JP2006109076A - 端末装置の制御方法、無線通信システム、端末装置、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

端末装置の制御方法、無線通信システム、端末装置、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 端末装置と基地局装置との接続を能動的に切り替え、複数のプログラムを効率よく実行する。また、端末装置の無駄な動作を減らして前記端末装置の電力の浪費を低減する。
【解決手段】 前記端末装置に、接続する基地局装置のネットワークIDおよび接続後に実行するプログラムの実行情報を含むプロファイルを、優先度を指定して登録し、前記接続可能な基地局装置がある場合に、プロファイルの優先度にしたがって基地局装置へ接続しプログラムを実行する。また、前記基地局装置と接続した後、実行する必要があるプログラムの有無を判定し、実行する必要があるプログラムのみを実行する。また、前記基地局装置に接続する前に、前記基地局装置に接続して実行する必要があるプログラムの有無を判定し、実行する必要のあるプログラムがない場合は、前記基地局装置への接続処理を行わない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、端末装置の制御方法、無線通信システム、端末装置、制御プログラム、および記録媒体に関し、特に、無線通信によりネットワーク上の基地局装置と接続し、プログラムを実行する端末装置の制御に適用して有効な技術に関するものである。
従来、ノートブック型のPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistance)等の携帯型の端末装置をネットワークに接続する通信システムには、前記端末装置と前記ネットワークに属する基地局装置の間で無線通信を行う無線通信システムがある。
前記無線通信システムでは、前記端末装置のユーザの利便性を高めるため、前記端末装置と基地局装置の無線コネクションの接続制御を自動的に行う方法や、通信状態の変化を契機として前記端末装置でのプログラムの実行制御を行う方法が考えられている。
前記無線コネクションの接続制御を自動的に行う方法としては、たとえば、端末装置で基地局装置を検索し検出したときに、前記検出できた基地局装置が属しているネットワークに対応するプロファイルが端末装置に登録されているかを確認し、登録されていない場合は新たに登録し、登録されている場合はそのプロファイルにしたがって接続を行う方法が提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。
前記特許文献1に記載された接続の制御方法では、ネットワーク毎に、対応する1つのプロファイルが自動的に登録される仕組みになっている。そして、ネットワークの切り替えは、たとえば、ルーティングテーブルの変化等の周囲の環境変化を契機に行っている。つまり、前記特許文献1に記載された接続の制御方法は、受動的な手順でネットワークの切り替えが自動的に行われることが前提となっている。また、前記特許文献1に記載された接続の制御方法では、接続するネットワーク(基地局装置)が切り替わった後にプログラムを自動実行することも考えられている。
一方、前記端末装置でのプログラムの実行制御を行う方法としては、たとえば、端末装置が起動したことを契機(トリガ)とし、ネットワーク上のサーバから配信されるコンテンツを前記端末装置で自動的に受信する方法が提案されている(たとえば、特許文献2を参照。)。
しかしながら、前記特許文献2に記載されたプログラムの実行制御方法は、複数の接続先を考慮した優先制御は対象としておらず、また、接続先に応じて実行するプログラムを変えることも考慮されていない。
特開2004-102464号公報 特開2004-48395号公報
前記無線通信システムにおいて、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法を適用することで、ネットワーク(基地局装置)への接続制御やプログラムの実行制御を行うことができ、前記端末装置のユーザの利便性は高まると考えられる。
しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法では、たとえば、下記(1−1),(1−2),(1−3)のような要求条件(以下、第1の要求条件という)に対応できない。
(1−1)第1のネットワークの基地局装置に接続し、プログラムAを実行する。
(1−2)第2のネットワークの基地局装置に接続し、プログラムBを実行する。
(1−3)第1のネットワークの基地局装置と第2のネットワーク2の基地局装置の両方が検出されたときには、(1−1)(1−2)の優先度で順次実施する。
前記第1の要求条件を満たすためには、まず、第1のネットワークに接続して実行したプログラムAが終了したときに、それを検出する必要がある。しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法では、任意のプログラムの終了を検出する機能がない。そのため、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、前記第1の要求条件を満たすような制御はできない。
また、仮にプログラムAの終了を検出できたとしても、前記第1の要求条件を満たすためには、プログラムAの終了を検出した後、第1のネットワーク(基地局装置)に接続された状態から、能動的に前記第1のネットワークとの接続を切断し、第2のネットワーク(基地局装置)に接続を切り替える必要がある。しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法では、複数の異なるネットワークに属する基地局装置が検出されている状態で、能動的に特定のネットワークに接続を切り替える機能がない。つまり、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、たとえば、手動でネットワークの接続を切り替えなければならない。そのため、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、前記第1の要求条件を満たすような制御はできない。
また、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法を適用した無線通信システムでは、下記(2−1),(2−2),(2−3)のような要求条件(以下、第2の要求条件という)にも対応できない。
(2−1)第1のネットワークの基地局装置に、ユーザID=aaaで接続し、プログラムAを実行する。
(2−2)同じく第1のネットワークの基地局装置に、ユーザID=bbbで接続し、プログラムBを実行する。
(2−3)第1のネットワークの基地局装置を検出したときに、(2−1)(2−2)の優先度で順次実施する。
前記第2の要求条件は、公衆無線LANサービスにおける通常接続とローミング接続を順次実施する場合に相当する。
