチップが実装される舌部の振動が上記カバー部材の内底面との接着により抑えられ、振動による上記センサチップのセンシング特性への影響が好適に抑えられるようになる。
以下、本発明にかかる回転検出装置の一実施の形態について図1〜図3を参照して説明する。なお、先の従来技術に示した回転検出装置の各要素と機能的に同一の要素については、便宜上、それぞれ同一の符号を付して示すこととする。また、回転検出装置としての動作については、従来の回転検出装置と同様であるため、その詳細な説明は割愛する。
図1は、本実施の形態の回転検出装置の全体構造を示すものである。この図1に示すように、本実施の形態の回転検出装置は、センサチップ10及び磁石20が、蓋材30及びカバー部材40により構成されるハウジング内に密閉されて外部雰囲気と遮断される構造となっている。
このうち、上記センサチップ10は、磁気抵抗素子MRE1〜MRE4により構成される磁気抵抗素子対1および2を有しており、これら磁気抵抗素子対1および2により検出される信号の差動増幅や2値化などの各種処理を行う処理回路とともに集積回路化されて構成されている。
また、上記磁石20は、断面円形状の中空部を有する円筒状に形成されており、上記カバー部材40の内底面に配設されている。この磁石20は、同磁石20内に収容される上記センサチップ10に対して適宜のバイアス磁界を付与するものであり、ロータ回転時にこのバイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化が上記磁気抵抗素子MRE1〜MRE4の抵抗値変化として感知されてロータの回転態様が検出される。
図2は、上記回転検出装置を構成する各要素を分解して示すものである。この図2に示すように、上記蓋材30は、略円板形状に形成されており、例えば樹脂やセラミック等の非磁性で且つ、絶縁性の材料によって構成されている。この蓋材30は、上記カバー部材40の内方に突出する態様で延設されて上記リードフレーム11及び上記センサチップ10の実装面が一体に鋳込まれた板状の舌部31を有するとともに、上記リードフレーム11のリード部11aが同蓋材30の裏面30aから導出された蓋材構造体として構成されている。なお、上記リード部11aは、電源端子T1、出力端子T2、およびGND(接地)端子T3を備えて構成されている。そして、上記センサチップ10は、上記舌部31の先端部に設けられた上記実装面に実装されている。このセンサチップ10は、リードフレーム11とボンディングワイヤWによって電気的に接続されており、このボンディングワイヤWを介して、センサチップ10の給電端子及び出力端子と上記リードフレーム11とが電気的に接続されている。
図3は、上記回転検出装置の断面構造を示すものである。この図3を併せ参照して示すように、上記蓋材30は、上記カバー部材40に嵌合して同カバー部材40の開口端を塞ぐものであり、このカバー部材40に嵌合する外周部分に沿って突条32が形成されている。この蓋材30の突条32と上記カバー部材40の内周面とは、例えばエポキシ系接着剤やシリコン系接着剤により固定されている。
また、上記カバー部材40は、有底筒状に形成されており、例えば樹脂材料やセラミック等の非磁性材料により構成されている。そして、このカバー部材40と上記蓋材構造体とが一体に組み付けられることで、上記舌部31の先端部に実装されたセンサチップ10が、上記磁石20の中空部内に収容されて、これら蓋材30及びカバー部材40により密閉されて外部雰囲気と遮断された状態で配設されるようになっている。
また、上記舌部31は、実装される上記センサチップ10のギャップ特性を確保すべく、上記カバー部材40の内底面まで上記蓋材30から延設されている。そして、この舌部31の先端面が、上記カバー部材40の内底面に対して例えばエポキシ系接着剤やシリコン接着剤により固定されている。また、この舌部31を構成する上記リードフレーム11のリード部11aは、当該リード部としての剛性を確保すべく、他の部分に比べてその厚さが厚く形成されている。なお、リード部11aの剛性を確保すべく、同リード部11aの幅を広く形成することも有効である。
次に、本実施の形態の回転検出装置の製造方法について説明する。
本実施の形態の回転検出装置の製造にあたっては、まず、センサチップ10の実装面とリードフレーム11とが鋳込まれた舌部31、および蓋材30を樹脂成形して蓋材構造体を形成し、上記舌部31の先端部の上記実装面にセンサチップ10を実装する。そして、カバー部材40の内底面に磁石20を配設して、この磁石20が組み付けられたカバー部材40と上記蓋材構造体とを組み付ける。詳しくは、上記蓋材30の外周に沿って形成された突条32に接着剤を塗布するとともに、上記舌部31の先端面に接着剤を塗布し、この状態で上記蓋材30を上記カバー部材40に嵌合させる。これにより、上記舌部31の先端面が上記カバー部材40の内底面に接着固定されるとともに、上記蓋材30の突条32が上記カバー部材40に接着固定される。これにより、本実施の形態の回転検出装置が製造される。
