JP2006110426A - 石膏脱水装置 - Google Patents

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JP2006110426A JP2004298652A JP2004298652A JP2006110426A JP 2006110426 A JP2006110426 A JP 2006110426A JP 2004298652 A JP2004298652 A JP 2004298652A JP 2004298652 A JP2004298652 A JP 2004298652A JP 2006110426 A JP2006110426 A JP 2006110426A
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Hiroyuki Yamanobe
博之 山野邊
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Abstract

【課題】含水率の低減された石膏を回収できるようにする。
【解決手段】ローラ17間に循環移動可能に掛け回したベルト状フィルタ18の搬送面の
下側に脱水室7を設ける。ベルト状フィルタ18の搬送方向上流側端部の上方に石膏スラ
リー供給部20を設け、中間部上方にケーキ洗浄装置8を設け、下流側寄り位置の上側に
脱水ゾーン15を設ける。脱水ゾーン15は搬送方向に配列した複数本の赤外線ヒータ1
6と、赤外線ヒータ16の下方となる石膏ケーキ5bの表面部に送風するためのファン2
4を備える。石膏スラリー供給部20よりベルト状フィルタ18上に供給される石膏スラ
リー5中の母液21を脱水室7へ吸引することで石膏ケーキ5bを形成させ、含まれる塩
をケーキ洗浄装置8にて除去し、その後、脱水ゾーン15にて赤外線ヒータ16より赤外
線22を照射して、石膏ケーキ5b全体の水分を直接加熱して蒸散させることで、含水率
を全体的に低下させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排煙脱硫設備にて生成される石膏スラリーを脱水し、含水率を低減させた石
膏分を回収するために用いる石膏脱水装置に関するものである。
硫黄分を含んだ化石燃料を燃焼させるボイラプラントやその他の燃焼炉から排出される
排ガス、あるいは、硫黄分を含んだ廃棄物を焼却処理する焼却炉から排出される排ガスに
は、酸性雨原因物質と考えられている硫黄酸化物が含まれている。そのため、上記燃焼炉
や焼却炉より排出される排ガスは、大気に放出する前に排煙脱硫設備に導いて該排ガス中
に含まれる硫黄酸化物を除去するようにしてある。
この種の排煙脱硫設備としては、上記排ガスに、スラリー状の石灰石や消石灰を接触さ
せて、排ガス中の二酸化硫黄を石灰石や消石灰のスラリーに吸収させ、硫酸カルシウム(
石膏)のスラリーの形で硫黄酸化物を回収する、いわゆる石灰・石膏法を用いた湿式の排
煙脱硫設備が広く用いられている。かかる石灰・石膏法による排煙脱硫設備にて生成され
る石膏スラリーは、80%程度の水分を含んだ状態となっている。そのため、上記排煙脱
硫設備より回収される石膏スラリーは、石膏脱水装置に送って水分(母液)を分離した後
、石膏分は石膏ボード等の建築材料として利用されるようにしてある。
上記石膏脱水装置としては、従来、遠心分離機を主体としたものが使用されていたが、
近年では、図3にその一例の概略を示す如きベルトフィルタタイプの石膏脱水装置も提案
されている。
上記ベルトフィルタタイプの石膏脱水装置は、以下のような構成としてある。すなわち
、回転駆動されるドラム1間に、多数の孔部が穿設されて通気性を有するゴム製のベルト
2を無端状に掛け回して、上記ドラム1の回転に伴って上記ベルト2が循環移動するよう
