JP2006105224A - 電動ブレーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】 電動モータの回転角センサを用いて電動ブレーキを制御すること。
【解決手段】 電動ブレーキのコントローラ30は、ピストン28を各ディスク4,6から離す戻し方向に電動モータ21を駆動する戻し手段と、ピストン28の移動がハウジング2によって規制され電動モータ21の回転が停止する原点に到達したことを判定する原点判定手段と、ピストン28を各ディスク4,6に近づけるように正方向に電動モータ21を駆動する正方向駆動手段と、ピストン28の移動が各ディスク4,6によって規制され電動モータ21の回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、ピストン28が原点からコンタクト位置に到達するまでのモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量を算出するディスク摩耗量算出手段とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 電動ブレーキのコントローラ30は、ピストン28を各ディスク4,6から離す戻し方向に電動モータ21を駆動する戻し手段と、ピストン28の移動がハウジング2によって規制され電動モータ21の回転が停止する原点に到達したことを判定する原点判定手段と、ピストン28を各ディスク4,6に近づけるように正方向に電動モータ21を駆動する正方向駆動手段と、ピストン28の移動が各ディスク4,6によって規制され電動モータ21の回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、ピストン28が原点からコンタクト位置に到達するまでのモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量を算出するディスク摩耗量算出手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電動ブレーキの改良に関するものである。
近年、航空機に搭載される油圧源を縮小、廃止するため、車輪を制動するブレーキを油圧ブレーキから電動ブレーキにかえる傾向がある(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、電動モータの回転運動をピストンの直線運動に変換して制動力を発生させる電動ディスクブレーキおよびその制御プログラムが開示されている。
米国特許US6,702,069号
特開2003−202042号公報
しかしながら、このような従来の電動ブレーキにあっては、ディスク摩耗量を検出したり、ディスクとピストン間のディスク隙間を調整するのに、ポテンショメータやLVDT位置センサを用いてピストンのストロークを検出する必要があるため、製品のコストアップや大型化を招くという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電動モータの回転角センサを用いて電動ブレーキを制御することを目的とする。
本発明は、ハウジングに進退可能に収められるピストンと、このピストンを直線運動させる電動モータと、この電動モータのモータ回転角度θを検出する回転角センサと、電動モータの作動を制御するコントローラとを備え、電動モータがピストンを介してディスクを押圧することにより制動トルクを発生する電動ブレーキに適用する。
請求項1に記載の発明は、コントローラは、ピストンをディスクから離す戻し方向に電動モータを駆動する戻し手段と、ピストンの移動がハウジングによって規制され電動モータの回転が停止する原点に到達したことを判定する原点判定手段と、ピストンをディスクに近づける正方向に電動モータを駆動する正方向駆動手段と、ピストンの移動がディスクによって規制され電動モータの回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、ピストンが原点からコンタクト位置に到達するまでのモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量を算出するディスク摩耗量算出手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、コントローラは、ピストンをディスクに近づける正方向に電動モータを駆動する正方向駆動手段と、ピストンの移動がディスクによって規制され電動モータの回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、ピストンをディスクから離す戻し方向に電動モータを駆動する戻し手段と、モータ回転角度θを基にピストンをコンタクト位置から目標値X0だけ移動した位置で電動モータの回転を停止させるディスク隙間調整手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、モータ回転角度θを基にしてディスク摩耗量Xwを自動的に測定することができ、ディスク摩耗量Xwを機体のコクピットで監視することも可能となり、従来機体の運転が行われる前に行われていた点検作業が不要となる。