JP2006108883A - ステレオカメラ付き携帯情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラの回転機構などを用いずに簡易な構成で、ステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とを実現できるステレオカメラ付き携帯情報機器を提供する。
【解決手段】 ステレオカメラ付き携帯情報機器10は、折り畳み可能に連結された上筐体1と下筐体2とを有し、かつ上筐体1の表面に固定されたカメラ4と、下筐体2の背面に固定されたカメラ5とを有している。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向くように、かつカメラ4の光軸C1の方向を下筐体2が遮ることのないように下筐体2には切欠き2aが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステレオカメラ付き携帯情報機器に関するものであって、特に、折り畳み可能に連結された2つの筐体を有し、かつ複数のカメラを有するステレオカメラ付き携帯情報機器に関するものである。
折り畳み可能に連結された2つの筐体を有し、かつ複数のカメラを有する携帯情報機器は、たとえば特開2003−51872号公報または特開平10−108152号公報に開示されている。
特開2003−51872号公報には、折り畳み可能に連結された第1筐体と第2筐体とを有し、第1筐体に第1カメラを有し、かつ第2筐体に第2カメラを有する携帯型通信装置が開示されている。この携帯型通信装置においては、第1筐体と第2筐体とを開いた状態でステレオ立体画像が撮影される。また、ステレオ立体画像の撮影をするために、第1カメラと第2カメラとを、第1筐体および第2筐体のそれぞれに対して回転させるための回転機構が設けられている。
特開平10−108152号公報には、折り畳み可能に連結された装置本体と本体カバーとを有し、かつ本体カバーに設置された2つのCCDカメラを有する腕時計型の携帯情報端末が開示されている。
特開2003−51872号公報 特開平10−108152号公報
特開2003−51872号公報の携帯型通信装置では、第1筐体と第2筐体とを開いた状態でステレオ立体画像が撮影される。このため、2つのカメラの間隔をステレオ立体画像の撮影に適した間隔にするために、第1筐体と第2筐体とを所定角度にする必要がある。このように第1筐体と第2筐体とを所定角度に保持した場合、2つのカメラの光軸を所定方向に向けるために、2つのカメラを回転させる回転機構が必要となる。よって、構成が煩雑となるという問題があった。
また、特開平10−108152号公報の携帯情報端末では、2つのCCDカメラの双方が本体カバーに設置されている。このため、自分撮り(携帯情報端末の操作者が自身を撮影する場合)と、相手撮り(携帯情報端末の操作者が他人などを撮影する場合)とを両立するためには、CCDカメラを本体カバーに対して回転させるための回転機構もしくは特別な機構が必要となる。よって、この場合にも構成が煩雑となるという問題があった。
本発明は、係る点に鑑みてなされたもので、カメラの回転機構などを用いずに簡易な構成で、ステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とを実現できるステレオカメラ付き携帯情報機器を提供することを目的とする。
本発明のステレオカメラ付き携帯情報機器は、第1の筐体と、第2の筐体と、第1のカメラと、第2のカメラとを備えている。第2の筐体は第1の筐体に折り畳み可能に連結されている。第1のカメラは第1の筐体の表面に固定されている。第2のカメラは第2の筐体の背面に固定されている。第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの光軸と第2のカメラの光軸とが同一の方向を向くように、かつ第1のカメラの光軸方向と第2のカメラの光軸方向とを第1の筐体と第2の筐体とが遮ることのないように構成されている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1のカメラと第2のカメラとは、同じ仕様を有している。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの光軸方向と第2のカメラの光軸方向とが平行である。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの設置面と第2のカメラの設置面とが同一面上にある。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとの間隔が6cm以上である。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1のカメラと第2のカメラとの各々は、固定焦点のレンズを有する。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体および第2の筐体の少なくともいずれかに光学ファインダーがさらに備えられている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で第2の筐体が第1のカメラの光軸方向を遮らないように第2の筐体には孔または切欠きが設けられている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で第2の筐体が第1のカメラの光軸方向を遮らないように第1のカメラは第1の筐体の側部に張り出した張り出し部に設けられている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとは、第1の筐体と第2の筐体との連結部に直交する長手方向に並んで配置されている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとは、第1の筐体と第2の筐体との連結部に平行に延びる短手方向に並んで配置されている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体の表面には表示部が設けられており、第2の筐体の表面には操作部が設けられている。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において好ましくは、第1の筐体の表面には操作部が設けられており、第2の筐体の表面には表示部が設けられている。
