JP2006107056A - バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置 - Google Patents

バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006107056A
JP2006107056A JP2004291740A JP2004291740A JP2006107056A JP 2006107056 A JP2006107056 A JP 2006107056A JP 2004291740 A JP2004291740 A JP 2004291740A JP 2004291740 A JP2004291740 A JP 2004291740A JP 2006107056 A JP2006107056 A JP 2006107056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
data
image
buses
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004291740A
Other languages
English (en)
Inventor
Daijiro Saito
大二郎 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004291740A priority Critical patent/JP2006107056A/ja
Publication of JP2006107056A publication Critical patent/JP2006107056A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

【課題】独立した複数のバスに対してパフォーマンスを低下させずに共通の記憶装置を使用可能にするバス接続装置およびバス共通記憶装置、画像処理装置を提供する。
【解決手段】1次側に複数のバス131〜134が、2次側にこれら複数のバスの合計以上の転送能力(帯域)を有する1つのバス181が接続され、1次側の複数のバス上のデータを多重化して2次側のバスに送出する多重化機能と、2次側のバス上のデータを逆多重化して1次側の複数のバスに分配して送出する逆多重化機能とを備えた専用バスブリッジ200を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、バスとバスとを接続するバス接続装置、およびこれを利用したバス共通記憶装置、画像処理装置に関する。
デジタル複写機などの画像処理装置では、原稿を読み取る入力装置や電子写真方式の出力装置との間で画像データを入出力する際に、これら入出力装置の動作に追従して画像データを円滑に入出力し得るように、高速の半導体メモリで構成されたバッファメモリが使用される。
また、より大量の蓄積を可能とするために、入力装置からバッファメモリに格納された画像データをハードディスク装置などの大容量記憶装置へ一旦退避し、出力時に退避先からバッファメモリに復帰させるようになっている。
バッファメモリは、ディスプレイ装置その他の入出力装置との間でデータを共有するために、前記入出力装置や制御用CPU、プリントコントローラなどが接続された基幹バスにも接続される。このため、バッファメモリとハードディスク装置との間のデータ転送を上記の基幹バスを通じて行なうと基幹バスへの負担が大きくなり過ぎて、他の制御に対する処理速度が低下してしまう。特にカラー画像を扱う装置では、転送すべきデータ量が多く、上記の問題が顕著になる。
そこで、バッファメモリとハードディスク装置とこれらが接続されたデータ転送用の画像バスとを備えた画像ブロックをカラー画像の基本色毎に設け、各画像ブロックの画像バスと基幹バスとをバスブリッジで接続することにより、バス毎の独立性を確保しつつ基幹バスと画像バスとの間でのデータの受け渡しを可能とした画像処理装置を本出願人は特願2004−32777および特願2004−257077において提案した。
図10は、その構成を示している。各画像ブロック540、550、560、570は、それぞれバッファメモリ542、552、562、572と、各バッファメモリ542、552、562、572へのデータの入出力を制御するメモリコントローラ541、551、561、571と、ハードディスク装置544、554、564、574と、このハードディスク装置へのリード/ライトを制御するストレージコントローラ543、553、563、573とを備えている。バッファメモリ542、552、562、572は対応するメモリコントローラ541、551、561、571の配下に、ハードディスク装置544、554、564、574はそれぞれ対応するストレージコントローラ543、553、563、573の配下に接続されている。
各画像ブロック540、550、560、570において、バッファメモリ542、552、562、572とハードディスク装置544、554、564、574とは、メモリコントローラ541、551、561、571とストレージコントローラ543、553、563、573とその画像ブロックの画像バス531、532、533、534とを介して接続されており、各画像バス531、532、533、534は、PCI−PCIバスブリッジ121、122、123、124を介して基幹バス501aに接続されている。メモリコントローラ541、551、561、571には、入力装置(スキャナ)581および出力装置(プリンタ)582がそれぞれ画像処理部583、584を介して接続されている。
たとえば、原稿の画像を入力装置で読み取ってその複写画像を出力装置から出力する複写動作を実行する際には、入力装置581から入力される画像データは、バッファメモリ542、552、562、572に一旦格納された後、画像バス531、532、533、534を通じて、順次、ハードディスク装置544、554、564、574に転送されて格納される。出力要求があると画像データはハードディスク装置544、554、564、574から読み出され、画像バス531、532、533、534を通じてバッファメモリ542、552、562、572に転送され、このバッファメモリ542、552、562、572から、順次、出力装置582に送出される。
このほかにも、色毎に画像データを蓄積するためのハードディスク装置を備えた画像形成装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−29101号公報
上記のような構成を採用することで、基幹バスに負担を与えることなく各色の画像データの同時・高速な転送が実現される。しかしながら、色別の画像ブロック毎にハードディスク装置を設置しなければならず、装置価格が高騰するとともに、設置に必要な容積が増えて装置の小型化にも影響するという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、独立した複数のバスに対してパフォーマンスを低下させずに共通の記憶装置の使用を可能にするバス接続装置およびバス共通記憶装置、画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、1次側に複数のバスが、2次側に前記複数のバスの合計以上の転送能力を有する1つのバスが接続され、
前記1次側の複数のバス上のデータを多重化して前記2次側のバスに送出する多重化部と、
前記2次側のバス上のデータを逆多重化して前記1次側の複数のバスに分配して送出する逆多重化部と
を有する
ことを特徴とするバス接続装置である。