また、ピストンのストロークを検出するのにポテンショメータやLVDT位置センサを用いることがなく、製品のコストアップを抑えられる。
請求項3に記載の発明によると、モータ回転角度θを基にしてディスクとピストン間のディスク隙間を目標値X0に自動的に調整することができ、ディスク摩耗量がある程度大きくなっても、ディスクとピストン間のディスク隙間が適正に保たれる。これにより、ディスクとピストン間のディスク隙間を機械的に調整する機構が不要になり、ブレーキの小型化がはかれる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、図7に本発明が適用可能な航空機用ブレーキの一例を示す。
これについて説明すると、車輪1はホイール5とタイヤ8から構成され、ホイール5の内側にブレーキ10が設けられる。ホイール5は軸受9を介して機体シャフト7に支持される。
多板ディスク式のブレーキ10は、機体シャフト7にハウジング2とトルクチューブ3等を介して連結される複数枚の円盤状のディスク4と、ホイール5に連結される複数枚の円盤状のディスク6とを備え、各ディスク6は各ディスク4の間に挟まれるように配置されている。
ハウジング2には複数の油圧シリンダ18が設けられる。各油圧シリンダ18の押圧力によってディスク4とディスク6が互いに押し付けられ、各摺動部分で摩擦力が発生し、制動トルクが得られる。
各油圧シリンダ18は、そのピストン11とディスク4間のディスク隙間を一定に調節するディスク隙間調節機構を備えている。このディスク隙間調節機構は、ピストン11を戻し方向に付勢する戻しスプリング12と、この戻しスプリング12の基端を受けるリテーナ13とを備え、各ディスク4,6の摩耗量に応じてリテーナ13が自動的に摺動してディスク4とピストン11間のディスク隙間を一定に調節するように構成されている。
ブレーキ10は、各ディスク4,6のディスク摩耗量を検出するディスク摩耗量検出機構を備えている。このディスク摩耗量検出機構はハウジング2に摺動可能に支持されるゲージ17を備え、作業者がゲージ17を押し込んで、ゲージ17の先端をディスク4に当接させてゲージ17の位置を見ることにより、ディスク摩耗量を検出するようになっている。
ところで、近年、航空機に搭載される油圧源を縮小、廃止するため、車輪を制動するブレーキを油圧ブレーキから電動ブレーキにかえる傾向がある。
本発明は、電動モータを用いた航空機用ブレーキにおいて、ディスク摩耗量を自動的に検出するとともに、ディスク4とピストン11間のディスク隙間を自動的に調節することを目的とする。以下、その具体的な例につき図1以下に示した実施形態を説明する。なお、前記図7に示す航空機用ブレーキと同一構成部には同一符号を付す。
図1に示すように、多板ディスク式のブレーキ10は、機体シャフトにハウジング2とトルクチューブ3等を介して連結される4枚の円盤状のディスク4と、ホイールに連結される3枚の円盤状のディスク6とを備え、各ディスク6は各ディスク4の間に挟まれるように配置されている。
ハウジング2には複数個(例えば4〜6個)の電動モータ21が設けられる。各電動モータ21がギア23,24を介してピストン28をディスク4に押し付けることにより、ディスク4とディスク6が互いに押し付けられ、各ディスク4,6の摺動面部分で摩擦力が発生し、制動トルクが得られるように構成されている。
なお、各ディスク4,6や電動モータ21の個数はこれに限らず、任意に設定される。
ハウジング2内には、電動モータ21と、減速機構24と、直線運動機構27と、ピストン28が設けられる。
減速機構24は電動モータ21の出力軸29に連結される小ギア22とこれに噛み合う大ギア23とを備える。
直線運動機構27は大ギア23に連結されるボールネジ25と、このボールネジ25に螺合する従動子26とを備え、従動子26にピストン28が連結されている。ボールネジ25が回転するのに伴って従動子26が機体シャフトの中心線Oと平行に移動し、ピストン28をディスク4に対して進退させるようになっている。
