JP2006105171A - ボルト接合部における制振構造及び制振皿バネ - Google Patents

ボルト接合部における制振構造及び制振皿バネ Download PDF

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Kimitaka Yamashita
仁崇 山下
Takashi Inoue
隆司 井上
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Abstract

【課題】粘弾性体等が、ボルトの引張りによる圧縮過程においても、また圧縮後の復元過程においても、制振変形動作を行うことができて、効果的な制振作用を発現することができる、ボルト接合部における制振構造等を提供する。
【解決手段】ボルト頭部3aと部材1の間に、皿バネ6が、中央のボルト通孔6aにボルト3を通して介設され、該皿バネ6の円錐凹所6b内に該凹所面に沿うように粘弾性体8が備えられている。皿バネ6の広口側に隣接して平ワッシャー7が備えられ、該平ワッシャー7に皿バネ6の広口側が摺動可能に当接しているとよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボルト接合部における制振構造及び制振皿バネに関する。
粘弾性体を複合したワッシャーをボルト接合部に用いることで、ボルト接合部に制振機能をもたせる技術は、従来より知られている。
特開平6−341488号公報
しかしながら、従来の構造では、ボルトの引張りによって粘弾性体がつぶれ方向に変形して制振作用を及ぼすが、粘弾性体は、復元を、自らの弾性復元力によって行うだけで、復元過程で折角変形動作の機会があるにもかかわらず、制振作用は行われないという弱点がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、粘弾性体又は粘性体が、ボルトの引張りによる圧縮過程においても、また圧縮後の復元過程においても、制振変形動作を行うことができて、効果的な制振作用を発現することができる、ボルト接合部における制振構造等を提供することを課題とする。
上記の課題は、ボルト接合部において、ボルト頭部と部材の間、及び/又は、ナットと部材との間に、皿バネが、中央のボルト通孔にボルトを通して介設され、該皿バネの円錐凹所内に該凹所面に沿うように粘性体又は粘弾性体が備えられていることを特徴とする、ボルト接合部における制振構造によって解決される。また、中央にボルト通孔を有し、円錐凹所内に該凹所面に沿うように粘性体又は粘弾性体が備えられていることを特徴とする制振皿バネによって解決される。
上記の制振構造、制振皿バネでは、皿バネの円錐凹所内に粘性体又は粘弾性体が備えられているので、ボルトが引っ張られる圧縮過程において、皿バネが広口側を拡開させて圧縮変形をしていくことで、円錐凹所内の粘性体又は粘弾性体は皿バネに変形動作を強制されて制振作用を発現し、また、圧縮後の復元過程においても、皿バネが広口側を狭くしていく復元変形をしていくことで、円錐凹所内の粘性体又は粘弾性体は皿バネに復元変形動作を強制されて制振作用を発現する。このように、上記の制振構造、制振皿バネによれば、粘弾性体又は粘性体が、ボルトの引張りによる圧縮過程においても、また圧縮後の復元過程においても、制振変形動作を行うことができて、効果的な制振作用を発現することができる。
上記の制振構造において、皿バネの広口側に隣接して平ワッシャーが備えられ、該平ワッシャーに皿バネの広口側が摺動可能に当接している場合は、平ワッシャーによって皿バネの圧縮と復元の動作の安定性を容易かつ確実に確保することができる。
また、上記の制振皿バネにおいて、広口側を摺動可能に当接させる平ワッシャーが組み合わされている場合は、これをボルト接合部に用いることで、平ワッシャーによって皿バネの圧縮と復元の動作の安定性を容易かつ確実に確保することができると共に、ボルト接合時に特定サイズの平ワッシャーを選択する手間を省くことができると共に、部品段階において、粘性体又は粘弾性体を皿バネと平ワッシャーとで傷や損傷から守ることができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、粘弾性体又は粘性体が、ボルトの引張りによる圧縮過程においても、また圧縮後の復元過程においても、制振変形動作を行うことができて、効果的な制振作用を発現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)(ロ)に示す実施形態の制振構造において、1,2は鋼板等からなる部材、3はボルト、4はナット、5は制振皿バネ、7は平ワッシャーである。
制振皿バネ5は、皿バネ6とその円錐凹所6b内に備えられた粘弾性体8とで構成され、粘弾性体8は皿バネ6の円錐凹所6b内の凹所面に沿い、かつ、ボルト通孔6aを塞がない態様で備えられている。
また、平ワッシャー7は、皿バネ6の広口側が摺動可能に当接する形態とサイズを備えたものからなっている。
そして、両部材1,2は、制振皿バネ5をボルト頭部3aと部材1との間に、広口側を部材1の側に向けるようにして介在させると共に、平ワッシャー7を制振皿バネ5と部材1との間に介在させて、ボルト3とナット4で締め合わされて接合されている。
なお、平ワッシャー7は、図1(ハ)に示すように、制振皿バネ5の広口側に予め組み合わされて複合化されていてもよい。
上記のボルト接合構造では、図2(イ)に示すように、ボルト3が引っ張られる圧縮過程において、皿バネ6が広口側を拡開させて圧縮変形をしていくことで、円錐凹所6b内の粘弾性体8は皿バネ6に変形動作を強制されて制振作用を発現し、また、図2(ロ)に示すように、圧縮後の復元過程においても、皿バネ6が広口側を狭くしていく復元変形をしていくことで、円錐凹所6b内の粘弾性体8は皿バネ6に復元変形動作を強制されて制振作用を発現する。このように、上記の制振構造によれば、粘弾性体が、ボルト3の引張りによる圧縮過程においても、また圧縮後の復元過程においても、制振変形動作を行うことができて、効果的な制振作用を発現することができる。
また、皿バネ6の広口側に平ワッシャー7を備えさせているので、ボルト3が引っ張られる際に、皿バネ6を確実に拡開圧縮変形させることができ、粘弾性体8を確実に働かせることができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、制振皿バネ5の広口側を部材1の側に向けているが、平ワッシャー7を用いる場合は、広口側をボルト頭部3aの側に向けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ボルト頭部3aと部材1との間に制振皿バネ5を備えさせた場合を示しているが、ナット4と部材2との間に制振皿バネを備えさせたり、両方に備えさせるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では粘弾性体8を用いた場合を示しているが、粘性体が用いられてもよいし、粘性体と弾性体の複合体からなる粘弾性体が用いられてもよい。
更に、本発明の制振皿バネは、リベット接合部において、リベット頭部と部材との間に介設して、リベット接合部に制振作用を行わせるようにしてもよいし、様々な部材同士の様々な接合部に用いられてよい。
図(イ)は実施形態の制振構造を示す断面正面図、図(ロ)はその分解断面正面図、図(ハ)は制振皿バネの変更例を示す断面正面図である。 図(イ)及び図(ロ)はそれぞれ、制振構造の作動状態を示す断面正面図である。
符号の説明
1,2…両部材
3…ボルト
3a…ボルト頭部
4…ナット
5…制振皿バネ
6…皿バネ
6a…ボルト通孔
6b…円錐凹所
7…平ワッシャー
8…粘弾性体