前記第2の要求条件を満たすためには、前記第1のネットワークの基地局装置にユーザID=aaaで接続してプログラムAを実行した後、能動的にユーザIDをaaaからbbbに切り替えて再度接続しなおす必要がある。しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法では、あるネットワークの基地局装置に接続してプログラムを実行した後、能動的にユーザIDを切り替えて同一ネットワークの基地局装置に再度接続することは想定していない。そのため、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、前記第2の要求条件を実現することができない。
また、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法を適用した無線通信システムでは、下記(3−1),(3−2),(3−3)のような要求条件(以下、第3の要求条件という)にも対応できない。
(3−1)第1のネットワークまたは第2のネットワークのどちらかの基地局装置に接続し、プログラムAを実行する。
(3−2)プログラムAは30分以上の間隔の頻度で実施する。
(3−3)前回のプログラムの実行から30分経過していない場合、プログラムを実行する必要がないため、基地局装置を検出しても基地局装置への接続を実施しない。ただし、プログラム実行中に無線接続が切断されてデータ送受信処理が未完了だった場合、30分間隔ではなくすぐに再試行する。
前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、前記第3の要求条件を満たすことができない場合の一例として、第1のネットワークの基地局装置に接続してプログラムAを実行した後、端末装置を持ったユーザが、30分以内に第2のネットワーク2の基地局装置との無線通信が可能なエリアに移動した場合を想定する。このとき、前記端末装置は、第1のネットワークでプログラムAを実行してから30分以内に第2のネットワークの基地局装置を検出する。
このとき、前記端末装置におけるプログラムAの実行間隔は30分以上であり、他に実行するプログラムもないため、本来なら、前記第2のネットワークの基地局装置には接続する必要はない。しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法では、登録されているネットワークであるという理由だけで前記第2のネットワークの基地局装置に接続してしまい、電力を無駄に消費することになる。このような不要な接続を防ぐためには、プログラムの実行履歴と接続制御を関連づける必要がある。
以上のように、前記特許文献1や特許文献2に記載された制御方法が適用された無線通信システムでは、前記端末装置と前記基地局装置の接続を能動的に切り替える接続制御が行えない。そのため、たとえば、前記第1および第2の要求条件のような複雑な要求条件に対応することができないという問題があった。
本発明の目的は、端末装置と基地局装置との接続を能動的に切り替え、複数のプログラムを効率よく実行することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、端末装置と基地局装置との無駄な接続を防ぎ、前記端末装置の電力の浪費を低減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明の概略を説明すれば、以下の通りである。
(1)無線通信用の基地局装置を備える1つ以上のネットワークと、前記基地局装置との間で無線通信を行うことでネットワークに接続し、あらかじめ定められたプログラムを実行することが可能な端末装置とからなる無線通信システムにおいて、前記端末装置と前記基地局装置との無線接続の制御および前記プログラムの実行制御を行う端末装置の制御方法であって、前記端末装置に、接続する基地局装置のネットワークID、および接続後に実行するプログラムの実行情報を含むプロファイルを、優先度を指定して登録するステップと、前記端末装置が、外部からの開始トリガにより、前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記端末装置に登録されたネットワークIDを比較して、接続可能な基地局装置の有無を判定するステップと、前記接続可能な基地局装置がある場合に、指定されたプロファイルの優先度にしたがって基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップとを有する端末装置の制御方法である。
(2)前記(1)において、前記外部からの開始トリガは、マン・マシン・インタフェースからの入力、あるいは前記端末装置の電源ONである。
(3)前記(1)または(2)において、前記プロファイルを登録するステップは、前記プログラムの実行情報として、1つ以上のプログラム、前記プログラムの実行順序、各プログラムの実行タイミングを登録し、前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、前記プログラムの実行順序にしたがい、各プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップを有し、実行する必要があると判定された場合はプログラムを実行し、実行する必要がないと判定された場合はプログラムを実行せずに次の処理に移る。
(4)前記(3)において、前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、各プログラムを実行した後、プログラムが正常に終了したか否かと、終了時刻を含む終了ステータスを実行履歴として保存するステップを有する。
(5)前記(4)において、前記プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップは、プログラムの実行タイミングが接続直後または接続するたびである場合、あるいは実行タイミングがあらかじめ定められた時間間隔であり、かつ前記終了ステータスの終了時刻から前記時間間隔が経過している場合、もしくは前記終了ステータスが異常終了を示している場合のいずれかに該当するプログラムは、実行する必要があると判定する。
(6)前記(5)において、複数のプロファイルで同一のプログラムが指定されている場合、前記プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップは、前記各プロファイルの終了ステータスのうち、もっとも新しい終了ステータスを用いて判定する。
(7)前記(4)から(6)のいずれかにおいて、前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、前記基地局装置へ接続する前に、前記プロファイルに含まれるプログラムを実行する必要の有無を判定し、実行する必要があるプログラムがない場合、前記基地局装置への接続は行わない。