上記発明によれば、1次側から2次側へデータを橋渡しするときは、1次側に接続された複数のバスから到来するデータを多重化して2次側のバスに送出する。逆に、1次側から2次側へデータを橋渡しするときは、2次側の1つのバスから到来するデータを逆多重化し、1次側の複数のバスに分配して送出する。2次側のバスは1次側に接続される複数のバスの合計以上の転送能力(帯域)を備えているので、1次側の複数のバスと同時にデータを受け渡しすることができる。1次側に接続するバスの数に制限はない。2次側のバスの転送能力(帯域)は、1次側のバスに比べてバス幅の拡張、動作周波数(転送サイクル)をN倍化、およびこれらの組み合わせなどで確保される。多重化、逆多重化の方法は、1次側のバスと2次側のバスとのバス幅や転送サイクルの違いに応じて設定すればよい。
請求項2に係わる発明は、前記逆多重化部は、前記多重化部で多重化された多重化後のデータを逆多重化するとともに、逆多重化後の各データをそれぞれ多重化前の元のバスに分配して送出する
ことを特徴とする請求項1に記載のバス接続装置である。
上記発明によれば、1次側から2次側に送出した多重化後のデータを、2次側から1次側に逆多重化して戻すとき、この逆多重化によって分解された後の各データはそれぞれ多重化前の元のバスに分配される。1次側の複数のバスから到来するデータを多重化する手順と、2次側のバスから到来するデータを逆多重化する手順とを可逆的に構成すればよい。このほか、多重化したデータにその到来元のバスを判別するための情報を付加しておき、その情報に基づいて逆多重化時の分配先を定めるように構成してもよい。
請求項3に係わる発明は、請求項1に記載のバス接続装置と、
前記2次側のバスに接続される記憶装置を制御する記憶装置制御部と、
を備え、
データ格納時は、
前記多重化部が、前記1次側の複数のバス上のデータを多重化して2次側のバスに送出し、前記記憶装置制御部が前記記憶装置に前記多重化後のデータを記憶させ、
データ読出時は、
前記記憶装置制御部が前記記憶装置に、記憶されている前記多重化後のデータを前記2次側のバスに送出させ、前記逆多重化部が、前記多重化後のデータを逆多重化しかつ逆多重化後の各データをそれぞれ多重化前の元のバスに分配して送出する
ことを特徴とするバス共通記憶装置である。
上記発明によれば、1次側の複数のバスから到来するデータを多重化して2次側の記憶装置に格納し、この記憶装置に格納されている多重化後のデータを逆多重化して多重化前の元のバスに分配して送出することが可能になる。すなわち、1次側に接続された複数のバスに対して各バスのパフォーマンスを低下させずに1つの記憶装置の共用が可能になる。記憶装置には、2次側のバスに要求される転送能力を満たす入出力速度を備えたものが採用される。
請求項4に係わる発明は、前記2次側のバスに接続された前記記憶装置を有する
ことを特徴とする請求項3に記載のバス共通記憶装置である。
請求項5に係わる発明は、複数の基本色で形成されるカラー画像を扱う画像処理装置において、
基本色の画像データが転送される複数の画像バスと、
1次側に前記複数の画像バスが接続された請求項4に記載のバス共通記憶装置と
を有する
ことを特徴とする画像処理装置である。
上記発明によれば、データ格納時は、1次側に接続された複数の画像バスからそれぞれ到来する基本色の画像データをバス接続装置で多重化して2次側の1つの記憶装置に格納し、データ読出時は、2次側の記憶装置に格納されている多重化後のデータを読み出し、これをバス接続装置で逆多重化し、1次側の各画像バスにそのバスに対応する色の画像データを分配して送出する。各画像バスは1つの基本色の画像データのみを扱うものでも、2以上の基本色を扱うものでもよい。
請求項6に係わる発明は、前記複数の画像バスをそれぞれ基幹バスにバスブリッジを介して接続した
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、画像バス毎の独立性を確保しつつ基幹バスと画像バスとの間でのデータの受け渡しが可能になる。
請求項7に係わる発明は、前記画像バスにはそれぞれ、基本色の画像データを外部装置との間で入出力するためのバッファメモリが接続されており、
前記バス共通記憶装置は、
データ格納時には、各画像バスに接続されているバッファメモリから同時に画像データを読み出し、これらを多重化して前記2次側の記憶装置に記憶し、
データ読出時には、多重化された画像データを前記記憶装置から読み出してこれを逆多重化し、逆多重化後の画像データを前記各画像バスに分配して送出し、それぞれの画像バスに接続されているバッファメモリに同時に書き込む
ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、外部装置との円滑な画像データの入出力がバッファメモリにより確保される。外部装置には、原稿の読取装置や、印刷装置などがある。
本発明に係わるバス接続装置、バス共通記憶装置、画像処理装置によれば、独立した複数のバスに対して各バスの転送パフォーマンスを低下させることなく、1つの記憶装置をこれら複数のバスで共用することが可能になる。
バス接続装置の1次側に接続される複数の画像バスをそれぞれ基幹バスにバスブリッジを介して接続したものでは、基幹バスと画像バスとの間でのデータの受け渡しを可能にしつつ、複数の画像バスでの同時・高速なデータ転送が基幹バスに負担を与えずに実現され、さらに各画像バスのパフォーマンス低下を招くことなく複数の画像バスで1つの記憶装置を共用することができる。
1次側の各画像バスに設けたバッファメモリと2次側の記憶装置との間でデータ転送するものでは、外部装置との円滑な画像データの入出力をバッファメモリによって確保しつつ、上記の効果を得ることができる。また、記憶装置の共用により、装置価格の抑制および装置の小型化にも貢献する。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係わる画像処理装置としてのカラー画像形成装置10の概略構成を示す断面図である。カラー画像形成装置10は、カラーデジタル複写機と称される装置であり、原稿画像をカラーで読み取り、その複製のカラー画像を用紙上に形成して出力する機能を備えている。
カラー画像形成装置10は、自動原稿送り装置20と、読取部30と、プリンタ部40とから構成される。自動原稿送り装置20は、原稿載置トレイ21に積載された原稿2を1枚ずつ読取部30の読取箇所に送り込み、読み取りが済んだ原稿を排紙トレイ27に排出する機能を果たす。また両面原稿については、片面読み取り後、表裏を反転して再び読取部30へ送り込む機能を備えている。
自動原稿送り装置20は、原稿載置トレイ21に積載された原稿を最上部から順に送り出す給紙ローラ22と、原稿の読取箇所であるコンタクトガラス31に原稿を密着させながら通過させるための密着ローラ23と、給紙ローラ22によって送り込まれた原稿を密着ローラ23に沿って案内する案内ローラ24とを備えている。また、コンタクトガラス31を通過した原稿の進行方向を切り替える切替爪25と、両面原稿の表裏を反転させるための反転ローラ26と、読み取りの完了した原稿が排出される排紙トレイ27などを有している。
読取部30は、原稿をカラーで読み取る機能を有する。詳細には、イエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)とブラック(K)の4つの基本色について色別の画像データを出力するようになっている。
読取部30は、光源33とミラー34とからなる露光走査部35と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を色別に出力するカラー方式のラインイメージセンサ36と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ36へ集光する集光レンズ37と、露光走査部35のミラー34からの反射光をラインイメージセンサ36へ導くための光学経路を形成する各種のミラー38とを備えている。