ブレーキ10は、電動モータ21の作動を制御するコントローラ30を備える。コントローラ30は図示しないメインコントローラから送られるブレーキ指令信号を入力し、ブレーキ指令信号に応じて電動モータ21に対する駆動電流の電圧を制御する。コントローラ30の駆動電流により電動モータ21が正方向に回転することにより、ピストン28がディスク4に当接させて各ディスク4を各ディスク6に押し付け、所定の制動トルクが得られる。コントローラ30の駆動電流により電動モータ21が戻し方向に回転することにより、ピストン28がディスク4から離れ、制動が解除される。
コントローラ30は電動モータ21に駆動電流を出力し、電動モータ21から出力される電流iとモータ回転角度θの検出信号を入力する。コントローラ30はモータ駆動電気回路、マイクロコンピュータ等で構成されている。
電動モータ21は回転角センサを内蔵したブラシレス式の直流モータが用いられ、この回転角センサの検出信号に応じて各コイルに対する駆動電流の供給が制御されるように構成されている。
なお、ブラシ式の直流電動モータ21を用いることも可能であり、その場合には回転角センサを設ける必要がある。
しかし、電動モータ21に備えられる回転角センサは、出力軸29が1回転する範囲内の角度位置しか検出できないため、ポテンショメータやLVDT位置センサのように原点位置の信号を出力することができない。
そこでコントローラ30は機体のコントロールシステムに電源が投入された始動時毎に次の制御を行う。
・ピストン28の原点位置の検出
・ピストン28のコンタクト位置の検出
・ディスク摩耗量の算出
・ディスク4とピストン11間のディスク隙間の調整
まず、コントローラ30が回転角センサによって検出されるモータ回転角度θに応じてピストン28の原点位置を検出する制御内容について説明する。
・ピストン28の原点位置の検出
・ピストン28のコンタクト位置の検出
・ディスク摩耗量の算出
・ディスク4とピストン11間のディスク隙間の調整
まず、コントローラ30が回転角センサによって検出されるモータ回転角度θに応じてピストン28の原点位置を検出する制御内容について説明する。
図2の(a)に示すように、コントローラ30は電動モータ21に指令電圧−V1を送って電動モータ21を戻し方向に回転駆動する。これによりピストン28はディスク4から離れるようにして引き込まれ、やがて従動子26がハウジング2に当接する。コントローラ30はピストン28(従動子26)がハウジング2側に当接して停止することを判定し、その角度位置を原点として角度信号θをリセットする。
図3のフローチャートはピストン28の原点位置を検出するルーチンを示しており、コントローラ30において一定周期毎に実行される。
まずステップS1にて電動モータ21に指令電圧−V1を送る。
続くステップS2にてモータ回転角度θの変化率dθ/dtが略0になるか否かを判定し、略0になったらピストン28がハウジング2側に当接して原点位置に来たものとする。
なお、ステップS2にて電動モータ21の電流信号iの変化率di/dtが略0になるか否かを判定し、略0になったらピストン28がハウジング2側に当接して原点位置に来たものとしても良い。
続くステップS3にてこの原点位置における角度信号θをθ=0にリセットして本ルーチンを終了する。
次に、コントローラ30がモータ回転角度θに応じてピストン28のコンタクト位置を検出する制御内容について説明する。
図2の(b)に示すように、コントローラ30は電動モータ21に指令電圧V2を送って電動モータ21を正方向に回転駆動する。これによりピストン28はディスク4に近づき、やがてディスク4に当接する。コントローラ30はピストン28がディスク4側に当接してコンタクト位置に停止することを判定する。
図4のフローチャートはピストン28のコンタクト位置を検出するルーチンを示しており、コントローラ30において一定周期毎に実行される。
まずステップS11にて電動モータ21に指令電圧−V2を送る。
続くステップS12にてモータ回転角度θの変化率dθ/dtが略0になるか否かを判定し、略0になったらピストン28がディスク4側に当接してコンタクト位置に来たものとする。
なお、ステップS12にて電動モータ21の電流信号iの変化率di/dtが略0になるか否かを判定し、略0になったらピストン28がディスク4側に当接してコンタクト位置に来たものとしても良い。
続くステップS13にてこのコンタクト位置における角度信号θ2を保存して本ルーチンを終了する。
次に、コントローラ30がモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量を算出する制御内容について説明する。