本発明のステレオカメラ付き携帯情報機器によれば、第1のカメラが第1の筐体の表面に固定されており、かつ第2のカメラが第2の筐体の背面に固定されているため、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの光軸と第2のカメラの光軸とが同一の方向を向くようにすることができる。また、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの光軸方向と第2のカメラの光軸方向とを第1の筐体と第2の筐体とが遮ることのないように構成されているため、第1のカメラと第2のカメラとの双方で撮影することができる。これにより、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとを用いてステレオ立体画像の撮影を行なうことができる。
また、第1のカメラが第1の筐体の表面に固定されているため、この表面がこのステレオカメラ付き携帯情報機器の操作者に対面する側とした場合、第1の筐体と第2の筐体とを開いた状態で、この第1のカメラで操作者が自身を撮影することができ、自分撮りが可能となる。また、第2のカメラが第2の筐体の背面に固定されているため、第1の筐体と第2の筐体とを開いた状態で、この背面が操作者に対面する側とは反対側になるため、操作者以外の第三者などを撮影でき、相手撮りが可能となる。このように第1の筐体と第2の筐体とを開いた状態で、自分撮りと相手撮りとの双方を実現することができる。
また、上記のように第1および第2のカメラの各々を配置し、かつ折り畳みの開閉機構を利用することにより、第1および第2のカメラの各々を筐体に対して回転などさせなくとも、ステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とが可能になる。このため、第1および第2のカメラの各々の回転機構が不要であり、簡易な構成でステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とを実現することができる。
さらに、テレビ電話時などには、自分撮りと相手撮りとを迅速に切り替えることができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1のカメラと第2のカメラとを同じ仕様とすることにより、表示画面での表示画像を立体的に見せることが容易となる。つまり、人間の目は左右の視差から遠近感を得るため、遠近による視差を抽出できないほど左右の画像が大きく異なると表示画像が立体的に見えなくなるが、そのようなことを防止することができる。
なお、本明細書において同じ仕様とは、たとえばカメラの画角(視野角)、撮影画像のサイズ(ピクセルサイズ)、色特性(補色フィルタ/原色フィルタ)、ホワイトバランス特性、単焦点レンズ(ピンホールレンズを含む)、フレームレート、感度(ISO)などが同じであることを意味する。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの光軸方向と第2のカメラの光軸方向とが平行であるため、表示画面での表示画像が立体感を失ったり、不自然な立体感となることを防止することができる。つまり、左右のカメラの光軸方向が平行でなく異なる方向を向いていると、撮影される画像が比較が困難なほど隔たり、水平方向の位置の違いによる視差の抽出が困難になるが、そのようなことを防止することができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラの設置面と第2のカメラの設置面とが同一面上にあるため、第1および第2のカメラの各々の被写体との遠近による視差を抑制でき、表示画面での表示画像を立体的に見せることが容易となる。つまり、第1および第2のカメラによる左右の視差が遠近感となるので、左右の画像が大きく異なると視差を比較できなくなり、立体画像の表示できなくなるが、そのようなことを防止することができる。
なお、カメラあるいはカメラモジュールの位置決めの問題が機構的に解消できな場合には、カメラから取り込んだ画像の上下位置合わせ処理が必要となる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとの間隔が6cm以上であるため、人間の黒目の間隔(通常6cm〜9cm)に近づけることができ、人間の視覚に近似した立体画像を得ることができる。ただし、マクロ撮影の場合には、虫などの小動物の視点同様に第1のカメラと第2のカメラとの間隔を狭める必要がある。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1のカメラと第2のカメラとの各々が固定焦点のレンズを有しているため、近景から中景、遠景に至るすべてにピントが合わせることが容易となる。つまり、近景から中景、遠景に至るすべてにピントが合っていないと、近景の視差と、中景、遠景それぞれの視差との違いを比較しにくく、遠近感/立体感が薄れるが、そのようなことを防止することができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体および第2の筐体の少なくともいずれかに光学ファインダーがさらに備えられているため、この光学ファインダーによりレンズで結像された物体を撮影者が認識することができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で第2の筐体が第1のカメラの光軸方向を遮らないように第2の筐体には孔または切欠きが設けられている。これにより、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとの双方で撮影することができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で第2の筐体が第1のカメラの光軸方向を遮らないように第1のカメラは第1の筐体の側部に張り出した張り出し部に設けられている。これにより、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとの双方で撮影することができる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとは、第1の筐体と第2の筐体との連結部に直交する長手方向に並んで配置されているため、第1のカメラと第2のカメラとを水平方向に並べて配置することが容易となる。