(8)前記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記各ステップに加え、前記端末装置に、すべてのプロファイルを実行した後に前記端末装置の電源をOFFにするか否か、前記端末装置を起動した時に自動的に処理を実行するか否かを登録するステップを有し、電源をOFFにすると登録した場合は、全てのプロファイルについて、接続可能な基地局装置が検出されなくなった時点で前記端末装置の電源をOFFにし、前記端末装置を起動した時に自動的に処理を実行すると登録した場合は、前記端末装置の電源がONになった後、前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップを最初の処理から再開する。
本発明の端末装置の制御方法では、前記(1)から(6)の手段のように、前記端末装置が、基地局装置ごとのネットワークIDや接続後に実行するプログラム情報を含むプロファイルを複数有し、各プロファイルには実行するプログラム情報が複数登録されている。またこのとき、前記プロファイルには、優先度を指定しておく。そして、前記端末装置は、プロファイルに指定されたプログラムの起動タイミング、プロファイルの優先度などの情報に応じて基地局装置への接続およびプログラムの実行、ならびに他の基地局装置への接続の切り替え等の動作を行う。そのため、たとえば、異なる基地局装置への接続の切り替え、同一の接続装置への異なる認証情報での再接続、プログラム終了後の接続の切り替えなどの複雑な処理を能動的(自動的)に行うことができ、前記端末装置のユーザの利便性が向上する。
また、本発明の端末装置の制御方法では、前記(7)の手段のように、端末装置で接続可能な基地局装置を検出した場合、その基地局装置に関するプロファイルに登録されたプログラムを実行する必要があるか否かを判定し、実行する必要があるプログラムがない場合は、前記基地局装置に接続しない。そのため、従来の無線通信システムのような無駄な基地局装置への接続およびプログラムの実行がなくなり、前記端末装置の電力の浪費を低減することができる。
またさらに、前記(8)の手段のようにすれば、プロファイル処理が終了した後、自動的に端末装置の電源がOFFにでき、かつ、再度プログラムの実行(プロファイル処理)が必要になった時に電源をONにすれば、前記端末装置が再び最初から基地局装置への接続およびプログラムの実行をするようにできる。そのため、プログラムを実行しない間の前記端末装置の待機電力の消費を防ぐことができる。
また、無線通信システムにおいて、前記(1)乃至(8)の手段のような、端末装置の制御方法を実現するには、たとえば、前記端末装置に、接続する基地局装置のネットワークID、および接続後に実行するプログラムの実行情報を含む1つ以上のプロファイルを、優先度を指定して保持するプロファイル保持手段と、前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記プロファイルのネットワークIDとを比較して接続可能な基地局装置の有無を判定するとともに、接続可能な基地局装置がある場合に、前記プロファイルの優先度にしたがって前記基地局装置との接続処理を行う接続制御手段と、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルに基づいてプログラムの実行制御、およびプログラムの終了を検出するプログラム制御手段と、前記プロファイル保持手段に保持されたプロファイルに基づいて、前記各制御手段の管理、プロファイル処理の優先制御、スケジュール管理を行う全体制御手段とを設ければよい。
このとき、たとえば、前記プログラム制御手段に、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を設け、実行する必要があるプログラムのみを実行すれば、むだなプログラム実行処理がなくなり電力の浪費を低減できる。また、たとえば、前記接続制御手段に、前記接続可能な基地局装置との接続処理を行う前に、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、前記基地局装置に接続して実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を設け、実行する必要があるプログラムがない場合は、前記基地局装置への接続処理を行わないようにすれば、むだな接続処理がなくなり電力の浪費をさらに低減できる。またさらに、前記端末装置に、前記各手段に加え、前記端末装置の電源ONの検出、および前記接続可能な基地局装置がない場合に前記端末装置の電源をOFFにさせる電源制御手段を設ければ、前記(8)の手段のような制御が可能となり、待機電力の消費を防ぐことができる。
また、前記端末装置は、たとえば、無線LAN機能を備えるノートブック型PCやPDAのような携帯型のコンピュータと、前記コンピュータに前記(1)乃至(8)の手段のような制御方法を実行させる制御プログラムによっても実現することができる。
このとき、前記制御プログラムは、たとえば、磁気的または電気的、あるいは光学的な記録媒体に、前記コンピュータでの読み取りが可能な状態で記録して提供することもできるし、たとえば、インターネット等のネットワークを利用して提供することもできる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の端末装置の制御方法では、前記端末装置が基地局ごとの接続処理や認証情報を含むプロファイルを複数有し、各プロファイルには実行するプログラム情報が複数登録されている。また、各プロファイルには優先度が指定されている。このとき、前記端末装置は、プログラムの起動タイミング、プロファイル間の優先順位などの情報に応じた動作をし、たとえば、複数のプロファイルに同一プログラムが登録されている場合、実行すべきプログラムがない場合などに、無駄な動作を行わないようにする。
図1乃至図3は、本発明による一実施例の無線通信システムの概略構成を示す模式図であり、図1はシステムの構成例を示す図、図2は端末装置の機能ブロック構成を示す図、図3はプロファイルの一例を示す図である。
図1において、1は端末装置、2Aは第1ネットワーク、201Aは第1ネットワークに属する基地局装置(無線基地局)、202Aは第1ネットワークに属するサーバ、2Bは第2ネットワーク、201Bは第2ネットワークに属する基地局装置(無線基地局)、202Bは第2ネットワークに属するサーバである。また、図2において、101はハードウェア、102はOS、103は接続後に実行するプログラム、104は制御プログラム(ミドルウェア)、105はプロファイル保持手段、106は履歴保持手段である。
本実施例の無線通信システムは、図1に示すように、無線通信が可能な端末装置1と、前記端末装置1が接続することが可能な基地局装置を備える2つのネットワーク2A,2Bからなる。なお、本実施例では、説明を簡単にするために第1ネットワーク2Aと第2ネットワーク2Bの2つのネットワークが存在する場合を例に挙げているが、これに限らず、3つ以上の複数のネットワークが存在していても構わない。
本実施例の無線通信システムにおいて、前記端末装置1は、たとえば、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aとの間で無線通信によりコネクションを確立した後、前記基地局装置201Aを介して、前記第1ネットワークのサーバ202Aと接続し、プログラムを実行することが可能であるとする。同様に、前記端末装置1は、たとえば、前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201Bとの間で無線通信によりコネクションを確立した後、前記基地局装置201Bを介して、前記第2ネットワーク2Bのサーバ202Bと接続し、プログラムを実行することも可能であるとする。