コントローラ30はコンタクト位置における角度信号θ2を基にして算出される現在のコンタクト位置Xcと各ディスク4,6が摩耗する前におけるコンタクト位置Xminを比較してディスク摩耗量Xwを算出する構成とする。
図5のフローチャートはディスク摩耗量を算出するルーチンを示しており、コントローラ30において一定周期毎に実行される。
まずステップS21にてコンタクト位置における角度信号θ2を基にコンタクト位置Xcを次式で算出する。ただし、Kはピストン28のストロークと電動モータ21のモータ回転角度の変換係数である。
Xc=K×θ2 …(1)
続くステップS22にてディスク摩耗量Xwを次式で算出する。ただし、Xminは各ディスク4,6が新品時のコンタクト位置である。このコンタクト位置Xminは各ディスク4,6の交換時等に測定した各ディスク4,6が摩耗する前におけるコンタクト位置の値であり、コントローラ30に記憶させている。
Xw=Xc−Xmin …(2)
続くステップS23にて算出されたディスク摩耗量Xwが限界値Xlimに達したか否かを判定する。この限界値Xlimは予め設定された値であり、各ディスク4,6の交換時期を知らせる目安となる。
Xc=K×θ2 …(1)
続くステップS22にてディスク摩耗量Xwを次式で算出する。ただし、Xminは各ディスク4,6が新品時のコンタクト位置である。このコンタクト位置Xminは各ディスク4,6の交換時等に測定した各ディスク4,6が摩耗する前におけるコンタクト位置の値であり、コントローラ30に記憶させている。
Xw=Xc−Xmin …(2)
続くステップS23にて算出されたディスク摩耗量Xwが限界値Xlimに達したか否かを判定する。この限界値Xlimは予め設定された値であり、各ディスク4,6の交換時期を知らせる目安となる。
ここで摩耗量Xwが限界値Xlimに達したと判定された場合、ステップS24に進んでディスク摩耗の警報を出力する。この警報は点検時にコントローラ30の通信回線に接続されるディスプレイ装置に表示される。また、機体のコクピットに設けられたディスプレイ装置に表示されるようにしても良い。
次に、コントローラ30がモータ回転角度θに応じてディスク4とピストン11間のディスク隙間を目標値X0となるように調整する制御内容について説明する。
図2の(c)に示すように、コントローラ30は電動モータ21に指令電圧−V3を送って電動モータ21を戻し方向に回転駆動する。コントローラ30は電動モータ21を原点からモータ回転角度θがθ2−X0/Kとなる位置まで回転駆動し、停止させる。
図6のフローチャートはディスク4とピストン11間のディスク隙間の調整するルーチンを示しており、コントローラ30において一定周期毎に実行される。
まずステップS41にて電動モータ21に指令電圧−V3を送る。
続くステップS42にてモータ回転角度θがコンタクト位置Xcに対する目標モータ回転角度θ2−X0/Kになるか否かを判定し、略目標モータ回転角度θ2−X0/Kになったらディスク4とピストン11間のディスク隙間が目標値X0になったものとする。
続くステップS43にて電動モータ21への指令電圧を0にして電動モータ21を停止する。
上記したモータ回転角度θに応じてディスク4とピストン11間のディスク隙間を目標値X0となるように調整する制御は、機体の運転中にブレーキ10の制動を解除する毎に行われ、ディスク4とピストン11間のディスク隙間が目標値X0に自動的に調整される。
ブレーキ10は以上のように構成されて、機体の運転が行われる始動時毎に、ディスク摩耗量Xwを検出するディスク摩耗量検出動作と、ディスク4とピストン11間のディスク隙間を目標値X0に調整するディスク隙間調整動作がそれぞれ自動的に行われる。
電動モータ21の回転角センサの角度信号θを基にしてディスク摩耗量Xwを自動的に測定することにより、ディスク摩耗量Xwを機体のコクピットで監視することも可能となり、従来機体の運転が行われる前に行われていた点検作業が不要となる。
ディスク摩耗量Xwが限界値Xlimに達したことを判定して警報を出力することにより、ディスク摩耗量Xwの管理が容易に行え、ディスク摩耗量Xwが過大になることを防止できる。
電動モータ21の回転角センサの角度信号θを基にしてディスク4とピストン11間のディスク隙間を目標値X0に自動的に調整することにより、ディスク摩耗量Xwがある程度大きくなっても、ディスク4とピストン11間のディスク隙間が適正に保たれる。これにより、ディスク4とピストン11間のディスク隙間を機械的に調整する戻しスプリング12やリテーナ13等の機構が不要になり、ブレーキ10の小型化がはかれる。