自動原稿送り装置20によって送り込まれた原稿を読み取るときは、露光走査部35がコンタクトガラス31の下方の読取箇所へ移動して停止し、その上を密着ローラ23によって搬送されて移動する原稿を読み取るようになっている。プラテンガラス32上に載置された原稿を読み取る場合には、プラテンガラス32の下面に沿って左から右へと露光走査部35が移動して静止状態の原稿を読み取るようになっている。
プリンタ部40は、電子写真方式を利用したタンデム方式のカラープリンタである。プリンタ部40は、無端ベルト状の中間転写ベルト41と、中間転写ベルト41上にそれぞれ単一色の画像を形成する複数の像形成ユニット50Y、50M、50C、50Kと、転写紙を給紙する給紙部70と、給紙された転写紙を搬送する搬送部80と、定着装置42とを備えている。
像形成ユニット50Yは、イエロー(Y)色の画像を中間転写ベルト41上に形成し、像形成ユニット50Mは、マゼンタ(M)色の画像を中間転写ベルト41上に形成する。像形成ユニット50Cは、シアン(C)色の画像を中間転写ベルト41上に形成し、像形成ユニット50Kは、ブラック(K)色の画像を中間転写ベルト41上に形成する。
像形成ユニット50Yは、静電潜像が形成される円筒状の感光体ドラム51Yと、その周囲に配置された帯電装置52Yと、現像装置53Yと、クリーニング装置54Yとを有する。また、レーザーダイオードと、ポリゴンミラーと、各種レンズおよびミラーなどで構成されたレーザーユニット55Yとを備えている。
感光体ドラム51Yは、図示省略の駆動部に駆動されて一定方向(図中の矢印A方向)に回転し、帯電装置52Yは、感光体ドラム51Yを一様に帯電させる。レーザーユニット55Yは、Y色の画像データに応じてオンオフされるレーザー光を感光体ドラム51Yに照査して、感光体ドラム51Y上に静電潜像を形成する。現像装置50Yは、この静電潜像をイエロー色のトナーによって顕像化し、このトナー像は、中間転写ベルト41と接触する箇所で中間転写ベルト41に転写される。クリーニング装置54Yは、転写後に感光体ドラム51Yの表面に残留するトナーをブレードなどで擦って除去し回収する機能を果たす。
像形成ユニット50Mおよび像形成ユニット50C、像形成ユニット50Kは、トナーの色が相違することと、それぞれの色に対応する画像データでレーザー光がオンオフされる点を除いて像形成ユニット50Yと同一の構成であり、個々の説明は省略する。なお、同じ構成要素には数字が同一であって添え字をYに代えてM、C、Kとした符号を付してある。
中間転写ベルト41は複数のローラを巻回して回動可能に支持されている。中間転写ベルト41は、図示省略の駆動手段により矢印Bの示す方向に周回する。周回する過程で、中間転写ベルト41上に(Y)、(M)、(C)、(K)の順に各色の画像が像形成ユニット50Y、50M、50C、50Kによって重ねて形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、中間転写ベルト41の周回経路の下端部に設けた2次転写箇所Cで中間転写ベルト41から転写紙に転写される。転写後に中間転写ベルト41上に残留しているトナーは、クリーニング装置44により除去される。
給紙部70は、各給紙カセット71に収容された転写紙を、最上部から1枚ずつ第1給紙ローラ72によって搬送部80に向けて送り出す。搬送部80は、給紙カセット71から到来した転写紙を2次転写箇所Cおよび定着装置42を通過させて機外の排紙トレイに排出する通常経路80aと、定着装置42を通った転写紙の表示を反転させた後、2次転写箇所Cの上流で再び通常経路80aへ合流させる反転経路80bとから構成される。各経路80a、80bは、最小サイズの転写紙の送り方向サイズより短い間隔で多数の搬送ローラ81を有している。
図3は、カラー画像形成装置10の電気的な概略構成を示している。カラー画像形成装置10は、当該装置の動作を統括制御するCPU(中央処理装置)100を備えている。CPU100には、システムバス101を通じて読取部30、プリンタ部40のほかROM(リード・オンリ・メモリ)102、メインメモリ103、プリントコントローラ104、操作表示部105、ネットワーク制御部106、画像ブロック120などが接続されている。
ROM102は、CPU100が実行する各種のプログラムや固定データを記憶している。メインメモリ103は、たとえばRAM(ランダム・アクセス・メモリ)から構成され、CPU100のワークメモリなどとして利用される。
プリントコントローラ104は、パーソナルコンピュータなどの外部機器から受信した印刷データをイメージデータに展開する機能を果たす。操作表示部105は、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有する。操作表示部105は、たとえば、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチと、これらを制御する操作部制御CPUなどで構成される。
ネットワーク制御部106は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワークを通じて外部のコンピュータ装置などと各種のデータを授受するための回路である。画像ブロック120は、読取部30から入力される画像データやプリンタ部40へ出力する画像データを主として取り扱う回路ブロックである。
図1は、図3における画像ブロック120とその周辺の回路を示している。図3におけるCPU100のシステムバス101は、詳細に説明すると、バスブリッジ111およびフロントサイドバス112を介してCPU100に接続されている。また、システムバス101は、PCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)101aとISAバス(Industrial Standard Architecture bus)101bとに分けて構成されている。
なお、本実施例とは異なり、PCI−ISAブリッジを介してPCIバス101aにISAバス101bを接続するように構成してもよい。また、CPU100自体がPCIバスI/Fを備える場合には、CPU100に直接PCIバス101aを接続してもよい。ISAバス101bには、ROM102やメインメモリ103などが接続される。
PCIバス101aには、画像バス131〜134がPCI−PCIバスブリッジ121〜124を介して接続されている。画像バス131〜134は、それぞれPCIバスとして構成されており、カラー画像を構成する基本色毎の画像メモリブロック140、150、160、170が接続されている。また、PCIバス101aには、プリントコントローラ104、操作表示部105、ネットワーク制御部106などが接続される。図1では、これらをまとめてI/Oデバイス109として示してある。尚、読取部30及びプリンタ部40は、I/Oデバイスの一部であるが、画像ブロック120との入出力関係を示すために本図内に個別に明記している。これらI/Oデバイス109、読取部30、プリンタ部40、及び画像メモリブロック140、150、160、170は、CPU100による制御を受ける。
PCI−PCIバスブリッジ121の下流側ローカルバスである画像バス131に接続された画像メモリブロック140は、4つの基本色のうちY色の画像データを担当する。PCI−PCIバスブリッジ122の下流側ローカルバスである画像バス132に接続された第2画像メモリブロック150は、M色の画像データを担当する。
PCI−PCIバスブリッジ123の下流側ローカルバスである画像バス133に接続された画像メモリブロック160は、4つの基本色のうちC色の画像データを担当する。また、PCI−PCIバスブリッジ124の下流側ローカルバスである画像バス134に接続された画像メモリブロック170は、K色の画像データを担当する。