にしてある。上記ベルト2の上側には、多数のローラ3間に無端状に掛け回されたベルト
状の濾布(ベルト状フィルタ)4が重なるように配置してあり、これにより、上記ベルト
2の循環移動に追従して上記濾布4が循環移動されるようにしてある。
上記ベルト2の搬送方向上流側端部の上方位置には、排煙脱硫設備で生じる石膏スラリ
ー5を、上記ベルト2上に重ねられて一緒に走行する濾布4上へ一定の厚みで流下させる
石膏スラリー供給部としての供給槽6が設けてある。更に、上記ベルト2の送り側部2a
の下側には、真空引きするための脱水室7が設けてある。これにより、上記供給槽6より
供給されて濾布4上へ載せられた石膏スラリー5中の母液を濾布4及びベルト2の孔部を
通して上記脱水室7へ吸引して、濾布4上に石膏スラリー5のケーキが形成されるように
してある。
なお、上記排煙脱硫設備における排ガスの脱硫処理に伴って発生する石膏スラリー5中
には、排ガス中の成分の混入により各種の塩が混入することがあり、この場合、上記石膏
脱水装置にて処理した後の石膏分を石膏ボード等の建築材料として利用できるようにする
ためには、上記石膏スラリー5中に混入している塩を除去しておく必要がある。そのため
に、上記ベルト2の搬送方向中間部の上方位置には、ケーキ洗浄スプレーの如きケーキ洗
浄装置8を設けて、上述したように母液が脱水室7へ吸引されることで濾布4上に形成さ
れる石膏スラリー5のケーキを洗浄して、該ケーキ中の塩分を除去することができるよう
にしてある。
更に、上記ケーキ洗浄装置8よりも搬送方向下流側となるベルト2の上側には、該ケー
キ洗浄装置8にて洗浄された後の石膏スラリー5のケーキより更に脱水させるための装置
として、上記濾布4上に載せられた石膏スラリー5のケーキに対してスチーム11を噴射
するスチーム噴射ノズル10を備えたスチーム洗浄・ドライ装置9が設けてある。これに
より、上記ケーキ洗浄装置8にて洗浄された後に濾布4上を搬送される石膏スラリー5の
ケーキが上記スチーム洗浄・ドライ装置9へ達すると、該ケーキに対しスチーム噴射ノズ
ル10より所定量のスチーム11を噴射して、上記石膏スラリー5のケーキに含まれる水
分を加熱して脱水させることができるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
なお、図3における符号12は上記スチーム洗浄・ドライ装置9により加熱されて脱水
された後に形成される石膏5aを回収するためのベルトコンベヤ、13は上記供給槽6へ
投入される排煙脱硫設備からの石膏スラリー5に、予め排水処理設備の排水スラリー14
を混合するための混合槽である。
ところで、三次元網状骨格を有する気孔率の高い多孔質金属板を得る方法として、焼結
可能な原料粉末、水溶性樹脂結合剤及び界面活性剤を含む発泡性スラリーを成形、乾燥し
た後、焼成することにより多孔質焼結板を製造する手法が知られており、かかる多孔質焼
結板の製造過程において、成形された上記発泡性スラリーを高湿度雰囲気下にて発泡させ
てから乾燥させる際に、遠赤外線ヒータを用いて乾燥作業を行わせるようにすることが従
来提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平10−128055号公報 特開平10−267355号公報
ところが、図3に示した如き従来のベルトフィルタタイプの石膏脱水装置では、ケーキ
洗浄装置8にて塩を洗浄した後の石膏スラリー5のケーキ中に含まれる水分を、スチーム
噴射ノズル10より噴射するスチーム11により加熱し、これにより脱水を促すようにし
てあるが、得られる石膏5aでは含水率に部分的なむらが生じてしまい、このために全体
的な含水率をあまり引き下げることができないという問題が生じていた。
そこで、本発明者は、上記の如きベルトフィルタタイプの石膏脱水装置にて形成される