また、前記端末装置1は、たとえば、無線LAN等の無線通信機能を備えたノートブック型PCやPDAのような装置(コンピュータ)であり、前記基地局装置201A,201Bへの接続の制御およびプログラムの実行制御は、前記端末装置1上で実行される制御プログラム(ソフトウェア)によって行われる。以下、前記制御プログラムと、前記基地局装置201A,201Bに接続した後に実行するプログラムと区別するために、前記制御プログラムをミドルウェアと呼ぶ。
このとき、前記端末装置1におけるソフトウェアの機能ブロック図は、たとえば、図2に示すように、ハードウェア101およびオペレーティングシステム(OS)102、接続後に実行されるプログラム103、前記ミドルウェア104からなる。ここで、前記OS102は、前記ハードウェア101を直接的に制御する機能があり、たとえば、図2に示すように、電源スイッチのON/OFFを制御する電源制御部や、無線通信手段の動作を制御する通信制御部を有する。
また、本発明の制御方法を実現するミドルウェア104は、たとえば、前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記プロファイルのネットワークIDとを比較して接続可能な基地局装置の有無を判定するとともに、接続可能な基地局装置がある場合に、前記プロファイルの優先度にしたがって前記基地局装置との接続処理を行う接続制御機能と、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルに基づいてプログラムの実行制御、およびプログラムの終了を検出するプログラム制御機能と、前記端末装置の電源ONの検出、および前記接続可能な基地局装置がない場合に前記端末装置の電源をOFFにさせる電源制御機能と、前記プロファイル保持手段に保持されたプロファイルに基づいて、前記各制御手段の管理、プロファイル処理の優先制御、スケジュール管理を行う全体制御機能とを有する。またこのとき、前記全体制御機能は、プロファイル保持手段105のプロファイルの読み込みや、履歴保持手段106への終了ステータス(実行履歴)の保存/読み出し等を行う機能も有する。
また、前記プログラム制御機能は、たとえば、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、実行する必要があるプログラムの有無を判定する機能を備えていてもよい。
また、前記接続制御機能は、たとえば、前記接続可能な基地局装置との接続処理を行う前に、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、前記基地局装置に接続して実行する必要があるプログラムの有無を判定する機能を備えていてもよい。
また、前記プロファイル保持手段105で保持するプロファイルは、たとえば、図3に示すように、プロファイルの優先度、接続するネットワークの識別情報(ネットワークID)、前記ネットワークが端末装置の接続を認証するための認証情報と、前記端末装置が前記ネットワークに接続したときに実行するプログラムの種類や実行間隔等のプログラム実行情報を持つ。そして、前記端末装置1のミドルウェア104は、優先度の高いプロファイルから順に、前記プロファイルの内容にしたがって接続処理およびプログラムの実行処理を行う。
以下、図1乃至図3に示したような構成の無線通信システムにおける端末装置の制御方法について説明する。
図4乃至図7は、本実施例の無線通信システムの端末装置におけるプロファイルの設定方法の一例を示す図であり、図4はプロファイルの設定画面の例を示す図、図5は実行するプログラムおよび実行頻度等を設定する画面の例を示す図、図6は接続するネットワーク(基地局装置)を設定する画面の例を示す図、図7は認証情報および認証方法等を設定する画面の例を示す図である。
本実施例の無線通信システムでは、まず、前記端末装置において、たとえば、図3に示したようなプロファイルを設定する。前記端末装置で前記プロファイルを設定する時には、たとえば、図4に示したような画面W1を表示手段(ディスプレイ)に表示し、ユーザが入力手段を用いて、各項目の設定をする。図4に示した例では、プロファイルごとに、SSIDや状態が表示されている。また、各プロファイルでの接続処理を実施するかどうかを、各プロファイル名の左側のチェックボックスで指定できる。各プロファイルの優先順位は、プロファイルを選択し「▲」「▼」ボタンで上下に移動させることにより指定できる。
また、図4に示した画面W1において、「新規」ボタンを押下すると、新たにプロファイル設定画面が開き、プロファイルを新規作成できる。また、既存のプロファイルを選択し「編集」ボタンを押下することにより、プロファイルを修正することも可能である。「削除」ボタンで、プロファイルを削除することもできる。
また、図4に示した画面W1において、「接続」ボタンを押下すると、単純に、最も優先度の高いプロファイルで接続処理を行ない、プログラムは実行せず、接続状態を維持する。「切断」ボタンを押下すると、接続断あるいは接続処理の中止を行なう。「接続・アプリ実行」ボタンを押下すると、すぐに、高優先度のプロファイルから順次、接続処理・プログラム自動実行を実施する。なお、全プロファイル実施後、自動的にサスペンド(電源OFF)させるかどうかの指定を、画面下部のチェックボックスで指定できる。「サスペンド・アプリ実行」ボタンを押下すると、直後に端末装置がサスペンドする。次に端末装置が起動したときに、自動的に、高優先度のプロファイルから順次、接続処理・プログラム自動実行を実施し、再びサスペンドする。
ここで、「サスペンド・アプリ実行」ボタン押下によるサスペンド後、端末装置を起動させるトリガとして、外部装置による自動起動が考えられる。たとえば、無線LANのサービスエリアに入ると無線LANの電波を検出し自動的に端末装置の電源をONにできるような外部装置である。これにより、ユーザが端末装置を操作することなく、サービスエリアに入ると自動的に端末装置において必要なプログラムの自動実行を行ない、自動的に電源をOFFにすることが可能となり、消費電力が削減される。
なお、「接続・アプリ実行」ボタンおよび「サスペンド・アプリ実行」ボタンを押下すると、プログラムの自動実行状況を示す画面が新たに開き、画面上で処理停止を命令するボタンを押下することにより、自動実行を停止し、図4の画面W1に戻ることも可能であるとする。
また、図4に示したような画面W1で「新規」、あるいは「編集」ボタンを押下すると、たとえば、プロファイルの詳細な設定を行う画面に表示が切り替わる。前記詳細な設定を行う画面は、たとえば、3つの画面で構成され、まず、図5に示したような、プログラム設定画面W2aが表示される。図5に示した画面W2aでは、プログラム実行情報を設定し、たとえば、優先度の高いプログラムから順に画面の上部から設定する。この設定では、プログラムごとに、実行予約の有無をチェックボックスで指定し、また、各プログラムの実行頻度を指定可能とする。ここで「毎回」を指定すると、接続した直後に必ず毎回プログラムを実施することを意味する。「1回」は、1回のみプログラムを実施し、それ以外では、プログラムの実行間隔を指定する。