以上説明した実施の形態によれば、以下に列記する効果が得られるようになる。
(1)上記センサチップ10が、上記蓋材構造体の舌部31にベアチップの状態で実装され、このベアチップの状態で上記蓋材30及びカバー部材40により密閉されて配設される構造とした。このため、センサチップ10が樹脂モールドされる従来の回転検出装置と異なり、上記センサチップ10に内部応力による応力変動が与えられることはなく、こうした応力変動によるセンシング特性への影響も回避されるようになる。また、上記センサチップ10は、上記蓋材30およびカバー部材40により密閉された状態で配設されるため、外部雰囲気との遮断性は確保される。
(2)上記蓋材30を、上記リードフレーム11が一体に鋳込まれた板状の舌部31を有して且つ、上記リードフレーム11のリード部11aが同蓋材30の裏面30aから導出された蓋材構造体として形成することとした。このため、上記センサチップ10が実装された蓋材構造体を上記カバー部材40に組み付けることで、簡便に上記センサチップ10を密閉して外部雰囲気と遮断しつつ、ベアチップの状態で配設することができるようになる。また、このような構造を採用することにより、従来の回転検出装置と同様の構造を実現することも可能となる。
(3)上記蓋材30を、上記カバー部材40に嵌合して同カバー部材40の開口端を塞ぐものとして形成し、このカバー部材40に嵌合する上記蓋材30の外周部分に沿って突条32を形成することとした。このため、例えばこの突条32を構成する絶縁性材料として適度な弾性を有する樹脂を採用した場合、この突条32の弾性変形をもって、上記蓋材30を上記カバー部材40に容易に嵌合させることができるようになる。また、上記蓋材30とカバー部材40との密着性が高められるため、これら蓋材30及びカバー部材40により構成されるハウジング内の密閉性を高めることができるようにもなる。
(4)上記蓋材構造体を構成する舌部31の先端面を上記カバー部材40の内底面に接着固定することとしたため、上記舌部31の剛性が高められるようになる。また、上記センサチップ10が実装される舌部31の振動が上記カバー部材40の内底面との接着により抑えられるようになるため、振動による上記センサチップ10のセンシング特性への影響が好適に抑えられるようになる。
なお、上記実施の形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施の形態では、磁石20の中空部内に上記センサチップ10が収容される回転検出装置に本発明を適用することとしたが、例えば図3に対応する図として図4に示すように、上記磁石20に代えて、上記舌部31の上記リードフレーム11が設けられた面の裏面に直方体形状の磁石50が配設される回転検出装置に本発明を適用してもよい。この構造を採用した場合、上記実施の形態と同等の効果を得ることができるとともに、上記実施の形態の磁石20に比べて磁石50が小型化されるため、蓋材30およびカバー部材40により構成されるハウジングの小型化を図ることができ、ひいては回転検出装置としての小型化を図ることもできるようになる。
・上記実施の形態では、中空部を有する円筒状の磁石20を備え、この磁石20が上記カバー部材40の内底面に配設される回転検出装置に本発明を適用することとしたが、例えば、同じく中空部を有する円筒状の磁石を備え、この磁石が上記カバー部材40に外嵌される回転検出装置に本発明を適用してもよい。この構造を採用した場合、上記磁石がハウジングの外部に取り付けられるものの、上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。
・上記実施の形態では、センサチップ10を実装する実装面を上記リードフレーム11とともに舌部31に設け、この実装面に上記センサチップ10を実装することとしたが、例えば上記リードフレーム11のみを舌部31と一体に形成し、樹脂成形された板状の上記舌部31の先端部に直接上記センサチップ10を実装する構造としてもよい。
・上記実施の形態では、リードフレーム11のリード部11aを上記蓋材30の裏面30aから導出する構造としたが、例えば上記カバー部材40を樹脂やセラミック等の非磁性で且つ、絶縁性の材料で構成して、同カバー部材40から上記リード部11aを導出するようにしてもよい。
・上記実施の形態では、有底筒状のカバー部材40及びこのカバー部材40の開口端を塞ぐ蓋材30により上記センサチップ10を外部雰囲気と遮断するハウジングを構成することとしたが、例えば有底筒状のカバー部材2つで上記ハウジングを構成してもよい。すなわち、上記カバー部材40とともに、上記蓋材30に代えて有底筒状のカバー部材を備える構造体を形成し、これら2つのカバー部材を接着剤により組み付ける。要は、ベアチップの状態で配設される上記センサチップ10を密閉して外部雰囲気と遮断することのできるハウジングであれば、他の形状のものを採用することができる。