石膏5a中の水分の分布を調べた。その結果、石膏スラリー5のケーキが濾布4上に載せ
られて搬送されるときに、該ケーキの表面部となる部分では含水率は比較的低くなってお
り乾燥が効率よく進行されているが、上記ケーキの厚み方向の中間部から裏面部(濾布4
に接触する部分)側へ行くにしたがって残留している水分量が多くなっていることが判明
した。
この原因としては、スチーム11の噴射による石膏スラリー5のケーキの直接加熱では
、該ケーキは、先ず、スチーム11に曝される表面部が加熱され、その後、上記加熱され
た表面部の熱が順次ケーキの内部を熱伝導により伝えられることで、上記石膏スラリー5
のケーキにおける厚み方向の中間部や裏面部が加熱されるため、外部に露出された表面部
に比して、中間部や裏面部は加熱され難く、このために、該中間部や裏面部の水分量を効
率よく減少させることができないためであると考えられた。
かかる考えに鑑みて、本発明者は、石膏スラリーのケーキ全体の含水率を効率よく低減
できるようにするための工夫、研究を重ねた結果本発明をなした。
なお、特許文献2に記載されたものは、焼結可能な原料粉末、水溶性樹脂結合剤及び界
面活性剤を含む発泡性スラリーの成形、発泡、乾燥装置であると共に、該発泡性スラリー
を発泡させた後に乾燥させる際には、遠赤外線ヒータと場合によってはプレートヒータを
併用することも記載されているものであって、上記発泡処理後の発泡性スラリーの表面側
、中間部、裏面側等の乾燥をどのように進行させるかについての記載はない。したがって
、上述したような排煙脱硫設備より発生する石膏スラリー5をベルトフィルタタイプの石
膏脱水装置にて脱水処理する際に従来問題となっていた生成される上記石膏スラリー5の
ケーキにおける表面部、中間部、裏面部にかけての脱水率の変化を解消して、全体的に効
率よく脱水させるための手法が開示されるものではない。
したがって、本発明の目的とするところは、石膏スラリーのケーキ中より全体的に効率
よく脱水して、むらなく全体的に含水率の低下した石膏を回収できる石膏脱水装置を提供
しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明に対応して、循環移動でき
るよう備えてあるベルト状フィルタ上に供給される石膏スラリーを、該ベルト状フィルタ
の移動で搬送する間に、該石膏スラリー中の母液の吸引による上記石膏スラリーのケーキ
の形成、該ケーキの洗浄、該石膏スラリーのケーキの脱水を経て石膏分を回収するように
してある石膏脱水装置において、上記ベルト状フィルタの搬送方向下流側のケーキ脱水部
となるベルト状フィルタの上方位置に、赤外線ヒータを備えた脱水ゾーンを設けてなる構
成とする。
又、上記請求項1に係る発明における脱水ゾーンに、赤外線ヒータの下方に位置する石
膏スラリーのケーキの表面部に向けて送風するためのファンを設けるようにした構成とす
る。
上記請求項1又は2に係る発明における脱水ゾーンを、複数の赤外線ヒータを備えてな
る構成とし、且つベルト状フィルタの移動速度に応じて上記複数の赤外線ヒータのうち電
力供給を行なう赤外線ヒータの数を制御する機能を有する制御器を備えるようにした構成
とする。
本発明の石膏脱水装置によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)循環移動できるよう備えてあるベルト状フィルタ上に供給される石膏スラリーを、
該ベルト状フィルタの移動で搬送する間に、該石膏スラリー中の母液の吸引による上記石
膏スラリーのケーキの形成、該ケーキの洗浄、該石膏スラリーのケーキの脱水を経て石膏
分を回収するようにしてある石膏脱水装置において、上記ベルト状フィルタの搬送方向下
流側のケーキ脱水部となるベルト状フィルタの上方位置に、赤外線ヒータを備えた脱水ゾ
ーンを設けてなる構成としてあるので、ベルト状フィルタの上側に供給されて載せられた