ここで、異なるプロファイルで同じプログラムが指定されている場合、次のように処理する。たとえば、プロファイル1で、プログラムAを登録し、頻度を30分間隔とする。このとき、プロファイル2でもプログラムAを登録した場合、頻度は自動的にプロファイル1に連動し、30分間隔となる。このとき、ユーザの要求条件としては、プロファイル1かプロファイル2のいずれかでプログラムAが実行できればいいということになる。つまり、プロファイル1でプログラムAを実行後、プロファイル2で接続しても、30分経過していなければプログラムAは実行しない。両方のプロファイルで順次プログラムAを実行したい場合、頻度を「毎回」に設定する必要がある。
前記プログラム実行情報の設定を行って、たとえば、図5に示した画面W2aの下端にある「NW」のタブを押下すると、図6に示したようなNW設定画面W2bに切り替わる。この画面では、SSIDなどの各種ネットワーク関連パラメータが設定される。SSIDに関しては、図4に示したように、異なるプロファイルで同じSSIDを設定することも可能とする。またこのとき、図6に示した画面W2bの下端にある「アプリ」のタブを押下すると、図5に示したような画面W2aに戻る。
前記プログラム実行情報の設定、NW設定を行って、たとえば、図6に示した画面W2bの下端にある「認証」のタブを押下すると、図7に示したような認証設定画面W2cに切り替わる。この画面W2cでは、ID・パスワードなどの認証情報が設定される。またこのとき、図7に示した画面W2cの下端にある「アプリ」のタブを押下すると、図5に示したような画面W2aに戻り、「NW」のタブを押下すると、図6に示したような画面W2bに戻る。
そして、図5乃至図7の画面W2a,W2b,W2cの指示に従って各項目の設定を行い、各画面の右上に表示されている「OK(閉じる)」を意味するボタンを押下すると、プロファイルの作成/編集が終了し、たとえば、図4に示したような画面W1に戻る。
本実施例の端末装置1は、以上のような手順で登録されたプロファイル構成により、一つのSSIDに対して、異なる認証情報で認証処理を行ない、異なるプログラムを自動実行させることが可能となる。
図8は、本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順を示すフロー図である。
前記図4乃至図7に示したような設定画面にしたがってプロファイルを登録した端末装置1を用いて、ネットワークに属する基地局装置と無線接続し、プログラムを実行する時には、まず、図8に示すように、周辺基地局装置を検索する(ステップ301)。前記ステップ301は、図2に示した前記ミドルウェア104の全体処理機能および接続制御機能、前記OS102の通信制御部、前記ハードウェア101の無線通信手段により行う。そして、基地局装置を検出した場合、登録済のプロファイルと照合し、前記端末装置1が接続可能な基地局装置、言い換えると登録済のプロファイルに含まれるSSIDの基地局装置であるか否かの判定をする(ステップ302)。このとき、接続可能な基地局装置が1つも検出されなければ、図8に示したように、処理を終了する。
一方、前記端末装置1が接続可能な基地局装置が検出された場合、該当するSSIDを持つプロファイルに沿った接続処理を行う(ステップ303)。このとき、該当するプロファイルが複数であれば、各プロファイルの優先度を比較し、優先度の高いプロファイルから順に接続処理を行なう。
前記ステップ303の接続処理では、まず無線コネクションの確立と認証処理を実行する。そして、コネクションの確立および認証処理が成功したか確認する(ステップ304)。このとき、コネクションの確立または認証処理に失敗したならば、たとえば、図8に示したように、ステップ301に戻り、次のプロファイルの接続処理を行なう。なお、図8に示した例ではステップ301に戻っているが、これに限らず、ステップ303に戻ってもよい。
一方、コネクションの確立および認証処理に成功した場合、そのプロファイルに登録されているプログラムを、指定された順序で順次実行する。ここでまず、各プログラムについて、実行の要否を判断する(ステップ305,ステップ306)。前記ステップ305,ステップ306では、前回実行時の終了ステータスが異常であるか、または指定タイミングが、接続直後に毎回実行するようになっているか、または前回終了時から指定時間経過している場合、実行が必要であるとみなす。そして、実行が必要であると判定されたプログラムを実行する(ステップ307)。実行後、正常終了/異常終了の区別を、終了ステータスとして記憶する。また、終了日時を記憶する。ここで、異常終了した場合、終了日時は更新しないこととする。
前記ステップ307で実行したプログラムが終了し、終了ステータスの記憶を行うと、前記ステップ305,ステップ306に戻り、他の実行する必要があるプログラムの有無を判定し、実行する必要があるプログラムがあれば、順次実行する。
こうして、プロファイルに登録された全プログラムの判定/実行が終わると、たとえば、図8に示したように、次のプロファイルの処理に進む。全プロファイルについて処理が終了した場合、すなわち接続可能な基地局が検出されなくなった場合、処理を終了する。
以上のような手順で、プロファイルに沿った接続処理およびプログラムの実行処理を行うことで、処理を行うプロファイルが複数の場合に、各プロファイルの優先度にしたがい能動的(自動的)に接続処理およびプログラム実行処理ができる。
また、基地局装置に接続した後、前記ステップ305,ステップ306で実行する必要があると判定されたプログラムのみを実行するので、従来のような無駄なプログラムの実行による電力の浪費を低減することができる。
図9は、本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順の第1の応用例を示すフロー図である。
図8に示したような手順で端末装置1の接続処理およびプログラムの実行処理を行った場合、接続した時点で実行する必要のないプログラムは実行しないので、プログラム実行処理における無駄な動作を省略することができる。しかしながら、仮に、全てのプログラムが実行する必要はないと判定された場合、実行するプログラムがないにもかかわらず、基地局装置への無線接続を行うという無駄な動作が生じ、無駄な電力が浪費される。
そこで、前記端末装置1において接続処理およびプログラム実行処理を行う時には、図9に示すように、前記ステップ303の接続処理を行う前に、実行する必要があるプログラムの有無を確認する(ステップ308)ことが好ましい。図9において、ステップ301乃至ステップ307は、図8に示したステップ301乃至ステップ307と同じ処理を行うため、各ステップの処理内容については省略する。