・上記実施の形態では、中空部を有する円筒状の磁石20を備える場合について示したが、例えば中空部を有する四角柱形状などの他の形状からなる磁石を採用してもよい。また、上記磁石20に形成される中空部の形状も、断面円形状に限らず、他の形状のものを採用することができる。
本発明にかかる回転検出装置についてその全体構造を示す斜視図。 同実施の形態の回転検出装置について各要素を分解して示す斜視図。 同実施の形態の回転検出装置についてその断面構造を示す断面図。 図3に対応する図として示す同実施の形態の変形例について示す断面図。 従来の回転検出装置によるロータの回転検出の態様を示す平面図。 従来の回転検出装置の実用モデルの一例についてその全体構造を示す断面図。
符号の説明
1,2…磁気抵抗素子対、10…センサチップ、11…リードフレーム、11a…リード部、20…磁石、30…蓋材、30a…裏面、31…舌部、32…突条、40…カバー部材、50…磁石、MRE1〜MRE4…磁気抵抗素子、T1…電源端子、T2…出力端子、T3…GND(接地)端子、W…ボンディングワイヤ。

Claims (6)

  1. 磁気抵抗素子を有するセンサチップと、このセンサチップの前記磁気抵抗素子にバイアス磁界を付与する磁石とを備え、前記センサチップの近傍にてロータが回転するときに前記バイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化を前記磁気抵抗素子の抵抗値変化として感知して前記ロータの回転態様を検出する回転検出装置において、
    前記センサチップは、ベアチップの状態でその給電端子及び出力端子がリードフレームに接続されてなり、外部雰囲気と遮断すべく密閉されたハウジング内にこのベアチップの状態で配設されてなる
    ことを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記ハウジングは、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有して構成されるとともに、該蓋材は、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成されてなり、前記磁石は中空部を有する筒状に形成されて前記ハウジングの内底面に配設され、前記センサチップは、蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装された状態で前記磁石の中空部内に収容されるように前記ハウジング内に配設されてなる
    請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記ハウジングは、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有して構成されるとともに、該蓋材は、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成されてなり、前記磁石はこの蓋材構造体を形成する前記舌部の前記リードフレームが設けられた面の裏面に配設され、前記センサチップは、同蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装された状態で前記ハウジング内に配設されてなる
    請求項1に記載の回転検出装置。
  4. 前記ハウジングは、非磁性材料からなる有底筒状のカバー部材と、絶縁性材料からなってこのカバー部材の開口端を塞ぐ蓋材とを有して構成されるとともに、該蓋材は、前記カバー部材の内方に突出する態様で延設されて前記リードフレームが一体に鋳込まれた板状の舌部を有して且つ、前記リードフレームのリード部が同蓋材の裏面から導出された構造体として形成されてなり、前記磁石は中空部を有する筒状に形成されて前記ハウジングに外嵌され、前記センサチップは、蓋材構造体を形成する前記舌部の先端側に実装された状態で前記ハウジング内に配設されてなる
    請求項1に記載の回転検出装置。
  5. 前記蓋材は、前記カバー部材に嵌合されてその開口端を塞ぐものであり、前記蓋材の前記カバー部材に嵌合される外周部分には、該外周部分に沿って突条が形成されてなる
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  6. 前記蓋材構造体を形成する前記舌部の先端面は、前記カバー部材の内底面に接着固定されてなる
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の回転検出装置。
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