石膏スラリーより母液が吸引されて形成され、その後、ケーキ洗浄されて塩の除去が行わ
れた石膏スラリーのケーキに対し、脱水ゾーンにて赤外線ヒータからの赤外線を照射して
、該石膏スラリーのケーキ全体に含まれる水分に直接赤外線のエネルギーを付与して加熱
することができる。これにより、上記ベルト状フィルタの上側に載せられている石膏スラ
リーのケーキの表面部、中間部、裏面部のいかなる部分からも水分を蒸散させることがで
きて、全体的にむらなく含水率の低下した石膏を回収することができる。
(2)脱水ゾーンに、赤外線ヒータの下方に位置する石膏スラリーのケーキの表面部に向
けて送風するためのファンを設けるようにした構成とすることにより、脱水ゾーンにおけ
る赤外線の照射により石膏スラリーのケーキより水分を蒸散させるときに、該ケーキの表
面付近に蒸気が滞留して水蒸気圧の高い雰囲気が形成されることを防止でき、これにより
、新たな水分の蒸散が抑制される虞を未然に防止することができる。
(3)脱水ゾーンを、複数の赤外線ヒータを備えてなる構成とし、且つベルト状フィルタ
の移動速度に応じて上記複数の赤外線ヒータのうち電力供給を行なう赤外線ヒータの数を
制御する機能を有する制御器を備えるようにした構成とすることにより、脱水処理すべき
石膏スラリーの量が変動しても、この石膏スラリーの処理量の変動に応じて脱水ゾーンに
て使用する赤外線ヒータの数を適宜変化させて出力する赤外線のエネルギー量を容易に調
整することができる。これにより、上記脱水ゾーンの赤外線ヒータにおける消費電力を適
切に制御できて省エネルギー化を図ることができると共に、上記石膏スラリーの処理量の
変動に対する応答性を高めることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の石膏脱水装置の実施の一形態を示すもので、その基本的構造は、ベルト
フィルタタイプの石膏脱水装置において、ケーキ洗浄装置よりも下流側に、赤外線ヒータ
16を備えた脱水ゾーン15を設けてなる構成とする。
具体的には以下のような構成としてある。すなわち、複数のローラ17の間に、ベルト
状のフィルタ(濾布)18を無端状に掛け回し、且つ上記いずれかのローラ17、たとえ
ば、搬送方向下流側端部に位置するローラ17を、インバータモータの如き回転駆動装置
19にて回転駆動することにより、上記ベルト状フィルタ18が図中矢印方向へ循環移動
して、該ベルト状フィルタ18の搬送面上に載せられる被搬送物を図中右向きに搬送でき
るようにする。
上記ベルト状フィルタ18の搬送方向上流側端部の上方位置には、排煙脱硫設備にて生
成された石膏スラリー5をベルト状フィルタ18の搬送面上に均一な厚みで供給できるよ
うにしてある石膏スラリー供給部20を設ける。
上記ベルト状フィルタ18の搬送側の搬送面の下側には、図3に示した脱水室7と同様
に真空引きする脱水室7が搬送方向に沿って延びるよう設けてある。これにより、上記石
膏スラリー供給部20より走行するベルト状フィルタ18上に供給される石膏スラリー5
中の母液21を、搬送方向所要間隔の多数個所(図示せず)にて上記ベルト状フィルタ1
8を通して脱水室7へ吸引できるようにしてある。
又、上記ベルト状フィルタ18の搬送方向中間部の上方位置には、図3に示したと同様
に、上記石膏スラリー供給部20よりベルト状フィルタ18上に供給された石膏スラリー
5より母液21が脱水室7へ吸引されることでベルト状フィルタ18上に形成される石膏
スラリーのケーキ(以下、石膏ケーキという)5bを洗浄するためのケーキ洗浄装置8が
設けてある。これにより、上記石膏ケーキ5bより塩を除去できるようにしてなるベルト
フィルタタイプの石膏脱水装置が形成してある。
更に、本発明の石膏脱水装置では、上述したように、上記構成に加えて、ケーキ洗浄装