画像メモリブロック140は、メモリコントローラ141と、バッファメモリ142と、圧縮伸張部143とから構成される。メモリコントローラ141は、読取部30とプリンタ部40とに接続されている。読取部30は、入力装置30aと入力画像処理部30bとを備える。入力装置30aは、カラーCCD36(図2参照)を含み、原稿反射光からR色、G色、B色の反射光データを得る。入力画像処理部30bは、入力装置30aから得られたR色、G色、B色の反射光データをY色、M色、C色、K色の濃度データに変換してこれら濃度データを画像データとして各画像メモリブロック140、150、160、170に出力する。一方、画像形成部としてのプリンタ部40は、出力画像処理部40aと出力装置40bとを含む。出力画像処理部40aは、メモリコントローラ141から受け取った濃度データをレーザー駆動データに変換する。出力装置40bは、レーザーユニット55Y、55M、55C、55Kを含み、出力画像処理部40aで生成されたレーザー駆動データに基づいて、各色画像形成用のレーザーダイオードを駆動する。
メモリコントローラ141は、画像バス131に接続されており、入力画像処理部402からのタイミング信号とY色の画像データを入力し、このタイミング信号に同期してY色の画像データを順次バッファメモリ142に書き込む機能を備えている。
また、メモリコントローラ141は、バッファメモリ142に格納されているY色の画像データを出力画像処理部40aからのタイミング信号に同期して順次読み出して出力画像処理部40aへ出力する機能を備えている。このように、メモリコントローラ141は入力装置30aや出力装置40bとバッファメモリとの間で画像データの入出力処理を行なう機能を果たす。
さらに、メモリコントローラ141は画像バス131側からのアクセス要求に応じて画像バス131上のデータをバッファメモリ142に書き込む機能や、バッファメモリ142から読み出したデータを画像バス131上へ出力する機能を果たす。また、入力画像処理部30bや出力画像処理部40aからのアクセス要求が画像バス131側からのアクセス要求より優先されるように、アクセス競合を調停する機能を有している。
バッファメモリ142は、高速にアクセス可能な半導体メモリで構成されている。バッファメモリ142には、たとえば、SDRAM(Synchronous DRAM)が使用される。バッファメモリ142の容量は適宜に設定すればよいが、Y色の画像データを数ページから、好ましくは数十ページ分記憶可能な容量がよい。
圧縮伸張部143は、画像データを圧縮・伸張する機能を果たす。メモリコントローラ141は、入力装置30a側から入力される画像データを圧縮伸張部143で圧縮した後、バッファメモリ142に格納する。また、バッファメモリ142に格納されている圧縮された画像データを圧縮伸張部143で伸張した後に出力装置40b側へ出力する機能を備えている。
画像メモリブロック150は、メモリコントローラ151と、バッファメモリ152と、圧縮伸張部153とから構成される。メモリコントローラ151には、入力画像処理部30bからM色に係わる濃度データ(画像データ)が入力される。また、メモリコントローラ151は、M色の濃度データを出力画像処理部40aに向けて出力する。
画像メモリブロック160は、メモリコントローラ161と、バッファメモリ162と、圧縮伸張部163とから構成される。メモリコントローラ161には、入力画像処理部30bからC色に係わる濃度データ(画像データ)が入力される。また、メモリコントローラ161は、C色の濃度データを出力画像処理部40aに向けて出力する。
同様に画像メモリブロック170は、メモリコントローラ171と、バッファメモリ172と、圧縮伸張部173とから構成される。メモリコントローラ171には、入力画像処理部30bからK色に係わる濃度データ(画像データ)が入力される。また、メモリコントローラ171は、K色の濃度データを出力画像処理部40aに向けて出力するようになっている。
画像メモリブロック150、画像メモリブロック160および画像メモリブロック170はそれぞれY色に代えてM色、C色、K色の画像データを対象とする点を除き、画像メモリブロック140と同様の構成および機能を備えており、それらの詳細な説明は省略する。
画像バス131〜134はそれぞれ、バス接続装置としての専用バスブリッジ200の1次側(上流側)に接続されている。専用バスブリッジ200の2次側(下流側)のバス181には、ストレージコントローラ182が接続され、さらにこの配下にハードディスク装置183が接続されている。ストレージコントローラ182は、ハードディスク装置183へのデータの読み書きを制御する回路である。
専用バスブリッジ200は、1次側に接続された複数の画像バス131〜134から到来するデータを多重化して2次側のバス181に送出する機能と、2次側のバス181から到来するデータを逆多重化し、2次側の複数の画像バス131〜134に分配して送出する機能を果たす。2次側のバス181およびストレージコントローラ182、ハードディスク装置183は、1次側に接続された4つの画像バス131〜134の転送能力の合計以上のデータ処理能力を有する。ここでは、画像バス131〜134のそれぞれが有する転送能力の4倍の転送能力、データ処理能力を備えている。
専用バスブリッジ200を利用することで、データ格納時には、各画像メモリブロック140、150、160、170のバッファメモリ142、152、162、172に記憶されている画像データを同時に読み出し、これらを多重化してハードディスク装置183に転送して記憶する動作が行なわれる。また、データ読出時には、ハードディスク装置183に記憶されている画像データを読み出して、専用バスブリッジ200で逆多重化し、逆多重化後の各色の画像データを該当する色の画像バスのバッファメモリ142、152、162、172に同時に書き込むようになっている。
なお、メモリコントローラ141、151、161、171は入力画像処理部30bおよび出力画像処理部40aからのアクセスを、画像バス131〜134側からのアクセスよりも優先するようにアクセス競合の調停を行なう。その結果、バッファメモリ142、152、162、172とハードディスク装置183との間の画像データの転送処理は、入力画像処理部30bおよびまたは出力画像処理部40aによるバッファメモリ142、152、162、172への入出力処理の合間を利用して行なわれる。
PCI−PCIバスブリッジ121〜124などのバスブリッジは、バスの独立性を確保しつつ1次(上流)側のバスと2次(下流)側のバスとをデータ転送可能に接続(橋渡し)するデバイスである。バスブリッジの1次側バスと2次側バスとは、同期したクロックで動作しなくてもよい。また、バスブリッジに内蔵されているFIFO(ファーストイン・ファーストアウト)メモリの容量が許す範囲で動作周波数は異なっていてもよい。さらに、バス幅が相違してもかまわないし、一方がパラレルバスで他方がシリアルバスであってもかまわない。
上記のような機能を有するPCI−PCIバスブリッジ121〜124を介して画像バス131〜134をPCIバス101aと接続することにより、画像バス131〜134を通じてバッファメモリ142、152、162、172とハードディスク装置183との間で行なわれる画像データの転送処理に影響されることなく、CPU100はPCIバス101aを通じて各種I/Oデバイス109を制御することができる。
図4は、専用バスブリッジ200の構成とその周辺回路とを示している。専用バスブリッジ200の1次側に接続される画像バス131〜134は、動作クロックが33MHz、バス幅が32ビットのPCIバスである。2次側のバス181は、動作クロックが66MHz、バス幅が64ビットのPCIバスであり、1次側に接続された4つの画像バス131〜134の合計の転送能力(4倍の帯域)を備えている。図4では、64ビット幅のバスを32ビット幅のバスよりも太い太線で示してある。