Claims (4)

  1. ボルト接合部において、ボルト頭部と部材の間、及び/又は、ナットと部材との間に、皿バネが、中央のボルト通孔にボルトを通して介設され、該皿バネの円錐凹所内に該凹所面に沿うように粘性体又は粘弾性体が備えられていることを特徴とする、ボルト接合部における制振構造。
  2. 前記皿バネの広口側に隣接して平ワッシャーが備えられ、該平ワッシャーに皿バネの広口側が摺動可能に当接している請求項1に記載のボルト接合部における制振構造。
  3. 中央にボルト通孔を有し、円錐凹所内に該凹所面に沿うように粘性体又は粘弾性体が備えられていることを特徴とする制振皿バネ。
  4. 広口側を摺動可能に当接させる平ワッシャーが組み合わされている請求項3に記載の制振皿バネ
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009007901A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Takenaka Komuten Co Ltd 防振間柱
CN104863932A (zh) * 2014-02-21 2015-08-26 达霆精密工业有限公司 节省空间的弹性组接件及其包装结构
KR101748169B1 (ko) * 2016-12-21 2017-06-16 주식회사 서린디앤씨 지압판을 구비하는 제거식 락볼트
CN107260292A (zh) * 2017-08-10 2017-10-20 河海大学常州校区 一种与骨愈合过程相符合的接骨板固定系统

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