置8よりも搬送方向下流側位置におけるベルト状フィルタ18の上側に、赤外線ヒータ1
6を備えた脱水ゾーン15を設けるようにしてある。
上記脱水ゾーン15は、ベルト状フィルタ18における搬送方向下流寄り領域の上方位
置に、上記ベルト状フィルタ18の幅方向に延びる赤外線ヒータ16を、搬送方向に所要
間隔で複数本(図では5本)配列して備えてなる構成としてある。上記各赤外線ヒータ1
6としては、水の熱吸収特性に適した波長域の赤外線22の放射量が大きいものを用いる
ようにしてある。又、上記赤外線ヒータ16の上方には赤外線反射板23が設けてある。
これにより、上記ケーキ洗浄装置8による洗浄後に上記ベルト状フィルタ18上にて搬送
される石膏ケーキ5bに対し、上記各赤外線ヒータ16より放射される赤外線22を照射
して、該赤外線22の有するエネルギーを、石膏ケーキ5b中に含まれる水の分子に対し
て効率よく付与して水分を加熱できるようにしてある。
更に、上記脱水ゾーン15には、上記赤外線ヒータ16の下方に位置するベルト状フィ
ルタ18上の石膏ケーキ5bに向けて送風するためのファン24を設けるようにしてある
。これにより、上記ファン24によって上記赤外線ヒータ16下方の石膏ケーキ5bの表
面部へ送風することで、脱水ゾーン15にて上記赤外線ヒータ16より照射される赤外線
22のエネルギーを吸収して加熱される石膏ケーキ5b中の水分が蒸散する際、石膏ケー
キ5bの表面近傍に蒸気が滞留して該石膏ケーキ5bの表面付近の雰囲気中における水蒸
気圧が上昇し、これにより石膏ケーキ5bからの新たな水分の蒸散が抑制される虞を未然
に防止できるようにしてある。
本発明の石膏脱水装置の下流側には、図示してないが、図3に示したと同様の石膏回収
用のベルトコンベアを設けて上記脱水ゾーン15にて脱水された後の含水率の低下した(
乾燥された)石膏5aの回収を図ることができるようにしてある。
上記本発明の石膏脱水装置を使用する場合は、回転駆動装置19の駆動力によりベルト
状フィルタ18を循環移動させ、且つ脱水室7を真空引きしておく。この状態において、
石膏スラリー供給部20よりベルト状フィルタ18上に石膏スラリー5を均一な厚みで供
給すると、該供給された石膏スラリー5は、ベルト状フィルタ18上に載せられて搬送さ
れる過程で、図3に示したベルトフィルタタイプの石膏脱水装置の場合と同様に、含まれ
る母液21が脱水室7へ吸引されて石膏ケーキ5bとされた後、ケーキ洗浄装置8にて含
まれる塩が除去される。
しかる後、上記ケーキ洗浄装置8を通過した後の石膏ケーキ5bが脱水ゾーン15に達
すると、該石膏ケーキ5bに対しては、赤外線ヒータ16より放射される赤外線22が照
射される。この際、上記赤外線22は電磁波であるため、石膏ケーキ5bに対して照射さ
れた赤外線22は該石膏ケーキ5bの内部まで浸透する。これにより、上記石膏ケーキ5
b中に含まれる水分は、その存在する位置が石膏ケーキ5bにおける表面部、中間部、裏
面部のいずれであっても上記赤外線22のエネルギーを吸収することによって直接的に加
熱される。この加熱により上記石膏ケーキ5b中の表面部、中間部、裏面部のいずれの部
分の水分も蒸発されて、該石膏ケーキ5bの外部へ蒸散されるようになるため、上記石膏
ケーキ5bは表面部、中間部、裏面部のいずれにおいても付着する水分量が低下させられ
て、乾燥させられる。
更に、上記石膏ケーキ5bの表面側より蒸散される蒸気は、ファン24による送風によ
り、該石膏ケーキ5bの表面近傍より順次除去され、又、石膏ケーキ5bの裏面側より蒸
散される蒸気は、脱水室7へ吸引されて順次除去されるため、蒸散する蒸気が石膏ケーキ
5bの近傍に滞留する虞はなく、したがって、該石膏ケーキ5bの周囲の水蒸気圧が上昇
して新たな蒸気の放出が抑制される虞は未然に解消される。なお、上記赤外線22による