ピストン28が1回だけ往復動する間に、ディスク摩耗量検出動作とディスク隙間調整動作が連続して行われるため、これらのブレーキ10を作動させる前に行われる処理を速やかに終わらせることができる。
また、ピストン28のストロークを検出するのにポテンショメータやLVDT位置センサを用いることがなく、製品のコストアップを抑えられる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の電動ブレーキは、航空機に限らず例えば車両や他の機械等に利用できる。
2 ハウジング
4 ディスク
6 ディスク
21 電動モータ
28 ピストン
30 コントローラ
4 ディスク
6 ディスク
21 電動モータ
28 ピストン
30 コントローラ
Claims (4)
- ハウジングに進退可能に収められるピストンと、このピストンを直線運動させる電動モータと、この電動モータのモータ回転角度θを検出する回転角センサと、前記電動モータの作動を制御するコントローラとを備え、前記電動モータがピストンを介してディスクを押圧することにより制動トルクを発生する電動ブレーキにおいて、
前記コントローラは、
前記ピストンを前記ディスクから離すように戻し方向に前記電動モータを駆動する第一戻し手段と、
前記ピストンの移動が前記ハウジングによって規制され前記電動モータの回転が停止する原点に到達したことを判定する原点判定手段と、
この原点から前記ピストンを前記ディスクに近づけるように正方向に前記電動モータを駆動する正方向駆動手段と、
前記ピストンの移動が前記ディスクによって規制され前記電動モータの回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、
前記ピストンが原点からコンタクト位置に到達するまでのモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量Xwを算出するディスク摩耗量算出手段と、
を備えたことを特徴とする電動ブレーキ。 - 前記ディスク摩耗量Xwが限界値Xlimに達したことを判定して警報を出力する警報手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動ブレーキ。
- ハウジングに進退可能に収められるピストンと、このピストンを直線運動させる電動モータと、この電動モータのモータ回転角度θを検出する回転角センサと、前記電動モータの作動を制御するコントローラとを備え、前記電動モータがピストンを介してディスクを押圧することにより制動トルクを発生する電動ブレーキにおいて、
前記コントローラは、
前記ピストンを前記ディスクに近づけるように正方向に前記電動モータを駆動する正方向駆動手段と、
前記ピストンの移動が前記ディスクによって規制され前記電動モータの回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、
このコンタクト位置から前記ピストンを前記ディスクから離すように戻し方向に前記電動モータを駆動する第二戻し手段と、
前記モータ回転角度θを基に前記ピストンを前記コンタクト位置から目標値X0だけ移動した位置で前記電動モータの回転を停止させるディスク隙間調整手段と、
を備えたことを特徴とする電動ブレーキ。 - 前記コントローラは、
前記ピストンを前記ディスクから離すように戻し方向に前記電動モータを駆動する第一戻し手段と、
前記ピストンの移動が前記ハウジングによって規制され前記電動モータの回転が停止する原点に到達したことを判定する原点判定手段とを備え、
前記正方向駆動手段はこの原点から前記ピストンを前記ディスクに近づけるように正方向に前記電動モータを駆動する構成とし、
前記ピストンの移動が前記ディスクによって規制され前記電動モータの回転が停止するコンタクト位置に到達したことを判定するコンタクト判定手段と、
前記ピストンが原点からコンタクト位置に到達するまでのモータ回転角度θに応じてディスク摩耗量Xwを算出するディスク摩耗量算出手段とを備え、
前記ピストンが往復動する間にディスク摩耗量Xwを検出する動作とディスクとピストン間のディスク隙間を目標値X0に調整動作が連続して行われる構成としたことを特徴とする請求項3に記載の電動ブレーキ。
Priority Applications (1)
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JP2004291184A JP2006105224A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 電動ブレーキ |
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