専用バスブリッジ200は、データ格納用FIFO(YM)201と、データ格納用FIFO(CK)202と、データ読出用FIFO(YM)203と、データ読出用FIFO(CK)204と、アドレス変換部205と、制御部206と、ゲート回路210〜219とを備えている。多重化部は、データ格納用FIFO(YM)201と、データ格納用FIFO(CK)202と、ゲート回路210〜214と、アドレス変換部205と、制御部206とにより構成され、逆多重化部は、データ読出用FIFO(YM)203と、データ読出用FIFO(CK)204と、ゲート回路215〜219と、アドレス変換部205と、制御部206とにより構成される。
データ格納用FIFO(YM)201、データ格納用FIFO(CK)202、データ読出用FIFO(YM)203、データ読出用FIFO(CK)204はそれぞれ64ビット幅のFIFOメモリである。アドレス変換部205は、ストレージコントローラ182から入力されるアドレス信号から各バッファメモリ142、152、162、172に対応した4つのアドレス信号を生成する機能を果たす。制御部206は、テータ転送開始のタイミングを調整する機能や、各種の制御信号を生成する機能を果たす。
入力装置30aで原稿の画像を読み取る際の画像データの流れは以下のようになる。入力装置30aは(Y)、(M)、(C)、(K)各色の画像データを同時に出力する。各色の画像データは、入力画像処理部30bで適切な画像処理を施された後、対応する画像メモリブロック140、150、160、170のメモリコントローラ141、151、161、171に同時に入力され、バッファメモリ142、152、162、172に格納される。このとき図示されていない圧縮伸張部によって各色の画像データは圧縮される場合もある。
バッファメモリ142、152、162、172に格納された画像データは、ストレージコントローラ182がバスマスタとなって専用バスブリッジ200を通じてハードディスク装置183に退避される。詳細には、バッファメモリ142、152、162、172に格納された画像データは、ストレージコントローラ182からのバースト転送命令に基づいて動作する専用バスブリッジ200によって同時に読み出され、各色の画像バス131〜134を通じて専用バスブリッジ200に入力される。ただしデータ圧縮があった場合で、かつ、各色のデータ量に差が生じた場合には、最大のものに揃えるようにこの段階で調整を行なう。またハードディスク装置側の制限で、例えばデータサイズがセクタサイズの倍数でなければならないなどの条件がある場合も、この段階で調整を行なう。
(Y)色の画像バス131(32ビット)と(M)色の画像バス132(32ビット)とから入力される画像データは、ゲート回路210、211を経た後、64ビット幅にまとめられ、33MHzの動作クロックに同期してデータ格納用FIFO(YM)201に書き込まれる。同様に、(C)色の画像バス133(32ビット)と(K)色の画像バス134(32ビット)から入力される画像データは、ゲート回路212、213を経た後、64ビット幅にまとめられ、33MHzの動作クロックに同期してデータ格納用FIFO(CK)202に書き込まれる。
データ格納用FIFO(YM)201およびデータ格納用FIFO(CK)202からの画像データの読み出しは、64ビット幅で66MHzの動作クロックに同期して行なうが、データ格納用FIFO(YM)201とデータ格納用FIFO(CK)202とを交互に読み出すように、読み出しイネーブル信号が制御される。図5は、66MHzの動作クロック241に対して、データ格納用FIFO(YM)201への読み出しイネーブル信号RE1とデータ格納用FIFO(CK)202への読み出しイネーブル信号RE2とが33MHzの周期で交互に出力される様子の一例を示している。
このようにして4つの画像バス131〜134から33HMzの動作クロックに同期して32ビット幅で同時に入力される画像データを66MHzの動作クロックに同期した64ビット幅のデータに多重化(帯域拡張)することにより、画像バス131〜134側の転送レートが確保される。66MHzの動作クロックに同期した64ビット幅の画像データ(多重化後の画像データ)は、2次側のバス181に出力され、ストレージコントローラ182を介してハードディスク装置183に順次格納される。
次に、ハードディスク装置183に格納されている多重化後の画像データをプリント出力要求に応じて各色のバッファメモリ142、152、162、172に転送して格納する際の画像データの流れを説明する。この場合、ハードディスク装置183から66MHzの動作クロックに同期して64ビット幅で読み出された画像データが、2次側のストレージコントローラ182からのバースト転送命令に従って順次専用バスブリッジ200に入力される。
バス181を通じて66MHzの動作クロックに同期して64ビット幅で入力された画像データは、データ読出用FIFO(YM)203とデータ読出用FIFO(CK)204とに交互に書き込まれる。すなわち、(Y)色と(M)色の画像データは、データ読出用FIFO(YM)203に、(C)色と(K)色の画像データは、データ読出用FIFO(CK)204に書き込まれる。図5は、66MHzの動作クロック241に対して、データ読出用FIFO(YM)203への書き込みイネーブル信号WE2とデータ読出用FIFO(CK)204への書き込みイネーブル信号WE4とが交互に出力される様子も示している。
データ読出用FIFO(YM)203からの読み出しは33MHzの動作クロックに同期して64ビット幅で行なわれる。読み出された64ビットの画像データは、(Y)色の画像データ(32ビット)と(M)色の画像データ(32ビット)とに分配される。(Y)色の画像データ(32ビット)はゲート回路216を経て(Y)色用の画像バス131に、(M)色の画像データ(32ビット)はゲート回路217を経て(M)色用の画像バス132にそれぞれ出力され、対応するメモリコントローラ141、151を介してバッファメモリ142、152に格納される。
同様にデータ読出用FIFO(CK)204からの読み出しは33MHzの動作クロックに同期して64ビット幅で行なわれ、読み出された64ビットの画像データは、(C)色の画像データ(32ビット)と(K)色の画像データ(32ビット)とに分配される。前者はゲート回路218を経て(C)色用の画像バス133に、後者はゲート回路219を経て(K)色用の画像バス134に出力され、それぞれ対応するメモリコントローラ161、171を介してバッファメモリ162、172に格納される。
次に、専用バスブリッジ200がCPU100や他のPCI−PCIバスブリッジ111、121〜124と整合性のある動作を行なうための各種の動作要素について説明する。
(1)システム全体のコンフィギュレーションにおいて、専用バスブリッジ200の2次側に接続されたストレージコントローラ182は、画像バス131〜134の中のいずれか1つのバスに接続されたバスブリッジの下流側に存在するように見える必要がある。
コンフィギュレーションとは、どのバスにどのようなデバイスが接続されているかを調べて、それぞれにアドレスを与えるサイクルである。専用バスブリッジ200においては2次側に1つしかないストレージコントローラ182が1次側の4つの画像バス131〜134に接続されているので、実際には1つしか存在しないストレージコントローラ182が誤って4つ存在すると認識されないようにする必要がある。
システムのコンフィギュレーションサイクルにおいては、最初にバス番号のアサイン処理が発生する。ホストブリッジはそのバスに接続されたバスブリッジを探し、検出されたバスブリッジは、同様に自分より下流にあるバスブリッジを探す。したがって、専用バスブリッジ200は4つのPCI−PCIバスブリッジ121〜124から探査のアクセスを受けることになるが、その中の1つだけに検出され、他のバスブリッジからは検出されないようにすればよい。