上記のステレオカメラ付き携帯情報機器において、第1の筐体と第2の筐体とを折り畳んだ状態で、第1のカメラと第2のカメラとは、第1の筐体と第2の筐体との連結部に平行に延びる短手方向に並んで配置されているため、第1のカメラと第2のカメラとを水平方向に並べて配置することが容易となる。
また、ステレオ撮影を行い、立体画像を得るためには、2つのカメラの撮影タイミング(フレームタイミング、シャッタータイミング)が同時であることが好ましい。2つのカメラで撮影タイミングが異なると、動きのある被写体の場合、各カメラの画像が大きく異なり、視差から遠近の情報を得ることが困難となる。
また、通常の立体撮影の場合、2つの画像を撮影するカメラの撮影方向は平行であるが、立体近接撮影の場合は、このままでは以下の(A)および(B)の不具合が発生する。
(A)撮影対象物が2つのカメラの画角(撮影視野)に収まりきらず切れてしまう。たとえば一方のカメラの1cm手前に小さな対象物があれば、それは他方のカメラには写らない。
(B)撮影対象物に近づくと、人間の目のように対象物を2つのカメラの視野の中央で捕らえることができない。
このため、立体近接撮影では、2つのカメラの撮影視野を内側よりに振って撮影を行い、撮影時は立体液晶ファインダでリアルタイムに表示し寄り眼の効果を確認できるようにすることが好ましい。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)および折り畳んだ状態の側面図(c)である。
図1を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、上筐体1と、下筐体2と、ヒンジ部3と、カメラ4、5と、表示部6と、操作部7と、スピーカ(受話部)8と、マイク(送話部)9と、背面表示部(図示せず)とを主に有している。
上筐体1と下筐体2とはヒンジ部3で折畳み可能に連結されている。上筐体1の表面(折畳んだ状態で外部から視認できない面)には、カメラ4と、情報を表示するための表示部6と、受話音声を発するためのスピーカ8とが設けられている。下筐体2の表面(折畳んだ状態で外部から視認できない面)には、カメラ5と、情報を入力するためのファンクションキー、テンキーなどの操作部7と、通話用のマイク9とが設けられている。
上筐体1の背面(折畳んだ状態で外部から視認できる面)には、情報を表示するための背面表示部などが設けられている。下筐体2の背面(折畳んだ状態で外部から視認できる面)には、この携帯情報機器10に電力を供給する電池(図示せず)を覆うための電池蓋(図示せず)などが取り付けられている。
上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向くように、かつカメラ4の光軸C1の方向とカメラ5の光軸C2の方向とを上筐体1と下筐体2とが遮ることのないように、この携帯情報機器10は構成されている。
具体的には、下筐体2は、その表面から背面に貫通する切欠き2aを有している。この切欠き2aは、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、カメラ4と対面する位置に設けられている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態においても、下筐体2はカメラ4の光軸C1の方向を遮らないため、カメラ4での撮影が可能となり、かつカメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向く。
カメラ4とカメラ5とは同じ仕様を有することが好ましい。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の光軸C1の方向とカメラ5の光軸C2の方向とが平行であることが好ましい。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5との間隔が6cm以上9cm以下であることが好ましい。また、カメラ4とカメラ5との各々は、固定焦点のレンズを有することが好ましい。
また、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、カメラ4と対面する位置に設けられるのは切欠き2aでなく孔であっても良い。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とは、ヒンジ部3の設置方向(図中矢印A方向)に直交する長手方向(図中矢印B方向)に並んで配置されている。
本実施の形態によれば、カメラ4が上筐体1の表面に固定されており、かつカメラ5が下筐体2の背面に固定されているため、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向くようにすることができる。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の光軸C1の方向とカメラ5の光軸C2の方向とを上筐体1と下筐体2とが遮ることのないように構成されているため、カメラ4とカメラ5との双方で撮影することができる。これにより、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とを用いてステレオ立体画像の撮影を行なうことができる。
また、カメラ4が上筐体1の表面に固定されているため、上筐体1と下筐体2とを開いた状態で、この携帯情報機器10の操作者は表面の表示部6で撮影画像を確認しながら、カメラ4で操作者自身を撮影することができ、自分撮りが可能となる。また、カメラ5が下筐体2の背面に固定されているため、上筐体1と下筐体2とを開いた状態で、操作者は表面の表示部6で撮影画像を確認しながら、背面側の操作者以外の第三者などを撮影でき、相手撮りが可能となる。このように上筐体1と下筐体2とを開いた状態で、自分撮りと相手撮りとの双方を実現することができる。
また、上記のようにカメラ4、5の各々を配置し、かつ折り畳みの開閉機構を利用することにより、カメラ4、5の各々を筐体1、2に対して回転などさせなくとも、ステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とが可能になる。このため、カメラ4、5の各々の回転機構が不要であり、簡易な構成でステレオ立体画像の撮影と、自分撮りおよび相手撮りの双方の撮影とを実現することができる。