また、前記ステップ308は、ステップ305,ステップ306の判定処理と同様の処理で、現時点で実行が必要なプログラムが1つ以上あるかどうか判断を行なう、つまり、前回実行時の終了ステータスが異常であるか、または指定タイミングが、接続直後に毎回実行するようになっているか、または前回終了時から指定時間経過しているプログラムが1つでもあれば、接続処理を行なうが、すぐに実行が必要なプログラムがなければ、接続処理を行なわず次のプロファイルの処理を行なう。
このように、基地局装置に接続する前に、実行するプログラムの有無を確認し、実行する必要があるプログラムがある場合にのみ接続処理(ステップ303)以降の処理を実行することにより、実行するプログラムがない場合でも接続処理を行うという無駄な動作を防ぐことができ、電力の浪費をさらに低減することができる。
図10は、本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順の第2の応用例を示すフロー図である。
図8または図9に示したような手順で端末装置1の接続処理およびプログラムの実行処理を行った場合、不要なプログラムの実行処理や基地局装置への接続処理を行わないようにし、電力の浪費を低減している。しかしながら、図8または図9に示したような処理手順では、処理終了後、電源がONのまま何もしない状態が続くため、電力を無駄に消費することになる。
そこで、前記端末装置1において接続処理およびプログラム実行処理を行う時には、たとえば、図10に示すように、前記ステップ302で接続可能な基地局装置が検出されなかった場合、電源をOFFにする(ステップ309)ようにすることが好ましい。なお、前記ステップ302では、基地局装置自体が検出されなかった場合に加え、検出された基地局装置に関するプロファイルの処理が全て終了している場合を、基地局装置が検出されなかったとする。また、図10において、ステップ301乃至ステップ308は、図9に示したステップ301乃至ステップ308と同じ処理を行うため、各ステップの処理内容については省略する。
またこのとき、ステップ309では、電源を完全にOFFにする代わりにスタンバイあるいはサスペンドと呼ばれる状態にしてもよい。この場合、スタンバイあるいはサスペンド状態に移行した後、電源ONにする(ステップ310)と、移行する直前の状態で復帰するため、図10に示したように、最初(ステップ301)から処理を再開することも可能である。このようにすることで、次にプログラムを実行する時刻までの待機中の無駄な動作による電力の浪費を低減しつつ、電源ON(復帰)後に同じ動作を繰り返すことが可能となる。
次に、図8乃至図10に示したような処理手順による端末装置の制御方法の具体例および作用効果について説明する。
図11乃至図13は、本実施例の無線通信システムの適用例および作用効果を説明するための模式図であり、図11および図12は基地局装置への接続を切り替えて2つのプログラムを実行する場合の動作を示す図、図13は1つの基地局装置で接続を切り替えて2つのプログラムを実行する場合の動作を示す図である。
本実施例の無線通信システムの適用した場合の作用効果の例として、まず、下記(1−1),(1−2),(1−3)のような要求条件(第1の要求条件)の制御について説明する。
(1−1)第1のネットワークの基地局装置に接続し、プログラムAを実行する。
(1−2)第2のネットワークの基地局装置に接続し、プログラムBを実行する。
(1−3)第1のネットワークの基地局装置と第2のネットワーク2の基地局装置の両方が検出されたときには、(1−1)(1−2)の優先度で順次実施する。
本実施例の無線通信システムにおいて、前記第1の要求条件を満たしたい場合、前記端末装置1には、たとえば、図11に示すように、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201AのSSID,関連パラメータ(認証情報),プログラム実行情報(プログラムA)を設定したプロファイル1と、前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201BのSSID,関連パラメータ(認証情報),プログラム実行情報(プログラムB)を設定したプロファイル2を登録しておく。またこのとき、前記プロファイル1の優先度を1とし、前記プロファイル2の優先度を2としておく。
このとき、前記端末装置1において、接続可能な基地局装置として、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aおよび前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201Bが検出された場合、それぞれに対応するプロファイル1およびプロファイル2が実行される。またこのとき、前記プロファイル1の優先度が高いので、前記端末装置1は、まず、図11に示すように、前記プロファイル1に沿って前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aとの接続処理を行い、プログラムAを実行する。
そして、前記プログラムAが終了すると、前記端末装置1では、たとえば、図8に示したように、最初(ステップ301)の処理に戻り、接続可能な基地局装置として、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aおよび前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201Bを再び検出する。ただし、前記端末装置1は、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aと接続済みであり、プロファイル1の処理はすでに済んでいるので、今度は、図12に示すように、優先度が2の前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201Bに関するプロファイル2の接続処理が行われ、プログラムBが実行される。
本実施例の無線通信システムでは、前記プログラムAが終了したことを契機に、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aから前記第2ネットワーク2Bの基地局装置201Bへの接続の切り替えが、能動的(自動的)に行われる。そのため、従来の特許文献1や特許文献2に記載された方法のように、ユーザがプログラムAの終了を確認し、手動で接続先を切り替えるといったような操作を行わなくてもよい。その結果、ユーザの利便性が向上する。
また、本実施例の無線通信システムは、たとえば、図13に示すように、前記第1ネットワーク2Aと第2ネットワーク2Bの間でローミング接続を可能とする設定がなされている場合にも適用可能である。
従来の、たとえば、前記特許文献1に記載された無線通信システムでは、SSID(基地局装置)ごとに1つのプロファイルが作成されており、周囲で検出された基地局からプロファイルが自動的に1つ選択され、そのプロファイルに従って接続処理を行ない、プログラムを自動的に実施し、そこで処理が終了する。そのため、たとえば、図13に示したようなローミング接続が可能であっても、前記第2ネットワーク2Bに接続してプログラムBを実行する場合、前記第2ネットワーク2Bに属する基地局装置201Bに接続し直さなければならなかった。