ここでは、(K)色用の画像バス134のバスブリッジ124からのアクセスに対してのみバスブリッジである旨を主張し、また、自分の下流にバス181とストレージコントローラ182とが存在することをバスブリッジ124にのみ返答し、他のバスブリッジ121〜123からのアクセスには、単なるターゲットとして振舞うか、もしくは応答しない(コンフィギュレーションレジスタを実装しない)ように構成してある。この結果、バス番号は、ホストブリッジの接続されるバスが「0」、(Y)色の画像バス131が「1」、(M)色の画像バス132が「2」、(C)色の画像バス133が「3」、(K)色の画像バス134が「4」、専用バスブリッジ200の下流のバス181が「5」などとなり、重複したアサインが回避される。
(2)ハードディスク装置183側から画像バス131、132、133、134側へデータを逆多重化して転送する場合には、CPU100から専用バスブリッジ200を介してストレージコントローラ182に転送命令が送出され、この転送命令に基づきストレージコントローラ182がイニシエータとなってデータ転送する。したがって、1つしかないストレージコントローラ182が4つの画像バス131〜134に対するイニシエータとして作用するように専用バスブリッジで特別な処理を施している。
詳細には、専用バスブリッジ200は、2次側のストレージコントローラ182からデータ転送の開始要求を示すFRAME信号を受信したときは、ストレージコントローラ182側から受信した各制御信号、すなわち、C/BE信号(コマンドバイト・レディ信号)、IRDY信号(イニシエータ・レディ信号)、FRAME信号をすべての画像バス131〜134に対して共通に出力する。
FRAME信号のアサートと同時に発生するADバス信号のアドレスフェーズでは、そのままでは特定の画像バスのメモリ空間のアドレスだけが転送先として指定されているので、これを色毎のバッファメモリそれぞれにアサインされたアドレス空間内の適切なアドレスにアドレス変換部205で変換してそれぞれの画像バスに送出する。
たとえば、(Y)色用のバッファメモリ142のアドレス空間を000〜099、(M)色用のバッファメモリ152のアドレス空間を100〜199、(C)色用のバッファメモリ162のアドレス空間を200〜299、(K)色用のバッファメモリ172のアドレス空間を300〜399に設定してあり、CPU100が(K)色のアドレス空間を基準にストレージコントローラ182に対して転送先のアドレスを与えるものとする。このとき、(K)色用のアドレスとして300〜309が指定されると、専用バスブリッジ200はストレージコントローラ182から入力されるこのアドレスを基準に、000〜009を(Y)色用の転送アドレス、100〜109を(M)色用の転送アドレス、200〜209を(C)色の転送アドレスとして内部生成して出力する。
ADバス信号のデータフェーズは、当然、色毎に内容が異なるので、個別に出力内容が異なる。これに伴い、パリティ処理も個別に実施する。
(3)ターゲットとなるメモリコントローラ141、151、161、171からのDEVSEL信号とTRDY信号は、それぞれの画像バス131〜134からの信号が揃ってアサートされた時点で用意が整ったものと判断する。この判断には、ANDゲートを使用すればよい。
(4)イニシエータ側のレディ信号(IRDY信号)は、専用バスブリッジ200の内部のFIFOメモリ201、202、203、204に空きがあって使用できる状態であり、かつ、すべてのターゲット141、151、161、171の準備ができたことを条件にアサートされる。すべてのターゲット側の準備完了をイニシエータ側のレディの論理に入れるのは、この論理を省略すると、ある色についてのターゲットとイニシエータとの準備が他の色に先行して整ってしまうと、その色についての転送を開始しなければならなくなるからである。
(5)CPU100から専用バスブリッジ200を介してストレージコントローラ182に転送命令を送るときは、1次側(CPU100側)から専用バスブリッジ200にFRAME信号が入力され、ストレージコントローラ182がホスト(CPU100)のターゲットとして動作する。このとき、ストレージコントローラ182はコンフィギュレーションで認識された1つのデバイスとしてのみ動作する必要があるので、1次側からのFRAME信号の入力やこれに対する応答は、コンフィギュレーションで認識された特定の1つの画像バス(この例では(K)色用の画像バス134)に対してのみ行なうように制限する。
(6)その他、2次側は通常のPCIインターフェイスを備える。またPCIバスを32ビットから64ビットに拡張するために規定されているその他の仕様を満足するようにする。こうすることにより、バス幅と動作周波数の条件を満たす汎用のコントローラを2次側に接続することが可能となる。
図6は、ハードディスク装置183側からバッファメモリ142、152、162、172側へ画像データを逆多重化して転送する場合における各信号のタイミングチャートを示している。上段の信号群(a)は、専用バスブリッジ200の2次側の各信号を、中段の信号群(b)は1次側の(Y)色用の画像バス131および(M)色用の画像バス132に係わる信号を、下段の信号群(c)は1次側の(C)色用の画像バス133および(K)色用の画像バス134に係わる信号をそれぞれ示している。なお、図中の信号名において、データ格納用FIFOを「FIFOtoMEM」と、データ読出用FIFOを「FIFOtoHDD」と表してある。また、専用バスブリッジ200を「BRDG」と、ストレージコントローラ182を「HDD」と、各メモリコントローラ141、151、161、171を「MEM」と表してある。
転送開始時にストレージコントローラ182からFRAME信号、IRDY信号301が送出されると、その後、書き込みモードを指定するコマンド信号302がストレージコントローラ182から専用バスブリッジ200に入力され、さらに次のサイクルから、転送先を示すアドレス信号303が順次出力される。その後は、ストレージコントローラ182から専用バスブリッジ200の2次側へ、66MHzの動作クロックに同期して64ビット幅で入力されるデータを、データ読出用FIFO(YM)203とデータ読出用FIFO(CK)204とに交互に書き込む作業が行なわれる(データフェーズ304)。
データ読出用FIFO(YM)203とデータ読出用FIFO(CK)204との出力側にデータが到達すると、同図(b)、(c)に示すように、リードイネーブル信号305を出力し、さらに各メモリコントローラ141、151、161、171に対してFRAME信号やIRDY信号306を出力する。さらにアドレス信号、データ信号、C/BE信号、DEVSEL信号などが出力される。これらの信号に基づいてデータ読出用FIFO(YM)203から33MHzの動作クロックに同期して64ビット幅でデータが読み出され、これを32ビットずつに分配して(Y)色用のバッファメモリ142と(M)色用のバッファメモリ152へのデータ書き込みが行なわれる。
さらにアドレス信号、データ信号、C/BE信号、DEVSEL信号などが出力される。これらの信号に基づいてデータ読出用FIFO(YM)203から33MHzの動作クロックに同期して64ビット幅でデータが読み出され、これを32ビットずつに分配して(Y)色用のバッファメモリ142と(M)色用のバッファメモリ152へのデータ書き込みが行なわれる。図中の信号307は、バッファメモリ142にデータを書き込むためのアドレス信号、データ信号、C/BE信号、DEVSEL信号、TRDY信号である。信号308は同信号の(M)色用、信号309は同信号の(C)色用、信号310は同信号の(K)色用である。
図7は、バッファメモリ142、152、162、172側からハードディスク装置183側へ画像データを多重化して転送する場合における各信号のタイミングチャートを示している。この場合もストレージコントローラ182がイニシエータとなるので、まずFRAME信号、IRDY信号331がストレージコントローラ182から出力される。その後、読み出しモードを指定するコマンド信号332がストレージコントローラ182から専用バスブリッジ200に入力される。