さらに、テレビ電話時などには、自分撮りと相手撮りとを迅速に切り替えることもできる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図2を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で下筐体2がカメラ4の光軸C1の方向を遮らないようにカメラ4が上筐体1の側部に張り出した張り出し部1bの表面側に設けられている。また、カメラ5は下筐体2の側部に張り出した張り出し部2bの裏面側に設けられている。この張り出し部1b、2bの各々は、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面することのないような位置に配置されている。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図3を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するように、カメラ4が上筐体1の表面側に突き出した突き出し部1cの表面側に設けられており、下筐体2には切欠き2cが設けられている。この突き出し部1cと切欠き2cとは、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面する位置に配置されている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態では、突き出し部1cが切欠き2c内に嵌まり込み、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するようになる。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上にあるため、カメラ4、5の各々の被写体との遠近による視差を抑制でき、表示画面での表示画像を立体的に見せることが容易となる。つまり、カメラ4、5による左右の視差が遠近感となるので、左右の画像が大きく異なると視差を比較できなくなり、立体画像の表示できなくなるが、そのようなことを防止することができる。
上記の実施の形態1〜3においては、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが、携帯情報機器10の長手方向(図1の矢印B方向)、つまりヒンジ部3の延在方向(図1の矢印A方向)に直交する方向(図1の矢印B方向)に、並んで配置された場合について説明したが、カメラ4とカメラ5とは携帯情報機器10の短手方向(図1の矢印A方向)、つまりヒンジ部3の延在方向(図1の矢印A方向)に、並んで配置されていても良い。カメラ4とカメラ5とが短手方向に並んだ例として以下に実施の形態4〜6について説明する。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図4を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で下筐体2がカメラ4の光軸方向を遮らないようにカメラ4が上筐体1の側部に張り出した張り出し部1bの表面側に設けられている。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図5を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、下筐体2は、表面から背面に貫通する切欠き2aを有している。この切欠き2aは、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、カメラ4と対面する位置に設けられている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態においても、下筐体2はカメラ4の光軸C1の方向を遮らないため、カメラ4での撮影が可能となり、かつカメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向く。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図6を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するように、カメラ4が上筐体1の表面側に突き出した突き出し部1cの表面側に設けられており、下筐体2には切欠き2cが設けられている。この突き出し部1cと切欠き2cとは、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面する位置に配置されている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、突き出し部1cが切欠き2c内に嵌まり込み、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するようになる。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においては、上述した実施の形態1および3と同様の効果を得ることができる。
上記の実施の形態1〜6においては、カメラ4が上筐体1の表面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の裏面側に設けられた場合について説明したが、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられていても良い。カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられた例として以下に実施の形態7〜12について説明する。
(実施の形態7)
図7は、本発明の実施の形態7におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、および折り畳んだ状態の側面図(c)である。
図7を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の長手方向(図中矢印B方向)に並ぶように配置されている。上筐体1は、表面から背面に貫通する切欠き1dを有している。この切欠き1dは、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、カメラ5と対面する位置に設けられている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態においても、上筐体1はカメラ5の光軸C2の方向を遮らないため、カメラ5での撮影が可能となり、かつカメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向く。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においては、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態8)