石膏ケーキ5b中の水分の加熱は、該水分が赤外線22の保有するエネルギーを吸収する
ことによって生じるものであって、雰囲気を介した伝熱作用ではないため、上記の如きフ
ァン24からの送風により阻害されることはない。
その後、上記脱水ゾーン15を通過することで付着する水分量が低下させられて(乾燥
されて)形成される石膏5aは、本発明の石膏脱水装置の搬送方向下流側端部より石膏回
収用のベルトコンベヤに送られて回収されるようになる。
このように、本発明の石膏脱水装置によれば、ベルト状フィルタ18上にて石膏スラリ
ー5より母液21を吸引することで形成される石膏ケーキ5b中の水分を、赤外線22に
より直接加熱して蒸散させるようにしてあるため、石膏ケーキ5b中の水分を全体的に効
率よく低下させることができて、全体的に平均して含水率が低下された石膏5aを得るこ
とができる。
次に、図2は本発明の実施の他の形態として、図1に示した石膏脱水装置の応用例を示
すもので、たとえば、燃焼炉や焼却炉の運転の変動に伴い排煙脱硫装置にて処理すべき排
煙の量が変化して、該排煙脱硫装置より発生する石膏スラリー5の量が変動する場合に、
該石膏スラリー5の処理量の変動に応じて本発明の石膏脱水装置の脱水ゾーン15におい
て石膏ケーキ5bに対して放射する赤外線22のエネルギー量を適宜調整できるようにし
たもので、以下のような構成としてある。
すなわち、図1に示したと同様の構成において、回転駆動装置19に回転速度計25を
取り付け、更に、該回転速度計25より入力される上記回転駆動装置19の回転数に応じ
て、脱水ゾーン15に設けてある複数本の赤外線ヒータ16のうち通電(電力供給)を行
なう赤外線ヒータ16の本数を変化させるための制御器26を備えた構成とする。
詳述すると、上記制御器26は、先ず、上記回転速度計25より入力される回転駆動装
置19の回転数を基に、ベルト状フィルタ18の循環移動速度を算出する。次に、算出さ
れた移動速度で移動するベルト状フィルタ18上に載せられて該ベルト状フィルタ18と
一体に移動する石膏ケーキ5bが脱水ゾーン15を通過するときに、石膏ケーキ5b中の
水分量を所望する値まで低下させるために該石膏ケーキ5bに対して放射すべき赤外線2
2のエネルギー量を求める。次いで、この求められたエネルギー量に見合うエネルギー量
の赤外線22を放射するために必要な赤外線ヒータ16の本数を算出して該算出された本
数の赤外線ヒータ16に対してのみ電力供給を行なう機能を有するものとしてある。
その他の構成は図1に示したものと同様であり、同一のものには同一符号が付してある
本実施の形態によれば、排煙脱硫装置にて発生する石膏スラリー5の量が変動し、本発
明の石膏脱水装置にて脱水処理すべき石膏スラリー5の量が変動しても、この石膏スラリ
ー5の処理量の変動に応じて脱水ゾーン15にて通電する赤外線ヒータ16の本数を適宜
変化させて、出力する赤外線22のエネルギー量を容易に調整することができる。
したがって、上記脱水ゾーン15の赤外線ヒータ16における消費電力を、石膏スラリ
ー5の処理量に合わせて適切に制御できて、省エネルギー化を図ることができると共に、
上記石膏スラリー5の処理量の変動に対する応答性を高めることが可能になる。
すなわち、図3に示した如き従来の石膏脱水装置では、石膏スラリー5の処理量が変動
し、スチーム洗浄・ドライ装置9にて、加熱すべき石膏スラリー5のケーキの量の変動に
対応させて該ケーキに対して加える熱量を変化させようとする場合には、スチーム噴射ノ
ズル10より噴射させるスチーム11の量を変化させる必要が生じるため、該スチーム1
1の供給ライン上の流量調整バルブの開度を制御するといった機械的な操作が必要になる
のであるが、上記本発明の石膏脱水装置では、石膏ケーキ5bに対して照射する赤外線2
2のエネルギー量の制御は電気的な信号のみによって行なうことが可能であるため、制御