さらに同図(b)、(c)に示すように、リードイネーブル信号333を出力し、各メモリコントローラ141、151、161、171に対してFRAME信号やIRDY信号334を出力する。
ストレージコントローラ182からリードコマンド332が入力された場合には、バッファメモリ142、152、162、172から読み出したデータをデータ格納用FIFO(YM)201やデータ格納用FIFO(CK)202に書き込む必要があるので、これらのFIFOメモリ201、202に対するライトイネーブル信号335を生成する。専用バスブリッジ200の制御部206は、上記のコマンドデコーダの機能を備えている。
その後、(Y)色用のバッファメモリ142と(M)色用のバッファメモリ152とからそれぞれ読み出した32ビット幅のデータを64ビット幅にまとめてデータ格納用FIFO(YM)201に順次書き込む。同様に(C)色用のバッファメモリ162と(K)色用のバッファメモリ172とからそれぞれ32ビット幅で読み出したデータを64ビット幅にまとめてデータ格納用FIFO(CK)202に順次書き込む。
信号337は、バッファメモリ142からデータを読み出す際のアドレス信号、データ信号、C/BE信号、DEVSEL信号などである、信号338は同信号の(M)色用、信号339は同信号の(C)色用、信号340は同信号の(K)色用である。
データ格納用FIFO(YM)201とデータ格納用FIFO(CK)202の出力側にデータが到達すると、データ格納用FIFO(YM)201とデータ格納用FIFO(CK)202とからの読み出しが書き込み時の半分の周期で交互に行なわれる。交互に読み出されたデータは専用バスブリッジ200の2次側のストレージコントローラ182へ順次出力されてハードディスク装置183に格納される。
上記の動作では、ストレージコントローラ182がリードコマンド332を出してから最初のデータ341を受け取るまでに長い遅延が生じるので、各デバイスがタイムアウトになるまでの時間を上記遅延時間より充分長く設定する必要がある。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、専用バスブリッジ200が4本の1次側バス131〜134に対応するように構成したが、複数であれば4本に限定されるものではない。たとえば、2色分の画像バスを1次側に接続し、2色毎に1つのハードディスク装置を配置してもよい。この場合、1次側の各バスが33MHz動作、32ビット幅であるとすると、図8に示すように、2次側のバスを64ビット幅で33MHz動作にして帯域を確保しても、図9に示すように、2次側のバスを32ビット幅で66MHz動作にして帯域を確保してもよい。
図8に示す構成の専用バスブリッジ260では、1次側でバス幅を64ビットに拡張する制御を設ければよい。図9に示す構成の専用バスブリッジ270では、2次側でデータ格納用FIFO(YM)271やデータ格納用FIFO(CK)272を読み出すタイミングおよび2次側でデータ読出用FIFO(YM)273やデータ読出用FIFO(CK)274へデータを書き込むタイミングを制御して、2つのFIFOメモリに交互にアクセスするように構成すればよい。
また、2次側が1次側に接続されるすべてのバスの転送能力を合計した帯域を有するように構成すれば、1次側、2次側の各バスの動作クロック周波数やバス幅は実施の形態に例示したものに限定されない。
専用バスブリッジの1次側、2次側に接続されるバスは、PCIバスに限定されない。
実施の形態では、カラーのデジタル複写機に本発明を適用したが、カラープリンタやカラー複合機など他の装置に応用してもよい。
また実施の形態では、画像データを蓄積する大容量の記憶手段としてハードディスク装置を使用したが、光磁気ディスクやコンパクトディスク、DVDなど他の書き替え可能な記憶手段であってもかまわない。
実施の形態ではバッファメモリ142、152、162、172としてSDRAMを使用したが、他の種類のメモリであってもよい。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置が有する画像ブロックとその周辺の回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わるカラー画像形成装置を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係わるカラー画像形成装置の概略回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる専用バスブリッジとその周辺回路とを示すブロック図である。 2つのFIFOメモリに交互にアクセスするタイミングを示す波形図である。 2次側から1次側へ画像データを逆多重化して転送する場合における各信号のタイミングを示す波形図である。 1次側から2次側へ画像データを多重化して転送する場合における各信号のタイミングを示す波形図である。 バス幅により帯域を2倍に拡張する専用バスブリッジの構成の一例を示すブロック図である。 動作周波数により帯域を2倍に拡張する専用バスブリッジの構成の一例を示すブロック図である。 画像メモリブロック毎にハードディスク装置を設けた画像ブロックとその周辺回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…カラー画像形成装置
20…自動原稿送り装置
30…読取部
30a…入力装置
30b…入力画像処理部
36…ラインイメージセンサ
40…プリンタ部
40a…出力画像処理部
40b…出力装置
41…中間転写ベルト
50C…C色用像形成ユニット
50K…K色用像形成ユニット
50M…M色用像形成ユニット
50Y…Y色用像形成ユニット
55C…C色用レーザーユニット
55K…K色用レーザーユニット
55M…M色用レーザーユニット
55Y…Y色用レーザーユニット
100…CPU
101…システムバス
101a…PCIバス
101b…ISAバス
102…ROM
103…メインメモリ
104…プリントコントローラ
105…操作表示部
106…ネットワーク制御部
109…I/Oデバイス
111…バスブリッジ
112…フロントサイドバス
120…画像ブロック
121〜124…PCI−PCIバスブリッジ
131〜134…画像バス
140、150、160、170…画像メモリブロック
141、151、161、171…メモリコントローラ
142、152、162、172…バッファメモリ
143、153、163、173…圧縮伸張部
181…2次側のバス
182…ストレージコントローラ
183…ハードディスク装置
200…専用バスブリッジ
201…データ格納用FIFO(YM)
202…データ格納用FIFO(CK)
203…データ読出用FIFO(YM)
204…データ読出用FIFO(CK)
205…アドレス変換部
206…制御部
210〜219…ゲート回路
241…動作クロック
260、270…専用バスブリッジ260
271…データ格納用FIFO(YM)
272…データ格納用FIFO(CK)
273…データ読出用FIFO(YM)
274…データ読出用FIFO(CK)

Claims (7)

  1. 1次側に複数のバスが、2次側に前記複数のバスの合計以上の転送能力を有する1つのバスが接続され、
    前記1次側の複数のバス上のデータを多重化して前記2次側のバスに送出する多重化部と、
    前記2次側のバス上のデータを逆多重化して前記1次側の複数のバスに分配して送出する逆多重化部と
    を有する
    ことを特徴とするバス接続装置。