図8は、本発明の実施の形態8におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図8を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の長手方向(図中矢印B方向)に並ぶように配置されている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で上筐体1がカメラ5の光軸C2の方向を遮らないようにカメラ5が下筐体2の側部に張り出した張り出し部2bの表面側に設けられ、カメラ4が上筐体1の側部に張り出した張り出し部1bの裏面側に設けられている。この張り出し部1b、2bの各々は、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面することのないような位置に配置されている。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においては、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態9)
図9は、本発明の実施の形態9におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図9を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の長手方向(図中矢印B方向)に並ぶように配置されている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するように、カメラ5が下筐体2の表面側に突き出した突き出し部2eの表面側に設けられており、上筐体1には切欠き1eが設けられている。この突き出し部2eと切欠き1eとは、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面する位置に配置されている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、突き出し部2eが切欠き1e内に嵌まり込み、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するようになる。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1および3と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態10)
図10は、本発明の実施の形態10におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図10を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で上筐体1がカメラ5の光軸C2の方向を遮らないようにカメラ5が下筐体2の側部に張り出した張り出し部2fの表面側に設けられている。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態11)
図11は、本発明の実施の形態11におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図11を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、上筐体1は、表面から背面に貫通する切欠き1dを有している。この切欠き1dは、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、カメラ5と対面する位置に設けられている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態においても、上筐体1はカメラ5の光軸C2の方向を遮らないため、カメラ5での撮影が可能となり、かつカメラ4の光軸C1とカメラ5の光軸C2とが同一の方向を向く。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においても、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態12)
図12は、本発明の実施の形態12におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。
図12を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、カメラ4、5の配置の様子において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、カメラ4が上筐体1の裏面側に設けられ、カメラ5が下筐体2の表面側に設けられている。上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4とカメラ5とが携帯情報機器10の短手方向(図中矢印A方向)に並ぶように配置されている。また、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するように、カメラ5が下筐体2の表面側に突き出した突き出し部2eの表面側に設けられており、上筐体1には切欠き1eが設けられている。この突き出し部2eと切欠き1eとは、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、互いに対面する位置に配置されている。これにより、上筐体1と下筐体2とを折り畳んだ状態で、突き出し部2eが切欠き1e内に嵌まり込み、カメラ4の設置面とカメラ5の設置面とが同一面上に位置するようになる。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においては、上述した実施の形態1および3と同様の効果を得ることができる。
上記の実施の形態2においてはカメラ4および5の双方が、また実施の形態4においてはカメラ4のみが、張り出し部1b、2bに設けられることにより、上筐体1または下筐体2の側面(張り出し部1b、2bを除く部分の側面)に沿う仮想線1s、2sよりも完全に外側(図2、図4の矢印D方向側)に位置しているが、カメラ4、5の各々はその一部が仮想線1s、2sよりも内側に位置していても良い。図13は、実施の形態2においてカメラ4、5の各々の一部が仮想線1s、2sよりも内側に位置している様子を示している。また図14は、実施の形態4においてカメラ4の一部が仮想線1sよりも内側に位置している様子を示している。上記の図13および図14に示すようにカメラ4、5を配置する場合には、下筐体2がカメラ4の光軸C1を遮らないように、下筐体2には切欠き2gが設けられる。