一方、本実施例の無線通信システムでは、ローミングを考慮し、1つのSSIDに対して複数のプロファイルを定義することができる。つまり、たとえば、図13に示すように、前記第2ネットワーク2Bに接続して実行するプログラムBのプロファイル2において、前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201AのSSID,第2ネットワーク2Bに対する認証情報(関連パラメータ)を設定することが可能である。このようにすると、プロファイル1で第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aへの接続処理を行ない、プログラムAを実行した後、すぐにプロファイル2で、異なる認証情報を用いて前記第1ネットワーク2Aの基地局装置201Aを介した第2ネットワーク2Bへのローミング接続を行ない、異なるプログラムBを実行させることが可能である。
以上説明したように、本実施例の無線通信システムによれば、端末装置における接続処理の属性を示したプロファイルの構成を柔軟な形にすることにより、基地局装置から報知されるネットワークIDごとに、異なる認証情報で接続処理を行ない、異なるプログラムを実行することが可能となるなど、複雑な要求条件に対応できるようになる。また、複数のプロファイルの接続処理とプログラムの自動実行を効率的に行なうことにより、処理の自動化によるユーザの利便性の向上、および消費電力の削減を実現させることが可能となる。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
本発明による一実施例の無線通信システムの概略構成を示す模式図であり、システムの構成例を示す図である。 本発明による一実施例の無線通信システムの概略構成を示す模式図であり、端末装置の機能ブロック構成を示す図である。 本発明による一実施例の無線通信システムの概略構成を示す模式図であり、プロファイルの一例を示す図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置におけるプロファイルの設定方法の一例を示す図であり、プロファイルの設定画面の例を示す図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置におけるプロファイルの設定方法の一例を示す図であり、実行するプログラムおよび実行頻度等を設定する画面の例を示す図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置におけるプロファイルの設定方法の一例を示す図であり、接続するネットワーク(基地局装置)を設定する画面の例を示す図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置におけるプロファイルの設定方法の一例を示す図であり、認証情報および認証方法等を設定する画面の例を示す図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順を示すフロー図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順の第1の応用例を示すフロー図である。 本実施例の無線通信システムの端末装置における接続処理およびプログラム実行処理の手順の第2の応用例を示すフロー図である。 本実施例の無線通信システムの適用例および作用効果を説明するための模式図であり、基地局装置への接続を切り替えて2つのプログラムを実行する場合の動作を示す図である。 本実施例の無線通信システムの適用例および作用効果を説明するための模式図であり、基地局装置への接続を切り替えて2つのプログラムを実行する場合の動作を示す図である。 本実施例の無線通信システムの適用例および作用効果を説明するための模式図であり、1つの基地局装置で接続を切り替えて2つのプログラムを実行する場合の動作を示す図である。
符号の説明
1…端末装置
101…ハードウェア
102…OS
103…接続後に実行するプログラム
104…制御プログラム(ミドルウェア)
105…プロファイル保持手段
106…履歴保持手段
2A…第1ネットワーク
201A…第1ネットワークに属する基地局装置
202A…第1ネットワークに属するサーバ
2B…第2ネットワーク
201B…第2ネットワークに属する基地局装置
202B…第2ネットワークに属するサーバ

Claims (18)

  1. 無線通信用の基地局装置を備える1つ以上のネットワークと、前記基地局装置との間で無線通信を行うことでネットワークに接続し、あらかじめ定められたプログラムを実行することが可能な端末装置とからなる無線通信システムにおいて、前記端末装置と前記基地局装置との無線接続の制御および前記プログラムの実行制御を行う端末装置の制御方法であって、
    前記端末装置に、接続する基地局装置のネットワークID、および接続後に実行するプログラムの実行情報を含むプロファイルを、優先度を指定して登録するステップと、
    前記端末装置が、外部からの開始トリガにより、前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記端末装置に登録されたネットワークIDを比較して、接続可能な基地局装置の有無を判定するステップと、
    前記接続可能な基地局装置がある場合に、指定されたプロファイルの優先度にしたがって基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップとを有することを特徴とする端末装置の制御方法。
  2. 前記外部からの開始トリガは、マン・マシン・インタフェースからの入力、あるいは前記端末装置の電源ONであることを特徴とする請求項1に記載の端末装置の制御方法。
  3. 前記プロファイルを登録するステップは、前記プログラムの実行情報として、1つ以上のプログラム、前記プログラムの実行順序、各プログラムの実行タイミングを登録し、
    前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、前記プログラムの実行順序にしたがい、各プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップを有し、実行する必要があると判定された場合はプログラムを実行し、実行する必要がないと判定された場合はプログラムを実行せずに次の処理に移ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末装置の制御方法。
  4. 前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、各プログラムを実行した後、プログラムが正常に終了したか否かと、終了時刻を含む終了ステータスを実行履歴として保存するステップを有することを特徴とする請求項3に記載の端末装置の制御方法。
  5. 前記プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップは、プログラムの実行タイミングが接続直後または接続するたびである場合、あるいは実行タイミングがあらかじめ定められた時間間隔であり、かつ前記終了ステータスの終了時刻から前記時間間隔が経過している場合、もしくは前記終了ステータスが異常終了を示している場合のいずれかに該当するプログラムは、実行する必要があると判定することを特徴とする請求項4に記載の端末装置の制御方法。