をより容易に行なうことができて応答性の向上化を図ることが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、脱水ゾーン15に設け
る赤外線ヒータ16の数は、脱水ゾーン15にて処理すべき石膏ケーキ5bの量、脱水ゾ
ーン15へ搬送される石膏ケーキ5b中に残存する水分量や脱水処理後の石膏5aに望ま
れる含水率、使用する赤外線ヒータ16の1本当りの出力等に応じて適宜変更してよい。
又、赤外線ヒータ16の配置間隔、高さ位置等は自在に設定してよい。更に、ベルト状フ
ィルタ18上に載せられて脱水ゾーン15へ搬送される石膏ケーキ5bに対して全体的に
ほぼ均等に赤外線22を照射することができれば、赤外線ヒータ16はいかなる形状のも
のを用いるようにしてもよい。
ベルト状フィルタ18を無端状に掛け回して循環移動させるためのローラ17の配置は
、図示した以外の配置としてもよい。ファン24は設けることが好ましいが、省略しても
よい。ケーキ洗浄装置8は、石膏ケーキ5bに含まれる塩を洗浄できれば、任意の形式の
ものを採用してよい。
図1の実施の形態では、赤外線22をベルト状フィルタ18の上側に載せられて搬送さ
れる石膏ケーキ5bに対し全体に亘って照射できれば、赤外線ヒータ16を上記ベルト状
フィルタ18による石膏ケーキ5bの搬送方向に沿わせて配置するようにしてもよい。
図2の実施の形態では、回転駆動装置19に設けた回転速度計25の検出信号を基に、
制御器26にてベルト状フィルタ18の循環移動速度を算出させるものとして示したが、
上記回転駆動装置19を取り付けたローラ17以外のローラ17に取り付けた回転速度計
の検出信号を基にしたり、ベルト状フィルタ18の移動速度を直接検出できるようにして
ある光学センサのようなセンサ等からの信号を基にベルト状フィルタ18の循環移動速度
を求めるようにしてもよい。
スラリーより母液を吸引除去して含水率を低減させることが望まれるものであれば、石
膏スラリー5以外のスラリーの脱水にも適用できる。その他本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の石膏脱水装置の実施の一形態を示す概略側面図である。 本発明の実施の他の形態を示す概略側面図である。 従来提案されているベルトフィルタタイプの石膏脱水装置の一例を示す概略側面図である。
符号の説明
5 石膏スラリー
5a 石膏
5b 石膏ケーキ(石膏スラリーのケーキ)
15 脱水ゾーン
16 赤外線ヒータ
18 ベルト状フィルタ
21 母液
24 ファン
26 制御器

Claims (3)

  1. 循環移動できるよう備えてあるベルト状フィルタ上に供給される石膏スラリーを、該ベ
    ルト状フィルタの移動で搬送する間に、該石膏スラリー中の母液の吸引による上記石膏ス
    ラリーのケーキの形成、該ケーキの洗浄、該石膏スラリーのケーキの脱水を経て石膏分を
    回収するようにしてある石膏脱水装置において、上記ベルト状フィルタの搬送方向下流側
    のケーキ脱水部となるベルト状フィルタの上方位置に、赤外線ヒータを備えた脱水ゾーン
    を設けてなる構成を有することを特徴とする石膏脱水装置。
  2. 脱水ゾーンに、赤外線ヒータの下方に位置する石膏スラリーのケーキの表面部に向けて
    送風するためのファンを設けるようにした請求項1記載の石膏脱水装置。
  3. 脱水ゾーンを、複数の赤外線ヒータを備えてなる構成とし、且つベルト状フィルタの移
    動速度に応じて上記複数の赤外線ヒータのうち電力供給を行なう赤外線ヒータの数を制御
    する機能を有する制御器を備えるようにした請求項1又は2記載の石膏脱水装置。
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