また同様に、上記の実施の形態8においてはカメラ4および5の双方の一部が、また実施の形態10においてはカメラ5のみの一部が、仮想線1s、2sよりも内側に位置していても良い。
(実施の形態13)
図15は、本発明の実施の形態13におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、および折り畳んだ状態の側面図(c)である。
図15を参照して、本実施の形態のステレオカメラ付き携帯情報機器10は、光学ファインダーをさらに有している点において実施の形態1の構成と異なる。具体的には、光学ファインダー20は、上筐体1と下筐体2とのそれぞれに設けられている。上筐体1に設けられた光学ファインダー20と下筐体2に設けられた光学ファインダー20とは、上筐体1と下筐体2とを折畳んだ状態で、互いに対面する位置に設けられている。これにより、操作者は、上筐体1に設けられた光学ファインダー20と下筐体2に設けられた光学ファインダー20とを通して、レンズで結像された物体を認識することができる。
なお、これ以外の構成要素については、上述した実施の形態1の構成要素とほぼ同じであるため、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態においては、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、光学ファインダー20を用いることにより、操作者がレンズで結像された物体を認識することができる。
なお、図15においては上筐体1の背面に背面表示部21が図示されている。
この背面表示部21は、光学ファインダー20の代わりにファインダ表示させることもできる。この場合には、光学ファインダー20を省略することもできる。
(その他)
上記の実施の形態1〜13の各々においては、携帯情報機器10の各構成要素は、図16のブロック図に示すように電気的に接合されている。つまり、図16を参照して、カメラ4、5と、表示部6と、背面表示部21と、操作部(キーパッド、背面の操作部、およびサイドボタン)と、クラムシェル開閉検出部と、無線通信器とが、制御部に電気的に接続されている。また、無線通信器には、スピーカ(受話器)8と、マイク(送話器)9と、アンテナとが電気的に接続されている。
なお、背面表示部21をファインダ表示させる代わりに、光学ファインダー20を設けることもできるが、この場合には光学ファインダー20はいずれの構成要素とも電気的に接続されない。
また、通常撮影時とステレオ撮影時における動作フローは以下のとおりである。
通常撮影時においては、まずカメラモードを起動する。次に、カメラからの画像を表示部に表示してファインダー表示とする。ユーザから撮影方向変更の操作を操作部で検出した場合は、画像を取得するカメラをカメラ4とカメラ5との間で切り替える。ユーザのシャッター操作を操作部で検出する。カメラからの画像をエンコードして保存する。
また、ステレオ撮影時においては、まずカメラモードを起動する。次に、クラムシェル(上筐体1および下筐体2)の開閉を検出し、閉じていなければ警告画面を表示部6に表示する。次に、クラムシェルが閉じられたら、カメラ4、5の画像からステレオ画像を生成あるいはそのまま、背面表示部21にファインダ画像を表示する。この際、表示デバイスが立体(3D)表示可能なデバイス(視差バリア付きあるいはレンチキュラシート付きの液晶やFPD(Flat Panel Display)など)なら、それらのデバイスの立体表示用のファイルに変換して表示部6に表示する。また、表示デバイスが通常のディスプレイであり、かつ表示領域が充分にあれば、平行法、交差法などで立体視可能なレイアウトに合成して表示する。また、表示デバイスが通常のディスプレイであり、かつ表示領域が平行法や交差法の表示を行なうには狭い場合は、代表として左右どちらか片方の画像を表示する。なお、この場合、ステレオ合成時に使用される範囲にトリミングして表示しても良い。また、背面表示部が小さいなどの理由でファインダ表示に適さない場合には、クラムシェルが閉じた状態で機能する光学ファインダを設けてもよい。次に、操作部のシャッター操作で、カメラ4、5の画像を取得し保存する。保存形式は、(1)左右の画像を個別の画像として保存しても良いし、(2)特定の形式のステレオ画像として合成して保存しても良いし、(3)平行法、交差法などで立体視可能なレイアウトに合成して保存しても良い。次に、保存した画像は、無線通信器を通じて送信あるいはSD(Secure Digital)カードやスマートメディアなどの脱着可能なメモリデバイスに記録して、携帯情報機器10の外部に取り出して利用しても良いし、通信コネクタ経由の有線通信でPC(Personal Computer)などに書き出しても良い。
上記の各実施の形態においては、携帯情報機器10として携帯電話について説明したが、本発明は携帯電話だけでなくクラムシェルタイプで複数のカメラを有する携帯情報機器全般に適用でき、さらに携帯用情報端末(PDA:personal data assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータなどの携帯情報機器に広く適用され得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、折り畳み可能に連結された2つの筐体を有し、かつ複数のカメラを有するステレオカメラ付き携帯情報機器に有利に適用され得る。