  6. 複数のプロファイルで同一のプログラムが指定されている場合、前記プログラムを実行する必要があるかないかを判定するステップは、前記各プロファイルの終了ステータスのうち、もっとも新しい終了ステータスを用いて判定することを特徴とする請求項5に記載の端末装置の制御方法。
  7. 前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップは、前記基地局装置へ接続する前に、前記プロファイルに含まれるプログラムを実行する必要の有無を判定し、実行する必要があるプログラムがない場合、前記基地局装置への接続は行わないことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の端末装置の制御方法。
  8. 前記各ステップに加え、前記端末装置に、すべてのプロファイルを実行した後に前記端末装置の電源をOFFにするか否か、前記端末装置を起動した時に自動的に処理を実行するか否かを登録するステップを有し、
    電源をOFFにすると登録した場合は、全てのプロファイルについて、接続可能な基地局装置が検出されなくなった時点で前記端末装置の電源をOFFにし、
    前記端末装置を起動した時に自動的に処理を実行すると登録した場合は、前記端末装置の電源がONになった後、前記基地局装置へ接続し、プログラムを実行するステップを最初の処理から再開することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の端末装置の制御方法。
  9. 無線通信用の基地局装置を備える1つ以上のネットワークに、前記基地局装置との間で無線通信を接続し、あらかじめ定められたプログラムを実行することが可能な端末装置とからなる無線通信システムであって、
    前記端末装置は、接続する基地局装置のネットワークID、および接続後に実行するプログラムの実行情報を含む1つ以上のプロファイルを、優先度を指定して保持するプロファイル保持手段と、
    前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記プロファイルのネットワークIDとを比較して接続可能な基地局装置の有無を判定するとともに、接続可能な基地局装置がある場合に、前記プロファイルの優先度にしたがって前記基地局装置との接続処理を行う接続制御手段と、
    前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルに基づいてプログラムの実行制御、およびプログラムの終了を検出するプログラム制御手段と、
    前記プロファイル保持手段に保持されたプロファイルに基づいて、前記各制御手段の管理、プロファイル処理の優先制御、スケジュール管理を行う全体制御手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  10. 前記プログラム制御手段は、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を有し、実行する必要があるプログラムのみを実行することを特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 前記接続制御手段は、前記接続可能な基地局装置との接続処理を行う前に、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、前記基地局装置に接続して実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を有し、実行する必要があるプログラムがない場合は、前記基地局装置への接続処理を行わないことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記端末装置は、前記各手段に加え、前記端末装置の電源ONの検出、および前記接続可能な基地局装置がない場合に前記端末装置の電源をOFFにさせる電源制御手段を備えることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  13. 無線通信用の基地局装置を備える1つ以上のネットワークに、前記基地局装置との間で無線通信を接続し、あらかじめ定められたプログラムを実行することが可能な端末装置であって、
    接続する基地局装置のネットワークID、および接続後に実行するプログラムの実行情報を含む1つ以上のプロファイルを、優先度を指定して保持するプロファイル保持手段と、
    前記基地局装置が報知するネットワークIDと前記プロファイルのネットワークIDとを比較して接続可能な基地局装置の有無を判定するとともに、接続可能な基地局装置がある場合に、前記プロファイルの優先度にしたがって前記基地局装置との接続処理を行う接続制御手段と、
    前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルに基づいてプログラムの実行制御、およびプログラムの終了を検出するプログラム制御手段と、
    前記プロファイル保持手段に保持されたプロファイルに基づいて、前記各制御手段の管理、プロファイル処理の優先制御、スケジュール管理を行う全体制御手段とを備えることを特徴とする端末装置。
  14. 前記プログラム制御手段は、前記接続可能な基地局装置と接続した後、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を有し、実行する必要があるプログラムのみを実行することを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  15. 前記接続制御手段は、前記接続可能な基地局装置との接続処理を行う前に、前記プロファイルのプログラムの実行情報に基づいて、前記基地局装置に接続して実行する必要があるプログラムの有無を判定する手段を有し、実行する必要があるプログラムがない場合は、前記基地局装置への接続処理を行わないことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の端末装置。
  16. 前記各手段に加え、前記端末装置の電源ONの検出、および前記接続可能な基地局装置がない場合に前記端末装置の電源をOFFにさせる電源制御手段を備えることを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載の端末装置。
  17. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の端末装置の制御方法を、コンピュータに実行させる制御プログラム。
  18. 請求項17に記載の制御プログラムが、コンピュータによる読み取りが可能な状態で記録された記録媒体。

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