  2. 前記逆多重化部は、前記多重化部で多重化された多重化後のデータを逆多重化するとともに、逆多重化後の各データをそれぞれ多重化前の元のバスに分配して送出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバス接続装置。
  3. 請求項1に記載のバス接続装置と、
    前記2次側のバスに接続される記憶装置を制御する記憶装置制御部と、
    を備え、
    データ格納時は、
    前記多重化部が、前記1次側の複数のバス上のデータを多重化して2次側のバスに送出し、前記記憶装置制御部が前記記憶装置に前記多重化後のデータを記憶させ、
    データ読出時は、
    前記記憶装置制御部が前記記憶装置に、記憶されている前記多重化後のデータを前記2次側のバスに送出させ、前記逆多重化部が、前記多重化後のデータを逆多重化しかつ逆多重化後の各データをそれぞれ多重化前の元のバスに分配して送出する
    ことを特徴とするバス共通記憶装置。
  4. 前記2次側のバスに接続された前記記憶装置を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のバス共通記憶装置。
  5. 複数の基本色で形成されるカラー画像を扱う画像処理装置において、
    基本色の画像データが転送される複数の画像バスと、
    1次側に前記複数の画像バスが接続された請求項4に記載のバス共通記憶装置と
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記複数の画像バスをそれぞれ基幹バスにバスブリッジを介して接続した
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像バスにはそれぞれ、基本色の画像データを外部装置との間で入出力するためのバッファメモリが接続されており、
    前記バス共通記憶装置は、
    データ格納時には、各画像バスに接続されているバッファメモリから同時に画像データを読み出し、これらを多重化して前記2次側の記憶装置に記憶し、
    データ読出時には、多重化された画像データを前記記憶装置から読み出してこれを逆多重化し、逆多重化後の画像データを前記各画像バスに分配して送出し、それぞれの画像バスに接続されているバッファメモリに同時に書き込む
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
JP2004291740A 2004-10-04 2004-10-04 バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置 Withdrawn JP2006107056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004291740A JP2006107056A (ja) 2004-10-04 2004-10-04 バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004291740A JP2006107056A (ja) 2004-10-04 2004-10-04 バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006107056A true JP2006107056A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36376732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004291740A Withdrawn JP2006107056A (ja) 2004-10-04 2004-10-04 バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006107056A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296352A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296352A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像形成装置
US8248668B2 (en) 2008-06-05 2012-08-21 Ricoh Company, Ltd. Image processing device, image processing method, and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101175142B (zh) 图像数据处理装置、图像数据处理方法、以及图像形成装置
JP2011186459A (ja) 画像形成装置および印刷方法
US8705098B2 (en) Preventing print delay due to transfer of data regarding image forming and to enhance productivity in an image forming system with a tandem configuration including a plurality of image forming apparatuses
US6449064B1 (en) Method and apparatus for image formation that can handle simultaneously input data without causing a delay
JP4402083B2 (ja) 画像形成装置
JP5640643B2 (ja) 画像形成システム
JP2004220579A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
JP4158116B2 (ja) 画像処理装置
US8804179B2 (en) Information processing system, information processing method, and storage medium
JP2006107056A (ja) バス接続装置、バス共通記憶装置および画像処理装置
JP2009008911A (ja) 画像形成装置
JP2017193091A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法
JP2008206205A (ja) 画像処理装置
JP3870142B2 (ja) プリンタコントローラおよび画像形成装置および画像データ伝送方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2012141472A (ja) 画像形成システム
JP6658105B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP2001270161A (ja) カラー印刷装置及びそのビデオデータ出力方法
US6934503B2 (en) Printer
JP2001066950A (ja) 連結複写システム
JP4438933B2 (ja) 画像形成装置
JP2003274075A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP5622817B2 (ja) 画像形成装置
US6618569B2 (en) Image forming apparatus capable of forming two identical images on an intermediate transfer member
JP2013000905A (ja) 画像形成システム
JP2004330602A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204