本発明の実施の形態1におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)および折り畳んだ状態の側面図(c)である。 本発明の実施の形態2におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態3におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態4におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態5におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態6におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態7におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、および折り畳んだ状態の側面図(c)である。 本発明の実施の形態8におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態9におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態10におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態11におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 本発明の実施の形態12におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、折り畳んだ状態の正面図(c)、および折り畳んだ状態の側面図(d)である。 実施の形態2においてカメラ4、5の各々の一部が上筐体または下筐体の側面よりも内側に位置している様子を示す図である。 実施の形態4においてカメラ4の一部が上筐体の側面よりも内側に位置している様子を示す図である。 本発明の実施の形態13におけるステレオカメラ付き携帯情報機器の構成を概略的に示す開いた状態の正面図(a)、開いた状態の側面図(b)、および折り畳んだ状態の側面図(c)である。 上記の実施の形態1〜13の各々において、携帯情報機器の各構成要素が電気的に接合されている様子を示すブロック図である。
符号の説明
1 上筐体、2 下筐体、1b,2b,2f 張り出し部、1c,2e 突き出し部、1d,1e,2a,2c,2g 切欠き、3 ヒンジ部、4,5 カメラ、6 表示部、7 操作部、8 スピーカ、9 マイク、10 携帯情報機器、20 光学ファインダー、21 背面表示部。

Claims (13)

  1. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に折り畳み可能に連結された第2の筐体と、
    前記第1の筐体の表面に固定された第1のカメラと、
    前記第2の筐体の背面に固定された第2のカメラとを備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラの光軸と前記第2のカメラの光軸とが同一の方向を向くように、かつ前記第1のカメラの光軸方向と前記第2のカメラの光軸方向とを前記第1の筐体と前記第2の筐体とが遮ることのないように構成されている、ステレオカメラ付き携帯情報機器。
  2. 前記第1のカメラと前記第2のカメラとは、同じ仕様を有することを特徴とする、請求項1に記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  3. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラの光軸方向と前記第2のカメラの光軸方向とが平行であることを特徴とする、請求項1または2に記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  4. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラの設置面と前記第2のカメラの設置面とが同一面上にあることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  5. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラと前記第2のカメラとの間隔が6cm以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  6. 前記第1のカメラと前記第2のカメラとの各々は、固定焦点のレンズを有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  7. 前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくともいずれかに光学ファインダーをさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  8. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で前記第2の筐体が前記第1のカメラの光軸方向を遮らないように前記第2の筐体には孔または切欠きが設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  9. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で前記第2の筐体が前記第1のカメラの光軸方向を遮らないように前記第1のカメラは前記第1の筐体の側部に張り出した張り出し部に設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  10. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラと前記第2のカメラとは、前記第1の筐体と前記第2の筐体との連結部に直交する長手方向に並んで配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  11. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを折り畳んだ状態で、前記第1のカメラと前記第2のカメラとは、前記第1の筐体と前記第2の筐体との連結部に平行に延びる短手方向に並んで配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  12. 前記第1の筐体の前記表面には表示部が設けられており、前記第2の筐体の表面には操作部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
  13. 前記第1の筐体の前記表面には操作部が設けられており、前記第2の筐体の表面には表示部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載のステレオカメラ付き携帯情報機器。
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